JPH09300297A - プレス裁断機 - Google Patents

プレス裁断機

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JPH09300297A
JPH09300297A JP11465696A JP11465696A JPH09300297A JP H09300297 A JPH09300297 A JP H09300297A JP 11465696 A JP11465696 A JP 11465696A JP 11465696 A JP11465696 A JP 11465696A JP H09300297 A JPH09300297 A JP H09300297A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同一型の型片を多量裁断する場合は勿論のこ
と、多品種少量の小ロット裁断でも無駄な余白を残すこ
となく裁断可能にするプレス裁断機を提供する。 【解決手段】 被裁断シートFを載せて前後方向に移動
可能な移動テーブル30の上方に、裁断用刃型Gを装着
してプレス作動と左右移動とを行うプレスヘッド24を
垂設したプレス裁断機。移動テーブル30の前後ピッチ
移動及びプレスヘッド24のプレス作動と左右ピッチ移
動とを予め設定されたプログラムに従って実施する自動
運転と、該自動運転とは無関係に前記移動テープルの任
意位置への前後移動及び前記プレスヘッドのプレス作動
と任意位置への左右移動とを実施する手動運転とが相互
に切換え可能に構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、編織物、不織布、
人工皮革等のシート材から型片を裁断するプレス裁断機
に関し、さらに詳しくは、同一型片の多量裁断だけでな
く、多品種少量の小ロット裁断も効率的よく、かつ可及
的に少ない要尺で裁断できるようにするプレス裁断機に
関する。
【0002】
【従来の技術】自動プレス裁断機は、同一型の型片を予
め設定されたプログラムに従って多量に効率よく裁断す
る手段として構成されたものである。しかし、近時のよ
うにファッションが多様化すると、多品種少量の生産が
余儀なくされ、型片の裁断も小ロットずつ行わなければ
ならなくなっている。したがって、自動プレス裁断機を
ロットを変更する毎に停止し、各ロットに対応するよう
に設定値を変更するように制御部に入力を行わなければ
ならなくなる。しかし、これら機台の停止や設定値の変
更のためには相当の手間や時間を要するため、これらを
頻繁に行う作業が自動運転による利点を低減させ、生産
性をかえって低下させてしまうという問題が生じてい
た。
【0003】また、自動プレス裁断機で型片を型取りす
るには、一般に次のように行われるため、要尺に無駄を
生ずるという問題があった。例えば、図7に示すよう
に、布地Fの上に五角形の複数個の型片Mを裁断する場
合、最初の第1列目Iとして、布地Fの幅W内に横ピッ
チp1 で複数の型片Mを納めるように裁断し、次いで第
2列目IIは、型片Mの方向を第1列目Iの型片の方向と
約180°反転させると共に、五角形の頂角を第1列目
Iで隣接し合う二つの型片Mの間に介在させるように横
ピッチを距離eだけずらせ、出来るだけ前方側へ寄せた
縦ピッチpa にして、複数個の型片Mを同じ横ピッチp
1 で裁断し、さらに第3列目III は、再び型片Mの方向
を約180°反転させ、横ピッチを距離eだけずらせる
と共に、前後方向に出来るだけ詰めた縦ピッチpb にし
て、上記と同じように複数個の型片Mを横ピッチp1
裁断する。以後、第4列目IV以降を上記を繰り返して、
要尺が極力少なくなるように裁断するようになってい
る。
【0004】しかしながら、このように縦ピッチpa
b を変化させたり、横ピッチに距離eのずれを与えた
りして要尺を少なくするようにしても、自動プレス裁断
機で定型の型取りをする限り、図7の偶数列(第2列目
II、第4列目IV)の両端部におけるような余白Sが必ず
でき、これら余白Sは通常は裁断屑として無駄に廃棄さ
れていた。
【0005】もし、これら余白Sから自動プレス裁断機
で型片を型取りしようとすると、例えば余白Sの大きさ
を読み取るイメージセンサーを取り付けたり、高度の計
算機能を有する演算部を設けたりしなければならない。
さらに、このような高度の機械を運転するため、高度技
術が駆使できる技術者を運転者として配置するようにし
なければならない。したがって、自動プレス裁断機の価
格が必然的に高額になり、かつ運転コストも高くなるた
め、多品種少量の小ロット裁断用のプレス裁断機とし
て、明らかにコストが引き合わなくなるようになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、同一
型の型片を多量裁断する場合は勿論のこと、多品種少量
の小ロット裁断であっても、定型裁断で生じた余白を無
駄なく裁断することができ、かつ操作が簡単なプレス裁
断機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のプレス裁断機は、被裁断シート材を載せて
前後方向に移動可能な移動テーブルの上方に、裁断用刃
型を装着してプレス作動と左右移動とを行うプレスヘッ
ドを垂設し、前記移動テーブルの前後ピッチ移動及び前
記プレスヘッドのプレス作動と左右ピッチ移動とを予め
設定されたプログラムに従って実施する自動運転と、該
自動運転とは無関係に前記移動テーブルの任意位置への
前後移動及び前記プレスヘッドのプレス作動と任意位置
への左右移動とを実施する手動運転とが相互に切換え可
能に構成されることを特徴とするものである。
【0008】このように自動運転と手動運転の両機能を
切換え可能に設けているので、定型の型片の多量裁断は
自動運転により効率的に作業することができ、また定型
の自動裁断で生じた余白であって、しかも自動裁断では
プログラム等が複雑になりすぎるような余白の裁断につ
いては、移動テープルやプレスヘッドを任意の位置へ移
動する手動運転により効率よく裁断することができる。
その手動運転の際には、必要により裁断用刃型として余
白の大きさに適合したものに選択交換して、要尺を無駄
するにことなく裁断することができる。
【0009】また、裁断用刃型として、その支持板を透
明樹脂製にした刃型を使用するようにした場合は、余白
を手動運転で裁断するとき、その透明な支持板を透視し
て刃型を直接視認することができるため、小さな余白で
あっても迅速に正確に裁断することができ、要尺の低減
効果をさらに向上することができる。また、プレスヘッ
ドへの裁断用刃型の装着機構を、プレスヘッドにフラン
ジ部を設け、そのフランジ部に上下作動する挟持板を取
り付け、この挟持板によって裁断用刃型を脱着自在に装
着するようにした場合は、その脱着の容易性から、手動
運転時にプレスヘッドから裁断用刃型を外して作業する
ときの対応が簡単かつ迅速に行えるようになり、自動運
転と手動運転とを切換えながら行う裁断作業性を著しく
向上することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1および図2は、本発明の実施
形態からなるプレス裁断機を示す。図1はそのプレス裁
断機の正面図、図2は側面図である。図において、床上
に固定された基台20上に移動テーブル30が前後移動
するように設けられ、その移動テーブル30の上面に複
数枚の布地(被裁断用シート材)が積層されて載置され
ている。また、基台20の左右両側に支柱21,21が
取り付けられ、その両支柱21,21の上端部間を跨ぐ
ように横梁22が横設されている。その横梁22には、
支持部23を介してプレスヘッド24が垂設され、その
プレスヘッド24の下端部に裁断用刃型Gが装着されて
いる。
【0011】プレスヘッド24は、横梁22の長手方向
に沿って設けたレール26に沿って、支持部23を介し
て左右に往復移動するようになっている。また、横梁2
2には、ボールネジ27がサーボモータ29により駆動
されるように内設され、そのボールネジ27にボールナ
ット28が螺合することにより、横移動機構が構成され
ている。この横移動機構のボールナット28に、上記支
持部23が連結されて左右に往復移動するようになって
いる。
【0012】支持部23には油圧シリンダ23cが内設
され、この油圧シリンダ23cによりプレスヘッド24
が移動テーブル30に向けて上下作動し、下端の裁断用
刃型Gにより移動テーブル30上の布地をプレス裁断す
る。油圧シリンダ23cのプレス圧力は、油圧調整によ
り2〜15t/cm2 の範囲で微調整できるようになっ
ている。したがって、このプレス圧力を布地の積層枚数
に応じて調整することにより裁断用刃型の損傷などが防
止できるようになっている。
【0013】また、プレスヘッド24の側部にはエアシ
リンダー25が取り付けられている。このエアシリンダ
ー25の往復作動により、プレスヘッド24が上下方向
の中心軸の周りに0°〜180°の間で往復回動し、裁
断用刃型Gを180°ずつ交互に反転するようになって
いる。裁断用刃型Gを上記のように反転させる駆動源と
しては、エアシリンダー25に替えてサーボモータを使
用するようにしてもよい。サーボモータは、任意の回転
角度で停止することができるため、プレスヘッド24
(したがって裁断用刃型G)を0°と180°の間の中
間角度で停止させるようにすることができる。したがっ
て、布帛を構成する繊維の配向に方向性がない不織布や
人工皮革等を裁断する場合のプレス裁断機用として有利
である。
【0014】被裁断用の布地を載せた移動テーブル30
は、基台20に設けた固定テーブル30’の上に前後方
向に摺動するように取付けられている。この固定テーブ
ル30’の内側には、前後方向に延長するボールネジ3
1がサーボモータ33により駆動されるように設けら
れ、かつこのボールネジ31にボールナット32が螺合
して前後移動機構を構成している。移動テーブル30
は、この前後移動機構のボールナット32に連結して前
後移動するようになっている。
【0015】固定テーブル30’の後方には延反台38
が設けられ、移動テーブル30上に載せられない余剰の
布地が支持されるようになっている。移動テーブル30
の上には、必要により図示のように被裁断用布地を下方
から支えるゴムシート35を配置するようにすることが
できる。このようなゴムシート35を配置することによ
り、プレス裁断時に裁断用刃型Gに加わる衝撃力を緩和
し、刃型の破損を防止することができる。また、必要に
より移動テーブル30の後端に可撓性カバー36を連結
するようにしてもよい。このような可撓性カバー36を
設けることにより、移動テーブル30の位置如何にかか
わらず固定テーブル30’の表面を可撓性カバー36が
常に覆うため、固定テーブル30’の表面にゴミが蓄積
しないようにすることができる。
【0016】本発明のプレス裁断機は、上記構成におい
て自動運転と手動運転との両機能が切換え可能に設けら
れている。自動運転は、マイクロコンピュータを内設し
た制御盤37に予め設定されたプログラムに従って実施
され、固定テーブル30’の前端に設けた自動運転用ス
イッチ41をオンすることにより作動する。プレスヘッ
ド24の横ピッチ移動はサーボモータ29の回転数で制
御され、プレス作動は油圧シリンダ23cの起動で行わ
る。また、移動テーブル30の縦ピッチ移動はサーボモ
ータ33の回転数で制御される。したがって、自動運転
は、各ロット毎に所望とする横ピッチと縦ピッチとの値
など、例えばプレスヘッド24の作動のために、図7で
説明した横ピッチp1 、1列当たりの裁断個数、ピッチ
のずれe、ヘッド反転の要否などの制御情報を、また移
動テーブル30の作動のために、縦ピッチpa ,pb
どの制御情報を制御盤37に入力すると、それらの制御
情報に応じてサーボモータ29,33が上記横ピッチ、
縦ピッチに対応する回転数だけ回転して、プレスヘッド
24を設定された横ピッチだけ移動させると共に1ピッ
チ移動毎にプレス作動し、また横1列の型片裁断後に移
動テープル30を縦ピッチだけ移動させる。
【0017】本発明において、上記自動運転の制御は、
例えば図7に示すような定型の型片を裁断する単純なプ
ログラムを行うものに限定され、定型裁断を行った後に
発生する余白等を裁断する複雑な制御が必要な特殊なプ
ログラムは含まない。このように自動運転を単純化した
プログラムだけに限定することにより、イメージセンサ
ーや高度な演算部などが不要になるため、プレス裁断機
のコストを低減することができる。
【0018】本発明のプレス裁断機は、自動運転とは無
関係に手動運転もできるようになっているので、上記余
白Sの裁断のように、自動運転では複雑な制御プログラ
ムが必要になる裁断は、手動運転により簡単に、しかも
要尺に無駄を生ずることなく実施することができる。こ
の手動運転は、制御盤37の制御系を遮断し、図示しな
いスイッチ操作によりサーボモータ29と33を任意の
回転数だけ回転させれば、プレスヘッド24および移動
テーブル30を任意の距離だけ移動させて任意の位置に
セットすることができる。また、プレスヘッド24のプ
レス作動は、プレスヘッド24上に設けた一対のスイッ
チ40を同時に押すことにより行うことができる。
【0019】手動によるプレス作動は、両手を使って左
右2個のスイッチ40,40を同時に操作したときだけ
作動するようになっている。すなわち、片方の手でいず
れ一方のスイッチ40だけをオンしてもプレスヘッド2
4は作動しないようになっている。このようなスイッチ
構成にすることにより、作業者が片方の手をプレスヘッ
ド24に挟まれるような事故を防止することができる。
【0020】運転上における別の事故防止対策として
は、上記スイッチスイッチ40,40のほかに、左右一
対の支柱21,21上に光電センサー42,42を対向
するように設けており、この左右の光電センサー42,
42間を通過する光が人体等により遮られたとき、プレ
ス裁断機が停止するようにしている。すなわち、光電セ
ンサ42の一方に発光素子42aが設けられ、他方に受
光素子42bが設けられており、作業者の身体の一部が
支柱21の前面からプレスヘッド24側へ侵入して、発
光素子42aと受光素子42bの間を通過する投射光を
遮断したとき、プレス裁断機が完全停止するようになっ
ている。
【0021】図3(A),(B)は、上述したプレスヘ
ッド24の下端部に設けた裁断用刃型Gを装着する機構
を示す。図3(A)はその正面図であり、図3(B)は
側面図である。裁断用刃型Gの装着機構は、プレスヘッ
ド24の下端にフランジ部43を一体に形成し、そのフ
ランジ部43の四隅にそれぞれ1個ずつ、計4個のエア
シリンダ44が取り付けられている。正面視において、
左側前後2箇所に設けたエアシリンダ44から延長する
ピストンロッド45の下端と、右側前後2箇所に設けた
エアシリンダ44から延長するピストンロッド45の下
端とには、それぞれ1枚ずつの挟持板46,46が2枚
固定され、これら挟持板46,46とフランジ部43と
の間にそれぞれスリット47,47が形成されている。
【0022】上記エアシリンダ44に圧空を供給すると
挟持板46が上動してスリット47を狭めるようにす
る。したがって、左右のスリット47,47に、その正
面から裁断用刃型Gの支持板1の両端部を差し込み、エ
アシリンダ44に圧空を供給してピストンロッド45を
上動させれば、支持板1が挟持固定された状態になる。
逆に圧空を解除すると、挟持板46が下降して裁断用刃
型Gの把持が解除され、前方へ引き出すようにすること
ができる。
【0023】挟持板46を駆動するエアシリンダ44と
しては、圧空をピストンの片室だけに供給する単動型で
あってもよく、或いはピストンの両室に交互に供給する
複動型であってもよい。単動型の場合は、ピストンロッ
ド45を上動する側の室に圧空を供給するようにする。
上述した裁断用刃型Gの装着機構によれば、従来のボル
トナットによる装着機構のように、レンチ等による締付
け操作や弛め操作が全く不要になり、エアシリンダ44
によって挟持板46を昇降操作するだけで、短時間にワ
ンタッチで裁断用刃型Gを装着したり、離脱したりする
ことができる。
【0024】プレス裁断機の手動運転は、裁断用刃型G
をプレスヘッドの装着機構に装着した状態で実施するよ
うにしてもよいが、図6に示すように装着機構から外し
た状態で実施するようにすることもできる。すなわち、
図6(A)のように、装着機構から外した裁断用刃型G
を布地Fの上に載せ、その裁断用刃型Gの上からプレス
ヘッド24を挟持板46を介して押圧しても、図6
(B)に示すように型片Mを裁断することができる。特
に、布地F上の特定の位置に限定された余白Sを裁断す
るときは、まずその余白Sの上に、装着機構から外され
た裁断用刃型Gを載せ、その上からプレスヘッド24を
作用させるようにするとよい。すなわち、手で裁断用刃
型Gを特定位置の余白Sの上に正確に載せることは極め
て容易なことであるので、このような手動による裁断に
よって特定位置の余白Sを容易かつ正確に裁断すること
ができる。
【0025】本発明のプレス裁断機に使用する裁断用刃
型は、特に限定されるものではないが、好ましくは図4
及び図5に示すような構造のものを使用することが望ま
しく、特に上述のように手動運転を併用できるプレス裁
断機の場合に有利にすることができる。図4は裁断用刃
型の斜視図であり、図5(A),(B)は要部断面であ
る。これらの図において、裁断用刃型Gは、透明樹脂製
の支持板2に刃型1が接着剤11で固定されることによ
り構成されている。刃型1は、帯状の鋼鉄薄板3を長手
方向に所定の裁断型に折り曲げられ、かつその鋼鉄薄板
3の開口側縁部に片刃の刃1aを形成するように構成さ
れている(図5(B)参照)。
【0026】鋼鉄薄板3の両端部の突合わせ部外側に
は、鋼鉄薄板からなる接続板4が接合するように溶接さ
れている。その接続板4の上縁側に片刃からなる刃1b
が形成され、鋼鉄薄板3との接合部において、鋼鉄薄板
3の刃1aと両刃を形成するようになっている。さら
に、刃型1の内側には、透明樹脂などの補強材5が内壁
面間を連結するように張設され、刃型形状を安定させる
ようにしている。
【0027】また、図示の裁断用刃型Gには、刃型1に
アース用の導電線6が接続され、この導電線6は支持板
2の外側に延長して、アース可能な金属部分に接続され
るようになっている。静電気は帯電防止剤などによって
も防止できるので、このアース用導電線6は必ずしも必
要とされるものではない。したがって、特に静電気を帯
電しやすい布地の裁断用刃型に選択的に取り付けるよう
にすればよい。
【0028】上述のように鋼鉄薄板3で構成した裁断用
刃型Gは、柔らかく薄い布地であっても、ずれや皺を生
ずることなく高寸法精度に裁断することができる。ま
た、支持板2が透明樹脂製であるため、手動運転時にお
いて裁断用刃型Gを布地の上に載置したとき、その支持
板2の上面から下側の刃型1を透視することできるの
で、面積の小さい余白Sなどを型取りするとき、その透
視によって位置を確認しながら迅速かつ確実に裁断する
ことができる。
【0029】なお、上述した実施形態は、主として布地
を裁断する場合について詳細を説明したが、本発明のプ
レス裁断機は、布地以外の不織布や人工皮革などの他の
シート材の裁断に対しても適用することができる。
【0030】
【発明の効果】上述したように、本発明のプレス裁断機
によれば、自動運転と手動運転との両方が行える半自動
運転構造にしたので、定型の型片の多量裁断には自動運
転により効率的に作業することができ、また自動運転で
発生した余白などで、しかも自動運転では裁断プログラ
ムを複雑にしてしまうような余白の裁断でも、手動運転
により移動テープルやプレスヘッドを任意の位置へ移動
できるため、簡単かつ要尺を無駄にすることなく裁断を
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるプレス裁断機の例示する正面図で
ある。
【図2】図1のプレス裁断機の側面図である。
【図3】本発明のプレス裁断機における裁断用刃型の装
着機構を示し、(A)は正面図、(B)は側面図であ
る。
【図4】本発明のプレス裁断機に使用する刃型を例示す
る斜視図である。
【図5】(A)は図4のA−A断面図、(B)は図4の
B−B断面図である。
【図6】本発明のプレス裁断機から裁断用刃型を外して
裁断するときの状態を示すもので、(A)は裁断前の説
明図、(B)は裁断時の説明図である。
【図7】布地から型取りする例を示す平面図である。
【符号の説明】
20 基台 21 支柱 22 横梁 23 支持部 23c 油圧シリンダ 24 ヘッド 30 移動テーブル 37 制御盤 41 スイッチ(ヘッドのプレス作動用) G プレス裁断用刃型
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤 健 福島市大森字西ノ内1番地 福島ワコール 縫製株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被裁断シート材を載せて前後方向に移動
    可能な移動テーブルの上方に、裁断用刃型を装着してプ
    レス作動と左右移動とを行うプレスヘッドを垂設し、前
    記移動テーブルの前後ピッチ移動及び前記プレスヘッド
    のプレス作動と左右ピッチ移動とを予め設定されたプロ
    グラムに従って実施する自動運転と、該自動運転とは無
    関係に前記移動テーブルの任意位置への前後移動及び前
    記プレスヘッドのプレス作動と任意位置への左右移動と
    を実施する手動運転とが相互に切換え可能に構成された
    プレス裁断機
  2. 【請求項2】 片側縁部に刃を設けた帯状の鋼鉄薄板を
    屈曲形成した刃型を透明樹脂製の支持板に固定して前記
    裁断用刃型を構成した請求項1に記載のプレス裁断機。
  3. 【請求項3】 前記プレスヘッドにフランジ部を設け、
    該フランジ部にスリットを介して挟持板を上下作動する
    ように取り付け、前記スリットに前記裁断用刃型を挿入
    して前記挟持板の上下作動により脱着自在にした請求項
    1または2に記載のプレス裁断機。
  4. 【請求項4】 前記挟持板の上下作動をエアシリンダで
    駆動する請求項3に記載のプレス裁断機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100792655B1 (ko) * 2006-11-20 2008-01-09 한국타이어 주식회사 대형 타이어의 비드필러 절단장치
CN103481333A (zh) * 2013-09-30 2014-01-01 惠州市三协精密有限公司 一种自动裁断机
CN108724340A (zh) * 2017-04-24 2018-11-02 江苏华驰机械有限公司 一种龙门裁断机

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