JPH09303728A - 火葬方法 - Google Patents

火葬方法

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JPH09303728A
JPH09303728A JP11917296A JP11917296A JPH09303728A JP H09303728 A JPH09303728 A JP H09303728A JP 11917296 A JP11917296 A JP 11917296A JP 11917296 A JP11917296 A JP 11917296A JP H09303728 A JPH09303728 A JP H09303728A
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JP
Japan
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cremation
hard
oxygen
burn
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Application number
JP11917296A
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English (en)
Inventor
Kihei Horikawa
喜平 堀川
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MIYAMOTO KOGYOSHO KK
Original Assignee
MIYAMOTO KOGYOSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 台車式火葬炉で火葬する際に、火葬の最後に
残る難燃物の焼却時間を大幅に短縮することにある。 【解決手段】 火葬炉内で火葬を開始し、遺体の大半が
火葬され難燃物Bのみが残存する前後の時点から、酸素
と空気の混合ガスAを難燃物Bの近傍位置から難燃物B
に向かって放射することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は台車式の火葬炉で火
葬する時の火葬方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の火葬炉では、棺を載置する部分
を耐火物で成形してある台車に棺を載せたままで火葬炉
に挿入し、火葬炉の後壁側に設けたバーナからの火炎に
よって当初より完全に焼却するまで火葬されているのが
一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上のよう
に終始バーナの火炎で火葬する場合、幾ら機能の良い火
葬炉といえども平均的に約60分かかり、その内訳を見
ると、遺体の大半は約30分程度で火葬され、残る難燃
物(主として内臓)の火葬に30分もかかるという現状
であり、その量から見ると普通2〜5Kgにもかかわら
ず、バーナの機能を殆ど最大にして稼働しているため、
燃料を大量に消費しなければならないという問題点が未
だ解決されていない現状であった。
【0004】本発明は以上の問題を鑑み、火葬時間が大
きく短縮でき、しかもその燃焼エネルギーの節減を図る
ことができる火葬方法を開発することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による解決手段
は、火葬炉内で火葬を開始し、遺体の大半が火葬され難
燃物のみが残存する前後の時点から、酸素と空気の混合
ガスを難燃物の近傍位置から難燃物に向かって放射する
ことを特徴とする。
【0006】
【作用】難燃物のみが残る時点には炉内が最も加熱され
ており、従来のように更に続けてバーナを稼働している
と、難燃物が炭化されてしまうために、前述のように灰
化されるまでに相当の時間がかかるが、酸素と空気の混
合ガスを難燃物に直接投射することにより、難燃物は既
に加熱温度に達していることから供給された酸素によっ
て難燃物の燃焼が助勢され、炭化されることなく急速に
灰化されるものである。
【0007】また、酸素を供給する際、酸素のみを吹き
付けても良いが、その時の燃焼温度が異常に高くなり、
酸素を吹き付けるノズルが赤熱し耐久性を損なうこと、
また台車は耐火材であるといえども、高熱によって劣化
するは勿論、後の収骨時までの冷却処理に時間がかか
り、結局火葬終了までに要する時間が従来の場合と差ほ
どに変わりがなくなる。また、空気のみをノズルで吹き
付けた場合、空気によって難燃物自体は勿論その雰囲気
の温度が低下し、燃焼を損なう結果を招く。このことか
ら、酸素に空気を混合して吹き付けることにより、火葬
に適した熱で燃焼することができると共に、台車の異常
な加熱が避けられ、冷却処理を含めて火葬時間を大幅に
短縮することができるようになる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明による実施形態は、台車式
火葬炉は従来のものを改良することなく、そのままで火
葬するもので、しかも既成の火葬炉には、バーナを設置
している炉体の後壁のバーナより下部に覗き穴が明けて
あるから、従来行われているように、覗き穴より火葬状
況を点検し、遺体の大半が火葬され難燃物のみが尚も燃
焼している状況を感知した時点で、酸素と空気を混合し
て噴射する形態のノズルを覗き穴より差し込み、該ノズ
ルの先端口を難燃物に近付けて酸素と空気の混合ガスを
吹き付ける手段による。その際、バーナの稼働を停止し
ても良く、あるいは炉内の温度が低下しない程度の僅か
な火力で稼働していても良い。
【0009】尚、ノズルを差し込んで燃焼を助勢する時
期は、前述の遺体の大半が火葬され難燃物のみが尚も燃
焼している状況下に限ることがなく、その以前、すなわ
ち難燃物の他の遺体部分の火葬が完全に終了する以前、
すなわち終了に近い時点から行っても良く、あるいは終
了後に行っても良い。しかし難燃物のみが残って、しか
も時間的に例えば10分や15分も経過した後から混合
ガスを吹き込み始めても、燃焼の助勢作用は得られる
が、その間の燃料が無駄になり火葬時間の大幅な短縮に
繋がらないので好ましくない。
【0010】また、ノズルを既成火葬炉の覗き穴より差
し込む形態が、既設の火葬炉を改良する必要がないこと
から最も好ましいが、この形態に限ることがなく、炉体
の横壁にノズル差込み口を設け、その口からノズルを差
し込む手段によっても良い。尚、上記の炉体の横からノ
ズルを差し込む際に、ノズルを自動的に挿入排出する場
合もある。
【0011】
【実施例】次に実施例を図によって説明すると、図1は
既成の火葬炉における炉体1の一部で、台車2を挿入す
る主燃焼室3の要部を示しており、後壁4にバーナ5を
備え、その下部に覗き穴6を有するものである。
【0012】酸素と空気の混合ガスAを噴射するノズル
7は、図2に示しているように、鞘管8の一方口より酸
素ボンベに連結する噴射管9が挿入してあり、鞘管8内
における噴射管9の先端部と対応する部分にベンチュリ
ー部10を備え、鞘管8の噴射管9の挿入口側に空気を
その流量を制御して導入する空気供給口11を設け、鞘
管8の他方の先端に多数の小口を有するキャップ12を
取り付けたもので、噴射管9より酸素を噴射すれば、ベ
ンチュリー部10の作用によって空気が吸引され、キャ
ップ12より酸素と空気の混合ガスが噴射するものであ
る。更に、ノズル7を差し込みおよび抜き出し操作、並
びに上下左右へ揺動操作を手動で容易にできるように、
鞘杆8の外周に球座13を設け、該球座13に鍔付き支
持管14を覆い被せる状態に係合してある。尚、混合ガ
スAの酸素濃度をおおよそ25%〜50%程度が適当で
ある。
【0013】また図3に示す例は、炉体1の左右側壁の
うち何れか一方にノズル差込み口15を設け、この口1
5から前記ノズル7を差し込むものである。
【0014】しかし上記の横から挿入する例では、通常
の葬祭場には複数の火葬炉が横に連設されており、その
間隔は築炉時に作業者が入れる程度の間隔であり、図1
に示す長いノズルを使用することが物理的に不可能であ
る。また横から差し込むことから短いノズルであっても
良いが、前記構造を持つノズルであると酸素と空気の混
合が不完全となる恐れがあるため、ノズルに既に酸素と
空気を混合したガスを供給することが好ましい。
【0015】尚、1基ないし2基程度の火葬炉を持つ小
規模の葬祭場であれば、炉体の横に充分な間隔があるの
で、ノズルを自動的に挿入排出するように設置すること
も可能であり、図4に示すように、図2に示した構造を
持つノズル7をシリンダー16によってノズル差込み口
15より挿入し、空気と酸素を供給して火葬することも
できる。
【0016】以上のように火葬の途中で燃焼している難
燃物Bが残る前後の時期にノズル7を挿入し、混合ガス
Aを難燃物Bに向かって放射することにより、難燃物B
が炭化されることがなく良好に燃焼することができ、バ
ーナを停止して混合ガスAのみを供給する手段で実験を
行った結果、従来の完全に火葬するまでの時間よりも1
0分から15分も短縮することができ、しかもバーナを
停止しても焼却することができることから、台車2の難
燃物Bを燃焼する部分のみが加熱されるが、その他の部
分の温度が低下することから、冷却の時間をも含めた全
火葬時間が大幅に短縮されるものである。
【0017】
【発明の効果】本発明による火葬方法であれば、燃焼し
ている難燃物に酸素と空気を含む混合ガスを供給するこ
とにより、バーナを停止しても難燃物が炭化することな
く、燃焼を促進して短時間に焼却することができ、燃料
を節約することができる。
【0018】また酸素はそれ自体では燃焼しないが、燃
焼物の燃焼を助勢するものであるから、加熱されている
炉内に放射しても安全性があることは当然であるが、本
発明では、混合ガスを難燃物の近傍位置から難燃物に向
かって放射するから、混合ガスを無駄なく燃焼の助勢に
消費され、酸素の消費量を節減することができる。
【0019】更に酸素のみを供給するものではなく、空
気と混合して放射するため、混合ガスを放射するノズル
の耐久性を保持することができると共に、台車の耐火材
の異常な高熱による劣化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による火葬方法の実施手段を示す説明図
である。
【図2】本発明による火葬方法の実施に際して使用する
混合ガス噴射用のノズルの一例を示す断面図である。
【図3】本発明による火葬方法の他の実施手段を示す説
明図である。
【図4】本発明による火葬方法の更に他の実施手段を示
す説明図である。
【符号の説明】
A 混合ガス B 難燃物 1 炉体 2 台車 5 バーナ 6 覗き穴 7 ノズル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 火葬炉内で火葬を開始し、遺体の大半が
    火葬され難燃物のみが残存する前後の時点から、酸素と
    空気の混合ガスを難燃物の近傍位置から難燃物に向かっ
    て放射することを特徴とする火葬方法。
JP11917296A 1996-05-14 1996-05-14 火葬方法 Pending JPH09303728A (ja)

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JP11917296A JPH09303728A (ja) 1996-05-14 1996-05-14 火葬方法

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2783595A1 (fr) * 1998-09-22 2000-03-24 Air Liquide Procede de chauffage d'un four
KR100715883B1 (ko) * 2005-10-26 2007-05-08 주식회사 영엔지니어링 화장로

Cited By (3)

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EP0989362A1 (fr) * 1998-09-22 2000-03-29 L'air Liquide, Societe Anonyme Pour L'etude Et L'exploitation Des Procedes Georges Claude Procédé de chauffage d'un four
KR100715883B1 (ko) * 2005-10-26 2007-05-08 주식회사 영엔지니어링 화장로

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