JPH09302U - 製パン機におけるこね容器の取手構造 - Google Patents

製パン機におけるこね容器の取手構造

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JPH09302U
JPH09302U JP1234696U JP1234696U JPH09302U JP H09302 U JPH09302 U JP H09302U JP 1234696 U JP1234696 U JP 1234696U JP 1234696 U JP1234696 U JP 1234696U JP H09302 U JPH09302 U JP H09302U
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寿信 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製パン機において、その中でパン材料をこね
たり、焼き上げたりするこね容器の取手構造を簡素化し
て製造工程を省略できるようにすると共にコスト安く製
造できるようにする。 【解決手段】 上端フランジ部の一部を略山形に切起こ
して空所を形成すると共に、この空所に取手の両端を挿
通係合させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、製パン機におけるこね容器に関し、詳しくはその取手構造に関す る。
【0002】
【従来の技術】
製パン機には、ヒータと回転軸を内部に備えた室を有し、この室内にこね容器 を収納取付けた後、この容器を貫いて突出した上記回転軸にこね羽根を取付けて このこね羽根を回転し、投入した製パン材料(小麦粉、イースト等)をこの容器 内でこね上げ、さらに適当時間発酵の後、上記ヒータで加熱して焼上げるように なっているものがある。
【0003】 そして、焼上がったパンを取出す際には、上記こね容器ごと製パン機本体への 係着を外して持上げ、その後、こね容器から焼上がったパンを取出すようになっ ている。
【0004】 上記のようにこね容器は製パン機本体に対し取付け、取外しするが、このよう な操作の便宜のためにこね容器には逆U字状に曲げたワイヤー等からなる取手が 取付けてある。
【0005】 この取手はワイヤー両端のL字状屈曲部を、図6示のような、こね容器(1) のフランジ部(2)に固定した軸受板(3)に挿通して取付けてある。
【0006】 この軸受板(3)は逆T字状の側面形状を有し、フランジ部(2)に形成した スリット(4)を通してその軸受部を上方へ立設し、下部の水平部をフランジ部 (2)にリベット(5)止めしてある。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】 上記構造のこね容器および取手では、軸受板の取付けに多くの工程を要すると 共に、その分手間がかかる上に部品コストがかかるという欠点がある。
【0008】 この考案は上記欠点を解消しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この考案は、製パン機本体に対して取外し自在になったこね容器において、そ の上端フランジ部の一部を略山形に切起こして空所を形成すると共に、該空所に 取手の両端を挿通係合させ、且つ、こね容器から直立した状態の取手が、回動し て閉じるときの製パン機本体の蓋の内面に衝突する高さを有し、この衝突で前記 取手が横方向の力を受けて直立状態から左右いずれかに倒れるようにしたもので ある。
【0010】
【考案の実施の形態】
図3にこの考案に係るこね容器(6)を備える製パン機(7)の全体斜視図を 示す。
【0011】 この実施の形態の製パン機(7)は蓋(8)によって開閉されるこね容器(6 )の収納室(9)を有し、この室内にはヒータ(図示せず)とこね羽根の回転軸 (図示せず)とを有している。(10)は蓋開閉用の取手部である。
【0012】 こね容器の本体(11)は図1に示したように、上部の開口縁をフランジ部( 12)に形成したアルミ製円筒であり、この本体(11)の下面に前記収納室( 9)内への取付け用係止部(13)がリベット固定してある。この係止部(13 )は収納室(9)側の取付部(図示せず)にバヨネット結合する。
【0013】 もちろん、本体下面には上記こね羽根の回転軸が貫通する穴(14)があけて ある。
【0014】 そして、上記フランジ部(12)を含み、係止部(13)を除いた本体の略円 筒形状はプレス成型により一体成型されるが、フランジ部(12)の一部には次 に詳述する略山形の切起こし部(15)が形成され、この切起こし部(15)に よって形成される空所(16)に逆U字ワイヤー状の取手(17)が取付けられ るようになっている。
【0015】 すなわち、環状フランジ部(12)のうちの幅広部(12a)(この実施の形 態では約10ミリ)に、その幅のほぼ半分を占める程度の間隔(約5ミリ)で2 本の平行な切込み(18)が形成され、この切込み(18)間を下方よりプレス して山形に隆起させてある。
【0016】 したがって、空所(16)もこの例では山形となるが、この形状は半円形、長 円形等種々変形が可能である。
【0017】 取手(17)はそのL字状屈曲部(17a)が上記空所(16)にちょうど進 入しうる程度の太さのばね鋼材からなり、適度な弾性と剛性を有する。
【0018】 適度な剛性とは、この取手(17)を立てた図1示の状態で取手(17)を手 で把持して、こね容器(6)を時計まわり、反時計まわりのいずれかへ回転させ れば、前記係止部(13)が収納室(9)内の係止部にバヨネット嵌合しうる、 あるいはその嵌合が外れうる程度の剛性である。
【0019】 つまり、こね容器(6)の着脱を行なうために、この取手(17)を持って力 を加えた程度では容易に塑性変形しない程度の弾性と剛性を有するばね剛材であ る。
【0020】 また、この逆U字状取手(17)は、これを図1示の直立させたままの状態で 収納室(9)内に挿入し、係着すれば、その後蓋(8)を閉じる際には、取手( 17)の上端が蓋(8)の内面(8a)に衝突して蓋(8)の完全な閉塞が妨げ られるような高さ(h)としてある。
【0021】 すなわち、上記のような高さ(h)とすることにより、取手(17)の直立し たままの状態は、蓋(8)を閉じる際に必ず使用者の気づくところとなり、取手 (17)を直立したままの状態でパン焼き工程を開始してしまうことから起きる 次のトラブルを回避することができる。
【0022】 つまり、発酵工程、焼成工程の際にこね容器(6)内を上昇して膨張するパン は、その上部がこね容器(6)のフランジ部(12)を越えて上昇する場合があ るが、その際取手(17)が直立したままであると、パンが取手(17)に喰い 込んでしまうトラブルが発生するおそれがあり、この場合には焼上がったパンの こね容器からの取出しが困難になる。
【0023】 いずれにしても、以上の構成のこね容器(11)および取手(17)では、取 手(17)の逆U字状下端の間隔(d)の両側の切起こし部(15)間の間隔よ りも若干大としておき、取手(17)の両端を手で把持してその弾性に抗して上 記間隔(d)をせばめた状態でL字状屈曲部(17a)を前記空所(16)に挿 入して、取手(17)をこね容器本体(11)に取付ける。
【0024】 こね容器本体(11)に取付けられた取手(17)はそのばね性によって、L 字状屈曲部(17a)の空所(16)内への突入が外れることがなく、前述の通 り前記収納室(9)に入れた状態で使用者が取手(17)をひねってこね容器( 6)の製パン機本体(7)への係合を係脱することができる。
【0025】 なお、上記実施の形態では、切起こし部(15)形成のための切込み(18) は平行直線としていたが、容器内側の切込み(18)を次のような波形とするこ とにより、取手(17)のL字状屈曲部(17a)に、取手(17)の角度によ り異った安定性を与え、取手(17)の角度を特定の位置に保持させることがで きる。
【0026】 すなわち、図4に示したように、一方の切込みを中央(18a)がへこみ、そ の両側(18b)が膨んで、さらに両端(18c)がへこんだ波形とすることに より、この切込み(18)をプレスで隆起させ図5に示す形状となるようにすれ ば、この波形に適度な圧力で当接する取手(17)のL字状屈曲部(17a)は 、上記中央(18a)と両端(18c)で安定し、中央の両側(18b)は不安 定となる。
【0027】 つまり、取手(17)は図1示のような直立状態と、左右いずれかの水平に倒 れた状態とで、それぞれ安定となり、その中間の角度では不安定となるので、持 運び時などの取手使用時には取手が安定して直立し使いやすく、その他の取手不 使用時には直立した取手をわずかに倒すだけでL字状屈曲部(17a)が前記両 側(18b)の膨み部を越えた時点で、取手(17)は自動的に完全に水平に倒 れた安定位置まで倒れるので、前述した焼上がったパンに取手(17)が食い込 むなどといったトラブルを未然に防止しうる。
【0028】 さらに、取手(17)の高さ(h)は前述の通り、蓋(8)を閉じる際にそれ が直立しておれば、その上端が蓋(8)の内面に衝突する高さとしてあるが、蓋 (8)の内面(8a)を傾斜面としておけば、蓋(8)が取手(17)上端に当 たることによって取手(17)に横方向の力を与えるようにでき、この横方向の 力によって取手(17)を自動的に直立状態から左右いずれかへ倒させることが できる。
【0029】 この場合にも、前述の通り切起こし部(15)の一方の切込みを波形としてお けば、直立から一方へ倒れかけた取手(17)はスムーズに完全に水平に倒れた 状態となる。
【0030】
【考案の効果】
以上のように、この考案に係るこね容器の取手構造では、軸受板、リベットな どの別部品が必要でなくコスト安くできると共に、製造時の工程が少くて済む。 また、取手が直立したままの状態でパン焼き工程が始まることを防ぐことができ 、焼上がったパンに取手が食い込むなどのトラブルを未然に防止することができ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係るこね容器の全体斜視図。
【図2】取手の取付部を示す拡大斜視図。
【図3】製パン機全体を示す斜視図。
【図4】他の実施の形態における切起こし部の切込みを
示す展開図。
【図5】同じく他の実施の形態における取手取付部を示
す拡大斜視図。
【図6】従来のこね容器における取手取付部の斜視図。
【符号の説明】
(6) こね容器 (7) 製パン機本体 (11)こね容器本体 (12)フランジ部 (15)切起こし部 (16)空所 (17)取手 (18)切込み

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製パン機本体に対して取外し自在になっ
    たこね容器において、その上端フランジ部の一部を略山
    形に切起こして空所を形成すると共に、該空所に取手の
    両端を挿通係合させ、且つ、こね容器から直立した状態
    の取手が、回動して閉じるときの製パン機本体の蓋の内
    面に衝突する高さを有し、この衝突で前記取手が横方向
    の力を受けて直立状態から左右いずれかに倒れるように
    したことを特徴とする製パン機におけるこね容器の取手
    構造。
JP1996012346U 1996-12-03 1996-12-03 製パン機 Expired - Lifetime JP2578316Y2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49101969U (ja) * 1972-12-21 1974-09-03
JPH01178853U (ja) * 1988-06-07 1989-12-21

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49101969U (ja) * 1972-12-21 1974-09-03
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