JPH09301173A - 列車保安装置 - Google Patents
列車保安装置Info
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- JPH09301173A JPH09301173A JP14120696A JP14120696A JPH09301173A JP H09301173 A JPH09301173 A JP H09301173A JP 14120696 A JP14120696 A JP 14120696A JP 14120696 A JP14120696 A JP 14120696A JP H09301173 A JPH09301173 A JP H09301173A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】非共振式の無絶縁軌道回路においては、列車検
知と列車制御のための機器がそれぞれ専用に必要であり
設備量が膨大になってしまう。 【解決手段】信号波デ−タ登録部３にはＴＤ信号波とＡ
ＴＣ信号波の全ての信号波デ−タがあらかじめ登録され
ている。列車検知部８で接続された軌道回路２Ｔに列車
が在線しないことを検知すると、信号波発生部４は信号
波デ−タ登録部３の信号波デ−タからＴＤ信号波を生成
して送信部５に送る。列車検知部８で軌道回路２Ｔに列
車が進入したことを検知すると、信号波発生部４は信号
波デ−タ登録部３の信号波デ−タからＡＴＣ信号波を生
成して送信部５に送る。送信部５は送られたＴＤ波又は
ＡＴＣ波を軌道回路２Ｔに送信する。
知と列車制御のための機器がそれぞれ専用に必要であり
設備量が膨大になってしまう。 【解決手段】信号波デ−タ登録部３にはＴＤ信号波とＡ
ＴＣ信号波の全ての信号波デ−タがあらかじめ登録され
ている。列車検知部８で接続された軌道回路２Ｔに列車
が在線しないことを検知すると、信号波発生部４は信号
波デ−タ登録部３の信号波デ−タからＴＤ信号波を生成
して送信部５に送る。列車検知部８で軌道回路２Ｔに列
車が進入したことを検知すると、信号波発生部４は信号
波デ−タ登録部３の信号波デ−タからＡＴＣ信号波を生
成して送信部５に送る。送信部５は送られたＴＤ波又は
ＡＴＣ波を軌道回路２Ｔに送信する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、非共振式軌道回
路における列車検知機能と列車の速度制御情報の送信機
能を一体化した列車保安装置に関するものである。
路における列車検知機能と列車の速度制御情報の送信機
能を一体化した列車保安装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】軌道回路周辺には閉そく区間在線検知の
ため軌道回路に列車が進入したことを検出する列車検知
や列車速度制御のための情報を軌道回路に伝送する機器
が独立して設備されている。このような類似の機能を有
する複数の機器を共用にすることが種々検討されてい
る。
ため軌道回路に列車が進入したことを検出する列車検知
や列車速度制御のための情報を軌道回路に伝送する機器
が独立して設備されている。このような類似の機能を有
する複数の機器を共用にすることが種々検討されてい
る。
【０００３】非共振式の無絶縁軌道回路は軌道回路の境
界に信号波を阻止する機能がないため、隣接区間に送信
した信号波が流入し、その区間の信号波との混信が生じ
るため列車検知機能と列車速度制御のための情報伝送機
能を共用にすることは困難である。そこで、例えば図４
に示すように、軌道回路２Ｔ，３Ｔと軌道回路４Ｔ，５
Ｔ毎に共用の列車検知器２１ａ，２１ｂとＡＴＣ送信器
２２ａ，２２ｂを設け、常時送信が必要な列車検知波で
あるＴＤ信号波は列車検知器２１ａ，２１ｂ毎に信号周
波数を分離して区別し、信号混合分離変成器２ｂ，２ｄ
を介して軌道回路２Ｔ〜５Ｔに送信している。また、列
車の速度制御のための情報伝送波であるＡＴＣ信号波は
列車が各軌道回路２Ｔ〜５Ｔに進入して在線していると
きだけ切替リレ−２３ａ，２３ｂを切替て該当する軌道
回路に送信している。このＡＴＣ信号波はＴＤ信号波と
は分離した専用の信号周波数の信号波を送信するように
している。
界に信号波を阻止する機能がないため、隣接区間に送信
した信号波が流入し、その区間の信号波との混信が生じ
るため列車検知機能と列車速度制御のための情報伝送機
能を共用にすることは困難である。そこで、例えば図４
に示すように、軌道回路２Ｔ，３Ｔと軌道回路４Ｔ，５
Ｔ毎に共用の列車検知器２１ａ，２１ｂとＡＴＣ送信器
２２ａ，２２ｂを設け、常時送信が必要な列車検知波で
あるＴＤ信号波は列車検知器２１ａ，２１ｂ毎に信号周
波数を分離して区別し、信号混合分離変成器２ｂ，２ｄ
を介して軌道回路２Ｔ〜５Ｔに送信している。また、列
車の速度制御のための情報伝送波であるＡＴＣ信号波は
列車が各軌道回路２Ｔ〜５Ｔに進入して在線していると
きだけ切替リレ−２３ａ，２３ｂを切替て該当する軌道
回路に送信している。このＡＴＣ信号波はＴＤ信号波と
は分離した専用の信号周波数の信号波を送信するように
している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記のように非共振式
の無絶縁軌道回路においては、列車検知と列車制御のた
めの機器がそれぞれ専用に必要であり、列車占有区間に
のみ列車制御信号を送信するための切替回路と、切替回
路の動作を監視する機能が必要になり、設備量が膨大に
なってしまう。
の無絶縁軌道回路においては、列車検知と列車制御のた
めの機器がそれぞれ専用に必要であり、列車占有区間に
のみ列車制御信号を送信するための切替回路と、切替回
路の動作を監視する機能が必要になり、設備量が膨大に
なってしまう。
【０００５】また、列車制御信号を出力する列車制御装
置は、該当する軌道回路が列車により占有されていない
ときでも機器の故障監視のため出力を遮断することがで
きず、ダミ−負荷に出力しているため無駄な電力を消費
している。
置は、該当する軌道回路が列車により占有されていない
ときでも機器の故障監視のため出力を遮断することがで
きず、ダミ−負荷に出力しているため無駄な電力を消費
している。
【０００６】一方、近年は信号保安装置等の機器がマイ
クロエレクトロニクス化され、同一の送受信器で異なる
信号波を送信することが可能になっている。そこで列車
検知信号波の送受信器と列車制御信号波の送受信器を共
用し、軌道回路の周辺に設備する送受信器を一体化する
ことが要望されている。
クロエレクトロニクス化され、同一の送受信器で異なる
信号波を送信することが可能になっている。そこで列車
検知信号波の送受信器と列車制御信号波の送受信器を共
用し、軌道回路の周辺に設備する送受信器を一体化する
ことが要望されている。
【０００７】この発明はかかる要望を満たすためになさ
れたものであり、軌道回路の周辺に設備する複数の機器
を共用して一体化した列車保安装置を得ることを目的と
するものである。
れたものであり、軌道回路の周辺に設備する複数の機器
を共用して一体化した列車保安装置を得ることを目的と
するものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】この発明にかかわる列車
保安装置は、信号波デ−タ登録部と信号波発生部と送信
部と受信部と信号波検知部及び列車検知部とを有し、信
号波デ−タ登録部には列車検知信号波と列車制御信号波
の全ての信号波デ−タをあらかじめ登録され、信号波発
生部は列車位置条件に応じた信号波デ−タを信号波デ−
タ登録部から読み出して信号波を生成するとともに同期
信号を信号波検知部に送り、送信部は生成された信号波
を非共振式軌道回路の列車進出側の境界点に送信し、受
信部は軌道回路に送信された信号波を軌道回路の列車進
入側の境界点で受信し、信号波検知部は信号波発生部か
ら送られる同期信号に同期した受信信号波を検出し、列
車検知部は信号波検知部で検出した受信信号波により軌
道回路における列車の有無を検知することを特徴とす
る。
保安装置は、信号波デ−タ登録部と信号波発生部と送信
部と受信部と信号波検知部及び列車検知部とを有し、信
号波デ−タ登録部には列車検知信号波と列車制御信号波
の全ての信号波デ−タをあらかじめ登録され、信号波発
生部は列車位置条件に応じた信号波デ−タを信号波デ−
タ登録部から読み出して信号波を生成するとともに同期
信号を信号波検知部に送り、送信部は生成された信号波
を非共振式軌道回路の列車進出側の境界点に送信し、受
信部は軌道回路に送信された信号波を軌道回路の列車進
入側の境界点で受信し、信号波検知部は信号波発生部か
ら送られる同期信号に同期した受信信号波を検出し、列
車検知部は信号波検知部で検出した受信信号波により軌
道回路における列車の有無を検知することを特徴とす
る。
【０００９】
【発明の実施の形態】この発明においては、非共振式の
各軌道回路毎に送受信器が設けてある。各送受信器はそ
れぞれ各軌道回路の境界に信号混合分離変成器を介して
接続され、信号波デ−タ登録部と信号波発生部と送信部
と受信部と信号波検知部及び列車検知部とを有する。信
号波デ−タ登録部には列車検知信号であるＴＤ信号波と
列車速度制御の情報を示すＡＴＣ信号波の全ての信号波
デ−タがあらかじめ登録されている。信号波発生部は例
えばＬＡＮ等で構成された条件連絡回路から送られる列
車位置条件に応じた信号波デ−タを信号波デ−タ登録部
から読み出して各軌道回路に送る信号波を生成して送信
部に出力し、出力した信号波の同期信号を信号波検知部
に送る。送信部は生成された信号波を信号混合分離変成
器を介して各軌道回路の列車進出側の境界点に送信す
る。受信部は各軌道回路に送信された信号波を各軌道回
路の列車進入側の境界点で受信する。信号波検知部は信
号波発生部から送られる同期信号に同期した受信信号波
を検出する。列車検知部は信号波検知部で検出した受信
信号波により各軌道回路における列車の有無を検知す
る。
各軌道回路毎に送受信器が設けてある。各送受信器はそ
れぞれ各軌道回路の境界に信号混合分離変成器を介して
接続され、信号波デ−タ登録部と信号波発生部と送信部
と受信部と信号波検知部及び列車検知部とを有する。信
号波デ−タ登録部には列車検知信号であるＴＤ信号波と
列車速度制御の情報を示すＡＴＣ信号波の全ての信号波
デ−タがあらかじめ登録されている。信号波発生部は例
えばＬＡＮ等で構成された条件連絡回路から送られる列
車位置条件に応じた信号波デ−タを信号波デ−タ登録部
から読み出して各軌道回路に送る信号波を生成して送信
部に出力し、出力した信号波の同期信号を信号波検知部
に送る。送信部は生成された信号波を信号混合分離変成
器を介して各軌道回路の列車進出側の境界点に送信す
る。受信部は各軌道回路に送信された信号波を各軌道回
路の列車進入側の境界点で受信する。信号波検知部は信
号波発生部から送られる同期信号に同期した受信信号波
を検出する。列車検知部は信号波検知部で検出した受信
信号波により各軌道回路における列車の有無を検知す
る。
【００１０】この列車検知部で接続された軌道回路に列
車が在線しないことを検知すると、その軌道回路に接続
された送受信部の信号波発生部はＴＤ信号波を生成して
送信部に送る。送信部は送られたＴＤ信号波をその軌道
回路に送信する。また、列車検知部で接続された軌道回
路に列車が進入したことを検知すると、信号波発生部は
ＡＴＣ信号波を生成して送信部に送る。送信部は送られ
たＡＴＣ信号波をその軌道回路に送信する。このように
して、各軌道回路に接続した送受信器が列車位置条件に
応じてＴＤ信号波とＡＴＣ信号波を生成して各軌道回路
に送信するようにしたから、ＴＤ信号波とＡＴＣ信号波
の送信設備を単一化することができる。
車が在線しないことを検知すると、その軌道回路に接続
された送受信部の信号波発生部はＴＤ信号波を生成して
送信部に送る。送信部は送られたＴＤ信号波をその軌道
回路に送信する。また、列車検知部で接続された軌道回
路に列車が進入したことを検知すると、信号波発生部は
ＡＴＣ信号波を生成して送信部に送る。送信部は送られ
たＡＴＣ信号波をその軌道回路に送信する。このように
して、各軌道回路に接続した送受信器が列車位置条件に
応じてＴＤ信号波とＡＴＣ信号波を生成して各軌道回路
に送信するようにしたから、ＴＤ信号波とＡＴＣ信号波
の送信設備を単一化することができる。
【００１１】
【実施例】図１はこの発明の一実施例の構成を示すブロ
ック図である。図に示すように、非共振式の各軌道回路
１Ｔ〜５Ｔ毎に送受信器１ａ〜１ｅが設けられ、送受信
器１ａ〜１ｅはそれぞれ各軌道回路１Ｔ〜５Ｔの境界に
信号混合分離変成器２ａ〜２ｅを介して接続されてい
る。送受信器１ａ〜１ｅは各軌道回路１Ｔ〜５Ｔに列車
検知波であるＴＤ信号波と列車の速度制御のための情報
伝送波であるＡＴＣ信号波を送信し、ＴＤ信号波の受信
処理により列車の検知を行うものであり、図２のブロッ
ク図に示すように、信号波デ−タ登録部３と信号波発生
部４と送信部５と受信部６と信号波検知部７及び列車検
知部８とを有する。
ック図である。図に示すように、非共振式の各軌道回路
１Ｔ〜５Ｔ毎に送受信器１ａ〜１ｅが設けられ、送受信
器１ａ〜１ｅはそれぞれ各軌道回路１Ｔ〜５Ｔの境界に
信号混合分離変成器２ａ〜２ｅを介して接続されてい
る。送受信器１ａ〜１ｅは各軌道回路１Ｔ〜５Ｔに列車
検知波であるＴＤ信号波と列車の速度制御のための情報
伝送波であるＡＴＣ信号波を送信し、ＴＤ信号波の受信
処理により列車の検知を行うものであり、図２のブロッ
ク図に示すように、信号波デ−タ登録部３と信号波発生
部４と送信部５と受信部６と信号波検知部７及び列車検
知部８とを有する。
【００１２】信号波デ−タ登録部３にはＴＤ信号波とＡ
ＴＣ信号波の全ての信号波デ−タがあらかじめ登録され
ている。信号波発生部４は例えばＬＡＮ等で構成された
条件連絡回路９から送られる列車位置条件に応じた信号
波デ−タを信号波デ−タ登録部３から読み出して各軌道
回路１Ｔ〜５Ｔに送る信号波を生成して送信部５に出力
し、出力した信号波の同期信号を信号波検知部７に送
る。送信部５は生成された信号波を信号混合分離変成器
２ａ〜２ｅを介して各軌道回路１Ｔ〜５Ｔの列車進出側
の境界点１０ａ〜１０ｅに送信する。受信部６は各軌道
回路１Ｔ〜５Ｔに送信された信号波を各軌道回路１Ｔ〜
５Ｔの列車進入側の境界点で受信する。信号波検知部７
は信号波発生部４から送られる同期信号に同期した受信
信号波を検出する。列車検知部８は信号波検知部７で検
出した受信信号波により各軌道回路１Ｔ〜５Ｔにおける
列車の有無を検知する。
ＴＣ信号波の全ての信号波デ−タがあらかじめ登録され
ている。信号波発生部４は例えばＬＡＮ等で構成された
条件連絡回路９から送られる列車位置条件に応じた信号
波デ−タを信号波デ−タ登録部３から読み出して各軌道
回路１Ｔ〜５Ｔに送る信号波を生成して送信部５に出力
し、出力した信号波の同期信号を信号波検知部７に送
る。送信部５は生成された信号波を信号混合分離変成器
２ａ〜２ｅを介して各軌道回路１Ｔ〜５Ｔの列車進出側
の境界点１０ａ〜１０ｅに送信する。受信部６は各軌道
回路１Ｔ〜５Ｔに送信された信号波を各軌道回路１Ｔ〜
５Ｔの列車進入側の境界点で受信する。信号波検知部７
は信号波発生部４から送られる同期信号に同期した受信
信号波を検出する。列車検知部８は信号波検知部７で検
出した受信信号波により各軌道回路１Ｔ〜５Ｔにおける
列車の有無を検知する。
【００１３】上記のように構成された送受信器１でＴＤ
信号波とＡＴＣ信号波を生成して送信するときの動作
を、図３の信号波生成・送信手順図を参照して説明す
る。
信号波とＡＴＣ信号波を生成して送信するときの動作
を、図３の信号波生成・送信手順図を参照して説明す
る。
【００１４】例えば、図３（ａ）に示すように、軌道回
路１Ｔ，３Ｔに列車１１が在線せず、軌道回路２Ｔに列
車１１が進入したときに、軌道回路１Ｔ，３Ｔに接続さ
れた送受信器１ａ，１ｃの信号波発生部４は信号波デ−
タ登録部３に登録された信号波デ−タを列車が軌道回路
２Ｔに在線する条件により読み出して所定の周波数のＴ
Ｄ信号波を生成して送信部５に送る。送信部５は送られ
たＴＤ信号波を軌道回路１Ｔ，３Ｔに送信する。この軌
道回路１Ｔ，３Ｔに送信されたＴＤ信号波を軌道回路１
Ｔ，３Ｔの進入端に接続された受信部６で受信し、信号
検出部７を介して列車検知部８に送られ、列車検知部８
で軌道回路１Ｔ，３Ｔに列車が存在しないことを明らか
にする。
路１Ｔ，３Ｔに列車１１が在線せず、軌道回路２Ｔに列
車１１が進入したときに、軌道回路１Ｔ，３Ｔに接続さ
れた送受信器１ａ，１ｃの信号波発生部４は信号波デ−
タ登録部３に登録された信号波デ−タを列車が軌道回路
２Ｔに在線する条件により読み出して所定の周波数のＴ
Ｄ信号波を生成して送信部５に送る。送信部５は送られ
たＴＤ信号波を軌道回路１Ｔ，３Ｔに送信する。この軌
道回路１Ｔ，３Ｔに送信されたＴＤ信号波を軌道回路１
Ｔ，３Ｔの進入端に接続された受信部６で受信し、信号
検出部７を介して列車検知部８に送られ、列車検知部８
で軌道回路１Ｔ，３Ｔに列車が存在しないことを明らか
にする。
【００１５】一方、列車１１が進入した軌道回路２Ｔに
接続された送受信器１ｂの信号波発生部４は信号波デ−
タ登録部３に登録された信号波デ−タを列車が進入した
条件により読み出してＡＴＣ信号波を生成して送信部５
に送る。送信部５は送られたＡＴＣ信号波を軌道回路２
Ｔに送信して、軌道回路２Ｔに進入した列車１１にＡＴ
Ｃ情報を送る。
接続された送受信器１ｂの信号波発生部４は信号波デ−
タ登録部３に登録された信号波デ−タを列車が進入した
条件により読み出してＡＴＣ信号波を生成して送信部５
に送る。送信部５は送られたＡＴＣ信号波を軌道回路２
Ｔに送信して、軌道回路２Ｔに進入した列車１１にＡＴ
Ｃ情報を送る。
【００１６】図３（ｂ）に示すように、列車１１が軌道
回路２Ｔを進行して軌道回路２Ｔの進出側の境界点１０
ｂから軌道回路３Ｔに進入し、軌道回路３Ｔに送られて
いるＴＤ信号波が列車１１の車軸で短絡されて、軌道回
路３Ｔに接続された送受信器１ｃの受信部６でＴＤ信号
波の受信が無くなり、列車検知部８で軌道回路３Ｔに列
車１１が進入したことを検知すると、その列車検知条件
により軌道回路３Ｔの進出端に接続された送受信器１ｃ
の信号波発生部４で所定のＡＴＣ信号波を生成して受信
部５から軌道回路３Ｔに送信する。このとき、軌道回路
２Ｔに接続された送受信器１ｂは軌道回路２ＴにＡＴＣ
信号波を引き続き送信している。そして、図３（ｃ）に
示すように、列車１１が軌道回路３Ｔにあらかじめ定め
た進出距離Ｌだけ進出すると、軌道回路２Ｔに接続され
た送受信器１ｂの受信部６で受信したＡＴＣ信号波の着
電レベルで列車検知部８が軌道回路２Ｔから列車１１が
進出したことを確認する。この軌道回路２Ｔから列車１
１が進出したことを確認すると、図３（ｄ）に示すよう
に、軌道回路２Ｔに接続された送受信器１ｂの信号波発
生部４はＴＤ信号波を生成して送信部５から軌道回路２
Ｔに送信する。
回路２Ｔを進行して軌道回路２Ｔの進出側の境界点１０
ｂから軌道回路３Ｔに進入し、軌道回路３Ｔに送られて
いるＴＤ信号波が列車１１の車軸で短絡されて、軌道回
路３Ｔに接続された送受信器１ｃの受信部６でＴＤ信号
波の受信が無くなり、列車検知部８で軌道回路３Ｔに列
車１１が進入したことを検知すると、その列車検知条件
により軌道回路３Ｔの進出端に接続された送受信器１ｃ
の信号波発生部４で所定のＡＴＣ信号波を生成して受信
部５から軌道回路３Ｔに送信する。このとき、軌道回路
２Ｔに接続された送受信器１ｂは軌道回路２ＴにＡＴＣ
信号波を引き続き送信している。そして、図３（ｃ）に
示すように、列車１１が軌道回路３Ｔにあらかじめ定め
た進出距離Ｌだけ進出すると、軌道回路２Ｔに接続され
た送受信器１ｂの受信部６で受信したＡＴＣ信号波の着
電レベルで列車検知部８が軌道回路２Ｔから列車１１が
進出したことを確認する。この軌道回路２Ｔから列車１
１が進出したことを確認すると、図３（ｄ）に示すよう
に、軌道回路２Ｔに接続された送受信器１ｂの信号波発
生部４はＴＤ信号波を生成して送信部５から軌道回路２
Ｔに送信する。
【００１７】この状態で軌道回路１Ｔに後続の列車１２
が進入すると、上記と同様にして、軌道回路１Ｔに接続
した送受信器１ａの信号波発生部４でＡＴＣ信号波を生
成して送信部５から軌道回路１Ｔに送信する。この後続
の列車１２が軌道回路１Ｔから軌道回路２Ｔに進出する
と、図３（ｅ）に示すように、軌道回路２Ｔに接続され
た送受信器１ｂからＡＴＣ信号波を送信し、軌道回路１
Ｔに接続された送受信器１ａからＴＤ信号波を送信す
る。このとき軌道回路２Ｔと軌道回路３ＴのＡＴＣ波に
は軌道回路番号等の区分情報を含ませておき、軌道回路
２Ｔと軌道回路３Ｔの信号区分ができるようにしてあ
る。
が進入すると、上記と同様にして、軌道回路１Ｔに接続
した送受信器１ａの信号波発生部４でＡＴＣ信号波を生
成して送信部５から軌道回路１Ｔに送信する。この後続
の列車１２が軌道回路１Ｔから軌道回路２Ｔに進出する
と、図３（ｅ）に示すように、軌道回路２Ｔに接続され
た送受信器１ｂからＡＴＣ信号波を送信し、軌道回路１
Ｔに接続された送受信器１ａからＴＤ信号波を送信す
る。このとき軌道回路２Ｔと軌道回路３ＴのＡＴＣ波に
は軌道回路番号等の区分情報を含ませておき、軌道回路
２Ｔと軌道回路３Ｔの信号区分ができるようにしてあ
る。
【００１８】このようにして、軌道回路１Ｔ〜５Ｔに接
続した送受信器１ａ〜１ｅが列車位置条件に応じてＴＤ
信号波とＡＴＣ信号波を生成して各軌道回路に送信する
ようにしたから、ＴＤ信号波とＡＴＣ信号波の送信設備
を単一化することができる。
続した送受信器１ａ〜１ｅが列車位置条件に応じてＴＤ
信号波とＡＴＣ信号波を生成して各軌道回路に送信する
ようにしたから、ＴＤ信号波とＡＴＣ信号波の送信設備
を単一化することができる。
【００１９】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、あらか
じめ列車検知信号波と列車制御信号波の全ての信号波デ
−タを登録しておき、軌道回路に列車が在線しないこと
を検知すると、その軌道回路に接続された送受信部の信
号波発生部は列車検知信号波を生成し、生成した列車検
知信号波を送信部から軌道回路に送信し、軌道回路に列
車が進入したことを検知すると、信号波発生部は列車制
御信号波を生成し、生成した列車制御信号波を送信部か
ら送るようにしたから、列車検知信号波と列車制御信号
波を単一の送受信器で送信することができ、列車検知信
号波と列車制御信号波の送信設備を一体化することがで
きる。
じめ列車検知信号波と列車制御信号波の全ての信号波デ
−タを登録しておき、軌道回路に列車が在線しないこと
を検知すると、その軌道回路に接続された送受信部の信
号波発生部は列車検知信号波を生成し、生成した列車検
知信号波を送信部から軌道回路に送信し、軌道回路に列
車が進入したことを検知すると、信号波発生部は列車制
御信号波を生成し、生成した列車制御信号波を送信部か
ら送るようにしたから、列車検知信号波と列車制御信号
波を単一の送受信器で送信することができ、列車検知信
号波と列車制御信号波の送信設備を一体化することがで
きる。
【００２０】また、各軌道回路に接続した送受信器が列
車位置条件に応じて列車検知信号波と列車制御信号波を
生成して各軌道回路に送信するようにしたから、軌道回
路に列車が在線したことを検知して送信する列車制御信
号波の送信切替回路が不要になり、設備をより単純化す
ることができる。
車位置条件に応じて列車検知信号波と列車制御信号波を
生成して各軌道回路に送信するようにしたから、軌道回
路に列車が在線したことを検知して送信する列車制御信
号波の送信切替回路が不要になり、設備をより単純化す
ることができる。
【００２１】さらに、列車位置条件に応じて列車検知信
号波と列車制御信号波を切替て送信するようにしたか
ら、機器の故障監視のために列車制御信号波を出力する
ダミ−負荷が必要でなく、電力の消費量を低減すること
もできる。
号波と列車制御信号波を切替て送信するようにしたか
ら、機器の故障監視のために列車制御信号波を出力する
ダミ−負荷が必要でなく、電力の消費量を低減すること
もできる。
【図１】この発明の実施例の構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図２】上記実施例の送受信器の構成を示すブロック図
である。
である。
【図３】上記実施例の動作を示す信号波生成・送信手順
図である。
図である。
【図４】従来例の構成を示すブロック図である。
１Ｔ〜５Ｔ 軌道回路 １ａ〜１ｅ 送受信器 ２ａ〜２ｅ 信号混合分離変成器 ３ 信号波デ−タ登録部 ４ 信号波発生部 ５ 送信部 ６ 受信部 ７ 信号波検知部 ８ 列車検知部 ９ 条件連絡回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成８年６月１７日
【手続補正１】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図３
【補正方法】変更
【補正内容】
【図３】
Claims (1)
- 【請求項１】 信号波デ−タ登録部と信号波発生部と送
信部と受信部と信号波検知部及び列車検知部とを有し、 信号波デ−タ登録部には列車検知信号波と列車制御信号
波の全ての信号波デ−タをあらかじめ登録され、信号波
発生部は列車位置条件に応じた信号波デ−タを信号波デ
−タ登録部から読み出して信号波を生成するとともに同
期信号を信号波検知部に送り、送信部は生成された信号
波を非共振式軌道回路の列車進出側の境界点に送信し、
受信部は軌道回路に送信された信号波を軌道回路の列車
進入側の境界点で受信し、信号波検知部は信号波発生部
から送られる同期信号に同期した受信信号波を検出し、
列車検知部は信号波検知部で検出した受信信号波により
軌道回路における列車の有無を検知することを特徴とす
る列車保安装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14120696A JP2955230B2 (ja) | 1996-05-13 | 1996-05-13 | 列車保安装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14120696A JP2955230B2 (ja) | 1996-05-13 | 1996-05-13 | 列車保安装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09301173A true JPH09301173A (ja) | 1997-11-25 |
| JP2955230B2 JP2955230B2 (ja) | 1999-10-04 |
Family
ID=15286619
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14120696A Expired - Lifetime JP2955230B2 (ja) | 1996-05-13 | 1996-05-13 | 列車保安装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2955230B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008213582A (ja) * | 2007-03-01 | 2008-09-18 | Kyosan Electric Mfg Co Ltd | 列車制御装置 |
| JP2011057051A (ja) * | 2009-09-09 | 2011-03-24 | Hitachi Ltd | ディジタルａｔｃ装置 |
-
1996
- 1996-05-13 JP JP14120696A patent/JP2955230B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008213582A (ja) * | 2007-03-01 | 2008-09-18 | Kyosan Electric Mfg Co Ltd | 列車制御装置 |
| JP2011057051A (ja) * | 2009-09-09 | 2011-03-24 | Hitachi Ltd | ディジタルａｔｃ装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2955230B2 (ja) | 1999-10-04 |
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