JPH0929895A - 制振シート状物 - Google Patents

制振シート状物

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JPH0929895A
JPH0929895A JP7185397A JP18539795A JPH0929895A JP H0929895 A JPH0929895 A JP H0929895A JP 7185397 A JP7185397 A JP 7185397A JP 18539795 A JP18539795 A JP 18539795A JP H0929895 A JPH0929895 A JP H0929895A
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damping
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Kazuya Fukui
和也 福井
Kiyoshi Yamada
清 山田
Nobuhide Aoyama
信英 青山
Yukio Harube
幸男 治部
Jiyunsuke Matsui
潤介 松井
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Sekaicho Rubber Co Ltd
Toray Industries Inc
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AOYAMA CONSULTING KK
Sekaicho Rubber Co Ltd
Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に−20〜120℃の温度における制振効
果がすぐれ、しかも安価に製造可能な制振シート状物を
提供する。 【解決手段】 ブチルゴム10〜40重量部、ポリオレ
フィン樹脂またはその変性体10〜40重量部、粘着性
付与樹脂5〜30重量部、軟化剤1〜10重量部および
充填剤5〜50重量部を合計100重量部となるよう配
合した混合物から成形されたシート1の少なくとも片面
に離型紙2を被覆する。上記シート1の片面に2軸もし
くは3軸に織成した織物あるいは網目状物3と離型紙2
とを被覆し、他面に2軸もしくは3軸に織成した織物あ
るいは網目状物3を被覆してもよい。また、上記シート
1の片面に2軸もしくは3軸に織成した織物あるいは網
目状物3と離型紙2とを被覆し、他面に金属箔を被覆し
てもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に−20〜12
0℃の温度における制振性にすぐれ、しかも安価に製造
可能な制振シート状物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】冷蔵庫、エアコンディショナー、洗濯
機、換気扇などの家電関係構造部材、屋根、床材、天
井、雨戸、シャッター、防音壁などの建築・土木関係構
造部材、プリンター、複写機、オーディオ機器、ファク
シミリ機器などのOA関係構造部材、およびコンプレッ
サー、攪拌機、電動工具、各種モーター、精密機器など
の産業機器関係構造部材などには、これら構造部材が受
ける振動に対して共振することにより構造部材自身が振
動音を発生しないように吸収または低減する制振シート
状物が使用されている。
【0003】このような制振シート状物として、特公平
6−43120号公報は、粘着層/制振層/拘束層の3
層からなり、その制振層としてブチルゴムを主体として
使用するシートが提案されている。しかし、この制振シ
ート状物は、80〜200℃の中高温領域において制振
効果を低下しないようにしたものではあるが、ブチルゴ
ムは200℃の高温では瞬時に軟化し、長期的に形態を
保持することが本来困難な物質であるため、たとえ拘束
層を存在させたとしても形態を保持することは不可能で
あった。
【0004】一方、上述した各分野の構造部材は、12
0〜200℃の高温条件下で使用されることは極めてま
れであり、通常は−20〜120℃の温度で使用される
ことが多いため、この温度分野における制振効果が最も
重視されている。そのため、上記制振シート状物の制振
層材料として、ブチルゴム以外に、例えば塩化ビニル系
樹脂およびアスファルトなどの使用が提案されている
(特開昭53−135122号公報、特開昭58−39
828号公報および特開昭61−192751号公
報)。しかし、ブチルゴムおよび塩化ビニル系樹脂の各
単体では制振効果が不十分であり、またアスファルトは
低温領域では硬くなり、高温領域では軟化し過ぎて形態
保持性が劣るという欠点を有していた。
【0005】また、最近では、制振層としてアクリル樹
脂シートやブチルゴムにマイカ(雲母)を混入した組成
物からなるシートを使用するものが提案されている。し
かし、前者は制振効果こそすぐれているもののコストが
非常に高いのが難点である。また、後者ではすぐれた制
振効果を発現するためには組成物中にマイカを均一分散
こせる必要があるが、マイカの平面薄板状粒子をシート
の軸方向に均一に分散させることは加工技術上非常に難
しく、品質が不安定でコスト高になるという問題があっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
した従来の問題点を解消し、特に−20〜120℃の温
度における制振効果がすぐれ、しかも安価に製造可能な
制振シート状物を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の制振シート状物は、ブチルゴム10〜40重量部、
ポリオレフィン樹脂またはその変性体10〜40重量
部、粘着性付与樹脂5〜30重量部、軟化剤1〜10重
量部および充填剤5〜50重量部を合計100重量部と
なるように配合した混合物から成形されたシートの少な
くとも片面に、離型紙を被覆したことを特徴とするもの
である。
【0008】また、本発明の他の制振シート状物は、上
記混合物からなるシートの少なくとも片面に2軸もしく
は3軸に織成した織物あるいは網目状物および離型紙を
被覆したことを特徴とするものである。さらに好ましく
は、同じく同シートの他面に2軸もしくは3軸に織成し
た織物あるいは網目状物を被覆したことを特徴とするも
のである。
【0009】本発明のさらに他の制振シート状物は、上
記混合物からなるシートの片面に2軸もしくは3軸に織
成した織物あるいは網目状物および離型紙を被覆し、同
じく他面に金属箔を被覆したことを特徴とするものであ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】上述した本発明において使用する
ブチルゴムとしては、粘度平均分子量が350,000
〜450,000、ムーニー粘度(ML1+4 100℃)
が45〜75であって、タイヤ、チューブ、ホース、防
振ゴムまたは各種工業用品に使用される通常グレードの
ものを使用することができる。その配合量としては10
〜40重量部、特に20〜25重量部の範囲が好まし
い。
【0011】ブチルゴムの配合量が10重量部未満では
粘着性による接着力が低下し、また40重量部を越える
と制振効果が低下するため好ましくない。また、ポリオ
レフィン樹脂またはその変性体としては、結晶化度の低
いポリエチレンおよびポリプロピレン、または酢酸ビニ
ル共重合ポリエチレンなどの変性体が使用される。その
分子量は30,000〜50,000の範囲が適当であ
る。ポリオレフィン樹脂またはその変性体の配合量とし
ては10〜40重量部、特に20〜25重量部の範囲が
好ましい。
【0012】ポリオレフィン樹脂またはその変性体の配
合量が10重量部未満では制振効果が低下し、また40
重量部を越えると制振効果の割りにはブチルゴムの配合
比が低下し、かつ接着力が低下するため好ましくない。
本発明において、上記ブチルゴムとポリオレフィン樹脂
またはその変性体との配合比は、重量比でほぼ1:1に
することが一層好ましい。
【0013】本発明に使用する粘着性付与樹脂として
は、ポリテルペン樹脂、石油系樹脂、クマロン樹脂、ロ
ジンなどであって、ブチルゴムに対して相溶性の良好な
樹脂が好ましく使用される。その配合量としては5〜3
0重量部、とくに10〜20重量部の範囲が好ましい。
軟化剤としては、ナフテン系、パラフィン系などのプロ
セス油が使用される。なかでもブチルゴムとの相溶性に
すぐれたパラフィン系プロセス油が最も好ましい。この
軟化剤の配合量として1〜10重量部、特に4〜8重量
部の範囲が好ましい。
【0014】充填剤としては、炭酸カルシウム、カーボ
ンブラック、ホワイトカーボン、カオリンおよびこれら
の表面処理物(例えばシラン系カップリング剤で処理し
たものなど)が好ましく使用される。その配合量として
は10〜50重量部、特に20〜40重量部の範囲が好
ましい。上記粘着性付与樹脂、軟化剤および充填剤の配
合量は、最適の制振効果が得られる範囲として設定され
たものであり、上記の範囲を外れる場合には、制振効果
ばかりか、粘着性、生産時の難易度の増加などの他の性
能も阻害される傾向となるため好ましくない。
【0015】上記構成成分は混合物としてシートに成形
されるが、その成形加工は上記各成分をニーダーなどで
溶融混練し、押出機からシート状に押出成形するか、ま
たは溶融混練した組成物を逆カレンダーロールに供給
し、ローラ間でシート状に圧延成形することにより製造
することができる。制振層を形成するシートの厚みは、
0.4〜5.0mm、特に0.8〜2.0mmの範囲にする
のがよい。厚みが0.4mm未満では制振効果が乏しく、
また5.0mmを越えると、それ以上厚くしても制振効果
は飽和状態になるので、逆にコスト高を招くだけであ
る。
【0016】以下、本発明を図に示す実施例により具体
的に説明する。図1は、本発明の第1の実施例からなる
制振シート状物の断面を示す。この制振シート状物は、
前述した混合物から成形されたシート1を制振層とし、
その片面に離型紙2を被覆して構成されている。離型紙
2としては、目付量が約40〜100g/m2 のクラフ
ト紙、グラシン紙およびセミグラシン紙などの紙の片面
に、離型加工処理を施したものを使用することができ
る。
【0017】この制振シート状物を構造部材に貼着する
には、離型紙2を剥離した後のシート1を、その離型紙
剥離後の粘着面を利用して貼り付けるようにすればよ
い。図2は、本発明の第2の実施例からなる制振シート
状物の断面を示す。この制振シート状物は、同じく上記
構成からなる制振層のシート1の片面に2軸もしくは3
軸に織成した織物あるいは網目状物3と離型紙2とを順
次被覆し、さらに他面に2軸もしくは3軸に織成した織
物あるいは網目状物3を被覆することにより構成されて
いる。
【0018】織物あるいは網目状物3としては、その構
造上からシート1の脱気機能を有するものであって、単
糸繊度が数dから数十dの長繊維(フィラメント)を束
ねて総繊度200〜2000Dの糸条、あるいは単糸繊
度が数dから数十dの短繊維からなる200〜2000
Dの紡績糸(スパン糸)から織成された布帛が使用され
る。なお、糸条または紡績糸の素材としては、ポリアミ
ド、ポリエステル、アクリル、ポリプロピレン、レーヨ
ンなどの化学繊維,合成繊維、綿、麻などの天然繊維あ
るいはこれはの混合物などが好ましく使用される。
【0019】織物あるいは網目状物3としては、図3に
示すように経糸3aと緯糸3bとを2軸に織成した布
帛、あるいは図4のように、経糸3aと緯糸3bのほか
に、さらに斜糸3cを併せて3軸に織成した布帛などを
使用することができる。この織物あるいは網目状物3の
糸密度はできるだけ粗い方がよい。粗くした方が、構造
部材との接触面積を多くすることができる。しかし、シ
ート1が包含する空気を脱気し易くするには糸間隔が狭
い方が有効である。したがって、織物あるいは網目状物
3の織目(糸条の交点)の密度は、2軸の場合は20〜
300個/m2 、3軸の場合は40〜600個/m2
するのが好ましい。
【0020】図5は、本発明の第3の実施例からなる制
振シート状物の断面を示す。この実施例では、上記シー
ト1の片面に2軸もしくは3軸に織成した織物あるいは
網目状物3と離型紙2とを順次被覆する一方、他面に金
属箔4を被覆することにより構成されている。金属箔4
は、上記シート1の制振効果を一層高める拘束層として
機能し、同時にシート1自体の保形性を維持する機能も
有するものである。この金属箔としては、アルミ箔、ス
テンレス箔、鉄箔、チタン箔などが好ましく、その厚み
としては0.01〜1.0mmが好ましい。なかでも硬質
アルミ箔の使用が最も好ましい。
【0021】この図5の制振シート状物は、金属箔を拘
束層として具備することにより、形態保持性、表面強化
性および表面意匠性などを一層向上することができる。
上述した制振シート状物において、それぞれ離型紙2、
織物あるいは網目状物3、金属箔5は、シート1の押出
成形時またはロール成形時に同時供給することにより、
シート1の表面に被覆することができる。
【0022】本発明からなる制振シート状物は、制振層
(シート)の成分として、その一部にポリオレフィン樹
脂またはその変性体を使用しているため、低温域での制
振効果のみならず、常温域ないしは高温域、すなわち−
20〜120℃の温度においてすぐれた制振効果を発揮
することができる。しかも、この制振効果は、構造部材
が薄いものであれば被覆面積が30%以下であっても十
分に機能するため、極めて経済的である。
【0023】しかも、制振層のシートが粘着層を兼ねて
いるため、粘着層を別途設けることが不要になり、この
点においても低コスト化を可能にすることができる。ま
た、上述した第2および第3の実施例では織物あるいは
網目状物の被覆によって施工時の脱気を良好にするため
制振層の膨れ現象を防止し、形態保持性を良好にするこ
とができる。さらに、第3の実施例の場合は、金属箔を
拘束層として被覆しているため、形態保持性、表面強化
性および表面意匠性などの性能を一層向上させることが
できる。
【0024】
【実施例】ブチルゴム22重量部、ポリエチレン樹脂2
2重量部、粘着性付与樹脂(ポリテルペン樹脂)14重
量部、プロセス油(パラフィン系油)4重量部および炭
酸カルシウム38重量部を配合した混合物を、ニーダー
により溶融混練し、これを逆カレンダーロールにより厚
み1.0mmのシートに圧延成形した。この圧延成形に際
し、シートの片面に織目の密度が1本/cm2 のポリエ
チレンテレフタレート製の2軸織物と剥離紙(シリコー
ン樹脂塗工グラシン紙)とを順次貼り付け、また他面に
厚み0.05mmの硬質アルミ箔を同時供給して被覆し
て、本発明の制振シート状物を製造した。
【0025】一方、比較のため、上記シートにおけるブ
チルゴム/ポリエチレン樹脂の割合を、35.2重量部
/8.8重量部(比較例1)および8.8重量部/3
5.2重量部(比較例2)に変更した以外は、上記本発
明の制振シート状物と同じにした比較用の制振シート状
物を製造した。さらに、上記シートにおけるブチルゴム
22重量部/ポリエチレン樹脂22重量部を、ブチルゴ
ム44重量部(比較例3)およびマイカ44重量%混入
ブチルゴム44重量部(比較例4)に変更した以外は、
上記本発明の制振シート状物と同じにした比較用の制振
シート状物を製造した。
【0026】これら5種類の制振シート状物について、
次の試験方法により制振性能を評価したところ、表1に
示す結果が得られた。 (制振性能)図7に示すように、測定装置として2ch
FFTアナライザーA(小野測器製CF−350)を使
用し、300×300×0.4mmの試験鋼板P(SPC
C鋼板)に制振シート状物Sを貼り付けたときの各制振
処理面積率当たりの損失係数(η)を測定した。
【0027】すなわち、試験鋼板Pの中心を基準とし
て、各制振処理面積率相当に切断した制振シート状物S
を貼着してこれを垂下し、試験鋼板Pの裏面中心をイン
パルスハンマーHにより同一荷重で打撃したときの損失
係数を、加速度ピックアップPUを介して上記アナライ
ザーAにより測定した。なお、加速度ピックアップPU
の取付位置は試験鋼板の中心線下部より約68mmの位置
とし、測定温度は21℃とした。
【0028】
【表1】
【0029】市販の制振シート状物について同様に測定
した制振処理面積率100%の損失係数は0.029〜
0.029程度であるので、このことから本発明の制振
シート状物の制振効果がすぐれることがわかる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の制振シー
ト状物は、特に低温において硬化による制振効果の低下
がなく、−20〜120℃の温度における制振効果がす
ぐれている。しかも、構造部材に対する制振処理面積が
30%以下であっても十分な制振効果を発揮する性能を
有するため経済的である。また、制振層のシートが粘着
層を兼ねているため、特別な粘着層を設けることが不要
になり、この点においても一層低コスト化を可能にす
る。さらに形態保持性、表面強化性および表面意匠性な
どにもすぐれており、各種構造部材の振動音低減用部材
として有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す制振シート状物の
断面図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示す制振シート状物の
断面図である。
【図3】本発明に使用する2軸に織成した織物あるいは
網目状物の斜視図である。
【図4】本発明に使用する3軸に織成した織物あるいは
網目状物の斜視図である。
【図5】本発明の第3の実施例を示す制振シート状物の
断面図である。
【図6】第3実施例の制振シート状物の斜視断面図であ
る。
【図7】制振性能(損失係数)の測定装置の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 シート(制振層) 2 離型紙 3 織物あるいは網目状物 4 金属箔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 23/00 LCH C08L 23/00 LCH F16F 15/02 8917−3J F16F 15/02 Q // B32B 15/08 B32B 15/08 D (72)発明者 山田 清 東京都中央区日本橋室町2丁目2番1号 東レ株式会社東京事業所内 (72)発明者 青山 信英 豊中市東豊中町5−2−109−203 (72)発明者 治部 幸男 神戸市西区宮下1丁目21−1 世界長株式 会社神戸技術研究所内 (72)発明者 松井 潤介 神戸市西区宮下1丁目21−1 世界長株式 会社神戸技術研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブチルゴム10〜40重量部、ポリオレ
    フィン樹脂またはその変性体10〜40重量部、粘着性
    付与樹脂5〜30重量部、軟化剤1〜10重量部および
    充填剤5〜50重量部を合計100重量部となるように
    配合した混合物から成形されたシートの少なくとも片面
    に離型紙を被覆した制振シート状物。
  2. 【請求項2】 ブチルゴム10〜40重量部、ポリオレ
    フィン樹脂またはその変性体10〜40重量部、粘着性
    付与樹脂5〜30重量部、軟化剤1〜10重量部および
    充填剤5〜50重量部を合計100重量部となるように
    配合した混合物から成形されたシートの少なくとも片面
    に、2軸もしくは3軸に織成した織物あるいは網目状物
    と離型紙とを順に被覆した制振シート状物。
  3. 【請求項3】 前記シートの他面に、2軸もしくは3軸
    に織成した織物あるいは網目状物を被覆した請求項2に
    記載の制振シート状物。
  4. 【請求項4】 ブチルゴム10〜40重量部、ポリオレ
    フィン樹脂またはその変性体10〜40重量部、粘着性
    付与樹脂5〜30重量部、軟化剤1〜10重量部および
    充填剤5〜50重量部を合計100重量部となるように
    配合した混合物から成形されたシートの片面に、2軸も
    しくは3軸に織成した織物あるいは網目状物と離型紙と
    を順に被覆し、前記シートの他面に金属箔を被覆した制
    振シート状物。
  5. 【請求項5】 前記シートの厚みが0.3〜3.0mmで
    ある請求項1〜4のいずれか1項に記載の制振シート状
    物。
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