JPH09310557A - 盗難防止金庫 - Google Patents

盗難防止金庫

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JPH09310557A
JPH09310557A JP13014696A JP13014696A JPH09310557A JP H09310557 A JPH09310557 A JP H09310557A JP 13014696 A JP13014696 A JP 13014696A JP 13014696 A JP13014696 A JP 13014696A JP H09310557 A JPH09310557 A JP H09310557A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
safe
battery
electrode plate
paint
theft
Prior art date
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Pending
Application number
JP13014696A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsukuru Mizoguchi
作 溝口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nisshin Industry Co Ltd
Original Assignee
Nisshin Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nisshin Industry Co Ltd filed Critical Nisshin Industry Co Ltd
Priority to JP13014696A priority Critical patent/JPH09310557A/ja
Publication of JPH09310557A publication Critical patent/JPH09310557A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 盗難防止装置を作動させる電池が消耗して作
動しなくなるまで金庫を放置した場合にも、金庫内の紙
幣が使用できないようにする。 【解決手段】 外壁体(1)とロック機構付き開閉扉
(2)とからなる金庫(A)であって、前記外壁体及び
開閉扉は、少なくとも絶縁材(1c)を介在させた正極
板(1a)及び負極板(1b)の3層構造を含む積層体
にて形成され、金庫内には、電池により作動する塗料噴
出手段(5)が設置され、前記正極板と負極板とが接触
したとき又は前記の電池の残量が一定値以下になったと
き又は異常事態が発生したときに、前記塗料噴出手段が
作動して金庫内に塗料が噴出するように構成したことを
特徴とする盗難防止金庫。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、盗難を防止できる
金庫であって、特に紙幣を保管するための金庫に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、盗難にあった紙幣を識別で
き、その使用を不能にする金庫が開発されており、その
構成は、インクを貯留するインクタンクと金庫の取扱異
常を検出する異常検出手段と、異常検出手段が金庫の取
扱異常を検出した時以後にインクタンク内のインクを金
庫内に散布する散布手段を備えたものである(特開平6
−108741号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の金
庫においては、異常検出手段やインク散布手段の作動は
電気を利用するのが一般的であるが、この電気の供給源
が停電や人為的な断線等により遮断されることを考慮し
た場合には、金庫内に電池を収納し、これを電源として
前記の各手段が作動するようにすることが望ましい。
【0004】しかしながら、電池を電源として使用した
場合には、電池を交換せずに金庫を長期間放置しておく
と電池が自然に消耗することによって、異常検出手段や
インク散布手段が作動しなくなるので、開閉扉をこじあ
けたり外壁を破るなどして容易に金庫を開けることがで
きる欠点がある。
【0005】そこで、本発明者は、電池の残量が少なく
なった場合も、金庫内にインクを噴出できるようにすれ
ば、上記の欠点が解決できることを見出した。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る盗難防止金
庫は、ロック機構付き開閉扉を有する金庫において、金
庫内に電池により作動する塗料噴出手段が設置され、電
池の残量が一定値以下になったときに、前記塗料噴出手
段が作動して金庫内に塗料が噴出するように構成したも
のである。
【0007】したがって、長期間電池を交換せずに金庫
を放置しておくと、自然に金庫内に塗料が噴出し、金庫
内に保管されている紙幣等に塗料が付着して使用が不能
になる。
【0008】また、上記の盗難防止金庫において、電池
の残量が塗料噴出手段が作動する一定値に達する前に、
電池交換の時期を告知する電池残量表示部を設けた場合
には、電池残量表示部により電池交換の時期を確認でき
るため、開閉扉のロックを解除することができれば、開
閉扉を開けて電池を交換することにより、電池の消耗に
よる塗料の噴出を避けることができるので、金庫に保管
された紙幣等が塗料により汚損されることがない。した
がって、適時に電池交換をすることができるので、異常
がないときに塗料噴出手段が作動して金庫内の紙幣が使
用不能になるような誤動作を防ぐことができる。
【0009】さらに、上記の盗難防止金庫において、金
庫の外壁体及び開閉扉が、少なくとも絶縁材を介在させ
た正極板及び負極板の3層構造を含む積層体にて形成さ
れ、正極板と負極板とが接触したときに、前記塗料噴出
手段が作動して金庫内に塗料が噴出するように構成した
場合には、金庫の外壁あるいは開閉扉に孔等をあけたと
きには、絶縁体が破壊され、正極板と負極板とが接触し
て通電状態となることにより、塗料噴出手段が作動し、
金庫内に保管された紙幣に塗料が付着する。
【0010】さらにまた、上記の盗難防止金庫におい
て、金庫に対して異常事態が発生したときに、前記塗料
噴出手段が作動して金庫内に塗料が噴出するように構成
した場合には、正規の鍵を使用せずに開閉扉のロック機
構を解除したり、扉をこじあけたり、また規定時間外に
開閉扉を開いたりするような異常事態が発生した場合
に、塗料噴出手段が作動するようになる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好適な実施例を図
1〜図5に基いて詳細に説明する。
【0012】図1は本発明における盗難防止金庫(A)
であり、(1)は外壁体、(2)はロック機構付き開閉
扉である。
【0013】前記外壁体(1)は、図2に示すように、
2枚の銅板等の良導体よりなる正極板(1a)及び負極
板(1b)の間に絶縁フィルム等の絶縁材(1c)を介
在させた3層構造の積層体より構成されている。なお、
この積層体にさらに従来からなされている耐熱・耐火シ
ート等を積層してさらに金庫を保護するようにしてもよ
い。そして、この外壁体(1)は、例えば図3に示され
る形状に切取り、これを6面体に折畳めば、6面体を構
成する正極板(1a)の全体及び負極板(1b)の全体
がそれぞれ電気的に連続することになる。したがって、
正極板(1a)と負極板(1b)の各1個所に配線をす
れば、どの面で正極板(1a)と負極板(1b)とが接
触しても通電が可能な状態となり、配線を最小限にでき
るので望ましい。前記6面体のうちの1面は開閉扉を設
ける個所になるため、矩形状の打抜き部(1d)を形成
し、外壁体と同様の前記3層構造を含む積層体よりなる
開閉扉(2)を配設する。この外壁体(1)及び開閉扉
(2)は、いずれも孔を開けたりすると絶縁材(1c)
が破れることにより正極板(1a)と負極板(1b)と
が接触し、電気を通せば通電状態となるので、前記の3
層構造は電極シートスイッチ(SW1)として機能す
る。
【0014】開閉扉(2)の外面側には電池残量表示部
(3)が配されており、該表示部(3)は、正常時はO
FFになっている金庫内の電源スイッチ(SW2)と接
続されており、電池の残量を検出する電池残量検出回路
を制御部として、電池の残量が十分であるときには、こ
の表示部(3)に「正常」の文字が表示され、第1段階
として電池の残量が一定量減少したときに「電池交換」
の文字が表示され、さらに残量が減少して一定値に達し
たときに、電源スイッチ(SW2)がONになり、異常
検知処理回路に信号が送られ、表示部(3)に「非常事
態発生」の文字が表示されると共に後述する非常時動作
回路に信号が送られ、金庫内に塗料が噴出する仕組にな
っている。なお、「電池交換」の文字が表示されている
間に、開閉扉(2)を開けて電池残量検出回路をOFF
にすれば、電池を交換することができ、その後、電池残
量検出回路をONにすれば、表示部(3)は「正常」の
文字に戻るようになっている。図4は、この電池残量表
示部を制御する電池残量検出回路のフローチャートであ
る。
【0015】開閉扉(2)にはダイヤルロック(2a)
とキーロック(2b)とが並設されており、キーロック
(2b)の内部には電源スイッチ(SW3)が内蔵され
ていて、このスイッチ(SW3)は、平常時はOFFに
なっており、このキーロック(2b)を正規に解錠せず
に開閉扉を開けようとした場合にONになるようにして
ある。
【0016】(4)はマイクロコンピュータ内蔵のタイ
マーであり、その内部に、正常時はOFFになっている
電源スイッチ(SW4)が配設されており、設定された
時間以外に開閉扉を開いたときに、電源スイッチ(SW
4)がONになるようになっている。
【0017】(5)は塗料噴出手段であり、塗料が充填
されたスプレー缶(5a)と、該スプレー缶(5a)内
の塗料を噴出させるための噴出装置(5b)とからな
り、噴出装置(5b)は、図示を省略するが、モータに
より作動する駆動部によって、スプレー缶(5a)のノ
ズルを押圧して塗料を噴出させるようにするか、又はス
プレー缶(5a)に孔を開けて内部の塗料が噴き出るよ
うにする。
【0018】(6)は、開閉扉(2)の内壁に設置され
た電源であり、電池が使用されている。
【0019】図5は、上記の各スイッチ、電源及び塗料
噴出手段等の作動順路を示す非常時検出回路ブロック図
であり、電極シートスイッチ(SW1)、電池残量検出
回路における電源スイッチ(SW2)、キーロックに内
蔵された電源スイッチ(SW3)及びタイマーに配設さ
れた電源スイッチ(SW4)がそれぞれ異常検知処理回
路に並列的に接続されており、各スイッチがONの状態
になったときにそれぞれ個別に異常検知処理回路に信号
が送られ、異常検知処理回路が作動するようになってい
る。そして異常検知処理回路には、電池残量表示部と非
常時動作回路とが並列接続されており、異常検知処理回
路が作動したときには、電池残量表示部に「非常事態発
生」の文字を表示するように信号を送ると共に非常時動
作回路が作動するようになっている。この非常時動作回
路には、塗料噴出手段における噴出装置の駆動部に信号
が送られ、モータが回転することによりスプレー缶に充
填された塗料が噴出する仕組になっている。
【0020】したがって、電池残量表示部に「正常」の
文字が表示されているときは、電池の残量が十分にあ
り、かつ金庫内に塗料が噴出していないことがわかり、
また「電池交換」の文字が表示されたときには、電池交
換を至急行なわねばならず、「非常事態発生」の文字が
表示されたときには、金庫内に塗料が噴出し、保管され
ている紙幣に塗料が付着して使用できない状態となって
いることがわかる。
【0021】以上のように構成したことにより、金庫の
開閉扉をこじあけたり、設定時間内に開閉扉を開けた
り、また外壁や開閉扉を破って、金庫内の紙幣を取り出
そうとすると金庫内に塗料が噴出する仕掛になってお
り、さらに金庫を放置しておいた場合でも、電池の残量
が自然に減少し、電池残量表示部に「電池交換」の文字
が表示されたときに正規のキーを使用して設定時間中に
開閉扉を開いて電池を交換しなければ、やがて電池残量
表示部に「非常事態発生」の文字が表示され、金庫内に
塗料が噴出する仕掛になっている。
【0022】
【発明の効果】上記したように、本発明に係る盗難防止
金庫は、その外壁や扉に孔を開けたりして内部の紙幣を
取出そうとすると、塗料噴出手段によって塗料が噴出し
て内部の紙幣に付着することにより紙幣が使用できない
ようになっており、またそればかりでなく、塗料噴出手
段を駆動する電源となる電池が減少しても前記と同様に
塗料噴出手段によって塗料が噴出して内部の紙幣が使用
できない状態となる。したがって、この金庫の機能を誰
もが知るようになると、盗難犯が当該機能を有する金庫
に遭遇したときには、その金庫を襲う気をなくさせる効
果があり、盗難が未然に防止できるという優れた効果を
果すものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における盗難防止金庫の概略斜視図であ
る。
【図2】本発明の盗難防止金庫の外壁体の一部断面斜視
図である。
【図3】本発明における盗難防止金庫の外壁体の概略展
開図である。
【図4】本発明の盗難防止金庫の電池残量表示部を制御
する電池残量検出回路のフローチャートである。
【図5】本発明の盗難防止金庫の作動内容を示す非常時
検出回路ブロック図である。
【符号の説明】
A………盗難防止金庫 1………外壁体(電極シートスイッチSW1) 1a……正極板 1b……負極板 1c……絶縁材 1d……開閉扉配設用抜打部 2………開閉扉 2a……ダイヤルロック 2b……キーロック SW3…キーロックに内蔵の電源スイッチ 3………電池残量表示部 SW2…電池残量表示部に内蔵の電源スイッチ 4………タイマー SW4…タイマーに内蔵の電源スイッチ 5………塗料噴出手段 5a……塗料充填スプレー缶 5b……駆動部内蔵噴出装置 6………電源(電池)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロック機構付き開閉扉を有する金庫におい
    て、金庫内に電池により作動する塗料噴出手段が設置さ
    れ、電池の残量が一定値以下になったときに、前記塗料
    噴出手段が作動して金庫内に塗料が噴出するように構成
    したことを特徴とする盗難防止金庫。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の盗難防止金庫において、
    電池の残量が塗料噴出手段が作動する一定値に達する前
    に、電池交換の時期を告知する電池残量表示部を設けた
    ことを特徴とする盗難防止金庫。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載の盗難防止金庫にお
    いて、金庫の外壁体及び開閉扉が、少なくとも絶縁材を
    介在させた正極板及び負極板の3層構造を含む積層体に
    て形成され、正極板と負極板とが接触したときに、前記
    塗料噴出手段が作動して金庫内に塗料が噴出するように
    構成したことを特徴とする盗難防止金庫。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれか1項に記載の盗難
    防止金庫において、金庫に対して異常事態が発生したと
    きに、前記塗料噴出手段が作動して金庫内に塗料が噴出
    するように構成したことを特徴とする盗難防止金庫。
JP13014696A 1996-05-24 1996-05-24 盗難防止金庫 Pending JPH09310557A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005517847A (ja) * 2002-02-06 2005-06-16 エスキューエス・セキュリティ・キューブ・システム・アクチボラグ 容器に関する方法および装置
CN110379104A (zh) * 2019-08-01 2019-10-25 磐安西昂电子有限公司 一种贵重物品用防盗标记发生器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005517847A (ja) * 2002-02-06 2005-06-16 エスキューエス・セキュリティ・キューブ・システム・アクチボラグ 容器に関する方法および装置
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