JPH09304576A - 燃料集合体装荷確認装置 - Google Patents

燃料集合体装荷確認装置

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JPH09304576A
JPH09304576A JP8123055A JP12305596A JPH09304576A JP H09304576 A JPH09304576 A JP H09304576A JP 8123055 A JP8123055 A JP 8123055A JP 12305596 A JP12305596 A JP 12305596A JP H09304576 A JPH09304576 A JP H09304576A
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fuel assembly
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JP8123055A
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English (en)
Inventor
Shigetada Tanabe
重忠 田▲邉▼
Hisashi Shiragami
久之 白神
Shinichi Okuda
慎一 奥田
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Hitachi Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】原子力発電所、及び燃料貯蔵設備内の原子力発
電用燃料集合体の装荷状況を効率良く確実に実施するた
めに、複数の燃料集合体撮影画像を演算処理装置を使用
して分析し、燃料の装荷位置・方向・燃料の外観が正常
な状態で配置されていることを確認する装置を提供す
る。 【解決手段】撮影装置1,投光器2,投光器角度調整装
置3を移動装置4に設置する、移動装置4は、制御装置
5により制御されるが、撮影装置1の撮影高さは、撮影
装置1の解像度に応じて、認識可能な燃料集合体の数が
撮影可能な高さに制御すると同時に、撮影での移動座標
は、撮影燃料がだぶらないように移動制御する。移動装
置4に取り付けた装置、及び送受信信号5は、伝送ケー
ブル6,7,9により燃料装荷確認分析装置8につなが
れ、燃料集合体の撮影信号・移動装置の動作信号・投光
器の投光角度制御信号を送受信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は燃料集合体装荷確認
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】原子炉の炉心内には、燃料棒を束ねた燃
料集合体を多数装荷し炉心を構成している。
【0003】また、原子炉に装荷前後の燃料は燃料貯蔵
プール、及び発電所以外の専用の貯蔵施設に保管されて
いる。
【0004】燃料集合体の炉心内への配置は、原子炉運
転前に予め定められた燃料配置計画に基づき、運転前の
定期検査中に燃料取替により実施される。
【0005】この燃料配置が、予め定められた配置計画
と一致していることの確認を実施している。
【0006】また、燃料貯蔵設備内に装荷される燃料集
合体は、先程の燃料取替を効率的に実施するため、ある
いは燃料貯蔵を計画的に実施するように燃料配置を決定
しており、ここでの配置に誤りがあると、後に実施する
作業の効率を低下させることになる。
【0007】本確認は、現状燃料取替機の機上に確認者
が乗り、双眼鏡による燃料番号読み取り、及び燃料方向
の確認・燃料取替機のホイスト先端に取り付けた水中ビ
デオカメラによる燃料装荷状態撮影の作業により得られ
た結果を原子炉、あるいは燃料貯蔵設備の径方向を書い
た記録用紙に人間が記入することにより実施している。
【0008】また本発明での燃料集合体の装荷方向確認
の先行技術は、特開昭58−155391号公報燃料集合体の装
荷状態検査方法がある。これは、原子炉の上部から撮影
した画像を使用して、燃料集合体に被せる、チャンネル
ボックスに取り付けられているチャンネルファスナが、
ステンレス製の機械加工品であり撮影画像内では、輝度
が比較的に高いため、正しく装荷された場合の前例の画
像との輝度の比較により燃料装荷方向を確認する技術で
ある。実際の原子炉内の燃料は、新しく装荷された燃料
以外は数年間原子炉内に滞在しているためクラッド等が
付着しており、輝度の比較のみでは燃料の方向を判定し
にくい。しかも燃料の装荷方向を検査対象とする原子炉
でしか判定できない上に、燃料貯蔵設備においては装荷
方向の自由度が高く本技術を適用するのは不可能であ
る。
【0009】複数の燃料集合体の装荷確認を同時に実施
する先行技術は、特開平4−323599号燃料集合体炉内配
置の高速検査方法,特開平5−27079号炉内燃料配置の復
列監査装置がある。特開平4−323599 号は、一台あるい
は複数のテレビカメラによる画像撮影により、炉心内の
複数の燃料集合体の燃料番号を文字認識により読み取る
装置であるが、燃料の装荷方向、外観での確認を行う技
術とはなっていない。また特開平5−27079号公報は、一
体化した複数のテレビカメラと、光がまんべんなくあた
るようにした照明装置を使用して原子炉等に配置された
燃料集合体を複列撮影する技術である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、人の
目に頼っていた燃料装荷確認作業を機械化し確実に高効
率な燃料装荷確認ができる装置を提供することにある。
【0011】本発明の他の目的は、複数の燃料(4体,
16体・・・)単位で燃料装荷確認画像を撮影すること
により、撮影の回数の低減、及び撮影装置の寿命を向上
させる装置を提供することにある。
【0012】なお、一回の撮影で確認可能な燃料集合体
の体数は、撮影装置の解像度により決まる。
【0013】本発明の他の目的は、燃料の装荷状況(原
子炉内,燃料貯蔵設備内等)によらず、撮影した燃料集
合体画像より燃料に刻印されている燃料番号,燃料の方
向,撮影方向から見た燃料の外観を一度に、あるいは指
定項目別に確認する装置を提供することにある。
【0014】本装置の他の目的は、燃料装荷状態撮影装
置と、分析装置を接続し撮影時の照明状態を自動的に最
適にするとともに、装置が提供する画面に撮影状態,分
析結果を同一画面上に表示し、確認作業が正常に実施さ
れているかを撮影毎に確認し、作業のやり直しを最小限
とする装置を提供することにある。
【0015】本発明の他の目的は、機械的に認識した燃
料番号,装荷方向、及び外観を、燃料装荷の元となるデ
ータと直接比較し、機械的に認識できない場合のみ作業
者が目で確認することにより、確認効率及び信頼性を高
める装置を提供することにある。
【0016】本発明の他の目的は、燃料装荷撮影データ
を数値データとして収集し画像の鮮明度の調整等の画像
処理を可能とする装置を提供することにある。
【0017】本発明の他の目的は、燃料装荷確認結果を
一画面に表示し装荷状態に不整合がある場合には、不整
合項目の表示、及び不整合の生じた燃料集合体位置の色
別表示を実施し、燃料装荷確認状況を一目で確認できる
装置を提供することにある。本発明の他の目的は、燃料
装荷確認結果,撮影画像を指定された燃料体数分画面に
集中表示することにより、より詳細な燃料装荷状況を確
認できる装置を提供することにある。
【0018】本発明の他の目的は、数値データ化した燃
料配置撮影データとともに、確認状況等の確認データ等
を合わせて記憶し、確認作業の再現を可能とする装置を
提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のために、
燃料集合体の上を正確に移動できる移動装置(燃料取替
機等)のホイスト先端部に、燃料装荷状態撮影のための
撮影装置、及び角度調整機能を有した投光器を設置し、
本撮影装置の画像信号と移動装置制御機の動作信号を燃
料装荷確認分析装置に接続する。
【0020】また、撮影画像が最適となるように撮影装
置からの画像信号コントラストを燃料装荷分析装置が分
析し、最適な画像を得られるように投光器の照明角度を
自動調整するための信号を燃料装荷確認分析装置から撮
影装置に伝達する。
【0021】画像撮影装置を設置した移動装置側制御装
置には、前もって燃料装荷確認分析装置が自動的に作成
した、あるいは本装置以外で作成した移動装置制御用デ
ータを登録しておく。
【0022】移動装置を燃料集合体画像撮影の各座標に
動作させ目標座標に着座した時点で画像撮影装置により
燃料集合体画像撮影を実施する。
【0023】燃料装荷確認分析装置は、撮影装置から取
り込んだ複数燃料が撮影された画像信号と、移動装置側
制御装置からの動作信号を使用して、画像信号を各燃料
集合体別の画像信号に分解し記録装置に登録後に、分解
後の画像信号をフィルタ装置にかけて輪郭の強調・コン
トラストの調整・画像の2値化等の簡略化処理により、
燃料装荷確認分析装置側の中央演算処理装置が、画像デ
ータを使用して文字認識,外観認識をしやすい信号形状
に変換する。
【0024】燃料装荷確認分析装置は、処理信号と装置
に予め登録された各燃料集合体の正しい燃料方向を使用
して画像処理信号に記載されている燃料番号の刻印の文
字列がある一定の文字方向となるように画像信号を回転
移動させる。
【0025】ここで認識された文字列と予め記録してい
る文字列が一致した場合には燃料集合体の装荷方向は適
切であることになる。ここで文字認識処理が完了したと
きには、認識した燃料番号,燃料装荷方向,燃料装荷方
向正常の記録を記録装置に保存する。
【0026】燃料番号の文字列の方向が一致しない時に
は、規則的に画像信号を最大3回回転移動し、各段階で
文字認識処理を実施する。ここで文字認識処理が完了し
たときには、文字認識を実施した回転角度より燃料装荷
方向を把握後に認識した燃料番号,燃料装荷方向,燃料
装荷方向異常の記録を記録装置に保存する。
【0027】また二つの分析でも燃料番号が把握できな
いときには、撮影画像の質が悪く認識できないことを意
味しているため、再度画像撮影をするか、撮影画像を元
に装置を操作している者が目で確認し入力装置を使用し
て燃料番号,燃料の方向、を装置に入力する操作を実施
するようにメッセージを出す。
【0028】尚、燃料方向が正常か否かについては、装
置が自動判定する。
【0029】以上の処理を実施後に燃料装荷確認分析装
置は、文字認識処理時の簡略化画像信号,燃料装荷確認
分析装置に登録されている、燃料種類別装荷位置情報,
燃料種類別のサンプル簡略化画像を使用して燃料の外観
の比較処理を実施し、画像上サンプル画像と比較して抜
けている画像部分が無いかを装置が確認し正常か異常か
を記録装置に登録する。
【0030】ここまでの作業状況は燃料装荷分析装置の
提供する画面により作業者に伝えられるため、燃料装荷
状態撮影と同時に燃料装荷の分析が成功したか否かを即
座に把握でき撮影の状態に応じて再撮影,認識できない
個所の作業者による燃料番号・方向の入力を実施するこ
とが可能となり、燃料装荷確認作業終了後に撮影画像の
不備により再び確認作業を実施する可能性を最小限とす
る。
【0031】以上の燃料装荷状態を伴う燃料装荷確認を
装荷されている燃料集合体すべて、あるいは確認対象位
置全てについて実施したあとに、燃料装荷確認分析装置
内の記録装置に登録したデータを元に総合的な確認作業
を中央演算処理装置を使用して実施する。
【0032】燃料装荷確認分析装置は、確認結果のまと
め(燃料装荷状態正常,燃料番号不一致,燃料装荷方向
不一致,燃料外観形状異常等)、及び確認した燃料の全
ての状態を表示しもし異常がある位置については表示上
の色を変えて強調処理する。また詳細な情報を必要とす
る燃料集合体については、画面の燃料位置を表示位置指
定装置により座標設定することにより、撮影画像,認識
結果,分析の元となったデータ,分析の結果を画面に表
示する。
【0033】以上のようにして、実施した燃料装荷確認
結果は、燃料装荷分析装置内にある、資料作成装置によ
り結果を資料としてリスト出力する。
【0034】また、燃料装荷確認分析装置の記録装置に
登録されたデータは、全てを光磁気ディスク等の媒体に
登録し、分析結果を作業終了後に確認することが可能な
構成としている。
【0035】以上の手段により、装荷された燃料集合体
の燃料配置,装荷方向,燃料種類別外観を一回の撮影に
より、複数の燃料集合体について実施する装置を構成す
ることにより、燃料装荷確認作業の効率,信頼性を飛躍
的に向上させるものである。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、図を使用して燃料装荷確認
装置の具体的な実施例を示す。
【0037】図1は、本発明を実施する際に使用する装
置の全体構成例の説明図である。
【0038】1は画像撮影装置、2は投光器、3は投光
器の角度調整装置、4は1から3を燃料集合体上で移動
するための移動装置、5は移動装置4の制御装置、6は
画像撮影装置1での撮影画像伝送ケーブル、7は移動装
置4の制御データ伝送ケーブル、8は燃料装荷確認分析
装置本体、9は角度調整装置3の制御データ伝送ケーブ
ル、10はカラーCRT、11はキーボード、12は表
示位置指定装置、13は印刷装置である。
【0039】1〜3の装置を取り付けた移動装置4は、
制御装置5により操作される。
【0040】制御装置5内には、燃料装荷確認のための
移動装置制御データが、燃料装荷分析装置8により、あ
るいは他の手法で作成され登録されている。
【0041】燃料装荷確認分析装置8には、燃料装荷確
認の位置的な範囲,一度の撮影で確認を実施する燃料集
合体の数,確認位置内の燃料番号配置,燃料装荷方向配
置,燃料種類別配置、及びサンプルとなる、各燃料種類
別の健全な状態での画像を予め入力装置を使用して登録
してある。
【0042】以上に示した燃料装荷確認装置の構成によ
り、図2に示す流れで燃料装荷確認作業を実施する。
【0043】燃料装荷確認作業を開始すると、〔14〕
の制御装置5による燃料集合体撮影装置を目的とする撮
影位置に移動する命令が発行されこれを受け〔15〕の
移動装置4が目的とする座標に移動する。〔17〕の制
御装置5からの目標座標着座の信号を受け、燃料装荷確
認分析装置8、あるいは移動装置側の機上搭乗者により
〔16〕の画像撮影装置1による複数燃料集合体の画像
撮影が実施される。
【0044】本画像信号を撮影画像伝送ケーブル6より
燃料装荷確認分析装置8は受け、本画像を〔18〕の画
像分析し、分析に適した画像信号であるかを〔19〕で
判定する。
【0045】〔18〕で不適な画像と判定した場合に
は、〔20〕の投光器2の照明角度分析処理を実施し、
〔21〕投光器角度調整指令を発行し、〔22〕の投光
角度自動調整機3を動作させ投光角度を調整後に再び
〔16〕以後の処理を実施する。〔19〕で画像が良好
と判定された場合には、ここで得られた画像データと
〔24〕の制御装置5からの差表位置データを使用し
て、燃料番号認識処理を実施する。
【0046】本処理では、まず23で図3に示すように
燃料集合体別に分解する。
【0047】図3において、49は制御棒、50は燃料
集合体、51は制御棒廻りの4つの燃料集合体を単位と
するセルである。このほかに燃料貯蔵設備では、燃料ラ
ックに燃料集合体が多数装荷されている。
【0048】このような複数の燃料集合体が撮影されて
いる画像を52に示す燃料集合体別画像に分解する。
【0049】このようにして分解された燃料集合体別の
画像データをまず25で記録装置に登録する。
【0050】その後、26において8の中央演算処理装
置により、54に示す燃料番号刻印部分の文字強調処
理、及び燃料集合体全体の輪郭部分の強調処理等を実施
する。次に、27において、燃料装荷確認分析装置は、
26の簡略化処理データを用い初期値としての燃料装荷
方向正常信号を発行し、28の正しい燃料装荷方向デー
タに応じた画像回転移動を実施し、文字認識可能な方向
に26の簡略化処理データを回転移動させる。
【0051】27で作成したデータを使用して29で文
字認識処理を実施し、54の燃料番号刻印を文字認識す
る。30で文字認識が実施できた場合には、燃料装荷方
向正常として35の処理に移る。
【0052】文字認識できない場合には、31から33
の処理を最大3回実施する。3回以上となった場合に
は、画像から文字認識できないことを意味しているた
め、34の本装置の使用者による、燃料番号・燃料方向
の入力操作を実施する。
【0053】ここで31は27で燃料装荷方向が正常な
時の回転移動で文字認識できなかったため、まず燃料装
荷方向異常の設定を実施する。
【0054】32はここでの回転移動処理が規定回数以
内かを判定している。
【0055】33は図3に示す文字認識不可能時の画像
回転を回数に応じて、実施するもので正しい燃料装荷方
向、及び回数に対して画像回転移動角を設定し、53の
画像となるまで処理を実施する。
【0056】その後、再び29の文字認識処理を実施
し、認識できた時の処理回数により図3に示すように、
正しい装荷方向との装荷角度差を把握するものである。
【0057】30までの処理で認識した、燃料番号・燃
料装荷方向・燃料番号認識時の画像データ・燃料装荷方
向判定データ(正常・異常)を35で記録装置に登録後
に37の正しい燃料番号配列データを使用して36燃料
番号比較処理を実施し、不一致があれば39の燃料集合
体配置異常の信号を発行し、一致した場合には燃料集合
体配置正常の信号を発行する。
【0058】燃料集合体配置確認データを41で記録装
置に登録後に、30の文字認識で使用した53の画像デ
ータと、43の燃料集合体別サンプル画像の図4の55
を、44の燃料種類別装荷位置データにより組み合わ
せ、図4に示すような画像輪郭の差し引き処理を実施
し、56のような不一致部分が無いかを42で確認処理
する。
【0059】ここで不一致な部分があるときには45の
燃料集合体外観異常の信号を発行する。不一致な部分が
無い場合には46での燃料集合体正常の信号を発行す
る。
【0060】燃料集合体外観の確認結果を47で記録装
置に登録する。
【0061】以上の14から47までが、燃料装荷確認
装置での基本動作であり48での判定で確認対象の全て
の燃料検査が終了するまで動作を続ける。
【0062】燃料装荷確認装置では、図2の処理を実施
する前に図1のカラーCRT10に図5の画面52を燃
料装荷確認分析装置が出力し、燃料装荷確認手順を設定
することが可能となっている。
【0063】54は正しい燃料配置、及び燃料種類別入
力を他のシステムまたは、手入力で設定するための入力
装置である。
【0064】入力された燃料装荷確認対象の径方向マッ
プを55の燃料装荷確認対象マップの形状で表示すると
共に本画面前に指定される一度の撮影で確認を実施する
燃料体数単位を太い枠で区分して表示する。
【0065】55は表示と共に表示位置指定装置12を
使用して燃料装荷確認実施範囲の指定、56での燃料装
荷確認順序の手動設定時の燃料装荷確認順序の使用者に
よる指定、及び56での自動設定時の装置が設定した燃
料装荷確認順序を指定できる機能がある。
【0066】56までで設定されたデータをもとに移動
装置5の制御装置に入力するデータを出力処理する。
【0067】燃料装荷確認条件設定画面53により、実
施する燃料装荷確認作業手順と、実際の移動装置4の動
作手順を同一視野で作成することが可能である。
【0068】図6の57は燃料集合体データの取り込み
画面である。
【0069】この画面は、遠隔で操作されている図1の
1〜4の燃料装荷状態撮影のための装置と、使用者が直
接操作を実施する図1の燃料装荷確認分析装置8を図1
のカラーCRT10を使用して結びつけるためのもので
ある。
【0070】58は図1の5より出力される制御信号
と、5の命令で実施される燃料集合体撮影の動作を一つ
のシーケンスとして表示する装置である。
【0071】59,60は現在燃料装荷確認の撮影をし
ている位置を座標の値及びマップに示す同値であり、5
8の装置で表示している動作対象シーケンスが、どの位
置で実施されているかを確認するものである。
【0072】61は燃料集合体画像荷よる複数の燃料番
号の分析結果を、装置が認識した燃料番号、及び正しい
燃料番号配列を同一画面表示すると共に装置が確認する
燃料番号・装荷方向・外観形状に不整合がある場合に
は、表示の色を変え表示する装置であり、燃料を撮影す
ると同時に燃料装荷確認分析結果を確認することを可能
としている。
【0073】62は撮影装置が撮影した画像を表示する
装置であり、撮影画像を遠隔で確認できることを可能と
している。
【0074】63は図2の19で撮影画像が良好でない
時の再撮影実施装置である。本装置では、再撮影の要
求,使用者による確認、及び再撮影時の図2の22の投
光器角度調整の自動調整,手動調整の指定を表示及び設
定することが可能となっている。
【0075】64は取り込みデータ・燃料装荷分析結果
のまとめ表示装置であり、撮影個所に属する燃料集合体
装荷確認結果をまとめて表示し、次の撮影個所へ作業を
移動してようすを使用者に収集的に伝えることが可能で
ある。
【0076】以上の装置を画面57にまとめて表示させ
ることにより、遠隔での撮影状況、及び撮影画像データ
の分析結果を集中表示し作業を円滑に実施することを可
能としている。
【0077】図7の65は燃料装荷状態の表示画面であ
り、図2に示す燃料装荷確認作業終了後にまとめて確認
結果を表示、及び確認結果の資料を出力する装置であ
る。
【0078】66は燃料装荷確認結果まとめ表示装置で
あり、燃料装荷確認を実施した全燃料集合体の燃料装荷
位置・装荷方向・外観で問題となるところがないかを表
示する装置である、本表示を参照するのみで確認結果を
把握することが可能である。67は全燃料装荷状況表示
装置であり、図2での37正しい燃料番号配列・30の
燃料装荷確認装置が認識した燃料番号配列、及び35の
燃料装荷方向を各燃料集合体別に、検査燃料全てに対し
て表示を実施している。またこの表示で燃料番号・燃料
装荷方向・燃料の外観に問題がある場合には、正常時の
表示(文字,枠)の色を変えて示すことにより、一目で
問題のある燃料集合体位置を把握することが可能であ
る。
【0079】68〜72の表示は、67の全燃料装荷状
況表示装置画面上で、図1の表示位置指定装置12によ
り詳細な燃料装荷状況を必要とする燃料位置、あるいは
図3の51のセル位置あるいは、燃料装荷確認撮影単位
別等の位置を指定することにより実施される。
【0080】68は燃料番号認識結果詳細表示装置であ
り、表示指定燃料集合体単位での、69正しい燃料番号
配置・70燃料装荷確認装置の認識した燃料番号配置、
及び図2の画像25で燃料刻印部のみを切り出した71
画像を同一画面に表示することにより、正しい燃料番号
・装置の認識結果、及び元となるデータを同一視野で確
認することを可能としている。また本装置の表示は、拡
大縮小が可能であり、必要に応じて自由な尺度で確認す
ることが可能である。
【0081】72は、燃料集合体撮影画像表示装置であ
り、図2の25で記録した燃料集合体別に分解しただけ
の撮影画像を表示するものである。本装置により燃料装
荷確認上の装置が処理を実施していない生の画像データ
をここで確認することができる。尚、本装置による表示
も69で示した拡大縮小が可能な機能を有する。
【0082】以上の装置を燃料装荷状態表示装置65の
同一表示画面に設置することにより、燃料装荷確認の全
体結果から各燃料集合体の詳細な燃料装荷状態までを同
一上に表示することにより、燃料装荷確認の全体を容易
に把握することを可能とした。
【0083】また図1に示す燃料装荷確認分析装置8内
の外部記録装置に燃料装荷確認作業中に登録した、図2
の25,35,41,47の登録データを図1の中央演
算処理装置8により、燃料装荷確認結果の資料の形に編
集し図1の印刷装置13に出力する。
【0084】また図2の25,35,41,47の登録
データは、数値データの形で、取り外し可能な外部記録
装置に格納することにより、燃料装荷確認結果を後に参
照したい時に図1の燃料装荷確認分析装置8を利用して
いつでも確認することが可能である。
【0085】
【発明の効果】本発明の原子炉、及び燃料貯蔵設備での
燃料集合体装荷確認装置は、複数の燃料集合体の燃料番
号・燃料の装荷方向・燃料集合体外観を一回の燃料集合
体上部より撮影した複数の燃料集合体画像データより認
識し、この結果が目的通りであるかを画像撮影時に合わ
せて評価することにより、燃料装荷確認作業の時間の大
幅低減,確認作業の機械化、及び確認作業の漏れを低減
し作業自信の信頼性を向上するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】燃料装荷確認装置のブロック図。
【図2】燃料装荷装置処理シーケンス例のフローチャー
ト。
【図3】燃料番号認識、及び燃料方向判定処理手順例を
示す説明図。
【図4】画像による燃料外観比較処理例を示す説明図。
【図5】燃料装荷確認前提条件入力装置画面例を示す説
明図。
【図6】燃料装荷確認データ収集装置画面例を示す正面
図。
【図7】燃料装荷確認結果表示装置画面例を示す正面
図。
【符号の説明】 1…撮影装置、2…投光器、3…投光器角度調整装置、
4…移動装置、5…制御装置、6…画像信号伝送ケーブ
ル、7…制御信号伝送ケーブル、8…燃料装荷確認分析
装置、9…角度調整信号伝送ケーブル、10…カラーC
RT、11…キーボード、12…画像表示指定装置、1
3…印刷装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥田 慎一 茨城県日立市幸町三丁目2番1号 日立エ ンジニアリング株式会社内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原子炉、あるいは燃料貯蔵設備に装荷され
    た複数の燃料集合体の燃料番号・燃料の方向及び燃料の
    外観形状を1回の撮影画像により、確認できることを特
    徴とする燃料集合体装荷確認装置。
  2. 【請求項2】複数の燃料集合体を撮影した画像を分解し
    認識すべき文字データの画像方向が同一となるように規
    則的に変換処理した後に文字認識処理を実施することを
    特徴とする燃料集合体装荷確認装置。
  3. 【請求項3】請求項2の同一方向に画像方向を変換した
    角度より上記燃料集合体の装荷方向を把握する燃料集合
    体装荷確認装置。
  4. 【請求項4】請求項2の同一方向に処理した画像を使用
    して、上記燃料集合体の外観を分析する燃料集合体装荷
    確認装置。
  5. 【請求項5】請求項2により認識した上記燃料集合体の
    燃料番号と、予め装置に登録した正しい燃料番号配置と
    を比較し、上記燃料集合体が正しい配置で装荷されてい
    るかを確認する燃料集合体装荷確認装置。
  6. 【請求項6】請求項3により把握した上記燃料集合体の
    装荷方向と、予め装置に登録した原子炉内、あるいは上
    記燃料貯蔵設備内の正しい燃料装荷方向とを比較し、上
    記燃料集合体が正しい方向を向いているかを確認する燃
    料集合体装荷確認装置。
  7. 【請求項7】請求項4の上記燃料集合体の外観と、予め
    装置に登録した比較対象の同一種類の上記燃料集合体の
    サンプルの外観画像とを比較し、外観を確認する燃料集
    合体装荷確認装置。
  8. 【請求項8】燃料取替機のホイスト先端部、あるいは専
    用の燃料集合体上移動装置に燃料装荷確認用画像撮影機
    と、投光角度を遠隔調整できる投光器を設置することを
    特徴とする燃料集合体装荷確認装置。
  9. 【請求項9】請求項8において、画像撮影時に撮影画像
    が最適となるように、投光器の投光角度を自動調整する
    燃料集合体装荷確認装置。
  10. 【請求項10】請求項8において、装置から得られる画
    像と、上記撮影装置を移動させる装置の制御信号を組み
    合わし、燃料装荷確認の撮影画像位置を把握する燃料集
    合体装荷確認装置。
  11. 【請求項11】請求項8の装置を使用して確認画像撮影
    時と同時に請求項2,3または4の分析処理が正常に実
    施されていること、及び請求項5,6または7の確認処
    理を実施することにより、撮影した画像での有効性を即
    座に確認する燃料集合体装荷確認装置。
  12. 【請求項12】燃料装荷状態撮影画像、請求項2〜7の
    いずれか一つの処理結果を数値データとして保存する燃
    料集合体装荷確認装置。
  13. 【請求項13】燃料装荷確認で、全燃料集合体の確認結
    果を一画面に表示し、請求項5,6または7の結果で不
    整合な結果がある場合には、不整合となった項目の表
    示、及びその位置を全燃料の確認結果での表示文字の
    色、あるいは表示枠の色を正常な位置と異なる配色で表
    示し、一目で不整合な位置を確認する燃料集合体装荷確
    認装置。
  14. 【請求項14】請求項11での確認画面で、請求項8の
    装置の動作状態,原子炉内の撮影対象燃料位置,撮影さ
    れた画像,請求項2,3または4の分析状態、及び請求
    項6,7または8の確認結果を同一画面上に表示し、遠
    隔で実施されている請求項8の装置の動作状態を把握し
    つつ燃料装荷画像による分析状態を確認する燃料集合体
    装荷確認装置。
  15. 【請求項15】燃料装荷確認で詳細な情報を提供時に請
    求項13の全燃料装荷状態表示画面上あるいは請求項1
    4の撮影対象燃料表示画面を表示位置指定装置により確
    認位置を指定すると、単一燃料集合体単位,制御棒を囲
    む4燃料集合体単位、あるいは確認者が指定した燃料集
    合体単位で請求項2または3での把握結果、請求項5ま
    たは6で装置に登録した正しい燃料装荷データ、及び燃
    料番号の撮影されている部分を切り出した画像を表示す
    るとともに、拡大縮小可能な各燃料別に分解した方向変
    換処理前の画像を表示する燃料集合体装荷確認装置。
  16. 【請求項16】請求項2,3または4での本装置による
    認識、及び把握処理ができない時に、装置の提供する燃
    料別の画像を使用者が把握し、請求項5,6または7で
    使用する確認用データを手入力する燃料集合体装荷確認
    装置。
  17. 【請求項17】請求項5,6または7の確認結果を所定
    の書式の資料に編集しリスト出力する燃料集合体装荷確
    認装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005351659A (ja) * 2004-06-08 2005-12-22 Hitachi Ltd 燃料監視装置
JP2009150838A (ja) * 2007-12-21 2009-07-09 Global Nuclear Fuel-Japan Co Ltd 炉心監視装置
JPWO2013038550A1 (ja) * 2011-09-15 2015-03-23 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 水中検査装置

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