JPH09306362A - ガス放電パネルの製造方法 - Google Patents

ガス放電パネルの製造方法

Info

Publication number
JPH09306362A
JPH09306362A JP12121096A JP12121096A JPH09306362A JP H09306362 A JPH09306362 A JP H09306362A JP 12121096 A JP12121096 A JP 12121096A JP 12121096 A JP12121096 A JP 12121096A JP H09306362 A JPH09306362 A JP H09306362A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ventilation pipe
ventilation
substrate
pipe
heating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP12121096A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3422175B2 (ja
Inventor
Nobuyuki Yoshiji
伸行 由地
Fumiaki Nakatake
文明 中武
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP12121096A priority Critical patent/JP3422175B2/ja
Publication of JPH09306362A publication Critical patent/JPH09306362A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3422175B2 publication Critical patent/JP3422175B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ガス放電パネルの通気孔部に通気管を取り付け
るに際し、作業ばらつきが小さく、作業者の手間がかか
らず、しかも不良品の発生が少ない方法を実現する。さ
らに、取り付け工程中に通気管に力が加わってもよい方
法とすることにより、取り付け工程に続く排気工程等を
一連の工程として処理できるようにする。 【解決手段】通気孔25を有する基板21に通気管60を取り
付け、通気孔25を介して内部の排気または放電ガス充填
を行うガス放電パネルの製造方法であって、通気管60の
スカート形状を有する基端部と、通気孔25を有する基板
面との間に、固形の接着用部材75を配置し、クリップ手
段(通常は、クリップ80)を用いて、通気管60と接着用
部材75とを挾持するように基板面に固定し、この固定状
態で、接着用部材75を加熱により溶融させた後降温によ
り固化させ通気管60を基板21に固着させることを特徴と
するガス放電パネルの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス放電パネルの
製造方法に係り、特に、ガス放電パネルの排気やガス充
填に用いる通気管の取り付け方法の改良、さらに、通気
管の取り付け工程に続く排気工程やガス充填工程の改良
等に関するものである。
【0002】ガス放電パネルには、AC型とDC型の2
種類があり、いずれもカラー表示のできる大型の平面型
表示装置の実現が可能であるため、CRTに代わる表示
デバイスとして注目されている。特に、蛍光体発光によ
りフルカラー表示に適した面放電型のAC型ガス放電パ
ネルは、ハイビジョンを含むテレビジョン表示の分野に
その用途が拡大されつつある。
【0003】これらのガス放電パネルは、通気管の取り
付け方法、排気工程やガス充填工程に関連して、その製
造方法等の改良が望まれている。
【0004】
【従来の技術】ガス放電パネルの内部空間を真空に排気
する際にその気密性を保持し、かつその後内部空間に封
入した放電ガスを気密に保持するための気密封止部は、
基本的には、基板周辺部と通気管部の2ヶ所があり、そ
の構造は図11に示すようになっている。この構造は、
AC型およびDC型のいずれのガス放電パネルにおいて
もほぼ同様である。
【0005】図中111が前面側、121が背面側のガ
ラス基板を構成している。(以後、前者をA基板、後者
をB基板と称する。)これらの基板は、100μm程度
のギャップを隔てて組み合わされ、その周辺部を封止材
140で気密封止される。さらに、B基板の片隅に通気
孔125があり、その背面側に外端部を密封された通気
管160aが取り付けられている。この通気管160a
の外端部は、最初は符号160の通気管に示すように開
口した状態にあり、この通気管160が排気・ガス充填
装置の所定の管に接続されて、まず内部空間130が真
空に排気され、次にその内部空間130に所定の放電ガ
スが充填される。そのガス充填が終了した後、通気管1
60は、加熱によりチップオフされて同図160aの通
気管に示すように先端部が閉塞され、所定の放電ガスが
充填されたガス放電パネル100となる。
【0006】なお、符号EHは、実際の表示を行う表示
領域を示している。この表示を実現するために、二つの
基板111,121の内側には、電極、誘電体層、隔
壁、蛍光体等の部材が適宜配設されている。これらの図
示は省略したが、具体的には、例えばフルカラー表示の
できるAC型ガス放電パネルの場合には、特開平6−2
67431号公報等に開示されている。
【0007】このガス放電パネル100の通気管160
は、従来次のようにして取り付けていた。図12(a)
に示すように、通気管160の接続側端部は、取り付け
強度を高めるために、ガラス基板との接続面積が増大す
るように裾広に形成されたスカート部161を備え、そ
の下面(接続面)はガラス基板への接続のために平坦化
されている。このスカート部161の下面を含む周辺部
分に融着用のガラスペースト170aを塗布する。この
融着用ガラスペースト170aは、低融点ガラスフリッ
ト、バインダ、および有機溶剤等からなる。
【0008】このようにして準備した通気管160を、
図12(b)に示すように、ガラス基板121の外面
に、作業者が孔の位置を合わせてほぼ垂直に押し当てる
形で配置する。その後さらに、スカート部の下部周辺に
ガラスペースト170bを作業者が塗布し、塗布の不十
分な箇所が無いようにしている。このようにして配設さ
れた通気管160は、水平方向に配置されたガラス基板
121の上に、ガラスペースト170a,170bの粘
着力と自重とで配設された状態を保持している。
【0009】このように、ガラス基板121の上に通気
管160を配置した状態で加熱・降温の熱処理を行う。
融着用のガラスペースト170a,170bは、加熱処
理により溶融し、その後の降温処理により固化して、通
気管160とガラス基板121とが固着(ガラス融着)
される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このようにして通気管
160を取り付ける場合、次のような問題が発生してい
た。
【0011】(1) 通気管160にガラスペースト170
aを塗布し、その通気管160をガラス基板121上に
配設し、さらにガラスペースト170bを塗布するとい
う工程は、人手による作業が主体の工程であるため、塗
布量、塗布状態、配設する状態等にばらつきがあり、不
良品が発生する原因となっている。
【0012】(2) 従って、経験を必要とし、手間のかか
る工程となっている。 (3) 通気管160は、図12(b)に示すようにガラス
基板121上に配設してからガラス融着が完了するま
で、それを保持する手段がないため、その通気管160
に力が加わるようなことは一切行うことができない。さ
らに、ガラス基板121,111を垂直方向に立てるこ
ともできない。(この場合に、横向きになった通気管1
60は、ガラスペースト170a,170bが加熱溶融
する時に、自重で落下してしまう。) 従って、通気管取り付け工程に続く排気工程等を一連の
工程として処理することができない。即ち、通気管の取
り付け工程を完了し、常温に戻した後で、ようやく次の
排気工程等に回すことになる。
【0013】本発明は、これらの問題を解決し、塗布
量、塗布状態、配設する状態等のばらつきが小さく、作
業者の手間がかからず、ガラス基板を垂直方向に置いて
通気管を取り付けることも可能にし、しかも不良品の発
生が少ない通気管取り付け方法の提供を目的とする。
【0014】さらに、通気管取り付け工程中に通気管に
力が加わってもよい方法とすることにより、通気管の取
り付け工程に続く排気工程等を一連の工程として処理す
る方法の提供を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1ないし2記載の発明は、通気孔を有する
基板に通気管を取り付け、通気孔を介して内部の排気ま
たは放電ガス充填を行うガス放電パネルの製造方法であ
って、通気管のスカート形状を有する基端部と、通気孔
を有する基板面との間に、固形の接着用部材を配置し、
クリップ手段を用いて、通気管と接着用部材とを挾持す
るように基板面に固定し、この固定状態で、接着用部材
を加熱により溶融させた後降温により固化させ通気管を
基板に固着させることを特徴とするガス放電パネルの製
造方法を提供する。
【0016】このクリップ手段は、通気管を支持する側
の一方の支持板に通気管を挿通させる切り欠き部と、通
気管のスカート部を押さえる支持部とを有してなるもの
である。
【0017】なお、ここで言う「スカート形状」や「ス
カート部」の「スカート」は、通気管の端部が裾広とな
る形状の総称として用いた表現であり、フラスコ状に広
がった形状のみに限定されるものではない。
【0018】この固形の接着用部材は、予め機械加工
(例えば、型を用いて加工)することができるため、寸
法等にばらつきの少ない均質なものとすることができ
る。また、クリップ手段の構造を適正なものとすること
により、通気管をガラス基板面に押圧(固定)し、融着
する状態を均質なものとすることができる。これらの均
質化の作用により、加熱および降温の処理によりガラス
基板の通気孔部に融着された通気管は、その仕上がりの
ばらつきが小さく、不良品の発生が少ないものとするこ
とができる。
【0019】さらに、固形の接着用部材の形成は機械化
され、クリップ手段の取り付けも簡便な工程であるた
め、作業者の熟練や手間が少なくてすむ。また、通気管
はクリップ手段により固定されているため、ガラス基板
を垂直方向に立てることが可能であり、これにより加熱
炉の中に通気管を取り付ける工程にある多数のガス放電
パネルをスペース効率良く並べることが可能になるた
め、作業効率を向上できる。
【0020】このクリップ手段として、弾性のある金属
からなるクリップを用いることにより、その取り付けと
取り外しとの作業性を向上させることができる。請求項
3記載の発明は、通気管を基板に融着するための加熱
が、一対の基板周辺部の封止用接着部材を融着する加熱
と同時に行われることを特徴とするガス放電パネルの製
造方法を提供する。
【0021】このようにすることにより、上記の作用・
効果に加えて、一対の基板の周辺部の気密封止と、通気
管とガラス基板との気密封止(融着)とを同一の工程で
行い、工程を簡略化することができる。
【0022】請求項4記載の発明は、通気管を取り付け
る加熱処理に先立って、通気管の他方の端部に排気用配
管を接続し、通気管を固着する加熱後の降温途中の加温
状態において排気を行うことを特徴とするガス放電パネ
ルの製造方法を提供する。
【0023】この通気管はクリップ手段によりガラス基
板に固定されているため、この状態で外部から多少の力
が加わっても外れることはないし、融着工程での接続も
確実に行うことができる。従って、クリップ手段の設置
後、融着工程に先立って、予め排気用の配管を、取り付
けヘッド等の接続手段を用いて接続することができる。
(従来技術では、これは不可能である。)この接続手段
として耐熱性のあるものを用いれば、通気管を融着する
ための加熱・降温の工程と、二つのガラス基板に挾持さ
れた内部空間の真空排気の工程を一連の工程として処理
することができる。
【0024】この一連の工程は、真空排気の後に、放電
用のガスを充填する工程、さらにその後の通気管のチッ
プオフの工程等を含ませることができる。これにより、
工程を簡略化できるばかりでなく、通気管取り付け後に
空気中に一時放置する工程が無くなるため、不純物の汚
染を受け易い状態にある内部空間を一層清浄に保つこと
が可能になる。
【0025】請求項3記載の方法に加えて、請求項4記
載の方法を用いれば、基板周辺部の気密封止と、通気管
とガラス基板との気密接着と、内部空間の真空排気とを
一連の工程で行うことが可能となる。さらにこの一連の
工程の中に、放電ガスの充填と、通気管のチップオフと
を含ませることができる。これにより、工程をさらに簡
略化できるばかりでなく、不純物の汚染を受け易い状態
にある内部空間を一層清浄に保つことが可能になる。
【0026】請求項5記載の発明は、固形の接着用部材
を、加熱処理により予め通気管のスカート部に固着した
形態の通気用組立体を提供するものである。接着用部材
を通気管と独立のものではなく、予め通気管と一体化し
たものとすることにより、通気管をガラス基板に固定す
る方法を簡略化できる。
【0027】請求項6記載の発明は、対向して配置した
一対の基板の周辺部の基板間にペースト状または固形の
第1の接着用部材を配設した後、接着用部材と一対の基
板とを第1のクリップ手段により固定する工程と、通気
孔を有する基板上の通気孔に位置合わせして固形の第2
の接着用部材と通気管とを配置した後、第2のクリップ
手段を用いて通気管と接着用部材とを挾持するように基
板面に固定する工程と、第1および第2の接着用部材を
加熱炉で加熱溶融させた後降温により固化させて一対の
基板の封止と通気管の固着とを同時に行う工程とを含む
ことを特徴とするガス放電パネルの製造方法を提供す
る。
【0028】このようにすることにより、一対の基板の
周辺部を気密封止するための第1の接着用部材と、通気
管を通気孔部に気密接続するための第2の接着用部材と
を同一の工程で加熱により溶融させた後、降温により固
化させることができる。従って、一対の基板の周辺部の
気密封止と、通気管とガラス基板との気密封止(融着)
とを同一の工程で行うことができる。
【0029】この方法に加えて、請求項4記載の方法を
用いれば、基板周辺部の気密封止と、通気管とガラス基
板との気密接着と、内部空間の真空排気とを一連の工程
で行うことが可能となる。さらにこの一連の工程の中
に、放電ガスの充填と、通気管のチップオフとを含ませ
ることができる。これにより、工程をさらに簡略化でき
るばかりでなく、不純物の汚染を受け易い状態にある内
部空間を一層清浄に保つことが可能になる。
【0030】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕本発明を具体化した第1実施形態を、
図1〜図6を参照して説明する。
【0031】図1は、前面側のガラス基板(A基板)1
1と、背面側のガラス基板(B基板)21とを、周辺部
に封止材40を備えた形で組み合わせ、B基板にある通
気孔25の背面部に、通気管60をセットした状態を示
している。この通気管60は、そのスカート形状を有す
る基板端部(以下、スカート部61と記す)とB基板2
1との間に固形化した接着用部材としてのプリフォーム
75を挟み、クリップ手段としてのクリップ80で図1
に示すようにセットされている。
【0032】この状態で加熱および降温の熱処理を行う
ことにより、プリフォーム75をガラス化し、それを接
着材として通気管60をB基板21に固着(ガラス融
着)することができる。
【0033】図1に示したように通気管60をセットす
る方法は、次の通りである。 (イ) 周辺部に封止材40を挾持するように、A基板11
とB基板21とを組合せたものを、通気孔25のあるB
基板21が上側になるようにして準備する。
【0034】(ロ) B基板21の通気孔25の部分にプリ
フォーム75を置き、さらにその上に通気管60を置
き、それぞれの孔の中心部が揃うように位置合わせをす
る。 (ハ) その状態で、通気管60のスカート部61をB基板
に押圧するようにクリップ80をセットする。
【0035】ここで、ガラス基板11,21は、厚さが
2〜3mm、通気孔の直径が2mm程度のものを用いて
いる。通気管60はガラスからなり、図2に示すよう
に、直径約5mm長さ約5cmの中空の管部60bと、
ガラス基板21に接続する端面を平坦化しかつ裾広に形
成した直径約9.5mmのスカート部61とを備えてい
る。
【0036】なお、本実施形態では、通気管のスカート
部をクリップによる押さえ部(挾持部)として利用して
いるが、この挾持部構造としては鍔(フランジ)形状等
が採用できる。
【0037】プリフォーム75は、図3の平面図(a)
と、そのA−A部矢視の断面図(b)とに示すように、
外周部が1〜1.5mmの厚さで、中央部に直径約7m
mの孔部76と、その孔の上部に直径約10mmの段差
部77を備えた形状をしている。この孔部76の直径
は、B基板の通気孔25の直径(約2mm)より5mm
程度大きいものとし、セット時のばらつきに対する余裕
としている。また、高さ約0.5mmの壁を有する段差
部77の直径は通気管60のスカート部61の直径とほ
ぼ同等のものとしてセットする精度を上げられるように
している。なお、この段差部77は、セット作業を容易
にするための工夫であり、ここに通気管60のスカート
部61を嵌め込んでセット作業を行う。
【0038】このプリフォーム75は、低融点ガラスを
主成分とした粉末を成形治具に入れ、熱処理を施すこと
により製作している。このような形状を持つように固形
化されたものであるため、セット作業を精度良く簡便に
行うことができる。
【0039】低融点ガラスを主成分としたこのプリフォ
ーム75は、410°C程度の熱処理を施すことにより
溶融し、370°C程度以下に降温することにより固化
したガラスとなる。従って、図1のようにセットされた
状態で加熱および降温の熱処理を行うことにより、B基
板21と通気管60とを固着することができる。
【0040】次に、通気管60とB基板21とを押圧し
てセットするクリップ80は、図4に示すような形状を
している。同図(a)は平面図、(b)はB−B矢視の
断面図を示している。同図(b)には、クリップ80を
セットするための支持板90を併記する形で示した。こ
のクリップ80は、耐熱性とバネ性のあるインコネルの
ような金属材料で形成されている。
【0041】同図(a)に示すように、クリップ80に
は、その片方の面に切り欠き部81があり、この切り欠
き部81の中に通気管60が入る(挿通する)ようにし
てクリップ80をセットする。切り欠き部81の両側は
通気管60のスカート部を押さえる支持部83となる。
このセットは、同図(b)に示した支持板90a,90
bをクリップ80の折り返し部82の内側に挟んで、一
対の支持板90a,90bの外側を互いに内向き方向に
押さえ、梃子の原理で先端部を開き、切り欠き部81の
間に通気管60が入るように配置して、二つの支持板9
0a,90bに加えた力を除去すればよい。
【0042】このようにしてクリップ80をセットする
作業は非常に容易であり、この工程は機械化することも
できる。さらに、この切り欠き部81の寸法を適正化す
ることにより、次に説明するように通気管60の取り付
け精度を上げることができる。
【0043】図5は、通気管60のB基板21への取り
付けを完了し、その作業に用いたクリップを取り外した
後の状態を示したものである。この図のように、通気管
60は、プリフォームが溶融して固化した接続部分78
が完全に気密状態となり、B基板21の上に垂直に立
ち、その仕上がり精度が高くかつばらつきが少ないもの
であることが必要であり、その実現が本実施形態の一つ
の目的である。
【0044】ここで、接続部分78が完全に気密状態と
なりリーク不良にならないという点は、第1に、固形化
したプリフォーム75を用いることにより実現される。
人手による塗布という、ばらつきの大きい方法ではない
ことがその要因である。第2に、クリップ80を適正な
条件でセットするという方法を用いることにより、その
取り付け精度(特に通気管60の傾き)を上げることが
できる。この二つの条件を同時に実現して初めて上記の
目的を実現できるものとなる。
【0045】そこで、クリップ80を適正な条件でセッ
トし、通気管60の取り付け精度(特に通気管60の傾
き)を上げるにはどのようにすべきかについて、図6を
用いて説明する。
【0046】同図(b)はクリップ80の切り欠き部8
1と通気管60との位置関係を示す図である。切り欠き
部81の幅Wは約5mmである。通気管60をクリップ
80の切り欠き部81の奥端部81aに当接するよう
に、クリップ80をセットするため、その長さLを変え
ることにより、通気管60のスカート部61を押さえる
位置が変わる。従って、それに応じて、通気管60の取
り付け後の傾き(倒れ角度)が変動する。
【0047】そこで、切り欠き部81の長さLを3,
4,5,6mmとした場合に、通気管60の倒れ角度が
どのように変動するかについて調べたデータをグラフに
して同図(a)に示した。このグラフによれば、切り欠
き部81の長さLを4〜5mmの範囲内に設定すること
により、通気管を精度良く(ほぼ垂直に)取り付けるこ
とができることを示している。
【0048】以上説明したように、通気管60を図1の
ようにセットして、加熱および降温の熱処理を行い、そ
の熱処理の完了後にクリップ80を取り外すという方法
で通気管60の取り付けを行うことにより、次のような
効果を得ることができる。
【0049】(1) 通気管とガラス基板の通気孔部との融
着は、仕上がりのばらつきが小さく、不良品の発生が少
ないものとすることができる。 (2) 作業者の熟練や手間が少なくてすみ、作業を簡略化
することができる。(機械化もし易いものとなってい
る。) (3) ガラス基板を垂直方向に並べることが可能になるた
め、加熱炉の中に多数のガス放電パネルを効率良く並べ
ることも可能になり、作業効率を上げることができる。
【0050】なお、本実施形態では、通気管60の材料
はガラスであるとして説明したが、ガラス以外の材料
(例えば、セラミックや金属)でもよい。クリップ手段
として、クリップの例を示したが、クリップとは異なる
別の形態のものであっても、押圧が可能な部材であれば
よい。複数のものでも単一品として構成された治具でも
よい。その形状も、本実施形態に限定されるものではな
い。
【0051】さらに、前記(イ) の工程で説明した「周辺
部に封止材40を挾持するように、A基板11とB基板
21とを組み合わせたもの」に関して、封止材40は、
熱処理により融着処理を完了したものであっても、熱処
理前の(融着されていない)状態のものであってもよ
い。ここで、後者の具体例は、第3実施形態の中に示し
た。一方、前者の場合には、封止材40の軟化温度が、
通気管60を融着するプリフォーム75の融着温度より
高いものを用いていればよい。
【0052】〔第2実施形態〕本発明を具体化した第2
実施形態を、図7を参照して説明する。本実施形態は、
通気管60とプリフォーム(図3の75)との組合せを
改善したものである。
【0053】第1実施形態においては、これらは別々の
ものであるため、図1に示すようにセットするために
は、予め組み合わされたガラス基板11,21に対し
て、通気管60と、プリフォーム75と、クリップ80
との三つの部品を位置合わせしてセットする必要があっ
た。
【0054】そこで、本実施形態においては、このプリ
フォーム(図3の75)を、熱処理により、予めスカー
ト部61に符号79で示すように固着した通気管60を
用いる。この熱処理としては、両者を組合せた状態で、
例えばガスバーナの炎を当てて融着する方法がある。あ
るいは、加熱炉の中に入れる方法でもよい。
【0055】このようにして、プリフォーム(図3の7
5)と通気管60とを一体化した通気用組立体を用いる
ことにより、第1実施形態の場合よりも簡便に、ガラス
基板21に、通気管60とクリップ80とをセットする
ことができる。
【0056】〔第3実施形態〕本発明を具体化した第3
実施形態を、図8〜図10を参照して説明する。本実施
形態は、第1実施形態の方法の前後に別の工程を組み合
わせて一連の工程となし、全体の工程を合理化する改善
と、内部空間を一層清浄化する改善とを可能とするもの
である。
【0057】図8は、本実施形態における処理プロセス
のフローを示し、図9は、そのフローを模式的に図示し
たものである。工程を(A) 〜(F) の6工程に分け、図8
と図9において、それぞれ対応する工程には同一の符号
を付けて示した。
【0058】(A) 予め周辺部に封止材(第1の接着用部
材)を印刷したA基板と、通気孔を有するB基板とを、
封止材を挾持するように位置合わせして組合せ、その周
辺部に、封止材のある部分を押圧するように基板押圧用
のクリップ(第1のクリップ手段)85をセットする。
【0059】(B) B基板の通気孔部に、通気管60とプ
リフォーム(第2の接着用部材)とを、通気管押圧用の
クリップ(第2のクリップ手段)80によりセットす
る。このようにセットしたものを通気管・基板アセンブ
リと呼称する。(この通気管・基板アセンブリは、以後
の一連の処理が完了するまで、各工程の処理が加えられ
たものも含めて、全て通気管・基板アセンブリと呼称す
るものとする。) なお、この工程は、第1実施形態の方法に対応するもの
である。
【0060】(C) そのように組み立てられた通気管・基
板アセンブリを封止・排気炉260の中に配置し、その
通気管部に真空排気用の耐熱性真空ヘッド210(この
内容は、図10を参照して後述する)を取り付け、封止
・排気炉260の扉を閉める。ここで、封止・排気炉2
60内に搬入してセットした通気管・基板アセンブリは
1個であるが、これは模式的に示したもので、通常は複
数の通気管・基板アセンブリをセットする。
【0061】本実施形態においてはこの工程が重要であ
る。第1実施形態に対応する(B) の工程を用いることに
より、このように真空ヘッド210を取り付けることが
可能となり、さらに(D) 以降の一連の工程を可能として
いる。この内容は、工程フローとその効果の説明の後で
(図10を参照して)詳細に説明する。
【0062】(D) この状態で、約410°Cに加熱する
ことにより、封止材(第1の接着用部材)とプリフォー
ム(第2の接着用部材)とを溶融させる。なお、これら
の接着用部材は、いずれも低融点ガラスを主成分とする
材料であり、この温度で溶融するように調整されてい
る。
【0063】次に、約350°Cにまで降温させて保持
する。この過程で二つの接着用部材は固化してガラスと
なり、基板周辺部の封止と、通気管の封止(ガラス融
着)とが同時に行われる。
【0064】これで通気管・基板アセンブリの気密封止
が完了し、すでに真空ヘッド210が装着されているた
め、ここで真空ヘッド210に連結した排気装置(図9
には図示せず、図10に図示)を作動させることによ
り、通気管・基板アセンブリの内部空間を真空に排気す
ることができる。封止・排気炉260の内部は約350
°Cに保持されているため、加熱状態で真空排気処理が
できる。(内部表面に付着している不純物や不純ガスの
放出を加熱により加速し、内部空間の真空度を上げるこ
とができる。) 十分な排気処理の後、炉内の温度を常温にまで降温させ
る。この後、通気管・基板アセンブリの内部空間に、放
電ガスを導入する。このために、排気装置(図9には図
示せず、図10に図示)は、放電ガスを導入するための
ガスボンベや所定の配管等を有する構成となっている。
【0065】(E) この処理の完了後、封止・排気炉26
0の扉を開け、ガスバーナにて通気管をチップオフす
る。 (F) このチップオフ処理を完了した通気管・基板アセン
ブリを、封止・排気炉260から取り出し、2種類のク
リップ85,80を全て取り外して一連の工程が完了す
る。
【0066】このようにして完成した通気管・基板アセ
ンブリは、次の工程(エージング、特性試験等)に搬送
される。従来は、以上のような一連の工程と異なり、封
止炉内で通気管の取り付けを行った後に常温に戻し、通
気管・基板アセンブリを封止炉から外に取出し、次に加
熱炉を有する排気装置に取り付けて、加熱状態で排気す
るという方法を用いていた。このような従来の方法に比
べて、本実施形態に示したように一連の工程を遂行する
ことの効果は、次の通りである。
【0067】(1) 本実施形態においては、通気管の取り
付けを完了した通気管・基板アセンブリを、通気管の外
端部が開放状態のままで常温に戻して空気中に一時放置
するという工程がない。これは、内部空間を清浄化する
上で効果の大きい改善である。
【0068】即ち、従来のように、大気中において約4
10°Cから常温に戻すという工程は、内部空間に大気
中の不純物を吸着させる結果をもたらすため、その後真
空に排気する工程においては、加熱状態で長時間をかけ
て清浄化の処理を行うことが必要になる。特に、AC型
のガス放電パネルの場合には、内部空間に不純物の汚染
を受け易いMgO膜を備えているため、この影響が大き
い。排気工程に移るまでの放置時間が長い場合は、一層
その影響は大きいものとなる。
【0069】これに対して、本実施形態の場合には、基
板周辺部と通気管部の封止工程の後、温度を常温に戻す
ことなく、約350°Cのレベルに保持し、その状態で
内部空間の排気を行っている。従って、空気中の不純物
が内部空間に吸着することが、約350°Cの熱印加に
より抑制され、その状態で真空排気が行われるため、内
部空間を清浄化する効果が大きいものとなる。特に、内
部空間にMgO膜を有するAC型ガス放電パネルにおい
て、この効果は顕著である。
【0070】(2) 本実施形態においては、封止工程と排
気工程とにおける加熱・降温の熱処理工程が、従来は二
つであったものを、一つの工程に合体しているため、封
止工程と排気工程とを完了するのに要する時間をほぼ半
分に削減することができる。即ち、封止工程と排気工程
とに要する時間は、それぞれの熱工程による時間がほと
んどを占めるため、この熱工程を半減すれば、全体の処
理時間もほぼ半減するものとなっている。
【0071】なお、本実施形態においては、基板周辺部
の封止と通気管の取り付けと排気の三つの工程を一つの
熱工程で処理している。従来は、これらの三つの工程
を、三つの熱処理工程で行う場合もあり、このような場
合に比べれば全工程に要する時間はほぼ1/3になる。
【0072】このように、基板周辺部の封止と通気管の
取り付けと排気の三つの工程を、一連の工程として(一
つの熱工程で)処理することにより、製造工程を大幅に
削減することが可能になる。
【0073】ここで、本実施形態のような一連の工程
は、上記(C),(D) の工程を実現することにより可能とな
ったものである。この内容について、図10を参照して
説明する。
【0074】図10は、封止・排気炉260の中に、通
気管・基板アセンブリ200を搬入して真空ヘッド21
0をセットした状態を横から見て図示したものである。
(これに対して、図9は上から見て図示したものであ
る。)通気管・基板アセンブリ200のガラス基板1
1,21を水平に置き、垂直に立っている通気管60の
外端部に、真空ヘッド210を取り付けている。真空ヘ
ッド210には、真空排気用の配管220が付いてお
り、それは排気・ガス充填装置250に接続されてい
る。なお、その配管の途中に、通気管60に真空ヘッド
210を取り付け易くするために、ベローズ等の緩衝手
段230を配置することが望ましい。
【0075】ここで重要なことは、本実施形態において
は、第1に、真空ヘッド210を取り付ける時に力が加
わっても通気管60が外れないようにすることである。
そして第2に、この状態で約410°Cに加熱してプリ
フォーム75が溶融しかつ真空ヘッド210による外力
が加わっても、通気管60がB基板21に接触した状態
を確実に保持することができるようにすることである。
【0076】これらの2点が可能であることは、図10
の構成を見れば明らかである。第1の点に関しては、真
空ヘッド210を取り付ける時に通気管60に力が加わ
り、第2の点に関しては、プリフォーム75を加熱溶融
する際に通気管60に力が加わることが問題となる。い
ずれも、問題となる外力の主たるものは、真空ヘッド2
10に起因したものである。このような外力に対して、
通気管60は、クリップ80の押圧により強固に固定さ
れているため、位置がずれたり融着不良が発生したりす
ることはない。一方、従来の方法では、通気管60をこ
のように保持する手段がないため、このような工程を実
現することは不可能であった。
【0077】結局、このような一連の工程を可能にした
のは、第1実施形態の方法を用いていることによるもの
である。なお、図10のように真空ヘッド210を用い
ることに代えて、真空排気用の配管220をガラス管と
し、それを通気管60に、ガスバーナ等により直接溶着
することもできる。
【0078】図9および図10においては、通気管・基
板アセンブリ200のガラス基板11,21を水平方向
に設置して処理しているが、これを垂直方向に設置して
処理することもできる。
【0079】
【発明の効果】請求項1及び2記載の発明によれば、通
気管とガラス基板の通気孔部との融着は、仕上がりのば
らつきが小さく、不良品の発生が少ないものとすること
ができる。さらに、作業者の熟練や手間が少なくてす
み、機械化もし易いものとなっている。また、この発明
によりガラス基板を垂直方向に並べることが可能になる
ため、加熱炉の中に多数のガス放電パネルを効率良く並
べることも可能になり、作業効率を向上できる。
【0080】さらに、クリップを用いたことにより、そ
の取り付けと取り外しとの作業性を向上させることがで
きる。請求項4記載の発明によれば、通気管を融着する
工程と、内部空間の真空排気の工程を一連の工程として
処理することができる。従って、工程を簡略化できるば
かりでなく、通気管取り付け後に空気中に一時放置する
工程が無くなるため、不純物を吸着し易い内部空間を一
層清浄に保つことが可能になる。
【0081】さらに、この一連の工程は、真空排気の後
に放電用のガスを充填する工程、その後の通気管のチッ
プオフの工程等を含ませることができるため、全体の工
程を大幅に簡略化できる。
【0082】請求項5記載の発明によれば、接着用部材
を予め通気管と一体化したものとすることにより、通気
管をガラス基板に固定する工程を簡略化できる。請求項
6及び3記載の発明によれば、一対の基板の周辺部の気
密封止と、通気管とガラス基板との気密接着とを同一の
工程で行うことができる。
【0083】請求項6及び3記載の発明に加えて、請求
項4記載の方法を用いれば、基板周辺部の気密封止と、
通気管とガラス基板との気密接着と、内部空間の真空排
気と、放電ガスの充填と、通気管のチップオフとを一連
の工程で行うことが可能となる。これにより、工程をさ
らに簡略化できるばかりでなく、不純物の汚染を受け易
い状態にある内部空間を一層清浄に保つことが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態を示す図
【図2】 通気管の形状を示す図
【図3】 プリフォームの形状を示す図
【図4】 クリップの形状を示す図
【図5】 通気管の取り付け完了後の状態を示す図
【図6】 クリップの切り欠き部の長さと、通気管の倒
れ角度との関係を示す図
【図7】 第2実施形態を示す図
【図8】 第3実施形態を示すフローチャート
【図9】 第3実施形態の工程を示す図
【図10】 真空ヘッドの取り付けを示す図
【図11】 ガス放電パネルを示す図
【図12】 従来の通気管取り付け方法を示す図
【符号の説明】
10,100 ガス放電パネル 11,111 ガラス基板、A基板 21,121 ガラス基板、B基板 25,125 通気孔 30,130 内部空間 40,140 封止材 60,160,160a 通気管 60b 管部 61,161 スカート部 75 プリフォーム 76 孔部 77 段差部 80 クリップ 81 切り欠き部 81a 切り欠き部の奥端部 82 折り返し部 83 支持部 90,90a,90b 支持板 170a,170b ガラスペースト 200 通気管・基板アセンブリ 210 真空ヘッド 220 配管 230 緩衝手段 250 排気・ガス充填装置 260 封止・排気炉 EH 表示領域

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通気孔を有する基板に通気管を取り付
    け、該通気孔を介して内部の排気または放電ガス充填を
    行うガス放電パネルの製造方法であって、 通気管のスカート形状を有する基端部と、通気孔を有す
    る基板面との間に、固形の接着用部材を配置し、 クリップ手段を用いて、該通気管と該接着用部材とを挾
    持するように該基板面に固定し、 この固定状態で、該接着用部材を加熱により溶融させた
    後降温により固化させ該通気管を該基板に固着させるこ
    とを特徴とするガス放電パネルの製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のクリップ手段は、通気管
    を支持する側の一方の支持板に該通気管を挿通させる切
    り欠き部と、通気管のスカート部を押さえる支持部とを
    有してなることを特徴とするガス放電パネルの製造方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の加熱が、一対の基板周辺
    部の封止用接着部材を融着する加熱と同時に行われるこ
    とを特徴とするガス放電パネルの製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の加熱処理に先立って、前
    記通気管の他方の端部に排気用配管を接続し、通気管を
    固着する前記加熱後の降温途中の加温状態において排気
    を行うことを特徴とするガス放電パネルの製造方法。
  5. 【請求項5】 スカート形状の基端部を有する通気管
    と、該通気管の孔に対応した開口を有する固形の接着用
    部材とからなり、 該接着用部材が、加熱により予め前記通気管のスカート
    部に固着された構成であることを特徴とする通気用組立
    体。
  6. 【請求項6】 対向して配置した一対の基板の周辺部の
    基板間にペースト状または固形の第1の接着用部材を配
    設した後、該接着用部材と一対の該基板とを第1のクリ
    ップ手段により固定する工程と、 通気孔を有する前記基板上の該通気孔に位置合わせして
    固形の第2の接着用部材と通気管とを配置した後、第2
    のクリップ手段を用いて該通気管と該接着用部材とを挾
    持するように該基板面に固定する工程と、 第1および第2の接着用部材を加熱炉で加熱溶融させた
    後降温により固化させて一対の該基板の封止と該通気管
    の固着とを同時に行う工程とを含むことを特徴とするガ
    ス放電パネルの製造方法。
JP12121096A 1996-05-16 1996-05-16 ガス放電パネルの製造方法 Expired - Fee Related JP3422175B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12121096A JP3422175B2 (ja) 1996-05-16 1996-05-16 ガス放電パネルの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12121096A JP3422175B2 (ja) 1996-05-16 1996-05-16 ガス放電パネルの製造方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002319268A Division JP2003132790A (ja) 2002-11-01 2002-11-01 ガス放電パネルの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09306362A true JPH09306362A (ja) 1997-11-28
JP3422175B2 JP3422175B2 (ja) 2003-06-30

Family

ID=14805611

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12121096A Expired - Fee Related JP3422175B2 (ja) 1996-05-16 1996-05-16 ガス放電パネルの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3422175B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19990043949A (ko) * 1997-11-30 1999-06-25 김영남 플라즈마 표시소자의 배기구조
EP1150321A2 (en) * 2000-04-24 2001-10-31 Fujitsu Hitachi Plasma Display Limited Method of bonding tubulation tubing of display panel
US6623593B2 (en) * 1997-12-10 2003-09-23 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Method of forming an outlet structure of sealed container having a hollow member with a flare-shaped opening portion
US6827623B2 (en) 1998-06-29 2004-12-07 Fujitsu Limited Manufacturing method of plasma display panels
EP1681701A2 (en) * 2005-01-13 2006-07-19 Fujitsu Hitachi Plasma Display Limited Bonding method for vent pipe of display panel

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19990043949A (ko) * 1997-11-30 1999-06-25 김영남 플라즈마 표시소자의 배기구조
US6623593B2 (en) * 1997-12-10 2003-09-23 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Method of forming an outlet structure of sealed container having a hollow member with a flare-shaped opening portion
US6827623B2 (en) 1998-06-29 2004-12-07 Fujitsu Limited Manufacturing method of plasma display panels
EP1150321A2 (en) * 2000-04-24 2001-10-31 Fujitsu Hitachi Plasma Display Limited Method of bonding tubulation tubing of display panel
US6591635B1 (en) 2000-04-24 2003-07-15 Fujitsu Hitachi Plasma Display Limited Method of bonding tubulation tubing of display panel
US6998161B2 (en) 2000-04-24 2006-02-14 Fujitsu Hitachi Plasma Display Limited Tubulation tubing of display panel
US7205037B2 (en) 2000-04-24 2007-04-17 Fujitsu Hitachi Plasma Display Limited Tubulation tubing of display panel
EP1681701A2 (en) * 2005-01-13 2006-07-19 Fujitsu Hitachi Plasma Display Limited Bonding method for vent pipe of display panel
EP1681701A3 (en) * 2005-01-13 2008-10-29 Hitachi Plasma Display Limited Bonding method for vent pipe of display panel

Also Published As

Publication number Publication date
JP3422175B2 (ja) 2003-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3465634B2 (ja) プラズマディスプレイパネルの製造方法
US6113450A (en) Seal material frit frame for flat panel displays
JP3422175B2 (ja) ガス放電パネルの製造方法
JP2002245941A (ja) プラズマディスプレイパネルの製造方法
JP2003132790A (ja) ガス放電パネルの製造方法
US7205037B2 (en) Tubulation tubing of display panel
GB2029084A (en) Constructing gas discharge displays
JP2000208051A (ja) 封止方法及び密封容器と画像表示装置及び真空排気装置
JPH11306983A (ja) プラズマディスプレイパネルの製造方法
JP3950328B2 (ja) チップ管封止・切断装置
JP2007305444A (ja) プラズマディスプレイパネル
JP3841172B2 (ja) プラズマディスプレイパネルの製造方法
WO2002075766A1 (en) A seal glass which is adhesive in vacuum, its manufacturing method, and a flat panel display device manufactured by using it
JP2002134018A (ja) ガス放電パネルの製造方法
JPH06196094A (ja) 真空表示装置の製造方法
JP2001312971A (ja) フラットパネルディスプレイ用基板及びフラットパネルディスプレイの製造方法
JP3680276B2 (ja) プラズマディスプレイパネルの製造方法
JP3385907B2 (ja) プラズマディスプレイパネルの製造方法
JP3675783B2 (ja) プラズマディスプレイパネルの製造方法
KR100911072B1 (ko) 플라즈마 디스플레이 패널과 그 제조 방법
JP2001313343A (ja) 気密容器及びその製造方法
JP4402827B2 (ja) チップ管の排気ヘッドへの接続方法
JPH1031957A (ja) プラズマディスプレイパネルの製造方法
JPS6196632A (ja) 陰極線管の製造装置
JP2000172196A (ja) 平板型画像表示装置およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030325

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S131 Request for trust registration of transfer of right

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313131

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090425

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090425

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100425

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110425

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120425

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120425

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130425

Year of fee payment: 10

S131 Request for trust registration of transfer of right

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313135

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S131 Request for trust registration of transfer of right

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313135

SZ03 Written request for cancellation of trust registration

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313Z03

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140425

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees