JPH09306450A - 電子機器の電池収納取出構造 - Google Patents
電子機器の電池収納取出構造Info
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- JPH09306450A JPH09306450A JP8117428A JP11742896A JPH09306450A JP H09306450 A JPH09306450 A JP H09306450A JP 8117428 A JP8117428 A JP 8117428A JP 11742896 A JP11742896 A JP 11742896A JP H09306450 A JPH09306450 A JP H09306450A
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Battery Mounting, Suspending (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】電池蓋を取り外しても電池が電池収納口から飛
び出してくるのを確実に防止でき、その電池蓋を取り外
した際に電池排出手段に抗して電池を確実にロックして
おくにあたり、長期にわたり十分なロック力を維持しそ
のロックとロック解除に要する操作力も小さく電池交換
の作業を容易にする。 【解決手段】電池収納口19内の電池23を排出方向A
に付勢する部材26,27と、その部材26,27の付
勢に抗して電池23を収納方向Bに押し付ける電池蓋1
4と、電池通過路上に位置して電池蓋14を取り外し前
記押し付けを解除しても前記付勢に抗して電池23の飛
び出しを阻止しかつ操作ノブ18の操作で電池通過路外
に移動操作可能な電池取出ロック部材39とを備えた構
成。
び出してくるのを確実に防止でき、その電池蓋を取り外
した際に電池排出手段に抗して電池を確実にロックして
おくにあたり、長期にわたり十分なロック力を維持しそ
のロックとロック解除に要する操作力も小さく電池交換
の作業を容易にする。 【解決手段】電池収納口19内の電池23を排出方向A
に付勢する部材26,27と、その部材26,27の付
勢に抗して電池23を収納方向Bに押し付ける電池蓋1
4と、電池通過路上に位置して電池蓋14を取り外し前
記押し付けを解除しても前記付勢に抗して電池23の飛
び出しを阻止しかつ操作ノブ18の操作で電池通過路外
に移動操作可能な電池取出ロック部材39とを備えた構
成。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電池によって駆動
可能な電子機器の電池収納取出構造に関する。
可能な電子機器の電池収納取出構造に関する。
【0002】
【従来の技術】電池収納口内に収納されたバッテリのよ
うな電池によって駆動される電子機器特に携帯形の小型
の電子機器の電池収納取出構造においては、バネのよう
な電池排出手段を電池収納口の奥部に取り付け、電池を
電池収納口内にそのバネに抗して所定の収納位置にまで
押し込んだ後、電池収納口を電池蓋で閉じることで電池
収納口内に収納されている電池を、常時、バネによって
電池排出方向に付勢しておき、電池を取り出すために電
池蓋を取り外した際にはバネによって電池を電池収納口
外に押し出すようにしたものがある。このような電池収
納取出構造においては、電池蓋を取り外した際にバネに
よって電池が勢いよく電池収納口外に飛び出してしまっ
て電池が下方へ脱落落下してしまうおそれがある。その
ため、電池収納口の電池蓋を取り外しても電池が電池収
納口外に飛び出さないようにロック機構で電池をロック
しておくことで電池の交換などを行う際に、電池が電池
収納口外に脱落するのを防止するようにした電池収納取
出構造が実開昭60ー51871号公報などで種々提案
されている。
うな電池によって駆動される電子機器特に携帯形の小型
の電子機器の電池収納取出構造においては、バネのよう
な電池排出手段を電池収納口の奥部に取り付け、電池を
電池収納口内にそのバネに抗して所定の収納位置にまで
押し込んだ後、電池収納口を電池蓋で閉じることで電池
収納口内に収納されている電池を、常時、バネによって
電池排出方向に付勢しておき、電池を取り出すために電
池蓋を取り外した際にはバネによって電池を電池収納口
外に押し出すようにしたものがある。このような電池収
納取出構造においては、電池蓋を取り外した際にバネに
よって電池が勢いよく電池収納口外に飛び出してしまっ
て電池が下方へ脱落落下してしまうおそれがある。その
ため、電池収納口の電池蓋を取り外しても電池が電池収
納口外に飛び出さないようにロック機構で電池をロック
しておくことで電池の交換などを行う際に、電池が電池
収納口外に脱落するのを防止するようにした電池収納取
出構造が実開昭60ー51871号公報などで種々提案
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電池蓋
を取り外した際のバネによる電池の電池収納口外への飛
び出しによる脱落を上述のロック機構で防止するように
した従来の電池収納取出構造では、バネの付勢力に比較
して十分に大きなロック力が得られない構造であるうえ
長期の使用においてはロック力も低下してくる構造であ
るという課題がある。また、電池の脱落防止のためのロ
ックができたとしても、そのロックの解除に相当に大き
な力が必要であったから、電池蓋を取り外した際の電池
の飛び出しと脱落とを防止できてもロックがあることが
かえって電池交換の作業に手間がかかるものとなってい
るという課題がある。
を取り外した際のバネによる電池の電池収納口外への飛
び出しによる脱落を上述のロック機構で防止するように
した従来の電池収納取出構造では、バネの付勢力に比較
して十分に大きなロック力が得られない構造であるうえ
長期の使用においてはロック力も低下してくる構造であ
るという課題がある。また、電池の脱落防止のためのロ
ックができたとしても、そのロックの解除に相当に大き
な力が必要であったから、電池蓋を取り外した際の電池
の飛び出しと脱落とを防止できてもロックがあることが
かえって電池交換の作業に手間がかかるものとなってい
るという課題がある。
【0004】本発明においては、電池蓋を取り外しても
電池が電池収納口から飛び出して脱落するのを防止でき
る構造において電池蓋を取り外した際に電池排出手段に
抗して電池をロックしておく場合、長期の使用において
も十分なロック力を維持でき、かつそのロックとそのロ
ック解除に大きな操作力を要することなく、電池交換作
業を容易に行えるようにすることを解決すべき主たる課
題としている。
電池が電池収納口から飛び出して脱落するのを防止でき
る構造において電池蓋を取り外した際に電池排出手段に
抗して電池をロックしておく場合、長期の使用において
も十分なロック力を維持でき、かつそのロックとそのロ
ック解除に大きな操作力を要することなく、電池交換作
業を容易に行えるようにすることを解決すべき主たる課
題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本発明の
電子機器の電池収納取出構造は、電池収納口内の所定の
収納位置にある電池を電池排出方向に付勢する電池排出
部材と、電池収納口を閉じた状態では電池に当接して前
記電池排出部材による付勢に抗して電池を電池収納方向
に押し付ける電池蓋と、電池が所定の収納位置にあると
きに電池収納口内の電池通過路上に位置して電池蓋を取
り外して前記押し付けを解除しても前記付勢に抗して電
池の電池収納口外への飛び出しを阻止するもので、かつ
操作ノブの操作によって電池通過路外に移動操作可能な
電池取出ロック部材とを具備したことを特徴とする構成
で上述した課題を解決している。
電子機器の電池収納取出構造は、電池収納口内の所定の
収納位置にある電池を電池排出方向に付勢する電池排出
部材と、電池収納口を閉じた状態では電池に当接して前
記電池排出部材による付勢に抗して電池を電池収納方向
に押し付ける電池蓋と、電池が所定の収納位置にあると
きに電池収納口内の電池通過路上に位置して電池蓋を取
り外して前記押し付けを解除しても前記付勢に抗して電
池の電池収納口外への飛び出しを阻止するもので、かつ
操作ノブの操作によって電池通過路外に移動操作可能な
電池取出ロック部材とを具備したことを特徴とする構成
で上述した課題を解決している。
【0006】請求項2に係る本発明の電子機器の電池収
納取出構造においては、前記電池取出ロック部材が、電
池収納口が電池蓋で閉じられている状態では電池の後面
側の電池通過路上に対して出入り可能でかつ付勢部材で
該電池通過路上に入り込むように付勢され、電池が該通
過路上を通過する際は該付勢部材による付勢に抗して電
池の周面で押されて該通過路外に移動させられ、電池が
所定の電池収納位置にあるときは、前記通過路上に移動
して電池蓋を取り外した際の電池の飛び出しを阻止する
構造でもって上述した課題を解決している。
納取出構造においては、前記電池取出ロック部材が、電
池収納口が電池蓋で閉じられている状態では電池の後面
側の電池通過路上に対して出入り可能でかつ付勢部材で
該電池通過路上に入り込むように付勢され、電池が該通
過路上を通過する際は該付勢部材による付勢に抗して電
池の周面で押されて該通過路外に移動させられ、電池が
所定の電池収納位置にあるときは、前記通過路上に移動
して電池蓋を取り外した際の電池の飛び出しを阻止する
構造でもって上述した課題を解決している。
【0007】請求項3に係る本発明の電子機器の電池収
納取出構造においては、電池収納口が電池蓋で閉じられ
ている状態では電池通過路上の前記電池取出ロック部材
と電池収納口内の電池の後面との間に隙間が存在するこ
とでもって上述した課題を解決している。
納取出構造においては、電池収納口が電池蓋で閉じられ
ている状態では電池通過路上の前記電池取出ロック部材
と電池収納口内の電池の後面との間に隙間が存在するこ
とでもって上述した課題を解決している。
【0008】請求項4に係る本発明の電子機器の電池収
納取出構造においては、電池取出ロック部材の電池通過
路上に臨む部分には斜面が付けられ、電池が前記電池収
納口内方へ押し込まれていく際に、前記電池取出ロック
部材は前記斜面が電池の所定部で押されることで電池通
過路外に移動する構成でもって上述した課題を解決して
いる。
納取出構造においては、電池取出ロック部材の電池通過
路上に臨む部分には斜面が付けられ、電池が前記電池収
納口内方へ押し込まれていく際に、前記電池取出ロック
部材は前記斜面が電池の所定部で押されることで電池通
過路外に移動する構成でもって上述した課題を解決して
いる。
【0009】請求項5に係る本発明の電子機器の電池収
納取出構造においては、電池蓋で電池収納口が閉じら
れ、かつ電池取出ロック部材が電池通過路上に位置して
いるときに、電池蓋と電池取出ロック部材とをロック可
能とする電池交換ロック部材を有し、この電池交換ロッ
ク部材を電池交換操作ノブの操作によって前記ロックの
操作とそのロックの解除の操作とが可能である構成でも
って上述した課題を解決している。
納取出構造においては、電池蓋で電池収納口が閉じら
れ、かつ電池取出ロック部材が電池通過路上に位置して
いるときに、電池蓋と電池取出ロック部材とをロック可
能とする電池交換ロック部材を有し、この電池交換ロッ
ク部材を電池交換操作ノブの操作によって前記ロックの
操作とそのロックの解除の操作とが可能である構成でも
って上述した課題を解決している。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
て図面を参照して詳細に説明する。
【0011】図1は、本発明の実施の形態に係る電池収
納取出構造を備えた小型で携帯可能な電子手帳とか電子
メモとかその他の電子機器の表パネル側からみた外観斜
視図であり、図2は図1の電子機器の裏パネル側からみ
た外観斜視図である。これらの図を参照して、この電子
機器10は表パネル11と裏パネル12との2つ割り構
造になっていて、表パネル11側に液晶などからなる表
示部13を有し、前部側側面に電池蓋14で閉じられた
電池収納口を有している。これらの図では電池が収納さ
れている電池収納口の内部は電池蓋14で隠されて見え
ない。電子機器10の裏パネル12側には後記操作ノブ
用の窓15,16が形成されている。これら窓15,1
6からはそれぞれ電池交換の際に操作される電池交換操
作ノブ17と電池取出操作ノブ18とが外部から操作可
能なように臨まされている。これらの操作ノブ17,1
8においては電池交換操作ノブ17が位置P1にあると
きは電池蓋14はロックされ電池取出操作ノブ18も操
作できず、したがって、電池交換ができず、電池交換の
際には電池交換操作ノブ17が位置P1から位置P2へ
と操作されることで、電池蓋14が取り外し可能とさ
れ、かつ位置P3方向とは反対方向に常時付勢されてい
る電池取出操作ノブ18の該位置P3方向への操作が可
能とされる。そして、電池蓋14を取り外しても電池取
出操作ノブ18が位置P3方向へ操作されない限り電池
は飛び出してこず、電池取出操作ノブ18が操作される
と、電池が電池収納口外に取り出され得るようになって
いる。
納取出構造を備えた小型で携帯可能な電子手帳とか電子
メモとかその他の電子機器の表パネル側からみた外観斜
視図であり、図2は図1の電子機器の裏パネル側からみ
た外観斜視図である。これらの図を参照して、この電子
機器10は表パネル11と裏パネル12との2つ割り構
造になっていて、表パネル11側に液晶などからなる表
示部13を有し、前部側側面に電池蓋14で閉じられた
電池収納口を有している。これらの図では電池が収納さ
れている電池収納口の内部は電池蓋14で隠されて見え
ない。電子機器10の裏パネル12側には後記操作ノブ
用の窓15,16が形成されている。これら窓15,1
6からはそれぞれ電池交換の際に操作される電池交換操
作ノブ17と電池取出操作ノブ18とが外部から操作可
能なように臨まされている。これらの操作ノブ17,1
8においては電池交換操作ノブ17が位置P1にあると
きは電池蓋14はロックされ電池取出操作ノブ18も操
作できず、したがって、電池交換ができず、電池交換の
際には電池交換操作ノブ17が位置P1から位置P2へ
と操作されることで、電池蓋14が取り外し可能とさ
れ、かつ位置P3方向とは反対方向に常時付勢されてい
る電池取出操作ノブ18の該位置P3方向への操作が可
能とされる。そして、電池蓋14を取り外しても電池取
出操作ノブ18が位置P3方向へ操作されない限り電池
は飛び出してこず、電池取出操作ノブ18が操作される
と、電池が電池収納口外に取り出され得るようになって
いる。
【0012】図3および図4は電子機器の内部構造のう
ち特に本発明の実施の形態に係る電池収納取出構造が電
子機器10の裏パネル12側から見て該裏パネル側を除
去した状態で示されている平面図であり、図3は電池収
納口内の所定の電池収納位置に電池が収納されている状
態を示し、図4は電池収納口から電池を途中まで取り出
した、または、途中まで収納した状態を示している。図
5はこの電池収納取出構造を構成する各部品の構成を明
確にするための斜視図である。
ち特に本発明の実施の形態に係る電池収納取出構造が電
子機器10の裏パネル12側から見て該裏パネル側を除
去した状態で示されている平面図であり、図3は電池収
納口内の所定の電池収納位置に電池が収納されている状
態を示し、図4は電池収納口から電池を途中まで取り出
した、または、途中まで収納した状態を示している。図
5はこの電池収納取出構造を構成する各部品の構成を明
確にするための斜視図である。
【0013】この電子機器10の電池収納口19は、表
パネル11とこの表パネル側に立設された左右と奥側3
つの電池収納壁20,21,22と裏パネル12とで囲
まれるスペースで構成されている。電池収納口19の奥
側の電池収納壁21には電池23(2個一対の電池が箱
形ケースに収納されてなるものであるが、その形態は種
々に取り得る。)の正負電極24,25に当接して該電
池23から電力を取り出すための、また該電池23への
充電の際の充電電力供給のための一対のバネ端子26,
27が電池排出部材としても機能するように設けられて
いる。電池収納口19内の電池23は該電池23が収納
されている状態ではバネ端子26,27で電池排出方向
Aに常時付勢されている。電池蓋14は、フック部28
と、一対の押圧部29,30と、係止部31とを有して
いる。電池蓋14のフック部28は、電池収納口19の
入口19a側の図示していない係止部に係止されて電池
収納口19を入口19a側で蓋できるようになってい
る。電池蓋14の一対の押圧部29,30は、電池収納
口19内に電池23を収納し、電池蓋14を手指で閉め
る際に電池23の後面23aを押して電池23を電池収
納口19の奥方向つまり電池収納方向Bに押し込むとと
もに、電池蓋14が閉じると電池23を図3で示される
所定の収納位置つまり電池23の一対の電極24,25
が一対のバネ端子26,27に当接する位置にもたら
す。電池蓋14の係止部31は、L形になって挿入口3
1aを形成している。
パネル11とこの表パネル側に立設された左右と奥側3
つの電池収納壁20,21,22と裏パネル12とで囲
まれるスペースで構成されている。電池収納口19の奥
側の電池収納壁21には電池23(2個一対の電池が箱
形ケースに収納されてなるものであるが、その形態は種
々に取り得る。)の正負電極24,25に当接して該電
池23から電力を取り出すための、また該電池23への
充電の際の充電電力供給のための一対のバネ端子26,
27が電池排出部材としても機能するように設けられて
いる。電池収納口19内の電池23は該電池23が収納
されている状態ではバネ端子26,27で電池排出方向
Aに常時付勢されている。電池蓋14は、フック部28
と、一対の押圧部29,30と、係止部31とを有して
いる。電池蓋14のフック部28は、電池収納口19の
入口19a側の図示していない係止部に係止されて電池
収納口19を入口19a側で蓋できるようになってい
る。電池蓋14の一対の押圧部29,30は、電池収納
口19内に電池23を収納し、電池蓋14を手指で閉め
る際に電池23の後面23aを押して電池23を電池収
納口19の奥方向つまり電池収納方向Bに押し込むとと
もに、電池蓋14が閉じると電池23を図3で示される
所定の収納位置つまり電池23の一対の電極24,25
が一対のバネ端子26,27に当接する位置にもたら
す。電池蓋14の係止部31は、L形になって挿入口3
1aを形成している。
【0014】電池交換ロック部材32は、裏パネル12
側の保持壁33で囲まれるスペース内に収納保持つまり
裏パネル11側で保持されている。この電池交換ロック
部材32には裏パネル11の窓15から臨むようにして
電池交換操作ノブ17が一体に形成され、かつそれの反
対側に接点スイッチ34が配備されている。電池交換ロ
ック部材32はさらに挿入部35と、ロック部36と、
弾性部37とを有している。電池交換ロック部材32の
電池交換操作ノブ17は、上述のように裏パネル12側
の窓15から臨まされて外部から矢印a,b方向に移動
操作可能とされている。この電池交換操作ノブ17が矢
印a方向に操作された位置(図2で位置P1)にあると
きは、電池交換はできず電池蓋14を開けられない。ま
た電池交換操作ノブ17が矢印b方向に操作された位置
(図2で位置P2)にあるときは、電池交換が可能で電
池蓋14を手指で開けられる。電池交換ロック部材32
の接点スイッチ34は、図示していない電子機器10内
部の回路基板上の対応する接点上に摺動当接可能とさ
れ、電池交換操作ノブ17が矢印a方向に操作されて電
池交換ロック部材32がそれに対応する位置にあるとき
は、その回路基板上のマイクロコンピュータに電池交換
でない状態に対応した接点信号を供給し、矢印b方向に
操作されて電池交換ロック部材32がそれに対応する位
置にあるときは、そのマイクロコンピュータに電池交換
の状態に対応した接点信号を供給し、マイクロコンピュ
ータはこれによって電池交換に対応した処理動作例えば
電池の交換の前にデータを保存したりすることなどが可
能となっている。電池交換ロック部材32の挿入部35
はL形の屈曲部38の端部に設けられて、電池蓋14の
係止部31の挿入口31aに挿入可能とされている。電
池交換操作ノブ17が矢印a方向に操作されて電池交換
ロック部材32全体が同a方向に移動した際は、挿入部
35が電池蓋14の係止部31の挿入口31aに入り込
むことで電池蓋14はロックされ開けることができなく
される。電池交換操作ノブ17が矢印b方向に操作され
て電池交換ロック部材32全体が同b方向に移動した際
は、挿入部35が電池蓋14の係止部31の挿入口31
aから抜け出ることで電池蓋14は手指で開けられるよ
うにされている。電池交換ロック部材32の弾性部37
は、中央部に半円弧状に突出した位置決め部37aを具
備しており、裏パネル12側の保持壁33に形成された
2つの凹部33a,33aに係合可能で、操作ノブ17
が矢印a方向に操作されているときには弾性部37の位
置決め部37aは一方の凹部33a(電池蓋14に近い
側)に係合し、操作ノブ17が矢印b方向に操作されて
いるときには弾性部37の位置決め部37aは他方の凹
部33a(電池蓋14に遠い側)に係合し、この係合で
電池交換ロック部材32はその位置を確実に保持される
ようになっている。
側の保持壁33で囲まれるスペース内に収納保持つまり
裏パネル11側で保持されている。この電池交換ロック
部材32には裏パネル11の窓15から臨むようにして
電池交換操作ノブ17が一体に形成され、かつそれの反
対側に接点スイッチ34が配備されている。電池交換ロ
ック部材32はさらに挿入部35と、ロック部36と、
弾性部37とを有している。電池交換ロック部材32の
電池交換操作ノブ17は、上述のように裏パネル12側
の窓15から臨まされて外部から矢印a,b方向に移動
操作可能とされている。この電池交換操作ノブ17が矢
印a方向に操作された位置(図2で位置P1)にあると
きは、電池交換はできず電池蓋14を開けられない。ま
た電池交換操作ノブ17が矢印b方向に操作された位置
(図2で位置P2)にあるときは、電池交換が可能で電
池蓋14を手指で開けられる。電池交換ロック部材32
の接点スイッチ34は、図示していない電子機器10内
部の回路基板上の対応する接点上に摺動当接可能とさ
れ、電池交換操作ノブ17が矢印a方向に操作されて電
池交換ロック部材32がそれに対応する位置にあるとき
は、その回路基板上のマイクロコンピュータに電池交換
でない状態に対応した接点信号を供給し、矢印b方向に
操作されて電池交換ロック部材32がそれに対応する位
置にあるときは、そのマイクロコンピュータに電池交換
の状態に対応した接点信号を供給し、マイクロコンピュ
ータはこれによって電池交換に対応した処理動作例えば
電池の交換の前にデータを保存したりすることなどが可
能となっている。電池交換ロック部材32の挿入部35
はL形の屈曲部38の端部に設けられて、電池蓋14の
係止部31の挿入口31aに挿入可能とされている。電
池交換操作ノブ17が矢印a方向に操作されて電池交換
ロック部材32全体が同a方向に移動した際は、挿入部
35が電池蓋14の係止部31の挿入口31aに入り込
むことで電池蓋14はロックされ開けることができなく
される。電池交換操作ノブ17が矢印b方向に操作され
て電池交換ロック部材32全体が同b方向に移動した際
は、挿入部35が電池蓋14の係止部31の挿入口31
aから抜け出ることで電池蓋14は手指で開けられるよ
うにされている。電池交換ロック部材32の弾性部37
は、中央部に半円弧状に突出した位置決め部37aを具
備しており、裏パネル12側の保持壁33に形成された
2つの凹部33a,33aに係合可能で、操作ノブ17
が矢印a方向に操作されているときには弾性部37の位
置決め部37aは一方の凹部33a(電池蓋14に近い
側)に係合し、操作ノブ17が矢印b方向に操作されて
いるときには弾性部37の位置決め部37aは他方の凹
部33a(電池蓋14に遠い側)に係合し、この係合で
電池交換ロック部材32はその位置を確実に保持される
ようになっている。
【0015】電池取出ロック部材39は、付勢部材とし
ての付勢バネ40で常時矢印c方向(図2の位置P3と
は反対方向)に付勢されており、電池取出操作ノブ18
と、ロック部41と、切り欠き部42とを有している。
電池取出ロック部材39の電池取出操作ノブ18は、矢
印d方向(図2で位置P3方向)に操作可能とされてお
り、この操作の解除で付勢バネ40によって常時矢印c
方向に復帰させられるようになっている。電池取出ロッ
ク部材39のロック部41は、電池収納口19内を通過
する電池23の通過路上に臨むようにその通過路方向に
突出されており、電池蓋14を取り外したときに電池収
納口19内の電池23がバネ端子26,27で排出され
てくる際にはバネ40の付勢で電池取出ロック部材39
が矢印c方向に移動すると電池通過路上に臨まされてそ
の電池23の後面23aをバネ端子26,27の付勢に
抗して押圧保持する平担面41aと、ロック部41が電
池通過路上にあっても、電池23が電池収納口19内に
矢印B方向に収納されてくる際には電池23の所定部例
えば前面23bの角部で押されて電池取出ロック部材3
9全体をバネ40に抗して矢印d方向に円滑に移動させ
るための斜面部41bとを有している。電池取出ロック
部材39の切り欠き部42は、電池交換ロック部材32
が矢印a方向に移動した位置にあるときにそのロック部
36が入り込めるようになっており、この切り欠き部4
2にロック部36が入り込むと、電池取出操作ノブ39
は矢印d方向に操作することができずロックされる。ま
た、電池交換ロック部材32が矢印b方向に移動すると
ロック部36は切り欠き部42から抜け出てしまい、こ
れによって電池取出ロック部材39は矢印d方向に移動
可能となる。
ての付勢バネ40で常時矢印c方向(図2の位置P3と
は反対方向)に付勢されており、電池取出操作ノブ18
と、ロック部41と、切り欠き部42とを有している。
電池取出ロック部材39の電池取出操作ノブ18は、矢
印d方向(図2で位置P3方向)に操作可能とされてお
り、この操作の解除で付勢バネ40によって常時矢印c
方向に復帰させられるようになっている。電池取出ロッ
ク部材39のロック部41は、電池収納口19内を通過
する電池23の通過路上に臨むようにその通過路方向に
突出されており、電池蓋14を取り外したときに電池収
納口19内の電池23がバネ端子26,27で排出され
てくる際にはバネ40の付勢で電池取出ロック部材39
が矢印c方向に移動すると電池通過路上に臨まされてそ
の電池23の後面23aをバネ端子26,27の付勢に
抗して押圧保持する平担面41aと、ロック部41が電
池通過路上にあっても、電池23が電池収納口19内に
矢印B方向に収納されてくる際には電池23の所定部例
えば前面23bの角部で押されて電池取出ロック部材3
9全体をバネ40に抗して矢印d方向に円滑に移動させ
るための斜面部41bとを有している。電池取出ロック
部材39の切り欠き部42は、電池交換ロック部材32
が矢印a方向に移動した位置にあるときにそのロック部
36が入り込めるようになっており、この切り欠き部4
2にロック部36が入り込むと、電池取出操作ノブ39
は矢印d方向に操作することができずロックされる。ま
た、電池交換ロック部材32が矢印b方向に移動すると
ロック部36は切り欠き部42から抜け出てしまい、こ
れによって電池取出ロック部材39は矢印d方向に移動
可能となる。
【0016】次に本発明の電子機器の電池収納取出構造
の作用について図1ないし図5および図6を含めて説明
する。まず、図3で示すように、電池23が電池収納口
19内部に収納されている状態においては、電池23は
バネ端子26,27で排出方向Aに付勢されているとと
もに、電池蓋14の押圧部29,30で押圧されてい
る。そして、この状態では、電池交換操作ノブ17は矢
印a方向の位置にあり電池交換ロック部材32のロック
部36は電池取出ロック部材39の切り欠き部42に入
り込んでいるとともに、電池交換ロック部材32の挿入
部35は電池蓋14の係止部31の挿入口31aに入り
込んでいる。また、電池取出ロック部材39は付勢バネ
40で矢印c方向に付勢されていて、そのロック部41
は電池収納口19内の電池通過路上に位置している。こ
の場合、ロック部41の平担部41aと電池23の後面
23aとの間には隙間43があるが、この隙間43は、
電池蓋14が閉じられたときにそれの押圧部29,30
先端の位置つまり電池後面23aに対して、ロック部4
1の平担部41aの位置が電池通過路上の排出方向に離
れた位置にあるから生じるものである。上記した状態で
は、電池蓋14はその係止部31の挿入口31aに電池
交換ロック部材32の挿入部35が入り込んでいてロッ
クされているので、開けることができず、また、電池取
出ロック部材39はその切り欠き部42に電池交換ロッ
ク部材32のロック部36が入り込んでいてロックされ
ているので、電池取出操作ノブ18を矢印d方向に操作
できない。したがって、電池23の交換はできない。
の作用について図1ないし図5および図6を含めて説明
する。まず、図3で示すように、電池23が電池収納口
19内部に収納されている状態においては、電池23は
バネ端子26,27で排出方向Aに付勢されているとと
もに、電池蓋14の押圧部29,30で押圧されてい
る。そして、この状態では、電池交換操作ノブ17は矢
印a方向の位置にあり電池交換ロック部材32のロック
部36は電池取出ロック部材39の切り欠き部42に入
り込んでいるとともに、電池交換ロック部材32の挿入
部35は電池蓋14の係止部31の挿入口31aに入り
込んでいる。また、電池取出ロック部材39は付勢バネ
40で矢印c方向に付勢されていて、そのロック部41
は電池収納口19内の電池通過路上に位置している。こ
の場合、ロック部41の平担部41aと電池23の後面
23aとの間には隙間43があるが、この隙間43は、
電池蓋14が閉じられたときにそれの押圧部29,30
先端の位置つまり電池後面23aに対して、ロック部4
1の平担部41aの位置が電池通過路上の排出方向に離
れた位置にあるから生じるものである。上記した状態で
は、電池蓋14はその係止部31の挿入口31aに電池
交換ロック部材32の挿入部35が入り込んでいてロッ
クされているので、開けることができず、また、電池取
出ロック部材39はその切り欠き部42に電池交換ロッ
ク部材32のロック部36が入り込んでいてロックされ
ているので、電池取出操作ノブ18を矢印d方向に操作
できない。したがって、電池23の交換はできない。
【0017】次に、電池交換を行う場合は、電池交換操
作ノブ17を矢印b方向(図2で位置P2方向)に操作
する。そうすると、電池交換ロック部材32のロック部
36と挿入部35は、それぞれ、電池取出ロック部材3
9の切り欠き部42と電池蓋14の係止部31の挿入口
31aとから抜け出ることになる。この電池交換操作ノ
ブ17の操作によって、電池蓋14を手指で開けること
ができるので、電池蓋14を手指で開けると、電池収納
口19内の電池23はバネ端子26,27からの付勢力
によって排出方向Aに排出されてくる。この場合、電池
収納口19内の電池通過路上には電池取出ロック部材3
9のロック部41が位置しているので、電池23は電池
蓋14を開けた瞬間にバネ端子26,27の付勢力によ
って飛び出してくるのが防止される。次いで、電池取出
操作ノブ18を付勢バネ40に抗して矢印d方向に操作
すると、電池取出ロック部材39のロック部41は電池
通過路外に出る。これによって、電池23はバネ端子2
6,27の付勢力で排出方向Aに排出されて図4のよう
に抜け出てくる。
作ノブ17を矢印b方向(図2で位置P2方向)に操作
する。そうすると、電池交換ロック部材32のロック部
36と挿入部35は、それぞれ、電池取出ロック部材3
9の切り欠き部42と電池蓋14の係止部31の挿入口
31aとから抜け出ることになる。この電池交換操作ノ
ブ17の操作によって、電池蓋14を手指で開けること
ができるので、電池蓋14を手指で開けると、電池収納
口19内の電池23はバネ端子26,27からの付勢力
によって排出方向Aに排出されてくる。この場合、電池
収納口19内の電池通過路上には電池取出ロック部材3
9のロック部41が位置しているので、電池23は電池
蓋14を開けた瞬間にバネ端子26,27の付勢力によ
って飛び出してくるのが防止される。次いで、電池取出
操作ノブ18を付勢バネ40に抗して矢印d方向に操作
すると、電池取出ロック部材39のロック部41は電池
通過路外に出る。これによって、電池23はバネ端子2
6,27の付勢力で排出方向Aに排出されて図4のよう
に抜け出てくる。
【0018】このようにして抜け出てきた電池23を取
り出すとともに、新しい電池を電池収納口19の入口1
9a側から内部に収納させていく。この際、電池取出ロ
ック部材39はバネ40によって矢印c方向に付勢され
ているので電池取出ロック部材39のロック部41は図
6aで示すように電池収納口19の電池通過路上に位置
しており、電池23の所定部である前面23bの角部が
電池取出ロック部材39のロック部41の斜面41bに
当接する。この状態で手指に力を入れて電池23を収納
方向Bつまり電池収納口19内方に押し込んでいくと、
図6aから図6bで示すように電池取出ロック部材39
のロック部41は電池23で矢印d方向の電池通過路外
に押される結果、電池23は電池収納口19内に押し込
まれていくことができることになる。そして、電池23
がその電極24,25がバネ端子26,27に十分に当
接する程度まで電池収納口19の奥に入り込み、電池2
3の後面23aが電池取出ロック部材39のロック部4
1の平担部41aよりも奥側に位置すると、電池取出ロ
ック部材39はバネ40で矢印c方向に付勢されてその
ロック部41は再び電池通過路上に位置する。その結
果、電池23の手指による押圧をなくすと、電池23は
バネ端子26,27で排出方向Aに付勢されるが、電池
取出ロック部材39のロック部41の平担部41aで排
出が阻止され、これによって、電池23は図6cで示す
ように電池収納口19内に収納される。
り出すとともに、新しい電池を電池収納口19の入口1
9a側から内部に収納させていく。この際、電池取出ロ
ック部材39はバネ40によって矢印c方向に付勢され
ているので電池取出ロック部材39のロック部41は図
6aで示すように電池収納口19の電池通過路上に位置
しており、電池23の所定部である前面23bの角部が
電池取出ロック部材39のロック部41の斜面41bに
当接する。この状態で手指に力を入れて電池23を収納
方向Bつまり電池収納口19内方に押し込んでいくと、
図6aから図6bで示すように電池取出ロック部材39
のロック部41は電池23で矢印d方向の電池通過路外
に押される結果、電池23は電池収納口19内に押し込
まれていくことができることになる。そして、電池23
がその電極24,25がバネ端子26,27に十分に当
接する程度まで電池収納口19の奥に入り込み、電池2
3の後面23aが電池取出ロック部材39のロック部4
1の平担部41aよりも奥側に位置すると、電池取出ロ
ック部材39はバネ40で矢印c方向に付勢されてその
ロック部41は再び電池通過路上に位置する。その結
果、電池23の手指による押圧をなくすと、電池23は
バネ端子26,27で排出方向Aに付勢されるが、電池
取出ロック部材39のロック部41の平担部41aで排
出が阻止され、これによって、電池23は図6cで示す
ように電池収納口19内に収納される。
【0019】この状態で電池蓋14を閉じるのである
が、電池蓋14を閉じると電池23はさらにその押圧部
29,30で電池収納口19の内方に押され、図6dで
示すように電池取出ロック部材39のロック部41の平
担部41aと電池後面23aとの間に隙間43が生じた
状態となる。この隙間43の意義は次に述べる通りであ
る。すなわち、使用者が誤って電池交換操作ノブ17を
矢印b方向つまり電池交換方向に操作したり、あるいは
その電池交換方向に位置していたりすると、電池蓋14
を開けることができるのみならず、電池取出ロック部材
39もそれの切り欠き部42に対する電池交換ロック部
材32のロック部36によるロックが解除されているか
ら電池取出操作ノブ18も操作可能となっている。その
ため、上記隙間43が無い場合では電池取出操作ノブ1
8を使用者が操作してしまうと、電池後面23aがバネ
端子26,27の付勢によって排出方向Aに移動して電
池蓋14に当接し、電池取出ロック部材39のロック部
41は電池通過路上にバネ40によって復帰できず、電
池23は電池取出ロック部材39でロックされていない
状態となっているから、電池蓋14を開けた瞬間に電池
が電池収納口19外に飛び出してしまう。しかし、本発
明においては、電池蓋14の押圧部29によって電池後
面23aが押されていて電池取出ロック部材39のロッ
ク部41の平担部41aと電池後面23aとの間に上述
の隙間43が有ると、電池取出ロック部材39のロック
部41は使用者が電池取出操作ノブ18から手指を離す
と、自動的に電池通過路上に復帰して、電池23はロッ
ク状態に戻されていることになるので、上述の不具合が
生じることがない。
が、電池蓋14を閉じると電池23はさらにその押圧部
29,30で電池収納口19の内方に押され、図6dで
示すように電池取出ロック部材39のロック部41の平
担部41aと電池後面23aとの間に隙間43が生じた
状態となる。この隙間43の意義は次に述べる通りであ
る。すなわち、使用者が誤って電池交換操作ノブ17を
矢印b方向つまり電池交換方向に操作したり、あるいは
その電池交換方向に位置していたりすると、電池蓋14
を開けることができるのみならず、電池取出ロック部材
39もそれの切り欠き部42に対する電池交換ロック部
材32のロック部36によるロックが解除されているか
ら電池取出操作ノブ18も操作可能となっている。その
ため、上記隙間43が無い場合では電池取出操作ノブ1
8を使用者が操作してしまうと、電池後面23aがバネ
端子26,27の付勢によって排出方向Aに移動して電
池蓋14に当接し、電池取出ロック部材39のロック部
41は電池通過路上にバネ40によって復帰できず、電
池23は電池取出ロック部材39でロックされていない
状態となっているから、電池蓋14を開けた瞬間に電池
が電池収納口19外に飛び出してしまう。しかし、本発
明においては、電池蓋14の押圧部29によって電池後
面23aが押されていて電池取出ロック部材39のロッ
ク部41の平担部41aと電池後面23aとの間に上述
の隙間43が有ると、電池取出ロック部材39のロック
部41は使用者が電池取出操作ノブ18から手指を離す
と、自動的に電池通過路上に復帰して、電池23はロッ
ク状態に戻されていることになるので、上述の不具合が
生じることがない。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、次の効果
を得られる。
を得られる。
【0021】請求項1の発明 電池蓋を取り外しても電池取出ロック部材によって電池
が電池収納口内にロックされるので電池が電池蓋を取り
外した瞬間に電池収納口外に飛び出してくることが防止
できるうえ、そのロックは電池取出操作ノブの操作で解
除できるので、確実なロックと電池交換が容易にでき
る。
が電池収納口内にロックされるので電池が電池蓋を取り
外した瞬間に電池収納口外に飛び出してくることが防止
できるうえ、そのロックは電池取出操作ノブの操作で解
除できるので、確実なロックと電池交換が容易にでき
る。
【0022】請求項2の発明 電池取出ロック部材が電池交換作業で電池通過路上に出
入りしてロックとロック解除がされるので、簡単な構造
で確実なロックとロック解除ができる。
入りしてロックとロック解除がされるので、簡単な構造
で確実なロックとロック解除ができる。
【0023】請求項3の発明 電池蓋が閉じられている状態で電池通過路上の電池取出
ロック部材と内部に収納されている電池後面との間に隙
間があるので、電池取出操作ノブを誤って操作しても電
池取出ロック部材は電池を電池収納口内にロックする位
置にくることができ、電池蓋を取り外した瞬間に電池が
電池収納口から飛び出してくることが防止される。
ロック部材と内部に収納されている電池後面との間に隙
間があるので、電池取出操作ノブを誤って操作しても電
池取出ロック部材は電池を電池収納口内にロックする位
置にくることができ、電池蓋を取り外した瞬間に電池が
電池収納口から飛び出してくることが防止される。
【0024】請求項4の発明 電池取出ロック部材に斜面部があるので、電池取出ロッ
ク部材が電池通過路上にあっても電池を電池収納口内に
押し込んでいく際に電池取出ロック部材をその斜面部で
電池通過路外に移動させることができ、また電池が押し
込まれて電池取出ロック部材を通り越すと、電池取出ロ
ック部材が電池通過路上に入り込むので、電池の収納と
ロックの作業が容易となる。
ク部材が電池通過路上にあっても電池を電池収納口内に
押し込んでいく際に電池取出ロック部材をその斜面部で
電池通過路外に移動させることができ、また電池が押し
込まれて電池取出ロック部材を通り越すと、電池取出ロ
ック部材が電池通過路上に入り込むので、電池の収納と
ロックの作業が容易となる。
【0025】請求項5の発明 電池蓋と電池取出ロック部材とを電池交換ロック部材で
ロックしておき、電池交換操作ノブの操作によってその
ロックとロック解除とを行うことができるので、電子機
器内部の回路側ではまず、電池交換操作ノブの操作に連
動して電池交換の情報を得て、電池交換される前に所要
の処理を行うことができる。
ロックしておき、電池交換操作ノブの操作によってその
ロックとロック解除とを行うことができるので、電子機
器内部の回路側ではまず、電池交換操作ノブの操作に連
動して電池交換の情報を得て、電池交換される前に所要
の処理を行うことができる。
【図1】本発明の一実施形態に係る電池収納取出構造を
備えた電子機器の表パネル側からの斜視図である。
備えた電子機器の表パネル側からの斜視図である。
【図2】図1の電子機器の裏パネル側からの斜視図であ
る。
る。
【図3】電池を収納した状態にある図1の電子機器の裏
パネルを除去した状態での平面図である。
パネルを除去した状態での平面図である。
【図4】電池を収納または取り出す状態にある図1の電
子機器の裏パネルを除去した状態での平面図である。
子機器の裏パネルを除去した状態での平面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る電池収納取出構造の
分解斜視図である。
分解斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る電池収納取出構造の
作用の説明図である。
作用の説明図である。
10……電子機器 11……表パネル 12……裏パネル 14……電池蓋 17……電池交換操作ノブ 18……電池取出操作ノブ 19……電池収納口 23……電池 26,27……バネ端子 29,30……電池蓋の押圧部 31……電池蓋の係止部 31a……電池蓋の係止部の挿入口 32……電池交換ロック部材 35……電池交換ロック部材の挿入部 36……電池交換ロック部材のロック部 39……電池取出ロック部材 40……付勢バネ 41……電池取出ロック部材のロック部 41a……電池取出ロック部材のロック部の平担部 41b……電池取出ロック部材のロック部の斜面部 42……電池取出ロック部材の切り欠き部 43……隙間
Claims (5)
- 【請求項1】 電池収納口内の所定の収納位置にある電
池を電池排出方向に付勢する電池排出部材と、 電池収納口を閉じた状態では電池に当接して前記電池排
出部材による付勢に抗して電池を電池収納方向に押し付
ける電池蓋と、 電池が所定の収納位置にあるときに電池収納口内の電池
通過路上に位置して電池蓋を取り外して前記押し付けを
解除しても前記付勢に抗して電池の電池収納口外への飛
び出しを阻止するもので、かつ操作ノブの操作によって
電池通過路外に移動操作可能な電池取出ロック部材と、 を具備したことを特徴とする電子機器の電池収納取出構
造。 - 【請求項2】 前記電池取出ロック部材は、電池収納口
が電池蓋で閉じられている状態では電池の後面側の電池
通過路上に対して出入り可能でかつ付勢部材で該電池通
過路上に入り込むように付勢され、電池が該通過路上を
通過する際は該付勢部材による付勢に抗して電池の周面
で押されて該通過路外に移動させられ、電池が所定の電
池収納位置にあるときは、前記通過路上に移動して電池
蓋を取り外した際の電池の飛び出しを阻止する構造であ
る請求項1記載の電子機器の電池収納取出構造。 - 【請求項3】 電池収納口が電池蓋で閉じられている状
態では電池通過路上の前記電池取出ロック部材と電池収
納口内の電池の後面との間に隙間が存在する請求項2記
載の電子機器の電池収納取出構造。 - 【請求項4】 電池取出ロック部材の電池通過路上に臨
む部分には斜面が付けられ、電池が前記電池収納口内方
へ押し込まれていく際に、前記電池取出ロック部材は前
記斜面が電池の所定部で押されることで電池通過路外に
移動する請求項2または3記載の電子機器の電池収納取
出構造。 - 【請求項5】 電池蓋で電池収納口が閉じられ、かつ電
池取出ロック部材が電池通過路上に位置しているとき
に、電池蓋と電池取出ロック部材とをロック可能とする
電池交換ロック部材を有し、この電池交換ロック部材を
電池交換操作ノブの操作によって前記ロックの操作とそ
のロックの解除の操作とが可能である請求項1ないし4
いずれか記載の電子機器の電池収納取出構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8117428A JPH09306450A (ja) | 1996-05-13 | 1996-05-13 | 電子機器の電池収納取出構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8117428A JPH09306450A (ja) | 1996-05-13 | 1996-05-13 | 電子機器の電池収納取出構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09306450A true JPH09306450A (ja) | 1997-11-28 |
Family
ID=14711408
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8117428A Pending JPH09306450A (ja) | 1996-05-13 | 1996-05-13 | 電子機器の電池収納取出構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09306450A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6197443B1 (en) | 1998-03-31 | 2001-03-06 | Nec Corporation | Battery chamber structure for use in electronic device |
CN112788889A (zh) * | 2020-12-22 | 2021-05-11 | 海能达通信股份有限公司 | 一种通信设备 |
-
1996
- 1996-05-13 JP JP8117428A patent/JPH09306450A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6197443B1 (en) | 1998-03-31 | 2001-03-06 | Nec Corporation | Battery chamber structure for use in electronic device |
CN112788889A (zh) * | 2020-12-22 | 2021-05-11 | 海能达通信股份有限公司 | 一种通信设备 |
CN112788889B (zh) * | 2020-12-22 | 2023-08-11 | 海能达通信股份有限公司 | 一种通信设备 |
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