JPH09309786A - エアバッグ用ガス発生剤 - Google Patents

エアバッグ用ガス発生剤

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JPH09309786A
JPH09309786A JP8129747A JP12974796A JPH09309786A JP H09309786 A JPH09309786 A JP H09309786A JP 8129747 A JP8129747 A JP 8129747A JP 12974796 A JP12974796 A JP 12974796A JP H09309786 A JPH09309786 A JP H09309786A
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    • C06EXPLOSIVES; MATCHES
    • C06BEXPLOSIVES OR THERMIC COMPOSITIONS; MANUFACTURE THEREOF; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS EXPLOSIVES
    • C06B23/00Compositions characterised by non-explosive or non-thermic constituents
    • C06B23/04Compositions characterised by non-explosive or non-thermic constituents for cooling the explosion gases including antifouling and flash suppressing agents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、含窒素有機化合物をガス発生基剤
とする従来の非アジド系エアバッグ用ガス発生剤と同等
又はそれ以上の性能を有し、更に燃焼温度がより一層低
いエアバッグ用ガス発生剤を提供することを課題とす
る。 【解決手段】 本発明のエアバッグ用ガス発生剤は、含
窒素有機化合物及び酸化剤を有効成分とするガス発生剤
であって、減熱剤としてホウ酸誘導体を含有するエアバ
ッグ用ガス発生剤である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアバッグ用ガス
発生剤に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来からエアバッグ用
ガス発生剤としては、アジ化ナトリウムをガス発生基剤
とするアジド系ガス発生剤が汎用されている。しかしな
がら、アジド系ガス発生剤には衝撃着火性が高いという
欠点があり、取り扱い上の危険性が非常に大きい。即
ち、ガス発生基剤であるアジ化ナトリウムと酸化剤等の
他の成分とを混合及び成形し、ペレット化する際に爆発
や爆轟が起り易く、周囲の設備や環境を破壊したり、作
業者に危害を及ぼす可能性が著しく高い。更に、アジ化
ナトリウムは劇毒性を有するため、アジド系ガス発生剤
の製造、輸送及び保管の各工程において、作業者保護の
ための厳重な防護対策が必要となる。加えて、アジ化ナ
トリウムは水に易溶であるため、アジド系ガス発生剤を
装填したエアバッグ装着車が河川、湖沼、池、海等に落
ちるかもしくは水害に遭遇した際又は該エアバッグ装着
車をカッター等によって切断してスクラップ化する際
に、アジ化ナトリウムが漏出し、甚大な環境汚染を引き
起こす畏れがある。
【0003】環境保全及び作業者や使用者の安全性を重
視する考え方が主流である現状にあっては、上記のよう
な欠点を有するアジド系ガス発生剤は好ましくないもの
であり、アジ化ナトリウムに代る非アジド系ガス発生基
剤の開発が強く要望されている。
【0004】現在提案されている非アジド系基剤として
は、アミド基を有する含窒素有機化合物、具体的には、
化学構造式H2NOCN=NCONH2で表されるアゾジ
カルボンアミド(特開平6−32689号公報、特開平
6−32690号公報、特開平6−227884号公
報、国際公開公報WO94/01381等)、化学構造
式H2NOCHNNHCONH2で表されるビスカルバモ
イルヒドラジン(特開平7−300383号公報、ドイ
ツ特許公開公報第19516818号)、化学構造式H
2NC(NH)NHCNで表されるジシアンジアミド
(米国特許第4386979号明細書)等を挙げること
ができる。特に、アゾジカルボンアミド及びビスカルバ
モイルヒドラジンは合成樹脂用の発泡剤として汎用さ
れ、入手が非常に容易であり且つ安価であること、毒性
及び衝撃着火性が顕著に低いこと、並びにこれらの燃焼
により生成するガス中の有毒成分(CO、NOx等)が
少ないことから、実用化への研究が進められている。
【0005】一方、大部分の乗用車へのエアバッグシス
テムの標準装備化が進められている現状においては、低
コスト化の要請により、バッグの生地は高耐熱性のもの
から余り耐熱性の高くないものに変わってきているた
め、エアバッグ用ガス発生剤においても、燃焼温度がで
きるだけ低いものが望ましい。
【0006】上記の非アジド系ガス発生剤は、充分に低
い燃焼温度を有しているが、更なる燃焼温度の低下が要
望されている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決すべく鋭意研究を重ねた結果、従来の非アジド系ガ
ス発生剤の好ましい特性を損なうことなく、燃焼温度の
みをより一層低減化し得る新規な減熱剤を見い出すこと
に成功し、ここに本発明を完成するに至った。
【0008】即ち、本発明は、含窒素有機化合物及び酸
化剤を有効成分とするガス発生剤であって、減熱剤とし
てホウ酸誘導体を含有することを特徴とするエアバッグ
用ガス発生剤に係る。
【0009】本発明によれば、含窒素有機化合物をガス
発生基剤とする非アジド系エアバッグ用ガス発生剤に、
減熱剤としてホウ酸誘導体を添加した新しい非アジド系
エアバッグ用ガス発生剤が提供される。
【0010】本発明のエアバッグ用ガス発生剤は、含窒
素有機化合物をガス発生基剤とする従来の非アジド系エ
アバッグ用ガス発生剤と同等又はそれ以上の性能を有
し、更に燃焼温度がより一層低いという特徴を有してい
る。
【0011】より詳しくは、本発明のエアバッグ用ガス
発生剤は、例えば、毒性及び衝撃着火性が低く、熱やア
ルカリに対する安定性が良好で、顕著に低い燃焼温度及
び適度な燃焼速度を有し、生成ガス中のCO、NOx等
の有毒成分濃度が低く、更に製剤化する際の成形性にも
優れている。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明のエアバッグ用ガス発生剤
は、ガス発生基剤として、含窒素有機化合物を含有する
ものである。含窒素有機化合物としては特に制限され
ず、従来からこの用途に使用されているものをいずれも
使用できる。具体的には、例えば、アミノ基含有有機化
合物、ニトラミン基含有有機化合物、ニトロソアミン基
含有有機化合物、含窒素複素環化合物等を挙げることが
できる。
【0013】アミノ基含有有機化合物としては、例え
ば、アゾジカルボンアミド、ビスカルバモイルヒドラジ
ン、アゾジカルボン酸とその塩(アルカリ金属塩、アル
カリ土類金属塩等)、尿素、ヘキサメチレンテトラミ
ン、重炭酸アミノグアニジン、トリアミノグアニジン、
ビウレット、シアノグアニジン、ニトログアニジン、ジ
シアンジアミド、ヒドラジド類等を挙げることができ
る。ここでヒドラジド類としては公知のものを使用で
き、例えば、カルボヒドラジド、アセトヒドラジド、
1,2−ジアセチルヒドラジド、ラウリン酸ヒドラジ
ド、サリチル酸ヒドラジド、シュウ酸ヒドラジド、シュ
ウ酸ジヒドラジド、アジピン酸ジヒドラジド、セバシン
酸ヒドラジド、ドデカンジヒドラジド、イソフタル酸ヒ
ドラジド、メチルカルバゼート、セミカルバジド、ホル
ムヒドラジド、1,2−ジホルミルヒドラジン等を挙げ
ることができる。
【0014】ニトラミン基含有有機化合物としては、例
えば、ジニトロペンタメチレンテトラミン、トリメチレ
ントリニトロアミン(RDX)、テトラメチレンテトラ
ニトロアミン(HMX)等の、テトラミン基を1個〜複
数個有する脂肪族化合物及び脂環式化合物を挙げること
ができる。
【0015】ニトロソアミン基含有有機化合物として
は、例えば、ジニトロソペンタメチレンテトラミン(D
PT)等の、置換基としてニトロソアミン基を1個〜複
数個有する脂肪族化合物及び脂環式化合物を挙げること
ができる。
【0016】含窒素複素環化合物としては、例えば、ウ
ラゾール、トリアゾール類、テトラゾール類等の、ヘテ
ロ原子として窒素原子を1個〜数個程度、好ましくは2
〜4個程度有する4〜6員の複素環化合物を挙げること
ができる。
【0017】これらの含窒素有機化合物の中でも、アミ
ノ基含有有機化合物及び含窒素複素環化合物が好まし
い。更に、アゾジカルボンアミド、ビスカルバモイルヒ
ドラジン、ジシアンジアミド等のアミノ基含有有機化合
物、ウラゾール等の含窒素複素環化合物等が特に好まし
い。含窒素有機化合物は1種を単独で又は2種以上を混
合して使用できる。また、含窒素有機化合物の粒径は、
併用する酸化剤やホウ酸誘導体の種類や使用量、酸化剤
やホウ酸誘導体以外に併用する成分の種類や使用量、得
ようとするガス発生剤の目的性能、得られるガス発生剤
を充填するインフレーターの材質、形状、構造、エアバ
ッグの容量等の各種条件に応じて広い範囲から適宜選択
することができる。
【0018】本発明のエアバッグ用ガス発生剤の他の一
つの有効成分である酸化剤としては特に制限されず、従
来から当該分野で使用されるものから適宜選択すればよ
いが、高温下で酸素を発生及び/又は供給し得るものが
好ましく、例えば、オキソハロゲン酸塩、硝酸塩、亜硝
酸塩、金属過酸化物、超酸化物、オゾン化合物等を挙げ
ることができる。
【0019】オキソハロゲン酸塩としては公知のものが
使用でき、例えば過ハロゲン酸塩、ハロゲン酸塩等を挙
げることができる。過ハロゲン酸塩の具体例としては、
例えば、過塩素酸リチウム、過塩素酸カリウム、過塩素
酸ナトリウム、過臭素酸リチウム、過臭素酸カリウム、
過臭素酸ナトリウム等のアルカリ金属塩、過塩素酸マグ
ネシウム、過塩素酸バリウム、過塩素酸カルシウム、過
臭素酸マグネシウム、過臭素酸バリウム、過臭素酸カル
シウム等のアルカリ土類金属塩、過塩素酸アンモニウ
ム、過臭素酸アンモニウム等のアンモニウム塩等が挙げ
られる。ハロゲン酸塩の具体例としては、例えば、塩素
酸リチウム、塩素酸カリウム、塩素酸ナトリウム、臭素
酸リチウム、臭素酸カリウム、臭素酸ナトリウム等のア
ルカリ金属塩、塩素酸マグネシウム、塩素酸バリウム、
塩素酸カルシウム、臭素酸マグネシウム、臭素酸バリウ
ム、臭素酸カルシウム等のアルカリ土類金属塩、塩素酸
アンモニウム、臭素酸アンモニウム等のアンモニウム塩
等が挙げられる。これらの中でも、ハロゲン酸及び過ハ
ロゲン酸のアルカリ金属塩が好ましく、過ハロゲン酸の
アルカリ金属塩が特に好ましい。
【0020】硝酸塩としては、例えば、硝酸リチウム、
硝酸ナトリウム、硝酸カリウム等のアルカリ金属塩、硝
酸マグネシウム、硝酸バリウム、硝酸ストロンチウム等
のアルカリ土類金属塩、硝酸アンモニウム等のアンモニ
ウム塩等を挙げることができる。その中でも、硝酸カリ
ウム等のアルカリ金属塩、硝酸ストロンチウム等のアル
カリ土類金属塩、硝酸アンモニウム等のアンモニウム塩
等が好ましく、硝酸カリウム、硝酸ストロンチウムが特
に好ましい。
【0021】亜硝酸塩としては、例えば、亜硝酸リチウ
ム、亜硝酸ナトリウム、亜硝酸カリウム等のアルカリ金
属塩、亜硝酸マグネシウム、亜硝酸バリウム、亜硝酸カ
ルシウム、亜硝酸ストロンチウム等のアルカリ土類金属
塩等を挙げることができる。
【0022】金属過酸化物としては、例えば、過酸化リ
チウム、過酸化ナトリウム、過酸化カリウム等のアルカ
リ金属塩、過酸化マグネシウム、過酸化カルシウム、過
酸化バリウム、過酸化ストロンチウム等のアルカリ土類
金属塩等を挙げることができる。
【0023】超酸化物としては、例えば超酸化ナトリウ
ム、超酸化カリウム等のアルカリ金属化合物、超酸化カ
ルシウム、超酸化ストロンチウム、超酸化バリウム等の
アルカリ土類金属化合物、超酸化ルビジウム、超酸化セ
シウム等を挙げることができる。
【0024】オゾン化合物としては、例えば一般式 M
3(式中MはNa、K、Rb、Cs等の周期律表第I
a族元素を示す。)で表わされる化合物が挙げられる。
【0025】尚、本発明においては、二硫化モリブデン
等の金属硫化物、ビスマス含有化合物、鉛含有化合物等
も酸化剤として使用できる。
【0026】これらの酸化剤の中でも、オキソハロゲン
酸塩、硝酸塩、亜硝酸塩等が好ましく、オキソハロゲン
酸塩、硝酸塩等が特に好ましい。斯かる酸化剤は1種を
単独で使用でき又は2種以上を併用できる。酸化剤は市
販品をそのまま使用することもでき、またその形状、粒
径等は特に制限されず、例えばその配合量、各成分との
配合比率、インフレーターの形状や材質、エアバッグの
容量等の各種条件に応じて適宜選択して使用すればよ
い。
【0027】酸化剤の配合量は、通常、酸素量を基準と
してガス発生基剤を完全に酸化燃焼し得る化学量論量又
はそれより少し多い程度とすればよいが、ガス発生基剤
及び酸化剤の配合割合を適宜変更させることにより、燃
焼速度、燃焼温度(ガス温度)、燃焼ガス組成等を任意
に調整できるので、広い範囲から適宜選択することがで
きる。例えば、ガス発生基剤100重量部に対して酸化
剤を10〜400重量部程度、好ましくは100〜24
0重量部程度配合するのがよい。
【0028】本発明のエアバッグ用ガス発生剤において
は、減熱剤として、ホウ酸誘導体を含むことを必須とす
る。ホウ酸誘導体としては公知のものを使用でき、例え
ば、ホウ酸及びその塩、酸化ホウ素等を挙げることがで
きる。ホウ酸の具体例としては、例えば、オルトホウ
酸、メタホウ酸、4ホウ酸等を挙げることができる。ま
たホウ酸の金属塩としては、例えば、ホウ酸リチウム、
ホウ酸カリウム、ホウ酸ナトリウム等のアルカリ金属
塩、ホウ酸マグネシウム等のアルカリ土類金属塩、ホウ
酸銅、ホウ酸ニッケル、ホウ酸鉛、ホウ酸マンガン等を
挙げることができる。これらの中でも、ホウ酸が好まし
く使用できる。ホウ酸誘導体の粒径は特に制限されず、
例えば、その配合量、各成分との配合比率、インフレー
ターの形状、構造、材質等、エアバッグの容量等の各種
条件に応じて適宜選択すればよい。またホウ酸誘導体の
配合量も特に制限されず、前記各種条件に応じて広い範
囲から適宜選択できるが、通常ガス発生基剤と酸化剤と
の合計量100重量部に対して1〜50重量部程度、好
ましくは3〜25重量部程度とすればよい。
【0029】本発明のエアバッグ用ガス発生剤には、上
記3種の有効成分の他に、例えば、燃焼触媒、燃焼調節
剤、スラグ形成剤等の少なくとも1種が含まれていても
よい。
【0030】燃焼触媒は、主に燃焼温度を下げ、ガス中
のCO及び/又はNOxの濃度を低減化する作用を有す
るものと考えられる。燃焼触媒としては、周期律表第4
〜6周期の金属の酸化物、加熱により前記金属酸化物を
生成し得る含酸素金属化合物、ヘテロポリ酸等が使用さ
れる。
【0031】周期律表第4〜6周期の金属の酸化物の具
体例としては、例えば、酸化銅、酸化ニッケル、酸化コ
バルト、酸化鉄、酸化クロム、酸化マンガン、酸化亜
鉛、酸化カルシウム、酸化チタン、酸化バナジウム、酸
化セリウム、酸化ホルミウム、酸化イッテルビウム、酸
化モリブデン、酸化タングステン、酸化アンチモン、酸
化錫等を挙げることができる。これらの中でも、酸化
銅、酸化ニッケル、酸化コバルト、酸化モリブデン、酸
化タングステン、酸化鉄、酸化錫、酸化亜鉛、酸化クロ
ム等が好ましく、CuO、CoO、NiO、Ni23
MoO3、WO3、Cr23、TiO2、SnO、Zn
O、Fe23等が特に好ましい。これらの金属酸化物に
は、その水和物も包含される。タングステン酸化物を例
にとれば、WO3・H2O等である。これらの金属酸化物
としては、好ましくはBET比表面積が5m2/g以
上、より好ましくは10m2/g以上、更に好ましくは
40m2/g以上のものを使用するのがよい。尚、上記
金属酸化物の中で、MoO3、WO3等は、CO濃度及び
NOx濃度を同時に低減化し得るというより一層好まし
い特性を有している。
【0032】加熱により周期律表第4〜6周期の金属の
酸化物を生成し得る含酸素金属化合物としては特に制限
されず、公知のものを使用できる。加熱によりMoO3
を生成する含酸素モリブデン化合物を例にとれば、モリ
ブデン酸コバルト、モリブデン酸ニッケル等のモリブデ
ン酸の第VIII属金属塩、モリブデン酸、水酸化モリブデ
ン等である。また、加熱によりWO3を生成する含酸素
タングステン化合物は、例えば、タングステン酸とその
金属塩等である。タングステン酸の金属塩としては、例
えば、タングステン酸リチウム、タングステン酸カリウ
ム、タングステン酸ナトリウム等のタングステン酸のア
ルカリ金属塩、タングステン酸カルシウム、タングステ
ン酸マグネシウム等のタングステン酸のアルカリ土類金
属塩、タングステン酸コバルト、タングステン酸ニッケ
ル、タングステン酸鉄等のタングステン酸の第VIII属金
属塩、タングステン酸銅等を挙げることができる。
【0033】ヘテロポリ酸の具体例としては、例えば、
リンモリブデン酸、リンタングステン酸、これらの金属
塩等を挙げることができる。ヘテロポリ酸の金属塩とし
ては特に制限されないが、例えば、Co塩、Ni塩、F
e塩等の第VIII属金属塩、Mg塩、Sr塩、Pb塩、B
i塩等を挙げることができ、これらの中でも第VIII属金
属塩が好ましく、Co塩等が特に好ましい。
【0034】これらの燃焼触媒の中でも、CuO、Co
O、NiO、Ni23、MoO3、WO3、加熱によりM
oO3を生成する含酸素モリブデン化合物、加熱により
WO3を生成する含酸素タングステン化合物、リンモリ
ブデン酸コバルト、Cr23、TiO2、SnO、Zn
O、Fe23等が特に好ましく、CuO、CoO、Ni
O、Ni23、MoO3、WO3、モリブデン酸の第VIII
属金属塩、リンモリブデン酸コバルト等がより一層好ま
しい。
【0035】上記燃焼触媒は、1種を単独で使用でき又
は2種以上を併用できる。
【0036】燃焼触媒の粒径は特に制限はなく、例えば
その配合量、他の成分との配合比率、インフレーターの
形状、構造、材質等、エアバッグの容量等の各種条件に
応じて広い範囲から適宜選択すればよい。本発明のガス
発生剤に燃焼触媒を配合する場合、その配合量は特に制
限はなく、前記各種条件に応じて広い範囲から適宜選択
できるが、ガス発生基剤と酸化剤との合計量100重量
部に対して燃焼触媒を通常0.1〜150重量部程度、
好ましくは0.5〜80重量部程度、より好ましくは5
〜30重量部程度とすればよい。
【0037】尚、加熱により金属酸化物を生成する含酸
素金属化合物を用いる場合は、生成する金属酸化物の量
が上記規定の範囲内になるようにすればよい。
【0038】燃焼調節剤は、一般的に燃焼温度を下げた
り、燃焼速度を調節したり、ガス発生剤の製造、輸送、
保存等の工程において、ガス発生剤が火災等に巻き込ま
れ又は強い衝撃を受けて爆轟するのを防止したりするた
めに使用される。
【0039】燃焼調節剤としては、例えば、下記(イ)
〜(チ)のもの等を挙げることができる。
【0040】(イ)B、Al、Mg、Ti、Zr、Mo
等の金属の粉末 (ロ)Al、Mg、Si等の周期律表第3周期元素の酸
化物、水酸化物、炭酸塩、重炭酸塩(好ましくは、水酸
化アルミニウム、ベントナイト、アルミナ、珪藻土、二
酸化珪素等) (ハ)Na、K等のアルカリ金属の炭酸塩、重炭酸塩、
酸化物、水酸化物 (ニ)Ca、Mg、Ba、Sr等のアルカリ土類金属の
炭酸塩、重炭酸塩、水酸化物 (ホ)前記(ハ)乃至(ニ)以外の周期律表第4〜6周
期元素(例えば、Zn、Cu、Fe、Pb、Ti、V、
Ce、Ho、Ca、Yb等)の塩化物、炭酸塩、硫酸
塩、水酸化物 (ヘ)カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチル
セルロース、これらのエーテル、微結晶性セルロース粉
末等のセルロース系化合物 (ト)可溶性デンプン、ポリビニルアルコール、その部
分ケン化物等の有機高分子化合物 (チ)グリシン等のアミノ酸、アスコルビン酸、クエン
酸等の有機カルボン酸等の有機酸。
【0041】上記燃焼調節剤の中でも、例えば、(イ)
〜(ニ)や(チ)の化合物が好ましく、B、Al、T
i、Zr等の金属の粉末、Al23等の金属酸化物、炭
酸リチウム、炭酸カルシウム等のアルカリ金属及びアル
カリ土類金属の炭酸塩、水酸化アルミニウム等の金属水
酸化物、グリシン等のアミノ酸等が特に好ましい。
【0042】燃焼調節剤は、1種を単独で使用でき又は
2種以上を併用できる。燃焼調節剤の粒径は特に制限さ
れず、例えばその配合量、他成分との配合比率、インフ
レーターの形状、構造、材質等、エアバッグの容量等の
各種条件に応じて広い範囲から適宜選択すればよい。本
発明のガス発生剤に燃焼触媒を配合する場合、その配合
量は特に制限されず、前記各種条件に応じて広い範囲か
ら適宜選択できるが、通常ガス発生基剤と酸化剤との合
計量100重量部に対して、0.1〜50重量部程度、
好ましくは0.5〜30重量部程度とすればよい。
【0043】スラグ形成剤は、ガス発生剤の燃焼後に発
生する残渣を固形化し、エアバッグインフレーター内の
フィルターによって除去し易くするための添加剤であ
る。スラグ形成剤としては公知のものを使用でき、例え
ば、既に減熱剤又は燃焼調節剤として例示した酸化ホウ
素(特にB23)、二酸化珪素、アルミナ等を挙げるこ
とができる。また、アルカリ土類金属を含む酸化物及び
反応して酸化物を生成するアルカリ土類金属化合物、例
えば酸化ストロンチウムや硝酸ストロンチウム等もスラ
グ形成剤として用いることができる。これらスラグ形成
剤は、1種を単独で使用でき又は2種以上を併用でき
る。本発明のガス発生剤にスラグ形成剤を配合する場
合、その配合量は特に制限されず、ガス発生剤の組成等
に応じて広い範囲から適宜選択すればよい。
【0044】更に、本発明のガス発生剤の好ましい特性
を損なわない範囲で、従来からこの用途に用いられてい
る各種添加剤が配合されていてもよい。
【0045】本発明においては、本発明のエアバッグ用
ガス発生剤の保存安定性や製剤化のし易さ等をより一層
向上させるために、ガス発生基剤、酸化剤、ホウ酸誘導
体及びその他の成分から選ばれる少なくとも1種、好ま
しくはガス発生基剤に表面処理を施してもよい。
【0046】表面処理には、公知の表面処理剤が使用で
き、例えば、カップリング剤、無機系表面処理剤等を挙
げることができる。また、キレート剤をも表面処理剤と
して用いることができる。
【0047】カップリング剤としては特に制限されず公
知のものを使用でき、例えば、γ−アミノプロピルトリ
エトキシシラン、γ−グリシジルオキシプロピルトリメ
トキシシラン、メチルトリメトキシシラン等のシラン系
カップリング剤、イソプロピルトリイソステアロイルチ
タネート等のチタネート系カップリング剤、アセトアル
コキシアルミニウムジイソプロピレート等のアルミニウ
ム系カップリング剤等を挙げることができる。無機系表
面処理剤としても公知のものを使用できるが、その中で
も水溶性金属塩が好ましい。水溶性金属塩の具体例とし
ては、例えば、AlCl3、CoCl2、ZrCl4、S
nCl2、SnCl4、TiCl3、TiCl4、FeCl
2、FeCl3、CuCl2、NiCl2、MoCl5等の
塩化物、Al、Co、Zr、Sn、Ti、Fe、Cu、
Ni、Mo等の金属の硝酸塩、Na4SiO4、K2Si4
9等の珪酸化物、ZrCl2O、NaAlO2等を挙げ
ることができ、これらの中でも、AlCl3、NaAl
2、FeCl2、FeCl3等が好ましく、NaAlO2
等が特に好ましい。またキレート剤としても公知のもの
を使用でき、例えば、エチレンジアミン4酢酸(EDT
A)及びその金属塩(EDTA・2Na塩、EDTA・
2K塩、EDTA・2Li塩、EDTA・2アンモニウ
ム塩等)、ジエチルジチオカルバミン酸ナトリウム等を
挙げることができる。
【0048】表面処理剤は1種を単独で又は2種以上を
混合して使用できる。表面処理剤の使用量は特に制限さ
れず、ガス発生基剤、酸化剤、ホウ酸誘導体、その他の
成分等の被処理成分の種類や使用量、表面処理剤の種
類、得ようとするガス発生剤の目的性能等に応じて広い
範囲から適宜選択できるが、通常被処理成分の総重量の
0.01〜5重量%程度、好ましくは0.1〜2重量%
程度とすればよい。
【0049】表面処理は公知の方法に従って、被処理成
分と表面処理剤とを接触させることにより、行うことが
できる。具体的には、例えば被処理成分と表面処理剤と
を混合すればよい。
【0050】尚、表面処理剤として水溶性金属塩を用い
る場合には、例えば、被処理成分と水溶性金属塩とを水
中で混合し、この混合液を中和した後、固形物を分取
し、乾燥すればよい。ここで中和に用いるpH調整剤と
しては特に制限されず、公知の酸及びアルカリを使用で
きる。酸の具体例としては、例えば、塩酸、硫酸、シュ
ウ酸、硝酸、リン酸等の無機酸類、酢酸等の有機酸類等
を挙げることができる。アルカリの具体例としては、例
えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリ
ウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カ
リウム、アンモニア等を挙げることができる。乾燥は、
ガス発生基剤の熱分解温度を考慮し、適宜適切な温度下
に行われる。また、乾燥は通常常圧下に行われるが、減
圧下に行うこともできる。尚、ガス発生基剤を表面処理
する前に、微粉砕したり或いは再結晶したりすることも
できる。
【0051】本発明のエアバッグ用ガス発生剤は、上記
ガス発生基剤、酸化剤、ホウ酸誘導体及び必要に応じて
その他の成分を混合することにより、製造される。
【0052】本発明のエアバッグ用ガス発生剤は、適当
な形状に製剤化することができる。例えば、本発明のエ
アバッグ用ガス発生剤にバインダーを適量混合して打錠
又は打錠乾燥すればよい。その際、水等の溶媒を適量加
えるのが安全上特に好ましい。バインダーとしては斯か
る目的に常用されているものを使用すればよい。製剤形
状は特に制限はなく、例えば、ペレット状、ディスク
状、球状、棒状、中空円筒状、こんぺい糖状、テトラポ
ット状等を挙げることができ、無孔のものでもよいが有
孔状のもの(例えば煉炭状のもの)でもよい。更に、ペ
レット状、ディスク状のものは、片面又は両面に1個〜
数個程度の突起を設けてもよい。突起の形状は特に制限
されず、例えば、円柱状、円錐状、多角錐状、多角柱状
等を挙げることができる。
【0053】或いは、本発明エアバッグ用ガス発生剤の
各成分をそれぞれ単独で製剤化し、これらを混合して使
用してもよい。
【0054】本発明エアバッグ用ガス発生剤の製剤は、
ポリエチレン等の合成樹脂製又は金属製の容器に充填す
ることにより、安全に保管及び輸送することができる。
【0055】本発明エアバッグ用ガス発生剤は、自動車
に限定されず、各種輸送用機器に搭載されるエアバッグ
システムのガス発生源として好適に使用できる。また、
エアボート、浮き輪等のガス源、ビル等の建造物の破壊
用等としても使用することができる。
【0056】
【実施例】以下に、実施例、比較例及び試験例を挙げ、
本発明を具体的に説明する。尚、本実施例において用い
た原料は次の通りである。
【0057】ビスカルバモイルヒドラジン:メジアン径
8.6μm、大塚化学(株)製 ウラゾール:大塚化学(株)製 硝酸カリウム:大塚化学(株)製 過塩素酸カリウム:平均粒径21.4μm、日本カーリ
ット(株)製 H3BO3:試薬特級、和光純薬(株)製 B23:試薬1級、和光純薬(株)製 二酸化珪素:商品名ニップシールNPS、日本シリカ工
業(株)製 可溶性デンプン:試薬一級品、和光純薬(株)製 酸化銅:商品名E09T−8、比表面積48m2/g及
び平均粒子径約7.4μm、日揮化学(株)製。
【0058】更に、以下において、「部」及び「%」と
あるのは、特に断らない限り、それぞれ「重量部」及び
「重量%」を示すものとする。
【0059】実施例1 ビスカルバモイルヒドラジン45部、過塩素酸カリウム
76.20部、酸化銅10部、二酸化珪素1部及びH3
BO3 8部の各粉末をよく混合し、これにデンプン含
有量が3.5部となるように可溶性デンプンの20%水
溶液を加えて更に混合し、湿潤粉体を製造した。この湿
潤粉体を造粒機により造粒し、得られた湿潤顆粒を乾燥
し、更に打錠機にて押圧し、本発明のエアバッグ用ガス
発生剤のペレット(径6mm、厚さ3mm、重量0.1
5g)を製造した。
【0060】比較例1 過塩素酸カリウムの配合量を76.25部、デンプン含
有量を3.0部にそれぞれに変更し且つH3BO3を添加
しない以外は実施例1と同様にして、ガス発生剤のペレ
ット(径6mm、厚さ3mm、重量0.15g)を製造
した。
【0061】試験例1(理論燃焼温度) 実施例1及び比較例1で得られたエアバッグ用ガス発生
剤について、NASAの熱平衡計算プログラム(B.McBr
ide, "CET89-Chemical Equilibrium with Transport Pr
operties, 1989" COSMIC Program #LEW-15113(1989), N
ASA 、以下このプログラムを「CET89」という)に
基づき、その理論燃焼温度(K)を算出した。結果を表
1に示す。
【0062】試験例2(燃焼試験) 径7mmのガス噴出孔を備え、伝火薬としてボロン/硝
酸カリウム0.8gが装填されたインフレーターの燃焼
室に、実施例1及び比較例1で得られたガス発生剤のペ
レット40gを充填した板厚0.3mmのアルミニウム
製カップを装填した。このインフレーターを60リット
ルタンク内に設置し、電流を流して作動させてガス発生
剤のペレットを燃焼させ、インフレーター内及び60リ
ットルタンク内の圧力及び温度を測定した。また、燃焼
後の60リットルタンク内のガスを採取孔より1リット
ルテドラーバッグ内に採取し、ガス中のCO濃度及びN
Ox濃度を検知管を用いて測定した。結果を表1に示
す。
【0063】尚、表1中の英記号は下記の意味である。
【0064】CPmax:インフレーターの燃焼室(チャ
ンバー)内の最大圧力(kgf/cm2) TPmax:60リットルタンク内の最大圧力(kgf/
cm2)。ガス発生剤のガス発生能力のパラメーター tTPmax:60リットルタンク内の圧力が最大になるま
での所要時間(msec)。エアバッグが展開する時の、展
開速度のパラメーター tTP90 :60リットルタンク内の圧力が最大値の90
%になるまでの所要時間(msec)。エアバッグが展開す
る時の、展開速度を模擬するパラメーター。
【0065】
【表1】
【0066】実施例2〜4 下記表2に記載の配合割合(部)で各粉末を混合し、こ
れにデンプン含有量が1.5部となるように可溶性デン
プンの20%水溶液を加えて更に混合し、湿潤粉体を製
造した。以下実施例1と同様に操作し、本発明のエアバ
ッグ用ガス発生剤のペレット(径6mm、厚さ3mm、
重量0.15g)を製造した。
【0067】比較例2 H3BO3を添加しない以外は実施例2と同様にして、ガ
ス発生剤のペレット(径6mm、厚さ3mm、重量0.
15g)を製造した。
【0068】
【表2】
【0069】実施例2〜4及び比較例2で得られたガス
発生剤のペレットを用い、試験例1及び試験例2と同様
にして、理論燃焼温度の算出及び燃焼試験を行った。
尚、燃焼試験におけるガス発生剤のペレットの充填量は
30gとした。結果を表3に示す。
【0070】
【表3】
【0071】表1〜表3から、ホウ酸誘導体を添加する
ことにより、燃焼性能を低下させることなく、且つ生成
ガス中のCOやNOx等の有毒成分濃度を増加させるこ
となく、燃焼温度を著しく低下させ得ることが明らかで
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 千々和 史郎 徳島県徳島市川内町加賀須野463 大塚化 学株式会社徳島工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 含窒素有機化合物及び酸化剤を有効成分
    とするガス発生剤であって、減熱剤としてホウ酸誘導体
    を含有することを特徴とするエアバッグ用ガス発生剤。
  2. 【請求項2】 含窒素有機化合物が、アミノ基含有有機
    化合物及び含窒素複素環化合物から選ばれる少なくとも
    1種である請求項1に記載のエアバッグ用ガス発生剤。
  3. 【請求項3】 ホウ酸誘導体が、ホウ酸、ホウ酸の金属
    塩及び酸化ホウ素から選ばれる少なくとも1種である請
    求項1に記載のエアバッグ用ガス発生剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001066494A1 (fr) * 2000-03-10 2001-09-13 Nippon Kayaku Kabushiki-Kaisha Composition pour generateur de gaz destine a un airbag
JP2004516223A (ja) * 2000-12-22 2004-06-03 ニグ ヘミー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ガス発生物のための推進薬

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WO2001066494A1 (fr) * 2000-03-10 2001-09-13 Nippon Kayaku Kabushiki-Kaisha Composition pour generateur de gaz destine a un airbag
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