JPH09300484A - 樹脂成形品 - Google Patents

樹脂成形品

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JPH09300484A
JPH09300484A JP14681796A JP14681796A JPH09300484A JP H09300484 A JPH09300484 A JP H09300484A JP 14681796 A JP14681796 A JP 14681796A JP 14681796 A JP14681796 A JP 14681796A JP H09300484 A JPH09300484 A JP H09300484A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】合成樹脂製のボディ2を備えた6極型バルブソ
ケットの端子の一つであるメイン端子3と、同じく合成
樹脂製のボディ2´を備えた4極型バルブソケット9の
端子の一つであるメイン端子3´との違いが、ボディ
2、2´の中心線O、O´に対するメイン端子3、3´
の差込部3c、3´cの寸法2PとPのみである場合
に、これら2種類のメイン端子3、3´を1種類の部材
により形成できるようにする。 【解決手段】埋込部19bの長さだけをメイン端子3、
3´の埋込部3b、3´bに必要な長さHよりやや長く
した1種類の端子材19を用意し、端子材19の埋込部
19bを、その長さと総幅のいずれもがメイン端子3、
3´に各別固有の寸法になる形態で折り曲げることによ
り、差込部3c、3´cにそれぞれ固有の寸法2P又は
Pを現出した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂成形品に係る
ものであり、特に一部が合成樹脂製のボディに埋め込ま
れて支持された金属部品を備えた樹脂成形品、特に、前
記金属部品の一端部の対基準位置寸法は同じでも他端部
の対基準位置寸法が異なる複数の規格の一つに従って金
属部品が配置された樹脂成形品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】今日の物品は、単一の規格だけに限定さ
れて提供されることは少なく、具体的な機能等の違いに
応じた複数の規格を用意して提供されることが多い。こ
の場合、規格は異なってもボディや部品の外形もしくは
寸法等は同一であったり、又は、違いがあってもそれが
一部のみに過ぎないことも珍しくはない。例えば、電気
部品として用いられる各種のソケットやコネクタの中に
は、そうしたものが多く、端子の数や基準位置に対する
配列寸法等が異なるだけで、その他の部分は同一であっ
たりすることがよくある。
【0003】図19、図20はそのような相対的関係を
もつ2種類のバルブソケットの一例を示すものである。
図19において、aは6つの端子b1、b2、b3、b
4、b5、b6を備えた6極型バルブソケットを示す。
eは6極型バルブソケットのボディを示し、このボディ
eにはコネクタ部hが備えられている。コネクタ部hに
は、上面が開口した凹形のバルブ装着部f、前方に向か
って開口した矩形の差込口gが形成されている。
【0004】また図20において、cは4つの端子d
1、d2、d3及びd4を備えた4極型バルブソケット
を示す。e´は4極型バルブソケットのボディを示し、
このボディe´には上面が開口した凹形のバルブ装着部
f´、前方に向かって開口した矩形の差込口g´が形成
されている。ボディeとボディe´は、6極型バルブソ
ケットaの差込口gの横幅が4極型バルブソケットcの
差込口g´の横幅より長いことを除き、略違いはない。
6極型バルブソケットの6つの端子b1、b2、b3、
b4、b5、b6は、その各中間部がボディeの中実部
に埋め込まれて支持されている。さらに端子b1、b
2、b3、b4、b5、b6の前端部をなすプラグ端部
i1、i2、i3、i4、i5、i6が、ボディeの差
込口g内にあって左右方向へ3個等間隔で上下二段に配
置されている。
【0005】プラグ端部i5、i6の中心は、ボディe
の中心線O上に位置している。また、左側上下2つのプ
ラグ端部i1、i3の中心と、右側上下2つのプラグ端
部i2、i4の中心は、それぞれ、前記中心線Oから距
離2P離間して位置している。プラグ端部i1、i2を
有する端子b1、b2の中間部j1、j2は、ボディe
の中実部を上下方向に延び、上端部をなす接触部k1、
k2は略S字形に屈曲してバルブ装着部f内の底部に配
置され、中心線Oからの離間距離は互いに等しい寸法P
になっている。
【0006】4極型バルブソケットの4つの端子d1、
d2、d3、d4は、その各中間部がボディe´の中実
部に埋め込まれて支持されている。端子d1、d2、d
3、dの前端部をなすプラグ端部m1、m2、m3、m
4がボディe´の差込み口g´内にあって左右方向へ2
個並びで上下二段に配置されており、左側上下2つのプ
ラグ端部m1、m3の中心と右側上下2つのプラグ端部
m2、m4の中心は、それぞれ、ボディe´の中心線O
´から寸法P離間して位置している。
【0007】プラグ端部m1、m2を有する端子d1、
d2の中間部n1、n2は、ボディe´の中実部を上下
方向に延びている。上端部をなす接触部q1、q2は、
略S字形に屈曲してバルブ装着部f´内の底部に配置さ
れ、中心線O´からの離間距離は互いに等しい寸法P、
即ち、6極型バルブソケットaにおけるS字形の接触部
k1、k2の中心線Oからの寸法Pと同じ距離になって
いる。
【0008】6極型バルブソケットaの一対の端子b
1、b2と、4極型バルブソケットcの一対の端子d
1、d2とを比較すると、その接触部k1、k2、q
1、q2の、基準位置としての中心線O、O´からの寸
法は同じであり、中間部j1、j2とn1、n2の高さ
も同じである。そして、違うところは6極型バルブソケ
ットaにおけるプラグ端部i1、i2の中心線Oからの
寸法が、4極型バルブソケットcにおけるプラグ端部m
1、m2の中心線O´からの寸法の2倍になっている点
である。
【0009】この違いのために、6極型バルブソケット
aの前記一対の端子b1、b2にあっては、中間部j
1、j2の形状をその総幅が4極型バルブソケットcの
端子d1、d2の幅の2倍になる形状にしてある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、端子のよう
な金属部品を金型によって形成する場合は、通常、抜き
型と曲げ型の2つを必要とする。この点、上記した従来
の2種類のバルブソケットa、cにあっては、一部の端
子の基準位置(中心線O、O´)に対する寸法Pが異な
る以外に全く違いがないにも拘らず、それぞれ専用の形
状を有する端子b1、b2とd1、d2を用意していた
ため、部品点数が多くなるだけで無く、抜き型と曲げ型
がそれぞれ2種類必要になるので、大変コスト高になっ
てしまうという問題があった。
【0011】本発明は上記従来の問題点に着目してなさ
れたものであり、金属部品の基準位置に対する寸法が異
なっても、1種類の金属部品材を共通に用いることがで
きて、その分、金型等の成形手段の数が少なくて済む樹
脂成形品を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、一部
が合成樹脂製のボディに埋め込まれて支持された金属部
品を備え、前記金属部品の一端部の対基準位置寸法は同
じでも他端部の対基準位置寸法が異なる複数の規格の一
つに従って金属部品が配置された樹脂成形品であって、
他の規格の樹脂成形品と共通の1種類の金属部品材の一
部を折り曲げることにより、個々の樹脂成形品に固有の
規格である他端部の対基準位置寸法を現出したものであ
る。
【0013】請求項2の発明は、請求項1に記載の樹脂
成形品において、金属部品材が板金材料から成り、前記
金属部品材の中間部の一部を厚み方向と幅方向への成分
を含む方向への折曲を含んで折り曲げることにより、他
端部の対基準位置寸法を現出したものである。
【0014】請求項3の発明は、請求項1又は2に記載
の樹脂成形品において、金属部品を電気的配線に用いら
れる端子としたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を図面に示し
た実施の形態に従って説明する。図面に示した実施の形
態は、本発明樹脂成形品を、6極型と4極型の2つの規
格を有するバルブソケットに適用したものである。符号
1は6極型バルブソケット(図1から図7参照)を示
し、この6極型バルブソケット1には、合成樹脂製のボ
ディ2と金属部品としての6つの端子3、4、5、6、
7、8が備えられている。符号9は4極型バルブソケッ
ト(図8から図14参照)を示し、この4極型バルブソ
ケット9には、合成樹脂製のボディ2´と金属部品とし
ての4つの端子3´、4´、5´、10が備えられてい
る。
【0016】ボディ2、2´は、それぞれ、下面が閉じ
られた円筒状をなすバルブ装着部11、11´と、バル
ブ装着部11、11´の外周面中間部に沿って延びるフ
ランジ12、12´と、バルブ装着部11、11´の下
にあって前後方向に長い角柱状をしたコネクタ部13、
13´とが合成樹脂により一体に形成されて構成されて
いる。
【0017】コネクタ部13、13´の前半部は前面が
開口した差込口14、14´を有する中空な筒状に形成
され、後半部である中実部15、15´の上部がバルブ
装着部11、11´の底部にもなっている。バルブ装着
部11、11´の外径はフランジ12、12´から下の
部分がフランジ12、12´より上の部分より小さくな
っており、かつ、下の部分は上の部分に対して後へ偏心
している。また、バルブ装着部11、11´の内周面の
後頂部には上方から見てコ字形をした溝11a、11´
aが形成されている。
【0018】4極型バルブソケット9のボディ2´にお
けるコネクタ部13´の横寸法は、6極型バルブソケッ
ト1のボディ2におけるコネクタ部13の横寸法よりや
や狭くなっており、この寸法の違いを除いて、2つのボ
ディ2と2´は殆ど同一の構造及びサイズを有してい
る。Oは6極型バルブソケット1における基準位置とし
ての中心線(バルブ装着部11の中心線である)を示
し、前後方向から見て、コネクタ部13の幅方向の中心
は前記中心線Oと一致している。O´は4極型バルブソ
ケット9における基準位置としての中心線(バルブ装着
部11´の中心線である)を示し、前後方向から見て、
コネクタ部13´の幅方向の中心は前記中心線O´と一
致している。
【0019】6極型バルブソケット1の端子3、4、
5、6、7、8は、いずれもその各部が板金材料により
一体に形成されて構成されている。3はメイン端子を、
4はサブ端子を、5はアース端子をそれぞれ示し、その
他の3つの端子6、7、8はそれぞれに所定の機能を有
した別端子を示す。
【0020】メイン端子3とサブ端子4は一部を除いて
互いに同じ形状をしている。即ち、メイン端子3とサブ
端子4は、前後方向から見て略S字形に屈曲され上方か
ら見て長方形状をした接触部3a、4aと、接触部3
a、4aの下片の縁から下方へ延びた埋込部3b、4b
と、埋込部3b、4bの下端から前方へ向けて水平に延
びた差込部3c、4cとから構成されている。埋込部3
b、4bの中間部16、16は側方斜め45°下方もし
くは上方から見てクランク形に屈曲している。
【0021】メイン端子3とサブ端子4とが相違する点
は、図5を見て分かるように、メイン端子3の埋込部3
bが接触部3aの下片の後縁左端部から延びているのに
対し、サブ端子4の埋込部4bは接触部4aの下片の前
縁右端部から延びている点と、サブ端子4の差込部4c
の方がメイン端子3の差込部3cよりやや長い点だけで
ある。アース端子5は、前後方向から見て縦長の長方形
をした接触部5aと、接触部5aの前方へ向けて水平に
屈曲させた下端部右端から下方へ延びた埋込部5bと、
前後方向へ延びる細幅な平板状をした差込部5cとによ
って構成され、差込部5cの前後方向略中間部の右側縁
と埋込部5bの下端とが連続している。別端子6、7、
8は、いずれも、アース端子5の差込部5cと同じ形状
及び大きさを有している。
【0022】以上6つの端子3、4、5、6、7、8は
次のように配置されている。端子3、4、5、6、7、
8の各前端部はボディ2の差込口14の奥まったところ
にあって、左右方向へ3個等間隔で上下二段に配置され
ている。前方から見て(図4参照)、中間の上下2つの
別端子7、8の中心はボディ2の中心線O上に位置して
いる。また左側上下2つの端子であるメイン端子3及び
別端子6の各前端部の中心と右側上下2つの端子である
サブ端子4及びアース端子5の各前端部の中心は、それ
ぞれ、前記中心線Oから寸法2P離間して位置してい
る。
【0023】メイン端子3、サブ端子4及びアース端子
5の各埋込部3b、4b、5bは、ボディ2の中実部1
5を上下方向に延びている。また別端子6、7、8の前
後両端部を除く部分は中実部15を前後方向へ貫通して
いる。メイン端子3及びサブ端子4の各接触部3a、4
aは、下片がバルブ装着部11の内底面に着座してい
る。接触部3a、4aは、中心線Oを挾んで互いに前後
に等距離離間し、メイン端子3の接触部3aがサブ端子
4の接触部4aより前に位置している。
【0024】4極型バルブソケット9の端子3´、4
´、5´、10は、いずれもその各部が板金材料により
一体に形成されて構成されている。3´はメイン端子
を、4´はサブ端子を、5´はアース端子を、10は所
定の機能を有した別端子をそれぞれ示す。メイン端子3
´とサブ端子4´は一部を除いて互いに同じ形状をして
いる。即ち、メイン端子3´とサブ端子4´は、前方か
ら見て略S字形に屈曲され上方から見て長方形状をした
接触部3´a、4´aと、接触部3´a、4´aの下片
の縁から下方へ延びた埋込部3´b、4´bと、埋込部
3´b、4´bの下端から前方へ向けて水平に延びた差
込部3´c、4´cとから構成されている。
【0025】埋込部3´b、4´bの中間部17、17
は側方から見てクランク形に屈曲している。メイン端子
3´とサブ端子4´とが相違する点は、メイン端子3´
の埋込部3´bが接触部3´aの後縁の左端部から延び
ているのに対し、サブ端子4´の埋込部4´bは接触部
4´aの前縁の右端部から延びている点と、サブ端子4
´の差込部4´cの方がメイン端子3´の差込部3´c
よりやや長い点だけである。
【0026】4極型バルブソケット9のアース端子5´
は、前後方向から見て縦長の長方形状をした接触部5´
aと、接触部5´aの前方へ向けて水平に屈曲させた下
端部右端から下方へ延びた細幅の埋込部5´bと、前後
方向へ延びる細幅な平板状をした差込部5´cとによっ
て構成されている。差込部5´cの前後方向の略中間部
の右側縁と埋込部5´bの下端とが連続している。埋込
部5´bの中間部18は前後方向から見てクランク形に
屈曲させられている。別端子10は、アース端子5´の
差込部5´cと同じ形状及び大きさを有している。
【0027】6極型バルブソケット1のメイン端子3と
4極型バルブソケット9のメイン端子3´との違いは、
埋込部3b、3´bの中間部16、17の屈曲形状と、
この屈曲形状の違いに伴う埋込部3b、3´bの総幅だ
けであり、その他の各部の形状及び寸法には違いがな
い。また、6極型バルブソケット1のアース端子5と4
極型バルブソケット9のアース端子5´との違いは、埋
込部5b、5´bの屈曲の有無と、この屈曲の有無に伴
う埋込部5b、5´bの左右方向における総幅だけであ
り、その他の各部の形状及び寸法には違いがない。
【0028】4極型バルブソケット9の4つの端子3
´、4´、5´、10は次のように配置されている。端
子3´、4´、5´、10の各前端部はボディ2´の差
込口14´の奥まったところにあって、左右2列で上下
二段に配置されている。そして、前方から見て(図11
参照)、左側上下2つの端子であるメイン端子3´及び
別端子10の前端部の各中心と右側上下2つの端子であ
るサブ端子4´及びアース端子5´の前端部の各中心
は、それぞれ、ボディ2´の中心線O´から寸法P離間
して位置している。
【0029】メイン端子3´、サブ端子4´及びアース
端子5´の各埋込部3´b、4´b、5`bはボディ2
´の中実部15´を上下方向に延び、別端子10の前後
両端部を除く部分は中実部15´を前後方向へ貫通して
いる。メイン端子3´及びサブ端子4´の各接触部3´
a、4´aは、6極型バルブソケット1における各接触
部3a、4aと同じく、下片がバルブ装着部11´の内
底面に着座している。接触部3´a、4´aは、中心線
O´を挾んで互いに前後に等距離離間し、メイン端子3
´の接触部3´aがサブ端子4´の接触部4´aより前
に位置している。
【0030】6極型バルブソケット1のメイン端子3と
4極型バルブソケット9のメイン端子3´は次に説明す
る一種類の端子材から形成される。19は端子材(図1
5及び図16参照)を示し、接触部19a、埋込部19
b及び差込部19cとによって構成されている。端子材
19の埋込部19bは真っ直な平板になっていると共
に、丈Hはメイン端子3及び3´の埋込部3b、3´b
に必要な丈H1(図5、図6、図7、図12、図13、
図14参照)よりやや長くなっている。この点を除き、
端子材19の各部の形状及び寸法はメイン端子3、3´
が有する同じ名称の各部の形状及び寸法と同じになって
いる。
【0031】端子材19の埋込部19bの略中間部を、
図15で2点鎖線で示すように、側方から見てクランク
形に屈曲させることで埋込部19bの丈をH1にする。
これにより、4極型バルブソケット9のメイン端子3´
が形成される。また、同じ端子材19の埋込部19b
を、図16で2点鎖線で示すように、上端から所定の寸
法下がった位置を通って左下がり45°に延びる線20
を折曲げ線として、そこから下方の部分を手前左側へ折
り曲げる。
【0032】次いで、折曲げ線20よりやや手前の位置
を通って折曲げ線20と平行に延びる線を別の折曲げ線
として、そこから先の部分を下方へ折り曲げる。従っ
て、端子材19の差込部19cの中心、が接触部19a
の中心に対して寸法2Pだけ左側へオフセットされると
共に、埋込部19bの丈がH1になる。これにより、6
極型バルブソケット1のメイン端子3が形成される。
【0033】図示は省略したが、6極型バルブソケット
1のサブ端子4と、4極型バルブソケット9のサブ端子
4´は、端子材19と略同様の端子材(差込部19cの
長さは異なる)の埋込部を、メイン端子3、3´を形成
するためにした折曲げと同様に折り曲げることによって
形成される。メイン端子3、3´の場合と違うところ
は、6極型バルブソケット1用のサブ端子4についての
折曲げの方向が反対になるだけである。
【0034】6極型バルブソケット1のアース端子5
と、4極型バルブソケット9のアース端子5´は、次に
説明する一種類の端子材から形成される(図17及び図
18参照)。21は端子材を示し、この端子材21は縦
長の長方形状をした接触部21aと、接触部21aの下
端部を前方へ水平に曲げた部分に連続して右側へ延びる
埋込部21bと、前後方向へ延びる細幅の板状をした差
込部21cとによって構成されている。差込部21cの
上側縁略中間部は、埋込部21bの右端と連続してい
る。 埋込部21bの長さLは、アース端子5、5´の
埋込部5a、5´aに必要な丈H2(図5、図6、図
7、図12、図13、図14参照)よりやや長くなって
いる。この点を除き、端子材21の各部の形状及び寸法
はアース端子5、5´が有する同じ名称の各部の形状及
び寸法と同じになっている。
【0035】端子材21の埋込部21bを、図18で2
点鎖線で示すように、接触部21aより所定の寸法離れ
た位置から直角に下方へ向けて折り曲げることで埋込部
21bの長さをH2にする。これによって、差込部21
cの中心が接触部21aの中心に対して右側へ寸法2P
オフセットしたところに位置することになる。このよう
にして6極型バルブソケット1のアース端子5が形成さ
れる。
【0036】また、図18に2点鎖線で示すように、端
子材21の埋込部21bの略中間部を、所定量、前方か
ら見てクランク形に屈曲させると共に、接触部21aに
近い位置から下方へ直角に折り曲げる。これによって、
埋込部21bの長さがH2になり、差込部21cの中心
が接触部21aの中心に対して右側へ寸法Pオフセット
したところに位置する。このようにして4極型バルブソ
ケット9のアース端子5´が形成される。上記のように
1種類の端子材の折り曲げ方を変えることによって、6
極型バルブソケット1の端子3、5と、4極型バルブソ
ケット9の端子3`、5`を、1種類の端子材で形成す
ることができるようになり、大幅なコストダウンを図る
ことが可能となる。
【0037】以上、本発明の実施の形態について詳述し
てきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限られるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設
計の変更などがあっても本発明に含まれる。例えば、実
施の形態においては、金属部品である端子をクランク形
に折り曲げるようにしたが、金属部品の折り曲げの形態
はどのようなものであっても良い。そして、本発明が適
用される樹脂成形品が実施の形態に示したバルブソケッ
トに限られることは無く、一部が合成樹脂製のボディに
埋め込まれて支持された金属部品を備え、前記金属部品
の一端部の対基準位置寸法は同じでも他端部の対基準位
置寸法が異なる複数の規格の一つに従って金属部品が配
置された各種の樹脂成形品に適用することができる。
【0038】
【発明の効果】以上のように本発明樹脂成形品にあって
は、金属部品の基準位置に対する寸法が異なっても、1
種類の金属部品材を共通に用いることができるため、そ
の分、金型等の成形手段の数が少なくて済み、大幅なコ
ストダウンを図ることができるようになる。
【0039】また、金属部品材の中間部の一部を厚み方
向と幅方向への成分を含む方向への折曲を含んで折り曲
げることにより、他端部の対基準位置寸法を現出するよ
うにしたので、幅方向での規格が異なる場合でも、その
規格の違いを容易に現出することができるできるように
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を、中心線に対する端子の位置が異なる
2種類の規格を有するバルブソケットに適用した実施の
一形態を示すものであり、6極型バルブソケットの斜視
図である。
【図2】図1に示すバルブソケットの拡大平面図であ
る。
【図3】図2のIII−III線に沿って切断した拡大
断面図である。
【図4】一部を図2のIV−IV線に沿って切断した拡
大断面図である。
【図5】図1に示すバルブソケットが有するメイン端子
の斜視図である。
【図6】図1に示すバルブソケットが有するサブ端子の
斜視図である。
【図7】図1に示すバルブソケットが有するアース端子
を示す斜視図である。
【図8】4極型バルブソケットの斜視図である。
【図9】図8に示すバルブソケットの拡大平面図であ
る。
【図10】図9のVIII−VIII線に沿って切断し
た拡大断面図である。
【図11】一部を図9のIX−IX線に沿って切断した
拡大断面図である。
【図12】図8に示すバルブソケットが有するメイン端
子の斜視図である。
【図13】図8に示すバルブソケットが有するサブ端子
の斜視図である。
【図14】図8に示すバルブソケットが有するアース端
子を示す斜視図である。
【図15】4極型及び6極型のバルブソケットのメイン
端子に共通の端子材から4極型バルブソケット用メイン
端子を形成するための折り曲げを説明するための斜視図
である。
【図16】4極型及び6極型のバルブソケットのメイン
端子に共通の端子材から6極型バルブソケット用メイン
端子を形成するための折り曲げを説明するための正面図
である。
【図17】4極型及び6極型のバルブソケットのアース
端子に共通の端子材から6極型バルブソケット用アース
端子を形成するための折り曲げを説明するための正面図
である。
【図18】4極型及び6極型のバルブソケットのアース
端子に共通の端子材から4極型バルブソケット用アース
端子を形成するための折り曲げを説明するための正面図
である。
【図19】従来の6極型バルブソケットの一部切欠き平
面図である。
【図20】従来の4極型バルブソケットの一部切欠き正
面図である。
【符号の説明】
1 6極型バルブソケット 2、2´ ボディ 3、3´ メイン端子 3a、3´a (メイン端子の)接触部 3b、3´b (メイン端子の)埋込部 3c、3´c (メイン端子の)差込部 4、4´ サブ端子 4a、4´a (サブ端子の)接触部 4b、4´b (サブ端子の)埋込部 4c、4´c (サブ端子の)差込部 5、5´ アース端子 5a、5´a (アース端子の)接触部 5b、5´b (アース端子の)埋込部 5c、5´c (アース端子の)差込部 6 別端子 7 別端子 8 別端子 9 4極型バルブソケット 10 別端子 11、11´ バルブ装着部 11a、11´a (バルブ装着部の)溝 12、12´ フランジ 13、13´ コネクタ部 14、14´ 差込口 15、15´ 中実部 16 (6極型バルブソケットのメイン端子の埋込部
の)中間部 17 (4極型バルブソケットのメイン端子の埋込部
の)中間部 18 (4極型バルブソケットのアース端子の)中間
部 19 (メイン端子用の)端子材 19a (端子材の)接触部 19b (端子材の)埋込部 19c (端子材の)差込部 20 折曲げ線 21 (アース端子用の)端子材 21a (端子材の)接触部 21b (端子材の)埋込部 21c (端子材の)差込部 O、O´ 中心線 H (端子材の埋込部の)丈 H1 (メイン端子の埋込部の)丈 H2 (アース端子の埋込部の)丈 L (端子材の埋込部の)長さ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一部が合成樹脂製のボディに埋め込まれて
    支持された金属部品を備え、前記金属部品の一端部の対
    基準位置寸法は同じでも他端部の対基準位置寸法が異な
    る複数の規格の一つに従って金属部品が配置された樹脂
    成形品であって、他の規格の樹脂成形品と共通の1種類
    の金属部品材の一部を折り曲げることにより、それぞれ
    の樹脂成形品に固有の規格である他端部の対基準位置寸
    法を現出したことを特徴とする樹脂成形品。
  2. 【請求項2】金属部品材が板金材料から成り、前記金属
    部品材の中間部の一部を厚み方向と幅方向への成分を含
    む方向への折曲を含んで折り曲げることにより、他端部
    の対基準位置寸法を現出したことを特徴とする請求項1
    に記載の樹脂成形品。
  3. 【請求項3】金属部品が電気的配線に用いられる端子で
    あることを特徴とする請求項1又は2に記載の樹脂成形
    品。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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