JPH09308927A - ミクロジョイント分離装置 - Google Patents

ミクロジョイント分離装置

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JPH09308927A
JPH09308927A JP12472696A JP12472696A JPH09308927A JP H09308927 A JPH09308927 A JP H09308927A JP 12472696 A JP12472696 A JP 12472696A JP 12472696 A JP12472696 A JP 12472696A JP H09308927 A JPH09308927 A JP H09308927A
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JP
Japan
Prior art keywords
roller unit
plate material
driven
product
microjoint
Prior art date
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Pending
Application number
JP12472696A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Kondo
章夫 近藤
Katsumi Koyama
勝巳 小山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amada Engineering Center Co Ltd
Original Assignee
Amada Engineering Center Co Ltd
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Publication date
Application filed by Amada Engineering Center Co Ltd filed Critical Amada Engineering Center Co Ltd
Priority to JP12472696A priority Critical patent/JPH09308927A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 板材にミクロジョイントされた製品を、板厚
に関わらず、迅速かつ安全確実に無傷に分離するミクロ
ジョイント分離装置の提供。 【解決手段】 回転駆動される複数のローラーを備えた
下部ローラーユニット5を基台3に設け、該基台に弾機
25を介して支持される上部ローラーユニット支持基台
27を設け、該上部ローラーユニット支持基台に回転駆
動される複数のローラーを備えた上部ローラーユニット
21を引張りスプリング29を介して上下動調節可能に
吊設し、回転駆動される前記上下のローラーユニットの
間に多数の製品がミクロジョイントされた板材Wを通過
させることにより、製品と残材とに分離させることを特
徴とするミクロジョイント分離装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はミクロジョイント分
離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パンチプレスまたはレーザ加工機などの
板材加工機によって、板材から複数の製品を切断加工す
る場合、加工中に加工済みの製品が板材から外れない様
にするために、製品を板材から完全に切り離さずに、製
品の外周の適宜な位置で製品と板材との間に微小な連結
部(ミクロジョイント部)を残して製品を板材に支持さ
せておく加工(ミクロジョイント加工)が行われてい
る。
【0003】例えば、図5に示すような形状の製品Pn
(n=1,2,3…)をパンチプレスで加工する場合、
製品Pnの周囲に適宜な打抜き穴(a、b、c、d、
e、f)を設け、製品Pnのコーナー(C1 〜C8 )に
おいて、製品Pnと板材Wとの間に0.10mm〜0.
15mm程度の微小な連結部(ミクロジョイント部)を
残して製品Pnを板材Wに支持させるミクロジョイント
加工が行われている。そして、全ての製品Pnの加工が
終了した後に、パンチプレスから板材Wを搬出し、製品
Pnと残材S(スケルトンともいう)とに分離してい
る。
【0004】上述の如く、板材Wにミクロジョイント加
工された切断製品Pnは、切断加工後に板材Wから製品
Pnと残材Sとに分離する工程が必ず必要であり、従
来、この分離手段として次の様な手段が一般的に用いら
れている。 (1)板材の端を手に持って上下に振って製品を板材か
ら分離させる。 (2)ハンマーで製品を打撃して板材から分離させる。 (3)ミクロジョイント部分を打抜くための打抜き装置
を製品加工部に隣接した位置に別途に設けて板材から分
離させる。
【0005】前記(1)および(2)の手段は、手作業
のため板の端部で怪我をする危険性がある上に、製品を
変形させたり、製品に傷を付けたりすることがある。ま
た、この方法によって効率的に分離できるのは、板厚が
約1mm以下の薄板の場合であり、それ以上の板厚にお
いての手作業は重労働になると共に、簡単に分離させる
ことが困難となってくる。(3)の場合は、打抜き装置
でミクロジョイント部分を一か所ずつ切断して行くの
で、多数個取り製品の数が多い場合には製品の分離に多
くの時間が必要となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の如き
問題を解決するために成されたものであり、本発明の課
題は、板材にミクロジョイントされた製品を、板厚に関
わらず傷をつけずに迅速かつ確実および安全に分離させ
ることができるミクロジョイント分離装置を提供するこ
とである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する手段
として、請求項1に記載のミクロジョイント分離装置
は、回転駆動される複数のローラーを備えた下部ローラ
ーユニットを基台に設け、該基台に弾機を介して支持さ
れる上部ローラーユニット支持基台を設け、該上部ロー
ラーユニット支持基台に回転駆動される複数のローラー
を備えた上部ローラーユニットを引張りスプリングを介
して上下動調節可能に吊設し、回転駆動される前記上下
のローラーユニットの間に多数の製品がミクロジョイン
トされた板材を通過させることにより、製品と残材とに
分離させることを要旨とするものである。従って、板材
にミクロジョイントされた製品を、板厚に関わらず傷を
つけずに迅速に、かつ、安全確実に分離させることがで
きる。
【0008】請求項2に記載のミクロジョイント分離装
置は、請求項1に記載のミクロジョイント分離装置にお
いて、前記上下のローラーユニットに近接した板材排出
口側に、通過する板材に振動を与える振動装置を設けた
ことを要旨とするものである。
【0009】請求項3に記載のミクロジョイント分離装
置は、請求項2に記載のミクロジョイント分離装置にお
いて、前記振動装置が、2組の振動装置からなり、互い
の振動の位相を逆にしたことを要旨とするものである。
【0010】請求項4に記載のミクロジョイント分離装
置は、請求項3に記載のミクロジョイント分離装置にお
いて、前記振動装置が流体圧シリンダーからなることを
要旨とするものである。
【0011】従って、請求項2〜請求項4に記載のミク
ロジョイント分離装置によれば、板材にミクロジョイン
トされた製品を、板厚に関わらず傷をつけずに迅速に、
かつ、より安全確実に分離させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。図1は本発明に係わる
ミクロジョイント分離装置の一実施の形態を示したもの
である。ミクロジョイント分離装置1の基台3には、4
本のローラーからなる下部ローラーユニット5が設けて
ある。この下部ローラーユニット5には1本の駆動ロー
ラー7Aと3本の従動ローラー7Bとからなり、これら
ローラーは、同一の高さに、かつ、一定の間隔に設けて
ある。また、それぞれのローラーの回転軸の軸端部に
は、同期回転用のスプロケット9が設けてあり、各スプ
ロケットの間にはチェーン11が掛け回してある。
【0013】前記下部ローラーユニット5の右端に位置
する駆動ローラー7Aには、同期回転用のスプロケット
9に加え駆動スプロケット13(図示省略)が設けてあ
り、前記基台3に設けたローラー駆動モーター15の出
力軸(図示省略)に設けた駆動スプロケット17との間
に下部ローラーユニット駆動用チェーン19Aが掛け回
してある。
【0014】上記構成の下部ローラーユニット5におい
て、ローラー駆動モーター15を反時計方向に回転駆動
すれば、下部ローラーユニット5の駆動ローラー7A
が、反時計方向に回転駆動され、同時に3本の従動ロー
ラー7Bが反時計方向に同期回転することになる。な
お、下部ローラーユニット5のローラーの数は4本に限
定されるものではなく少なくとも3本以上あればよい。
【0015】前記下部ローラーユニット5の直ぐ上方の
位置には、上部ローラーユニット21を下端部に備えた
上部ローラーユニット保持体23が、前記基台3に圧縮
スプリングなどの弾機25を介して支持された上部ロー
ラーユニット支持基台27に、複数の引張りスプリング
29を介して上下動調節可能に吊設してある。
【0016】前記上部ローラーユニット保持体23は、
前記上部ローラーユニット支持基台27に回転自在に設
けられた2本の上下動調節ねじ33(F、R)に螺合さ
せてあり、この上下動調節ねじ33(F、R)は、上部
ローラーユニット支持基台27に設けた上下動調節ねじ
駆動モーター35(F、R)によって、例えば、歯付き
ベルト、歯付きプーリーなどの動力伝達手段を介して回
転駆動されるように設けてある。
【0017】また、前記上部ローラーユニット21は、
1本の駆動ローラー7Aと2本の従動ローラー7Bとか
らなり、駆動ローラー7Aと従動ローラー7Bの高さは
同一に設けてある。この上部ローラーユニット21の駆
動ローラー7Aと従動ローラー7Bには、前記下部ロー
ラーユニット5と同一の同期回転用のスプロケット9が
設けてあり、各スプロケットの間にはチェーン31が掛
け回してある。
【0018】また、上部ローラーユニット21の右端に
位置する駆動ローラー7Aには、同期回転用のスプロケ
ット9に加え駆動スプロケット13が設けてあり、前記
基台3に設けたローラー駆動モーター15の出力軸(図
示省略)に設けた駆動スプロケット17との間に上部ロ
ーラーユニット駆動用チェーン19Bが掛け回してあ
る。また、この上部ローラーユニット21のローラーの
位置は、前記下部ローラーユニット5の位置に対してロ
ーラー間のピッチの半分の距離だけずらし、謂ゆる千鳥
状に設けてある。
【0019】上記構成の上部ローラーユニット21のロ
ーラー駆動モーター15を時計方向に回転駆動すれば、
上部ローラーユニット21の駆動ローラー7Aが、時計
方向に回転駆動され、同時に3本の従動ローラー7Bが
反時計方向に同期回転することになる。
【0020】なお、前記下部ローラーユニット5および
上部ローラーユニット21の回転駆動機構には、前述の
チェーンによる回転駆動機構によらずに歯車を使用した
回転駆動機構など、その他の回転駆動機構を採用しても
よいことは容易に理解されることである。
【0021】前記下部ローラーユニット5と上部ローラ
ーユニット21との間の間隙に多数の製品がミクロジョ
イントされた板材Wを挿入する板材挿入口37が、前記
基台3の右側(図1において)に設けてあり、基台3の
左側(図1において)には、板材排出口39が設けてあ
る。そして、下部ローラーユニット5の板材排出口39
側に近接する位置には、板材Wに上下方向の振動を与え
る振動装置41が設けてある。
【0022】上記振動装置41には、例えば、図3に示
すような構造の振動装置41を使用することが可能であ
る。この振動装置41は、流体圧シリンダー43のピス
トンロッド45の先に板材Wに傷を付けずに振動伝達す
ることが可能な、例えば、ウレタンゴムなどの材質から
なる軟鋼板より軟質な振動伝達部材47を設けてある。
この振動装置41は、2組の流体圧シリンダー43で構
成されており、互いの振動の位相を逆にして駆動するの
が望ましい。なお、上部ローラーユニット21のローラ
ーの数は3本に限定されるものではなく、下部ローラー
ユニット5のローラーの数がN本の場合、上部ローラー
ユニット21の数はN本または(N−1)本であればよ
い。
【0023】上記構成のミクロジョイント分離装置1に
おいて、板材Wにミクロジョイント加工された多数の切
断製品Pnを板材Wから製品Pnと残材Sとに分離させ
るには、まず始めに、前記上部ローラーユニット21と
下部ローラーユニット5との間のローラーの間隙Gを上
部ローラーユニット保持体23に螺合する上下動調節ね
じ33(F、R)を適宜に回転させて、間隙Gを挿入す
る板材の板厚とほぼ同じか、または若干小さく調節し、
上部ローラーユニット21を時計方向に回転駆動させる
と同時に、下部ローラーユニット5を反時計方向に同期
回転駆動させ、さらに、前記振動装置41を作動させ
る。
【0024】そして、多数の製品がミクロジョイント加
工された板材Wを板材挿入口37に挿入すれば、図4に
示すように、上下のローラーユニット(21、5)によ
って、上下方向の微小な曲げを受けながら板材Wは板材
排出口39の方向に搬送される。そして、製品P1 およ
び製品P2 のミクロジョイント部分(C1 〜C8 )部分
は、見掛け上分離している様には見えないが、この過程
において完全に分離され、製品P1 と製品P2 は残材S
(スケルトン)とに分離する。
【0025】そして、製品P2 が排出口39側近くの振
動装置41の上部にくると、前記ミクロジョイント部分
が分離している製品は、振動によって製品が上下に踊ら
されるため、製品P2 の如く製品が残材S(スケルト
ン)上に乗った状態になって板材排出口39から排出さ
れることになる。
【0026】なお、前記上下のローラーユニット(2
1、5)の駆動ローラー7Aと従動ローラー7Bの断面
形状は、図2に示すように、円形断面(a)の他に多角
形断面(b)、星形断面(c)、円形断面に小さい円形
の棒を複数設けたもの(d)円形断面に多数の突起を千
鳥状に設けたもの(d)などの各種の断面のものも使用
することができる。
【0027】
【発明の効果】請求項1または請求項2に記載の発明に
よれば、製品と残材とを板厚に関わらず、迅速に、安全
に、傷をつけることなく、そして確実に分離させること
ができるので作業能率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるミクロジョイント分離装置の一
実施の形態を示した図。
【図2】本発明に係わるミクロジョイント分離装置に使
用可能なローラーの様々な断面形状の例。
【図3】本発明に係わるミクロジョイント分離装置に使
用する振動装置の例。
【図4】本発明に係わるミクロジョイント分離装置にお
いて振動装置を通過後の製品と残材との分離状態を説明
する図。
【図5】ミクロジョイント加工を説明する図。
【符号の説明】
1 ミクロジョイント分離装置 3 基台 5 下部ローラーユニット 7A 駆動ローラー 7B 従動ローラー 9 スプロケット 11 チェーン 13 駆動スプロケット 15 ローラー駆動モーター 17 駆動スプロケット 19A 下部ローラーユニット駆動用チェーン 19B 上部ローラーユニット駆動用チェーン 21 上部ローラーユニット 23 上部ローラーユニット保持体 25 弾機 27 上部ローラーユニット支持基台 29 引張りスプリング 33(F、R) 上下動調節ねじ 35(F、R) 上下動調節ねじ駆動モーター 41 振動装置 47 振動伝達部材 W 板材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動される複数のローラーを備えた
    下部ローラーユニットを基台に設け、該基台に弾機を介
    して支持される上部ローラーユニット支持基台を設け、
    該上部ローラーユニット支持基台に回転駆動される複数
    のローラーを備えた上部ローラーユニットを引張りスプ
    リングを介して上下動調節可能に吊設し、回転駆動され
    る前記上下のローラーユニットの間に多数の製品がミク
    ロジョイントされた板材を通過させることにより、製品
    と残材とに分離させることを特徴とするミクロジョイン
    ト分離装置。
  2. 【請求項2】 前記上下のローラーユニットに近接した
    板材排出口側に、通過する板材に振動を与える振動装置
    を設けたことを特徴とする請求項1に記載のミクロジョ
    イント分離装置。
  3. 【請求項3】 前記振動装置が、2組の振動装置からな
    り、互いの振動の位相を逆にしたことを特徴とする請求
    項2に記載のミクロジョイント分離装置。
  4. 【請求項4】 前記振動装置が流体圧シリンダーからな
    ることを特徴とする請求項3に記載のミクロジョイント
    分離装置。
JP12472696A 1996-05-20 1996-05-20 ミクロジョイント分離装置 Pending JPH09308927A (ja)

Priority Applications (1)

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JP12472696A JPH09308927A (ja) 1996-05-20 1996-05-20 ミクロジョイント分離装置

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JPH09308927A true JPH09308927A (ja) 1997-12-02

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JP12472696A Pending JPH09308927A (ja) 1996-05-20 1996-05-20 ミクロジョイント分離装置

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JP (1) JPH09308927A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103894816A (zh) * 2014-03-19 2014-07-02 珠海格力电器股份有限公司 压合机

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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