JPH09310626A - 自動変速機付車両の制御装置 - Google Patents

自動変速機付車両の制御装置

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JPH09310626A
JPH09310626A JP8125075A JP12507596A JPH09310626A JP H09310626 A JPH09310626 A JP H09310626A JP 8125075 A JP8125075 A JP 8125075A JP 12507596 A JP12507596 A JP 12507596A JP H09310626 A JPH09310626 A JP H09310626A
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JP
Japan
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supercharging pressure
engine
automatic transmission
value
torque
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Application number
JP8125075A
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English (en)
Inventor
Hosei Suzuki
歩誠 鈴木
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Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Heavy Industries Ltd filed Critical Fuji Heavy Industries Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Abstract

(57)【要約】 【課題】触媒の劣化や振動が大きくなる等の問題がな
く、高出力の過給機付エンジンのストール時等のエンジ
ントルクを大きく、きめ細かく低減し、自動変速機の小
型軽量化が図れ、その結果、高出力の過給機付エンジン
と低出力の無過給小排気量エンジンの変速機、駆動系を
共用、統合化することも可能にする。 【解決手段】過給圧低下部53は、ギヤ位置が所定の走
行ギヤ位置で、スロットル開度が設定値以上、かつ、エ
ンジン回転数が設定値以上、かつ、車速が設定値以下の
場合にT/M入力トルクが過大であると判定し、過給圧
制御部51の目標過給圧を低い値に設定して、過給圧制
御部51は実過給圧と目標過給圧とを比較し、ウエスト
ゲート弁の開度を制御して過給圧を制御する。過給圧が
低く制御されることにより、タービントルクが低くな
り、ストール時等の上記条件下での過大なT/M入力ト
ルクが抑制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特にストール状態
等での自動変速機への過大な入力トルクを防止する過給
機付エンジンを備えた自動変速機付車両の制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、過給機付エンジンを備えた自動
変速機で、特にターボチャージャー付エンジンを備えた
自動変速機付車両では、通常の踏み込み発進加速時にタ
ーボチャージャーの過給遅れのため発進加速不足が問題
となる。この問題を改善するために、一般的には比較的
容量係数の小さなトルクコンバータが用いられている。
容量係数の小さなトルクコンバータを用いると、発進加
速時のエンジン回転数の上がりが速くなるためターボチ
ャージャーのタービン回転数が上がり易くなりエンジン
トルクが増大すると共に、トルクコンバータのトルク比
が大きくなるため発進加速性能が向上する。一方、スト
ール状態でのエンジン回転数も高くなるためトルクコン
バータのタービントルクが大きくなる。変速機や駆動系
の入力トルク、即ちタービントルクはこのストール状態
で最大となるため、ストール時のタービントルクに応じ
て変速機や駆動系のトルク容量を大きくしなければなら
ない。
【0003】一方、1車種で性能の異なるエンジンバリ
エーションを揃える必要性から、高出力のターボチャー
ジャー付エンジンと低出力の無過給小排気量エンジンの
変速機、駆動系の共用化、統合化が望まれる。しかし、
自動変速機、駆動系のトルク容量はストール状態での自
動変速機への入力トルク(以下、T/M入力トルク)に
より決まるため、ストール状態でのT/M入力トルクの
大きな高出力のターボチャージャー付エンジンと低出力
の無過給小排気量エンジンの変速機、駆動系を共用化、
統合化することは難しい。
【0004】高出力のターボチャージャー付エンジンを
搭載した車両の場合、実用的には大きなストールトルク
は不要で、通常の踏み込み発進時を避け、ストール時の
みエンジントルクを低減するのであれば弊害は無い。こ
のため、高出力のターボチャージャー付エンジンのスト
ールトルクを低減すれば、変速機や駆動系のトルク容量
を小さくでき、変速機のクラッチ枚数の削減、自動変速
機の小型軽量化が可能で、高出力のターボチャージャー
付エンジンと低出力の無過給小排気量エンジンの変速
機、駆動系を共用化、統合化することも可能になる。
【0005】T/M入力トルクを推定し、エンジントル
クを低減させる技術としては、従来より、エンジンの吸
入空気量、スロットル開度、エンジン回転数、車速、ギ
ヤ位置等からエンジントルクとT/M入力トルクを推定
し、許容トルクを越えた場合、エンジンの点火時期リタ
ード、或いは気筒燃料カットによりエンジントルクを減
じるものが種々提案されている。例えば,SAE PA
PER 870081では、エンジンの吸入空気量など
からT/M入力トルクを推定し、ストール時に許容トル
クを越えた場合、エンジンの点火時期リタードによりエ
ンジントルクを減じるものが示されている。また、特開
平1−170726号公報では、タイヤのスリップを防
ぐために、吸入空気量などからT/M入力トルク推定
し、許容トルクを越えた場合、エンジンの点火時期リタ
ードまたは燃料噴射量を減らすことによりエンジントル
クを減じるものが示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
エンジン点火時期リタードでエンジントルクを減じる技
術ではトルクダウン効果が小さく、高出力のターボチャ
ージャー付エンジンの大きなストールトルク低減は期待
できない。
【0007】そこで、気筒燃料カットによりエンジント
ルクを減じて大きなトルクダウンを行うことも考えられ
るが、気筒燃料カットでは、きめ細かな値でトルクダウ
ンが行えないといった問題がある。
【0008】さらに、点火時期リタード、気筒燃料カッ
トを行うと、触媒の劣化や、振動が大きくなる等の問題
を生じる。
【0009】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、触媒の劣化や、振動が大きくなる等の問題を生じる
ことなく、高出力のターボチャージャー付エンジンのス
トール時等のエンジントルクを大きく、きめ細かく低減
することができ、自動変速機の小型軽量化が図れ、その
結果、高出力のターボチャージャー付エンジンと低出力
の無過給小排気量エンジンの変速機、駆動系を共用化、
統合化することも可能にする自動変速機付車両の制御装
置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の本発明の自動変速機付車両の制御装置
は、車両の走行状態と運転状態から自動変速機のギヤ位
置を設定し出力するギヤ位置設定手段と、エンジンの過
給機からの過給圧をエンジン運転状態に応じて設定した
目標値に制御する過給圧制御手段とを有する自動変速機
付車両の制御装置において、車両の運転状態に基づいて
上記自動変速機への入力トルクが変速機或いは、駆動系
の許容トルクを越え過大であるか否か判定し、過大であ
ると判定した場合に上記目標値を低下させる過給圧低下
手段を備えたものである。
【0011】また、請求項2記載の本発明の自動変速機
付車両の制御装置は、請求項1記載の自動変速機付車両
の制御装置において、上記過給圧低下手段は、ギヤ位置
が設定位置でエンジンのスロットル開度が設定値以上か
つエンジン回転数が設定値以上かつ車速が設定値以下の
場合に上記自動変速機への入力トルクが過大と判定して
上記目標値を低下させるものである。
【0012】さらに、請求項3記載の本発明の自動変速
機付車両の制御装置は、請求項1記載の自動変速機付車
両の制御装置において、上記過給圧低下手段は、エンジ
ンの吸入空気量に基づき自動変速機への入力トルクを算
出し、ギヤ位置が設定位置で、上記算出した入力トルク
が予め設定した基準値以上の場合に上記自動変速機への
入力トルクが過大と判定して上記目標値を低下させるも
のである。
【0013】請求項1乃至2に記載の発明によれば、ス
トール状態ではスロットル開度が大きく、エンジン回転
数が高く、車速が低いため、変速機への入力トルクが過
大と判断してエンジンの過給機の過給圧を通常の目標値
よりも低下させるため変速機への入力トルクが低くな
る。一方、通常の踏み込み発進ではエンジン回転数が低
く、また中高速での加速時には車速が低くないため入力
トルクが過大とは判断せず過給機は通常の制御状態で高
い過給圧を保ち、加速性能が損なわれることはない。
【0014】請求項1及び3に記載の発明によれば、ス
トール状態では、吸入空気量から算出された自動変速機
への入力トルクが大きいため、入力トルクが過大と判断
してエンジンの過給機の過給圧を通常の目標値よりも低
下させるため変速機への入力トルクが低くなる。一方、
通常の踏み込み発進や中高速での加速時では吸入空気量
から算出された自動変速機への入力トルクが比較的小さ
いため入力トルクが過大とは判断せず過給機は通常の制
御状態で高い過給圧を保ち、加速性能が損なわれること
はない。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図1〜図7は本発明の実施の形態
1を示し、図1は制御装置の概略を示すブロック図、図
2は制御装置の概略構成を示す説明図、図3は過給圧制
御ルーチンのフローチャート(その1)、図4は過給圧
制御ルーチンのフローチャート(その2)、図5は過給
圧低下制御ルーチンのフローチャート、図6は過給圧制
御状態の説明図、図7はP分テーブル及びI分テーブル
の説明図である。
【0016】図2において、符号1はエンジンを示し、
このエンジン1のインテークマニホルド2の上流にはス
ロットル弁通路3が連通されている。このスロットル弁
通路3の上流側には、吸気管4を介してエアクリーナ5
が取り付けられ、このエアクリーナ5がエアインテーク
チャンバ6に連通されている。また、エンジン1のエキ
ゾーストマニホルド7には排気管8が連通され、この排
気管8に触媒コンバータ9が介装されてマフラ10に連
通されている。
【0017】また、上記スロットル弁通路3には、アク
セルペダルに連動するスロットル弁3aが設けられ、こ
のスロットル弁通路3の直上流の上記吸気管4にインタ
ークーラ11が介装され、さらに、上記吸気管4の上記
エアクリーナ5の下流側にレゾネータチャンバ12が介
装されている。
【0018】また、ターボチャージャ13のコンプレッ
サが上記吸気管4の上記レゾネータチャンバ12の下流
側に介装され、タービンが上記排気管8に介装されてい
る。さらに、上記ターボチャージャ13のタービンハウ
ジング流入口には、ウエストゲート弁14が介装され、
このウエストゲート弁14にウエストゲート弁作動用ア
クチュエータ15が連接されている。
【0019】上記ウエストゲート弁作動用アクチュエー
タ15は、ダイヤフラムにより2室に仕切られ、一方が
ウエストゲート弁制御デューティソレノイド弁16に連
通する圧力室を形成し、他方が上記ウエストゲート弁1
4を閉方向に付勢するスプリングを収納したスプリング
室を形成している。
【0020】また、上記ウエストゲート弁制御デューテ
ィソレノイド弁16は、上記ウエストゲート弁作動用ア
クチュエータ15の圧力室に連通するポートと、ターボ
チャージャ13のコンプレッサ下流に連通するポート
と、上記レゾネータチャンバ12に連通するポートとを
有する電磁三方弁であり、後述する制御装置の過給圧制
御部51から出力される制御信号のデューティ比に応じ
て上記レゾネータチャンバ12に連通するポートの弁開
度が調節され、上記レゾネータチャンバ12側の圧力と
上記コンプレッサ下流側の圧力とが調圧されて上記ウエ
ストゲート弁作動用アクチュエータ15の圧力室に制御
圧を供給する。
【0021】本発明の実施の形態1においては、上記ウ
エストゲート弁制御デューティソレノイド弁16に出力
される制御信号のデューティ比が小さい程、上記レゾネ
ータチャンバ12に連通するポートの弁開度が小さくな
って上記ウエストゲート弁作動用アクチュエータ15の
圧力室に高い制御圧が供給され、ウエストゲート弁14
の開度が大きくなって過給圧が低下する。一方、上記ウ
エストゲート弁制御デューティソレノイド弁16に出力
される制御信号のデューティ比が大きくなる程、上記レ
ゾネータチャンバ12に連通するポートの弁開度が大き
くなってリーク量が増大し、上記ウエストゲート弁作動
用アクチュエータ15の圧力室に供給される制御圧が低
下してウエストゲート弁14の開度が小さくなり、過給
圧が上昇する。
【0022】一方、上記エンジン1の出力側には自動変
速機21が設けられており、この自動変速機21のトル
クコンバータ22には、インペラとタービン(共に図示
せず)がオイルを介さずに直結される油圧ロックアップ
機構が内蔵されており、これはロックアップクラッチ2
3の動作により行われる。
【0023】また、自動変速機21の変速機構部24に
は、例えば、前進4段、後退1段に形成され、変速を行
うための各種油圧クラッチや、各種油圧ブレーキ等が設
けられている。
【0024】さらに、自動変速機21の油圧回路25に
は、後述する制御装置のギヤ位置設定部52によりON
−OFFされる変速制御用のソレノイドA26、ソレノ
イドB27や、ロックアップ制御用のロックアップソレ
ノイド28等の複数のソレノイドと、これらソレノイド
により開閉され油圧経路を所定に形成する複数のバルブ
が設けられている。
【0025】すなわち、前進4段の変速は、上記ソレノ
イドA26、ソレノイドB27のON−OFFの組み合
わせで形成される油圧経路で上記変速機構部24の所定
の油圧クラッチが動作され行われる。また、上記ロック
アップソレノイド28のON−OFFにより形成される
油圧経路で上記ロックアップクラッチ23が動作され、
ロックアップの実行(インペラとタービンの直結)、解
除が行われる。
【0026】次に、センサ類の配置について説明する。
符号31は絶対圧センサであり、吸気管圧力/大気圧切
換ソレノイド弁32により吸気管圧力(インテークマニ
ホルド2内の吸気圧)と大気圧とを選択的に検出する。
また、上記吸気管4の上記エアクリーナ5の直下流に、
吸入空気量センサ33が介装され、上記スロットル弁3
aに、スロットル開度センサ34が連設されている。さ
らに、エンジン1のクランク角を検出するクランク角セ
ンサ35が設けられている。
【0027】また、上記自動変速機21のトランスミッ
ション出力軸(T/M出力軸)29には、このT/M出
力軸29の回転数を検出するT/M出力軸回転数センサ
36が設けられ、セレクト位置を検出するインヒビタス
イッチ37が、トランスミッションケースに設けられて
いる。
【0028】制御装置は、図1に示すように、過給圧制
御部51、変速位置設定部52、過給圧低下部53から
主要に構成されている。上記過給圧制御部51は、エン
ジン運転状態(スロットル開度センサ34により検出さ
れるスロットル開度θt 、クランク角センサ35により
検出されるクランク角からのエンジン回転数Ne )と上
記過給圧低下部53からの入力信号に基づいて設定した
目標過給圧(過給圧の制御目標値)TPTAGT と、絶対圧
センサ31により検出される吸気管圧力すなわち実過給
圧Pとを比較し、その比較結果に応じてPI制御(比例
積分制御)によりウエストゲート弁制御デューティソレ
ノイド弁16に対する駆動信号のONデューティ(デュ
ーティ比)DUTYを演算し、演算したデューティ比D
UTYの駆動信号をウエストゲート弁制御デューティソ
レノイド弁16に出力することでウエストゲート弁作動
用アクチュエータ15を介してウエストゲート弁14の
開度を制御し、過給圧を制御する過給圧制御手段として
のものである。
【0029】また、上記ギヤ位置設定部52は、T/M
出力軸回転数センサ36により検出されるT/M出力軸
回転数からの車速V、スロットル開度センサ34からス
ロットル開度θt 、インヒビタスイッチ37からセレク
ト位置が入力され、このギヤポジションでの変速位置
を、上記車速Vとスロットル開度θt に基づき所定のシ
フトパターンを参照して決定し、駆動回路(図示せず)
に対して前記ソレノイドA26、ソレノイドB27のO
N−OFF信号を出力し、上記変速機構部24を設定変
速段にさせる変速位置設定手段としてのものである。上
記ギヤ位置のデータは上記過給圧低下部53に出力され
る。
【0030】上記過給圧低下部53は、スロットル開度
センサ34からのスロットル開度θt 、クランク角セン
サ35からのエンジン回転数Ne 、T/M出力軸回転数
センサ36からの車速V、上記ギヤ位置設定部52から
ギヤポジションのデータが入力され、ギヤ位置が設定位
置で、スロットル開度θt が設定値θtc以上かつエンジ
ン回転数Ne が設定値Nec以上かつ車速Vが設定値Vc
以下の場合に上記自動変速機への入力トルク(T/M入
力トルク)が過大と判定して、上記過給圧制御部52で
設定する目標過給圧TPTAGT を小さくさせる過給圧低下
手段としてのものである。
【0031】次に、制御装置により行われる制御を、図
3、図4の上記過給圧制御部51で実行される過給圧制
御ルーチン、図5の上記過給圧低下部53で実行される
過給圧低下制御ルーチンを基に説明する。
【0032】図3、図4の過給圧制御ルーチンは、シス
テムイニシャライズ後、設定時間毎に実行され、まず、
ステップ(以下「S」と略称)101で、クランク角セ
ンサ35により検出されるクランク角からのエンジン回
転数Ne とスロットル開度センサ34からのスロットル
開度θt とに基づき予め設定しておいた目標過給圧テー
ブルを補間計算付で参照して目標過給圧TPTAGT を設定
する。
【0033】次いで、S102に進み、上記目標過給圧
TPTAGT を上記過給圧低下部53で実行される過給圧制
御ルーチンで定められる補正係数Kで補正する(TPTAG
T ←K・TPTAGT )。この補正係数Kは、上記過給圧低
下部53が過給圧を低下させる場合には、例えば、0.
7等の、0よりも大きく1より小さい値に設定され、上
記過給圧低下部53が過給圧を低下しない場合は、1に
設定される。
【0034】その後、S103に進み、目標過給圧TPT
AGT と絶対圧センサ31によって検出した吸気管圧力
(実過給圧)Pとの偏差ΔPを求め(ΔP←TPTAGT −
P)、S104で偏差ΔPの絶対値|ΔP|と設定値P
S とを比較することにより、実過給圧Pが図6に示す過
給圧のPI制御における不感帯の範囲内にあるかを調べ
る。
【0035】その結果、|ΔP|<PS であり、実過給
圧Pが目標過給圧TPTAGT に対する不感帯の範囲内にあ
るときは、上記S104からS105へ進んでPI制御
における積分定数DI を0とするとともに(DI ←
0)、S106で比例定数DP を0とし(DP ←0)、
S124へ進んで前回ルーチン実行時に求めたデューテ
ィ比の旧値に今回のルーチンで設定した積分定数DI 及
び比例定数DP を加算して新たなデューティ比DUTY
を設定して(DUTY←DUTY+DI +DP )、S1
25へ進む。
【0036】一方、上記S104において|ΔP|≧P
S であり、実過給圧Pが不感帯の範囲外のときには、上
記S104からS107へ進み、実過給圧Pと目標過給
圧TPTAGT とを比較して、目標過給圧TPTAGT に対する
実過給圧Pの大小関係を調べる。
【0037】そして、P>TPTAGT であり、不感帯の範
囲外で実過給圧Pが目標過給圧TPTAGT よりも高いとき
には、上記S107からS108へ進み、S108ない
しS115でデューティ比減の処理を行い実過給圧Pを
低下させる。このデューティ比減の処理では、S108
で、目標過給圧TPTAGT に対する実過給圧Pの大小関係
が反転し、且つ、実過給圧Pが不感帯の範囲外へ逸脱し
た初回を判別するための反転初回判別フラグFD の値を
参照する。この反転初回判別フラグFD は、P>TPTAG
T でFD =0のとき、実過給圧Pが目標過給圧TPTAGT
よりも高くなった後、初めて不感帯を逸脱したことを示
し、デューティ比減の処理によりFD =1にセットされ
る。
【0038】従って、上記S108で、FD =0、すな
わち、実過給圧Pが目標過給圧TPTAGT より高くなった
後、今回初めて不感帯を逸脱したときには(P≧TPTAG
T +PS )、S109へ進み、偏差の絶対値|ΔP|に
基づきP分テーブルを参照して、図7(a)に示される
ように偏差の絶対値|ΔP|の増加に応じて段階的に大
きくなる比例定数減分値PDOWNを設定すると、S110
で、この比例定数減分値PDOWNにマイナスの符号を付け
てスキップ補正の比例定数DP とし(DP ←−PDOW
N)、S111で積分定数DI を0にした後(DI ←
0)、S115で反転初回判別フラグFD をセットし
(FD ←1)、前述のS124で新たなデューティ比D
UTYを設定する。
【0039】また、上記S108においてFD =1であ
り、既にデューティ比DUTYのスキップ補正による減
少が行われているときには、上記S108からS112
へ進み、偏差の絶対値|ΔP|に基づきI分テーブルを
参照して積分定数減分値IDOWNを設定する。この積分定
数減分値IDOWNは、図7(b)に示されるように、前述
の比例定数減分値PDOWNと同様、偏差の絶対値|ΔP|
の増加に応じて段階的に大きくなるものの、その増加の
度合いは、比例定数減分値PDOWNより小さく設定されて
いる。
【0040】そして、上記S112からS113へ進
み、上記積分定数減分値IDOWNにマイナスの符号を付け
て積分定数DI とし(DI ←−IDOWN)、S114で比
例定数DP を0にした後(DP ←0)、S115で反転
初回判別フラグFD をセットし(FD ←1)、前述のS
124で新たなデューティ比DUTYを設定する。
【0041】一方、上記S107で、P≦TPTAGT であ
り、不感帯の範囲外で実過給圧Pが目標過給圧TPTAGT
よりも低いときには、上記S107からS116へ進
み、S116ないしS123でデューティ比増の処理を
行い実過給圧Pを上昇させる。
【0042】このデューティ比増の処理では、S116
で反転初回判別フラグFD の値を参照し、FD =1であ
り、実過給圧Pが目標過給圧TPTAGT よりも高い状態か
ら低い状態に移行し、今回初めて不感帯を逸脱したとき
には(P≦TPTAGT −PS )、S117へ進み、偏差の
絶対値|ΔP|に基づきP分テーブルを参照して、偏差
の絶対値|ΔP|の増加に応じて段階的に大きくなる比
例定数増分値PUP(図7(a)参照)を設定すると、S
118で、この比例定数増分値PUPをスキップ補正の比
例定数DP とし(DP ←PUP)、S119で積分定数D
I を0にした後(DI ←0)、S123で反転初回判別
フラグFD をクリアし(FD ←0)、前述のS124で
新たなデューティ比DUTYを設定する。
【0043】また、上記S116においてFD =0であ
り、既にデューティ比DUTYのスキップ補正による増
加が行われているときには、上記S116からS120
へ進み、偏差の絶対値|ΔP|に基づきI分テーブルを
参照して積分定数増分値IUP(図7(b)参照)を設定
すると、S121へ進み、上記積分定数増分値IUPを積
分定数DI とし(DI ←IUP)、S122で比例定数D
P を0にした後(DP←0)、S123で反転初回判別
フラグFD をクリアし(FD ←0)、前述のS124へ
進んで新たなデューティ比DUTYを設定する。尚、積
分定数増分値IUPは、前述の比例定数増分値PUPと同
様、偏差の絶対値|ΔP|の増加に応じて段階的に大き
くなるものの、その増加の度合は、比例定数増分値PUP
より小さく設定されている。
【0044】次に、S124でデューティ比DUTYが
設定されると、S125へ進み、設定したデューティ比
DUTYと下限値DUTYMIN とを比較し、DUTY≦
DUTYMIN のとき、S126でデューティ比DUTY
を下限値DUTYMIN とし(DUTY←DUTYMIN
)、このデューティ比DUTYをS129でセットし
てルーチンを抜ける。
【0045】また、上記S125でDUTY>DUTY
MIN のときには、上記S125からS127へ進み、デ
ューティ比DUTYを上限値DUTYMAX と比較する。
そして、DUTY<DUTYMAX のときには、上記S1
24で設定したデューティ比DUTYをS129でセッ
トしてルーチンを抜け、DUTY≧DUTYMAX のと
き、S128でデューティ比DUTYを上限値DUTY
MAX とし(DUTY←DUTYMAX )、S129でのデ
ューティ比セットを経てルーチンを抜ける。
【0046】すなわち、図6に示すように、実過給圧P
と目標過給圧TPTAGT との大小関係が反転し、実過給圧
Pが目標過給圧TPTAGT よりも高い状態で不感帯を逸脱
すると(P≧TPTAGT +PS )、先ず、デューティ比D
UTYを比例定数DP だけ一度に減少させ、ウエストゲ
ート弁制御デューティソレノイド弁16を介してウエス
トゲート弁14の弁開度を所定量大きくして過給圧を低
下させ、その後のルーチン実行時、未だ同様に、実過給
圧Pが不感帯を逸脱しているときには、ルーチン実行毎
すなわち演算周期毎にデューティ比DUTYを積分定数
DI づつ漸次的に減少させることでウエストゲート弁1
4の弁開度を少量づつ大きくし、過給圧が目標過給圧T
PTAGT に収束するよう制御する。
【0047】さらに、実過給圧Pが目標過給圧TPTAGT
よりも高い状態から低い状態に移行し、実過給圧Pが目
標過給圧TPTAGT よりも低い状態で不感帯を逸脱すると
(P≦TPTAGT −PS )、先ず、デューティ比DUTY
をスキップ補正量DP だけ一度に増加させ、ウエストゲ
ート弁制御デューティソレノイド弁16を介してウエス
トゲート弁14の弁開度を所定量小さくすることでウエ
ストゲート弁14による排気リリーフ量を減少させ、過
給圧を上昇させる。その後のルーチン実行時、未だ同様
に、実過給圧Pが不感帯を逸脱しているときには、ルー
チン実行毎すなわち演算周期毎にデューティ比DUTY
を積分補正量DI づつ漸次的に増加させ、ウエストゲー
ト弁14の弁開度を少量づつ更に減少させて過給圧が目
標過給圧TPTAGT に収束するよう制御する。
【0048】次に、図5で補正係数Kを設定する過給圧
低下制御ルーチンを説明する。先ず、S201でギヤ位
置が所定の走行ギヤ位置(例えば、2速)であるか否か
判定し、所定の走行ギヤ位置の場合、S202でスロッ
トル開度センサ34により検出されるスロットル開度θ
t が予め設定しておいた値θtc以上か判定し、θt ≧θ
tcの場合、S203でクランク角センサ35により検出
されるクランク角からのエンジン回転数Ne が予め設定
しておいた値Nec(例えば、2000rpm)以上か判
定し、Ne ≧Necの場合、S204でT/M出力軸回転
数センサ36により検出されるT/M出力軸回転数から
の車速Vが予め設定しておいた値Vc (例えば、5km
/h)以下か判定し、V≦Vc の場合、S205に進ん
で補正係数Kに設定値KL を設定し(K←KL )ルーチ
ンを抜ける。ここで、設定値KLは、予め実験・計算等
により定めた値であり、例えば、0.7等の、0よりも
大きく1より小さい値である。すなわち、ギヤ位置が所
定の走行ギヤ位置で、θt≧θtc、かつ、Ne ≧Nec、
かつ、V≦Vc の場合に、補正係数Kは0よりも大きく
1より小さい値に設定される。
【0049】そしてそれ以外の場合、ギヤ位置が所定の
ギヤ位置以外、あるいは、θt <θtc、あるいは、Ne
<Nec、あるいは、V>Vc の場合は、S206に進
み、補正係数に1を設定して(K←1)ルーチンを抜け
る。
【0050】前述の過給圧制御ルーチンで目標過給圧T
PTAGT は、TPTAGT ←K・TPTAGTで補正される(S1
02)ため、ギヤポジションが所定の走行レンジで、θ
t ≧θtc、かつ、Ne ≧Nec、かつ、V≦Vc の場合
は、目標過給圧TPTAGT が低い値に補正されることにな
る。例えば、K=0.7に設定されている場合、目標過
給圧TPTAGT は通常の70%の値に制限される。
【0051】すなわち、ストール状態や低車速でスロッ
トルを高開度にした場合、過給圧が高くなりタービント
ルクが自動変速機の許容入力トルクを越えることがある
が、このような条件が成立するとき(ギヤ位置が所定の
走行ギヤ位置で、θt ≧θtc、かつ、Ne ≧Nec、か
つ、V≦Vc のとき)、T/M入力トルクが過大である
と推定して、目標過給圧TPTAGT を制限し、エンジント
ルクを自動変速機の許容入力トルク以下に抑制するので
ある。尚、上記条件以外の場合は、通常の目標過給圧T
PTAGT に設定される。
【0052】本発明の実施の形態1によれば、上記補正
係数Kに設定する設定値KL の値を小さくし、大幅な過
給圧の低減をして大幅なエンジントルクの低減をするこ
とも可能で、高出力のターボチャージャー付エンジンの
大きなストールトルク低減ができる。
【0053】また、その時々のエンジン運転状態により
設定される目標過給圧TPTAGT を基準に過給圧を低減さ
せてトルクダウンを図るようになっているため、きめ細
かなトルクダウンが行える。
【0054】そして、ストールトルクを低減することに
より、変速機や駆動系のトルク容量を小さくでき、変速
機のクラッチ枚数の削減、自動変速機の小型軽量化が可
能となるため、高出力のターボチャージャー付エンジン
と低出力の無過給小排気量エンジンの変速機、駆動系を
共用化、統合化することも可能になる。
【0055】さらに、過給圧を制限して行うトルクダウ
ンであるため、振動の発生、エンジンの燃焼の変化によ
る触媒への悪影響が回避できる。
【0056】尚、本発明の実施の形態1では、過給機を
ターボチャージャーとして説明したが、過給機としては
ターボチャージャーに限定されず、スーパーチャージャ
ーでも良い。
【0057】次に、図8〜図10は、本発明の実施の形
態2を示し、図8は制御装置の概略を示すブロック図、
図9は過給圧低下制御ルーチンのフローチャート、図1
0はトルクコンバータの回転速度比e−トルク比tの関
係の説明図である。尚、本発明の実施の形態2は、過給
圧低下部が、車両の運転状態に基づき自動変速機への入
力トルクを算出し、ギヤ位置が所定の走行ギヤ位置で、
上記算出した入力トルクが予め設定した基準値以上の場
合に自動変速機への入力トルクが過大と判定して過給圧
制御部に対し目標過給圧を低下させるように過給圧低下
制御を行うようにしたことが前記発明の実施の形態1と
異なる。
【0058】すなわち、過給圧低下部61は、吸入空気
量センサ33により検出される吸入空気量Qa 、クラン
ク角センサ35により検出されるクランク角からのエン
ジン回転数Ne 、T/M出力軸回転数センサ36により
検出されるT/M出力軸回転数からの車速V、ギヤ位置
設定部52から変速比i、ギヤ位置のデータが入力さ
れ、T/M入力トルクTt を算出し、ギヤ位置が設定位
置で、T/M入力トルクTt が基準値Tc 以上の場合に
T/M入力トルクTt が過大と判定して、前記過給圧制
御部51で設定する目標過給圧TPTAGT を小さくさせる
過給圧低下手段としてのものである。
【0059】図9に示す過給圧低下制御ルーチンで、先
ず、S301でエンジントルクTeを算出する。エンジ
ントルクTe は、Kteを定数として、以下の(1)式に
より算出される。尚、計算によらず、予め設定しておい
たマップを参照して求めても良い。 Te =Kte・Qa /Ne …(1) 次に、S302に進み、タービン回転数Nt を算出す
る。このタービン回転数Nt は、車速→T/M出力軸回
転変換係数をKvtとして、以下の(2)式で算出され
る。 Nt =Kvt・V・i …(2) 次いで、S303に進み、T/M入力トルクTt を算出
する。T/M入力トルクTt は、 Tt =t・Te …(3) で算出される。ここで、tはトルクコンバータのトルク
比で、予め設定しておいたトルクコンバータの回転速度
比e−トルク比tのマップ(例えば、図10)を参照し
て求めるもので、上記トルクコンバータの回転速度比e
は、以下の(4)式で算出される。 e=Nt /Ne …(4) その後、S304へ進み、ギヤ位置が所定の走行ギヤ位
置(例えば、2速)であるか否か判定し、所定の走行ギ
ヤ位置の場合、S305で上記T/M入力トルクTt が
予め設定しておいた基準値Tc 以上か判定し、Tt ≧T
c の場合、S306に進んで補正係数Kに設定値KL を
設定し(K←KL )ルーチンを抜ける。ここで、設定値
KL は、前記発明の実施の形態1で説明した予め実験・
計算等により定めた値であり、例えば、0.7等の、0
よりも大きく1より小さい値である。すなわち、ギヤ位
置が所定の走行ギヤ位置で、T/M入力トルクTt が予
め設定しておいた基準値Tc 以上になった場合、T/M
入力トルクTt が過大であると判定して、補正係数Kは
0よりも大きく1より小さい値に設定される。
【0060】そしてそれ以外の場合、ギヤ位置が設定位
置以外、Tt <Tc の場合は、T/M入力トルクTt は
許容される範囲としてS307へ進み、補正係数に1を
設定して(K←1)ルーチンを抜ける。
【0061】このため、前述の過給圧制御ルーチンで目
標過給圧TPTAGT は、ギヤ位置が所定の走行ギヤ位置
で、T/M入力トルクTt が予め設定しておいた基準値
Tc 以上になった場合、低い値に補正されることにな
る。尚、それ以外の場合は、通常の目標過給圧TPTAGT
が設定されることになる。
【0062】このように、本発明の実施の形態2によっ
ても前記発明の実施の形態1と同様の効果を得ることが
できる。また、本発明の実施の形態2によれば、直接、
吸入空気量等のデータを基にT/M入力トルクを算出し
て基準値と比較するので、精度良く制御が行える。
【0063】尚、本発明の実施の形態2においては、T
t −Tc の値が大きいほど設定値KL の値が小さくなる
ように、設定値KL の値を可変に設定しておいても良
い。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、触
媒の劣化や、振動が大きくなる等の問題を生じることな
く、高出力のターボチャージャー付エンジンのストール
時等のエンジントルクを大きく、きめ細かく低減するこ
とができ、自動変速機の小型軽量化が図れ、その結果、
高出力のターボチャージャー付エンジンと低出力の無過
給小排気量エンジンの変速機、駆動系を共用化、統合化
することも可能にするという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による制御装置の概略を
示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1による制御装置の概略構
成を示す説明図
【図3】本発明の実施の形態1による過給圧制御ルーチ
ンのフローチャート(その1)
【図4】本発明の実施の形態1による過給圧制御ルーチ
ンのフローチャート(その2)
【図5】本発明の実施の形態1による過給圧低下制御ル
ーチンのフローチャート
【図6】本発明の実施の形態1による過給圧制御状態の
説明図
【図7】本発明の実施の形態1によるP分テーブル及び
I分テーブルの説明図
【図8】本発明の実施の形態2による制御装置の概略を
示すブロック図
【図9】本発明の実施の形態2による過給圧低下制御ル
ーチンのフローチャート
【図10】本発明の実施の形態2によるトルクコンバー
タの回転速度比e−トルク比tの関係の説明図
【符号の説明】
1 エンジン 13 ターボチャージャ 14 ウエストゲート弁 15 ウエストゲート弁作動用アクチュエータ 16 ウエストゲート弁制御デューティソレノイド弁 21 自動変速機 22 トルクコンバータ 24 変速機構部 25 油圧回路 31 絶対圧センサ 33 吸入空気量センサ 34 スロットル開度センサ 35 クランク角センサ 36 T/M出力軸回転数センサ 37 インヒビタスイッチ 51 過給圧制御部(過給圧制御手段) 52 ギヤ位置設定部(ギヤ位置設定手段) 53 過給圧低下部(過給圧低下手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の走行状態と運転状態から自動変速
    機のギヤ位置を設定し出力するギヤ位置設定手段と、エ
    ンジンの過給機からの過給圧をエンジン運転状態に応じ
    て設定した目標値に制御する過給圧制御手段とを有する
    自動変速機付車両の制御装置において、 車両の運転状態に基づいて上記自動変速機への入力トル
    クが変速機、或いは駆動系の許容トルクを越え過大であ
    るか否か判定し、過大であると判定した場合に上記目標
    値を低下させる過給圧低下手段を備えたことを特徴とす
    る自動変速機付車両の制御装置。
  2. 【請求項2】 上記過給圧低下手段は、ギヤ位置が設定
    位置でエンジンのスロットル開度が設定値以上かつエン
    ジン回転数が設定値以上かつ車速が設定値以下の場合に
    上記自動変速機への入力トルクが過大と判定して上記目
    標値を低下させることを特徴とする請求項1記載の自動
    変速機付車両の制御装置。
  3. 【請求項3】 上記過給圧低下手段は、エンジンの吸入
    空気量に基づき自動変速機への入力トルクを算出し、ギ
    ヤ位置が設定位置で、上記算出した入力トルクが予め設
    定した基準値以上の場合に上記自動変速機への入力トル
    クが過大と判定して上記目標値を低下させることを特徴
    とする請求項1記載の自動変速機付車両の制御装置。
JP8125075A 1996-05-20 1996-05-20 自動変速機付車両の制御装置 Pending JPH09310626A (ja)

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JP (1) JPH09310626A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009180112A (ja) * 2008-01-29 2009-08-13 Daihatsu Motor Co Ltd 過給圧制御システム
JP2016020691A (ja) * 2014-06-18 2016-02-04 トヨタ自動車株式会社 車両用駆動制御装置

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JP2009180112A (ja) * 2008-01-29 2009-08-13 Daihatsu Motor Co Ltd 過給圧制御システム
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