JPH09311548A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JPH09311548A
JPH09311548A JP15324396A JP15324396A JPH09311548A JP H09311548 A JPH09311548 A JP H09311548A JP 15324396 A JP15324396 A JP 15324396A JP 15324396 A JP15324396 A JP 15324396A JP H09311548 A JPH09311548 A JP H09311548A
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JP
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electrode
developing
developer
toner
voltage
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JP15324396A
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Tamotsu Shimizu
保 清水
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像剤担持体により現像剤を現像領域に搬送
して像担持体に形成された静電潜像を現像する際に、現
像剤中におけるトナーが外部に飛散するのを防止する。 【解決手段】 現像剤を現像剤担持体11により静電潜
像が形成された像担持体1と対向する現像領域に搬送
し、現像剤担持体11と像担持体1との間に少なくとも
交流電圧を印加して反転現像或いは正規現像を行なう現
像装置において、現像剤担持体11の幅方向両端部及び
/又は現像領域より下流側の部分に現像剤担持体と電気
的に絶縁した状態で現像剤流出防止用の第1電極17を
設け、この第1電極17に適切な電圧を印加させるよう
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複写機やプリン
ター等の画像形成装置において、像担持体に形成された
静電潜像を現像するのに使用される現像装置に係り、特
に、現像剤を現像剤担持体により静電潜像が形成された
像担持体と対向する現像領域に搬送し、この現像剤担持
体と像担持体との間に少なくとも交流電圧を印加して反
転現像や正規現像を行なう現像装置において、現像剤中
におけるトナーが外部に飛散されるのを抑制するように
した現像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複写機やプリンター等の画像形成装置に
おいて、像担持体に形成された静電潜像を現像するにあ
たっては、従来より様々な現像装置が使用されており、
このような現像装置の1つとして、図1に示すように、
静電潜像が形成された感光体1と対向するようにして現
像スリーブ11を設け、この現像スリーブ11の内周側
に設けられた複数の磁極N,S,…を有するマグネット
部材12によって現像剤をこの現像スリーブ11上に拘
束しながら、現像剤をこの現像スリーブ11により感光
体1と対向する現像領域に搬送し、この現像スリーブ1
1から感光体1に現像剤中のトナーtを供給して、感光
体1に形成された静電潜像を現像するようにしたものが
用いられていた。
【0003】しかし、上記のようにして現像スリーブ1
1から現像剤中のトナーtを感光体1に供給して現像を
行なう場合、十分に帯電されていない帯電不良トナー等
が感光体1に供給されずに外部に飛散し、画像形成装置
内が汚れたり、形成される画像にカブリが生じたりする
等の問題があった。
【0004】このため、従来においては、感光体1と現
像スリーブ11とが対向する現像領域より下流側に電極
を設け、この電極に現像スリーブ11に印加させるのと
同じ現像バイアス電圧を印加して、飛散するトナーtを
この電極に引き付け、帯電不良トナー等が外部に飛散す
るのを防止するようにしたものが開発された。
【0005】一方、近年においては、上記のように現像
スリーブ11から現像剤中のトナーtを供給して感光体
1に形成された静電潜像を現像するにあたり、感光体1
へのトナーtの供給が効率良く行なわれるようにするた
め、同図に示すように、現像スリーブ11に対して直流
電源13と交流電源14とから直流電圧と交流電圧とを
印加し、現像領域において現像スリーブ11と感光体1
との間に直流電圧に交流電圧が重畳された現像バイアス
電圧を作用させ、現像剤中のトナーtを現像領域で飛翔
させて現像を行なうようにした現像装置が用いられるよ
うになった。
【0006】しかし、このような現像装置において、上
記のように現像領域より下流側に電極を設け、この電極
に現像スリーブ11に印加させるのと同じ現像バイアス
電圧を印加させると、上記のようにトナーtが現像領域
で飛翔しているため、このように飛翔しているトナーt
がこの電極に大量に付着したり、また付着しなかったト
ナーtが外部に飛散するという問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、現像剤を
現像剤担持体により静電潜像が形成された像担持体と対
向する現像領域に搬送し、この現像剤担持体と像担持体
との間に少なくとも交流電圧を印加して反転現像や正規
現像を行なうようになった現像装置における上記のよう
な問題を解決することを課題とするものである。
【0008】すなわち、この発明においては、上記のよ
うな現像装置において、現像剤を現像剤担持体により像
担持体と対向する現像領域に搬送し、この現像剤担持体
と像担持体との間に交流電圧を印加させて現像を行なう
際に、現像剤中におけるトナーが外部に飛散するのを確
実に防止できるようにすることを課題とするものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明における第1の
現像装置においては、上記のような課題を解決するた
め、現像剤を現像剤担持体により静電潜像が形成された
像担持体と対向する現像領域に搬送し、この現像剤担持
体と像担持体との間に少なくとも交流電圧を印加して反
転現像を行なう現像装置において、現像剤担持体の幅方
向両端部及び/又は現像領域より下流側の部分に、現像
剤担持体と電気的に絶縁された状態で現像剤流出防止用
の第1電極を設け、この第1電極に像担持体の帯電極性
と同極性の電圧を印加させるようにしたのである。
【0010】そして、この発明における第1の現像装置
のように、現像剤担持体の幅方向両端部や現像領域より
下流側の部分に現像剤流出防止用の第1電極を設け、こ
の第1電極に像担持体の帯電極性と同極性の電圧を印加
させると、飛散するトナーが上記の像担持体において露
光されて電圧が低くなった画像部分に供給されたり、現
像スリーブに戻されたり、第1電極に引き付けられたり
して、トナーが外部に飛散するのが抑制されると共に、
十分な画像濃度を有する画像が得られるようになる。
【0011】また、この発明における第1の現像装置に
おいて、上記のように現像剤流出防止用の第1電極に電
圧を印加させるにあたり、像担持体の初期表面電位をV
o(V)とした場合に、この第1電極にVo±50
(V)の範囲の電圧を印加させると、飛散しているトナ
ーが上記のように露光されて電位が低下した像担持体の
画像部分に十分に供給される一方、露光されていない像
担持体の非画像部に対するトナーの付着が抑制され、ま
た飛散しているトナーが現像スリーブに戻されるように
なり、カブリ等がなく十分な画像濃度を有する画像が得
られると共に、外部へのトナーの飛散がさらに抑制され
るようになる。
【0012】また、この発明における第2の現像装置に
おいては、上記のような課題を解決するため、現像剤を
現像剤担持体により静電潜像が形成された像担持体と対
向する現像領域に搬送し、この現像剤担持体と像担持体
との間に少なくとも交流電圧を印加して正規現像を行な
う現像装置において、現像剤担持体の幅方向両端部及び
/又は現像領域より下流側の部分に、現像剤担持体と電
気的に絶縁された状態で現像剤流出防止用の第1電極を
設け、像担持体の初期表面電位をVo(V)とした場合
に、この第1電極に±Vo(V)の範囲の電圧を印加さ
せるようにしたのである。
【0013】そして、この発明における第2の現像装置
のように、現像剤担持体の幅方向両端部や現像領域より
下流側の部分に現像剤流出防止用の第1電極を設け、こ
の第1電極に±Vo(V)の範囲の電圧を印加させる
と、飛散するトナーが上記の像担持体において露光され
ずに電位が高い状態にある画像部分に供給されたり、現
像スリーブに戻されたり、第1電極に引き付けられたり
して、トナーが外部に飛散するのが抑制されると共に、
十分な画像濃度を有する画像が得られるようになる。
【0014】また、この発明における第2の現像装置に
おいて、上記のように現像剤流出防止用の第1電極に電
圧を印加させるにあたり、像担持体の露光部分における
表面電位をVir(V)とした場合に、この第1電極に
Vir±50(V)の範囲の電圧を印加させると、飛散
しているトナーが上記のように露光されずに電位が高い
像担持体の画像部分に十分に供給される一方、露光され
ていない像担持体の非画像部に対するトナーの付着が抑
制され、また飛散しているトナーが現像スリーブに戻さ
れるようになり、カブリ等がなく十分な画像濃度を有す
る画像が得られると共に、外部へのトナーの飛散がさら
に抑制されるようになる。
【0015】また、上記の第1及び第2の現像装置にお
いて、上記の第1電極と電気的に絶縁させて現像剤流出
防止用の第2電極をフローティング状態で設けると、上
記の第1電極とこの第2電極との間に廻り込み電界が発
生し、この廻り込み電界によって飛散したキャリアや逆
極性に帯電されたトナーが回収されるようになると共
に、この第2電極がフローティング状態になっているた
め、現像剤担持体と像担持体との間における交流電界の
影響を受けて、上記の第1電極とこの第2電極との間に
おける廻り込み電界が変動し、この廻り込み電界の変動
によって外部へのトナーの飛散がより一層抑制されるよ
うになる。
【0016】
【実施形態】以下、この発明に係る現像装置の実施形態
を添付図面に基づいて具体的に説明すると共に、実施形
態の現像装置を用いて現像を行なう具体的な実験例を挙
げて説明し、この発明の条件を満たす現像装置を用いる
と、反転現像及び正規現像の何れの現像を行なう場合に
おいても、トナーが外部に飛散するのが防止されるとい
うことを明らかにする。
【0017】[実施形態1]この実施形態の現像装置お
いては、図2及び図3に示すように、筒状に形成された
感光体(像担持体)1と所要間隔Dsを介して対向する
ようにして、現像剤をこの感光体1と対向する現像領域
に搬送する円筒状になった現像スリーブ(現像剤担持
体)11を設け、この現像スリーブ11の内周側に複数
の磁極N,S,…を有するマグネット部材12を設ける
と共に、この現像スリーブ11に直流電源13と交流電
源14とを接続させている。
【0018】また、この実施形態の現像装置おいては、
上記の現像スリーブ11の軸方向両端部の外周面に絶縁
層16を介して所要幅dになった現像剤流出防止用の第
1電極17を設け、この第1電極17に導電ローラ18
を接触させ、この導電ローラ18を通して電源装置19
からこの第1電極17に電圧を印加させるようにしてい
る。
【0019】そして、この実施形態の現像装置によって
感光体1に形成された静電潜像を現像するにあたって
は、上記の現像スリーブ11と感光体1とを回転させ、
上記のマグネット部材12の磁気力によって現像剤を現
像スリーブ11上に拘束しながら、この現像スリーブ1
1により現像剤を感光体1と対向する現像領域に搬送し
て現像を行なうようになっている。
【0020】ここで、このように現像を行なうにあたっ
ては、上記の現像スリーブ11に直流電源13と交流電
源14とを接続し、この直流電源13及び交流電源14
から現像スリーブ11にそれぞれ電圧を印加させて、現
像領域において現像スリーブ11と感光体1との間に直
流電圧に交流電圧が重畳された現像バイアス電圧を作用
させ、上記のように現像スリーブ11によって現像領域
に搬送されてきた現像剤中におけるトナーを感光体1に
形成された潜像部分に供給して正規現像或は反転現像を
行なうようにしている。
【0021】また、この実施形態における現像装置にお
いては、上記のようにして感光体1に形成された潜像部
分にトナーtを供給して現像を行なうにあたり、現像ス
リーブ11の軸方向両端部の外周面に設けられた現像剤
流出防止用の第1電極17に上記の電源装置19から導
電ローラ18を通して適当な電圧を印加させるようにし
ている。
【0022】そして、上記の現像装置によって反転現像
を行なうにあたっては、上記の導電ローラ18を通して
電源装置19から上記の第1電極17に感光体1の帯電
極性と同極性の電圧を印加させるようにする。このよう
にすると、飛散するトナーtが、露光されて電圧が低く
なった感光体1の画像部分に供給されたり、現像スリー
ブ11に戻されたり、第1電極17に引き付けられたり
して、現像スリーブ11の軸方向両端部からトナーtが
外部に飛散するのが抑制されるようになる。
【0023】また、この現像装置により正規現像を行な
うにあたっては、感光体1の初期表面電位をVo(V)
とした場合に、導電ローラ18を通して電源装置19か
ら第1電極17に±Vo(V)の範囲の電圧を印加させ
るようにする。このようにすると、飛散するトナーt
が、露光されていない感光体1の画像部分に供給された
り、現像スリーブ11に戻されたり、第1電極17に引
き付けられたりして、現像スリーブ11の軸方向両端部
からトナーtが外部に飛散するのが抑制されるようにな
る。
【0024】[実施形態2]この実施形態の現像装置
も、図4に示すように、上記の実施形態1の現像装置と
同様に、現像スリーブ11の軸方向両端部の外周面に絶
縁層16を介して所要幅dになった現像剤流出防止用の
第1電極17を設け、この第1電極17に導電ローラ1
8を接触させ、この導電ローラ18を通して電源装置1
9からこの第1電極17に電圧を印加させるようにして
いる。
【0025】ここで、この実施形態の現像装置において
は、上記のように現像スリーブ11の軸方向両端部の外
周面に絶縁層16を介して設けられた第1電極17の上
に、図4に示すように、さらに絶縁層26を介して第2
電極27をフローティング状態で設けるようにし、それ
以外については、実施形態1の現像装置と同様に構成し
ている。
【0026】そして、この実施形態における現像装置に
おいて現像を行なうにあたっては、上記の実施形態1に
おける現像装置と同様にして反転現像や正規現像を行な
うようにする。
【0027】ここで、この実施形態の現像装置におい
て、上記のように反転現像や正規現像を行なうと、実施
形態1における現像装置の場合と同様に、飛散するトナ
ーtが、感光体1の画像部分に供給されたり、この第1
電極17に引き付けられたりして、現像スリーブ11の
軸方向両端部からトナーtが外部に飛散するのが抑制さ
れると共に、図5に示すように、第1電極17と第2電
極27との間に廻り込み電界が発生して、逆極性に帯電
されたトナーtやキャリアも効率良く回収されるように
なり、また現像スリーブ11と感光体1との間に印加さ
れる交流電圧の作用により、この第2電極27と第1電
極17との間における廻り込み電界が変動し、これによ
って現像スリーブ11の軸方向両端部からトナーtが外
部に飛散するのがより一層抑制されるようになる。
【0028】(実験例1)この実験例においては、上記
の実施形態1に示す現像装置を用いて下記に示す条件で
反転現像を行なうようにした。
【0029】ここで、この実験例においては、キャリア
と負帯電性のトナーtとが混合された現像剤を使用し、
現像領域において現像スリーブ11と感光体1とが対向
する間隔Dsを0.5mm、上記の第1電極17の幅d
を5mmにすると共に、上記の感光体1の初期表面電位
Voが−450V、感光体1において露光された部分の
表面電位Virが−100Vになるようにした。
【0030】そして、上記の直流電源13及び交流電源
14から現像スリーブ11にそれぞれ電圧を印加し、現
像領域において現像スリーブ11と感光体1との間に−
350Vの直流電圧にピーク・ピーク値が2.3kVp
pで周波数が3kHzの交流電圧が重畳された現像バイ
アス電圧を作用させて反転現像を行ない、感光体1にお
いて露光された部分にトナーtを供給するようにした。
【0031】一方、上記の電源装置19から第1電極1
7に印加させる電圧を下記の表1に示すように変更させ
て、それぞれ黒の比率が6%の原稿を1000枚連続し
てコピーし、現像スリーブ11の端部から飛散したトナ
ーtの量をそれぞれ測定し、また上記の第1電極17を
設けていないものについても、同様にして現像スリーブ
11の端部から飛散したトナーtの量を測定し、その結
果を表1に合わせて示すと共に図6に示した。
【0032】
【表1】
【0033】この結果、上記の第1電極17に対して感
光体1の帯電極性と同極性の電圧を印加させた場合に
は、第1電極17を設けなかったものや、この第1電極
17の電圧を0Vにしものに比べてトナーtの飛散量が
低下しており、特に、上記の感光体1の初期表面電位V
o(−450V)に対して、Vo±50Vの範囲、すな
わち−400〜−500Vの範囲の電圧を第1電極17
に印加させると、トナーtの飛散量が非常に少なくなっ
ていた。
【0034】(実験例2)この実験例においては、上記
の実施形態2に示した現像装置を用いて反転現像を行な
うようにした。
【0035】ここで、この実験例においては、第1電極
17の上に絶縁層26を介して第2電極27を設けるに
あたり、長手方向の長さが3mm,現像スリーブ11の
周方向の長さが2mmになった第2電極27を、現像ス
リーブ11の周方向にピッチ5mmで設け、この第2電
極27を前記のようにフローティング状態で維持させる
ようにし、それ以外については、上記の実験例1の場合
と同じ条件で反転現像を行なうようにした。
【0036】そして、この実験例においても、上記の実
験例1と同様に、上記の電源装置19から第1電極17
に印加させる電圧を下記の表2に示すように変更させ
て、それぞれ黒の比率が6%の原稿を1000枚連続し
てコピーし、現像スリーブ11の端部から飛散したトナ
ーtの量をそれぞれ測定し、その結果を表2に合わせて
示すと共に、上記の実験例1の場合と合わせて図6に示
した。
【0037】
【表2】
【0038】この結果、上記の実施形態2に示す現像装
置のように、第1電極17に対してフローティング状態
で第2電極27を設けた場合には、トナーtの飛散量が
第2電極27を設けなかった実験例1の場合より更に減
少しており、特に、上記の実験例1の場合と同様に、感
光体1の初期表面電位Vo(−450V)に対して、V
o±50Vの範囲、すなわち−400〜−500Vの範
囲の電圧を第1電極17に印加させると、トナーtの飛
散量が非常に少なくなっていた。
【0039】(実験例3)この実験例においては、上記
の実施形態1に示す現像装置を用いて下記に示す条件で
正規現像を行なうようにした。
【0040】ここで、この実験例においては、キャリア
と正帯電性のトナーtとが混合された現像剤を使用し、
現像領域において現像スリーブ11と感光体1とが対向
する間隔Dsを0.5mm、上記の第1電極17の幅d
を5mmにすると共に、上記の感光体1の初期表面電位
Voが−400V、感光体1において露光された部分の
表面電位Virが−50Vになるようにした。
【0041】そして、上記の直流電源13及び交流電源
14から現像スリーブ11にそれぞれ電圧を印加し、現
像領域において現像スリーブ11と感光体1との間に−
150Vの直流電圧にピーク・ピーク値が2.3kVp
pで周波数が3kHzの交流電圧が重畳された現像バイ
アス電圧を作用させて正規現像を行ない、感光体1の露
光されていない部分にトナーtを供給するようにした。
【0042】一方、上記の電源装置19から第1電極1
7に印加させる電圧を下記の表3に示すように変更させ
て、それぞれ黒の比率が6%の原稿を1000枚連続し
てコピーし、現像スリーブ11の端部から飛散したトナ
ーtの量をそれぞれ測定し、その結果を表3に示した。
また上記の第1電極17を設けていないものについて
も、上記の場合と同様にして現像スリーブ11の端部か
ら飛散したトナーtの量を測定し、その結果を表3に合
わせて示した。
【0043】
【表3】
【0044】この結果、感光体1の初期表面電位Voに
対して±Voの範囲の電圧、すなわち−400〜+40
0Vの範囲の電圧を第1電極17に印加させた場合は、
第1電極17を設けなかった場合や、第1電極17に対
して感光体1の初期表面電位Vo(−400V)より−
側に大きな−500Vの電圧を印加させた場合に比べて
トナーtの飛散量が低下しており、特に、上記の感光体
1の露光部分における表面電位Vir(−50V)に対
して、Vir±50Vの範囲、すなわち−100〜0V
の範囲の電圧を第1電極17に印加させると、さらにト
ナーtの飛散量が低下していた。
【0045】(実験例4)この実験例においては、上記
の実施形態2に示した現像装置を用いて正規現像を行な
うようにした。
【0046】ここで、この実験例においては、第1電極
17の上に絶縁層26を介して第2電極27を設けるに
あたり、長手方向の長さが3mm,現像スリーブ11の
周方向の長さが2mmになった第2電極27を、現像ス
リーブ11の周方向にピッチ5mmで設け、この第2電
極27を前記のようにフローティング状態で維持させる
ようにし、それ以外については、上記の実験例3の場合
と同じ条件で正規現像を行なうようにした。
【0047】そして、この実験例においても、上記の実
験例3と同様に、上記の電源装置19から第1電極17
に印加させる電圧を下記の表4に示すように変更させ
て、それぞれ黒の比率が6%の原稿を1000枚連続し
てコピーし、現像スリーブ11の端部から飛散したトナ
ーtの量をそれぞれ測定し、その結果を表4に合わせて
示した。
【0048】
【表4】
【0049】この結果、上記の実施形態2に示す現像装
置のように、第1電極17に対してフローティング状態
で第2電極27を設けた場合には、第2電極27を設け
なかった上記の実験例3の場合よりトナーtの飛散量が
更に減少しており、特に、実験例3の場合と同様に、感
光体1の露光部分における表面電位Vir(−50V)
に対して、Vir±50Vの範囲、すなわち−100〜
0Vの範囲の電圧を第1電極17に印加させると、さら
にトナーtの飛散量が低下していた。
【0050】[実施形態3]この実施形態における現像
装置においては、図7及び図8に示すように、上記実施
形態1の現像装置と同様に、筒状に形成された感光体1
と所要間隔Dsを介して対向する現像スリーブ11を設
け、この現像スリーブ11の内周側に複数の磁極N,
S,…を有するマグネット部材12を設けると共に、こ
の現像スリーブ11に直流電源13と交流電源14とを
接続させている。
【0051】ここで、この実施形態の現像装置おいて
は、上記の現像スリーブ11と感光体1とが対向する現
像領域よりも感光体1の移動方向下流側における装置本
体10の外面に、現像スリーブ11の軸方向に沿った現
像剤流出防止用の第1電極17を、上記の現像スリーブ
11や感光体1と適当な間隔を介するように設け、この
第1電極17に電源装置19を接続させている。
【0052】そして、この実施形態の現像装置によって
感光体1に形成された静電潜像を現像するにあたって
も、実施形態1の現像装置の場合と同様に、現像スリー
ブ11と感光体1とを回転させ、マグネット部材12の
磁気力によって現像剤を現像スリーブ11上に拘束しな
がら、この現像スリーブ11により現像剤を感光体1と
対向する現像領域に搬送して現像を行なうようになって
いる。
【0053】また、このように現像を行なうにあたって
は、上記の現像スリーブ11に直流電源13と交流電源
14とを接続し、この直流電源13及び交流電源14か
ら現像スリーブ11にそれぞれ電圧を印加させて、現像
領域において現像スリーブ11と感光体1との間に直流
電圧に交流電圧が重畳された現像バイアス電圧を作用さ
せ、上記のように現像スリーブ11によって現像領域に
搬送されてきた現像剤中におけるトナーtを感光体1に
形成された潜像部分に供給して正規現像或は反転現像を
行なうようにしている。
【0054】そして、この実施形態における現像装置に
おいては、上記のようにして感光体1に形成された潜像
部分にトナーtを供給して現像を行なうにあたり、上記
のように現像領域によりも感光体1の移動方向下流側に
おいて、装置本体10の外面に設けられた上記の第1電
極17に電源装置19から適当な電圧を印加させるよう
にしている。
【0055】ここで、この実施形態の現像装置によって
反転現像を行なうにあたっては、上記の実施形態1の場
合と同様に、電源装置19から第1電極17に感光体1
の帯電極性と同極性の電圧を印加させるようにする。こ
のようにすると、飛散するトナーtが、露光されて電圧
が低くなった感光体1の画像部分に供給されたり、現像
スリーブ11に戻されたり、第1電極17に引き付けら
れたりして、現像装置と感光体1との間の隙間を通して
トナーtが外部に飛散するのが抑制されると共に、形成
される画像の画像濃度が向上されるようになる。
【0056】また、この現像装置により正規現像を行な
うにあたっても、上記の実施形態1の場合と同様に、感
光体1の初期表面電位をVo(V)とした場合に、電源
装置19から第1電極17に±Vo(V)の範囲の電圧
を印加させるようにする。このようにすると、飛散する
トナーtが、露光されていない感光体1の画像部分に供
給されたり、現像スリーブ11に戻されたり、第1電極
17に引き付けられたりして、現像装置と感光体1との
間の隙間を通してトナーtが外部に飛散するのが抑制さ
れると共に、形成される画像の画像濃度が向上されるよ
うになる。
【0057】[実施形態4]この実施形態の現像装置
も、図9及び図10に示すように、上記の実施形態3の
現像装置と同様に、現像スリーブ11と感光体1とが対
向する現像領域よりも感光体1の移動方向下流側におけ
る装置本体10の外面に、現像スリーブ11の軸方向に
沿った現像剤流出防止用の第1電極17を、上記の現像
スリーブ11や感光体1と適当な間隔を介して設け、こ
の第1電極17に電源装置19を接続させている。
【0058】ここで、この実施形態の現像装置において
は、上記のように設けられた第1電極17の上に、さら
に絶縁層26を介して第2電極27をフローティング状
態で設けるようにしており、それ以外については、実施
形態3の現像装置と同様に構成している。
【0059】そして、この実施形態における現像装置に
より現像を行なうにあたっては、上記の実施形態3にお
ける現像装置と同様にして反転現像や正規現像を行なう
ようにする。
【0060】ここで、この実施形態の現像装置におい
て、上記のように反転現像や正規現像を行なうと、実施
形態3の現像装置の場合と同様に、飛散するトナーtが
感光体1の画像部分に供給されたり、この第1電極17
に引き付けられたりし、トナーtが現像装置と感光体1
との間の隙間を通して外部に飛散するのが抑制されると
共に、形成される画像の画像濃度が向上され、さらに図
9に示すように、第1電極17と第2電極27との間に
廻り込み電界が発生して、逆極性に帯電されたトナーt
やキャリアも効率良く回収されるようになると共に、現
像スリーブ11と感光体1との間に印加される交流電圧
の作用により、この第2電極27と第1電極17との間
における廻り込み電界が変動し、これによってトナーt
が現像装置と感光体1との間の隙間を通して外部に飛散
するのがより一層抑制されるようになる。
【0061】(実験例5)この実験例においては、上記
の実施形態3に示す現像装置を用いて下記に示す条件で
反転現像を行なうようにした。
【0062】ここで、この実験例においては、キャリア
と負帯電性のトナーtとが混合された現像剤を使用し、
現像領域において現像スリーブ11と感光体1とが対向
する間隔Dsを0.5mm、上記の第1電極17の幅d
を10mm、第1電極17と現像スリーブ11との最近
接距離を1.5mm、第1電極17と感光体1との最近
接距離を1.0mmにすると共に、上記の感光体1の初
期表面電位Voが−450V、感光体1において露光さ
れた部分の表面電位Virが−100Vになるようにし
た。
【0063】そして、上記の直流電源13及び交流電源
14から現像スリーブ11にそれぞれ電圧を印加し、現
像領域において現像スリーブ11と感光体1との間に−
350Vの直流電圧にピーク・ピーク値が2.3kVp
pで周波数が3kHzの交流電圧が重畳された現像バイ
アス電圧を作用させて反転現像を行ない、感光体1にお
いて露光された部分にトナーtを供給するようにした。
【0064】一方、上記の電源装置19から第1電極1
7に印加させる電圧を下記の表5に示すように変更させ
て、それぞれ黒の比率が6%の原稿を1000枚連続し
てコピーし、現像スリーブ11の下方に飛散したトナー
tの量をそれぞれ測定し、また第1電極17を設けてい
ないものについても、同様にして現像スリーブ11の下
方に飛散したトナーtの量を測定し、その結果を表5に
合わせて示した。
【0065】
【表5】
【0066】この結果、上記の第1電極17に対して感
光体1の帯電極性と同極性の電圧を印加させた場合に
は、第1電極17に感光体1の帯電極性と逆極性の電圧
を印加させたものや、第1電極17が0Vになるように
したものや、第1電極17を設けなかったものに比べて
トナーtの飛散量が低下しており、特に、上記の感光体
1の初期表面電位Vo(−450V)に対して、Vo±
50Vの範囲、すなわち−400〜−500Vの範囲の
電圧を第1電極17に印加させると、トナーtの飛散量
が非常に少なくなっていた。
【0067】(実験例6)この実験例においては、上記
の実施形態4に示した現像装置を用いて反転現像を行な
うようにした。
【0068】ここで、この実験例においては、第1電極
17の上に絶縁層26を介して第2電極27を設けるに
あたり、現像スリーブ11の軸方向の長さが2mm,上
下方向の長さが5mmになった第2電極27を現像スリ
ーブ11の軸方向にピッチ7mmで設け、この第2電極
27を前記のようにフローティング状態で維持させるよ
うにし、それ以外については、上記の実験例5の場合と
同じ条件で反転現像を行なうようにした。
【0069】そして、この実験例においても、上記の実
験例5と同様に、上記の電源装置19から第1電極17
に印加させる電圧を下記の表6に示すように変更させ
て、それぞれ黒の比率が6%の原稿を1000枚連続し
てコピーし、現像スリーブ11の下方に飛散したトナー
tの量をそれぞれ測定し、その結果を表6に合わせて示
した。
【0070】
【表6】
【0071】この結果、上記の実施形態4に示す現像装
置のように、第1電極17に対してフローティング状態
で第2電極27を設けた場合には、トナーtの飛散量が
第2電極27を設けなかった実験例5の場合より更に減
少しており、特に、上記の実験例5の場合と同様に、感
光体1の初期表面電位Vo(−450V)に対して、V
o±50Vの範囲、すなわち−400〜−500Vの範
囲の電圧を第1電極17に印加させると、トナーtの飛
散量が非常に少なくなっていた。
【0072】また、この実験例において、上記の第1電
極17に対して感光体1の初期表面電位Voと同じ−4
50Vの電圧を印加させると共に、上記のフローティン
グ状態にあった第2電極27に−500Vの電圧を印加
させて、上記のように黒の比率が6%の原稿を1000
枚連続してコピーし、現像スリーブ11の下方に飛散し
たトナーtの量をそれぞれ測定したところ、トナーtの
飛散量が4.0mg/1000枚になり、第2電極17をフ
ローティング状態にした場合に比べてトナーtの飛散量
が増加しており、またこの第2電極27にキャリア付着
も発生した。
【0073】(実験例7)この実験例においては、上記
の実施形態3に示す現像装置を用いて下記に示す条件で
正規現像を行なうようにした。
【0074】ここで、この実験例においては、キャリア
と正帯電性のトナーtとが混合された現像剤を使用し、
現像領域において現像スリーブ11と感光体1とが対向
する間隔Dsを0.5mm、上記の第1電極17の幅d
を10mm、第1電極17と現像スリーブ11との最近
接距離を1.5mm、第1電極17と感光体1との最近
接距離を1.0mmにすると共に、上記の感光体1の初
期表面電位Voが−400V、感光体1において露光さ
れた部分の表面電位Virが−50Vになるようにし
た。
【0075】そして、上記の直流電源13及び交流電源
14から現像スリーブ11にそれぞれ電圧を印加し、現
像領域において現像スリーブ11と感光体1との間に−
150Vの直流電圧にピーク・ピーク値が2.3kVp
pで周波数が3kHzの交流電圧が重畳された現像バイ
アス電圧を作用させて正規現像を行ない、感光体1の露
光されていない部分にトナーtを供給するようにした。
【0076】一方、上記の電源装置19から上記の第1
電極17に印加させる電圧を下記の表7に示すように変
更させて、それぞれ黒の比率が6%の原稿を1000枚
連続してコピーし、現像スリーブ11の下方に飛散した
トナーtの量をそれぞれ測定し、その結果を表7に示し
た。また上記の第1電極17を設けていないものについ
ても、上記の場合と同様にして現像スリーブ11の下方
に飛散したトナーtの量を測定し、その結果を表7に合
わせて示した。
【0077】
【表7】
【0078】この結果、感光体1における初期表面電位
Vo(−400V)に対して±Voの範囲の電圧、すな
わち−400〜+400Vの範囲の電圧を第1電極17
に印加させた場合には、第1電極17を設けなかった場
合や、第1電極17に対して感光体1の初期表面電位V
o(−400V)よりも−側に大きな電圧を印加させた
場合に比べて、トナーtの飛散量が低下しており、特
に、上記の感光体1の露光部分における表面電位Vir
(−50V)に対して、Vir±50Vの範囲、すなわ
ち−100〜0Vの範囲の電圧を第1電極17に印加さ
せると、さらにトナーtの飛散量が低下していた。
【0079】(実験例8)この実験例においては、上記
の実施形態4に示した現像装置を用いて正規現像を行な
うようにした。
【0080】ここで、この実験例においては、第1電極
17の上に絶縁層26を介して第2電極27を設けるに
あたり、現像スリーブ11の軸方向の長さが2mm,上
下方向の長さが5mmになった第2電極27を現像スリ
ーブ11の軸方向にピッチ7mmで設け、この第2電極
27を前記のようにフローティング状態で維持させるよ
うにし、それ以外については、上記の実験例7の場合と
同じ条件で反転現像を行なうようにした。
【0081】そして、この実験例においても、上記の実
験例7と同様に、上記の電源装置19から第1電極17
に印加させる電圧を下記の表8に示すように変更させ
て、それぞれ黒の比率が6%の原稿を1000枚連続し
てコピーし、現像スリーブ11の下方に飛散したトナー
tの量をそれぞれ測定し、その結果を表8に合わせて示
した。
【0082】
【表8】
【0083】この結果、上記の実施形態4に示す現像装
置のように、第1電極17に対してフローティング状態
で第2電極27を設けた場合には、トナーtの飛散量が
第2電極27を設けなかった上記の実験例7の場合より
更に減少しており、特に、実験例7の場合と同様に、感
光体1の露光部分における表面電位Vir(−50V)
に対してVir±50Vの範囲、すなわち−100〜0
Vの範囲の電圧を第1電極17に印加させると、さらに
トナーtの飛散量が低下していた。
【0084】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明における
現像装置においては、現像剤を現像剤担持体により静電
潜像が形成された像担持体と対向する現像領域に搬送
し、この現像剤担持体と像担持体との間に少なくとも交
流電圧を印加して反転現像や正規現像を行なうにあた
り、現像剤担持体の幅方向両端部及び/又は現像領域よ
り下流側の部分に、現像剤担持体と電気的に絶縁された
状態で現像剤流出防止用の第1電極を設け、この第1電
極に適切な電圧を印加させるようにしたため、飛散する
トナーが像担持体における画像部分に供給されたり、現
像スリーブに戻されたり、第1電極に引き付けられたり
して、外部へのトナーの飛散が抑制された。
【0085】また、上記の第1電極と電気的に絶縁させ
て、現像剤流出防止用の第2電極をフローティング状態
で設けると、さらにトナーの飛散が抑制され、トナーの
飛散が非常に少なくなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の現像装置によって現像を行なう状態を示
した概略側面図である。
【図2】この発明の実施形態1における現像装置によっ
て現像を行なう状態を示した概略側面図である。
【図3】上記の実施形態1における現像装置によって現
像を行なう状態を示した概略平面図である。
【図4】この発明の実施形態2の現像装置において使用
する現像スリーブの端部の状態を示した部分平面図であ
る。
【図5】上記の実施形態2の現像装置において使用する
現像スリーブの端部の部分説明図である。
【図6】実験例1及び実験例2において第1電極に印加
する電圧とトナー飛散量との関係を示した図である。
【図7】この発明の実施形態3における現像装置によっ
て現像を行なう状態を示した概略側面図である。
【図8】上記の実施形態3における現像装置において、
現像領域より下流側における装置本体の外面に第1電極
を設けた状態を示した部分説明図である。
【図9】この発明の実施形態4における現像装置によっ
て現像を行なう状態を示した概略側面図である。
【図10】上記の実施形態4における現像装置におい
て、現像領域より下流側における装置本体の外面に設け
られた第1電極に対してさらに第2電極を設けた状態を
示した部分説明図である。
【符号の説明】
1 感光体(像担持体) 11 現像スリーブ 13 直流電源 14 交流電源 17 第1電極 19 電源装置 26 絶縁層 27 第2電極 t トナー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像剤を現像剤担持体により静電潜像が
    形成された像担持体と対向する現像領域に搬送し、この
    現像剤担持体と像担持体との間に少なくとも交流電圧を
    印加して反転現像を行なう現像装置において、現像剤担
    持体の幅方向両端部及び/又は現像領域より下流側の部
    分に、現像剤担持体と電気的に絶縁された状態で現像剤
    流出防止用の第1電極が設けられ、この第1電極に像担
    持体の帯電極性と同極性の電圧が印加されることを特徴
    とする現像装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した現像装置において、
    像担持体の初期表面電位をVo(V)とした場合に、上
    記の第1電極にVo±50(V)の範囲の電圧が印加さ
    れることを特徴とする現像装置。
  3. 【請求項3】 現像剤を現像剤担持体により静電潜像が
    形成された像担持体と対向する現像領域に搬送し、この
    現像剤担持体と像担持体との間に少なくとも交流電圧を
    印加して正規現像を行なう現像装置において、現像剤担
    持体の幅方向両端部及び/又は現像領域より下流側の部
    分に、現像剤担持体と電気的に絶縁された状態で現像剤
    流出防止用の第1電極が設けられ、像担持体の初期表面
    電位をVo(V)とした場合に、この第1電極に±Vo
    (V)の範囲の電圧が印加されることを特徴とする現像
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載した現像装置において、
    像担持体の露光部分における表面電位をVir(V)と
    した場合に、上記の第1電極にVir±50(V)の範
    囲の電圧が印加されることを特徴とする現像装置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は3に記載した現像装置にお
    いて、上記の第1電極と電気的に絶縁されて、現像剤流
    出防止用の第2電極がフローティング状態で設けられて
    いることを特徴とする現像装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6917780B2 (en) * 2001-06-13 2005-07-12 Kyocera Corporation Image forming apparatus that prevents attachment of toner to lateral sides of the developing roll

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6917780B2 (en) * 2001-06-13 2005-07-12 Kyocera Corporation Image forming apparatus that prevents attachment of toner to lateral sides of the developing roll

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