JPH09301571A - 集積装置と残留券検出方法および券類処理装置 - Google Patents

集積装置と残留券検出方法および券類処理装置

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JPH09301571A
JPH09301571A JP11492696A JP11492696A JPH09301571A JP H09301571 A JPH09301571 A JP H09301571A JP 11492696 A JP11492696 A JP 11492696A JP 11492696 A JP11492696 A JP 11492696A JP H09301571 A JPH09301571 A JP H09301571A
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Kazunori Kinoshita
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 羽根車に残留する券を誤りなく確実に検出で
きる信頼性の高い集積装置を提供する。 【解決手段】 多数枚の羽根21を周方向に配列して各
羽根21の相互間に券類収容溝を形成し、接線方向から
投入される券を各券類収容溝に取込みながら所定軸を中
心に回転して各券類収容溝内の券を下方に落とす羽根車
20と、この羽根車20から落ちる券を収容する収容部
30と、羽根車20をその軸方向に挟んで相対向する平
面形発光源40およびITVカメラ50と、このITV
カメラ50の出力から羽根車20内に残留した券を検出
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、券類を集積する
ための集積装置、この集積装置で用いる残留券検出方
法、および集積装置が搭載された券類処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】多数の券を順次に搬送しながら券の状態
たとえば損傷を検査し、その検査結果に応じて正券と排
除すべき券を選別処理し、選別処理した正券を正券集積
部に集積し、排除券を排除券集積部に収容する検査機が
ある。
【0003】この検査機の正券集積部には、羽根車およ
び収容部が設けられている。羽根車は、多数枚の羽根を
周方向に配列して各羽根の相互間に券類収容溝を形成
し、接線方向から投入される券を各券類収容溝に取込み
ながら回転して各券類収容溝内の券を下方に落とす働き
をする。収容部は、羽根車から落ちてくる券を順次に積
層して収容する。
【0004】羽根車に投入された券は羽根車が一回転し
ないうちに収容部へと落ちるのが通常であるが、何らか
の原因により、券が収容部へ落ちないまま羽根車に残留
することがある。
【0005】この券の残留を見付ける手段として、羽根
車の前面側の上方に光源、同じく前面側の下方にカメラ
を設け、羽根車に対し斜め上方から光を当てながら、そ
の羽根車からの反斜光をカメラで受光し、その受光出力
から羽根車における券の残留を検出することが行なわれ
ている。光源とカメラとの位置関係は、光源から羽根車
に向かう光路と、羽根車からカメラに向かう光路とが、
略直角になる状態に設定される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】光源から発せられた光
は、羽根車の各羽根に当たって反射するだけでなく、羽
根車の後面側に影を作る。この影は、残留券と背景との
輝度差を低下させ、券の残留検出に誤りを生じる可能性
がある。
【0007】第1および第6の発明の集積装置は、羽根
車に残留する券を誤りなく確実に検出できることを目的
とする。第7および第8の発明の残留券検出方法は、羽
根車に残留する券を誤りなく確実に検出できることを目
的とする。第9および第10の発明の券類処理装置は、
正券集積部の羽根車に残留する券を誤りなく確実に検出
できることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明の集積装置
は、多数枚の羽根を周方向に配列して各羽根の相互間に
券類収容溝を形成し、接線方向から投入される券を各券
類収容溝に取込みながら所定軸を中心に回転して各券類
収容溝内の券を下方に落とす羽根車と、この羽根車から
落ちる券を収容する収容部と、上記羽根車をその軸方向
に挟んで相対向する発光手段および受光手段と、この受
光手段の出力から上記羽根車内に残留した券を検出する
検出手段と、を備える。
【0009】第2の発明の集積装置は、多数枚の羽根を
周方向に配列して各羽根の相互間に券類収容溝を形成
し、接線方向から投入される券を各券類収容溝に取込み
ながら所定軸を中心に回転して各券類収容溝内の券を下
方に落とす羽根車と、この羽根車から落ちる券を収容す
る収容部と、上記羽根車をその軸方向に挟んで相対向す
る発光手段および受光手段と、この受光手段の出力から
上記羽根車の画像を捕らえ、その画像の処理により上記
羽根車内に残留した券を検出する検出手段と、を備え
る。
【0010】第3の発明の集積装置は、多数枚の羽根を
周方向に配列して各羽根の相互間に券類収容溝を形成
し、接線方向から投入される券を各券類収容溝に取込み
ながら所定軸を中心に回転して各券類収容溝内の券を下
方に落とす羽根車と、この羽根車から落ちる券を収容す
る収容部と、上記羽根車をその軸方向に挟んで相対向す
る発光源およびカメラと、このカメラの画像信号出力か
ら上記羽根車内に残留した券を検出する検出手段と、を
備える。
【0011】第4の発明の集積装置は、多数枚の羽根を
周方向に配列して各羽根の相互間に券類収容溝を形成
し、接線方向から投入される券を各券類収容溝に取込み
ながら所定軸を中心に回転して各券類収容溝内の券を下
方に落とす羽根車と、この羽根車から落ちる券を収容す
る収容部と、上記羽根車をその軸方向に挟んで相対向す
る発光源およびカメラと、このカメラの画像信号出力か
ら上記羽根車の画像を捕らえ、その画像の処理により上
記羽根車内に残留した券を検出する検出手段と、を備え
る。
【0012】第5の発明の集積装置は、多数枚の羽根を
周方向に配列して各羽根の相互間に券類収容溝を形成
し、接線方向から投入される券を各券類収容溝に取込み
ながら所定軸を中心に回転して各券類収容溝内の券を下
方に落とす羽根車と、この羽根車から落ちる券を収容す
る収容部と、上記羽根車をその軸方向に挟んで相対向す
る平面形発光源およびITVカメラと、このITVカメ
ラの画像信号出力から上記羽根車内に残留した券を検出
する検出手段と、を備える。
【0013】第6の発明の集積装置は、多数枚の羽根を
周方向に配列して各羽根の相互間に券類収容溝を形成
し、接線方向から投入される券を各券類収容溝に取込み
ながら所定軸を中心に回転して各券類収容溝内の券を下
方に落とす羽根車と、この羽根車から落ちる券を収容す
る収容部と、上記羽根車をその軸方向に挟んで相対向す
る平面形発光源およびITVカメラと、このITVカメ
ラの画像信号出力から上記羽根車の画像を捕らえ、その
画像の処理により上記羽根車内に残留した券を検出する
検出手段と、を備える。
【0014】第7の発明の残留券検出方法は、多数枚の
羽根を周方向に配列して各羽根の相互間に券類収容溝を
形成し、接線方向から投入される券を各券類収容溝に取
込みながら所定軸を中心に回転して各券類収容溝内の券
を下方に落とす羽根車と、この羽根車から落ちる券を収
容する収容部とを備えた集積装置において、上記羽根車
の前記軸方向から光を当て、その羽根車を通した光を羽
根車の反対側で受光し、その受光出力から上記羽根車内
に残留した券を検出する。
【0015】第8の発明の残留券検出方法は、多数枚の
羽根を周方向に配列して各羽根の相互間に券類収容溝を
形成し、接線方向から投入される券を各券類収容溝に取
込みながら所定軸を中心に回転して各券類収容溝内の券
を下方に落とす羽根車と、この羽根車から落ちる券を収
容する収容部とを備えた集積装置において、上記羽根車
の前記軸方向から光を当て、その羽根車を通した光を羽
根車の反対側で受光し、その受光出力から上記羽根車の
画像を捕らえ、その画像の処理により上記羽根車内に残
留した券を検出する。
【0016】第9の発明の券類処理装置は、券の状態を
検査して正券と排除すべき券を選別処理する検査部と、
この検査部で選別される排除券を集積する排除券集積部
と、上記検査部で選別される正券を集積するための正券
集積部と、この正券集積部に設けられ、多数枚の羽根を
周方向に配列して各羽根の相互間に券類収容溝を形成
し、接線方向から投入される券を各券類収容溝に取込み
ながら所定軸を中心に回転して各券類収容溝内の券を下
方に落とす羽根車と、上記正券集積部に設けられ、上記
羽根車から落ちる券を収容する収容部と、上記羽根車を
その軸方向に挟んで相対向する発光源およびカメラと、
このカメラの画像信号出力から上記羽根車の画像を捕ら
え、その画像の処理により上記羽根車内に残留した券を
検出する検出手段と、を備える。
【0017】第10の発明の券類処理装置は、券の状態
を検査して正券と排除すべき券を選別処理する検査部
と、この検査部で選別される排除券を集積する排除券集
積部と、上記検査部で選別される正券を集積するための
正券集積部と、この正券集積部に設けられ、多数枚の羽
根を周方向に配列して各羽根の相互間に券類収容溝を形
成し、接線方向から投入される券を各券類収容溝に取込
みながら所定軸を中心に回転して各券類収容溝内の券を
下方に落とす羽根車と、上記正券集積部に設けられ、上
記羽根車から落ちる券を収容する収容部と、上記羽根車
をその軸方向に挟んで相対向する平面形発光源およびI
TVカメラと、このITVカメラの画像信号出力から上
記羽根車の画像を捕らえ、その画像の処理により上記羽
根車内に残留した券を検出する検出手段と、を備える。
【0018】したがって、第1の発明の集積装置では、
羽根車の軸方向に沿って光が通り、その受光により、羽
根車内に残留した券が検出される。
【0019】第2の発明の集積装置では、羽根車の軸方
向に沿って光が通り、その受光からの画像処理により、
羽根車内に残留した券が検出される。第3の発明の集積
装置では、羽根車の軸方向に沿って光が通り、その光が
カメラで捕らえられることにより、羽根車内に残留した
券が検出される。
【0020】第4の発明の集積装置では、羽根車の軸方
向に沿って光が通り、その光がカメラで捕らえられて画
像処理されることにより、羽根車内に残留した券が検出
される。
【0021】第5の発明の集積装置では、羽根車に対し
一様に光が当たり、その光が羽根車の軸方向に沿って通
り、その光がITVカメラで捕らえられることにより、
羽根車内に残留した券が検出される。
【0022】第6の発明の集積装置では、羽根車に対し
一様に光が当たり、その光が羽根車の軸方向に沿って通
り、その光がITVカメラで捕らえられて画像処理され
ることにより、羽根車内に残留した券が検出される。
【0023】第7の発明の残留券検出方法では、羽根車
の軸方向に沿って光が通り、その受光により、羽根車内
に残留した券が検出される。第8の発明の残留券検出方
法では、羽根車の軸方向に沿って光が通り、その受光か
らの画像処理により、羽根車内に残留した券が検出され
る。
【0024】第9の発明の集積装置では、正券集積部に
おける羽根車の軸方向に沿って光が通り、その光がカメ
ラで捕らえられることにより、羽根車内に残留した券が
検出される。
【0025】第10の発明の券類処理装置では、正券集
積部における羽根車に対し一様に光が当たり、その光が
羽根車の軸方向に沿って通り、その光がITVカメラで
捕らえられることにより、羽根車内に残留した券が検出
される。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施例につい
て図面を参照して説明する。図2に示すように、共通の
フロアに検査機A、排除券処理機B、集中制御卓Cが配
設される。
【0027】検査機Aは、投入される多数の券の状態を
検査して排除すべき券を選別処理するもので、選別処理
される排除券は後述するカセット11に収容される。こ
の検査機Aは、必要に応じて、図示破線の方向に複数台
が配設される。
【0028】排除券処理機Bは、検査機Aから移されて
装着されるカセット11内の券の枚数が、検査機Aの処
理枚数に適合するかどうか判定するためのものである。
集中制御卓Cは、検査機Aと排除券処理機Bとの間のデ
ータの送受を賄うとともに、その検査機Aおよび排除券
処理機Bを統括的に制御する。
【0029】なお、検査機Aに連なって束処理機Dおよ
び束搬送機Eが配設される。券は束ごと束処理機Dに投
入され、そこから束搬送機Eによって各検査機Aへと送
られる。
【0030】検査機Aは、図3に示すように、前処理部
1、取出部2、搬送路3、検知部4、区分器5、排除券
集積部6、裁断部7、正券集積部8,9、大束施封部1
0、排除券カセット11を備える。
【0031】前処理部1には、搬送物であるところの多
数枚の券Pが投入される。投入される券Pは、あらかじ
め1束ずつ紙帯で施封されている。1束は10把の集合か
らなり、1把は紙帯で施封された 100枚からなる。前処
理部1は、これら施封を解除し、 100枚ずつを次の取出
部2に供給する。
【0032】取出部2は、供給される券Pを一枚ずつ、
搬送路3に送り出す。搬送路3は一対のベルトで券Pを
挟持搬送する。検知部4は、搬送路3上の券Pが、再度
の流通が可能な正券であるか、排除すべき排除券である
か、それとも損傷のひどい損券(廃棄券)であるかを検
知し、その検知結果に応じた行先指示を区分器5に与え
る。
【0033】区分器5は、搬送されてくる券類Pを検知
部4からの行先指示に従って排除券集積部6、裁断部
7、正券集積部8,9のいずれかに振り分ける。排除券
集積部6は、搬送されてくる券P(排除券)を集積す
る。排除券とは、正券と損券の判別が難しいもの、また
複数枚の券が重なっているものなど、正券とも損券とも
いえない怪しい券を指している。
【0034】正券集積部8,9は、搬送されてくる券P
(正券)を集積する。大束施封部14は、正券集積部
8,9内の券Pを 100枚ずつ紙帯で施封して1把にまと
め、その1把を10把分まとめて紙帯で施封し、1束にま
とめる。
【0035】排除券集積部6の近傍に、排除券カセット
11が設けられる。この排除券カセット11は、排除券
集積部6に一旦集積された券Pを収容するためのもの
で、あらかじめ複数個が用意され、それぞれ着脱が自在
である。
【0036】ところで、正券集積部8は、図1に示すよ
うに、羽根車20および収容部30からなる。羽根車2
0は、多数枚の羽根21を周方向に配列して各羽根21
の相互間に券類収容溝を形成し、図示破線矢印のように
接線方向から投入される券を各券類収容溝に取込みなが
ら所定軸を中心に回転して各券類収容溝内の券を下方に
落とす働きをする。収容部30は、受板31、ガイド板
32、およびガイド板33により形成され、羽根車20
から落ちる券を収容する。ガイド板33の上縁部にかき
落とし部材33aが設けられている。このかき落とし部
材33aは、羽根車20内に隙間から入り込んだ状態に
あって、羽根車20内の券を収容部30側にかき落とす
働きをする。正券集積部9も同じ構成である。
【0037】そして、図1および図4に示すように、羽
根車20をその軸方向に挟んで相対向する位置に、平面
形発光源40およびITVカメラ50が配設される。平
面形発光源40は、羽根車20の後面側から光を投影す
る。ITVカメラ50は、平面形発光源40から発せら
れて羽根車20の隙間を経た光を受光することにより、
図示の監視視野を撮像する。
【0038】ITVカメラ50とその周辺部の構成を図
5に示しており、ITVカメラ50の画像信号出力がケ
ーブル51を介して制御ボックス60に取込まれる。制
御ボックス60には、画像処理A/Dボード61および
CPUボード62が搭載される。これらボード上に、図
6に示す制御回路が構成される。
【0039】すなわち、ITVカメラ10は、監視領域
内の画像つまり羽根車20を連続的に撮像し、電気信号
に変換する。ITVカメラ10で撮像された画像信号
は、A/D変換部71に入力され、サンプリングパルス
精製回路74で生成されるサンプリングパルス信号に基
づきディジタル化された後、画像データとして画像メモ
リ72に順次に格納されていく。この画像メモリ72内
の画像データは、適宜に処理部73に送られ、羽根車2
0内の残留券を検出するための画像処理が施される。
【0040】80は券類処理装置の全体を制御するメイ
ンCPUである。このメインCPU80に、上記処理部
73が接続される。つぎに、上記の構成の作用を図7の
フローチャートを参照して説明する。
【0041】まず、画像データの取込みに必要な初期設
定がなされた後(ステップ101 )、画像メモリ72に格
納されている画像データ(ITVカメラ10により取込
まれた画像データ)が読出され(ステップ102 )、それ
が複数の領域たとえば16個に分割される(ステップ103
)。
【0042】画像データの分割領域ごとに、画像データ
の特徴量が抽出される。特徴量とは、画像の濃淡(つま
り撮像される羽根車20の明暗)の平均値である。そし
て、この特徴量を用いた処理が処理部73で実行される
(ステップ104 )。この特徴量についての具体的な説明
は、特願平6-226351号に記載されている。
【0043】そして、分割領域ごとの特徴量処理が組み
合わせられ、羽根車20内に券が残留しているか胴かを
判定するための全領域処理となる(ステップ105 )。ス
テップ104,105 の具体的な処理を図8のフローチャート
に示している。
【0044】すなわち、画像データの分割領域ごとに、
画像データの特徴量d(t)が抽出される(ステップ201
)。これら特徴量d(t)のそれぞれ時間的変化の絶対値
[=d(t)−d(t-1)]がしきい値以上かどうか判定される
(ステップ202 )。d(t-1)は、前回捕らえられた画像デ
ータの特徴量である。
【0045】各領域での特徴量の時間的変化つまり特徴
量変化が予め定められたパラメータと比較される(ステ
ップ203 )。特徴量変化がパラメータと同じまたはそれ
より大きい場合(ステップ204 のNO)、その領域におい
て残留券が存在しているとの判定となる(ステップ205
)。特徴量変化がパラメータ未満の場合(ステップ204
のYES )、その領域には残留券が存在していないとの
判定となる(ステップ205 )。全ての領域についてこの
判定がなされると(ステップ206 )、そこで一通りの残
留検出が終了となる。たとえば、全16個の領域のうち10
個の領域が“残留券あり”の判定が出た場合、羽根車2
0に券が残留しているとの最終判定となる。全16個の領
域のうち 3個の領域が“残留券あり”の判定では、羽根
車20に券が残留していないとの最終判定となる。
【0046】このように、平面形発光源40とITVカ
メラ50とを羽根車20を軸方向に挟んだ状態で対向さ
せることにより、羽根車20における残留券と背景との
輝度差を大きくすることができ、画像データの特徴量抽
出が適確となって、確度の高い残留券検出を行なうこと
ができる。
【0047】しかも、羽根車20に対し一様に光を当て
ることのできる平面形発光源40を採用しているので、
残留券と背景とのコントラストがさらに強調され、残留
券検出の精度が向上する。なお、この発明は上記実施例
に限定されるものではなく、要旨を変えない範囲で種々
変形実施可能である。
【0048】
【発明の効果】以上述べたように、第1および第6の発
明の集積装置は、羽根車に残留する券を誤りなく確実に
検出できることを目的とする。
【0049】第7および第8の発明の残留券検出方法
は、羽根車に残留する券を誤りなく確実に検出できるこ
とを目的とする。第9および第10の発明の券類処理装
置は、正券集積部の羽根車に残留する券を誤りなく確実
に検出できることを目的とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例における集積部の具体的な構成を示す
図。
【図2】同実施例の全体の外観斜視図。
【図3】同実施例の全体の内部機構の構成を示す図。
【図4】図1を側方から見た図。
【図5】同実施例におけるITVカメラおよびその周辺
構成を示す斜視図。
【図6】同実施例の要部の制御回路を示すブロック図。
【図7】同実施例の残留券検出の作用を説明するための
フローチャート。
【図8】図7の要部を具体的に示すフローチャート。
【符号の説明】
A…検査機、B…排除券処理機、C…集中制御卓、1…
前処理部1、2…取出部、3…搬送路、4…検知部、5
…区分器、8,9…正券集積部、20…羽根車、21…
羽根、30…収容部、40…平面形発光源、50…IT
Vカメラ、60…制御ボックス。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数枚の羽根を周方向に配列して各羽根
    の相互間に券類収容溝を形成し、接線方向から投入され
    る券を各券類収容溝に取込みながら所定軸を中心に回転
    して各券類収容溝内の券を下方に落とす羽根車と、 この羽根車から落ちる券を収容する収容部と、 前記羽根車をその軸方向に挟んで相対向する発光手段お
    よび受光手段と、 この受光手段の出力から前記羽根車内に残留した券を検
    出する検出手段と、 を具備したことを特徴とする集積装置。
  2. 【請求項2】 多数枚の羽根を周方向に配列して各羽根
    の相互間に券類収容溝を形成し、接線方向から投入され
    る券を各券類収容溝に取込みながら所定軸を中心に回転
    して各券類収容溝内の券を下方に落とす羽根車と、 この羽根車から落ちる券を収容する収容部と、 前記羽根車をその軸方向に挟んで相対向する発光手段お
    よび受光手段と、 この受光手段の出力から前記羽根車の画像を捕らえ、そ
    の画像の処理により前記羽根車内に残留した券を検出す
    る検出手段と、 を具備したことを特徴とする集積装置。
  3. 【請求項3】 多数枚の羽根を周方向に配列して各羽根
    の相互間に券類収容溝を形成し、接線方向から投入され
    る券を各券類収容溝に取込みながら所定軸を中心に回転
    して各券類収容溝内の券を下方に落とす羽根車と、 この羽根車から落ちる券を収容する収容部と、 前記羽根車をその軸方向に挟んで相対向する発光源およ
    びカメラと、 このカメラの画像信号出力から前記羽根車内に残留した
    券を検出する検出手段と、 を具備したことを特徴とする集積装置。
  4. 【請求項4】 多数枚の羽根を周方向に配列して各羽根
    の相互間に券類収容溝を形成し、接線方向から投入され
    る券を各券類収容溝に取込みながら所定軸を中心に回転
    して各券類収容溝内の券を下方に落とす羽根車と、 この羽根車から落ちる券を収容する収容部と、 前記羽根車をその軸方向に挟んで相対向する発光源およ
    びカメラと、 このカメラの画像信号出力から前記羽根車の画像を捕ら
    え、その画像の処理により前記羽根車内に残留した券を
    検出する検出手段と、 を具備したことを特徴とする集積装置。
  5. 【請求項5】 多数枚の羽根を周方向に配列して各羽根
    の相互間に券類収容溝を形成し、接線方向から投入され
    る券を各券類収容溝に取込みながら所定軸を中心に回転
    して各券類収容溝内の券を下方に落とす羽根車と、 この羽根車から落ちる券を収容する収容部と、 前記羽根車をその軸方向に挟んで相対向する平面形発光
    源およびITVカメラと、 このITVカメラの画像信号出力から前記羽根車内に残
    留した券を検出する検出手段と、 を具備したことを特徴とする集積装置。
  6. 【請求項6】 多数枚の羽根を周方向に配列して各羽根
    の相互間に券類収容溝を形成し、接線方向から投入され
    る券を各券類収容溝に取込みながら所定軸を中心に回転
    して各券類収容溝内の券を下方に落とす羽根車と、 この羽根車から落ちる券を収容する収容部と、 前記羽根車をその軸方向に挟んで相対向する平面形発光
    源およびITVカメラと、 このITVカメラの画像信号出力から前記羽根車の画像
    を捕らえ、その画像の処理により前記羽根車内に残留し
    た券を検出する検出手段と、 を具備したことを特徴とする集積装置。
  7. 【請求項7】 多数枚の羽根を周方向に配列して各羽根
    の相互間に券類収容溝を形成し、接線方向から投入され
    る券を各券類収容溝に取込みながら所定軸を中心に回転
    して各券類収容溝内の券を下方に落とす羽根車と、この
    羽根車から落ちる券を収容する収容部とを備えた集積装
    置において、 前記羽根車の前記軸方向から光を当て、その羽根車を通
    した光を羽根車の反対側で受光し、その受光出力から前
    記羽根車内に残留した券を検出する、ことを特徴とする
    残留券検出方法。
  8. 【請求項8】 多数枚の羽根を周方向に配列して各羽根
    の相互間に券類収容溝を形成し、接線方向から投入され
    る券を各券類収容溝に取込みながら所定軸を中心に回転
    して各券類収容溝内の券を下方に落とす羽根車と、この
    羽根車から落ちる券を収容する収容部とを備えた集積装
    置において、 前記羽根車の前記軸方向から光を当て、その羽根車を通
    した光を羽根車の反対側で受光し、その受光出力から前
    記羽根車の画像を捕らえ、その画像の処理により前記羽
    根車内に残留した券を検出する、ことを特徴とする集積
    装置。
  9. 【請求項9】 券の状態を検査して正券と排除すべき券
    を選別処理する検査部と、 この検査部で選別される排除券を集積する排除券集積部
    と、 前記検査部で選別される正券を集積するための正券集積
    部と、 この正券集積部に設けられ、多数枚の羽根を周方向に配
    列して各羽根の相互間に券類収容溝を形成し、接線方向
    から投入される券を各券類収容溝に取込みながら所定軸
    を中心に回転して各券類収容溝内の券を下方に落とす羽
    根車と、 前記正券集積部に設けられ、前記羽根車から落ちる券を
    収容する収容部と、 前記羽根車をその軸方向に挟んで相対向する発光源およ
    びカメラと、 このカメラの画像信号出力から前記羽根車の画像を捕ら
    え、その画像の処理により前記羽根車内に残留した券を
    検出する検出手段と、 を具備したことを特徴とする券類処理装置。
  10. 【請求項10】 券の状態を検査して正券と排除すべき
    券を選別処理する検査部と、 この検査部で選別される排除券を集積する排除券集積部
    と、 前記検査部で選別される正券を集積するための正券集積
    部と、 この正券集積部に設けられ、多数枚の羽根を周方向に配
    列して各羽根の相互間に券類収容溝を形成し、接線方向
    から投入される券を各券類収容溝に取込みながら所定軸
    を中心に回転して各券類収容溝内の券を下方に落とす羽
    根車と、 前記正券集積部に設けられ、前記羽根車から落ちる券を
    収容する収容部と、 前記羽根車をその軸方向に挟んで相対向する平面形発光
    源およびITVカメラと、 このITVカメラの画像信号出力から前記羽根車の画像
    を捕らえ、その画像の処理により前記羽根車内に残留し
    た券を検出する検出手段と、 を具備したことを特徴とする券類処理装置。
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