JPH09299417A - 遺体収納装置およびその使用方法 - Google Patents

遺体収納装置およびその使用方法

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JPH09299417A
JPH09299417A JP12049996A JP12049996A JPH09299417A JP H09299417 A JPH09299417 A JP H09299417A JP 12049996 A JP12049996 A JP 12049996A JP 12049996 A JP12049996 A JP 12049996A JP H09299417 A JPH09299417 A JP H09299417A
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casket
storage bag
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opening
bag
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JP12049996A
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Mikio Fuse
幹夫 布施
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FUJI KENSETSU KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 火葬に際しての資源の浪費を減らす。 【解決手段】 遺体収納袋1内に遺体を収納し、この遺
体収納袋1を棺21内に収納する。火葬時には、棺21内か
ら遺体収納袋1を引き出し、この遺体収納袋1を火葬に
付す。火葬に付さない棺21は、再利用可能であり、材料
の限定もなくなる。遺体収納袋1の出し入れのための開
口部22は、棺21の側面部に設け、遺体収納袋1の出し入
れを容易にかつ厳かにできるようにする。遺体から発生
する体液の漏洩などを防ぐために、遺体収納袋1の内面
には高分子吸収材を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、火葬する遺体を収
納する葬儀用の遺体収納装置およびその使用方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】棺は、自宅または病院などで亡くなった
人の遺体を自宅または葬儀場から斎場(火葬場)まで、
あるいは、病院から自宅を経て斎場まで運搬するために
用いられる。このような運搬用の器であれば、棺の形
状、材質などは、本来は特定する必要ないが、一般的な
風習から、形状が6面体(直方体)で、材質が木材(合
板を含む)からなっており、また、遺体の確認ができる
ように、蓋が取り付けられている。そして、従来、棺は
これに収納した遺体や遺品とともに火葬に付すようにし
ており、そのためもあって、材質を焼却可能な木材とし
ている。また、上面を開口した棺本体内にその上面開口
から遺体を収納した後、棺本体の上面開口を蓋板により
塞ぐようにしている。
【0003】なお、例えば特開平7-51332 号公報や実公
平6-26266 号公報には、遺体を収納するための袋が記載
されているが、特開平7-51332 号公報に記載の袋は土葬
のためのものであり、また、実公平6-26266 号公報に記
載の袋は、多数の死亡者が生じた災害時などに遺体を仮
に収納するためのものであって、葬儀および火葬に用い
られるものではない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来の
棺では、棺本体の上面を蓋板により塞がれる開口部にし
ていたため、遺体を出し入れするとすると、この遺体を
持ち上げなければならず、手間がかかるとともに、出し
入れの動作が見苦しいものになりやすく、儀式の尊厳が
損なわれる問題があった。また、従来は、棺を遺体とと
もに火葬に付すようにしていたため、棺が再利用され
ず、木材資源の消費量の増大を招いていた。また、再利
用されない棺を豪華な化粧棺にすることは、大きなコス
トの増大を招き、困難であった。
【0005】本発明は、このような問題点を解決しよう
とするもので、棺に対する遺体の出し入れを容易に円滑
にできるようにすることを目的とする。また、火葬に際
しての資源の浪費を減らすことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の遺体収
納装置は、主に前記前者の目的を達成するために、剛性
を有する材料により長手方向が水平なほぼ直方体箱形状
に形成された棺からなり、この棺の側面部に蓋板により
開閉される開口部を設けたものである。
【0007】そして、納棺に際しては、棺の側面部の開
口部からこの棺内に遺体を収納した後、前記開口部を蓋
板により閉じる。また、下記のように棺は火葬に付さな
い場合には、火葬に先立って、前記開口部を開放した
後、この開口部から遺体を取り出す。開口部は棺の側面
部にあるから、遺体の出し入れは、これを水平な方向に
滑らせるようにして行える。
【0008】請求項2の発明の遺体収納装置は、前記後
者の目的を達成するために、棺にその開口部を介して出
し入れ自在に収納される遺体収納袋からなり、この遺体
収納袋は、その長手方向に沿う開口部およびこの開口部
を閉塞する閉塞手段を有するとともに、焼却可能な材料
よりなる袋本体の内部表面に、焼却可能な材料よりなる
高分子吸収材を設けてなるものである。
【0009】そして、納棺に際しては、遺体収納袋の開
口部からこの遺体収納袋内に遺体を収納した後、遺体収
納袋の開口部を閉じ、さらに、この遺体収納袋を棺内に
収納する。遺体から発生する体液や血液は、袋本体の内
部表面に設けられた高分子吸収材により吸収され、遺体
収納袋の外面に浸透することが防止される。袋本体およ
び高分子吸収材は、いずれも焼却可能な材料よりなり、
そのまま火葬に付すことができる。
【0010】請求項3の発明の遺体収納装置の使用方法
は、前記後者の目的を達成するために、剛性を有する材
料よりなる棺と、焼却可能な材料よりなる遺体収納袋と
からなる遺体収納装置の使用方法であって、棺から遺体
収納袋を取り出し、遺体収納装置のうち遺体収納袋のみ
を火葬するものである。
【0011】そして、納棺に際しては、遺体収納袋に遺
体を収納した後、この遺体収納袋を棺に収納する。ま
た、火葬に際しては、棺から遺体収納袋を取り出して、
この遺体収納袋のみを火葬に付し、棺は火葬に付さな
い。
【0012】
【発明の実施形態】以下、本発明の遺体収納装置の第1
実施例について、図1から図5を参照しながら説明す
る。1は細長い遺体収納袋で、この遺体収納袋1は、図
3に示すように、ナイロンの布などからなる袋本体2の
内部表面のほぼ全体に、遺体から発生する体液、血液の
吸収用の高分子吸収繊維からなる高分子吸収材3を設け
たものであり、可撓性を有している。袋本体2および高
分子吸収材3の材料は、適宜に選定できるが、火葬に付
されることから、焼却可能であってかつ発熱量の低い材
料であることが望ましい。また、遺体収納袋1の適当箇
所、例えば適当な4箇所には活性炭取り付け部4が設け
られており、これら活性炭取り付け部4には、脱臭用の
適量の活性炭が取り付けてある。
【0013】そして、遺体収納袋1の上面側には、遺体
を収納するための開口部6が形成されている。この開口
部6は、遺体に無理な力を加えることなく、この遺体を
遺体収納袋1内に収納できるよう、遺体収納袋1の長手
方向(前後方向)に直線状に形成されている。また、開
口部6は、閉塞手段であるスライドファスナー7などに
より密閉状態で閉塞されるようになっている。
【0014】また、遺体収納袋1の上面側前部(収納さ
れた遺体の頭部に対応する位置)には、遺体の確認やお
別れをするのための透明なビニール製の覗き窓8が設け
られているとともに、この覗き窓8を開閉自在に覆う布
などからなるカバー9が設けられている。このカバー9
は、例えば一縁部が袋本体2に縫着され、他の縁部がテ
ープファスナーなどにより袋本体2に着脱自在に止めら
れるものである。なお、カバー9には、覗き窓8を視覚
的に隠す他、臭いの発散を防ぐなどの機能もある。
【0015】また、遺体収納袋1の側面には、複数の取
手部11が設けられている。これら取手部11は、4人程度
で運搬できるよう、遺体収納袋1の左右両側面にそれぞ
れ少なくとも2つずつ設け、また、遺体収納袋1の前部
にも、引き出し用に1つ以上設けることが望ましい。な
お、図示の遺体収納袋1では、遺体収納袋1の前部にも
左右一対の取手部11を設けているが、遺体収納袋1の前
側面に取手部11を1つのみ設けてもよい。
【0016】さらに、遺体収納袋1の底部には、その遺
体を収納する空間とは遮断された偏平な袋状部12が設け
られている。この袋状部12は、前方へ開口しており、こ
の開口から木材あるいは合板などよりなる補強板13が挿
入されるものである。
【0017】そして、遺体収納袋1の形状や表面模様
は、葬儀場でも公衆の面前でも見苦しくなく、美観的に
葬儀に似合うものとすべきである。例えば、遺体収納袋
1およびカバー9の表面には、儀式にふさわしい尊厳を
もたせるために、刺繍などを施した布地を用いることが
望ましい。
【0018】図4および図5に示してある21は棺で、こ
の棺21は、長手方向(前後方向)が水平なほぼ直方体箱
形状に形成されている。この形状自体は、従来の棺と同
様のものである。しかし、本棺21は、後で詳述するよう
に火葬に付されるものではないため、木材あるいは金属
など、剛性を有する適宜の材料を用いることができる。
ただし、容易に装飾が施せる材料であることが望まし
い。また、棺21の重量は、4人程度で持ち運び可能な重
量とすることが望ましい。さらに、この棺21は、再利用
可能なため、美観的に葬儀にふさわしい化粧棺としてあ
り、図示していないが、表面には、儀式にふさわしい尊
厳をもたせる装飾が施してある。その他、再利用を目的
とした棺21の要件としては、下記のような事項がある。
まず、ユーザーのニーズに合わせて特注で製作されるも
のは再利用しにくいため、規格設定や統一化が図られる
形状、表面模様を有すること。また、特に棺21の内部表
面は、遺体からの汚汁や臭いがつきにくく、あるいは、
ついても容易に清潔な状態に戻せることである。そのた
め、棺21の内部表面は、清掃しやすく、かつ、消臭効果
を有する材質とするか、あるいは、そのための加工、表
面処理を施すのが望ましい。
【0019】また、棺21は、前側面(収納された遺体の
頭部側の面)のほぼ全体を開口して開口部22とした棺本
体23と、その開口部22を開閉自在に閉塞する蓋板24とか
らなっている。この蓋板24は、例えば、下部においてヒ
ンジ25により棺本体23に回動自在に支持されており、ま
た、上部において止め具26により棺本体23に閉じた状態
に保持されるようになっている。そして、遺体を収納し
た前記遺体収納袋1が、開口部22を介して棺本体23内に
出し入れ自在に収納されるものである。
【0020】さらに、棺21の上面前部には、遺体確認の
ための透明な材料からなる覗き窓31が設けられていると
ともに、この覗き窓31を開閉自在に覆う板材などからな
るカバー32が設けられている。このカバー32の開閉の構
成は、適宜に選定できるが、例えば、棺本体23に設けら
れたレール部33によりカバー32の左右両側部を押さえ、
前後方向に摺動することにより開閉する構成とする。な
お、棺21内に遺体の頭部を照明する電灯34を設け、覗き
窓31よりの確認を容易にすることも好ましい。
【0021】つぎに、前記遺体収納装置の使用方法につ
いて説明する。現在一般的な葬儀においては、例えば、
自宅または病院などで亡くなった人の遺体が自宅あるい
は葬儀場などに運搬されて通夜に付され、その後、斎場
(火葬場)に運搬されて火葬される。まず、亡くなった
人の遺体は、自宅または病院などにおいて遺体収納袋1
内に収納されるが、それをさらに棺21内に納めてもよ
い。通夜は、慣習に従い、遺体収納袋1を棺21内に納め
て行う。また、病院から自宅や葬儀場まで、あるいは、
自宅や葬儀場から斎場までの遺体の運搬も、遺体収納袋
1を棺21内に納めて行う。そして、斎場において、遺体
を火葬炉に納める際に、棺21より遺体収納袋1を引き出
し、この遺体収納袋1を火葬に付す。一方、棺21は、火
葬に付されることはなく、再利用される。
【0022】遺体は、遺体収納袋1の開いた開口部6か
ら遺体収納袋1内に収納し、その後、スライドファスナ
ー7を締めて開口部6を閉塞する。この状態でも、カバ
ー9を開ければ、覗き窓8より遺体の顔を見ることがで
きる。さらに、必要に応じて、遺体収納袋1の袋状部12
内に補強板13を挿入する。これにより、遺体収納袋1を
運搬したり、棺21に対して出し入れする際の安定性が向
上する。
【0023】また、遺体収納袋1を棺21内に収納するに
は、まず、この棺21の蓋板24を前下方へ回して開ける。
そして、棺本体23の開放された開口部22からこの棺本体
23内に遺体収納袋1を収納する。その際、遺体の頭部が
開口部22側になるようにする。ついで、蓋板24を後上方
へ回して開口部22を閉じる。この状態でも、遺体収納袋
1のカバー9を開けてあれば、棺21のカバー32を開ける
ことにより、覗き窓31から遺体の顔を見ることができ
る。一方、遺体収納袋1を棺21内から引き出すには、ま
ず蓋板24を開けた後、開口部22から遺体収納袋1を引き
出す。
【0024】以上のように、前記実施例の構成によれ
ば、棺21は用いるものの、遺体収納袋1を利用して、こ
れら両者のうち遺体収納袋1のみを火葬に付すようにし
たので、棺21を再利用できる。したがって、棺21を構成
する資源の浪費を減らすことができる。これとともに、
再利用される棺21は、豪華な化粧棺にできる。また、従
来の棺を焼却するのに必要なエネルギーよりも遺体収納
袋1を焼却するのに必要なエネルギーは少ないので、火
葬に要するエネルギーを低減できる。さらに、遺体収納
袋1は従来の棺に比べて小さいものなので、火葬炉もよ
り小形のもので済む。
【0025】既に一部を説明したが、棺21の再利用を可
能とするための遺体収納袋1の形状、材質および機能に
関しては、いくつかの要件が求められる。まず、葬儀場
でも公衆の面前でも見苦しくなく美観的に葬儀に似合う
ものである必要がある。この点については、遺体収納袋
1の袋本体2や覗き窓8を覆うカバー32の表面に刺繍な
どを施した布地を使用したりしている。
【0026】また、遺体から発生する汚汁、臭いを遺体
収納袋1中に閉じ込め、これらが発散しないように、遺
体収納袋1の材質や構造を設定する必要がある。そのた
めに、遺体収納袋1の袋本体2の内部表面に高分子吸収
材3を設け、これにより遺体から発生する体液、血液を
吸収して、この液が遺体収納袋1の外面に浸透しないよ
うにしている。また、遺体収納袋1内の適当箇所に活性
炭を取り付けて脱臭を行うようにしている。
【0027】また、遺体重量が標準平均としても80kg以
上あると考えなければならず、遺体収納袋1の強度も考
慮しなければならない。そして、この遺体収納袋1の強
度に関連して、遺体収納袋1の底部に補強板13を挿入で
きるようにしたので、運搬などに際しての強度、安定性
を確保できる。また、遺体収納袋1の左右両側面にそれ
ぞれ少なくとも2つずつ取手部11を設けたので、遺体収
納袋1を安定性よく容易に運搬できる。
【0028】さらに、儀式終了後、遺体収納袋1ごと火
葬にするため、この遺体収納袋1全体について、発熱量
の低い材質を選定する必要がある。
【0029】また、棺21においては、棺本体23の側面部
に、遺体収納袋1の出し入れ用の開口部22を設けている
ので、棺本体23に対する遺体収納袋1の出し入れは、こ
の遺体収納袋1を持ち上げたりすることなく水平に滑ら
せるようにして行うことができ、容易に円滑にできる。
しかも、遺体収納袋1には、棺本体23の開口部22側とな
る位置にも取手部11を設けているので、この取手部11を
使って遺体収納袋1をいっそう容易に円滑に出し入れで
きる。そして、見苦しい動作は儀式を台無しにしてしま
うことがあるが、特に火葬に先立って遺体収納袋1を自
然に引き出せるため、儀式の尊厳を保つことができる。
【0030】さらに、棺本体23の前側面部に開口部22を
設けているので、この開口部22を小さくでき、棺21の外
観性を向上できる。これとともに、遺体の頭部側が開口
部22側となるので、儀式の尊厳の点でも好ましい。
【0031】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、種々の変形実施が可能である。例えば、
図6および図7に示す第2実施例の棺21では、覗き窓31
を1枚のカバー32により覆い、このカバー32を蝶番36に
より棺本体23に回動開閉自在に支持している。また、図
8に示す第3実施例の棺21では、覗き窓31を観音開き式
の2枚のカバー32により覆うようにしている。さらに、
棺本体23の開口部22を開閉する蓋板24も、前記実施例の
ように棺本体23に回動開閉自在に支持する他、図9に示
す第4実施例のように、例えば蟻溝41を利用して、棺本
体23に摺動操作により着脱自在に取り付けられるものな
どにしてもよい。
【0032】さらに、前記実施例では、棺本体23の前側
面部に開口部6を設けたが、棺本体の後側面部、左側面
部あるいは右側面部に、遺体収納袋の出し入れ用の開口
部を設けてもよい。また、側面部全体を開口部とする
他、側面部の必要な部分にのみ開口部を設けてもよい。
なお、いずれの側面部に開口部を設けるにしても、遺体
収納袋の取手部は、棺本体の開口部側となる位置にも設
けるとよい。
【0033】
【発明の効果】請求項1の発明の遺体収納装置によれ
ば、棺の側面部に蓋板により開閉される開口部を設けた
ので、棺に対する遺体の出し入れを容易に円滑にでき、
これにより、出し入れの動作が見苦しいものにならない
ことから、儀式の尊厳も保てる。
【0034】請求項2の発明の遺体収納装置によれば、
棺に出し入れ自在に収納される遺体収納袋であって、こ
の遺体収納袋は、開口部およびその閉塞手段を有すると
ともに、焼却可能な材料よりなる袋本体の内部表面に、
焼却可能な材料よりなる高分子吸収材を設けてなるの
で、棺は火葬に付さずに、遺体を収納した遺体収納袋の
みを火葬に付すことが可能になり、これにより、火葬に
際しての資源の浪費を減らすことができるなどの効果が
得られる。また、葬儀に際して、外観性を維持できると
ともに、遺体から発生する汚汁や臭いの発散を防止でき
る。
【0035】請求項3の発明の遺体収納装置の使用方法
によれば、棺から遺体収納袋を取り出し、遺体収納装置
のうち遺体収納袋のみを火葬するので、火葬に際しての
資源の浪費を減らすことができるなどの効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の遺体収納装置の第1実施例を示すもの
で、遺体収納袋の一部を断面にした側面図である。
【図2】同上平面図である。
【図3】同上一部の拡大断面図である。
【図4】同上棺の側面図である。
【図5】同上棺の正面図である。
【図6】本発明の遺体収納装置の第2実施例を示すもの
で、棺の側面図である。
【図7】同上平面図である。
【図8】本発明の遺体収納装置の第3実施例を示すもの
で、棺の覗き窓付近の断面図である。
【図9】本発明の遺体収納装置の第4実施例を示すもの
で、棺の開口部付近の斜視図である。
【符号の説明】
1 遺体収納袋 2 袋本体 3 高分子吸収材 6 開口部 7 スライドファスナー(閉塞手段) 21 棺 22 開口部 24 蓋板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 剛性を有する材料により長手方向が水平
    なほぼ直方体箱形状に形成された棺からなり、この棺の
    側面部に蓋板により開閉される開口部を設けたことを特
    徴とする遺体収納装置。
  2. 【請求項2】 棺にその開口部を介して出し入れ自在に
    収納される遺体収納袋からなり、この遺体収納袋は、そ
    の長手方向に沿う開口部およびこの開口部を閉塞する閉
    塞手段を有するとともに、焼却可能な材料よりなる袋本
    体の内部表面に、焼却可能な材料よりなる高分子吸収材
    を設けてなることを特徴とする遺体収納装置。
  3. 【請求項3】 剛性を有する材料よりなる棺と、焼却可
    能な材料よりなる遺体収納袋とからなる遺体収納装置の
    使用方法であって、棺から遺体収納袋を取り出し、遺体
    収納装置のうち遺体収納袋のみを火葬することを特徴と
    する遺体収納装置の使用方法。
JP12049996A 1996-05-15 1996-05-15 遺体収納装置およびその使用方法 Pending JPH09299417A (ja)

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