JPH09305376A - リングバッファ制御装置および同装置を用いる画像印刷装置 - Google Patents

リングバッファ制御装置および同装置を用いる画像印刷装置

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JPH09305376A
JPH09305376A JP8149969A JP14996996A JPH09305376A JP H09305376 A JPH09305376 A JP H09305376A JP 8149969 A JP8149969 A JP 8149969A JP 14996996 A JP14996996 A JP 14996996A JP H09305376 A JPH09305376 A JP H09305376A
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ring buffer
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JP8149969A
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English (en)
Inventor
Masaaki Hori
雅明 堀
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像印刷装置等のデータ処理部と組み合わせ
て、データ処理部での処理を簡単にすることができるリ
ングバッファ制御装置を提供する。 【解決手段】 上位装置4からデータd1を受信する受
信バッファ(リングバッファメモリ)5への書き込み、
および同メモリからの読み出しをハードウエアロジック
により実行する。そのハードウエアロジックは、書き込
みアドレス制御部11によりメモリ5への書き込みアド
レスを漸増し、読み出しアドレス制御部12によりメモ
リ5からの読み出しアドレスを漸減する。書き込みアド
レスまたは読み出しアドレスがメモリ5の最終アドレス
に一致すると、先頭アドレスを書き込みアドレス制御部
11または読み出しアドレス制御部12にリロードし、
受信バッファをリングバッファメモリとして使用する。
また、上記各アドレスの漸増および漸減に伴いバッファ
サイズカウンタ21を増減し、受信バッファ5が満杯の
時、受信管理部2からビジー信号を出力させ、受信バッ
ファ5が空の時、データ処理部(CPU)3にその旨の
信号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リングバッファ制
御装置および同装置を用いる画像印刷装置(インクジェ
ット式記録装置等)に関し、特にこのリングバッファ制
御装置と組み合わせて用いることによりデータ処理部の
構成を簡単にできるものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像印刷装置においては、上位機
種から送られるデータ処理は、画像印刷装置に組み込ま
れたプログラムに基づくCPUによるソフトウェアロジ
ックによって行われていた。
【0003】例えば、図5に示すごとく、画像印刷装置
102は、CPU106、ROM108、RAM11
0、操作パネル112、データ入出力部114、印刷機
構インターフェース116、印刷機構部118およびシ
ステムバス120などを備えている。
【0004】CPU106はデータ入出力部114を介
してホストコンピュータ104から受信バッファにデー
タを受信したり、その後受信バッファからデータを読み
出すに際して、書き込み及び読み出しの各アドレスポイ
ンタを漸増または漸減し、またバッファサイズカウンタ
を増減し、受信バッファが満杯になったとき、ホストコ
ンピュータ104に対し、ビジー信号を出力するための
制御をする。さらにCPU106は、受信バッファから
読み出したデータを判別し、そのデータが文字コードデ
ータであった場合には文字パターンデータを作成する等
して、RAM110内の印刷バファにビットマップ形式
のデータを作成すると共に印刷機構インタフェース11
6を介して印刷機構部118を制御して、印刷用紙に印
刷をしなければならない。
【0005】ところで、近年、高品質の印刷の要求が高
まっているため、画像印刷装置の解像度が次第に高くな
って来ている。高解像度、例えは、ドット解像度とし
て、720dpiの画像印刷装置では一行(縦60ドッ
ト×横8インチとする)で最大43,200バイトのデ
ータを受信しなければならない。
【0006】このような大量の印字データを記憶領域に
格納して処理する場合に、印字領域を循環メモリとして
使用し、メモリの使用効率を高めるリングバッファ制御
方式の画像印刷装置が提案されている。普通、画像印刷
装置は、この一行を短時間で印刷するが、プリンタの最
大の印刷速度で印刷を行わせるには、この短時間の間
に、前記CPU106は、上記のようにホストコンピュ
ータ104からデータの受信に加えて、リングバッファ
制御、印刷データの作成、印刷に必要な処理やその他の
制御処理を実施する必要がある。通常CPU106はこ
の短時間のうちデータの受信に相当の時間を使うので、
各種制御に用いられる時間は少なくなる。また、ホスト
コンピュータ104に対するビジー信号のアクティブ・
非アクティブの切替タイミングもCPU106が計測し
ておこなっているため、リングバッファ制御を含めた各
種制御に使用できる時間は更に少なくなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、リングバ
ッファ制御を採用したとしても、画像印刷装置の解像度
などが向上すればするほど、より短時間に大量のデータ
展開とその処理を行わなければならない。そのため、画
像印刷装置の印刷速度を落とさずに印刷させるために
は、極めて高速のCPU106を使用しなければならな
いという問題点があった。なお、このような問題は、画
像印刷装置に限らず、データをRAM108内のバッフ
ァにリングバッファ制御で展開し、CPU106で制御
する制御装置一般において生じている。
【0008】そこで、本発明は、画像印刷装置等のデー
タ処理部と組み合わせて、データ処理部での処理を簡単
にすることができるリングバッファ制御装置および同装
置を用いる画像印刷装置を提供することを目的としてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1の発明は、上位装置か
ら受信したデータのリングバッファメモリへの書き込
み、および同メモリからの読み出しをハードウェアロジ
ックにより実行し、その読み出したデータをデータ処理
部で処理するリングバッファ制御装置であって、前記ハ
ードウェアロジックは、前記上位装置からデータを受信
する受信管理部からのインクリメント信号に基づいて前
記リングバッファメモリへの書き込みアドレスを順次漸
増する書き込みアドレス制御部と、前記データ処理部か
らのデクリメント信号に基づいて前記リングバッファメ
モリからの読み出しアドレスを漸減する読み出しアドレ
ス制御部と、前記リングバッファメモリの先頭アドレス
を格納する先頭アドレスレジスタと、前記リングバッフ
ァメモリの最終アドレスを格納する最終アドレスレジス
タと、前記書き込みアドレスと前記最終アドレスを比較
する第1の比較部と、前記読み出しアドレスと前記最終
アドレスを比較する第2の比較部とを備え、前記第1の
比較部において、前記書き込みアドレスと前記最終アド
レスが一致したとき、前記先頭アドレスレジスタの先頭
アドレスを前記書き込みアドレス制御部にリロードし、
前記第2の比較部において、前記読み出しアドレスと前
記先頭アドレスが一致したとき、前記先頭アドレスレジ
スタの先頭アドレスを前記読み出しアドレス制御部にリ
ロードすることを特徴とするものである。
【0010】書き込みアドレスを順次漸増する書き込み
アドレス制御部と、読み出しアドレスを漸減させる読み
出しアドレス制御部と、先頭アドレスレジスタと、最終
アドレスレジスタと、前記書き込みアドレスと前記最終
アドレスを比較する第1の比較部と、前記書き込みアド
レスと前記最終アドレスを比較する第2の比較部とを有
するアドレス制御回路を設けて、受信バッファをリング
バッファメモリとしたものである。
【0011】また請求項2記載の発明は、請求項1にお
いて、前記ハードウェアロジックは、さらに、前記リン
グバッファメモリのバッファサイズを格納するバッファ
サイズレジスタと、前記インクリメント信号およびデク
リメント信号を受けて前記リングバッファメモリの格納
領域のサイズを計数するバッファサイズカウンタと、前
記バッファサイズレジスタのバッファサイズと前記バッ
ファサイズカウンタの計数値を比較する第3の比較部と
を備え、前記書き込みアドレスの漸増にともない、前記
バッファサイズカウンタの計数値が前記バッファサイズ
レジスタのバッファサイズと一致したとき、前記第3の
比較部は、前記受信管理部から前記上位装置にビジー信
号を出力させるために前記受信管理部に一致信号を出力
することを特徴とするものである。
【0012】バッファサイズレジスタとバッファサイズ
カウンタと第3の比較部とを備えたバッファサイズ管理
回路によって、メモリ領域の空きをカウントし、空きが
なくなると前記上位装置にビジー信号を出力して書き込
みを一時停止させる。
【0013】また請求項3記載の発明は、請求項2にお
いて、前記バッファサイズカンウタが、前記リングバッ
ファメモリでの格納データがないことを示したとき、前
記データ処理部にデータ無し信号を出力することを特徴
とするものである。データ処理部はこのデータ無し信号
でリングバッファメモリにデータがないことを知ること
が出来る。
【0014】また請求項4記載の発明は、請求項1から
3のいずれかのリングバッファ制御装置を備え、前記デ
ータ処理部は、データを印刷する印刷手段を備えること
を特徴とする画像印刷装置である。画像印刷装置は大量
の印字データを処理するので、この種のリングバッファ
制御装置が使用できる。
【0015】また請求項5記載の発明は、請求項4にお
いて、前記印刷手段は、インク滴を印刷媒体に向けて噴
出するインクジェット式印刷ヘッドであることを特徴と
する画像印刷装置である。特にインクジェット式印刷ヘ
ッドを有する画像印刷装置は、高解像度が要求され、印
字データ量が多くなる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図示例と
ともに説明する。図1は本発明の一実施形態であるリン
グバッファ制御装置のブロック図である。
【0017】図1において、リングバッファ制御装置1
は、受信管理部2とCPU(データ処理部)3との間に
接続されて用いられる。また、受信管理部2は上位装置
4に接続される。上位装置4は例えばパソコン10とそ
のインターフェース10aとからなっている。受信管理
部2は上位装置4からデータd1を受信し、上位装置4
に対して必要に応じてビジー信号f1を送信する。
【0018】ハードウェアロジックで構成されるリング
バッファ制御装置1は、受信バッファ(リングバッファ
メモリ)5と、アドレス制御回路6と、バッファサイズ
管理回路7とを備えてなる。受信バッファ5をリングバ
ッファメモリとして使用するため、書き込みアドレスを
順次漸増させるとともに、読み出しアドレスを漸減させ
て受信バッファ5に対する書き込み位置と読み出し位置
を指定するのがアドレス制御回路6である。また受信バ
ッファ5のメモリ領域の残量を管理するのがバッファサ
イズ管理回路7である。
【0019】受信管理部2はインクリメント信号f2を
アドレス制御回路6に出力するとともに、データd2を
受信バッファ5に対して出力する。そして、アドレス制
御回路6は前記データd2が書き込まれる所定のアドレ
スa1を受信バッファ5に対して指定する。この書き込
みアドレスa1は順次漸増される。またCPU(データ
処理部)3はデクリメント信号f3をアドレス制御回路
6に出力するとともに、受信バッファ5からデータd3
を読みだす。そして、アドレス制御回路6は前記データ
d3が読みだされる所定のアドレスa2を受信バッファ
5に対して指定する。この読み出しアドレスa2は順次
漸減される。
【0020】つぎに、受信バッファ5をリングバッファ
メモリとして機能させるアドレス制御回路6の詳細構成
を説明する。アドレス制御回路6は、書き込みアドレス
ポインタ(書き込みアドレス制御部)11と、読み出し
アドレスポインタ(読み出しアドレス制御部)12と、
先頭アドレスレジスタ13と、最終アドレスレジスタ1
4と、第1比較部15と、第2比較部16とを備えてな
る。
【0021】書き込みアドレスポインタ11は、受信管
理部2からのインクリメント信号f2に基づいて受信バ
ッファ5への書き込みアドレスa1を順次漸増する。読
み出しアドレスポインタ12は、CPU3からのデクリ
メント信号f3に基づいて受信バッファ5からの読み出
しアドレスa2を漸減させる。先頭アドレスレジスタ1
3は受信バッファ5の先頭アドレスaf を格納し、最終
アドレスレジスタ14は受信バッファ5の最終アドレス
e を格納する。
【0022】第1の比較部15は、書き込みアドレスa
1と最終アドレスレジスタ14に格納された最終アドレ
スae とを比較し、書き込みアドレスa1と最終アドレ
スae が一致したとき一致信号f6を出力して、先頭ア
ドレスaf を書き込みアドレスポインタ11にリロード
する。すなわち、受信バッファ5のアドレスの最終アド
レスae まで書き込むと、受信バッファ5のアドレスの
先頭アドレスaf から書き込みを始めるという循環を行
う。
【0023】第2の比較部16は、読み出しアドレスa
2と最終アドレスae を比較し、読み出しアドレスa2
と先頭アドレスaf が一致したとき一致信号f7を出力
し、先頭アドレスレジスタ13の先頭アドレスaf を読
み出しアドレスポインタ12にリロードする。すなわ
ち、受信バッファ5のアドレスの最終アドレスae まで
読み込むと、受信バッファ5のアドレスの先頭アドレス
f から読み出しを始めるという循環を行う。
【0024】以上説明したように、アドレス制御回路6
は、受信バッファ5におけるデータの書き込みを追いか
けるようにデータの読み出しを行う循環制御を行ってお
り、受信バッファ5のメモリ領域を有効に使用するよう
に機能する。ただし、メモリ領域の循環使用を可能にす
るためには、残りのメモリ領域を管理する必要があるの
で、バッファサイズ管理回路7が設けられている。
【0025】バッファサイズ管理回路7は、バッファサ
イズカウンタ21と、バッファサイズレジスタ22と、
第3比較部23とからなっている。バッファサイズカウ
ンタ21は、インクリメント信号f2およびデクリメン
ト信号f3を受けて受信バッファ5(リングバッファメ
モリ)の格納領域のサイズを計数する。バッファサイズ
レジスタ22は受信バッファ5の格納領域のサイズであ
るバッファサイズを格納する。第3の比較部23は、バ
ッファサイズカウンタ21の計数値と、バッファサイズ
レジスタ22のバッファサイズとを比較し、バッファサ
イズカウンタ21の計数値がバッファサイズレジスタ2
2のバッファサイズと一致したとき、受信管理部2から
上位装置4にビジー信号f1を出力させるために受信管
理部2に一致信号f4を出力する。またバッファサイズ
カウンタ21が受信バッファ5の格納領域にデータが全
くなくなると、CPU(データ処理部)3にエンプティ
信号f5を出力し、CPU(データ処理部)3が必要な
処置を実行できるようにする。
【0026】つぎに、上述したハードウェアロジックを
有するリングバッファ制御装置1の作動を、図1のブロ
ック図と、図2及び図3のフローチャート図とに基づい
て説明する。図2はリングバッファ制御装置1によるデ
ータ受信処理の手順を示すフローチャート図であり、図
3はリングバッファ制御装置1による読み出し信号処理
の手順を示すフローチャート図である。
【0027】まずデータ受信処理の手順を図1及び図2
により説明する。上位装置4からのデータd1にもとづ
いて受信管理部2から送信されるインクリメント信号f
2と受信データd2がリングバッファ制御装置1で受信
される(S1)。特にインクリメント信号f2は、書き
込みアドレスポインタ11に出力され、書き込みアドレ
スa1をインクリメントする(S2)と同時に、バッフ
ァサイズカウンタ21にも出力され、その計数値をイン
クリメントする(S11)。
【0028】書き込みアドレスポインタ11から出力さ
れる書き込みアドレスa1に基づいて、受信バッファ5
は書き込みアドレスポインタ11からの書き込みアドレ
スa1で指令された位置にデータを書き込む(S3)。
この書き込みとともに、第1比較部15によって、書き
込みアドレスポインタ11からの書き込みアドレスa1
と最終アドレスレジスタae とが比較される(S4)。
第1比較部15で一致信号f6が生成されると(S5,
YES)、先頭アドレスシジスタaF を書き込みアドレ
スポインタ11にリロードし(S6)、データ受信を終
える(S7)。第1比較部15で一致信号f6が生成さ
れないと(S5,NO)、そのままデータ受信を終える
(S7)。以上のフローS1〜S7を繰り返すことで、
次々にデータが受信される。
【0029】一方、インクリメント信号f2がバッファ
サイズカウンタ21をインクリメントしたあと、エンプ
ティ信号f5がクリアされる(S12)。そして、第3
比較部23において、バッファサイズカウンタ21のイ
ンクリメントされたあとの計数値がバッファサイズレジ
スタ22のバッファサイズと比較される(S13)。受
信バッファ5が満杯状態になると、第3比較部23で一
致信号f4が生成され(S14,YES)、その一致信
号f4が受信管理部2に出力され、受信管理部2でビジ
ー信号f1が生成されて上位装置4に出力される(S1
5)。第3比較部23で一致信号f4が生成されない
と、そのままフローを終える(S16)。インクリメン
ト信号を受けるたびに、フローS11〜S16を繰り返
すことで、受信バッファ5のメモリ領域の空きを管理す
る。
【0030】つぎにデータ読み出し処理の手順を図1及
び図3により説明する。CPU(データ処理部)3から
読み出し信号(デクリメント信号f3)が読み出しアド
レスポインタ12に出力されると同時に、バッファサイ
ズカウンタ21にも出力される(S21)。この読み出
し信号(デクリメント信号f3)に基づいて、読み出し
アドレスポインタ12の読み出しアドレスa2のデータ
をCPU3に転送する(S22)。同時に、読み出しア
ドレスポインタ12の読み出しアドレスa2をデクリメ
ントする(S23)。この読み出しとともに、第2比較
部16によって、読み出しアドレスポインタ12での読
み出しアドレスa2と最終アドレスレジスタae とが比
較される(S24)。第2比較部16で一致信号f7が
生成されると(S25,YES)、先頭アドレスシジス
タaF を読み出しアドレスポインタ12にリロードし
(S26)、データ受信を終える(S27)。第2比較
部16で一致信号f7が生成されないと(S25,N
O)、そのままデータ受信を終える(S27)。以上の
フローS21〜S27を繰り返すことで、次々にデータ
が読みだされる。
【0031】一方、デクリメント信号f3がバッファサ
イズカウンタ21をデクリメントする(S31)。そし
て、第3比較部23において、バッファサイズカウンタ
21のデクリメントされたあとの計数値がバッファサイ
ズレジスタ22のバファサイズと比較される(S3
2)。受信バッファ5が満杯状態から読み出しがされる
と、第3比較部23で一致信号f4が生成され(S3
3,YES)、受信管理部2からのビジー信号f1が解
除されて(S34)、受信バッファ5がもともと満杯で
なければ、第3比較部23で一致信号f4が生成され
ず、そのままフローを終える(S35)。デクリメント
信号を受けるたびに、フローS31〜S35を繰り返す
ことで、受信バッファ5のメモリ領域の空きを管理す
る。
【0032】またバッファサイズカウンタ21のデクリ
メントされたあとの計数値がゼロになっているかどうか
判断する(S36)。ゼロであると(S36,YE
S)、エンプティ信号f5を生成し、CPU3に出力す
る(S37)。ゼロでないと(S36,NO)、フロー
を終える(S38)。
【0033】さらに、上述したリングバッファ制御装置
1が適用された画像印刷装置であってインクジェット式
印刷ヘッドを有するものを図4により説明する。図4に
おいて、9は画像印刷装置本体であり、10はホストコ
ンピュータである。
【0034】画像印刷装置本体9は、前述した受信管理
部2とリングバッファ制御装置1とCPU3を備える。
CPU3に対するシステムバス31には、ROM32
と、RAM33と、操作パネル34と、印刷機構インタ
ーフェース35が接続されている。また、印刷機構イン
ターフェース35には、インクジェット式印刷ヘッド3
8を駆動するための印字ヘッド駆動部36と、記録用紙
を印刷ヘッドに対して主走査方向及び副走査方向に相対
移動させるためのCRモータ39やLFモータ40を駆
動するためのモータ駆動部37が接続されている。
【0035】図5の画像印刷装置と異なり、CPU3は
リングバッファ制御装置1内のゲートアレイ(アドレス
制御回路6とバッファサイズカウンタ7)に対してデク
リメント信号f3を送信して、受信バッファ5から1パ
ス相当のデータd3を読みだす。なお、ホストコンピュ
ータ10と受信管理部2及びリングバッファ制御装置1
におけるデータの授受については図2及び図3で説明し
た通りである。すなわち、CPU3は受信バッファのア
ドレスポインタの管理やバッファサイズの管理という面
倒な作業から解放され、処理が簡単になる。したがっ
て、CPU3が印刷に必要な他の機能に専念することが
できたり、それほど高速でもない安価なCPU3を採用
することを可能にする。
【0036】さらに、インクジェット式印刷ヘッド38
の詳細を説明する。ヘッド38は、それぞれ例えば64
個の噴射ノズル(記録素子)がそれぞれ形成されたシア
ンインク用記録ヘッド38aと、マゼンダインク用記録
ヘッド38bと、イエローインク用記録ヘッド38c
と、ブラックインク用記録ヘッド38dとが、主走査方
向に並設して設けられている。そして、各記録ヘッド3
8a〜38bの64個の噴射ノズル(記録素子)の各々
には、インク噴射のための圧電素子がそれぞれ設けら
れ、64個の圧電素子が駆動されることにより、これら
の複数の噴射ノズル(記録素子)から噴射された4色の
カラーインクにより、記録用紙Pにフルカラーで画像記
録される。
【0037】すなわち、前述したリングバッファ制御装
置1を適用すると、データ処理量が飛躍的に増大するフ
ルカラー印字の画像印刷装置について、CPUの負荷の
制限を気にすることなく、種々のオプション機能を付加
したり、装置全体を安価に製造することが可能になる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明
は、上位装置から受信したデータのリングバッファメモ
リへの書き込み、および同メモリからの読み出しをハー
ドウェアロジックにより実行し、その読み出したデータ
をデータ処理部で処理する構成であるので、データ処理
部は、リングバッファメモリへの書き込みおよび読み出
しのための複雑な制御処理から開放され、他の処理に専
念できるとともに安価のものを使用できるいう効果を奏
する。また、ハードウェアロジックはメモリのデータ格
納領域を循環して使用するリングバッファ方式であるの
で、メモリ領域を一杯に使用して、メモリの使用効率を
高めるという効果を奏する。
【0039】請求項2の発明は、請求項1におけるメモ
リ使用効率を高めるという効果に加えて、バッファサイ
ズを管理して受信状態を制御するように、受信管理部を
制御することによって、メモリの使用効率を高めつつデ
ータ処理部の一層の負荷軽減を可能にするという効果を
奏する。
【0040】請求項3の発明は、請求項1から2の効果
に加えて、メモリ領域にデータが無くなったことをハー
ドウェアロジックが認識して信号を送り、前記データ処
理部のデータ無し対応を可能にするという効果を奏す
る。
【0041】請求項4の発明は、請求項1から3の効果
が、データを印刷する印刷手段を備えるものに対して
と、特に有効であるという効果を奏する。なぜならば、
印刷は大量の印刷データを扱うとともに、安価に仕上げ
ることが求められるからである。
【0042】請求項5の発明は、請求項4の効果が、イ
ンク滴を印刷媒体に向けて噴出するインクジェット式印
刷ヘッドに対して特に有効であるという効果を奏する。
なぜならば、インクジェット式印刷ヘッドは高い解像度
が求められ、印刷データの処理が複雑になるからであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるリングバッファ制御
装置のブロック図である。
【図2】本発明のリングバッファ制御装置によるデータ
受信処理の手順を示すフローチャート図である。
【図3】本発明のリングバッファ制御装置による読み出
し信号処理の手順を示すフローチャート図である。
【図4】本発明のリングバッファ制御装置を用いた画像
印刷装置のブロック図である。
【図5】従来の画像印刷装置のブロック図である。
【符号の説明】
1 リングバッファ制御装置 2 受信管理部 3 CPU(データ処理部) 4 上位装置 5 受信バッファ(リングバッファメモリ) 6 アドレス制御回路 7 バッファサイズ管理回路 11 書き込みアドレスポインタ(書き込みアドレス制
御部) 12 読み出しアドレスポインタ(読み出しアドレス制
御部) 13 先頭アドレスレジスタ 14 最終アドレスレジスタ 15 第1比較部 16 第2比較部 21 バッファサイズカンウタ 22 バッファサイズレジスタ 23 第3比較部 a1 書き込みアドレス a2 読み出しアドレス d1,d2,d3 データの流れ f1 ビジー信号 f2 インクリメント信号 f3 デクリメント信号 f4 一致信号 f5 エンプティ信号

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上位装置から受信したデータのリングバ
    ッファメモリへの書き込み、および同メモリからの読み
    出しをハードウェアロジックにより実行し、その読み出
    したデータをデータ処理部で処理するリングバッファ制
    御装置であって、 前記ハードウェアロジックは、 前記上位装置からデータを受信する受信管理部からのイ
    ンクリメント信号に基づいて前記リングバッファメモリ
    への書き込みアドレスを順次漸増する書き込みアドレス
    制御部と、 前記データ処理部からのデクリメント信号に基づいて前
    記リングバッファメモリからの読み出しアドレスを漸減
    する読み出しアドレス制御部と、 前記リングバッファメモリの先頭アドレスを格納する先
    頭アドレスレジスタと、 前記リングバッファメモリの最終アドレスを格納する最
    終アドレスレジスタと、 前記書き込みアドレスと前記最終アドレスを比較する第
    1の比較部と、 前記読み出しアドレスと前記最終アドレスを比較する第
    2の比較部とを備え、 前記第1の比較部において、前記書き込みアドレスと前
    記最終アドレスが一致したとき、前記先頭アドレスレジ
    スタの先頭アドレスを前記書き込みアドレス制御部にリ
    ロードし、 前記第2の比較部において、前記読み出しアドレスと前
    記先頭アドレスが一致したとき、前記先頭アドレスレジ
    スタの先頭アドレスを前記読み出しアドレス制御部にリ
    ロードすることを特徴とするリングバッファ制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記ハードウェアロ
    ジックは、さらに、 前記リングバッファメモリのバッファサイズを格納する
    バッファサイズレジスタと、 前記インクリメント信号およびデクリメント信号を受け
    て前記リングバッファメモリの格納領域のサイズを計数
    するバッファサイズカウンタと、 前記バッファサイズレジスタのバッファサイズと前記バ
    ッファサイズカウンタの計数値を比較する第3の比較部
    とを備え、 前記書き込みアドレスの漸増にともない、前記バッファ
    サイズカウンタの計数値が前記バッファサイズレジスタ
    のバッファサイズと一致したとき、前記第3の比較部
    は、前記受信管理部から前記上位装置にビジー信号を出
    力させるために前記受信管理部に一致信号を出力するこ
    とを特徴とするリングバッファ制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記バッファサイズ
    カンウタが、前記リングバッファメモリでの格納データ
    がないことを示したとき、前記データ処理部にデータ無
    し信号を出力することを特徴とするリングバッファ制御
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかのリングバッ
    ファ制御装置を備え、前記データ処理部は、データを印
    刷する印刷手段を備えることを特徴とする画像印刷装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記印刷手段は、イ
    ンク滴を印刷媒体に向けて噴出するインクジェット式印
    刷ヘッドであることを特徴とする画像印刷装置。
JP8149969A 1996-05-20 1996-05-20 リングバッファ制御装置および同装置を用いる画像印刷装置 Pending JPH09305376A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009301405A (ja) * 2008-06-16 2009-12-24 Hitachi Ltd データ処理方法、データ処理プログラムおよびデータ処理装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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