JPH09299176A - 椅 子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗面化粧台・流し台・家具等の前の狭い場所
で台輪の中に本発明の椅子を折りたたんで格納し、使用
するときは足で引き出し立ち上げて使用する椅子。 【構成】 交叉する一対のアームの上に座板を設け、シ
ャフトとアームにスプリングを設けてバネ弾性により座
板を立ち上げ、上限ロックをかけて使用する。不要のと
きは上限ロックをペタルを踏んで解除し、折りたたん
で、下限ロックをかけて台輪の中に格納する椅子。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は洗面化粧台・流し台・家
具等の底部にある台輪の中空部分に折りたたんだ椅子を
格納し、取りだし・立ちあげが容易で洗面・洗髪・化粧
・調理等を座って行えることを可能にすることに関する
ものである。

【０００２】

【従来の技術】洗面化粧台や流し台等は比較的狭い場所
に設置されていることが多く、椅子の置き場所がなく、
簡単な組み立て椅子等が使用されることがあるが、組み
立てに不便であったり不安定で椅子が設置されていない
ケースが多い。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来より女の人の化粧
は鏡台で行われていたが、、近年は化粧に水を使用して
顔や手を洗いながら行うため洗面化粧台で行うことが多
くなって参りました。従って長時間化粧台の前に立つこ
とが多くなり、座って化粧をすることが望まれておりま
す。しかるに洗面化粧台は狭い場所に設置されているこ
とが多く、座るための椅子の置き場所に困っており、椅
子の出し入れに不便な場合が多い状態にあります。

【０００４】本発明は洗面化粧台・流し台・家具等の台
輪の部分に椅子を折りたたんで格納し、椅子を使用する
ときには格納部分から足で引き出し、ペダルを踏んでロ
ックを外すことにより自動的に椅子が組み上がり、使用
することが可能である。使用後は折りたたんで格納する
ことが容易にできる椅子に関するものであります。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
に洗面化粧台・流し台・家具等の台輪の中に自在車（キ
ャスター）で出入りを容易にした椅子を折りたたんで格
納する。この椅子はスプリング又はその他の弾性体の力
によりペダルを足で踏んでロックを解除すれば椅子は立
ち上がり所定の高さの所でロックが固定され座面が確定
する。折りたたむ時はペダルを踏んで上限ロックを解除
し、さらに下限ロックがかかるまで踏み込む。立ち上が
るときは脚部の先端に取付けられた自在車（キャスタ
ー）は床面から離れ椅子は脚の先端が床につき安定し、
折りたたむ時は脚部の自在車（キャスター）が出てきて
床に接し、容易に移動を可能にしたものであります。

【０００６】

【作用】上記のように構成された椅子は洗面化粧台・流
し台・家具等には台輪部分が必ず設けられてあり、これ
らの台輪部分を切欠き、格納庫を設けて椅子を格納する
か又は直接椅子を格納するため、特別に他の場所に保管
場所を設ける必要もなく、必ず椅子の置き場所が確保で
きる。

【０００７】使用するときは自在車（キャスター）がつ
いているから足の爪先で格納庫から椅子を引き出し使用
する場所に移動する。使用する場所でペダルを踏んで下
限ロックを解除すれば、スプリング又はその他の弾性体
の力により所定の高さまで立ち上がり、上限ロックで座
面は固定される。上限ロックは座板の下側に設けられた
突起部分が両端アームをつなぐ丸棒又は角材の垂直面に
被さり、座面にかかる体重でペダルによるロックの解除
が出来なくなる。

【０００８】椅子を立ちあげるときは折りたたんだ椅子
の下部にある自在車（キャスター）は床面から離れて脚
部の下端が床に接して椅子は安定する。折りたたみ、下
限ロックが掛かるときは自在車（キャスター）が出てき
て床面に接するから移動が容易になり、格納も便利であ
る。

【０００９】

【実施例】実施例について図面を参考に説明すると、図
１は洗面化粧台１の台輪の部分に格納庫２を挿入し、そ
の中に本発明の椅子を格納する。図２は洗面化粧台に本
発明の椅子が格納され、一方椅子を立ちあげ人が座った
状態を示す断面図である、、

【００１０】図３は本発明の椅子を折りたたんだ状態を
示す斜視図であり、図４は立ちあげた状態を示す斜視図
であり図５は立ち上がった状態の横断面図である。一対
の交差するアームの下端部に自在車（キャスター）５を
取付け、アーム）の上端部の一方にヒンジを介して座板
７を取付ける。立ちあげた状態では座板７の一端には上
限ロック８他方のアームの先端にかかり、ロックされて
固定する。交差する一対の脚部の中心にはシャフト９が
通り、シャフトにはスプリング１０が設けられ、スプリ
ングの反発弾性にて座板７は持ちあげられる。

【００１１】図５は本発明の椅子が折りたたんだ状態か
ら、下限ロック解除ペタル１１を踏んで下限ロックを解
除するとスプリングの弾性により上方に立ち上がる過程
を示す図である。座板７は上限ロック８にて固定され安
定する。

【００１２】図６は本発明の椅子が格納状態から、立ち
あげ、折りたたみ、格納までのロック状態をＡからＦま
でを示した図である。

【００１３】Ａは座板７が下限ロック１２（プッシュキ
ャツチヤー又はロータリーキャッチヤー等で１回押すと
ロックされ、更にもう一回押すとロックが解除されこれ
か繰り返されるもの）にてアーム横桟に固定されてい
る。ペダル１１を踏むと下限ロック１２は解除される。

【００１４】Ｂはロック１２が解除されスプリングによ
りアームが立ち上がり、上限ロック１４は乗り越え用の
ガイド１３により座面７の一端がアームの先端を乗り越
えてＣのように丸棒又は垂直面に突起部がａ方向に落ち
こみ、上限ロックがかかる。

【００１５】Ｄはペダル１１をｂ方向に踏み込むと座板
７はｃ方向に持ちあげられ上限ガイド付ロック１４は解
除されて、椅子の座面は沈んでＥのように折りたたまれ
る。

【００１６】更にペダル１１を踏み込むと下限ロック１
２がかかって格納状態となる。折りたたんだ状態で自在
車（キャスター）が床面に出て来るからＦの状態になり
移動が容易でハウジングに格納する。

【００１７】

【発明の効果】本発明は以上に説明したように構成され
ているから、以下に記載されるような効果を奏する。

【００１８】本発明の椅子は下限ロックでロックされて
薄く折りたたまれているので洗面化粧台・流し台・家具
等の台輪の一部を切り欠いて格納することができる。

【００１９】洗面化粧台・流し台・家具等には必ず台輪
部分があるので椅子の格納場所はどんな家庭でも必ず確
保できる。

【００２０】椅子の下部に自在車（キャスター）が付い
ているので爪先で容易に移動することがてきる。

【００２１】スプリングが加圧折りたたまれているの
で、爪先で下限ロックを解除し、ペダルを保持しながら
立ち上げると自動的に立ち上げ、上限ロックができる。
従って腰を屈めたり手を使わずに立ったままで使用する
ことができる。

【００２２】上限ロックは両アームを結ぶロットや垂直
面にロックの一方の面が覆い被さっているから、腰をか
けたり乗ったりした場合にも体重が座面にかかるからペ
タルを踏んでも上限ロックは解除することが出来ない。

【００２４】洗面化粧台．流し台等の通路は９０ｃｍ程
度の狭い所が多く、椅子の置き場所に困っているが、本
発明の椅子は以上の理由にり格納は容易であり、脚立の
代用として使用することが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】洗面化粧台の台輪に格納する状態を示す斜視図
である。

【図２】洗面化粧台に取付けた状態を示す断面図であ
る。

【図３】折りたたんだ状態を示す斜視図である。

【図４】立ち上げた状態を示す斜視図である。

【図５】立ち上がる状態を示す断面図である。

【図６】立ち上げ、折りたたみ、ロックの過程を示す断
面図（Ａ−Ｆ）である。

【符号の説明】

１ 洗面化粧台 ２ 格納庫（ハウジング） ３ 椅子 ４ アーム ５ 自在車（キャスター》 ６ 丁板 ７ 座板 ８ 上限ロック ９ シャフト １０ スプリング １１ ペタル １２ 下限ロック １３ 乗り越えガイド １４ ガイド付上限ロック

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 洗面化粧台・流し台・家具等の台輪の中
   に格納庫を設け、スプリング又はその他の弾性体で立ち
   上がる自在車（キャスター）付椅子を折りたたんで格納
   し、使用する時は格納庫より引き出し、下限ロック１２
   を解除し立ちあげる。立ち上がると上限ロック８は座板
   ７の下面の突起部が両側のアームを結ぶロッド又は垂直
   面にかかり座った時には体重がかかりペタルを踏んでも
   上限ロックが解除しない安全ロック機構を有する。格納
   時はペタル１１を踏んでスプリング又はその他の弾性体
   を加圧して一度踏み込むとロックし、次に踏み込むとロ
   ックが解除する（ロータリー式等）下限ロックで折りた
   たむ。折りたたむと同時にアーム４に取付けられた自在
   車（キャスター）５が床面に接して移動を容易ならし
   め、これら一連の動きを手を使用せずに足のみで可能と
   する椅子。