JPH09311181A - 車両用レーダ装置 - Google Patents

車両用レーダ装置

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JPH09311181A
JPH09311181A JP8128706A JP12870696A JPH09311181A JP H09311181 A JPH09311181 A JP H09311181A JP 8128706 A JP8128706 A JP 8128706A JP 12870696 A JP12870696 A JP 12870696A JP H09311181 A JPH09311181 A JP H09311181A
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JP
Japan
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light receiving
light
laser beam
laser
state
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Application number
JP8128706A
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English (en)
Inventor
Kunihiro Miyauchi
邦宏 宮内
Hiroshi Niimi
浩 新美
Tsukasa Miyake
司 三宅
Tetsumasa Kawaguchi
哲正 川口
Toyoji Nozawa
豊史 野澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レーザ光の出射状態、レーザ光の掃引状態及
び反射レーザ光の受光状態の少なくとも一つをモニター
するようにした車両用レーダ装置を提供する。 【解決手段】 発光モニター回路70は、回動ミラー5
1の上方に位置する受光素子71により、レーザダイオ
ード41からのレーザ光を受光し、この受光結果に基づ
き発光回路40をモニターする。掃引モニター回路80
は、その受光素子81にて、回動ミラー31の反射レー
ザ光を受光し、この受光結果に基づき掃引機構50の掃
引状態をモニターする。受光モニター回路120は、そ
の発光素子121からの光を受光回路100の受光素子
101に受光させて、この受光結果に基づき受光素子1
01の作動状態をモニターする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用レーダ装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用レーダ装置としては、例え
ば、特公平3−6473号公報にて示されているよう
に、車両の進行中においてレーザ光を左右に掃引しなが
ら前方方向に送出し、前方に位置する反射体から反射さ
れたレーザ光を受光することにより、当該車両から反射
体までの距離等を算出するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記レーダ装
置においては、レーザ光の発光源、レーザ光の掃引機構
や反射レーザ光の受光機構に異常が発生した場合、この
異常を知ることができない。このため、上記異常がある
にもかかわらず、この異常がないものとして当該車両か
ら反射体までの距離等を算出した場合には、この算出結
果の信頼性に欠けるという不具合が発生する。
【0004】そこで、本発明は、このようなことに対処
するため、レーザ光の出射状態、レーザ光の掃引状態及
び反射レーザ光の受光状態の少なくとも一つをモニター
するようにした車両用レーダ装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1及び5乃至7に記載の発明によれば、出射
状態モニター手段が、レーザ光出射手段のレーザ光出射
状態をモニターするから、このモニター結果により、レ
ーザ光出射手段においてレーザ素子等の異常が発生して
いるか否かにつき認識できる。
【0006】また、請求項2乃至7に記載の発明によれ
ば、掃引状態モニター手段がレーザ光出射手段の掃引状
態をモニターするから、このモニター結果により、レー
ザ光出射手段において掃引異常が発生しているか否かに
つき認識できる。ここで、請求項4に記載の発明のよう
に、レーザ光出射手段のレーザ光出射状態をモニターす
る出射状態モニター手段を備えれば、請求項1と同様の
作用効果を達成できる。
【0007】また、請求項7に記載の発明によれば、受
光状態モニター手段が、受光手段の反射レーザ光受光用
受光素子のレーザ光受光障害とならない位置に配置した
発光素子からの光に対する反射レーザ光受光用受光素子
の受光状態を、反射レーザ光受光用受光素子が反射レー
ザ光を受光していない状態にてモニターする。これによ
り、受光手段において反射レーザ光受光用受光素子の異
常の有無を認識できる。
【0008】また、請求項8、9に記載の発明によれ
ば、受光状態モニター手段が、受光手段のレーザ光受光
状態をモニターするから、このモニター結果により、受
光手段の異常の有無を認識できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1は、本発明に係る車両用レ
ーダ装置Rのブロック構成を示している。レーダ装置R
は、図2にて示すごとく当該車両(以下、車両Aとい
う)の前側下部に設けた凹所Aa内に装着されており、
このレーダ装置Rは、その出射面を構成するカバーガラ
スGを通し前方車両(以下、車両Bという)の後部に向
けてレーザ光を出射し、車両Bからの反射レーザ光をカ
バーガラスGを通して受光するように構成されている。
【0010】レーダ装置Rは、図3にて示すごとく、ケ
ーシング10を備えており、このケーシング10は、ケ
ーシング部材10aの下方開口部に形成した環状フラン
ジ11(図4参照)に環状パッキングを介し底板10b
を複数のねじ10cの締着により組み付けて構成されて
いる。ケーシング10は、その底板10bにて、車両A
の凹所Aaの底壁上に固定されており、ケーシング部材
10aは、その上壁12に支持したブラケット13(図
4乃至図6参照)により、凹所Aaの上壁に固定されて
いる。また、ケーシング部材10aの前側開口部14に
は、上述したカバーガラスGが環板状の固定部材14a
により液密的に装着されている。なお、図3及び図5に
て、符号20、30はコネクタを示す。また、ケーシン
グ10の内表面は例えばアルミニウムにより形成されて
おり、このケーシング10の外表面には黒色塗装が施さ
れている。
【0011】また、レーダ装置Rは、図1にて示すごと
く、ケーシング10内に配設した発光回路40、掃引機
構50、投光レンズ60、発光モニター回路70、掃引
モニター回路80を備えている。発光回路40は、レー
ザダイオード41と、このレーザダイオード41を駆動
するレーザダイオード駆動回路42とにより構成されて
いる。レーザダイオード駆動回路42は、後述するマイ
クロコンピュータ160による制御を受けてレーザダイ
オード41を駆動する。これにより、レーザダイオード
41は、レーザ光をパルス状に発光する。なお、このレ
ーザ光は、例えば、860nm程度の近赤外線である。
【0012】ここで、レーザダイオード41は、図3に
て示すごとく、ケーシング10の内部の左側にて支持部
材16により支持されており、このレーザダイオード4
1は、支持部材16の筒状開口部16aを通して右方へ
レーザ光を発光するようになっている。掃引機構50
は、図3にて示すごとく、筒状開口部16aの右側に配
設した回動ミラー51を備えており、この回動ミラー5
1は、ケーシング10内にて鉛直軸(図示しない)によ
り左右方向に回動可能に軸支した板状固定具52の前側
開口部内に固定されている。これにより、回動ミラー5
1は、左右方向に回動しながら、その反射面51aにて
レーザダイオード41からのレーザ光を掃引しつつ投光
レンズ60に向けて反射する。
【0013】また、固定具52の背面には、セクターギ
ア52aが、図1にて示すごとく、装着されており、こ
のセクターギア52aには、モータMに軸支した駆動ギ
ア52bが噛合している。これにより、モータMがその
正逆転により駆動ギア52bを駆動すると、この駆動ギ
ア52bがセクターギア52aを介し固定具52を左右
方向に回動させる。
【0014】モータ駆動回路53は、マイクロコンピュ
ータ160による制御を受けてモータMを駆動する。投
光レンズ60は、図1及び図3にて示すごとく、凸レン
ズからなるもので、この投光レンズ60は、カバーガラ
スGと回動ミラー51との間に位置している。しかし
て、この投光レンズ60は、回動ミラー51の反射レー
ザ光を受けてカバーガラスGを通して前方に出射する。
【0015】発光モニター回路70は、図3にて示すご
とく、固定具52の右側上方に支持されており、この発
光モニター回路70は、図1にて示すごとく、受光素子
71と抵抗72との直列回路により構成されている。受
光素子71は、フォトトランジスタからなるもので、こ
の受光素子71は、その受光部にて、レーザダイオード
41からのレーザ光を直接受光できるように位置してい
る。これにより、受光素子71は、レーザダイオード4
1からのレーザ光を受光して受光電流を発生する。
【0016】なお、受光素子71は、レーザダイオード
41から回動ミラー51へのレーザ光入射障害とならな
い位置に配置する。また、この位置に代えて、受光素子
71を、図3にて二点鎖線により示すごとく、レーザダ
イオード41と回動ミラー51との間にて、回動ミラー
51へのレーザ光入射障害とならない位置に配置しても
よい。
【0017】しかして、発光モニター回路70は、直流
電源からの直流電圧+Vcのもと、抵抗72を通し流れ
る受光素子71の受光電流に応じ、受光素子71と抵抗
72との共通端子から発光モニター電圧を発生する。ま
た、掃引モニター回路80は、図3にて示すごとく、回
動ミラー31の左側部と投光レンズ60の左側部との間
に配設されている。この掃引モニター回路80は、図1
にて示すごとく、受光素子81と抵抗82との直列回路
により構成されている。受光素子81は、フォトトラン
ジスタからなるもので、この受光素子81は、その受光
部にて、回動ミラー31の反射レーザ光が右エリアに掃
引されたときこの反射レーザ光を直接受光できるように
位置している。これにより、受光素子81は、回動ミラ
ー31の反射レーザ光を受光し受光電流を発生する。
【0018】しかして、掃引モニター回路80は、上記
直流電源からの直流電圧+Vcのもと、抵抗82を通し
流れる受光素子81の受光電流に応じ、受光素子81と
抵抗82との共通端子から掃引モニター電圧を発生す
る。また、レーダ装置Rは、ケーシング10内に配設し
た受光レンズ90、受光回路100、信号処理回路11
0、受光モニター回路120、発光素子駆動回路13
0、温度センサ140、結露センサ150及びマイクロ
コンピュータ160を備えている。
【0019】受光レンズ90は、図1及び図3にて示す
ごとく、例えば、フレネルレンズからなるもので、この
受光レンズ90は、カバーガラスGの内側及び投光レン
ズ60の右方にて、支持部材17によりケーシング10
内に支持されている。しかして、この受光レンズ90
は、車両Aの前方からの反射レーザ光をカバーガラスG
を通して受け、支持部材17の後壁開口部17aに向け
投光させる。なお、受光レンズ90と投光レンズ60と
の間は、支持部材17の隔壁17bにより隔離されてい
る。
【0020】受光回路100は、図3にて示すごとく、
支持部材17の後壁開口部17aの直後にて配線基板1
8に装着されている。この受光回路100は、図1にて
示すごとく、フォトトランジスタからなる受光素子10
1と抵抗102との直列回路により構成されており、受
光素子101は、その受光部にて、受光レンズ90から
レーザ光を直接受光して受光電流を発生する。
【0021】しかして、受光回路100は、上記直流電
源からの直流電圧+Vcのもと、抵抗102を通し流れ
る受光素子101の受光電流に応じ、受光素子101と
抵抗102との共通端子から受光電圧を発生する。信号
処理回路110は、受光回路100の受光電圧を処理し
て処理電圧を発生する。
【0022】受光モニター回路120は、図3にて示す
ごとく、支持部材17の後壁開口部17aの前側開口端
下部内に配設されている。この受光モニター回路120
は、図1にて示すごとく、発光素子121と抵抗122
との直列回路により構成されている。発光素子121
は、発光ダイオードからなるもので、この発光素子12
1は、受光回路100の受光素子101に向け発光す
る。なお、支持部材17の後壁開口部17aの内表面
は、レーザ光を反射し易いように鏡面処理等を施せばレ
ーザ光の集光が容易になる。
【0023】発光素子駆動回路130は、トランジスタ
からなるもので、この発光素子駆動回路130は、マイ
クロコンピュータ160により制御されて、発光素子1
21をパルス状に発光するように駆動させる。温度セン
サ140は、ケーシング10内の温度を検出する。ま
た、結露センサ150は、ケーシング10内の結露を検
出する。
【0024】マイクロコンピュータ160は、図7乃至
図9にて示すフローチャートに従いコンピュータプログ
ラムを実行し、この実行中において、信号処理回路11
0の出力に基づく測距処理、発光回路40、掃引機構5
0、受光回路100の異常判定処理、ケーシング10内
の結露判定処理及び各警報処理を行う。車速コントロー
ラ170は、マイクロコンピュータ160の測距処理に
基づき当該車両の車速を制御する。接近警報機180
は、マイクロコンピュータ160の測距処理に基づき車
両Bに対する接近警報を報知する。異常警報機190
は、マイクロコンピュータ160からの異常判定処理及
び警報処理に基づき異常警報を報知する。なお、操作ス
イッチSWは、レーダ装置による測距を必要とするとき
操作されてマイクロコンピュータ160に対し測距指令
を出す。
【0025】このように構成した本実施の形態におい
て、当該車両Aの走行状態にてレーダ装置を作動させれ
ば、マイクロコンピュータ160が図7乃至図9のフロ
ーチャートに従いコンピュータプログラムの実行を開始
する。ステップ200では、初期設定がなされる。ここ
で、操作スイッチSWがその操作により測距指令を出し
ておれば、ステップ210においてYESとの判定がな
される。
【0026】これに伴い、ステップ220において、レ
ーザダイオード41の発光駆動処理及びモータMの正逆
転処理がなされる。このため、レーザダイオード41が
レーザダイオード駆動回路42により発光駆動されて回
動ミラー51に向けてレーザ光をパルス状に出射し、モ
ータMがモータ駆動回路53により正逆転駆動を開始さ
れ駆動ギア52bによりセクタギア52aを往復駆動し
始める。
【0027】ステップ220における処理後、ステップ
230において、発光モニター回路70による受光状態
が判定される。受光素子71が、レーザダイオード41
からのパルス状レーザ光を連続して8個分受光しなかっ
たために、発光モニター回路70の受光無しの状態が8
回連続した場合には、ステップ230における判定がY
ESとなる。
【0028】これに伴い、ステップ231において、発
光回路40におけるレーザダイオード41等の異常との
判定及びその警報処理がなされる。このため、異常警報
機190が、発光回路40の異常を報知する。これによ
り、発光回路40にてレーザダイオード41等に異常が
ある旨知ることができる。なお、ステップ231におけ
る処理後、ステップ232にてマイクロコンピュータ1
60による処理が停止される。
【0029】一方、ステップ230における判定がNO
となる場合には、発光回路40に異常なしとの判断のも
と、ステップ233において、測距処理がなされる。上
述のように、セクタギア52aが往復駆動されると、掃
引機構50の固定具52が左右方向に回動し、回動ミラ
ー51が同様に回動してレーザダイオード41からのレ
ーザ光を反射しながら図1にて図示揺動角度範囲θに亘
り掃引させて投光レンズ60及びカバーガラスGを通し
車両Bに向け出射させる。
【0030】その後、出射レーザ光が車両Bにより反射
されると、この反射レーザ光がカバーガラスG及び受光
レンズ90を通り受光素子101により受光される。つ
いで、受光回路100がこの受光素子101からその受
光により生ずる受光電流に基づき受光電圧を発生し、信
号処理回路110が当該受光電圧を信号処理してマイク
ロコンピュータ160に出力する。これにより、車両A
と車両Bとの間隔や車速等の測距処理がなされる。
【0031】しかして、回動ミラー51が一往復動して
掃引機構50の掃引作動が一周期分終了すると、ステッ
プ240における判定がYESとなる。上記掃引作動の
一周期分において、回動ミラー51の反射レーザ光がそ
の掃引範囲の右側を特定する右エリア(図1にて符号L
1参照)に達していない場合には、掃引モニター回路8
0の受光素子81が、右エリアL1にて回動ミラー51
の反射レーザ光を受光しない。このため、掃引モニター
回路80が受光出力はない。従って、ステップ250に
おける判定がNOとなる。
【0032】また、ステップ250における判定がYE
Sとなる場合でも、上記掃引作動の一周期分において、
回動ミラー51の反射レーザ光がその掃引範囲の左側を
特定する左エリア(図1にて符号L2参照)に達したと
き、掃引モニター回路80の受光素子81が、左エリア
L2にて回動ミラー51の反射レーザ光を受光した場合
には、掃引モニター回路80が受光出力を発生する。従
って、ステップ260における判定がNOとなる。
【0033】このようにステップ250或いは260に
てNOとの判定がなされた場合には、ステップ261に
おいて、掃引範囲等につき掃引モニター状態に異常があ
ると判定される。その後、掃引モニター状態に異常があ
るとの判定が連続して2回以上なされると、ステップ2
80においてYESとの判定がなされ、ステップ281
において掃引機構50の異常との判定及びその警報処理
がなされる。
【0034】このため、異常警報機190が、掃引機構
50の異常を報知する。これにより、掃引機構50の掃
引状態に異常がある旨知ることができる。なお、ステッ
プ280における判定基準を、掃引モニター状態の異常
が連続して2回以上であることを基準としたので、外乱
等によるステップ280におけるYESとの誤判定がな
されることもない。また、ステップ281における処理
後、ステップ282にてマイクロコンピュータ160に
よる処理が停止される。
【0035】上記ステップ260における判定がYES
になると、この判定は掃引機構50の掃引作動が正常で
あることを意味する。しかして、ステップ290(図9
参照)において、ステップ233における測距データが
なければ、受光回路100において受光素子101の受
光出力がないと判断のもと、ステップ290における判
定がYESとなる。
【0036】このため、ステップ291において、トラ
ンジスタ130が間欠的にオンされる。これに伴い、受
光モニター回路120の発光素子121が、トランジス
タ130の間欠的なオンにより、パルス状に発光し受光
回路100の受光素子101に受光させる。しかして、
発光素子121の8回の発光中において受光回路100
の受光出力の無い状態が3回以上あった場合には、ステ
ップ300における判定がYESとなり、ステップ30
1において、受光回路100において受光素子101の
異常との判定及び警報処理がなされる。
【0037】このため、異常警報機190が、受光回路
100の異常を報知する。これにより、受光回路100
の受光素子101の異常により正確な測距データを得る
ことができない可能性があることが分かる。なお、ステ
ップ300における判定基準を、受光回路100の受光
出力無しの状態が3回以上であることを基準としたの
で、外乱等によるステップ300におけるYESとの誤
判定がなされることもない。また、ステップ301にお
ける処理後、ステップ302にてマイクロコンピュータ
160による処理が停止される。
【0038】ステップ290又はステップ300におけ
る判定がNOとなる場合には、ステップ310におい
て、温度センサ140の検出温度が10℃以上か否かが
判定される。ここで、10℃以上という温度は、ケーシ
ング10内にある結露センサ150の作動温度である。
上記検出温度が10℃以上の場合には、ステップ310
における判定がYESとなり、ステップ320にて、結
露センサ150の結露検出状態が50回以上連続したか
否かが判定される。しかして、ステップ320における
判定がYESとなる場合には、ケーシング10の内壁等
に結露異常が発生しているとの判定及びその警報処理が
なされる。
【0039】このため、異常警報機190が、ケーシン
グ10内の結露異常を報知する。これにより、ケーシン
グ10内の結露異常により、カバーガラスGの内面に曇
りや結露が発生しレーダ装置のレーザ光の出射量や受光
量に不足を招き測距処理データが正常には得られない可
能性があることを乗員によって認識され得る。なお、ス
テップ320における判定基準を、結露センサ150の
結露検出状態が50回以上連続することを基準としたの
で、外乱等によるステップ320におけるYESとの誤
判定がなされることもない。また、ステップ321にお
ける処理後、ステップ302にてマイクロコンピュータ
160による処理が停止される。
【0040】また、ステップ310又はステップ320
における判定がNOとなる場合には、ステップ321に
おいて測距データの出力処理がなされる。この測距処理
に伴い、車速コントローラ130が車両Aの車速を制御
する。また、上記測距処理が車両Bに接近していること
を示しておれば、接近警報機140が当該接近情報を報
知する。なお、ステップ330にて200msの経過を
判定することにより、掃引機構50の一周期の掃引動作
の終了待ちがなされる。
【0041】なお、本発明の実施にあたっては、レーダ
装置を例えば車両の後部に配設してもよい。また、本発
明の実施にあたっては、上記カバーガラスGや透光レン
ズ60、受光レンズ90を、860nm程度の近赤外線
を透過し可視光(例えば、400乃至700nm程度)
を遮断する材料により形成したり、この材料によりカバ
ーガラスGや透光レンズ60、受光レンズ90の表面を
蒸着したりすれば、ケーシングの内側を外部から見えな
いようにしたり、ケーシング内に余分な光を入射出射さ
せないようにすることができる。
【0042】また、本発明の実施にあたり、モータMと
してステップモータを採用すれば、このステップモータ
のステップ数をカウントすることにより回動ミラー51
の回動角を知ることができる。これにより、回動ミラー
51の左右方向の揺動範囲を制御できる。また、本発明
の実施にあたっては、ステップ210における判定基準
として、操作スイッチSWの操作に代えて、当該車両の
搭載した他のECUからの車速データが例えば35km
/h以上であることを利用して実施してもよい。
【0043】また、上記実施の形態のフローチャートに
おける各ステップは、それぞれ、機能実行手段としてハ
ードロジック構成により実現するようにしてもよい。ま
た、本発明の実施にあたり、ハーフミラーを、レーザダ
イオード41から投光レンズ60までの間のレーザ光経
路中に配設し、このハーフミラーにより、レーザ光を受
光素子71と回動ミラー51及び投光レンズ60の一方
とに分割して入射させるようにして実施してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレーダ装置の内部構成を示すブロ
ック図である。
【図2】図1のレーダ装置を車両に装着した状態を示す
要部破断側面図である。
【図3】図1のレーダ装置の図4にて3−3線に沿う断
面図である。
【図4】図2のレーダ装置の正面図である。
【図5】図2のレーダ装置の平面図である。
【図6】図2のレーダ装置の下面図である。
【図7】図1のマイクロコンピュータの作用を示すフロ
ーチャートの前段部である。
【図8】当該フローチャートの中段部である。
【図9】当該フローチャートの後段部である。
【符号の説明】
40…発光回路、41…レーザダイオード、50…掃引
機構、70…発光モニター回路、71、81、101…
受光素子、80…掃引モニター回路、100…受光回
路、120…受光モニター回路、122…発光素子、1
60…マイクロコンピュータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川口 哲正 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内 (72)発明者 野澤 豊史 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ素子(41)から発光されるレー
    ザ光を車両の進行方向に向けて出射するレーザ光出射手
    段(40)と、 車両の進行方向に位置する物体により前記レーザ光が反
    射されたときこの反射レーザ光を受光して受光信号を発
    生する受光手段(100)と、 前記受光信号に基づき前記物体との間の測距データを作
    成するデータ作成手段(233)とを備えるレーダ装置
    において、 前記レーザ光出射手段のレーザ光出射状態をモニターす
    る出射状態モニター手段(70)を具備することを特徴
    とする車両用レーダ装置。
  2. 【請求項2】 レーザ素子(41)から発光されるレー
    ザ光を左右方向に掃引させながら車両の進行方向に向け
    て出射するレーザ光出射手段(40、50)と、 車両の進行方向に位置する物体により前記レーザ光が反
    射されたときこの反射レーザ光を受光して受光信号を発
    生する受光手段(100)と、 前記受光信号に基づき前記物体との間の測距データを作
    成するデータ作成手段(233)とを備えるレーダ装置
    において、 前記レーザ光出射手段の掃引状態をモニターする掃引状
    態モニター手段(80)を具備することを特徴とする車
    両用レーダ装置。
  3. 【請求項3】 前記掃引状態モニター手段が、 前記レーザ光出射手段のレーザ光出射障害とならない位
    置に配置されて前記レーザ光を受光する掃引状態モニタ
    ー用受光素子(81)を有し、 この掃引状態モニター用受光素子の受光結果に基づき前
    記レーザ光出射手段の掃引状態のモニターを行うことを
    特徴とする請求項2に記載の車両用レーダ装置。
  4. 【請求項4】 前記レーザ光出射手段のレーザ光出射状
    態をモニターする出射状態モニター手段(70)を具備
    することを特徴とする請求項2又は3に記載の車両用レ
    ーダ装置。
  5. 【請求項5】 前記出射状態モニター手段が、 前記レーザ光出射手段のレーザ光出射障害とならない位
    置に配置されて前記レーザ素子からのレーザ光の一部を
    受光する出射状態モニター用受光素子(71)を有し、 この出射状態モニター用受光素子の受光結果に基づき前
    記レーザ光出射手段のレーザ光出射状態のモニターを行
    うことを特徴とする請求項1又は4に記載の車両用レー
    ダ装置。
  6. 【請求項6】 前記出射状態モニター手段が、 前記レーザ光出射手段のレーザ光出射経路に配置されて
    前記レーザ光を前記受光素子に受光させるとともに車両
    の進行方向に向けて出射するハーフミラーを有すること
    を特徴とする請求項5に記載の車両用レーダ装置。
  7. 【請求項7】 前記受光手段が、前記物体により前記レ
    ーザ光が反射されたときこの反射レーザ光を受光する反
    射レーザ光受光用受光素子(101)を有し、この受光
    素子の受光結果に基づき前記受光信号を発生するように
    なっており、 前記反射レーザ光受光用受光素子のレーザ光受光障害と
    ならない位置に配置されて当該反射レーザ光受光用受光
    素子に向けて発光する発光素子(122)を有し、前記
    反射レーザ光受光用受光素子が前記反射レーザ光を受光
    していない状態にて前記発光素子からの光に対する前記
    反射レーザ光受光用受光素子の受光状態をモニターする
    受光状態モニター手段(120)を備えることを特徴と
    する請求項1乃至6のいずれか一つに記載の車両用レー
    ダ装置。
  8. 【請求項8】 レーザ素子(41)から発光されるレー
    ザ光を車両の進行方向に向けて出射するレーザ光出射手
    段(40)と、 車両の進行方向に位置する物体により前記レーザ光が反
    射されたときこの反射レーザ光を受光して受光信号を発
    生する受光手段(100)と、 前記受光信号に基づき前記物体との間の測距データを作
    成するデータ作成手段(233)とを備えるレーダ装置
    において、 前記受光手段のレーザ光受光状態をモニターする受光状
    態モニター手段(70)を具備することを特徴とする車
    両用レーダ装置。
  9. 【請求項9】 前記受光手段が、前記物体により前記レ
    ーザ光が反射されたときこの反射レーザ光を受光する反
    射レーザ光用受光素子(101)を有し、この受光素子
    の受光結果に基づき前記受光信号を発生するようになっ
    ており、 前記受光状態モニター手段が、前記反射レーザ光用受光
    素子のレーザ光受光障害とならない位置に配置されて当
    該反射レーザ光用受光素子に向けて発光する発光素子
    (122)を有し、前記反射レーザ光用受光素子が前記
    反射レーザ光を受光していない状態にて前記発光素子か
    らの光に対する前記反射レーザ光用受光素子の受光状態
    に基づき前記受光手段のレーザ光受光状態のモニターを
    行うことを特徴とする請求項8に記載の車両用レーダ装
    置。
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