JPH09309587A - 複合布製の袋体 - Google Patents

複合布製の袋体

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JPH09309587A
JPH09309587A JP8128679A JP12867996A JPH09309587A JP H09309587 A JPH09309587 A JP H09309587A JP 8128679 A JP8128679 A JP 8128679A JP 12867996 A JP12867996 A JP 12867996A JP H09309587 A JPH09309587 A JP H09309587A
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JP
Japan
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composite
cloths
cloth
composite cloths
side edges
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Application number
JP8128679A
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English (en)
Inventor
Hirobumi Miyakoshi
博文 宮腰
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SUMITOMO DENKO FUABURITSUKUSU
SUMITOMO DENKO FUABURITSUKUSU KK
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SUMITOMO DENKO FUABURITSUKUSU
SUMITOMO DENKO FUABURITSUKUSU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中間層に少なくとも一層の織布を有し、表裏
両面に、ゴム又は合成樹脂の被覆層を有する複合布を、
複数枚並列に接合した接合シートによって袋体を形成し
た場合、中間層の織布を伝って内容物が外部に漏出する
ことを、目張りテープを使用することなく防止しようと
するものである。 【解決手段】 外面側の両側縁に両隣りの複合布5が接
合される内面側に位置する複合布5と、内面側の両側縁
に両隣りの複合布5が接合される外面側に位置する複合
布5とを交互に接合して形成した接合シート1を使用す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、工業用水や廃液
などを収容する簡易組立式の水槽として使用したり、あ
るいはコンクリート製の貯水槽内面の水密性を確保する
ために、貯水槽内に収容して使用する、ゴム引布、合成
樹脂引布といった複合布で形成された袋体に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術と課題】従来、この種の袋体は、図7に示
すように、ゴム引布又は合成樹脂引布、即ち、中間層1
2に少なくとも一層の織布を有し、その表裏両面にゴム
又は合成樹脂の被覆層13を有する、高強度で可撓性の
ある複合布11によって形成されている。
【0003】ところで、従来、このような複合布11
は、長さ方向には長尺のものを製造できても、幅方向に
は限界があるため、容量の大きな貯水槽などを製作する
場合には、長尺の複合布11を複数枚並列に接合して広
幅の接合シートを形成しなければならない。
【0004】従来、複数枚の長尺の複合布11を接合し
た接合シートは、図7に示すように、各複合布11の一
方の側縁の外面に、隣の複合布11の他方の側縁の内面
を順次接合して形成されるため、各複合布11の両側の
端面は、一方が接合シートの内面側に、他方が接合シー
トの外面側に露出する。
【0005】したがって、上記接合シートによって貯水
槽等を形成した場合、接合シートの内面に位置する各複
合布11の一方の端面から、各複合布11の中間層12
の織布を伝って、接合シートの外面に露出する各複合布
11の他方の端面へと、水が漏洩するおそれがある。
【0006】このため、従来は、各複合布11の両側の
端面に、目張りテープ14、15を貼って、水の漏洩を
防止する必要があった。
【0007】しかしながら、各複合布11の両側の端面
に、長さ方向の全範囲に亘って目張りテープ14、15
をいちいち貼ることは、加工に時間がかかると共に、コ
スト高になるという問題があった。
【0008】そこで、この発明は、複数枚の複合布を接
合して広幅の接合シートを形成する場合に、各複合布の
両側の端面に、長さ方向全範囲に亘って目張りテープを
貼らなくても、各複合布の中間層の織布を伝っての水洩
れを防止しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明は、中間層に少なくとも一層の織布を有
し、表裏両面に、ゴム又は合成樹脂の被覆層を有する複
合布を、複数枚並列に接合した接合シートによって形成
される複合布製の袋体において、上記接合シートを、外
面側の両側縁に両隣りの複合布が接合される内面側に位
置する複合布と、内面側の両側縁に両隣りの複合布が接
合される外面側に位置する複合布とを交互に接合して形
成したのである。
【0010】上記の手段を採用することにより、内面側
に位置する複合布の中間層の織布の一方の端面から水が
浸入しても、その水は他方の端面から接合シートの内面
側に移動するだけであり、接合シートの外面側に水は漏
洩しない。一方、外面側に位置する複合布の両側の端面
は、いずれも接合シートの外面側に位置するため、外面
シートの両側の端面から中間層の織布への水の浸入がな
い。
【0011】したがって、内面側と外面側に位置する各
複合布のいずれの端面にも、目張りテープを貼る必要が
ない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る複合布製の
袋体の一形態について説明する。
【0013】図1乃至図4には、例えば、コンクリート
製の貯水槽の内側に収容して使用することができる上面
が開口された、有底筒形の袋体、即ち、長方形の底壁
と、底壁の4辺に起立する、対向一対の側壁と対向一対
の端壁とからなる。
【0014】この袋体の展開図は、図3の通りであり、
この袋体は、四隅を切欠いた接合シート1を、平行一対
の縦折り目2と平行一対の横折り目3によって、側壁の
端縁と端壁の側縁が突き合うように折り曲げ、端壁の側
縁に連設した接合片4を、側壁の端縁の外面に接着する
ことによって組立てられている。
【0015】上記接合シート1は、並列に設けられる複
数枚の複合布5からなる。複数枚の複合布5は、外面側
の両側縁に、両隣りの複合布5が接合され、両側端面が
いずれも内面側に露出するものと、内面側の両側縁に両
隣りの複合布5が接合され、両側端面がいずれも外面側
に露出するものとに区分され、これら内面側と外面側に
位置する複合布5を交互に接合することによって接合シ
ート1が形成されている。
【0016】複合布5は、図4に示すように、中間層6
と、その表裏両面に設けられたゴム又は合成樹脂の被覆
層7とからなり、中間層6には少なくとも一層の織布を
有し、表裏両面からの水密性と気密性に富む強靱な可撓
性シートであり、一般には、ゴム引布あるいは合成樹脂
引布と呼ばれている。
【0017】上記複合布5の接合には、接着剤による方
法、熱接着による方法のいずれも使用することができ
る。
【0018】また、上記袋体の内面には、図1と図2に
示すように、底壁の四隅と、端壁と側壁の突き合わせ部
分とに、それぞれ目張りテープ8、9を貼り付けて、端
壁と側壁と接合を補強し、これらの部分からの水の漏洩
を防止している。
【0019】図4は、袋体をコンクリート製の貯水槽A
の内面に収容した状態を示しており、内面側に位置する
複合布5の中間層6の織布内に水が浸入しても、その水
は一点鎖線の矢印で示すように、外面側には漏出しな
い。
【0020】次に、図5及び図6は、この発明に係る袋
体の第2の形態を示している。
【0021】この袋体は、図1に示す第1の形態の袋体
と同様、有底筒形をしているが、底壁四隅と、端壁と側
壁の突き合わせ部分とに、目張りテープを貼り付ける必
要がないものである。
【0022】即ち、この袋体は、図6に示すように、長
方形の接合シート1に、平行一対の縦折り目3と、平行
一対の横折り目2と、縦折り目3と横折り目2の交差部
分を起点にして四隅に向かう斜め折り目10とを設け
て、図5に示すように組立てたものである。
【0023】
【発明の効果】以上のように、この発明に係る複合布製
の袋体は、各複合布の両側の端面に、長さ方向の全範囲
に亘って目張りテープを貼り付けなくても、各複合布の
両側端面の中間層を伝って内容物が外部に漏出すること
がないので、加工時間を短縮でき、低コストでの製造が
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る袋体の第1の形態の斜視図
【図2】同上のII−II線の断面図
【図3】同上の袋体の展開図
【図4】同上の袋体の部分拡大断面図
【図5】この発明に係る袋体の第2の形態の斜視図
【図6】同上の袋体の展開図
【図7】従来の接合シートの接合状態を示す断面図
【符号の説明】
1 接合シート 2 横折り目 3 縦折り目 4 接合片 5 複合布 6 中間層 7 被覆層 8、9 目張りテープ 10 斜め折り目

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中間層に少なくとも一層の織布を有し、
    表裏両面に、ゴム又は合成樹脂の被覆層を有する複合布
    を、複数枚並列に接合した接合シートによって形成され
    る複合布製の袋体において、上記接合シートを、外面側
    の両側縁に両隣りの複合布が接合される内面側に位置す
    る複合布と、内面側の両側縁に両隣りの複合布が接合さ
    れる外面側に位置する複合布とを交互に接合して形成し
    たことを特徴とする複合布製の袋体。
JP8128679A 1996-05-23 1996-05-23 複合布製の袋体 Pending JPH09309587A (ja)

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