JPH0930623A - カーブベルト装置およびカーブベルト - Google Patents
カーブベルト装置およびカーブベルトInfo
- Publication number
- JPH0930623A JPH0930623A JP20649795A JP20649795A JPH0930623A JP H0930623 A JPH0930623 A JP H0930623A JP 20649795 A JP20649795 A JP 20649795A JP 20649795 A JP20649795 A JP 20649795A JP H0930623 A JPH0930623 A JP H0930623A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- belt
- curve
- curved
- yarn
- belt device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Structure Of Belt Conveyors (AREA)
- Belt Conveyors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 任意の角度（Ｕ字、直角、鋭角、鈍角）方向
へのターンのためのカーブ、Ｓ字形カーブ、螺旋形カー
ブなどに自在に形成することのできるカーブベルト装置
を提供すること、およびそのためのカーブベルトを提供
することを目的とする。 【構成】 巾方向が剛性線条(1a)、周長方向が伸縮性糸
(1b)で構成されかつ平面方向にカーブ可能な異方構造の
織物組織でできたループ状のベルト(1) と、そのベルト
(1) のサイドを支持する固定型または／および走行型の
ガイド(2) と、ベルト(1) 走行のための駆動機構(3) と
を備えてたカーブベルト装置である。また巾方向が剛性
線条(1a)、周長方向が伸縮性糸(1b)で構成されかつ面の
巾方向にカーブ可能な異方構造の織物組織でできたルー
プ状のベルト(1) からなるカーブベルトである。
へのターンのためのカーブ、Ｓ字形カーブ、螺旋形カー
ブなどに自在に形成することのできるカーブベルト装置
を提供すること、およびそのためのカーブベルトを提供
することを目的とする。 【構成】 巾方向が剛性線条(1a)、周長方向が伸縮性糸
(1b)で構成されかつ平面方向にカーブ可能な異方構造の
織物組織でできたループ状のベルト(1) と、そのベルト
(1) のサイドを支持する固定型または／および走行型の
ガイド(2) と、ベルト(1) 走行のための駆動機構(3) と
を備えてたカーブベルト装置である。また巾方向が剛性
線条(1a)、周長方向が伸縮性糸(1b)で構成されかつ面の
巾方向にカーブ可能な異方構造の織物組織でできたルー
プ状のベルト(1) からなるカーブベルトである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、任意の角度（Ｕ字、直
角、鋭角、鈍角）方向へのターンのためのカーブ、Ｓ字
形カーブ、螺旋形カーブなどに自在に形成することので
きるカーブベルト装置およびそのためのカーブベルトに
関するものである。
角、鋭角、鈍角）方向へのターンのためのカーブ、Ｓ字
形カーブ、螺旋形カーブなどに自在に形成することので
きるカーブベルト装置およびそのためのカーブベルトに
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】ベルトコンベアにおいて、被搬送物の流
れを任意の方向に変えるためのターン部の構造として最
も広く採用されているものは、笠状に作られたベルトを
扁平に折りたたんで扇形とし、その扇形となったベルト
の両端を２本のロールで支持して駆動するようにすると
共に、ベルトの外周に高弾性のガイドを取り付け、この
ガイドを、扇形ベルトの外周に沿って設けた枠体に傾斜
して設置した２つのボールベアリングで上下方向から支
持したものである。
れを任意の方向に変えるためのターン部の構造として最
も広く採用されているものは、笠状に作られたベルトを
扁平に折りたたんで扇形とし、その扇形となったベルト
の両端を２本のロールで支持して駆動するようにすると
共に、ベルトの外周に高弾性のガイドを取り付け、この
ガイドを、扇形ベルトの外周に沿って設けた枠体に傾斜
して設置した２つのボールベアリングで上下方向から支
持したものである。
【０００３】ターン部の構造としては、そのほか、本出
願人の出願にかかる特公平５−３９８４７号公報（特開
昭６１−１４０４１１号公報）および特開昭６１−１４
５０２７号公報や、特開昭５０−３１５７７号公報をは
じめ、多数の提案がなされている。
願人の出願にかかる特公平５−３９８４７号公報（特開
昭６１−１４０４１１号公報）および特開昭６１−１４
５０２７号公報や、特開昭５０−３１５７７号公報をは
じめ、多数の提案がなされている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】笠状に作られたベルト
を偏平に折りたたんで扇形とし、その扇形となったベル
トの両端を２本のロールで支持して駆動するようにした
ターン部の構造は、扇形ベルトの駆動に伴ないベルトが
中心方向へ移動しようとする極めて強い力を、扇形ベル
トの外周に設けたガイドを枠体に設置したボールベアリ
ングで支持することにより吸収するようにしているた
め、ガイドに加わる応力が極めて過大となってベルトの
寿命が短かくなるという問題点があり、また構造が複雑
であるため故障を生じやすく、さらには装置コストの点
でも不利であった。
を偏平に折りたたんで扇形とし、その扇形となったベル
トの両端を２本のロールで支持して駆動するようにした
ターン部の構造は、扇形ベルトの駆動に伴ないベルトが
中心方向へ移動しようとする極めて強い力を、扇形ベル
トの外周に設けたガイドを枠体に設置したボールベアリ
ングで支持することにより吸収するようにしているた
め、ガイドに加わる応力が極めて過大となってベルトの
寿命が短かくなるという問題点があり、また構造が複雑
であるため故障を生じやすく、さらには装置コストの点
でも不利であった。
【０００５】またこのターン部の構造（あるいは他の類
似のターン部の構造）は、ある特定の角度のカーブには
対処しえても、他の角度のカーブについてはそれに応じ
た設計のものを別個に製造しなければならないこと、Ｓ
字形カーブの場合には２つの反対方向に回転するターン
部を直接（または直線ベルトを介して）連結しなければ
ならないことなどの制約がある。
似のターン部の構造）は、ある特定の角度のカーブには
対処しえても、他の角度のカーブについてはそれに応じ
た設計のものを別個に製造しなければならないこと、Ｓ
字形カーブの場合には２つの反対方向に回転するターン
部を直接（または直線ベルトを介して）連結しなければ
ならないことなどの制約がある。
【０００６】そして実際の設置現場においては、上流側
のコンベアベルトと下流側のコンベアベルトとが直線方
向からずれていることがあったり、建物の構造上の制約
あるいはすでに設置されている機器類などを迂回する必
要から、そのようなローカルな事情も考慮してコンベア
ベルトを設置しなければならないことが多いが、従来の
ターン部やカーブベルトによっては、現場における個々
のケースに対処するには自在性が乏しいという難点があ
った。
のコンベアベルトと下流側のコンベアベルトとが直線方
向からずれていることがあったり、建物の構造上の制約
あるいはすでに設置されている機器類などを迂回する必
要から、そのようなローカルな事情も考慮してコンベア
ベルトを設置しなければならないことが多いが、従来の
ターン部やカーブベルトによっては、現場における個々
のケースに対処するには自在性が乏しいという難点があ
った。
【０００７】本発明は、このような背景下において、任
意の角度（Ｕ字、直角、鋭角、鈍角）方向へのターンの
ためのカーブ、Ｓ字形カーブ、螺旋形カーブなどに自在
に形成することのできるカーブベルト装置を提供するこ
と、およびそのためのカーブベルトを提供することを目
的とするものである。
意の角度（Ｕ字、直角、鋭角、鈍角）方向へのターンの
ためのカーブ、Ｓ字形カーブ、螺旋形カーブなどに自在
に形成することのできるカーブベルト装置を提供するこ
と、およびそのためのカーブベルトを提供することを目
的とするものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明のカーブベルト装
置は、巾方向が剛性線条(1a)、周長方向が伸縮性糸(1b)
で構成されかつ平面方向にカーブ可能な異方構造の織物
組織でできたループ状のベルト(1) と、該ベルト(1) の
サイドを支持する固定型または／および走行型のガイド
(2) と、ベルト(1) 走行のための駆動機構(3) とを備え
てなるものである。
置は、巾方向が剛性線条(1a)、周長方向が伸縮性糸(1b)
で構成されかつ平面方向にカーブ可能な異方構造の織物
組織でできたループ状のベルト(1) と、該ベルト(1) の
サイドを支持する固定型または／および走行型のガイド
(2) と、ベルト(1) 走行のための駆動機構(3) とを備え
てなるものである。
【０００９】本発明のカーブベルトは、巾方向が剛性線
条(1a)、周長方向が伸縮性糸(1b)で構成されかつ面の巾
方向にカーブ可能な異方構造の織物組織でできたループ
状のベルト(1) からなるものである。
条(1a)、周長方向が伸縮性糸(1b)で構成されかつ面の巾
方向にカーブ可能な異方構造の織物組織でできたループ
状のベルト(1) からなるものである。
【００１０】以下本発明を詳細に説明する。
【００１１】本発明の装置においてループ状のベルト
(1) は、平面方向にカーブ可能な異方構造の織物組織で
できている。このループ状にするには、フラットな織物
の両端をつないでエンドレスとしてもよく、袋織り法に
より一挙にシームレスに製織し、必要に応じて径方向に
所定巾にカットするようにしてもよい。
(1) は、平面方向にカーブ可能な異方構造の織物組織で
できている。このループ状にするには、フラットな織物
の両端をつないでエンドレスとしてもよく、袋織り法に
より一挙にシームレスに製織し、必要に応じて径方向に
所定巾にカットするようにしてもよい。
【００１２】ベルト(1) の巾方向は剛性線条(1a)で構成
される。ここで剛性線条(1a)としては、適度の太さを有
するプラスチックスモノフィラメント、金属線条、ガラ
ス繊維製線条体、セラミックス繊維製線条体、炭素繊維
製線条体、繊維強化プラスチックス線条体、竹材などが
例示できる。
される。ここで剛性線条(1a)としては、適度の太さを有
するプラスチックスモノフィラメント、金属線条、ガラ
ス繊維製線条体、セラミックス繊維製線条体、炭素繊維
製線条体、繊維強化プラスチックス線条体、竹材などが
例示できる。
【００１３】織物組織中の剛性線条(1a)の密度は、平面
方向にカーブ可能な限りにおいて適宜に設定できる。
方向にカーブ可能な限りにおいて適宜に設定できる。
【００１４】上記剛性線条(1a)の両端は、それが後述の
ガイド(2) が固定型であるときは、それに支持されるこ
とを考慮して、丸味を持たせたり、頭状に形成したりす
ることもできる。また易滑性の材質のもので両端を処理
ないし被覆することもできる。剛性線条(1a)の両端より
もやや内側に突起を設けたり、剛性線条(1a)の両端側を
やや長目の円柱状に形成したりするなどして、後述の伸
縮性糸(1b)が剛性線条(1a)の両端よりも一定長さだけ内
側に位置するように規制することもできる。図７は、剛
性線条(1a)の形状の例を示した説明図である。
ガイド(2) が固定型であるときは、それに支持されるこ
とを考慮して、丸味を持たせたり、頭状に形成したりす
ることもできる。また易滑性の材質のもので両端を処理
ないし被覆することもできる。剛性線条(1a)の両端より
もやや内側に突起を設けたり、剛性線条(1a)の両端側を
やや長目の円柱状に形成したりするなどして、後述の伸
縮性糸(1b)が剛性線条(1a)の両端よりも一定長さだけ内
側に位置するように規制することもできる。図７は、剛
性線条(1a)の形状の例を示した説明図である。
【００１５】ベルト(1) の周長方向は伸縮性糸(1b)で構
成される。伸縮性糸(1b)としては、ゴムまたはエラスト
マー製の糸や高捲縮性を有する糸をはじめとする種々の
伸縮性を有する糸が用いられる。ポリウレタン弾性繊維
糸（スパンデックス）はそのような伸縮性糸(1b)の好適
なものの一つであり、天然ゴム製の糸もそのような伸縮
性糸(1b)の一つである。
成される。伸縮性糸(1b)としては、ゴムまたはエラスト
マー製の糸や高捲縮性を有する糸をはじめとする種々の
伸縮性を有する糸が用いられる。ポリウレタン弾性繊維
糸（スパンデックス）はそのような伸縮性糸(1b)の好適
なものの一つであり、天然ゴム製の糸もそのような伸縮
性糸(1b)の一つである。
【００１６】伸縮性糸(1b)は、過度の伸張を防止するた
めに、天然ゴム、合成ゴム、ポリウレタンエラストマー
糸などの伸縮性を有する芯糸（断面は円形に限らない）
に、ポリエステル繊維糸、ナイロン繊維糸、アラミド繊
維糸、ガラス繊維糸などの伸縮性を有しないか伸縮性の
小さい糸をカバリングしたカバリング糸であることが好
ましい。この場合、芯糸に樹脂コーティングを施してか
らカバリング用の糸をカバリングすることもできる。カ
バリングはシングルでもダブルでもよく、カバリング時
のピッチも種々に設定することができる。
めに、天然ゴム、合成ゴム、ポリウレタンエラストマー
糸などの伸縮性を有する芯糸（断面は円形に限らない）
に、ポリエステル繊維糸、ナイロン繊維糸、アラミド繊
維糸、ガラス繊維糸などの伸縮性を有しないか伸縮性の
小さい糸をカバリングしたカバリング糸であることが好
ましい。この場合、芯糸に樹脂コーティングを施してか
らカバリング用の糸をカバリングすることもできる。カ
バリングはシングルでもダブルでもよく、カバリング時
のピッチも種々に設定することができる。
【００１７】上記ベルト(1) の少なくとも一方（通常は
双方）のサイドは、固定型または／および走行型のガイ
ド(2) で支持される。走行型のガイド(2) の場合の好ま
しい一例は、伸縮性ベルトでできたガイドである。ベル
ト(1) を、任意の角度（Ｕ字、直角、鋭角、鈍角）方向
へのターンのためのカーブ、Ｓ字形カーブ、螺旋形カー
ブなど任意のカーブにするために、それに対応したガイ
ド(2) が設置され、ベルト(1) はガイド(2) に沿ってま
たはガイド(2) と共に走行する。ガイド(2) が固定型で
あるときは、ベルト(1) の剛性線条(1a)の端部が接触す
るガイド(2) の面は、易滑性面や多数並べた回転体で構
成することもできる。
双方）のサイドは、固定型または／および走行型のガイ
ド(2) で支持される。走行型のガイド(2) の場合の好ま
しい一例は、伸縮性ベルトでできたガイドである。ベル
ト(1) を、任意の角度（Ｕ字、直角、鋭角、鈍角）方向
へのターンのためのカーブ、Ｓ字形カーブ、螺旋形カー
ブなど任意のカーブにするために、それに対応したガイ
ド(2) が設置され、ベルト(1) はガイド(2) に沿ってま
たはガイド(2) と共に走行する。ガイド(2) が固定型で
あるときは、ベルト(1) の剛性線条(1a)の端部が接触す
るガイド(2) の面は、易滑性面や多数並べた回転体で構
成することもできる。
【００１８】そして、ベルト(1) を走行させるために適
当な駆動機構(3) が設けられる。たとえば、ベルト(1)
を１対のロール間に懸架するときは、その一方のロール
を駆動させると共に他方のロールを従動させればよい。
ベルト(1) をベースとなる仕切り板(4) 上で滑らせなが
ら走行させるときは、ベルト(1) の復路側に駆動ロール
を設けてベルト(1) を駆動させればよい。走行するベル
ト(1) の往路から復路または復路から往路へのターン部
の少なくとも一方はナイフエッジとすることも多い。そ
のほか、大径の回転盤状の駆動機構(3) にベルト(1) の
片方のサイドを当接させて駆動する方法、ベルト(1) の
両耳端側に表裏から車輪状の駆動機構(3) を当接して駆
動する方法なども採用できる。
当な駆動機構(3) が設けられる。たとえば、ベルト(1)
を１対のロール間に懸架するときは、その一方のロール
を駆動させると共に他方のロールを従動させればよい。
ベルト(1) をベースとなる仕切り板(4) 上で滑らせなが
ら走行させるときは、ベルト(1) の復路側に駆動ロール
を設けてベルト(1) を駆動させればよい。走行するベル
ト(1) の往路から復路または復路から往路へのターン部
の少なくとも一方はナイフエッジとすることも多い。そ
のほか、大径の回転盤状の駆動機構(3) にベルト(1) の
片方のサイドを当接させて駆動する方法、ベルト(1) の
両耳端側に表裏から車輪状の駆動機構(3) を当接して駆
動する方法なども採用できる。
【００１９】本発明のカーブベルト装置は、上述のよう
に、ベルト(1) 、ガイド(2) および駆動機構(3) の一式
を備えたものからなるが、仕切りの意味も兼ねるガイド
(2)を介してベルト(1) の複数本を隣り合うように並
べ、それぞれのベルト(1) がカーブに沿って走行するよ
うにしてもよい。つまり後述の図６のような複数レーン
方式としてもよい。
に、ベルト(1) 、ガイド(2) および駆動機構(3) の一式
を備えたものからなるが、仕切りの意味も兼ねるガイド
(2)を介してベルト(1) の複数本を隣り合うように並
べ、それぞれのベルト(1) がカーブに沿って走行するよ
うにしてもよい。つまり後述の図６のような複数レーン
方式としてもよい。
【００２０】
【作用】本発明のカーブベルト装置においては、巾方向
が剛性線条(1a)、周長方向が伸縮性糸(1b)で構成されか
つ平面方向にカーブ可能な異方構造の織物組織でできた
ループ状のベルト(1) をカーブベルトとして用いている
ので、このベルト(1) を予め設定ないし配置した固定型
または／および走行型のガイド(2) に沿って走行させる
だけで、任意の角度（Ｕ字、直角、鋭角、鈍角）方向へ
のターンのためのカーブ、Ｓ字形カーブ、螺旋形カーブ
をはじめ任意のカーブの走行が可能となる。実際の現場
において、建物の構造上の制約あるいはすでに設置され
ている機器類の配置に合わせてガイド(2) およびベルト
(1) を敷設することも容易である。
が剛性線条(1a)、周長方向が伸縮性糸(1b)で構成されか
つ平面方向にカーブ可能な異方構造の織物組織でできた
ループ状のベルト(1) をカーブベルトとして用いている
ので、このベルト(1) を予め設定ないし配置した固定型
または／および走行型のガイド(2) に沿って走行させる
だけで、任意の角度（Ｕ字、直角、鋭角、鈍角）方向へ
のターンのためのカーブ、Ｓ字形カーブ、螺旋形カーブ
をはじめ任意のカーブの走行が可能となる。実際の現場
において、建物の構造上の制約あるいはすでに設置され
ている機器類の配置に合わせてガイド(2) およびベルト
(1) を敷設することも容易である。
【００２１】
【実施例】次に実施例をあげて本発明をさらに説明す
る。
る。
【００２２】実施例１ 図１は本発明のカーブベルト装置の一例を示した部分平
面図である。図２は図１のカーブベルト装置のＡ−Ａ切
断端面図、図３は図１のカーブベルト装置の側面図であ
る。
面図である。図２は図１のカーブベルト装置のＡ−Ａ切
断端面図、図３は図１のカーブベルト装置の側面図であ
る。
【００２３】図４は本発明のカーブベルト装置の適用例
の一例を示したカーブ部の平面図、図５は本発明のカー
ブベルト装置の適用例の他の一例を示したカーブ部の平
面図である。
の一例を示したカーブ部の平面図、図５は本発明のカー
ブベルト装置の適用例の他の一例を示したカーブ部の平
面図である。
【００２４】(1) はループ状のベルトであり、巾方向が
剛性線条(1a)、周長方向が伸縮性糸(1b)で構成されてい
る。剛性線条(1a)の一例はプラスチックスモノフィラメ
ントである。伸縮性糸(1b)の一例は、ポリウレタン弾性
繊維糸や天然ゴムからなる芯糸に樹脂コーティングを施
してから、合成繊維糸をカバリングして、芯糸が過度に
伸張するのを防止したカバリング糸である。剛性線条(1
a)は、お互い同士の間の間隔が若干あくようにしてあ
る。
剛性線条(1a)、周長方向が伸縮性糸(1b)で構成されてい
る。剛性線条(1a)の一例はプラスチックスモノフィラメ
ントである。伸縮性糸(1b)の一例は、ポリウレタン弾性
繊維糸や天然ゴムからなる芯糸に樹脂コーティングを施
してから、合成繊維糸をカバリングして、芯糸が過度に
伸張するのを防止したカバリング糸である。剛性線条(1
a)は、お互い同士の間の間隔が若干あくようにしてあ
る。
【００２５】上記のループ状のベルト(1) は、たとえ
ば、伸縮性糸(1b)を経糸として用い、その配列した経糸
の片方の岸から対岸に向けて剛性線条(1a)を緯込むこと
により製織した異方構造の織物をループ状に接合するこ
とにより得られる。
ば、伸縮性糸(1b)を経糸として用い、その配列した経糸
の片方の岸から対岸に向けて剛性線条(1a)を緯込むこと
により製織した異方構造の織物をループ状に接合するこ
とにより得られる。
【００２６】(2), (2)は断面視がコの字状の固定型のガ
イドであり、上記のベルト(1) の両サイドに設置してあ
る。
イドであり、上記のベルト(1) の両サイドに設置してあ
る。
【００２７】(3) は駆動機構の一例としての駆動ロール
であり、この実施例ではベルト(1)の復路側の所に配置
してベルト(1) を駆動走行するようにしてある。図３中
の(5), (5)はガイドロールである。
であり、この実施例ではベルト(1)の復路側の所に配置
してベルト(1) を駆動走行するようにしてある。図３中
の(5), (5)はガイドロールである。
【００２８】(4) は仕切り板であり、ベルト(1) の往路
と復路との間に介在配置してある。仕切り板(4) はその
表面が易滑性面に形成されており（たとえば鏡面状の研
磨によりまたは天面にポリテトラフルオロエチレンシー
トを貼着することにより）、また両端はナイフエッジに
形成してある。
と復路との間に介在配置してある。仕切り板(4) はその
表面が易滑性面に形成されており（たとえば鏡面状の研
磨によりまたは天面にポリテトラフルオロエチレンシー
トを貼着することにより）、また両端はナイフエッジに
形成してある。
【００２９】ガイド(2), (2)を図４のようにＵ字形に配
置し、そのガイド(2), (2)間にベルト(1) を設置すれ
ば、Ｕ字形にターンするコンベアベルトとすることがで
きる。
置し、そのガイド(2), (2)間にベルト(1) を設置すれ
ば、Ｕ字形にターンするコンベアベルトとすることがで
きる。
【００３０】ガイド(2), (2)を図５のようにＳ字形に配
置し、そのガイド(2), (2)間にベルト(1) を設置すれ
ば、Ｓ字形に屈曲するコンベアベルトとすることができ
る。
置し、そのガイド(2), (2)間にベルト(1) を設置すれ
ば、Ｓ字形に屈曲するコンベアベルトとすることができ
る。
【００３１】図４や図５の形に限らず、ガイド(2), (2)
の形を決めるだけで、その形に添ってベルト(1) が円滑
に走行する。
の形を決めるだけで、その形に添ってベルト(1) が円滑
に走行する。
【００３２】実施例２ 図６は本発明のカーブベルト装置の適用例のさらに他の
一例を示したカーブ部の平面図である。
一例を示したカーブ部の平面図である。
【００３３】この実施例２では、実施例１と同様のベル
ト(1) の４本を隣り合うよう並列に配置してある。(2)
は仕切りの意味も兼ねる固定型のガイドである。図６で
は見えていないが、それぞれのベルト(1) の下方には駆
動機構(3) を設けてある。
ト(1) の４本を隣り合うよう並列に配置してある。(2)
は仕切りの意味も兼ねる固定型のガイドである。図６で
は見えていないが、それぞれのベルト(1) の下方には駆
動機構(3) を設けてある。
【００３４】実施例３ 図８は本発明のカーブベルト装置の適用例の別の一例を
示したカーブ部の平面図である。図９は図８のカーブベ
ルト装置の断面図である。
示したカーブ部の平面図である。図９は図８のカーブベ
ルト装置の断面図である。
【００３５】この実施例３では、大径の回転盤状の駆動
機構(3) にベルト(1) の片方のサイドを当接させて駆動
するようにしてある。
機構(3) にベルト(1) の片方のサイドを当接させて駆動
するようにしてある。
【００３６】実施例４ 図１０は本発明のカーブベルト装置の適用例のさらに別
の一例を示したカーブ部の平面図である。図１１は図１
０のカーブベルト装置の断面図である。
の一例を示したカーブ部の平面図である。図１１は図１
０のカーブベルト装置の断面図である。
【００３７】この実施例４では、伸縮性ベルトでできた
走行型のガイド(2) を用いており、また大径の回転盤状
の駆動機構(3) にベルト(1) の片方のサイドを当接させ
て駆動するようにしてある。
走行型のガイド(2) を用いており、また大径の回転盤状
の駆動機構(3) にベルト(1) の片方のサイドを当接させ
て駆動するようにしてある。
【００３８】実施例５ 図１２は本発明のカーブベルト装置の適用例のさらに別
の一例を示したカーブ部の平面図である。図１３は図１
２のカーブベルト装置の断面図である。
の一例を示したカーブ部の平面図である。図１３は図１
２のカーブベルト装置の断面図である。
【００３９】この実施例５では、伸縮性ベルトでできた
走行型のガイド(2) と、多数並べた回転体でできた固定
型のガイド(2) とを用いている。
走行型のガイド(2) と、多数並べた回転体でできた固定
型のガイド(2) とを用いている。
【００４０】実施例６ 図１４は本発明のカーブベルト装置の適用例のさらに別
の一例を示したカーブ部の斜視図である。
の一例を示したカーブ部の斜視図である。
【００４１】この実施例６では、伸縮性ベルトでできた
走行型のガイド(2) と、レール状の固定型のガイド(2)
とを用いている。この装置によれば、緩斜面にて被搬送
物を低位置から高位置にまで搬送し、高位置にあるコン
ベベルトにその被搬送物を供給することができる。
走行型のガイド(2) と、レール状の固定型のガイド(2)
とを用いている。この装置によれば、緩斜面にて被搬送
物を低位置から高位置にまで搬送し、高位置にあるコン
ベベルトにその被搬送物を供給することができる。
【００４２】
【発明の効果】作用の項で述べたように、本発明のカー
ブベルト装置においては、巾方向が剛性線条(1a)、周長
方向が伸縮性糸(1b)で構成されかつ平面方向にカーブ可
能な異方構造の織物組織でできたループ状のベルト(1)
をカーブベルトとして用いているので、このベルト(1)
を予め設定ないし配置した固定型または／および走行型
のガイド(2) に沿って走行させるだけで、任意の角度
（Ｕ字、直角、鋭角、鈍角）方向へのターンのためのカ
ーブ、Ｓ字形カーブ、螺旋形カーブをはじめ任意のカー
ブの走行が可能となる。実際の現場において、建物の構
造上の制約あるいはすでに設置されている機器類の配置
に合わせてガイド(2) およびベルト(1) を敷設すること
も容易である。
ブベルト装置においては、巾方向が剛性線条(1a)、周長
方向が伸縮性糸(1b)で構成されかつ平面方向にカーブ可
能な異方構造の織物組織でできたループ状のベルト(1)
をカーブベルトとして用いているので、このベルト(1)
を予め設定ないし配置した固定型または／および走行型
のガイド(2) に沿って走行させるだけで、任意の角度
（Ｕ字、直角、鋭角、鈍角）方向へのターンのためのカ
ーブ、Ｓ字形カーブ、螺旋形カーブをはじめ任意のカー
ブの走行が可能となる。実際の現場において、建物の構
造上の制約あるいはすでに設置されている機器類の配置
に合わせてガイド(2) およびベルト(1) を敷設すること
も容易である。
【００４３】また、本発明のカーブベルト装置は構造お
よび駆動機構がシンプルであるので故障が少なく、装置
コストの点でもメンテナンスの点でも有利である。
よび駆動機構がシンプルであるので故障が少なく、装置
コストの点でもメンテナンスの点でも有利である。
【図１】本発明のカーブベルト装置の一例を示した部分
平面図である。
平面図である。
【図２】図１のカーブベルト装置のＡ−Ａ切断端面図で
ある。
ある。
【図３】図１のカーブベルト装置の側面図である。
【図４】本発明のカーブベルト装置の適用例の一例を示
したカーブ部の平面図である。
したカーブ部の平面図である。
【図５】本発明のカーブベルト装置の適用例の他の一例
を示したカーブ部の平面図である。
を示したカーブ部の平面図である。
【図６】本発明のカーブベルト装置の適用例のさらに他
の一例を示したカーブ部の平面図である。
の一例を示したカーブ部の平面図である。
【図７】剛性線条(1a)の形状の例を示した説明図であ
る。
る。
【図８】本発明のカーブベルト装置の適用例の別の一例
を示したカーブ部の平面図である。
を示したカーブ部の平面図である。
【図９】図８のカーブベルト装置の断面図である。
【図１０】本発明のカーブベルト装置の適用例のさらに
別の一例を示したカーブ部の平面図である。
別の一例を示したカーブ部の平面図である。
【図１１】図１０のカーブベルト装置の断面図である。
【図１２】本発明のカーブベルト装置の適用例のさらに
別の一例を示したカーブ部の平面図である。
別の一例を示したカーブ部の平面図である。
【図１３】図１２のカーブベルト装置の断面図である。
【図１４】本発明のカーブベルト装置の適用例のさらに
別の一例を示したカーブ部の斜視図である。
別の一例を示したカーブ部の斜視図である。
(1) …ベルト、(1a)…剛性線条、(1b)…伸縮性糸、(2)
…ガイド、(3) …駆動機構、(4) …仕切り板、(5) …ガ
イドロール
…ガイド、(3) …駆動機構、(4) …仕切り板、(5) …ガ
イドロール
Claims (9)
- 【請求項１】巾方向が剛性線条(1a)、周長方向が伸縮性
糸(1b)で構成されかつ平面方向にカーブ可能な異方構造
の織物組織でできたループ状のベルト(1) と、該ベルト
(1)のサイドを支持する固定型または／および走行型の
ガイド(2) と、ベルト(1) 走行のための駆動機構(3) と
を備えてなるカーブベルト装置。 - 【請求項２】走行型のガイド(2) が、伸縮性ベルトでで
きたガイドである請求項１記載のカーブベルト装置。 - 【請求項３】任意の角度方向へのターンのためのカー
ブ、Ｓ字形カーブ、螺旋形カーブのうちの少なくとも一
つのカーブを形作る装置である請求項１記載のカーブベ
ルト装置。 - 【請求項４】伸縮性糸(1b)が、伸縮性を有する芯糸に伸
縮性の小さい糸をカバリングしたカバリング糸である請
求項１記載のカーブベルト装置。 - 【請求項５】ベルト(1) の往路から復路または復路から
往路へのターン部の少なくとも一方が、ナイフエッジに
なるように構成されている請求項１記載のカーブベルト
装置。 - 【請求項６】ベルト(1) の複数本が隣り合うように並設
した複数レーン型の装置である請求項１記載のカーブベ
ルト装置。 - 【請求項７】巾方向が剛性線条(1a)、周長方向が伸縮性
糸(1b)で構成されかつ面の巾方向にカーブ可能な異方構
造の織物組織でできたループ状のベルト(1) からなるカ
ーブベルト。 - 【請求項８】伸縮性糸(1b)が、伸縮性を有する芯糸に伸
縮性の小さい糸をカバリングしたカバリング糸である請
求項７記載のカーブベルト。 - 【請求項９】ベルト(1) の巾方向に向かう剛性線条(1a)
の両端が、丸味を有しているか、頭状に形成されている
請求項７記載のカーブベルト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20649795A JPH0930623A (ja) | 1995-07-19 | 1995-07-19 | カーブベルト装置およびカーブベルト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20649795A JPH0930623A (ja) | 1995-07-19 | 1995-07-19 | カーブベルト装置およびカーブベルト |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0930623A true JPH0930623A (ja) | 1997-02-04 |
Family
ID=16524356
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20649795A Pending JPH0930623A (ja) | 1995-07-19 | 1995-07-19 | カーブベルト装置およびカーブベルト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0930623A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008058413A1 (en) * | 2006-11-16 | 2008-05-22 | Habasit Ag | Composite conveying belt |
| JP2011219225A (ja) * | 2010-04-09 | 2011-11-04 | Nke Corp | カーブコンベヤおよびこれを備えた搬送システム |
| CN114684415A (zh) * | 2020-12-30 | 2022-07-01 | 莫迪维克西普哈根牧勒股份及两合公司 | 用于产品的转向装置 |
| CN114684415B (en) * | 2020-12-30 | 2024-07-09 | 莫迪维克西普哈根牧勒股份及两合公司 | Steering device for products |
-
1995
- 1995-07-19 JP JP20649795A patent/JPH0930623A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008058413A1 (en) * | 2006-11-16 | 2008-05-22 | Habasit Ag | Composite conveying belt |
| JP2011219225A (ja) * | 2010-04-09 | 2011-11-04 | Nke Corp | カーブコンベヤおよびこれを備えた搬送システム |
| CN114684415A (zh) * | 2020-12-30 | 2022-07-01 | 莫迪维克西普哈根牧勒股份及两合公司 | 用于产品的转向装置 |
| CN114684415B (en) * | 2020-12-30 | 2024-07-09 | 莫迪维克西普哈根牧勒股份及两合公司 | Steering device for products |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP2684821B1 (en) | High-speed conveyor belt comprising woven fabric and apparatus employing same | |
| EP0335718B1 (en) | Method of producing tire reinforcing member | |
| EP0652843A1 (en) | Low back pressure plastic conveyor | |
| EP1925576B1 (en) | Reinforced belt for powerturn applications | |
| TWI741999B (zh) | 纖維機械用皮帶 | |
| CA2051935A1 (en) | Woven wire belt | |
| US6484871B2 (en) | Segmented belt turn conveyor belt | |
| JPH0930623A (ja) | カーブベルト装置およびカーブベルト | |
| US20040118662A1 (en) | Curved conveyor | |
| US4318469A (en) | Wire mesh band | |
| EP0989078A2 (en) | Conveyor belt | |
| JPS6036209A (ja) | 円筒形ベルトコンベア装置 | |
| JPS594966Y2 (ja) | ベルトコンベヤ | |
| US20240175172A1 (en) | Industrial fabric | |
| JPH0643186Y2 (ja) | 直進性搬送用ベルト | |
| JPS6243929Y2 (ja) | ||
| US20230160110A1 (en) | Industrial fabric | |
| JP3110126B2 (ja) | 紙葉類搬送用無端ベルト | |
| JPH10218325A (ja) | ターンベルト | |
| JP2001063811A (ja) | 樹脂ベルト | |
| WO2018119289A1 (en) | Coating apparatus for moving web | |
| JPH0736887Y2 (ja) | 直進性ベルト | |
| JPH0720083Y2 (ja) | 曲路に沿って移動可能なコンベヤベルト | |
| JPH09206459A (ja) | パチンコ玉搬送用ベルト | |
| JP2841102B2 (ja) | 抄紙用エンドレス・ベルト |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040202 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |