JPH09301662A - 乗客コンベアの踏板 - Google Patents
乗客コンベアの踏板Info
- Publication number
- JPH09301662A JPH09301662A JP12132796A JP12132796A JPH09301662A JP H09301662 A JPH09301662 A JP H09301662A JP 12132796 A JP12132796 A JP 12132796A JP 12132796 A JP12132796 A JP 12132796A JP H09301662 A JPH09301662 A JP H09301662A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tread
- roller shaft
- connecting frame
- passenger conveyor
- load
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Escalators And Moving Walkways (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】幅の広い踏板を有する乗客コンベアにおいて、
荷重による踏板の異常沈下を防止させる。 【解決手段】乗客コンベアの踏板１１の裏面に連結フレ
ーム１２を設けて荷重を分散させる。
荷重による踏板の異常沈下を防止させる。 【解決手段】乗客コンベアの踏板１１の裏面に連結フレ
ーム１２を設けて荷重を分散させる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は乗客コンベアの踏板
に関する。
に関する。
【０００２】
【従来の技術】乗客コンベアの主構成は、水平路、ある
いは、緩傾斜路に沿って無端状に連結された踏板上に乗
客を乗せ、踏板と同期移動する移動手すりで上半身を支
えながら人員輸送するものである。そして、踏板の表面
には多数の縦長の凹凸を備えていて、この凹凸が終端の
乗降口床板のくし板と上・下・左・右方向に僅かな隙間
をもってかみ合い、乗客の足下を保護（隙間部分への足
先や異物の引込み防止）する仕組みになっている。
いは、緩傾斜路に沿って無端状に連結された踏板上に乗
客を乗せ、踏板と同期移動する移動手すりで上半身を支
えながら人員輸送するものである。そして、踏板の表面
には多数の縦長の凹凸を備えていて、この凹凸が終端の
乗降口床板のくし板と上・下・左・右方向に僅かな隙間
をもってかみ合い、乗客の足下を保護（隙間部分への足
先や異物の引込み防止）する仕組みになっている。
【０００３】これまで、踏板の横幅は二人乗りの１ｍ程
度のものが一般的とされてきたが、最近では三人横並び
状態で利用できる幅広のものが出現している。
度のものが一般的とされてきたが、最近では三人横並び
状態で利用できる幅広のものが出現している。
【０００４】従来の技術は、特開昭58−172181号公報
（図４，図５）のように支持枠１Ａを頑丈にし、かつ、
中央部に転動ローラ１Ｂ，案内レール１Ｃを追加して幅
広化に伴う重量の増大による踏板中央部の異常沈下に対
処している。なお、通常の踏板は、左・右両端に転動ロ
ーラと案内レールを備えて移動するのが普通である。
（図４，図５）のように支持枠１Ａを頑丈にし、かつ、
中央部に転動ローラ１Ｂ，案内レール１Ｃを追加して幅
広化に伴う重量の増大による踏板中央部の異常沈下に対
処している。なお、通常の踏板は、左・右両端に転動ロ
ーラと案内レールを備えて移動するのが普通である。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例は、踏板１
が乗客三人分、もしくは、大型荷物による荷重Ｆを受け
た時、最も沈下が激しくなる中央部に転動ローラ１Ｂと
これを支える案内レール１Ｃを設けて強度を保持するも
のであり、この構成によって幅広化が可能となったもの
である。例示の中央部支持構造物がない場合は、荷重Ｆ
を受けた時に、踏板１がδ１，δ２のように沈下してし
まい、踏板１と乗降口４のくし板５との隙間δ３が拡大
して、ここに足先や異物を引込み極めて危険であるた
め、転動ローラの存在価値は大きい。
が乗客三人分、もしくは、大型荷物による荷重Ｆを受け
た時、最も沈下が激しくなる中央部に転動ローラ１Ｂと
これを支える案内レール１Ｃを設けて強度を保持するも
のであり、この構成によって幅広化が可能となったもの
である。例示の中央部支持構造物がない場合は、荷重Ｆ
を受けた時に、踏板１がδ１，δ２のように沈下してし
まい、踏板１と乗降口４のくし板５との隙間δ３が拡大
して、ここに足先や異物を引込み極めて危険であるた
め、転動ローラの存在価値は大きい。
【０００６】しかし、反面で、転動ローラ１Ｂを取付け
るための構造物がもたらす重量の増加が建築強度，製造
コストの面で隘路となっている。
るための構造物がもたらす重量の増加が建築強度，製造
コストの面で隘路となっている。
【０００７】本発明の目的は、踏板の異常沈下を防止し
て乗客の安全性を確保する乗客コンベアの踏板を提供す
ることにある。
て乗客の安全性を確保する乗客コンベアの踏板を提供す
ることにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的は、踏板裏面に
隣接する踏板のローラ間を結ぶローラ軸と係合連結し荷
重を分散させるための連結フレームを設ける構成とする
ことにより達成される。
隣接する踏板のローラ間を結ぶローラ軸と係合連結し荷
重を分散させるための連結フレームを設ける構成とする
ことにより達成される。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図１，
図２，図３により説明する。踏板１１，移動手すり２，
欄干３，乗降口４，くし板５等の構造，配置は従来と同
様であるが、本発明では踏板１１の裏面に隣接する踏板
のローラ軸１３と連結する連結フレーム１２を設けたこ
とに特徴がある。ここで、連結フレームには踏板の支持
枠11ａのほぼ中央に固設され、一方が隣接する踏板１１
のローラ軸１３に係合連結するようにＵ字形の溝を有し
ている。ローラ軸１３の両側には踏段１１を案内支持す
るローラ１３ａが配設されている。
図２，図３により説明する。踏板１１，移動手すり２，
欄干３，乗降口４，くし板５等の構造，配置は従来と同
様であるが、本発明では踏板１１の裏面に隣接する踏板
のローラ軸１３と連結する連結フレーム１２を設けたこ
とに特徴がある。ここで、連結フレームには踏板の支持
枠11ａのほぼ中央に固設され、一方が隣接する踏板１１
のローラ軸１３に係合連結するようにＵ字形の溝を有し
ている。ローラ軸１３の両側には踏段１１を案内支持す
るローラ１３ａが配設されている。
【００１０】ローラ軸１３に係合する連結フレーム１２
部には、合成樹脂製のブッシュ12ａが固設されており、
このブッシュ１２ａとローラ軸１３との間には隙間ｇ
１，ｇ２を設けている。
部には、合成樹脂製のブッシュ12ａが固設されており、
このブッシュ１２ａとローラ軸１３との間には隙間ｇ
１，ｇ２を設けている。
【００１１】このような構成としたことにより、ある一
定以上の荷重Ｆ１が加わった時、連結フレーム１２と前
輪軸１３との隙間ｇ１が撓みにより無くなり前輪軸１３
と連結されて荷重を分散させる。又、ある一定以上の荷
重Ｆ２が加わった時には、連結フレーム１２と前輪軸１
３との隙間ｇ２が撓みにより無くなり連結フレーム１２
と連結されて荷重を分散させる。
定以上の荷重Ｆ１が加わった時、連結フレーム１２と前
輪軸１３との隙間ｇ１が撓みにより無くなり前輪軸１３
と連結されて荷重を分散させる。又、ある一定以上の荷
重Ｆ２が加わった時には、連結フレーム１２と前輪軸１
３との隙間ｇ２が撓みにより無くなり連結フレーム１２
と連結されて荷重を分散させる。
【００１２】このようにしたことにより、踏板１１に過
大な荷重が加わった場合でも荷重が分散されて、その沈
下量は隙間相当量程度に制限され、くし板５とかみ合い
に不都合は出ないので乗客の安全性は確保される。又、
隙間ｇ１，ｇ２を設けることにより、荷重が加わらない
時や荷重が小さいときには、連結フレーム１２と前輪軸
１３は互いに接しないので、ブッシュ１２ａの磨耗を防
ぎ寿命を延ばすことができる。
大な荷重が加わった場合でも荷重が分散されて、その沈
下量は隙間相当量程度に制限され、くし板５とかみ合い
に不都合は出ないので乗客の安全性は確保される。又、
隙間ｇ１，ｇ２を設けることにより、荷重が加わらない
時や荷重が小さいときには、連結フレーム１２と前輪軸
１３は互いに接しないので、ブッシュ１２ａの磨耗を防
ぎ寿命を延ばすことができる。
【００１３】又、連結フレーム１２に合成樹脂製のブッ
シュ１２ａを取付けたことにより連結フレーム１２と前
輪軸１３が接触する際の音を緩和できる。又、磨耗によ
る交換もブッシュ１２ａだけを交換すればよいので作業
を容易に行うこともできる。
シュ１２ａを取付けたことにより連結フレーム１２と前
輪軸１３が接触する際の音を緩和できる。又、磨耗によ
る交換もブッシュ１２ａだけを交換すればよいので作業
を容易に行うこともできる。
【００１４】
【発明の効果】本発明によれば、安全で構造の簡単な乗
客コンベアの踏板を提供できる。
客コンベアの踏板を提供できる。
【図１】本発明の踏板の一実施例の平面図。
【図２】図１の側面図。
【図３】踏板相互の連結部の平面図。
【図４】従来構造を示す要部の斜視図。
【図５】図４のＡ−Ａ線に沿う断面図。
１１…踏板、１２…連結フレーム、１２ａ…ブッシュ、
１３…ローラ軸。
１３…ローラ軸。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小嶋 和平 茨城県ひたちなか市市毛1070番地 株式会 社日立製作所水戸工場内
Claims (4)
- 【請求項１】無端状に連結されて複数の乗降口の間を移
動し、その横幅が乗客三人横並び状態で利用できる幅広
の踏板と、前記踏板を支える支持枠と、前記支持枠に固
定され、前記支持枠の前記踏板の両側に配置されたロー
ラと、前記ローラ間を結ぶローラ軸と、前記ローラを案
内支持する案内レールを含むものにおいて、前記踏板の
裏面に隣接する前記ローラ軸に係合連結して、前記踏板
に作用した荷重を、隣接する前記踏板に分散させるため
の連結フレームを設けたことを特徴とする乗客コンベア
の踏板。 - 【請求項２】請求項１において、前記ローラ軸と前記連
結フレームの係合部に、隙間を設けた乗客コンベアの踏
板。 - 【請求項３】請求項１において、前記ローラ軸に係合す
る前記連結フレーム部に脱着可能なブッシュを設けた乗
客コンベアの踏板。 - 【請求項４】請求項３において、前記連結フレーム部に
設けた前記ブッシュを合成樹脂からなる材料で構成した
乗客コンベアの踏板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12132796A JPH09301662A (ja) | 1996-05-16 | 1996-05-16 | 乗客コンベアの踏板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12132796A JPH09301662A (ja) | 1996-05-16 | 1996-05-16 | 乗客コンベアの踏板 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09301662A true JPH09301662A (ja) | 1997-11-25 |
Family
ID=14808515
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12132796A Pending JPH09301662A (ja) | 1996-05-16 | 1996-05-16 | 乗客コンベアの踏板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09301662A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102838022A (zh) * | 2011-06-20 | 2012-12-26 | 苏州奔一机电有限公司 | 一种自动扶梯踏板 |
| CN102838026A (zh) * | 2011-06-21 | 2012-12-26 | 苏州奔一机电有限公司 | 自动扶梯安装用踏板 |
| CN105398926A (zh) * | 2015-12-04 | 2016-03-16 | 中国矿业大学 | 一种双向循环斜坡电梯踏板 |
| CN109650238A (zh) * | 2019-02-28 | 2019-04-19 | 日立电梯（广州）自动扶梯有限公司 | 踏板及自动人行道 |
-
1996
- 1996-05-16 JP JP12132796A patent/JPH09301662A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102838022A (zh) * | 2011-06-20 | 2012-12-26 | 苏州奔一机电有限公司 | 一种自动扶梯踏板 |
| CN102838026A (zh) * | 2011-06-21 | 2012-12-26 | 苏州奔一机电有限公司 | 自动扶梯安装用踏板 |
| CN105398926A (zh) * | 2015-12-04 | 2016-03-16 | 中国矿业大学 | 一种双向循环斜坡电梯踏板 |
| CN109650238A (zh) * | 2019-02-28 | 2019-04-19 | 日立电梯（广州）自动扶梯有限公司 | 踏板及自动人行道 |
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