JPH09307132A - 太陽電池装置およびその製造方法 - Google Patents

太陽電池装置およびその製造方法

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JPH09307132A
JPH09307132A JP8124781A JP12478196A JPH09307132A JP H09307132 A JPH09307132 A JP H09307132A JP 8124781 A JP8124781 A JP 8124781A JP 12478196 A JP12478196 A JP 12478196A JP H09307132 A JPH09307132 A JP H09307132A
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JP
Japan
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solar cell
metal layer
thin film
external light
film metal
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Application number
JP8124781A
Other languages
English (en)
Inventor
Kanetaka Sekiguchi
関口  金孝
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Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy
    • Y02E10/548Amorphous silicon PV cells

Abstract

(57)【要約】 【課題】 可視光全領域に関して平均かつ均一な反射量
を確保することができる太陽電池装置を提供。 【解決手段】 太陽電池13の外光を受光する外光方向
に設けられ太陽電池13からの反射光を減衰し、外光を
一部反射し、残りを透過する薄膜金属層と、この薄膜金
属層の外光方向に設けられ外光に対してその任意の波長
範囲を所定の透過率に制御する光学部材とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は光をエネルギー源
として使用する太陽電池装置およびその製造方法に関す
るものである。また、太陽電池装置の外観を改善するた
めの構造およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】単結晶シリコンや多結晶シリコンやアモ
ルファスシリコンの材料で形成される太陽電池は、時
計、電卓、ラジオなどの製品を駆動するためのエネルギ
ー源に使われている。
【0003】しかしながら、従来の太陽電池をそのまま
製品に露出して設置していたので、太陽電池の色が外観
から見えてしまい、製品デザイン上の弊害となる。とく
に時計のような装飾品では、太陽電池によってデザイン
の多様性を阻害された場合、それらが製品価値に大きな
影響を及ぼすため、改善が強く望まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この要望に応じ、太陽
電池の外光側(前面)に吸収フィルターを挿入したり、
光の透過範囲を規制するような着色層を挿入して、太陽
電池を直接見えないようにすることがたとえば特開平5
−29641号公報にて提案されている。
【0005】しかしながら、上述のように色吸収フイル
ターを使用した場合には、フイルター自身が入射光を吸
収してしまうために、太陽電池への光エネルギーの供給
量が減少してしまう。したがって、発電に必要な光エネ
ルギーを太陽電池へ供給しつつ、外部から太陽電池を見
えなくすることができない。
【0006】また特開平5−29641号公報に記載さ
れたような着色層を使用した場合には、太陽電池への光
エネルギーの供給量を確保しつつ太陽電池を見えなくす
ることは可能となる。しかし、この着色層を使用した場
合の外観品質はとても好ましい状態とはいえない。すな
わち、太陽電池の遮蔽効果を優先するために、着色層は
外観上濁った弱い反射色になってしまうため、デザイン
の多様化を図れるな状況にはない。
【0007】本発明の目的は、このような技術的背景に
鑑みてなされるものであり、太陽電池に充分な光エネル
ギーを供給しつつ、外観からその太陽電池を視覚的に認
識できなくし、しかも多様な色彩を任意に形成すること
ができ、デザインの多様化に適する構成とその製造方法
を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の太陽電池装置とその製造方法において
は、下記記載の構成と製造方法とを採用する。
【0009】本発明の太陽電池装置は、太陽電池の外光
を受光する外光方向に設けられ太陽電池からの反射光を
減衰し、外光を一部反射し、残りを透過する薄膜金属層
と、この薄膜金属層の外光方向に設けられ外光に対して
その任意の波長範囲を所定の透過率に制御する光学部材
とを備えたことを特徴とする。
【0010】本発明の太陽電池装置は、太陽電池の外光
を受光する外光方向に設けられ太陽電池からの反射光を
減衰し、外光を一部反射し、残りを透過する薄膜金属層
と、この薄膜金属層の外光方向に設けられ外光に対して
その任意の波長範囲を所定の透過率に制御する光学部材
と、光学部材の外光側に設けられ光学部材からの反射光
を拡散して正面側に出射する拡散層とを備えたことを特
徴とする。
【0011】本発明の太陽電池装置に使用する薄膜金属
層は、30〜80%の光の透過率を有していることを特
徴とする。
【0012】本発明の太陽電池装置に使用する薄膜金属
層は、凹凸を有する透明基板上に設けていることを特徴
とする。
【0013】本発明の太陽電池装置は、太陽電池の外光
を受光する外光方向に設けられた保護用絶縁膜と保護用
絶縁膜上に設けられ、かつ太陽電池からの反射光を減衰
し、外光を一部反射し、残りを透過する薄膜金属層と、
この薄膜金属層の外光方向に設けられ外光に対してその
任意の波長範囲を所定の透過率に制御する光学部材とを
備えたことを特徴とする。
【0014】本発明の太陽電池装置に使用する太陽電池
上に設ける保護用絶縁膜には開口部を有し、太陽電池と
外部回路との接続部を有することを特徴とする。
【0015】本発明の太陽電池装置は、太陽電池の外光
を受光する外光方向に設けられ太陽電池からの反射光を
減衰し、外光を一部反射し、残りを透過する薄膜金属層
と、この薄膜金属層の外光方向に設けられ外光に対して
その任意の波長範囲を所定の透過率に制御する光学部材
とを備え、光学部材は薄膜金属層の陽極酸化膜を少なく
とも含む構成を有することを特徴とする。
【0016】本発明の太陽電池装置は、太陽電池の外光
を受光する外光方向に設けられ太陽電池からの反射光を
減衰し、外光を一部反射し、残りを透過する薄膜金属層
と、この薄膜金属層の外光方向に設けられ外光に対して
その任意の波長範囲を所定の透過率に制御する光学部材
とを備え、光学部材は薄膜金属層の陽極酸化膜と屈折率
が1.6以上の透明膜とを少なくとも含む構成を有する
ことを特徴とする。
【0017】本発明の太陽電池装置の製造方法は、太陽
電池の外光を受光する外光方向に設けられ太陽電池から
の反射光を減衰し、外光を一部反射し、残りを透過する
薄膜金属層と、この薄膜金属層の外光方向に設けられ外
光に対してその任意の波長範囲を所定の透過率に制御す
る光学部材とを配置する太陽電池装置の製造方法におい
て、膜厚が3〜15nmの薄膜金属層を形成工程と、薄
膜金属層上に光学部材を形成することを特徴とする。
【0018】本発明の太陽電池装置の製造方法は、太陽
電池の外光を受光する外光方向に設けられ太陽電池から
の反射光を減衰し、外光を一部反射し、残りを透過する
薄膜金属層と、この薄膜金属層の外光方向に設けられ外
光に対してその任意の波長範囲を所定の透過率に制御す
る光学部材とを配置する太陽電池装置の製造方法におい
て、膜厚が20〜30nmの薄膜金属層を形成する工程
と、薄膜金属層の一部を陽極酸化処理により陽極酸化膜
を形成する工程とを有することを特徴とする。
【0019】本発明の太陽電池装置の製造方法は、太陽
電池の外光を受光する外光方向に設けられ太陽電池から
の反射光を減衰し、外光を一部反射し、残りを透過する
薄膜金属層と、この薄膜金属層の外光方向に設けられ外
光に対してその任意の波長範囲を所定の透過率に制御す
る光学部材とを配置する太陽電池装置の製造方法におい
て、膜厚が20〜30nmの薄膜金属層を形成する工程
と、薄膜金属層の一部を陽極酸化処理により陽極酸化膜
を形成する工程と、陽極酸化膜上の透明膜を形成する工
程する工程とを有することを特徴とする。
【0020】本発明の太陽電池装置の製造方法において
は、基板上に光起電力素子を形成する工程と、光起電力
素子上に絶縁膜を形成する工程と、絶縁膜上に薄膜金属
層を形成する工程と、薄膜金属層上に光学的屈折率が
1.6以上の透明膜を形成する工程を有することを特徴
とする。
【0021】本発明の太陽電池装置の製造方法において
は、基板上に光起電力素子を形成する工程と、光起電力
素子上に絶縁膜を形成する工程と、絶縁膜上に薄膜金属
層を形成する工程と、薄膜金属層上に薄膜金属層を陽極
として薄膜金属層の陽極酸化膜を形成する工程と、陽極
酸化膜上に光学的屈折率が1.6以上の透明膜を形成す
る工程を有することを特徴とする。
【0022】本発明の太陽電池装置の製造方法において
は、基板上に光起電力素子を形成する工程と、光起電力
素子上に絶縁膜を形成する工程と、絶縁膜上に薄膜金属
層を形成する工程と、薄膜金属層上に薄膜金属層を陽極
として薄膜金属層の陽極酸化膜を形成する工程と、陽極
酸化膜上に光学的屈折率が1.6以上の複数の透明膜を
形成する工程を有し、透明膜には透明導電膜を含むこと
を特徴とする。
【0023】本発明の太陽電池装置の製造方法は、基板
上に薄膜金属層を形成する工程と、薄膜金属層上に光学
的屈折率が1.6以上の透明膜を形成する工程と、太陽
電池を形成する基板上に薄膜金属層を有する基板を配置
する工程とを有することを特徴とする。
【0024】本発明の太陽電池装置には、太陽電池上に
薄膜金属層と光学屈折率が1.6以上の透明膜からなる
光学部材を有し、薄膜金属層により太陽電池の色彩とパ
ターン形状を遮蔽し、さらに光学部材の色彩の鮮やかに
するために一部反射するものである。
【0025】さらに、薄膜金属層の膜厚を制御するため
に、薄膜金属層の一部を陽極酸化処理し、光学部材を構
成する透明膜として利用する。陽極酸化処理により形成
する陽極酸化膜の膜厚は安定なため、薄膜金属層の膜厚
は制御良く形成することができる。
【0026】さらに、光学部材を構成する透明膜の一
部、とくに最上層に透明導電膜を利用することにより、
光学部材へのゴミの付着を少なくできる。そのため、太
陽電池装置を装飾用に利用する場合に有効である。
【0027】
【発明の実施の形態】以下に本発明を実施するための最
良の形態における太陽電池装置について図面を参照しな
がら説明する。図1は、本発明の太陽電池装置を腕時計
に適用した場合の実施形態を説明するための外観模式図
であり、文字盤の内側に太陽電池が四分割に設置された
状態が示されている。図2は、図1におけるA−A線に
おける断面を示す断面図である。
【0028】時計ケース11内にはガラス基板12が固
定されている。このガラス基板12の裏面には、アモル
ファスシリコン膜をプラズマCVD法で形成することに
より太陽電池13が作成してある。一方、ガラス基板1
2の正面には、太陽電池13からの反射光を遮蔽し、正
面側への出射光量を減少させ、さらに、外光を有効的に
干渉フイルター15に供給しより色彩の優れる色を得る
ために薄膜金属層14が設けてある。さらに薄膜金属層
14の正面側の外光側には光学部材として干渉フイルタ
ー15、拡散層16が順次積層して設けてあり、拡散層
16を文字板として兼用することにより太陽電池式腕時
計が構成されている。
【0029】ここで薄膜金属層14はタンタル膜を5n
mの膜厚で設ける。薄膜金属層14は、膜厚により透過
率を制御できる。さらに、薄膜金属層14上の干渉フイ
ルター15は、薄膜金属層14の陽極酸化膜である酸化
タンタル(Ta2O5)膜と透過率の大きな透明導電膜
である酸化インジウムスズ(ITO)膜からなる。
【0030】ここで、干渉フイルター15の膜厚と酸化
インジウムスズ膜の膜厚により色々な色彩を得ることが
できる。さらに干渉フイルター15の最上層の拡散層1
6側に透明導電膜として酸化インジウムスズ膜を設ける
ことにより、静電気よる干渉フイルター15へのゴミの
付着を防止できるとともに、静電破壊による干渉フイル
ター15の色彩の変化を防止することができる。
【0031】ここで拡散層16としては、ガラスやプラ
スチックフィルムのような透明体の表面を機械的にあら
して粗面としたり、プラスチック表面を変質させるなど
の手段で形成することができる。またテフロンもしくは
デルリンのように分子構造上白色外観を呈するものを拡
散層16として使用してもよい。さらにバインダー中に
炭酸カルシウム粉末などを混ぜて透明体の表面に塗布し
たり、透明体中に散乱物質を混入させるなどの手段によ
っても、拡散層16を形成することができる。簡便な手
段としては、紙や布などを拡散層16として使用するこ
ともできる。
【0032】また300μm厚のガラス基板の片面を1
000番相当のSiC粉末でホーニング処理したものを
拡散層16として用いる。このホーニング面の平均粗さ
Raは0.7〜0.9μm、平均深さは2μm、光の透
過率は90%であった。なお材料とホーニング処理条件
を変えるとにより、拡散層16の透過度合いを調整可能
となる。
【0033】上記のようにして作成した薄膜金属層14
と干渉フイルター15と拡散層16とをその順序で積層
するとともに、薄膜金属層14を正面に形成したガラス
基板12の裏面に太陽電池13を形成し、正面側からこ
の太陽電池13に到達する光エネルギーの量を起電力特
性をもって評価した。併せて、太陽電池13の遮蔽効果
と外観品質を評価した。なお干渉フイルター15として
は、反射色が明るい青色のものを使用した。
【0034】反射色のより太陽電池13に到達する光エ
ネルギー量が変化するため、それにともない太陽電池1
3の起電力特性も変化するが、太陽電池13の遮蔽効果
および外観品質との相関については、反射色によらずほ
ぼ同様な傾向を示した。
【0035】ここで評価の比較対象として、太陽電池の
みの構成のものを従来の技術とし、太陽電池の正面に色
吸収フィルターを配置したものを比較例1とし、特開平
5−29641号公報記載の構成において、着色層とし
てカラーフィルターを用いたものを比較例2として用意
する。起電力の評価基準としては、通常の室内光である
最低照度100ルクス下での起電力1.3V以上を合格
とした。この結果を図18に示す。
【0036】図18から明かなように、従来技術および
各比較例において、太陽電池の起電力確保、遮蔽効果、
外観品質のすべてを満足することはできないことがわか
る。これに対して本発明の実施形態では、太陽電池の起
電力を充分に動作可能な範囲に保持しつつ、太陽電池の
パターンを遮蔽でき、かつ外観品質にも優れている。こ
のことは、太陽電池の外観を意識しないで優れたデザイ
ン設計を実現できることを意味している。
【0037】つぎに上述する本発明の実施形態と比較例
2の構造上の相違が外観品質に及ぼす影響につて検討し
た。この際、この発明の第1の実施形態における各構成
層を透過した後の光エネルギーの量を照射計で測定する
ことにより、薄膜金属層14と拡散層16が満たすべき
条件についても検討した。
【0038】この結果、本発明の実施形態と比較例2と
で同一の干渉フイルター層2を使用したときには、薄膜
金属層14の透過率と拡散層16の透過率とを掛けた値
を、比較例2における拡散層の透過率に近づけることに
より、太陽電池に供給される光エネルギーの量がほぼ等
しくなる。
【0039】また干渉フイルター層の反射光の違いによ
り、干渉フイルター層を透過するエネルギーの量は、全
入射エネルギーの30〜80%程度の範囲で変化し、こ
れに従って太陽電池の起電力、遮蔽効果も変化する。
【0040】このため、反射色に応じて薄膜金属層14
および拡散層16の満たすべき条件は異なるが、薄膜金
属層14と拡散層16を通してほぼ30〜70%の透過
率範囲であれば、すべての外観色にたいして上記用件が
満たされることがわかった。この値は、拡散層16につ
いては80%以上、好ましくは90%以上の光の透過
率、薄膜金属層14については30から80%の光の透
過率が必要となることに相当している。
【0041】一方、外観品質に関しては、この発明の実
施形態と比較例2とは、全く異なる結果となった。図3
および図4は、この結果をさらに具体的に示している。
【0042】比較例2の構造においては、太陽電池の遮
蔽と反射光による外観表現を一つの拡散層で兼ねている
のに対し、本発明の最良の実施形態においては、薄膜金
属層14が太陽電池13の遮蔽と干渉フイルターへの可
視光全領域の光を反射することを主目的とし、拡散層1
6が反射光による外観表現を主目的としている。
【0043】この役割分担のために、図3に見られるよ
うに、本発明の第1の実施形態においては、干渉フイル
ター層15からの反射光強度が拡散層16の透過率のみ
に依存し、薄膜金属層14の透過率が変動しても同反射
光強度は何等変動しない。さらに薄膜金属層14の反射
強度が改善され、さらに薄膜金属層14の可視光全領域
の反射性能により干渉フイルターの色彩度を大きく改善
することができる。
【0044】一方、比較例2の構造においては、図4に
示すように、いぞれの反射色においても、干渉フイルタ
ーからの最大反射光強度が小さく、かつ拡散層の透過率
変動に従って同反射光強度が変動してしまう。このこと
は、太陽電池を遮蔽するために光の透過率の小さな拡散
層を使用すると、それに伴って反射強度が大きく減少す
ることを示している。その結果、濁った暗い反射光しか
観察されないこのになり、外観品質の著しい低下を引き
起こしている。
【0045】なお、上述した第1の実施の形態において
は、干渉フイルター層15として、TiO2膜とSiO
2膜からなる5層構造を示したが、周知の如く、材料お
よび単純な設計変更により多様な干渉フイルター層が構
成でき、それを使用することができる。
【0046】干渉フイルター層15は、入射光を吸収せ
ず透過光もしくは反射光に振り分けること機能を有して
いるため、太陽電池へのエネルギー供給を満足しつつ反
射色表現を行う本発明の構成要素として好適である。ま
た、干渉フイルター層15により、本来反射光となるべ
き光を透過光として使用することも可能であり、反射色
に応じた設計の自由度が広がる。
【0047】本発明の最良の実施形態においては、拡散
層16としてホーニング処理を施したガラス板を使用し
たが、他にプラスチック材料などを使用してもよい。
【0048】また拡散層16の作成方法についてもホー
ニング処理の他に透明基板の表面を魚眼レンズ状、レン
チュキュラーレンズ状、または、フレンネルレンズ状に
加工する方法によっても同様の効果を有する拡散層が得
られることを確認している。
【0049】つぎに、本発明の基板12と太陽電池13
と薄膜金属層14と干渉フイルター15の構成を示す第
1の実施の形態を図面に基づいて説明する。以下に本発
明の第1の実施形態を図5も用いて説明する。図5は最
良の実施形態の図2に示す太陽電池装置に腕時計に適用
した場合の断面図の内、本発明の特徴である基板12と
太陽電池13と薄膜金属層14と干渉フイルター15の
構成を示す断面図である。以下に図5を用いて本発明の
第1の実施形態を説明する。
【0050】ステンレス基板12には針を取付る針用穴
31を有し、ステンレス基板12上には層間絶縁膜18
と層間絶縁膜18上に設ける下電極22と下電極22上
にオーバーラップするアモルファスシリコン(a−S
i)膜のP型、I型、N型からなる半導体層23を有
し、半導体層23上には上電極24を有する。下電極2
2と半導体層23と上電極24とによって太陽電池13
を構成する。太陽電池13とステンレス基板12と層間
絶縁膜18上には、太陽電池13の保護と薄膜金属層1
4と太陽電池13との電気的短絡を防止するために保護
用絶縁膜25を設ける。この保護用絶縁膜25により保
護用絶縁膜25上の薄膜金属層14の平坦性も確保する
ことができる。
【0051】さらに、保護用絶縁膜25上には、5nm
の膜厚のタンタル(Ta)膜からなる薄膜金属層14と
70nmの膜厚の酸化タンタル膜(Ta2O5)を設け
る。さらに、酸化タンタル膜27上には酸化インジウム
スズ(ITO)膜からなる透明導電膜28を設ける。酸
化タンタル膜27と透明導電膜28により干渉フイルタ
ー15を構成する。薄膜金属層14上に薄膜金属層14
の酸化膜を陽極酸化処理により形成することにより非常
に膜厚の均一な酸化タンタル膜を形成できる。そのた
め、均一で安定な干渉フイルター15と透過率の良好な
薄膜金属層14を設けることができる。
【0052】さらに図5に示す太陽電池13と干渉フイ
ルター15の構成は太陽電池13を構成する基板12上
に保護用絶縁膜25を設け、さらに導電性を有する薄膜
金属層14を設けることにより、薄膜金属層14により
太陽電池13のパターンを目かくしし、かつ太陽電池を
機械的衝撃と電気的衝撃より保護することができる。
【0053】さらに絶縁性を有する酸化タンタル膜27
上に導電性を有する透明導電膜14を設けることにより
干渉フイルター15上への静電気によるゴミの付着を防
止でき、装飾用に有効である。
【0054】以下に本発明の第2の実施形態を図6も用
いて説明する。図6は最良の実施形態の図2に示す太陽
電池装置に腕時計に適用した場合の断面図の内、本発明
の特徴である基板12と太陽電池13と薄膜金属層14
と干渉フイルター15の構成を示す断面図である。以下
に図6を用いて本発明の第2の実施形態を説明する。
【0055】ステンレス基板12には針を取付る針用穴
31を有し、ステンレス基板12上には層間絶縁膜18
と層間絶縁膜上に設ける下電極22と下電極22上にオ
ーバーラップするアモルファスシリコン(a−Si)膜
のP型、I型、N型からなる半導体層23を有し、半導
体層23上には上電極24を有する。下電極22と半導
体層23と上電極24とにより太陽電池13を構成す
る。太陽電池13とステンレス基板12と層間絶縁膜1
8上には太陽電池13の保護と干渉フイルター用基板3
2とを接続するための保護用絶縁膜25を設ける。
【0056】さらに、干渉フイルター用基板32の上に
は、10nmの膜厚のアルミニウム(Al)膜からなる
薄膜金属層14と50nmを有する膜厚の酸化アルミニ
ウム(Al2O3)膜27を設ける。さらに、酸化アル
ミニウム膜27上には酸化インジウムスズ(ITO)膜
からなる透明導電膜28を設ける。酸化アルミニウム膜
27と透明導電膜28により干渉フイルター15を構成
する。薄膜金属層26上に薄膜金属層26の酸化膜を陽
極酸化処理により形成することにより非常に膜厚の均一
な酸化アルミニウム膜を形成できる。そのため、均一で
安定な干渉フイルター15と透過率の良好な薄膜金属層
14を設けることができる。
【0057】さらに図6に示す太陽電池13と干渉フイ
ルター15との構成は太陽電池13を構成する基板12
上に保護用絶縁膜25を設け、さらに干渉フイルター用
基板32上に導電性を有する薄膜金属層26を設けるこ
とにより、薄膜金属層26により太陽電池13のパター
ンを目かくしし、かつ太陽電池を機械的衝撃と電気的衝
撃より保護することができる。
【0058】さらに絶縁性を有する酸化アルミニウム膜
上に導電性を有する透明導電膜を設けることにより干渉
フイルター30上への静電気によるゴミの付着を防止で
き、装飾用に有効である。
【0059】以下に本発明の第3の実施形態を図7も用
いて説明する。図7は最良の実施形態の図2に示す太陽
電池装置に腕時計に適用した場合の断面図の内、本発明
の特徴である基板12と太陽電池13と薄膜金属層14
と干渉フイルター15の構成を示す断面図である。以下
に図7を用いて本発明の第3の実施形態を説明する。
【0060】ステンレス基板12には針と取付る針用穴
31を有し、ステンレス基板12上には層間絶縁膜18
と層間絶縁膜上に設ける下電極22と下電極22上にオ
ーバーラップするアモルファスシリコン(a−Si)膜
のP型、I型、N型からなる半導体層23を有し、半導
体層23上には上電極24を有する。下電極22と半導
体層23と上電極24とにより太陽電池13を構成す
る。太陽電池13の電力を取り出すために、下電極22
に接続する接続用下電極35と、上電極24に接続する
接続用上電極36とを設ける。
【0061】また太陽電池13とステンレス基板12と
層間絶縁膜18上には太陽電池13の保護と薄膜金属層
14と太陽電池13との電気的短絡を防止するために保
護用絶縁膜25を設ける。この保護用絶縁膜25により
保護用絶縁膜25上の薄膜金属層14の平坦性も確保す
ることができる。さらに、保護用絶縁膜25は、接続用
下電極35と接続用上電極36上に開口部を有し、外部
回路との接続を可能とする。
【0062】さらに保護用絶縁膜25上には、10nm
の膜厚のタンタル(Ta)膜からなる薄膜金属層14と
70nmの膜厚の酸化タンタル膜(Ta2O5)27を
設ける。さらに、酸化タンタル膜27上には酸化インジ
ウムスズ(ITO)膜からなる透明導電膜28を設け
る。酸化タンタル膜27と透明導電膜28により干渉フ
イルター15を構成する。薄膜金属層14上に薄膜金属
層14の酸化膜を陽極酸化処理により形成することによ
り非常に膜厚の均一な酸化タンタル膜を形成できる。そ
のため均一で安定な干渉フイルター15と透過率の良好
な薄膜金属層14を設けることができる。
【0063】さらに図7に示す太陽電池13と干渉フイ
ルター15の構成は太陽電池13を構成する基板12上
に保護用絶縁膜25を設け、さらに導電性を有する薄膜
金属層14を設けることにより、薄膜金属層14により
太陽電池13のパターンを目かくしし、かつ太陽電池を
機械的衝撃と電気的衝撃より保護することができる。
【0064】さらに絶縁性を有する酸化タンタル膜上に
導電性を有する透明導電膜を設けることにより干渉フイ
ルター15上への静電気によるゴミの付着を防止でき、
装飾用に有効である。
【0065】以下に本発明の第4の実施形態を図8を用
いて説明する。図8は最良の実施形態の図2に示す太陽
電池装置に腕時計に適用した場合の断面図の内、本発明
の特徴である基板12と太陽電池13と薄膜金属層14
と干渉フイルター15の構成を示す断面図である。以下
に図8を用いて本発明の第4の実施形態を説明する。
【0066】透明基板としてガラス基板12には針を取
付る針用穴31を有し、ガラス基板12上には下電極2
2と下電極22上にオーバーラップするアモルファスシ
リコン(a−Si)膜のP型、I型、N型からなる半導
体層23とを有し、半導体層23上には上電極24を有
する。下電極22と半導体層23と上電極24とにより
太陽電池13を構成する。
【0067】また、太陽電池13とガラス基板21上に
は太陽電池13の保護のために保護用絶縁膜25を設け
る。
【0068】さらにガラス基板12の太陽電池13を設
ける逆の面には、10nmの膜厚のタンタル(Ta)膜
からなる薄膜金属層14と70nmの膜厚の酸化タンタ
ル膜(Ta2O5)27を設ける。さらに、酸化タンタ
ル膜27上には酸化インジウムスズ(ITO)膜からな
る透明導電膜28を設ける。酸化タンタル膜27と透明
導電膜28により干渉フイルター15を構成する。薄膜
金属層14上に薄膜金属層14の酸化膜を陽極酸化処理
により形成することにより非常に膜厚の均一な酸化タン
タル膜を形成できる。そのため、均一で安定な干渉フイ
ルター15と透過率の良好な薄膜金属層14を設けるこ
とができる。
【0069】さらに図8に示す太陽電池13と干渉フイ
ルター15の構成は太陽電池13を構成する基板12の
裏面に薄膜金属層14と干渉フイルター15とを設ける
ことにより、薄膜金属層14により太陽電池13のパタ
ーンを目かくしし、かつ太陽電池を機械的衝撃と電気的
衝撃より保護することができる。
【0070】さらに絶縁性を有する酸化タンタル膜上に
導電性を有する透明導電膜を設けることにより干渉フイ
ルター15上への静電気によるゴミの付着を防止でき、
装飾用に有効である。
【0071】つぎに図9に太陽電池13上の薄膜金属層
14上に薄膜金属層14の陽極酸化膜を設けるための陽
極酸化処理方法を示す実施形態を図面に基づいて説明す
る。図9は、薄膜金属層14上に陽極酸化膜を設ける実
施形態を示す模式図である。
【0072】第9図に示すように、ステンレス基板12
上に層間絶縁膜18として酸化チタン(TiO)を20
0nm厚で形成し、層間絶縁膜18上に、下電極として
アルミニウム(Al)膜を100nm厚で形成し、アル
ミニウム膜上にPIN接合を有するアモルファスシリコ
ンを形成する。ステンレス基板12上には、複数個の太
陽電池ユニット40を形成する。腕時計には1組の太陽
電池ユニット40を利用する。
【0073】さらに、太陽電池13上には、保護用絶縁
膜25としてポリイミド樹脂を膜厚500nm形成し、
薄膜金属層14としてタンタル(Ta)膜を膜厚45n
m形成する。
【0074】以上に示す薄膜金属層14上に薄膜金属層
14の陽極酸化膜を形成する状況を以下に示す。薄膜金
属層14の一部に外部電源38の正電圧を印加するため
にニードル34とニードル34を保持する冶具35とニ
ードル34と外部電源38とを接続する配線33とを接
続する。
【0075】陽極酸化槽32には、0.01〜1%のク
エン酸水溶液を入れ薄膜金属層14を有する基板12を
クエン酸水溶液中に入れ、外部電源38の負電圧を印加
する陰極電極36を基板12と一定の間隔を隔ててクエ
ン酸水溶液中に入れ、26〜40Vの酸化電圧を印加
し、薄膜金属層14の45nm厚の内の32〜38nm
を陽極酸化し、68〜70nm厚の酸化タンタル(Ta
2O5)からなる陽極酸化膜を形成する。以上の陽極酸
化処理により透過率の良好な薄膜金属層14上に膜厚の
均一で安定な陽極酸化膜を設けることができる。
【0076】つぎに、大型基板41上に複数個の腕時計
用太陽電池ユニット42を設ける実施形態を図面に基づ
いて説明する。図10は実施形態を示す平面であり、図
11は図10に用いる太陽電池ユニット42の等価回路
図であり、図12は図10のB−B線における断面図で
ある。以下に図10と図11と図12とを用いて説明す
る。
【0077】それぞれの太陽電池ユニットには、図11
の等価回路図に示すように、下電極22に接続する下電
極用外部接続部47と上電極24に接続する上電極用外
部接続部48との間に、不純物イオンとしてほう素
(B)を含むアモルファスシリコン(P−Si)71と
低濃度の不純物イオンしか含まないアモルファスシリコ
ン(I−Si)72と不純物イオンとしてりん(P)を
含むアモルファスシリコン(N−Si)73からなるP
IN接合を有する半導体層23を有する。さらに半導体
層23上に上電極24を有し、下電極22と半導体層2
3と上電極24から光起電力素子43、44、45、4
6の4個の光起電力素子を直列接続する構成を有する。
【0078】各光起電力素子43、44、45、46と
は、光起電力素子43の上電極24に接続する上電極用
接続部49と光起電力素子44の下電極22に接続する
下電極用接続部50が相互に接続し、4個の光起電力素
子が直列に接続する。
【0079】さらに光起電力素子上に保護用絶縁膜25
を形成する。保護用絶縁膜25は、回転塗布法を利用
し、ポリイミド樹脂の粘度と回転塗布法の回転数と制御
することにより半導体層23の凹凸を平坦化することが
できる。
【0080】さらに保護用絶縁膜25上には、薄膜金属
層14と薄膜金属層14の陽極酸化膜27を設ける。薄
膜金属層14を陽極酸化処理するために相互接続部51
と連結部52により、個々の腕時計用太陽電池ユニット
42上の薄膜金属層14は接続している。
【0081】薄膜金属層14の相互接続部51は、図1
0に示すように光起電力素子を相互に接続する上電極用
接続部49と下電極用接続部50以外の領域に設けてい
る。さらに薄膜金属層14の陽極酸化膜27上には透明
導電膜28設ける。陽極酸化膜27と透明導電膜28と
により干渉フイルター15構成する。
【0082】さらに、干渉フイルター15と薄膜金属層
14と保護用絶縁膜25とは、同一の辺を有する自己整
合的な形状を有する。また、図12に示すように相互接
続部15あるいは、同様に連結部52においても、同様
に干渉フイルター15と薄膜金属層14と保護用絶縁膜
25は自己整合的な形状を有する。
【0083】これにより、上電極用外部接続部47と下
電極用外部接続部48を設けると同時に太陽電池23上
の保護用絶縁膜25上に有効に干渉フイルターを設ける
ことができる。
【0084】つぎに、大型基板41上に複数個の腕時計
用太陽電池ユニット42を設ける別の実施形態を図面に
基づいて説明する。図13は実施を示す平面であり、図
14は図13に用いる太陽電池ユニット42の等価回路
図であり、図15は図13のC−C線における断面図で
ある。以下に図13と図14と図15とを用いて説明す
る。
【0085】大型基板41には、複数の腕時計太陽電池
ユニット42有し、腕時計太陽電池ユニット42の周囲
には、外形開口部65を有する。
【0086】各太陽電池ユニットには、図14の等価回
路図に示すように、基板1上に保護用絶縁膜18を有
し、保護用絶縁膜18上には、下電極22に接続する下
電極用外部接続部47と上電極24に接続する上電極用
外部接続部48の間に、不純物イオンとしてほう素
(B)を含むアモルファスシリコン(P−Si)71と
低濃度の不純物イオンしか含まないアモルファスシリコ
ン(I−Si)72と不純物イオンとしてりん(P)を
含むアモルファスシリコン(N−Si)73からなるP
IN接合を有する半導体層23を有する。
【0087】さらに半導体層23上に上電極24を有
し、下電極22と半導体層23と上電極24とから光起
電力素子43、44、45、46の4個の光起電力素子
を構成し、光起電力素子43と光起電力素子44の第1
のグループは直列接続し、光起電力素子45と光起電力
素子46の第2のグループが直列接続し、第1のグルー
プと第2のグループが相互に配列接続し、電圧と電流が
大きく供給できる接続を採用する。
【0088】各光起電力素子43、44、45、46と
は、光起電力素子43の上電極24に接続する上電極用
接続部49と光起電力素子44の下電極22に接続する
下電極用接続部50が相互に接続している。
【0089】さらに腕時計用太陽電池ユニット基板12
内には、曜日あるいは日を表示するための第1の開口部
61と世界時計用の地域表示用開口部62を有し、太陽
電池43、44、45、46は各面積が等しい。
【0090】さらに大型基板41の腕時計太陽電池ユニ
ット42の周囲には、3ヶ所の外形開口部65を有す
る。また、外形開口部65と外形開口部65の間に薄膜
金属層14を陽極酸化処理し干渉フイルター27を形成
するための相互接続部51を設ける。
【0091】さらに光起電力素子上に保護用絶縁膜25
を形成する。保護用絶縁膜25は、回転塗布法を利用
し、ポリイミド樹脂の粘度と回転塗布法の回転数と制御
することにより半導体層23の凹凸を平坦化することが
できる。
【0092】さらに保護用絶縁膜25上には、薄膜金属
層14と薄膜金属層14の陽極酸化膜27を設ける。薄
膜金属層14を陽極酸化処理するために相互接続部51
と連結部52により、個々の腕時計用太陽電池ユニット
42上の薄膜金属層14は接続している。
【0093】薄膜金属層14の相互接続部51は、図1
3に示すように光起電力素子を相互に接続する上電極用
接続部49と下電極用接続部50以外の領域に設けてい
る。さらに、薄膜金属層14の陽極酸化膜27上には透
明導電膜28設ける。陽極酸化膜27と透明導電膜28
とにより干渉フイルター15構成する。
【0094】さらに干渉フイルター15と薄膜金属層1
4とは、保護用絶縁膜25の内側の辺にて加工する。ま
た図15に示すように下電極用外部接続部47上と上電
極用外部接続部48上に保護用絶縁膜用開口部を設け
る。さらに干渉フイルター15は、下地となる薄膜金属
層14と薄膜金属層14の陽極酸化膜と、陽極酸化膜上
に設ける多層の誘電体多層膜からなる。
【0095】誘電体多層膜27は酸化タンタル(Ta2
O5)/酸化シリコン(SiO2)/酸化タンタル(T
a2O5)/透明導電体膜(酸化インジウムスズ)にて
形成する。またさらに干渉フイルター15には、多層の
誘電体膜を利用し色々な色彩を再現することができる。
【0096】さらに、薄膜金属層14と薄膜金属層14
上に薄膜金属層14の陽極酸化膜と誘電体多層膜を設
け、誘電体多層膜を平面的に分割し、さらに、平面的に
異なる誘電体多層膜からなるブロックを配置することに
より多色カラーを実現することができる。
【0097】図16は、太陽電池13と保護用絶縁膜2
5上の設ける干渉フイルター層の構成と光学特性を示す
図である。横軸は光学波長をナノメートル(nm)単位
で示し、縦軸は反射率(%)を示す。
【0098】図16の曲線Xは、10nmの薄膜金属層
14上に35nmの酸化タンタル膜と透明導電膜として
酸化インジウムスズ膜を130nm形成した場合の光学
特性を示す曲線である。色は金色に近く装飾用として
は、良好な色合いである。
【0099】図16の曲線Yは、10nmの薄膜金属層
14上に35nmの酸化タンタル膜と透明導電膜として
酸化インジウムスズ膜を130nmと再度、酸化タンタ
ル膜を110nm形成した場合の光学特性を示す曲線で
ある。色は青みのある緑であり、明るく感じる色合いで
ある。
【0100】つぎに、図17に薄膜金属層14の膜厚と
透過率の関係を示すグラフある。横軸に薄膜金属層14
の膜厚をナノメートル(nm)単位にて示し、縦軸に透
過率(%)を示す。薄膜金属層14としてタンタル膜を
選択している。このグラフより、透過率を30〜80%
を得るには、3nm〜15nmに選定することが望まし
いことが言える。
【0101】また薄膜金属層14は、光学透過率が1%
〜85%の反射タイプのニュートラルデンシティフィル
ター(NDフィルター)を簡単に形成できるため、薄膜
金属層14の製造は、従来の真空スパッタリング法、有
機金属ガスを利用する真空プラズマ法、または真空光化
学成膜法により形成することができる。
【0102】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、太陽電
池上に薄膜金属層を設け、部分透過と部分反射の割合を
膜厚により制御することにより可視光全領域に関して平
均する反射量を確保することができる。
【0103】さらに薄膜金属層上に薄膜金属層の陽極酸
化膜を設けることにより均一な膜厚を有する光学的屈折
率膜を簡単に設けることができる。このことは、太陽電
池装置を装飾用として利用する腕時計に利用する場合に
は非常に重要なことである。
【0104】さらに薄膜金属層を太陽電池上に設けるこ
とにより、静電気の電気的衝撃により太陽電池の特性劣
化を防止できる。これは、薄膜金属層が導電性を有する
ことと、低抵抗材料であることを意味する。光学材の最
上層に透明導電膜を設けることにより静電気よるゴミの
付着を小さくすることができる。そのため、太陽電池装
置を装飾用に利用する場合には都合がよい。
【0105】さらに透明導電膜上に拡散層を設けること
により、光学部材と使用者の観察する方向との位置関係
により色味が変化することを防止し、明るい色彩を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における太陽電池装置を腕時
計に適用する場合を示す平面図である。
【図2】本発明の実施形態における太陽電池装置を示す
断面図である。
【図3】本発明の実施形態における太陽電池装置に関す
る拡散層透過率と反射高強度の関係を示すグラフであ
る。
【図4】従来例として比較例2の太陽電池装置に関する
拡散層透過率と反射高強度の関係を示すグラフである。
【図5】本発明の実施形態における太陽電池装置の基板
と太陽電池と薄膜金属層と光学部材を示す断面図であ
る。
【図6】本発明の実施形態における太陽電池装置の基板
と太陽電池と薄膜金属層と光学部材を示す断面図であ
る。
【図7】本発明の実施形態における太陽電池装置の基板
と太陽電池と薄膜金属層と光学部材を示す断面図であ
る。
【図8】本発明の実施形態における太陽電池装置の基板
と太陽電池と薄膜金属層と光学部材を示す断面図であ
る。
【図9】本発明の実施形態における太陽電池装置に利用
する薄膜金属層上に陽極酸化膜構造を形成する方法を示
す断面図である。
【図10】本発明の実施形態における太陽電池装置を大
型基板上に複数個設ける構造を示す平面図である。
【図11】本発明の実施形態における太陽電池装置に用
いる太陽電池の接続方法の等価回路を示す回路図であ
る。
【図12】本発明の実施形態における太陽電池装置を大
型基板上に複数個設ける構造を示す断面図である。
【図13】本発明の実施形態における太陽電池装置を大
型基板上に複数個設ける構造を示す平面図である。
【図14】本発明の実施形態における太陽電池装置に用
いる太陽電池の接続方法の等価回路を示す回路図であ
る。
【図15】本発明の実施形態における太陽電池装置を大
型基板上に複数個設ける構造を示す断面図である。
【図16】本発明の実施形態における薄膜金属層と薄膜
金属層上に設ける干渉フイルターの光学特性を示すグラ
フである。
【図17】本発明の実施形態における薄膜金属層の膜厚
と透過率を示すグラフである。
【図18】太陽電池のみの構成のものを従来例とし、太
陽電池の正面に色吸収フィルターを配置したものを比較
例1とし、特開平5−29641号公報記載の構成にお
いて着色層としてカラーフィルターを用いたものを比較
例2とし、さらに本発明の実施形態の太陽電池装置を比
較した結果を示す図表である。
【符号の説明】
13 太陽電池 14 薄膜金属層 15 干渉フイルター 16 拡散層 18 層間絶縁膜 22 下電極 27 陽極酸化膜 28 透明導電膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G04C 10/02 G02B 1/10 Z H01L 31/04 H01L 31/04 Q

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 太陽電池の外光を受光する外光方向に設
    けられ太陽電池からの反射光を減衰し、外光を一部反射
    し、残りを透過する薄膜金属層と、この薄膜金属層の外
    光方向に設けられ外光に対してその任意の波長範囲を所
    定の透過率に制御する光学部材とを備えたことを特徴と
    する太陽電池装置。
  2. 【請求項2】 太陽電池の外光を受光する外光方向に設
    けられ太陽電池からの反射光を減衰し、外光を一部反射
    し、残りを透過する薄膜金属層と、この薄膜金属層の外
    光方向に設けられ外光に対してその任意の波長範囲を所
    定の透過率に制御する光学部材と、光学部材の外光側に
    設けられ光学部材からの反射光を拡散して正面側に出射
    する拡散層とを備えたことを特徴とする太陽電池装置。
  3. 【請求項3】 薄膜金属層は、30〜80%の光の透過
    率を有することを特徴とする請求項1、2いずれかに記
    載の太陽電池装置。
  4. 【請求項4】 薄膜金属層は、凹凸を有する透明基板上
    に設けていることを特徴とする請求項1、2、3いずれ
    かに記載の太陽電池装置。
  5. 【請求項5】 太陽電池の外光を受光する外光方向に設
    けられた保護用絶縁膜と保護用絶縁膜上に設けられ、か
    つ太陽電池からの反射光を減衰し、外光を一部反射し、
    残りを透過する薄膜金属層と、この薄膜金属層の外光方
    向に設けられ外光に対してその任意の波長範囲を所定の
    透過率に制御する光学部材とを備えたことを特徴とする
    太陽電池装置。
  6. 【請求項6】 太陽電池上に設ける保護用絶縁膜には開
    口部を有し、太陽電池と外部回路との接続部を有するこ
    とを特徴とする請求項5に記載の太陽電池装置。
  7. 【請求項7】 太陽電池の外光を受光する外光方向に設
    けられ太陽電池からの反射光を減衰し、外光を一部反射
    し、残りを透過する薄膜金属層と、この薄膜金属層の外
    光方向に設けられ外光に対してその任意の波長範囲を所
    定の透過率に制御する光学部材とを備え、光学部材は薄
    膜金属層の陽極酸化膜を少なくとも含む構成を有するこ
    とを特徴とする太陽電池装置。
  8. 【請求項8】 太陽電池の外光を受光する外光方向に設
    けられ太陽電池からの反射光を減衰し外光を一部反射し
    残りを透過する薄膜金属層と、この薄膜金属層の外光方
    向に設けられ外光に対してその任意の波長範囲を所定の
    透過率に制御する光学部材とを備え、光学部材は薄膜金
    属層の陽極酸化膜と屈折率が1.6以上の透明膜とを少
    なくとも含む構成を有することを特徴とする太陽電池装
    置。
  9. 【請求項9】 太陽電池の外光を受光する外光方向に設
    けられ太陽電池からの反射光を減衰し、外光を一部反射
    し残りを透過する薄膜金属層と、この薄膜金属層の外光
    方向に設けられ外光に対してその任意の波長範囲を所定
    の透過率に制御する光学部材とを配置する太陽電池装置
    の製造方法は、膜厚が3〜15nmの薄膜金属層を形成
    する工程と、薄膜金属層上に光学部材を形成することを
    特徴とする太陽電池装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 太陽電池の外光を受光する外光方向に
    設けられ太陽電池からの反射光を減衰し、外光を一部反
    射し、残りを透過する薄膜金属層と、この薄膜金属層の
    外光方向に設けられ外光に対してその任意の波長範囲を
    所定の透過率に制御する光学部材とを配置する太陽電池
    装置の製造方法は、膜厚が20〜30nmの薄膜金属層
    を形成する工程と、薄膜金属層の一部を陽極酸化処理に
    より陽極酸化膜を形成する工程とを有することを特徴と
    する太陽電池装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 太陽電池の外光を受光する外光方向に
    設けられ太陽電池からの反射光を減衰し、外光を一部反
    射し、残りを透過する薄膜金属層と、この薄膜金属層の
    外光方向に設けられ外光に対してその任意の波長範囲を
    所定の透過率に制御する光学部材とを配置する太陽電池
    装置の製造方法は、膜厚が20〜30nmの薄膜金属層
    を形成する工程と、薄膜金属層の一部を陽極酸化処理に
    より陽極酸化膜を形成する工程と、陽極酸化膜上に光学
    的屈折率が1.6以上の透明膜を形成する工程とを有す
    ることを特徴とする太陽電池装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 基板上に光起電力素子を形成する工程
    と、光起電力素子上に絶縁膜を形成する工程と、絶縁膜
    上に薄膜金属層を形成する工程と、薄膜金属層上に光学
    的屈折率が1.6以上の透明膜を形成する工程を有する
    ことを特徴とする太陽電池装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 基板上に光起電力素子を形成する工程
    と、光起電力素子上に絶縁膜を形成する工程と、絶縁膜
    上に薄膜金属層を形成する工程と、薄膜金属層上に薄膜
    金属層を陽極として薄膜金属層の陽極酸化膜を形成する
    工程と、陽極酸化膜上に光学的屈折率が1.6以上の透
    明膜を形成する工程を有することを特徴とする太陽電池
    装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 基板上に光起電力素子を形成する工程
    と、光起電力素子上に絶縁膜を形成する工程と、絶縁膜
    上に薄膜金属層を形成する工程と、薄膜金属層上に薄膜
    金属層を陽極として薄膜金属層の陽極酸化膜を形成する
    工程と、陽極酸化膜上に光学的屈折率が1.6以上の複
    数の透明膜を形成する工程を有し、透明膜には透明導電
    膜を含むことを特徴とする太陽電池装置の製造方法。
  15. 【請求項15】 基板上に薄膜金属層を形成する工程
    と、薄膜金属層上に光学的屈折率が1.6以上の透明膜
    を形成する工程と、太陽電池を形成する基板上に薄膜金
    属層を有する基板を配置する工程とを有することを特徴
    とする太陽電池装置の製造方法。
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