JPH09308971A - パイプ溶接方法 - Google Patents

パイプ溶接方法

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JPH09308971A
JPH09308971A JP15001596A JP15001596A JPH09308971A JP H09308971 A JPH09308971 A JP H09308971A JP 15001596 A JP15001596 A JP 15001596A JP 15001596 A JP15001596 A JP 15001596A JP H09308971 A JPH09308971 A JP H09308971A
Authority
JP
Japan
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metal
metal plate
welding
metal tube
pipe
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Withdrawn
Application number
JP15001596A
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English (en)
Inventor
Koji Sasaki
佐々木  広治
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Origin Electric Co Ltd
Original Assignee
Origin Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属パイプと金属板との溶接個所の強度を向
上させる。 【解決手段】 金属板1をあらかじめバーリングする工
程を経ておく。バーリングによる局所円筒部11の外径d1
は,溶接対象の金属パイプ2の内径d2に対してわずかな
隙間を保つ寸法とする。この金属板1を下部電極3に載
せる。つぎに金属パイプ2の先端をスタッド部21を設け
ておき,クランプ電極4で挟み込んで下方向に圧力を印
加して,溶接する。溶接された金属パイプ2と金属板1
とは,局所円筒部11の外周と金属パイプ2の内壁とはわ
ずかな隙間で近接しているので,機械的歪みに対しては
互いに接触して応力を吸収する。したがって溶接部5の
強度を補強する作用をする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は,金属パイプを金
属板にスタッド溶接するパイプ溶接方法に関する。
【0002】
【従来技術】 流体を収容する金属容器に対して,入出
力経路として金属パイプを溶接することはしばしば必要
とされる。その溶接個所は,円形の穴の明いた金属板
と,金属パイプの端面とが円状に接触して溶接される形
となる。この溶接個所で密閉性を保つとともに,印加さ
れる外力に対して保持する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 この金属パイプと金
属板との溶接個所において,曲げ応力や振動などによる
繰り返し応力が印加されると,金属疲労によって破断す
ることもあり得る。
【0004】 本発明は,金属パイプと金属板とを溶接
する方法において,その溶接個所の金属疲労の耐性を高
めるような溶接方法を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 この課題を解決するた
め,本発明では以下の手段を提案するものである。すな
わち,金属パイプを金属板にスタッド溶接する方法であ
って,その金属パイプの内径に隙間嵌めされる外径寸法
を有する局所円筒部を金属板にバーリングする工程と,
この金属板にバーリングされた局所円筒部に前記金属パ
イプを摺動し金属板の平面に圧接する工程と,これら金
属パイプと金属板間に電流を流してスタッド溶接する工
程とからなるパイプ溶接方法を提案するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】 図1は,本発明にかかるパイプ
溶接方法の工程の図解である。まず図1(a) に示すよう
に,金属板1をあらかじめバーリングする工程を経てお
く。バーリングとは,金属板等の一方の面から他方の面
に向かってわずかな高さの局所円筒形状を突出させる突
き出しプレス成形工程をいう。このバーリングによる局
所円筒部11の外径d1は,溶接対象の金属パイプ5の内径
d2に対してわずかな隙間を保つ寸法とする。一方,金属
パイプ5の先端にはスタッド形状部21を設けておく。
【0007】 図1(b) に示すように,この金属板1を
下部電極3に載せる。つぎに金属パイプ5をクランプ電
極4で挟み込み,金属板1の局所円筒部11の外周をいわ
ばガイドとして金属パイプ5を挿入し,スタッド部21を
ねぎわ部15に接するまで下方向に圧力を印加する。この
状態で下部電極3とクランプ電極4との間に電流を流し
て溶接する。
【0008】 一般に対向する金属表面の接触電気抵抗
は,圧力値の平方根ないし立方根に反比例するとされる
ので,図1(b) のB(面)がわずかに接触してはいる
が,溶接圧力の大きさの方がはるかに大きく,図1(b)
のA(面)の場所の接触電気抵抗の方がはるかに小さく
なる。したがって溶接電流のほとんど全てがその場所に
流れて溶接に与かる。
【0009】 しかるに溶接後は図1(c) に示すよう
に,溶接された金属パイプ5と金属板1とは,局所円筒
部11の外周とパイプの内壁とはわずかな隙間で近接して
いるので,機械的歪みに対しては互いに接触して応力を
吸収する。したがって溶接部5の強度を補助する作用を
する。つまり,溶接工程においては,局所円筒部11と金
属パイプ2の内壁とは電気溶接的には作用せず,溶接後
においては機械的に接触して補強作用をする二面性を有
効に利用している。
【0010】 図1(c) において,X方向の応力が印加
されたときには,B面で互いに接触して溶接部5にかか
る応力の大部分を負担吸収することになり,外力への耐
性が極めて大きくなる。またY方向の応力がかかるとき
は,溶接部5が局所円筒部11に一部結合することもあ
り,金属板1自体の材料強度よりもやや大きい強度を保
つ。
【0011】 以上説明してきた図1に示す実施の形態
では,金属板1のバーリングにより開口部11を有してお
り,溶接後は金属パイプ2に流体を通流可能の形状とな
るが,本発明はこの実施の形態に限定されるものではな
い。金属パイプを機械的構成材料として用いる場合に
は,バーリング工程において開口部がない形状として
も,本発明は適用できる。また,バーリング工程におい
て局所円筒部に部分的または間隔的に裂け目があっても
本発明は同様に作用する。
【0012】
【発明の効果】 本発明にかかるパイプ溶接方法におい
ては,以上説明したような特徴を有しており,比較的簡
単な工程で,しかも追加材料を必要とせず経済的であ
る。そして,この方法による溶接部の強度は向上し,振
動等の外力に対して金属疲労の耐性を高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかるパイプ溶接方法を示す図であ
る。
【符号の説明】
1…金属板 2…金属パイプ 3…下
部電極 4…クランプ電極 5…溶接部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属パイプを金属板にスタッド溶接する方
    法であって,その金属パイプの内径に隙間嵌めされる外
    径寸法を有する局所円筒部を金属板にバーリングする工
    程と,この金属板にバーリングされた局所円筒部に前記
    金属パイプを摺動し金属板の平面に圧接する工程と,こ
    れら金属パイプと金属板間に電流を流してスタッド溶接
    する工程とからなるパイプ溶接方法。
JP15001596A 1996-05-21 1996-05-21 パイプ溶接方法 Withdrawn JPH09308971A (ja)

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JPH09308971A true JPH09308971A (ja) 1997-12-02

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ID=15487622

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109862995A (zh) * 2016-10-18 2019-06-07 株式会社F.C.C. 结合零件的制造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109862995A (zh) * 2016-10-18 2019-06-07 株式会社F.C.C. 结合零件的制造方法

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Effective date: 20030805