JPH09308981A - レーザ加工装置 - Google Patents

レーザ加工装置

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JPH09308981A
JPH09308981A JP8124445A JP12444596A JPH09308981A JP H09308981 A JPH09308981 A JP H09308981A JP 8124445 A JP8124445 A JP 8124445A JP 12444596 A JP12444596 A JP 12444596A JP H09308981 A JPH09308981 A JP H09308981A
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JP
Japan
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scanner
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signal indicating
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Withdrawn
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JP8124445A
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English (en)
Inventor
Keiji Iso
圭二 礒
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 X−Yスキャナにおけるノイズに起因する歩
留まりの低下を防止することのできるレーザ加工装置を
提供すること。 【解決手段】 ガルバノミラー方式によるX−Yスキャ
ナ14は、制御装置20から出力されて所定時間ラッチ
される所定ビット数のパラレルデータによる照射位置指
令信号により制御される。このX−Yスキャナは、前記
パラレルデータを前記所定時間の間に複数回サンプリン
グして初回のサンプリングデータと2回目以降のサンプ
リングデータとの比較を順次行い、一致の有無によって
前記パラレルデータの有効、無効を判定し、有効の場合
のみガルバノミラーの駆動を開始させる判定手段を有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレーザ加工装置に関
し、特にプリント配線基板への微小なビアホールの形成
に適した穴あけ用のレーザ加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の高機能化に伴い、プリ
ント配線基板に実装される実装部品の高密度化、狭リー
ドピッチ化が進んでいる。このような進歩に対応するた
めには、プリント配線基板に形成するビアホールの径も
0.3(mm)以下とすることが要求される。
【0003】これまでのプリント配線基板に対する穴あ
け加工は、NCドリルによる機械加工や露光加工(フォ
トビア方式)により行われている。しかし、NCドリル
では、穴の径は0.2(mm)が限界で、ドリルが折れ
る場合も多い。一方、フォトビア方式では0.15(m
m)が限界で、しかも材料費が高くなる。
【0004】上記のような問題点を解消する手段とし
て、最近、レーザ光によって穴あけ加工を行うレーザ加
工装置が提供されている。この種のレーザ加工装置の一
例を、図2を参照して説明する。図2において、レーザ
発振器10で発生されたパルス状のレーザ光は、第1、
第2の反射ミラー11,12を経由してマスク13に導
かれる。このマスク13はビアホール径を規定する穴を
持ち、ここでレーザ光のビーム径が絞り込まれて次のX
−Yスキャナ14に導かれる。X−Yスキャナ14は、
後に説明するが、レーザ光を振らせるためのものであ
る。X−Yスキャナ14で振られたレーザ光は焦点合わ
せ用レンズとして作用するfθレンズ15を通してワー
クステージ16上に置かれたワーク(プリント配線基
板)17に照射される。ワークステージ16は、X軸方
向の駆動機構とY軸方向の駆動機構とを有して、ワーク
17をX−Y平面上で移動させて位置調整することがで
きる。
【0005】図3において、この種のX−Yスキャナ1
4は、2つのガルバノミラー14−1,14−2を組み
合わせて成るガルバノミラー方式と呼ばれるものであ
る。すなわち、2つの反射ミラーをガルバノメータの駆
動原理で独立して回動させることにより、レーザ光をワ
ーク17上のX−Y方向に振らせることができる。
【0006】X−Yスキャナ14、X−Yステージ16
は共に制御装置20により制御される。特に、X−Yス
キャナ14について言えば、制御装置20からワーク1
7に対して穴あけ加工を1回行う毎に次のレーザ光の照
射位置を示す照射位置指令信号が入力される。この照射
位置指令信号は、図4に示すように、nビットのパラレ
ルデータP1 ,P2 ,P3 ,…,Pn から成る。これら
のパラレルデータは所定時間t1だけラッチされ、X−
Yスキャナ14はこのラッチデータにもとづいて動作し
てレーザ光をワーク17上の所定位置に照射する。1回
当たりの加工時間は数(msec)〜十数(msec)
程度であり、所定時間t1も、通常、数(msec)程
度である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、X−Yスキ
ャナ14では、制御装置20からのパラレルデータP1
〜Pn に対してあるタイミングでサンプリングを行い、
このサンプリングデータにもとづいて動作する。ところ
が、所定時間t1だけラッチされるパラレルデータP1
〜Pn には、図4中、破線で示すように、信号線を通し
てノイズが侵入する場合がある。サンプリングデータが
このようなノイズを含むものであると、レーザ光の照射
位置は目標から大きく外れてしまう。ワーク17がプリ
ント配線基板である場合、1つでもビアホールの位置が
ずれていれば要をなさず、廃棄処分される。これは、加
工品の歩留まりの低下を意味し、何らかのノイズ対策が
望まれている。
【0008】そこで、本発明は、X−Yスキャナにおけ
るノイズに起因する歩留まりの低下を防止することので
きるレーザ加工装置を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、レーザ発振器
からのレーザ光を、複数のガルバノミラーを組合わせて
成るX−Yスキャナで振らせて被加工部材の所定位置に
照射することで加工を行うレーザ加工装置において、前
記X−Yスキャナは制御装置から出力されて所定時間ラ
ッチされる所定ビット数のパラレルデータによる照射位
置指令信号により制御され、該X−Yスキャナはまた、
前記パラレルデータを前記所定時間の間に複数回サンプ
リングして初回のサンプリングデータと2回目以降のサ
ンプリングデータとの比較を順次行い、一致の有無によ
って前記パラレルデータの有効、無効を判定し、適の場
合のみ前記ガルバノミラーの駆動を開始させる判定手段
を備えたことを特徴とする。
【0010】前記判定手段は、前記パラレルデータの有
効、無効を示す信号を前記制御装置に出力し、前記制御
装置は、前記有効を示す信号を受けた時には次回の照射
位置を示す前記照射位置指令信号を出力し、前記無効を
示す信号を受けた時には当回の照射位置を示す前記照射
位置指令信号をもう一度出力する。
【0011】
【作用】本発明では、制御装置からX−Yスキャナに入
力されるパラレルデータは所定時間t1だけラッチされ
ることに着目し、X−Yスキャナにおいてこの所定時間
t1の間にパラレルデータに対して数回のサンプリング
を行ってサンプリングデータ相互の比較を行うことによ
り、サンプリングデータの有効、無効を判定し、有効の
時のみそのサンプリングデータにもとづいて動作するよ
うにしている。
【0012】
【発明の実施の形態】図1を参照して、本発明の好まし
い実施の形態について説明する。図1はX−Yスキャナ
14の主要構成を示し、コントローラ141、メモリ1
42、ドライバ143を含んでいる。コントローラ14
1は、制御装置20からのラッチされたパラレルデータ
1 〜Pn に対して定時間間隔で数回のサンプリングを
行い、これらのサンプリングデータをメモリ142に記
憶させる。コントローラ141は更に、メモリ142に
記憶された数回のサンプリングデータを読み出して一致
の有無を判定する。例えば、3回のサンプリングの場
合、1回目と2回目、1回目と3回目のサンプリングデ
ータの比較を行い、両方とも一致していれば有効と判定
してドライバ143に対して一致したサンプリングデー
タにもとづいてガルバノミラーを駆動するように指令す
る信号を出力する。同時に、コントローラ141は制御
装置20に対して有効なパラレルデータP1 〜Pn を受
けとったことを示す信号を出力する。
【0013】一方、2回の比較動作において少なくとも
一方の比較結果が一致していなければ、コントローラ1
41はドライバ143に対して指令信号を出力せず、制
御装置20に対してはパラレルデータP1 〜Pn に異常
があったことを示す信号を出力する。
【0014】制御装置20では、コントローラ141か
らパラレルデータP1 〜Pn が有効であったことを示す
信号を受けた場合には、次回の加工のための照射位置を
示す照射位置指令信号を出力するための待機状態に入
る。一方、パラレルデータP1〜Pn が無効であったこ
とを示す信号を受けた時には、もう一度同じ、すなわち
当回の照射位置指令信号を出力して所定時間t1だけラ
ッチする動作に入る。
【0015】このように、X−Yスキャナ14に、制御
装置20からのパラレルデータP1〜Pn に対して正常
であるかどうかの判定機能を持たせることにより、ノイ
ズによってパラレルデータP1 〜Pn に異常が生じて
も、レーザ光を誤まった位置に照射することを防止で
き、結果として、加工品の歩留まりを向上させることが
できる。
【0016】なお、本発明に使用されるレーザ発振器と
しては、ピークパワー、エネルギー密度の点でTEA
(Transversely Excited Atm
ospheric Pressure) CO2 レーザ
が好ましいが、通常のCO2 レーザ、YAGレーザ、エ
キシマレーザ等のどのようなレーザ発振器でも良い。
【0017】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ばX−Yスキャナにおけるノイズに起因する誤照射を防
止して加工品の歩留まりの高いレーザ加工装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるX−Yスキャナの主要構成を示
すブロック図である。
【図2】本発明が適用されるレーザ加工装置の概略構成
を示した図である。
【図3】図2に示されたX−Yミラーの動作を説明する
ための図である。
【図4】図2に示された制御装置からX−Yスキャナに
出力される照射位置指令信号を説明するための波形図で
ある。
【符号の説明】
11,12 反射ミラー 13 マスク 15 fθレンズ 14−1,14−2 ガルバノミラー 16 X−Yステージ 17 ワーク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ発振器からのレーザ光を、複数の
    ガルバノミラーを組合わせて成るX−Yスキャナで振ら
    せて被加工部材の所定位置に照射することで加工を行う
    レーザ加工装置において、前記X−Yスキャナは制御装
    置から出力されて所定時間ラッチされる所定ビット数の
    パラレルデータによる照射位置指令信号により制御さ
    れ、該X−Yスキャナはまた、前記パラレルデータを前
    記所定時間の間に複数回サンプリングして初回のサンプ
    リングデータと2回目以降のサンプリングデータとの比
    較を順次行い、一致の有無によって前記パラレルデータ
    の有効、無効を判定し、有効の場合のみ前記ガルバノミ
    ラーの駆動を開始させる判定手段を備えたことを特徴と
    するレーザ加工装置。
  2. 【請求項2】 前記判定手段は、前記パラレルデータの
    有効、無効を示す信号を前記制御装置に出力し、前記制
    御装置は、前記有効を示す信号を受けた時には次回の照
    射位置を示す前記照射位置指令信号を出力し、前記無効
    を示す信号を受けた時には当回の照射位置を示す前記照
    射位置指令信号をもう一度出力することを特徴とする請
    求項1記載のレーザ加工装置。
JP8124445A 1996-05-20 1996-05-20 レーザ加工装置 Withdrawn JPH09308981A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999030542A1 (fr) * 1997-12-11 1999-06-17 Ibiden Co., Ltd. Procede de fabrication d'une carte a circuit imprime multicouche

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