JPH09307346A - 波付漏洩導波管 - Google Patents

波付漏洩導波管

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Publication number
JPH09307346A
JPH09307346A JP12162496A JP12162496A JPH09307346A JP H09307346 A JPH09307346 A JP H09307346A JP 12162496 A JP12162496 A JP 12162496A JP 12162496 A JP12162496 A JP 12162496A JP H09307346 A JPH09307346 A JP H09307346A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waveguide
corrugated
leaky waveguide
corrugation
long hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP12162496A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsu Watari
達 亘理
Toshiyuki Ando
敏之 安藤
Giyoutou You
暁冬 楊
Shinji Kusaka
真二 日下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
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Publication of JPH09307346A publication Critical patent/JPH09307346A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 導波管を潰すような力が加わって多少変形し
ても電波漏洩の機能を損なうことが無い波付漏洩導波管
を提供する。 【解決手段】 波付漏洩導波管10の外部から圧力がか
かった場合、波状の凹凸の凹部13の長径部が支点とな
るため、凸部11に形成された貫通穴12の一端12a
が他端12bから離れる方向に変形するので貫通穴12
が塞がることがない。このため変形圧力が加わっても電
波漏洩の機能を損なうことがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軸方向に形成され
た貫通穴から電波を漏洩させる漏洩導波管に関する。
【0002】
【従来の技術】トンネル内、地下街、鉄筋コンクリート
建物内等、電波が伝播しにくい場所において、列車無線
や自動車無線のような移動体との通信を確保する手段と
して漏洩導波管がある。
【0003】図3は従来の漏洩導波管の外観斜視図であ
り、図4は図3に示した漏洩導波管のA−A線断面図で
ある。
【0004】図3及び図4に示す漏洩導波管1は、銅等
の金属素材でできた楕円断面形状のパイプ状のケーブル
であり、導波管の軸方向と同一方向の長穴2が所定のピ
ッチPで形成されている。このような漏洩導波管1を電
波が伝播しにくい場所の天井等に予め敷設しておき、漏
洩導波管1の一端から図示しない送信器によって電波を
給電することにより漏洩導波管1内を電波が伝播すると
共に各長穴から電波が漏洩し、移動体へ信号を送信され
る。移動体から発信された電波は漏洩導波管の長穴から
入って漏洩導波管1内を伝播し、漏洩導波管1の一端に
接続された図示しない受信器で受信されることにより移
動体との通信を確保することができる。
【0005】漏洩導波管1から漏洩する電波の量は長穴
2の長さLとピッチPとで決まる。またピッチPは電波
の漏洩する方向を決める要因でもある。電波の漏洩は、
漏洩導波管1の内面を流れる電流を阻止する位置に長穴
2があることによって生じる。漏洩導波管1はその性質
上、短径部よりも長径部の周辺が最も大きな電流が流れ
るため長穴2は長径部の周辺に設けるのが効果的であ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、漏洩導
波管1の断面形状が楕円であるため、図5に示すように
短径部に矢印B方向の力が加わると、短径が縮む位置
(破線で示す位置2aa)に変形しやすいため、長穴2
の一端2aが他端2bと接近したり接触するので長穴2
の開口部が縮小或いは塞がる方向に変形する。
【0007】このような現象が起こると、長穴2の長径
の長さが電波の波長よりも短くなるので電波漏洩を起こ
さなくなり、漏洩ケーブルとしての機能を果たせないと
いう問題があった。尚、図5は図3に示した漏洩導波管
に外部から圧力が加わった状態を示す部分断面図であ
る。
【0008】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、導波管を潰すような力が加わって多少変形しても電
波漏洩の機能を損なうことが無い波付漏洩導波管を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、断面が楕円或いは長円であり、側面に電波
を漏洩させるための複数の貫通穴が形成された漏洩導波
管において、軸方向に波状の凹凸を形成すると共に、そ
の凸部の長径側の頂点付近の側面に貫通穴を形成したも
のである。
【0010】上記構成に加え本発明は、素材が銅等の金
属からなるのが好ましい。
【0011】上記構成に加え本発明は、素材が複数の異
種金属の複合体或いは金属と樹脂との複合体からなるの
が好ましい。
【0012】上記構成に加え本発明は、貫通穴が円、長
穴、楕円、矩形或いはこれらの形状の組み合わせである
のが好ましい。
【0013】上記構成によって、漏洩導波管の外部から
圧力がかかった場合、波状の凹凸の凹部の長径部が支点
となるため、凸部に形成された貫通穴の端部が他の端部
から離れる方向に変形するので貫通穴が塞がることがな
い。このため変形圧力が加わっても電波漏洩の機能を損
なうことがない。漏洩導波管の素材が銅等の金属からな
る場合には導波管内を電波が効率的に伝播すると共に導
波管にある程度の外圧が加わっても耐えられる。また、
複数の異種金属の複合体或いは金属と樹脂との複合体か
らなる場合には、銅だけで製造する場合に比べて導波管
のコストを低く抑えられる。貫通穴の形状が円、長穴、
楕円、矩形或いはこれらの組み合わせからなることによ
り、電波の放射形状を偏波状態や波長に応じて最適化が
可能になる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳述する。
【0015】図1は本発明の波付漏洩導波管の一実施の
形態を示す横断面図であり、図2は図1に示した波付漏
洩導波管に外部から圧力が加わった状態を示す部分断面
図である。
【0016】同図に示す波付漏洩導波管10は、楕円断
面形状を有し、軸方向に波状の凹凸(コルゲート)が形
成されると共に、その凸部11の長径側の頂点付近の側
面(図では下側)に貫通穴としての長穴12が形成され
た銅管である。
【0017】波状の凹凸の凸部11のピッチPcは、長
穴12のピッチPとの関係において「P/Pc=整数」
となるように選択されているので、長穴12は常に波状
の凸部11に位置することになる。
【0018】このような漏洩導波管に外部から矢印C方
向に圧力がかかった場合、図2に示すように波状の凹凸
の凹部13の長径部Dが支点となるため、凸部11に形
成された長穴12の一端12aが他端12bから離れる
方向に変形する(破線12aaで示す)。このため変形
圧力が加わっても長穴12の開口が縮小したり塞がるこ
とがなく電波漏洩の機能を損なうことがない。
【0019】尚、本実施の形態では銅を用いて波付漏洩
導波管を形成したが、これに限定することなく他の金属
や合金を用いて形成してもよい。漏洩導波管の素材が銅
等の金属からなる場合には導波管内を電波が効率的に伝
播すると共に導波管にある程度の外圧が加わっても耐え
られる。また、複数の異種金属の複合体或いは金属と樹
脂との複合体からなる場合には、銅だけで製造する場合
に比べて導波管のコストを低く抑えられる。
【0020】また、貫通穴の形状は長穴に限定されず、
円、楕円、矩形或いはこれらの形状の組み合わせであっ
てもよく、電波の放射形状を偏波状態や波長に応じて最
適化が可能になる。さらに波付漏洩導波管の断面形状は
楕円に限らず長円であってもよい。
【0021】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を発揮する。
【0022】軸方向に波状の凹凸を形成すると共に、そ
の凸部の長径側の頂点付近の側面に貫通穴を形成したの
で、導波管を潰すような力が加わって多少変形しても電
波漏洩の機能を損なうことが無い波付漏洩導波管の提供
を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の波付漏洩導波管の一実施の形態を示す
横断面図である。
【図2】図1に示した波付漏洩導波管に外部から圧力が
加わった状態を示す部分断面図である。
【図3】従来の漏洩導波管の外観斜視図である。
【図4】図3に示した漏洩導波管のA−A線断面図であ
る。
【図5】図3に示した漏洩導波管に外部から圧力が加わ
った状態を示す部分断面図である。
【符号の説明】
10 波付漏洩導波管 11 凸部 12 貫通穴(長穴) 13 凹部
フロントページの続き (72)発明者 日下 真二 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社日高工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面が楕円或いは長円であり、側面に電
    波を漏洩させるための複数の貫通穴が形成された漏洩導
    波管において、軸方向に波状の凹凸を形成すると共に、
    その凸部の長径側の頂点付近の側面に貫通穴を形成した
    ことを特徴とする波付漏洩導波管。
  2. 【請求項2】 素材が銅等の金属からなる請求項1記載
    の波付漏洩導波管。
  3. 【請求項3】 素材が複数の異種金属の複合体或いは金
    属と樹脂との複合体からなる請求項1記載の波付漏洩導
    波管。
  4. 【請求項4】 上記貫通穴が円、長穴、楕円、矩形或い
    はこれらの形状の組み合わせである請求項1記載の波付
    漏洩導波管。
JP12162496A 1996-05-16 1996-05-16 波付漏洩導波管 Pending JPH09307346A (ja)

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JP12162496A JPH09307346A (ja) 1996-05-16 1996-05-16 波付漏洩導波管

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014531173A (ja) * 2011-10-26 2014-11-20 アルカテル−ルーセント 分散アンテナ・システムおよび分散アンテナ・システムの製造方法

Cited By (3)

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