JPH09300014A - 押出し成形用テーパ付きダイス及びアルミニウム押出し形材 - Google Patents

押出し成形用テーパ付きダイス及びアルミニウム押出し形材

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JPH09300014A
JPH09300014A JP14659896A JP14659896A JPH09300014A JP H09300014 A JPH09300014 A JP H09300014A JP 14659896 A JP14659896 A JP 14659896A JP 14659896 A JP14659896 A JP 14659896A JP H09300014 A JPH09300014 A JP H09300014A
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tapered
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亘保 萩沢
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1プッシュ中における押し始めと押し終りと
で肉厚差のない押出し成形品を得る。 【構成】 ベアリング面13が形成されたダイ1をダイ
ホルダー2で取り囲んだダイス工具系において、ダイの
外周面は、コンテナシール力Sからダイス中心方向に向
かった分力Fr が得られるように15〜30度のテーパ
Tがダイ1の外周面に付けられている。ダイホルダー2
に対するダイ1の相対的な移動を容易にするため、適宜
の箇所にクリアランスG,G1 ,G2 を付け、或いは平
滑化,潤滑剤塗布等によりテーパ面の摩擦抵抗を下げる
こともできる。 【効果】 ダイス中心方向に向かう分力,ダイ温度及び
押出し加工力の影響によるベアリング面の位置変位の合
成結果が押出し中に変動することを防止し、押し始めと
押し終りとで肉厚差がない押出し成形品が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、肉厚変動が少ないアル
ミニウム形材を得るのに適した押出し成形用テーパ付き
ダイス及び該成形用ダイスを使用して得られたアルミニ
ウム押出し形材に関する。
【0002】
【従来の技術】金属材料を直接押出し法で押し出すと
き、得られた押出し材は、押出しの進行に応じて肉厚が
変動する。通常、押出し材の肉厚変動は、図1に示すよ
うに押し始めに厚く、押し終りに薄くなっている。そし
て、押し始めと押し終りの肉厚差Δtも、押出し開始時
で大きく、押出しビレット本数の増加に伴って小さくな
る。このように押出しビレット本数の増加に伴って肉厚
差Δtが小さくなることは、押出しを繰り返すとき押出
し装置の温度が安定化し、押出しが定常状態で継続され
ることに由来する。しかし、押出しを多数回繰返しても
肉厚差Δtが小さくはなってもゼロになることはなく、
依然として押し始めと押し終りとで肉厚の異なる押出し
成形品が製造される。その結果、寸法公差を外れたもの
では、所定肉厚を超える押し始め部分や所定肉厚に達し
ない押し終り部分が押出し成形品から切断され、押出し
製品の製造歩留まりを低下させる。また、品質や生産性
も阻害される。従来の押出し方法では、肉厚変動を避け
るため、ダイベアリング開口幅の変化がダイスの熱歪み
に起因するものとの前提で、ビレット,押出し装置を含
むダイス工具系の温度を安定化させる手段が採用されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ダイス工具系
の温度を安定化させても、肉厚差Δtはゼロにならな
い。このことは、図1において押出し回数を大きくして
も依然として肉厚差Δtがあることからも窺われる。押
出し形材に肉厚変動を生じさせる原因は、(1)ダイス
温度,(2)押出し加工力Wf 及び(3)コンテナシー
ル力S等のプロセスパラメータによってベアリング開口
幅が変化することにある。プロセスパラメータに変化が
なければ、ベアリング開口幅が一定の下で押出しが行わ
れ、ベアリング通過直後の押出し材に肉厚変動が生じな
い。しかし、実際にはプロセスパラメータが押出し中に
変化するため、得られる押出し形材の肉厚が変動する。
この点、ダイス工具系の温度を安定化させる従来の方法
は、ダイス温度に由来する熱歪みのみを対象としたもの
であり、プロセスパラメータを安定化させる上では不十
分である。特に、(3)のコンテナシール力Sに関して
は、コンテナシール力Sの成分であるコンテナ内におけ
るメタルの剪断摩擦力がコンテナ内面に対するメタル
の接触面積に依存するため、1プッシュ中の変化を抑制
することはできない。
【0004】これらの要因から、現状の押出し装置で
は、各プロセスパラメータの安定化により押出し形材の
肉厚変動を抑制することには限界がある。しかし、より
高品質の製品が要求されている昨今では、実質的に肉厚
差がなく、形状が一定した押出し形材が望まれている。
本発明は、このような問題を解消すべく案出されたもの
であり、コンテナを介してダイス工具系に伝えられるコ
ンテナシール力の押出し方向荷重を押出し方向荷重成分
力と押出し方向垂直面内ダイス中心方向荷重成分力に分
解できる構造を採用することにより、各プッシュにおけ
る押し始めと押し終りとの肉厚差を実質的に無くすと共
に、異なるプッシュ間においてもプッシュ間における肉
厚差を極力小さくした押出し形材を得ることを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の押出し成形用テ
ーパ付きダイスは、その目的を達成するため、ベアリン
グ面が形成されたダイと、ダイを取り囲むダイホルダー
との間に、コンテナシール力からダイス中心方向に向か
った分力を発生させるテーパが15〜30度の角度で形
成されていることを特徴とする。テーパは、ダイの外周
面が押出し方向に関して縮径するように付けてもよい。
この場合、コンテナシール力が直接に又はバッフルを介
してダイに伝わるようにコンテナをダイ又はバッフルに
当接させる。或いは、ダイの外周面が押出し方向に関し
て拡径するようにテーパを付けることもできる。この場
合、コンテナシール力がダイホルダーに伝わるように、
コンテナをダイホルダーに当接させる。
【0006】テーパは、押出し方向垂直面内でダイス中
心方向に向かった分力がベアリング開口幅の調整に必要
な大きさとなるように、押出し方向に関して適宜の角度
で傾斜させる。テーパが付けられたダイス各部品は、相
互にスライドできるように、平滑化又は潤滑剤塗布によ
って摩擦抵抗を低下させることが好ましい。ダイス各部
品のスライドは、クリアランスを付けることにより、そ
の変位が大きくなる。クリアランスは、押出し方向に関
してダイ外周面が縮径するテーパをつけた場合、ダイと
バックアップダイとの間又はバックアップダイとボルス
ターとの間で、押出し方向に直交する面内に設けられ
る。または、バッフルとダイホルダーの間にクリアラン
スを設け、クリアランスを2箇所にしても良い。押出し
方向に関してダイ外周面が拡径するテーパをつけた場
合、ダイホルダーとバックアップダイとの間又はダイホ
ルダーとボルスターとの間に、押出し方向に直交する面
内にクリアランスを設ける。或いは、テーパ付きリング
をダイとダイホルダーとの間に差し込む構造では、テー
パ付きリングの先端位置でダイとダイホルダーとの間に
クリアランスを設けることもできる。
【0007】押出し形材の肉厚は、前述したように1プ
ッシュ中では押し始めが厚く、押し終りが薄くなる傾向
にある。この肉厚変動は、ビレットを押出しているとき
の圧力変化や熱変化に起因する。本発明では、ダイス工
具系を構成するダイ,バッフル,ダイホルダー,バック
アップダイ等の部品にテーパを付けることにより、ダイ
ス工具系に作用する押出し方向のコンテナシール力から
押出し方向垂直面内でダイスの中心方向に向かう荷重成
分力を生じさせる。この荷重成分力は、コンテナ内壁に
生じるアルミニウム合金の剪断摩擦力に依存しているた
め、押し始めでは大きく、押し終りでは小さくなるよう
に、ベアリング開口幅の開閉に作用する。その結果、ベ
アリング開口幅は、押し始めで狭められ、押し終りに向
かって大きくなる。
【0008】なお、ダイス工具系を構成する部品にテー
パを付けること自体は、特開昭58−16726号公
報,特開昭63−149011号公報,特開平6−11
4435号公報等で開示されている。しかし、何れのテ
ーパ付きダイスも、ベアリング開口幅を調整する作用を
もたない。たとえば、特開昭58−16726号公報の
ダイスでは、押出し材表面に抜き作用を及ぼすためにテ
ーパを付けている。特開昭63−149011号公報で
は、抜け防止のためにニブと中間バメケースとをテーパ
嵌合させている。また、特開平6−114435号公報
では、合金リングの抜けを防止するため、ダイス母体に
合金リングをテーパ嵌合させている。このように、押出
し方向の力からダイスの中心方向に向かう分力を生じさ
せるためにテーパを付けることは、本発明者等が特願平
7−58035号で提案した。本発明は、テーパ角やク
リアランスが及ぼす影響を調査・研究し、分力発生機構
を更に改良したものである。
【0009】本発明に従ったダイス工具系は、図2に示
すように、ダイ1をダイホルダー2で支持し、バッフル
3とバックアップダイ4との間に配置している。ダイ1
の後方にセットされるバッフル3は、省略することも可
能である(このときは、バッフルに相当する形状をもつ
ダイが使用される)が、主として中実材を押出す際に使
用され、ダイ1の外周面が押出し方向に関して縮径して
いるテーパTをもっているため、コンテナ5に当接して
配置される。バックアップダイ4は、ボルスター6を介
してプラテン7に対向する。コンテナ5とプラテン7と
の間は、シールシリンダ8で接続されている。また、コ
ンテナシール力Sを高めるため、バッフル3に対向する
コンテナ5の接触部分を幅狭にしている。バッフル3の
ないダイス工具系では、図9(a)に示すようにコンテ
ナ5がダイ1に直接当接する。
【0010】被押出し材であるビレット9は、押出し形
材14の先端にプラー10が装着され、後端にダミーブ
ロック11を介してステム12が押し当てられる状態で
ダイス内の加工空間に充填されている。ステム12によ
って押出し力Fをビレット9に加えると、ビレット9
は、ダイ1のベアリング面13を通過し、所定形状の押
出し形材14となって押し出される。このとき、ベアリ
ング面13に流れるメタルは、バッフル3でフローが制
御される。図2の符番20は、バッフル3のないダイス
工具系を使用した場合のベアリング面13の位置であ
り、ダイ1のベアリング面20から所定形状の押出し形
材14が送り出される。ベアリング面13は、図3に示
すように通常スリット状の開孔としてダイ1に形成さ
れ、或いは割り型ダイスの間に形成されており、上流側
にメタルの流れを調整する掘込み15が設けられてい
る。押出し方向に平行なベアリング面13の幅が、図3
(c)に示すようにベアリング開口幅Wとなる。
【0011】図2において、コンテナシール力Sは、シ
ールシリンダ8による締付け力とコンテナ5の内壁に
生じるアルミニウム合金の剪断摩擦力の和で表され
る。シールシリンダ8でコンテナ5とプラテン7を挟む
ように締め付けると、シールシリンダ8による締付け力
が押出し方向と平行に作用する。そして、ステム12
及びダミーブロック11を介してビレット9を押出し力
Fで押すと、ビレット9とコンテナ5との境界面で押出
し方向と平行に、アルミニウム合金の剪断摩擦力がコ
ンテナ5の内壁に働く。締付け力及び剪断摩擦力で
合成されたコンテナシール力Sは、バッフル3とコンテ
ナ5との合せ面からアルミニウム合金が滲み出すことを
防止すると共に、バッフル3を介してダイ1に作用す
る。
【0012】本発明においては、ダイ1とダイホルダー
2との間にテーパTを設けているため、このテーパ面で
コンテナシール力Sが押出し方向荷重成分力Fa と押出
し方向垂直面内ダイス中心方向荷重成分力Fr に分解さ
れる。荷重成分力Fr は、押し始めで大きく、したがっ
てベアリング開口幅Wを狭めるように作用する。ビレッ
ト9を押し出す際には、ステム12から押出し力Fを作
用させる。押出し力Fは、プラテン7で受け止められ、
コンテナ5の内壁に生じるアルミニウム合金の剪断摩擦
力以外に、アルミニウム合金の材質,押出し形材の形
状,押出し条件等で定まる押出し加工力Wf にも分力さ
れる。
【0013】
【作用】このようなダイス工具系を使用した押出しにお
いて、ダイス温度(熱歪み),押出し加工力Wf ,コン
テナシール力S等のプロセスパラメータは、次のように
ベアリング開口幅Wに影響を及ぼす。 (1)ダイ温度(熱歪み) ベアリング部の温度T1 は、押し始めから押し終りにか
けて上昇する。温度上昇の程度は、ダイの他の部分より
大きい。すなわち、ダイは、外周部の温度T2 が低いた
め、ダイの熱膨張による変位がベアリング開口部に集中
し、ベアリング開口幅Wを狭めるように変位が生じる。
変位の程度は、図4(1)に示すように押し始めから押
し終りにかけた温度上昇に応じてΔdの負の方向に大き
くなり、結果としてベアリング開口幅Wを減少させる。
したがって、1プッシュ中における温度変化(熱歪み)
は、押出し形材14の肉厚を小さくする要因として作用
する。
【0014】(2)押出し加工力Wf 押出し加工力Wf は、主として押出し方向に平行な圧力
荷重として働き、ダイ面に垂直に作用する。この力は、
ダイを支持・固定すると共に、メタルを流動させてベア
リング開口幅Wを広げる方向に、すなわちΔdを正の方
向に作用する。一般に、ビレット9の変形抵抗は、メタ
ル温度が押し始めで低く、押し終りで高いことから、押
し終りよりも押し始めの方が高い。そのため、押出し加
工力Wf は、図4(2)に示すように押し始めの方が押
し終りよりも大きい。したがって、押出し加工力Wf
は、押し始めから押し終りにかけてベアリング開口幅
W、換言すれば押出し形材の肉厚を小さくする方向に作
用する。
【0015】(3)コンテナシール力S コンテナシール力Sの成分は、シールシリンダ8による
締付け力とコンテナ5の内壁に生じるアルミニウム合
金の剪断摩擦力である。一般に、シールシリンダ8に
よる締付け力は、押出し中に一定である。他方、剪断
摩擦力は、押出しの進行に伴って減少する。その結
果、コンテナシール力Sは、コンテナ5の内壁に生じる
アルミニウム合金の剪断摩擦力の減少分に応じ、押し
始めから押し終りにかけて減少する。そのため、図4
(3)に示すように、押出し方向に垂直な面内において
ダイス中心方向に向かった荷重成分力Fr が押し始めか
ら押し終りにかけて減少し、結果としてベアリング開口
幅Wを狭める力が押し始めから押し終りにかけて小さく
なる。したがって、ベアリング開口幅Wは、押し始めか
ら押し終りにかけて大きくなり、押出し形材14の肉厚
が増加する傾向を示す。
【0016】このように、1プッシュ中において、ダイ
ス温度(1)及び押出し加工力Wf(2)は、押し始め
から押し終りにかけて押出し形材の肉厚を小さくする要
因として作用する。他方、コンテナシール力S(3)
は、逆に肉厚を大きくする要因として作用する。本発明
は、このような各プロセスパラメータの作用を考慮し、
プロセスパラメータは変化するものとの前提で、変化す
る個々のプロセスパラメータのベアリング開口変位に対
する影響を合成することにより、押出し成形品の肉厚変
動を抑制するものである。この点、個々のプロセスパラ
メータの変動幅を小さくし、肉厚変動を抑制しようとす
るものとは、基本的な技術思想が異なる。
【0017】すなわち、本発明においては、ダイス工具
系にテーパTをつけることにより、図4(a)に示すよ
うに、押出し方向に垂直面内でダイス中心に向かう分力
rを押出し方向に平行なコンテナシール力Sから発生
させる。ダイス中心に向かう分力Fr は、ベアリング面
13の位置を変位させ、ベアリング開口幅Wを狭めるよ
うに作用する。また、図6等に示すようにダイ1の移動
を可能にするクリアランスGを付けたものでは、分力F
r に応じたダイ1自体の変位によってベアリング開口幅
Wが更に大きく変化する。その結果、ダイス温度
(1),押出し加工力Wf (2),コンテナシール力
(3)等のベアリング開口幅Wを変動させる要因の影響
によりベアリング開口変位が合成され、ベアリング面1
3の位置が図4(4)に示すように押し始めから押し終
りにかけて±0の位置に維持され、結果として押出し形
材14に肉厚変動が生じにくくなる。
【0018】ダイス工具系のテーパTは、必要なダイス
中心に向かう分力Fr が得られる限り、押出し方向前方
に向かって縮径又は拡径する何れのテーパでも良い。テ
ーパTの角度θは、ダイスのサイズや材質,押出し条件
等に応じ適宜定められる。本発明者等に実験によると
き、15〜30度のテーパ角度θが必要なベアリング変
位量を得る上で有効である。15度未満のテーパ角度θ
では、ベアリングの変位量が小さく効果的でない。すな
わち、位置変位Δdがゼロに近付かない。しかし、テー
パ角度θが30度を超えると、位置変位Δdはゼロに近
くなるが、従来と同じサイズの製品を得るためにダイス
の径が大きくなりすぎ生産的でない。また、ダイス内の
各部の設計上の自由度が小さくなり、ダイスの設計が難
しくなる。
【0019】ダイス中心方向に向かう分力Fr は、テー
パTを介して接触するダイス部品の何れか一方を摺動可
能とすることにより大きくなる。そのため、押出し方向
に垂直な接触面に、クリアランスGを付けることが好ま
しい。クリアランスGにより工具部品が押出し方向に平
行移動し、押出し方向垂直面内でダイス中心方向に向か
う更に大きな分力Fr をテーパ面に発生させる。したが
って、移動可能な工具がより大きく変位及び/又は弾性
変形し、ベアリング開口幅Wを効果的に狭め、ダイ温度
による変位及び押出し加工力Wf による変位と合成さ
れ、得られる押出し形材の肉厚を一定化するようにコン
トロールされる。
【0020】移動可能な工具をクリアランスG一杯に押
し込んだとき、テーパ面では最大の変形が生じている。
この状態は、押し始めのときに相当する。すなわち、コ
ンテナ5の内壁に生じるアルミニウム合金の剪断摩擦力
が最大であり、したがってコンテナシール力Sが最大
となり、ダイス中心方向に向かう分力Fr が最大にな
る。そのため、ベアリング開口幅Wを最も小さくするよ
うに働く。このとき、どの程度のクリアランスGにする
かは、押出し形材14の形状に依存する押出し加工力W
f の大きさ及びダイ温度による変位等に応じて最適値に
定められる。実験結果では、ダイ1とバックアップダイ
4との間のクリアランスG1 (図2)は、0.2〜2.
0mmが好適であることが判った。クリアランスG1
0.2mm未満であると、位置変位に対する効果が小さ
くなる。しかし、2.0mmを超えるクリアランスG1
では、位置変位に対する効果は十分であるが、ダイ1に
大きな応力が加わり、ダイ1が破損する虞れがある。
【0021】ダイホルダー2とバッフル3との間には、
必要に応じてクリアランスG2 を設ける。クリアランス
2 は、ダイ1の押圧を確実にする。このような作用
は、クリアランスG2 を1.0mm以下にすることによ
り達成される。クリアランスG2 が1.0mmを超える
と、バッフル3自体が変形することがあり、却って操業
上でトラブルが発生する。クリアランスG1 及びG2
は、製品の形状に応じて適正な数値に設定される。クリ
アランスGを設けたダイス工具系では、テーパ面に沿っ
て工具部品が滑り易くなるように、相対的に摺動する工
具部品の表面に潤滑性を付与することが好ましい。潤滑
性が付与された工具部品は、押し始めに押出し方向に押
し込まれ易く、クリアランスGによる効果を最大に発揮
する。また、押出しの進行に伴ってコンテナ5の内壁に
生じるアルミニウム合金の剪断摩擦力が小さくなるた
め、ダイ1の弾性変形が小さくなり、その剪断摩擦力
に応じて復元し易い。その結果、押出し形材14に肉厚
変動が生じにくくなる。
【0022】このように、肉厚変動を抑制する作用を連
続的にスムーズに働かせるため、潤滑性を高めることに
よりテーパ面の摩擦力を小さくする。工具部品に潤滑性
を付与する手段としては、テーパ面の表面粗さを小さく
する方法,潤滑剤を塗布する方法等が採用される。テー
パを付けた工具の接触面や移動する工具は、表面粗さが
小さいほど滑りが円滑になる。本発明者等の実験結果に
よるとき、Rmax 15μm以下の表面粗さが好適である
ことが判った。表面粗さがRmax 15μmを超える粗い
表面では、ダイ1が押されてクリアランスを縮める方向
に円滑に移動しずらい。また、移動しても加圧力が減少
した場合、ダイ1が元の位置に戻らないことがあり、復
元性がなくなる。すなわち、ダイスにクッション性がな
くなり、製品形状が安定化しない。表面粗さRmax 15
μm以下の表面は、キメの細かい機械切削の外、機械切
削面を研磨することによっても調製できる。潤滑剤とし
ては、たとえばBN系の高温に耐える耐熱潤滑剤が好ま
しい。
【0023】滑り面は、クリアランスGの位置に応じて
変えることができ、図10(b)及び図11(b)に示
すように、テーパ面以外でダイホルダー2及びバックア
ップダイ4の接触面に設けることも可能である。他方、
従来のダイス工具系では、図5(a)に示すようにダイ
ス中心方向に向かう分力Fr がない。そのため、ダイス
温度(熱歪み)及び押出し加工力Wf は、それぞれ図5
(1)〜(2)に示すように変化し、ベアリング面を変
位させる。他方、コンテナシール力Sは、図5(3)に
示すようにベアリング面に作用しない。そのため、これ
らの要因により合成されるベアリング部の変位Δdは、
図5(4)に示すように変動し、押出し成形品の肉厚を
変動させる結果となる。ダイス中心方向に向かう分力F
r を発生させるテーパTは、種々の形態で形成すること
ができる。
【0024】図6は、ダイ1にテーパTを付け、これに
対向するダイホルダー2の一部に傾斜面を形成した場合
である。矢印で示す押出し方向に関してダイ1が縮径す
る場合(a,b)、コンテナシール力Sは、バッフル3
を介してダイ1に加えられる。ダイ1をテーパ面に沿っ
てスライドさせるクリアランスGは、バックアップダイ
4とボルスター6との間(a)又はダイ1とバックアッ
プダイ4との間(b)の何れに形成しても良い。また、
押出し方向に関してダイ1を拡径したもの(c)では、
コンテナシール力Sがダイホルダー2に加えられる。な
お、図6では、バッフル3にもテーパTを付けている。
図7は、テーパTをバックアップダイ4に付けた場合で
ある。この場合も、押出し方向に関し縮径するテーパ
(a)ではコンテナシール力Sをバッフル3に加え、押
出し方向に関し拡径するテーパ(b)ではコンテナシー
ル力Sをダイホルダー2に加える。また、バッフル3に
もテーパを付けている。
【0025】ダイホルダー2としては、図8に示すよう
にダイ1だけを取り囲む長さをもつものを使用すること
もできる。この場合には、ダイホルダー2が押出し方向
にスライドできるように、ダイホルダー2とバックアッ
プダイ4との間にクリアランスGを設ける。なお、バッ
フル3にもテーパを付けている。バッフル3のないダイ
ス工具系では、図9に示すようにコンテナ5をダイ1に
(a)又はダイホルダー2に(b)直接当接させる。ま
た、バッフル3がダイ1と一体的に動くようにすること
も可能である。図10は、クサビ17でダイ1とバッフ
ル3とを噛み合わせたものであり、この場合にもバッフ
ル3にコンテナ5を接触させる方式(a)及びダイホル
ダー2にコンテナ5を当接させる方式(b)がある。図
11は、インロー18でダイ1とバッフル3とを噛み合
わせたものであり、この場合にもバッフル3にコンテナ
5を当接させる方式(a)及びダイホルダー2にコンテ
ナ5を当接させる方式(b)がある。図10及び図11
のダイス工具系は、中空材を押し出すときに使用され、
バッフル3の横の位置に当るバッフル空間部21にマン
ドレルがセットされる。
【0026】
【実施例】
実施例1:押出し加工用のダイスとして、ダイ1,ダイ
ホルダー2,バッフル3及びバックアップダイ4を図2
に示すように組み合わせた構造のダイス工具系を使用し
た。ダイ1とダイホルダー2との合せ面には、押出し方
向に関して縮径する角度θ=18度のテーパTを形成し
た。そして、テーパ面を介してダイ1及びダイホルダ−
2が相対的に滑り易くなるように、BN系の潤滑剤をス
プレー塗布した。また、ダイ1とバックアップダイ4と
の間のクリアランスG1 を0.5mmに、バッフル3と
ダイ1との間のクリアランスG2 を0.5mmに設計し
た。そして、テーパ面を機械加工仕上げでRmax 約50
0μm及びRmax 約12μmの2種類の面粗度を準備し
た。アルミニウム合金6063から直径173mmのビ
レットを製造し、均質化処理後、押出しに先立って46
0℃に予熱した。そして、押し出し速度45m/分で図
12に示す断面形状の押出し形材を製造した。各プッシ
ュごとに、押出し成形品の押し始め部と押し終り部で押
出し形材断面中央部の肉厚を測定し、プッシュ回数に応
じた肉厚の差、すなわち肉厚変動値を調査した。
【0027】調査結果の表1にみられるように、プッシ
ュ回数が多くなるに従って押出し成形品の肉厚が減少す
る傾向がみられる。テーパを付けた場合でも、テーパの
面粗度がRmax で約500μmと大きい場合、肉厚変動
値は通常のダイスよりも大きかった。これは、面粗度が
大きすぎ、ダイスが圧力に応じて自由に動けないことに
起因するものと推察される。他方、面粗度がRmax で1
2μmと小さい場合には、肉厚変動値が小さくなってい
る。このことから、テーパ面粗度は、Rmax で15μm
よりも小さいとテーパの効果が有効に作用するものと考
えられる。これに対し、テーパTを付けていない従来の
押出し加工用ダイスを使用した場合、表1に示すように
各プッシュごとに押し始め部と押し終り部との肉厚差が
大きく、肉厚精度に劣る押出し成形品となった。
【0028】
【0029】実施例2:実施例1においてテーパの面粗
度をRmax 12μmとし、テーパ角を10度,25度に
変化させた。なお、テーパ角が18度の場合は、実施例
1に示している。この条件下でビレット4本目の押出し
初め(押出し長さ7.5mの位置)と押出し終り(4
4.2mの位置)における肉厚を測定し、その変動を図
13に示した。図13から明らかなように、テーパ角1
8度及び25度のテーパダイスを使用した押出しでは肉
厚変動差が0.01mmであり、テーパ角が15度より
大きいと肉厚変動差がほぼ無くなっていることが判る。
しかし、30度を超えると、ダイスの設計上から生産的
でなくなる。15度未満のテーパ角でも、通常のダイス
に比較して肉厚変動差が少なくなっているが、押し終り
に向けて肉厚が減少しているので好ましくない。
【0030】実施例3:実施例1においてテーパの面粗
度をRmax で12μm,テーパ角を18度とし、クリア
ランスG1 及びG2 を変化させ、クリアランスG1 及び
2 の影響を調査した。表2の調査結果にみられるよう
に、ダイ1とバックアップダイ4との間にクリアランス
1 を付けることにより、肉厚変動値が0.01mmと
小さな値になっていた。他方、バッフル3とダイホルダ
2との間のクリアランスG2 はなくても良いが、付ける
場合には1.0mm以下が好ましい。すなわち、ダイ1
とバックアップダイ4との間のクリアランスG1 は、2
mmまで許容されるが、クリアランスの合計G1 +G2
が大きくなると、肉厚を小さくする効果が効き過ぎて、
押し終りに肉厚が小さくなる傾向が強く、結果として肉
厚変動値が大きくなった。いずれにおいても、肉厚変動
値が設計上許容される程度に基づいて操業のやり易さ及
び肉厚変動値との兼ね合いでクリアランスが設定され
る。また、クリアランスG1 及びG2 をどのように組み
合わせるかによって、肉厚変動を少なくして押出し作業
を容易にすることが可能となる。
【0031】
【0032】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の押出し
成形用ダイスは、ダイに15〜30度のテーパを付ける
ことにより、シールシリンダーによって加えられる締付
け力及びコンテナ内壁に生じるアルミニウム合金の剪断
摩擦力に起因するコンテナシール力から、押出し方向に
垂直な面内でダイス中心方向に向かう荷重成分力が得ら
れる構造になっている。この荷重成分力により、ダイ温
度(熱歪み),押出し加工力及びコンテナシール力のプ
ロセスパラメータによるベアリング面の変位を全体とし
て合成し、変位をゼロにコントロールすることにより、
押出し中に個々のプロセスパラメータが変動することに
起因したベアリング開口部の変位,ひいては1プッシュ
ごとの押出し成形品における押し始め部と押し終り部と
の肉厚変動が抑制される。その結果、押し始め部と押し
終り部とで実質的に肉厚差のない高品質の押出し成形品
が製造される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 プッシュ回数に応じた押出し形材の肉厚変動
を表すグラフ
【図2】 本発明に従ってテーパを付けたダイス工具系
の一部断面図
【図3】 本発明に従ったダイス工具系の一部斜視図
(a),断面図(b)及びベアリング部の拡大断面図
(c)
【図4】 本発明に従ったダイ構造を使用した場合に押
出し成形品に肉厚変動が生じないことを示す説明図であ
り、ダイス工具系の各部に働く力(a),ダイ温度の変
化とそれに伴ったベアリング部の変位(1),押出し加
工力の変化とそれに伴ったベアリング部の変位(2),
ダイス中心方向に向かう分力の変化とそれに伴ったベア
リング部の変位(3)及び(1)〜(3)の変位が合成
されたベアリング部の変位(4)を示すグラフ
【図5】 従来のダイ構造を使用した場合に押出し成形
品に肉厚変動が生じることを示す説明図であり、ダイス
工具系の各部に働く力(a),ダイ温度の変化とそれに
伴ったベアリング部の変位(1),押出し加工力の変化
とそれに伴ったベアリング部の変位(2),コンテナシ
ール力とベアリング部の変位(3)及び(1)〜(3)
の変位が合成されたベアリング部の変位(4)を示すグ
ラフ
【図6】 ダイの外周面にテーパを付けたもので、バッ
クアップダイとボルスターの間にクリアランスをつけた
構造(a),ダイとバックアップダイとの間にクリアラ
ンスを付けた構造(b)及びダイホルダーとボルスター
との間にクリアランスを付けた構造(c)
【図7】 ダイ及びバックアップダイにテーパを付けた
もので、バックアップダイとボルスターとの間にクリア
ランスを付けた構造(a)及びダイホルダーとボルスタ
ーとの間にクリアランスを付けた構造(b)
【図8】 押出し方向前方にダイが拡径するテーパをダ
イ及びダイホルダーに付けたもので、バッフルにテーパ
を付けた構造
【図9】 バッフルのないダイス工具系を示し、コンテ
ナをダイに直接当接させた構造(a)及びダイホルダー
に当接させた構造(b)
【図10】 ダイとバッフルとをクサビで連結したダイ
ス工具系であり、コンテナをバッフルに当接させた構造
(a)及びダイホルダに当接させた構造(b)
【図11】 ダイとバッフルとをインローで一体化した
ダイス工具系であり、コンテナをバッフルに当接させた
構造(a)及びダイホルダに当接させた構造(b)
【図12】 本発明実施例で製造した押出し成形品の断
面形状
【図13】 ダイにつけたテーパが押出し成形品の押し
始め部と押し終り部との肉厚に及ぼす影響を示したグラ
【符号の説明】
1:ダイ 2:ダイホルダー 3:バッフル
4:バックアップダイ 5:コンテナ 6:ボルスター 7:プラテン
8:シールシリンダ 9:ビレット 10:プラー 11:ダミーブロッ
ク 12:ステム 13:ベアリング面 14:押出し形材 15:掘
込み 17:クサビ 18:インロー 20:バッフルがない場合のベアリ
ング面 21:バッフル空間部 T:テーパ G,G1 ,G2 :クリアランス θ:
テーパの角度 W:ベアリング開口幅 S:コンテナシール力 F:押出し力 :シール
シリンダによる締付け力 :コンテナ内壁に生じるアルミニウム合金の剪断摩擦
力 Fa :押出し方向荷重成分力 Wf :押出し加
工力 Fr :押出し方向垂直面内ダイス中心方向荷重
成分力
フロントページの続き (72)発明者 吉村 英樹 千葉県船橋市習志野4丁目12番2号 日本 軽金属株式会社船橋工場内 (72)発明者 関口 清治 千葉県船橋市習志野4丁目12番2号 日本 軽金属株式会社船橋工場内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベアリング面が形成されたダイと、ダイ
    を取り囲むダイホルダーとの間に、コンテナシール力か
    らダイス中心方向に向かった分力を発生させるテーパが
    15〜30度の角度で形成されている押出し成形用テー
    パ付きダイス。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のダイは、外周面が押出し
    方向に関して縮径するテーパをもち、コンテナシール力
    が直接又はバッフルを介してダイに加えられる押出し成
    形用テーパ付きダイス。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のダイは、外周面が押出し
    方向に関して拡径するテーパをもち、コンテナシール力
    がダイホルダーに加えられる押出し成形用テーパ付きダ
    イス。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れかに記載のテーパが
    付けられた面の摩擦抵抗を平滑化又は潤滑剤塗布によっ
    て低下させ、且つ前記テーパ面の表面粗さをRmax 15
    μm以下に規制した押出し成形用テーパ付きダイス。
  5. 【請求項5】 押出し方向に関してダイ外周面が縮径す
    るテーパをつけた請求項1,2又は4記載のダイスにお
    いて、ダイとバックアップダイとの間又はバックアップ
    ダイとボルスターとの間に、押出し方向に直交する面内
    に0.2〜2.0mmのクリアランスを設けた押出し成
    形用テーパ付きダイス。
  6. 【請求項6】 1.0mm以下のクリアランスをバッフ
    ルとダイホルダーとの間に設けた請求項5記載の押出し
    成形用テーパ付きダイス。
  7. 【請求項7】 押出し方向に関してダイ外周面が拡径す
    るテーパをつけた請求項1,3又は4記載のダイスにお
    いて、ダイホルダーとバックアップダイとの間又はダイ
    ホルダーとボルスターとの間に、押出し方向に直交する
    面内に0.2〜2.0mmのクリアランスを設けた押出
    し成形用テーパ付きダイス。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7の何れかに記載の押出し成
    形用ダイスを使用して得られ、押し始めと押し終りとの
    肉厚が一定化されたアルミニウム押出し形材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104057249A (zh) * 2014-06-03 2014-09-24 安徽来福电子科技有限公司 一种采样电阻一体加工成型模具

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