JPH09305276A - 計算機システム - Google Patents

計算機システム

Info

Publication number
JPH09305276A
JPH09305276A JP11982496A JP11982496A JPH09305276A JP H09305276 A JPH09305276 A JP H09305276A JP 11982496 A JP11982496 A JP 11982496A JP 11982496 A JP11982496 A JP 11982496A JP H09305276 A JPH09305276 A JP H09305276A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
midi
computer
control device
control
computer system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11982496A
Other languages
English (en)
Inventor
Seita Otsuji
清太 大辻
Yuichi Fujino
雄一 藤野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP11982496A priority Critical patent/JPH09305276A/ja
Publication of JPH09305276A publication Critical patent/JPH09305276A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 様々な制御入力装置を単一のインタフェース
で扱えるようにすると共に、増設や変更を容易にするこ
とができる計算機システムを提供する。 【解決手段】 電子楽器の統一通信規格であり、かつ一
般のパーソナルコンピュータ等で入手容易なMIDIイ
ンタフェース2を、計算機1の指示制御入力用の単一の
通信インタフェースとして用いる。市販のMIDIダイ
ヤル3aや、MIDIスライダー3b、MIDIペダル
3c等のMIDI制御機器類を適宜組み合わせ、それら
が発生するMIDI信号をMIDI混合器4にて統合し
て、MIDIインタフェース2を介して計算機1に入力
する。計算機1は単一のMIDIインタフェースのドラ
イバソフトウェアを持ち、各種MIDI制御機器からの
MIDI信号を識別して入力処理を行うことで、各種M
IDI制御機器からの指示制御を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、計算機に対し様
々な指示制御を同時に人手で行なう計算機システムに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に計算機に人手で指示制御する場合
は、計算機専用のキーボードやマウス、トラックボー
ル、タブレット、ジョイスティックなどのコントローラ
により行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の計算機のイ
ンタフェースでは、機能が限られ、かつ簡単に増設や変
更が出来ないという問題がある。
【0004】キーボード、マウス、トラックボール、タ
ブレット、ジョイスティックなどは、一般にはそれぞれ
の装置に対応した別々のドライバが必要である。また上
記以外の制御入力装置を用いようとした場合は、専用の
インタフェースボードなどの装置と、それを動作させる
ソフトウェアが必要である。
【0005】これらの制御入力装置では、従来、原則と
して計算機一台にキーボード、マウスなど各種制御入力
装置が一つづつ接続されており、複数の様々な制御入力
装置を同時に使用して制御を行なうことは困難である。
例えば、複数のトラックボールを計算機で用いることは
一般には出来ない。その構成の変更にはドライバの組み
替えなどが必要となる。
【0006】また、これらの制御入力装置では、信号の
方向が制御入力装置から計算機への上り方向のみであ
り、一般に、計算機から制御入力装置への下り方向はな
い。
【0007】本発明は、上記の問題を解決するためのも
のであって、その目的は、様々な形態を持つ制御入力装
置を単一のインタフェースで扱えるようにするととも
に、増設や変更を容易にすることができる計算機システ
ムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、電子楽器の統一通信規格であり、かつ一
般のパーソナルコンピュータ等でインタフェースの入手
が容易なMIDI(Musical Instrume
nt Digital Interface)を、電子
楽器からの入力および電子楽器への演奏目的ではなく、
一般の通信インタフェースに用い、市販されているMI
DIに対応した制御機器類を適宜組み合わせて接続する
ことで、フットペダルやダイヤルやホイールなどを計算
機の制御入力として使用可能にする。これらの制御機器
類は従来の制御入力装置と異なり、さまざまな形態をも
っていても、MIDIという単一のインタフェースで扱
い可能とする。
【0009】すなわち、本発明の第一の発明の計算機シ
ステムは、計算機と制御機器を接続するに当たり、それ
ぞれにMIDIインタフェース手段を設置すると共に、
複数の前記制御機器からのMIDI信号を合成して前記
計算機に入力するマージ手段を設ける、ことを特徴とす
る。
【0010】また、本発明の第二の発明は、電子楽器に
おける通信規格であるMIDIを用いて計算機の制御を
行う計算機システムであって、一台または複数台のMI
DIに対応した制御機器と計算機とを接続し、前記計算
機内で異なる制御を行う信号を出力する制御機器は、予
め割り当てられた異なるMIDIチャンネル、ステータ
ス、およびコントロールナンバーを用いてMIDI情報
を送信するものとし、前記計算機は、MIDIを取り扱
うソフトウエアを有して、単独もしくは並列に操作され
て前記制御機器から送信された前記MIDI情報を受信
し、前記異なるMIDIチャネル、ステータス、および
コントロールナンバーにより該制御機器毎に区別して入
力処理することによって、該制御機器により制御される
ものとする、ことを特徴とする。
【0011】また、本発明の第三の発明は、上記の第二
の発明の計算機システムにおいて、計算機が一台または
複数台あり、該一台または複数の計算機と一つまたは複
数の制御機器からのMIDI信号をマージ手段で統合
し、該統合した信号を下り信号として分配手段を用いて
前記計算機と制御機器に分配するように通信経路を構成
する、ことを特徴とする。
【0012】また、本発明の第四の発明は、上記の第二
の発明の計算機システムにおいて、計算機が一台あり、
一つまたは複数の制御機器からのMIDI信号をマージ
手段で統合し、該統合した信号を該計算機のMIDIイ
ンタフェース手段に入力し、該計算機からの下り信号を
MIDIインタフェース手段から分配手段を介して前記
制御機器に分配するように通信経路を構成する、ことを
特徴とする。
【0013】また、本発明の第五の発明は、上記の第二
の発明の計算機システムにおいて、一本のMIDIケー
ブルで扱うことができる最大16チャンネルの独立した
情報を1グループと定義し、複数の該グループが扱える
MIDIインタフェース手段を計算機に接続して通信経
路を構成する、ことを特徴とする。
【0014】また、本発明の第六の発明は、上記の第五
の発明の計算機システムにおいて、各制御機器を異なる
グループに割り当てて、それぞれ独立に入出力するよう
に通信経路を構成する、ことを特徴とする。
【0015】また、本発明の第七の発明は、上記の第五
の発明の計算機システムにおいて、各グループにおい
て、それぞれ計算機が一台または複数台あり、該一台ま
たは複数の計算機と一つまたは複数の制御機器からのM
IDI信号をマージ手段で統合し、該統合した信号を下
り信号として分配手段を用いて前記計算機と制御機器に
分配するように通信経路を構成する、ことを特徴とす
る。
【0016】さらに、本発明の第八の発明は、上記の第
三から第七の発明の計算機システムにおいて、制御機器
からの入力に用いた通信経路の下り経路を用いて、該制
御機器からの入力処理と同時に、計算機から該制御機器
へまたは通信経路に接続された他の計算機へ、MIDI
情報を送信する、ことを特徴とする。
【0017】本発明は、最適な制御入力装置を簡単に着
脱可能な形で計算機に接続可能とし、かつ柔軟性を持た
せる事を可能とし、計算機制御の自由度を広げる。具体
的には下記のように作用する。
【0018】(1)多様性 様々なMIDI制御機器を計算機の制御入力用として接
続可能とする。また、発生するMIDIメッセージが同
じであれば、計算機側の設定変更無しにそのまま差し替
えて使用可能にする。
【0019】(2)並列動作 一本のケーブルで最大16チャンネルの独立した制御機
器入力を取り扱い可能にする。同一チャンネル内でも、
ステイタスやコントロールナンバーにより複数の制御機
器を並列使用可能とする。さらに、16chを1グルー
プと定義すると、一台の計算機から最大8グループ同時
接続可能なインタフェースが形成され、最大128ch
まで同時並列制御を可能にする。
【0020】(3)高速応答性 MIDIの制御機器は本来楽器用なので、演奏に支障が
出ない程度の実時間性を有しており、一般の人間による
実時間入力システムとして十分な応答速度を提供する。
【0021】(4)柔軟性 MIDI相互の接続は一般性があるので、制御機器の接
続位置を入れ替えたり、別の制御機器との差し替え、増
設を容易にする。
【0022】(5)双方向性 マウスなどは情報入力のみの制御入力装置であるが、M
IDIは双方向性をもつので、下りの通信経路を接続す
れば、情報入力を行うMIDI制御機器に対して制御を
かける事を可能にする。
【0023】(6)多重化 MIDIでは、エクスクルーシブという書式を使って任
意のデータを送受する事が出来るので、既設の制御入力
ラインであるMIDIケーブルを、その入力ラインに接
続された他の計算機への情報伝達にも用いることを可能
にする。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態例につ
いて図面を参照して説明する。
【0025】〔実施形態例1〕図1に本発明の第一の実
施形態例のシステム構成を示す。本実施形態例は、画像
表示において、複数のパラメータを手や足で同時制御す
る場合の実施形態例である。
【0026】計算機1は、MIDIに対応しているワー
クステーションまたはパーソナルコンピュータ(パソコ
ン)等の制御対象であり、表示装置12を備えて画像表
示を行なう。
【0027】MIDIインタフェース2は、一般に計算
機1のハードウエアとシリアルケーブル21およびシリ
アルポート経由等で接続され、計算機1はこのMIDI
インタフェースのドライバソフトウェア11を持つ。M
IDIインタフェース2は、DOS/V機の場合、サウ
ンドブラスターなどのボードの場合もある。
【0028】各種MIDI制御機器は、MIDIダイヤ
ル3aやMIDIスライダー3bやMIDIペダル3c
などであり、これらは様々な形態の入力を元にMIDI
信号を発生する(なお、図例のMIDIペダル3cは複
数のペダル31cとMIDIペダルコントローラー32
cで構成されている)。
【0029】MIDI混合器(マージボックス)4は、
複数のMIDI信号入力を混合してMIDIインタフェ
ース2を介して計算機1に入力するマージ手段である。
接続するMIDI機器が複数の場合に用いる。
【0030】各種MIDI制御機器とMIDI混合器4
との接続、およびMIDI混合器4とMIDIインタフ
ェース2との接続には、それぞれMIDIケーブル22
が用いられる。
【0031】操作の流れは以下のとおりである。
【0032】(1)操作者は、計算機1の画像表示を制
御する為、MIDI制御機器を単体もしくは複数同時に
操作する。
【0033】(2)この操作状態は各MIDI制御機器
でMIDI信号に変換され、MIDIOUTから出力、
MIDI混合器4にて他のMIDI制御機器のMIDI
信号と混合され、MIDIインタフェース2へ送られ
る。
【0034】(3)計算機1はMIDIインタフェース
2からMIDI情報を受け取り、それに応じて変数や状
態を変更し、画像表示に反映させる。
【0035】一般に計算機1にペダルなどを使う場合
は、ゲームコントローラを用いる方法があるが、これは
ペダルやホイールの数が小数に限られ、またコントロー
ラ相互の互換性がない。これに対し、本発明のMIDI
による制御を使うと、MIDIにはペダルやスライダー
に相当する制御コードと、それを出力するペダルやスラ
イダーがすでに存在するので、一般に広く販売、使用さ
れている既存の様々なMIDIペダル3c、MIDIス
ライダー3b、MIDIダイヤル3aなどを任意に接続
して使用できる。また同じメッセージを出すスライダー
とペダルがあれば、計算機1を用いた画像表示システム
を何等変更すること無く、スライダーとペダルを取り替
えることが出来る。
【0036】以下に、本発明の手法と従来の手法とを比
較する。図2は本発明の手法を、図3は従来の手法を説
明する図である。図2において、1は計算機、11はM
IDIインタフェースのドライバソフトウエア、12は
表示装置、2はMIDIインタフェース(ハードウエ
ア)、3a,3b,3cはMIDIダイヤル、MIDI
スライダー、MIDIペダル等の各種MIDI制御機
器、4はMIDI混合器、7はMIDIシーケンサーで
ある。また、図3において、1は計算機、11a,11
b,11cは各種インタフェースのドライバソフトウエ
ア、12は表示装置、2a,2b,2cは各種インタフ
ェースハードウエア、3a′,3b′,3c′はダイヤ
ル、スライダー、ペダル等の各種制御入力装置である。
【0037】従来の手法では、計算機1にアナログの制
御機器あるいは制御入力装置(コントローラー)を接続
する場合、図3に示すように一般には専用のインタフェ
ースハードウェア2a,2b,2cとドライバソフトウ
ェア11a,11b,11cが必要であった。また、各
制御入力装置(コントローラー)3a′,3b′,3
c′相互の差し替えなどは不可能であった。
【0038】これに対して、本発明による電子楽器のM
IDIを用いる手法によれば、単一のMIDIインタフ
ェース2、ドライバソフトウェア11だけで、様々なM
IDI制御機器(コントローラー)3a,3b,3cを
接続し、それを任意に差し替えることが可能である。ま
た、演奏情報を記録するシーケンサー7をこの制御ライ
ン、例えば図2でMIDIインタフェース2とMIDI
混合器4の間に挿入すると、計算機1側に特別な機能を
追加すること無く、流れた制御情報を時間変化を伴って
保存することが出来、それを任意に再現することが可能
である。
【0039】〔実施形態例2〕図4は本発明の第二の実
施形態例を説明する図であって、1は制御しようとする
計算機、2は計算機1に接続されたMIDIインタフェ
ース、3は制御に用いるMIDI制御機器であって、上
側がMIDI OUT(MIDI信号出力コネクタ)、
下側がMIDI IN(MIDI信号入力コネクタ)を
示す。4は複数のMIDI情報を混合するマージ手段で
あるMIDIマージボックス、5はMIDI情報を複数
MIDIケーブルに分配する分配手段であるMIDIパ
ラボックスである。なお矢印付きの線は、MIDI信号
を伝達するMIDIケーブルを示している。
【0040】これを動作させるには、異なった機能に割
り当てたいMIDI制御機器3について、それぞれの入
出力に異なるMIDIチャンネル、ステータス、および
コントロールナンバーを割り当てておく。
【0041】このような構造になっているので、MID
I制御機器3からの制御入力は計算機1に入力され、計
算機1のソフトウエアは異なるMIDIチャンネル、ス
テータス、およびコントロールナンバーにより、どのM
IDI制御機器3からの入力かを判断して入力処理を行
うことが出来る。またMIDI制御機器3と計算機1は
同等に扱われるので、各計算機1と各MIDI制御機器
3がそれぞれ入出力する信号、ある特定のチャンネル、
ステータス、およびコントロールナンバーに設定するこ
とにより、各MIDI制御機器3自体が自分の役目を、
そのMIDI制御機器3が動作中に変更することが出来
る。
【0042】この結果から明らかなように、従来の技術
に比べて、計算機1への制御入力において複数の制御装
置を並列に入力することができ、かつ各MIDI制御機
器3の役割を適宜変更することも可能であり、従来の技
術に比べて制御機器の多様性、多数並列動作性、機能変
更の柔軟性において改善を図ることが可能となる。
【0043】〔実施形態例3〕図5は本発明の第三の実
施形態例を説明する図であって、1は計算機、2は計算
機に接続されたMIDIインタフェース、3はMIDI
制御機器、4はMIDIマージボックス、5はMIDI
パラボックスである。
【0044】これを動作させるには、異なった機能に割
り当てたいMIDI制御機器3について、それぞれの入
出力に異なるMIDIチャンネル、ステータス、および
コントロールナンバーを割り当てておく。
【0045】このような構造になっているので、MID
I機器からの制御入力は計算機1に入力され、計算機1
のソフトウエアは異なるMIDIチャンネル、ステータ
ス、およびコントロールナンバーにより、どのMIDI
制御機器3からの入力かを判断して入力処理を行うこと
が出来る。また計算機1はMIDI制御機器3を統括す
る役割となるので、計算機1は受け取った情報に自分の
出力情報を加えて単に出力すれば、あたかも第二の実施
形態例のように動作することが出来、かつ計算機1は必
要があればシステム動作中に各MIDI制御機器が出力
した特定の情報のMIDIチャンネル、ステータス、お
よびコントロールナンバーを動的に改変したり、追加削
除して出力することが出来る。
【0046】この結果から明らかなように、第二の実施
形態例に述べた改善の他に、計算機により制御情報の動
的な編集が可能となる。よってあるMIDI制御装置か
ら問題がある入力情報が発生しても、それを分配する前
に計算機の部分で止めたり、あるいはある入力を受けた
場合、別の複数のMIDI制御機器へ設定変更などの情
報を送ることが出来ることにおいて改善を図ることが可
能となる。
【0047】〔実施形態例4〕図6は本発明の第四の実
施形態例を説明する図であって、1は計算機、2は計算
機に接続されたMIDIインタフェースであって、その
中で〔1〕,〔2〕…とあるのは、各16チャンネルを
扱えるグループ別のMIDI IN(MIDI信号入力
コネクタ)、MIDI OUT(MIDI信号出力コネ
クタ)、3はMIDI制御機器である。
【0048】このような構造になっているので、MID
I機器3からの制御入力はグループ別に計算機1に入力
され、計算機1のソフトウエアは異なるグループで各M
IDI制御機器3を認識する。よって各MIDI制御機
器3は原則独立に計算機1と通信を行なう。計算機1は
これらMIDI制御機器3を統括する役割となるので、
計算機1は受け取った情報に自分の出力情報を加えて単
に出力すれば、各グループ内ではあたかも第二の実施形
態例のように動作することが出来る。一方、計算機1は
必要があればシステム動作中に各MIDI制御機器3が
出力した特定の情報のMIDIチャンネル、ステータ
ス、およびコントロールナンバーを動的に改変したり、
追加削除して出力することが出来る。また、これは異な
るグループ間、つまり異なったMIDI制御機器3間に
おいて相互に行なうことが可能である。
【0049】この結果から明らかなように、本実施形態
例は、第二、第三の実施形態例に述べた改善の他に、各
MIDI機器のチャンネル設定を他の機器への影響を考
えること無く自由に設定できる。また、あるグループ内
で制御上問題のあるようなMIDIメッセージが流れて
も、計算機の側で他のチャンネルと切り離すことが出
来、その影響を各グループにとどめることが出来るとい
う改善を図ることが可能となる。
【0050】〔実施形態例5〕図7、図8は本発明の第
五の実施形態例を説明する図であって、図8は図7のボ
ックス6の詳細なブロック構成を示す図である。図7、
図8において、1は計算機、2は計算機に接続されたM
IDIインタフェースであって、その中で〔1〕,
〔2〕…とあるのは、各16チャンネルを扱えるグルー
プ別のMIDI IN(MIDI信号入力コネクタ)、
MIDI OUT(MIDI信号出力コネクタ)、3は
MIDI制御機器、4はMIDIマージボックス、5は
MIDIパラボックスである。
【0051】これを動作させるには、各グループ内で異
なった機能に割り当てたいMIDI制御機器3について
は、それぞれの入出力に異なるMIDIチャンネル、ス
テータス、およびコントロールナンバーを割り当ててお
く。
【0052】このような構造になっているから、それぞ
れのグループに接続されたMIDI機器3からの制御入
力はグループ別に計算機1に入力され、計算機1のソフ
トウエアは、グループと、チャンネル、ステータス、お
よびコントロールナンバーで各MIDI制御機器3を認
識する。よって各々のMIDI制御機器3はグループ内
においては第三の実施形態例のように相互に情報通信可
能で、グループ間は第四の実施形態例と同様に、計算機
1が別のグループ相互の通信接続処理を行なえば可能で
ある。また、計算機1はMIDI制御機器3を統括する
役割となるので、計算機1は受け取った情報に自分の出
力情報を加えて単に出力すれば、あたかも第二の実施形
態例のように動作することが出来、かつ計算機1は必要
があればシステム動作中に各MIDI制御機器3が出力
した特定の情報のMIDIチャンネル、ステータス、お
よびコントロールナンバーを動的に改変したり、追加削
除して出力することが出来る。
【0053】この結果から明らかなように、本実施形態
例は、第二、第三の実施形態例に述べた改善の他に、各
グループ毎に16チャンネル×グループ数の単独なチャ
ンネルを扱うことが出来、さらに多種独立の入力を同時
に行なうことが出来るという改善を図ることが可能とな
る。
【0054】なお、以上の実施形態例の説明において、
次のような変更も考えられる。
【0055】下りのデータ分配において、上記の説明で
はMIDIパラボックスを用いたが、代わりにMIDI
スルーによる鎖状接続を用いてもかまわない。
【0056】上記の例ではMIDI情報の改変、編集を
計算機が行なったが、これはその機能を持つMIDI制
御機器が行なってもかまわない。
【0057】以上の実施形態例において、計算機やMI
DI制御機器、複数グループのMIDIを扱えるMID
Iインタフェースのグループ数は図に記載されている数
に限定されるものではない。また各図における計算機
は、複数の計算機から構成されていても良い。同様にM
IDI制御機器も図6に比較した時の図7、図8のよう
に、複数を組み合わせて一つを構成していてもかまわな
い。
【0058】MIDIでは、エクスクルーシブという書
式を使って任意のデータを送受する事が出来る。そこ
で、既設の制御入力ラインであるMIDIケーブルを、
その入力ラインに接続された他の計算機への情報伝達に
用いることも可能である。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
MIDIを計算機への指示制御入力に用いるようにした
ので、計算機への制御入力システム構築において、同時
使用可能な多種多様な制御機器を、そのシステム構成を
柔軟に改変可能な形で、簡単に用意することが出来ると
いう利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態例を示す装置のブロッ
ク図である。
【図2】本発明の手法を説明する図である。
【図3】本発明との比較のために従来の手法を説明する
図である。
【図4】本発明の第二の実施形態例を示す装置のブロッ
ク図である。
【図5】本発明の第三の実施形態例を示す装置のブロッ
ク図である。
【図6】本発明の第四の実施形態例を示す装置のブロッ
ク図である。
【図7】本発明の第五の実施形態例を示す装置のブロッ
ク図である。
【図8】図7において「ブロック6」と書かれた部分の
内部のブロック図である。
【符号の説明】
1…計算機 11…ドライバソフトウェア 12…表示装置 2…MIDIインタフェース 3…MIDI制御機器 4…MIDIマージボックス 5…MIDIパラボックス 7…MIDIシーケンサー

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計算機と制御機器を接続するに当たり、
    それぞれにMIDIインタフェース手段を設置すると共
    に、 複数の前記制御機器からのMIDI信号を合成して前記
    計算機に入力するマージ手段を設ける、 ことを特徴とする計算機システム。
  2. 【請求項2】 電子楽器における通信規格であるMID
    Iを用いて計算機の制御を行う計算機システムであっ
    て、 一台または複数台のMIDIに対応した制御機器と計算
    機とを接続し、 前記計算機内で異なる制御を行う信号を出力する制御機
    器は、予め割り当てられた異なるMIDIチャンネル、
    ステータス、およびコントロールナンバーを用いてMI
    DI情報を送信するものとし、 前記計算機は、MIDIを取り扱うソフトウエアを有し
    て、単独もしくは並列に操作されて前記制御機器から送
    信された前記MIDI情報を受信し、前記異なるMID
    Iチャネル、ステータス、およびコントロールナンバー
    により該制御機器毎に区別して入力処理することによっ
    て、該制御機器により制御されるものとする、 ことを特徴とする計算機システム。
  3. 【請求項3】 前記請求項2に記載の計算機システムに
    おいて、 計算機が一台または複数台あり、 該一台または複数の計算機と一つまたは複数の制御機器
    からのMIDI信号をマージ手段で統合し、該統合した
    信号を下り信号として分配手段を用いて前記計算機と制
    御機器に分配するように通信経路を構成する、 ことを特徴とする計算機システム。
  4. 【請求項4】 前記請求項2に記載の計算機システムに
    おいて、 計算機が一台あり、一つまたは複数の制御機器からのM
    IDI信号をマージ手段で統合し、該統合した信号を該
    計算機のMIDIインタフェース手段に入力し、該計算
    機からの下り信号をMIDIインタフェース手段から分
    配手段を介して前記制御機器に分配するように通信経路
    を構成する、 ことを特徴とする計算機システム。
  5. 【請求項5】 前記請求項2に記載の計算機システムに
    おいて、 一本のMIDIケーブルで扱うことができる最大16チ
    ャンネルの独立した情報を1グループと定義し、複数の
    該グループが扱えるMIDIインタフェース手段を計算
    機に接続して通信経路を構成する、 ことを特徴とする計算機システム。
  6. 【請求項6】 前記請求項5に記載の計算機システムに
    おいて、 各制御機器を異なるグループに割り当てて、それぞれ独
    立に入出力するように通信経路を構成する、 ことを特徴とする計算機システム。
  7. 【請求項7】 前記請求項5に記載の計算機システムに
    おいて、 各グループにおいて、それぞれ計算機が一台または複数
    台あり、該一台または複数の計算機と一つまたは複数の
    制御機器からのMIDI信号をマージ手段で統合し、該
    統合した信号を下り信号として分配手段を用いて前記計
    算機と制御機器に分配するように通信経路を構成する、 ことを特徴とする計算機システム。
  8. 【請求項8】 前記請求項3から請求項7までに記載の
    計算機システムにおいて、 制御機器からの入力に用いた通信経路の下り経路を用い
    て、該制御機器からの入力処理と同時に、計算機から該
    制御機器へまたは通信経路に接続された他の計算機へ、
    MIDI情報を送信する、 ことを特徴とする計算機システム。
JP11982496A 1996-05-15 1996-05-15 計算機システム Pending JPH09305276A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11982496A JPH09305276A (ja) 1996-05-15 1996-05-15 計算機システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11982496A JPH09305276A (ja) 1996-05-15 1996-05-15 計算機システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09305276A true JPH09305276A (ja) 1997-11-28

Family

ID=14771170

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11982496A Pending JPH09305276A (ja) 1996-05-15 1996-05-15 計算機システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09305276A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003046913A1 (en) * 2001-10-09 2003-06-05 Thurdis Developments Limited Multi-media apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003046913A1 (en) * 2001-10-09 2003-06-05 Thurdis Developments Limited Multi-media apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2516317B2 (ja) デ―タ処理システムとディジタル信号プロセッサへのロ―ディング方法
US4694343A (en) Digital effects device integrally combined within a video switcher
WO1995021667A1 (en) Electronic game system with a plurality of wireless controllers
JPS62253274A (ja) ビデオスイツチヤのためのデジタルエフエクトル−プ
JP2005269492A (ja) ミキシング装置
JP2001229119A (ja) 複数コンピュータによるデバイス選択hubbox
US6389033B1 (en) System and method for performing signal acceleration on an AC link bus
JPH09305276A (ja) 計算機システム
JP4765494B2 (ja) 音響信号処理装置
JP4609234B2 (ja) デジタルミキサ
EP0499729B1 (en) Sound imaging apparatus for a video game system
CN101212264B (zh) 音频信号处理系统
JP4530022B2 (ja) ミキシング装置
US20220256290A1 (en) Sound processing method, sound device, and sound processing system
CN109961795A (zh) 混合器以及混合器的控制方法
EP0953226A2 (en) Digital signal mixing architecture
US20170228334A1 (en) Coupling device and method for dynamically allocating usb endpoints of a usb interface, and exchange trading system terminal with coupling device
KR100521366B1 (ko) 오디오데이터를 제어장치 및 이를 제어하는 방법
US10063333B2 (en) Control device that mixes audio signals and recording medium storing a program that mixes audio signals
JP2768052B2 (ja) グループ作業システム及びグループ作業個人作業同時実行システム
JP4161962B2 (ja) 音響信号処理システム及びプログラム
JPH08212151A (ja) 情報処理機器
WO1999037032A1 (en) Digital signal mixing architecture
JPH03253130A (ja) クロック分配装置
JP4071539B2 (ja) 音声信号切換え装置