JPH09298767A - 無線通信システム - Google Patents
無線通信システムInfo
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- JPH09298767A JPH09298767A JP8112878A JP11287896A JPH09298767A JP H09298767 A JPH09298767 A JP H09298767A JP 8112878 A JP8112878 A JP 8112878A JP 11287896 A JP11287896 A JP 11287896A JP H09298767 A JPH09298767 A JP H09298767A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 一構内に同時通話の双方向通信の系と片方向
の同報通信の系を有する無線通信システムに関し、同一
周波数を用いることを可能として周波数の効率的な利用
と、一台の端末で両系のサービスを受けられるようにす
ることを課題とする。 【解決手段】 複数の無線基地局と、該各無線基地局を
統括して制御する主装置と、前記各無線基地局を介して
双方向通信を行なう機能と片方向の同報通信を行なう機
能の両形態の通信機能を備えた複数の無線端末とから構
成され、前記各無線端末と前記無線基地局とでTDMA
/TDD通信方式により通信を行なうように構成する。
の同報通信の系を有する無線通信システムに関し、同一
周波数を用いることを可能として周波数の効率的な利用
と、一台の端末で両系のサービスを受けられるようにす
ることを課題とする。 【解決手段】 複数の無線基地局と、該各無線基地局を
統括して制御する主装置と、前記各無線基地局を介して
双方向通信を行なう機能と片方向の同報通信を行なう機
能の両形態の通信機能を備えた複数の無線端末とから構
成され、前記各無線端末と前記無線基地局とでTDMA
/TDD通信方式により通信を行なうように構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一つの構内に、同時
通話の双方向通信の系と、片方向の同報通信の系を設
け、利用者が1台の端末で、両方のサービスを受けられ
るようにしたTDMA/TDD方式の無線通信システム
に関するものである。
通話の双方向通信の系と、片方向の同報通信の系を設
け、利用者が1台の端末で、両方のサービスを受けられ
るようにしたTDMA/TDD方式の無線通信システム
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】或る一定のエリアで提供する無線通信サ
ービスとして、同時通話の双方向通信が必要な利用者グ
ループと、片方向の同報通信が必要な利用者グループが
ある場合がある。このような例として、例えば、同一ビ
ル内の従業員同士が連絡を取り合うために電話と同じ形
態で利用するもの(自営コードレスシステム)と、警備
員が司令等を連絡するためのトランシーバ(構内トラン
シーバ)として片方向の同報通信を行なうもの等があ
る。
ービスとして、同時通話の双方向通信が必要な利用者グ
ループと、片方向の同報通信が必要な利用者グループが
ある場合がある。このような例として、例えば、同一ビ
ル内の従業員同士が連絡を取り合うために電話と同じ形
態で利用するもの(自営コードレスシステム)と、警備
員が司令等を連絡するためのトランシーバ(構内トラン
シーバ)として片方向の同報通信を行なうもの等があ
る。
【0003】図10は、このような同一構内に自営コー
ドレスシステムと構内トランシーバのシステムがある場
合を示す図であって、数字符号51は同一構内、52は
自営コードレスシステム、53は構内トランシーバ、5
4は主装置、551 ,552は自営コードレスシステム
の無線基地局(図では略号にてCSと記載)、561〜
56n は自営コードレスシステムの端末(図では略号に
てPSと記載)、57は構内トランシーバの無線基地局
(図では略号にてBSと記載)、581 〜58 n は構内
トランシーバの端末(図では略号にてTSと記載)を表
わしている。
ドレスシステムと構内トランシーバのシステムがある場
合を示す図であって、数字符号51は同一構内、52は
自営コードレスシステム、53は構内トランシーバ、5
4は主装置、551 ,552は自営コードレスシステム
の無線基地局(図では略号にてCSと記載)、561〜
56n は自営コードレスシステムの端末(図では略号に
てPSと記載)、57は構内トランシーバの無線基地局
(図では略号にてBSと記載)、581 〜58 n は構内
トランシーバの端末(図では略号にてTSと記載)を表
わしている。
【0004】同図に示すように、同一構内において、自
営コードレスシステムが提供する1対1の双方向通信サ
ービスと、構内トランシーバが提供する片方向の1対N
の同報通信サービスの両方のサービスを実現する場合、
従来の技術による自営コードレスシステムでは同報通信
の機能がないため、利用者は自営コードレスシステムの
端末と構内トランシーバの端末との両方を携帯する必要
を生ずる。
営コードレスシステムが提供する1対1の双方向通信サ
ービスと、構内トランシーバが提供する片方向の1対N
の同報通信サービスの両方のサービスを実現する場合、
従来の技術による自営コードレスシステムでは同報通信
の機能がないため、利用者は自営コードレスシステムの
端末と構内トランシーバの端末との両方を携帯する必要
を生ずる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したような、同一
の構内で、双方向通信を用いた同時通話が可能な系と、
片方向通信で良い同報通信の系とを同一利用者グループ
に提供する場合、従来の技術では、それぞれの系(例え
ば、自営コードレスシステムと構内トランシーバ)ごと
にそれぞれ独立したシステムを構築しなければならない
ため、通信設備が二重に必要となり、物品費、建設費等
の費用が大きくなるという問題があった。
の構内で、双方向通信を用いた同時通話が可能な系と、
片方向通信で良い同報通信の系とを同一利用者グループ
に提供する場合、従来の技術では、それぞれの系(例え
ば、自営コードレスシステムと構内トランシーバ)ごと
にそれぞれ独立したシステムを構築しなければならない
ため、通信設備が二重に必要となり、物品費、建設費等
の費用が大きくなるという問題があった。
【0006】また、それぞれの系で異なる周波数を用い
ることから、周波数の有効利用を図るという観点から好
ましくないという問題があった。更に、両方の系のサー
ビス(例えば、双方向通信サービスと同報通信サービ
ス)を利用する人は、自営コードレスシステムと構内ト
ランシーバの両方の端末を持ち歩くことになるので利便
性に劣るという問題もあった。
ることから、周波数の有効利用を図るという観点から好
ましくないという問題があった。更に、両方の系のサー
ビス(例えば、双方向通信サービスと同報通信サービ
ス)を利用する人は、自営コードレスシステムと構内ト
ランシーバの両方の端末を持ち歩くことになるので利便
性に劣るという問題もあった。
【0007】本発明は、このような、従来の課題を解決
するために成されたものであって、同一の構内で双方向
通信を用いた同時通話が可能な系と、片方向通話で良い
同報通信の系とを一つのシステムで実現することが可能
で、利用者は一つの端末で両系のサービスを受けること
ができるシステムを実現することを目的としている。
するために成されたものであって、同一の構内で双方向
通信を用いた同時通話が可能な系と、片方向通話で良い
同報通信の系とを一つのシステムで実現することが可能
で、利用者は一つの端末で両系のサービスを受けること
ができるシステムを実現することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上述の
課題は前記特許請求の範囲に記載した手段により解決さ
れる。
課題は前記特許請求の範囲に記載した手段により解決さ
れる。
【0009】すなわち、請求項1の発明は、複数の無線
基地局と、該各無線基地局を統括して制御する主装置
と、前記各無線基地局を介して双方向通信を行なう機能
と片方向の同報通信を行なう機能の両形態の通信機能を
備えた複数の無線端末から構成され、前記各無線端末と
前記無線基地局間とでTDMA通信方式により通信を行
なう無線通信システムである。
基地局と、該各無線基地局を統括して制御する主装置
と、前記各無線基地局を介して双方向通信を行なう機能
と片方向の同報通信を行なう機能の両形態の通信機能を
備えた複数の無線端末から構成され、前記各無線端末と
前記無線基地局間とでTDMA通信方式により通信を行
なう無線通信システムである。
【0010】請求項2の発明は、上記請求項1の発明に
おいて、各無線端末は同報グループを識別するためのグ
ループ番号を複数与えられていて、無線基地局は、当該
無線基地局の無線エリア内にある無線端末から同報先の
グループ番号を含む同報通信用メッセージを受信した際
に、該同報通信用メッセージから前記グループ番号を選
出し、
おいて、各無線端末は同報グループを識別するためのグ
ループ番号を複数与えられていて、無線基地局は、当該
無線基地局の無線エリア内にある無線端末から同報先の
グループ番号を含む同報通信用メッセージを受信した際
に、該同報通信用メッセージから前記グループ番号を選
出し、
【0011】当該無線エリア内にある前記選出したグル
ープ番号(以下、選出番号ともいう)の無線端末に対し
て前記同報通信用メッセージを送信する機能と、主装置
に対して前記同報通信用メッセージを送信し且つ前記選
出番号を通知する機能を有し、主装置は、接続する前記
無線基地局以外の無線基地局(以下、周辺無線基地局と
もいう)に対して前記選出番号を通知する機能と、
ープ番号(以下、選出番号ともいう)の無線端末に対し
て前記同報通信用メッセージを送信する機能と、主装置
に対して前記同報通信用メッセージを送信し且つ前記選
出番号を通知する機能を有し、主装置は、接続する前記
無線基地局以外の無線基地局(以下、周辺無線基地局と
もいう)に対して前記選出番号を通知する機能と、
【0012】前記同報通信用メッセージを前記周辺無線
基地局に送信する機能を有し、周辺無線基地局は、当該
周辺無線基地局の無線エリア内に位置する無線端末の
内、前記選出番号を有する無線端末に対して前記同報通
信用メッセージを送信する機能を有するように構成した
ものである。
基地局に送信する機能を有し、周辺無線基地局は、当該
周辺無線基地局の無線エリア内に位置する無線端末の
内、前記選出番号を有する無線端末に対して前記同報通
信用メッセージを送信する機能を有するように構成した
ものである。
【0013】請求項3の発明は、上記請求項2の発明に
おいて、周辺無線基地局は、同一無線周波数チャネルを
用いて同報通信用メッセージを送信するように構成した
ものである。
おいて、周辺無線基地局は、同一無線周波数チャネルを
用いて同報通信用メッセージを送信するように構成した
ものである。
【0014】以下、本発明の作用等について説明する。
本発明は、無線基地局が、自営コードレスシステム等で
提供される1対1の双方向通信と、構内トランシーバ等
で提供される1対Nの同報通信とを同一システムで提供
可能としたことおよびTDMA/TDD通信方式を用い
ることにより、実現したことを主要な特徴とする。従来
技術と比較して、自営コードレスシステムと構内トラン
シーバでそれぞれ独立したシステムを導入しなくて済む
点が異なり、設備コストを削減することができる。
本発明は、無線基地局が、自営コードレスシステム等で
提供される1対1の双方向通信と、構内トランシーバ等
で提供される1対Nの同報通信とを同一システムで提供
可能としたことおよびTDMA/TDD通信方式を用い
ることにより、実現したことを主要な特徴とする。従来
技術と比較して、自営コードレスシステムと構内トラン
シーバでそれぞれ独立したシステムを導入しなくて済む
点が異なり、設備コストを削減することができる。
【0015】また、本発明は、無線端末が自営コードレ
スシステムとして待機中であるとき、送信の際、自営コ
ードレスシステムの制御チャネルで待機している状態か
ら同報通信の相手先グループ番号をダイヤルするか、ま
たは、その操作を自動的に行なうプレストークスイッチ
を押して、無線基地局に対してリンクチャネルを確立し
た後、
スシステムとして待機中であるとき、送信の際、自営コ
ードレスシステムの制御チャネルで待機している状態か
ら同報通信の相手先グループ番号をダイヤルするか、ま
たは、その操作を自動的に行なうプレストークスイッチ
を押して、無線基地局に対してリンクチャネルを確立し
た後、
【0016】無線基地局からの指示に基づいて子機間直
接通話用のチャネルへ移行し、通話が終了すると無線基
地局とのリンクを切断し、自営コードレスシステムの制
御チャネルに戻り、一方、受信の際は同報通信である旨
を無線基地局より受信したとき、無線基地局からの指示
に基づいて同報通信を行なう通話チャネルに移行して同
報通信用のメッセージを受信し、通話が終了すると無線
基地局とのリンクを切断し、自営コードレスシステムの
制御チャネルに戻るという動作によって、
接通話用のチャネルへ移行し、通話が終了すると無線基
地局とのリンクを切断し、自営コードレスシステムの制
御チャネルに戻り、一方、受信の際は同報通信である旨
を無線基地局より受信したとき、無線基地局からの指示
に基づいて同報通信を行なう通話チャネルに移行して同
報通信用のメッセージを受信し、通話が終了すると無線
基地局とのリンクを切断し、自営コードレスシステムの
制御チャネルに戻るという動作によって、
【0017】同報通信中は構内トランシーバの端末とし
て機能し、それ以外では自営コードレスシステムの無線
端末として機能する手段を有することを主要な特徴とす
る。従来技術と比較して、自営コードレスシステムの無
線端末と構内トランシーバの端末の2つを持たずに済む
点が異なり、無線端末の携帯性を向上することができ
る。
て機能し、それ以外では自営コードレスシステムの無線
端末として機能する手段を有することを主要な特徴とす
る。従来技術と比較して、自営コードレスシステムの無
線端末と構内トランシーバの端末の2つを持たずに済む
点が異なり、無線端末の携帯性を向上することができ
る。
【0018】更に、本発明は、同報通信を受信する端末
はあらかじめグループ番号を登録し、同報を行なうグル
ープを複数に設定できる。従来技術と比較して、同報す
るグループごとに無線端末を持たずに済む点が異なり、
無線端末の携帯性を向上することができる。
はあらかじめグループ番号を登録し、同報を行なうグル
ープを複数に設定できる。従来技術と比較して、同報す
るグループごとに無線端末を持たずに済む点が異なり、
無線端末の携帯性を向上することができる。
【0019】本発明は、配下に送信端末と受信端末が存
在する無線基地局においては、1対1の双方向通信1チ
ャネル分に相当する上りと下りのスロットのうち、上り
スロットは送信端末から無線基地局への通話メッセージ
の送信に用い、下りスロットは無線基地局からその配下
にある複数台の受信端末への通話メッセージの送信に用
いること、
在する無線基地局においては、1対1の双方向通信1チ
ャネル分に相当する上りと下りのスロットのうち、上り
スロットは送信端末から無線基地局への通話メッセージ
の送信に用い、下りスロットは無線基地局からその配下
にある複数台の受信端末への通話メッセージの送信に用
いること、
【0020】また、配下に送信端末が存在せず、受信端
末のみが存在する無線基地局においては、1対1の双方
向通信1チャネル分に相当する上りと下りのスロットの
うち上りスロットは使用せず下りスロットは無線基地局
からその配下にある複数台の受信端末への通話メッセー
ジの送信に用いることを主要な特徴とする。
末のみが存在する無線基地局においては、1対1の双方
向通信1チャネル分に相当する上りと下りのスロットの
うち上りスロットは使用せず下りスロットは無線基地局
からその配下にある複数台の受信端末への通話メッセー
ジの送信に用いることを主要な特徴とする。
【0021】無線基地局とその配下にある各々の無線端
末間でそれぞれ通話路を設定する方式においては、無線
端末の台数分だけ無線チャネルを必要とする従来技術と
比較して、1チャネルのリソースのみで1対Nの同報通
信サービスを提供できる点で異なり、周波数の有効利用
を図ることができる。
末間でそれぞれ通話路を設定する方式においては、無線
端末の台数分だけ無線チャネルを必要とする従来技術と
比較して、1チャネルのリソースのみで1対Nの同報通
信サービスを提供できる点で異なり、周波数の有効利用
を図ることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態の一例
を示す図であって、数字符号1は主装置、2 1 ,22 は
無線基地局、31a,32bは送信端末(図では略号にてT
と表示)、4 1a1 〜42b2 はそれぞれ受信端末(図では
略号にてRと表示)、51 ,52 は送受信端末(図では
略号にてT/Rと表示)を表わしている。上記数字符号
の第1番目の添字は無線基地局(サービスエリア)の別
を、第2番目の添字(英字)はグループの別を、第3番
目の添字は同種端末の区別をそれぞれ示している。
を示す図であって、数字符号1は主装置、2 1 ,22 は
無線基地局、31a,32bは送信端末(図では略号にてT
と表示)、4 1a1 〜42b2 はそれぞれ受信端末(図では
略号にてRと表示)、51 ,52 は送受信端末(図では
略号にてT/Rと表示)を表わしている。上記数字符号
の第1番目の添字は無線基地局(サービスエリア)の別
を、第2番目の添字(英字)はグループの別を、第3番
目の添字は同種端末の区別をそれぞれ示している。
【0023】同図において、主装置1は、無線基地局よ
り同報通信の要求を受信したら、その旨をすべての無線
基地局に通知し、各無線基地局の通話路をそれぞれつな
ぐ機能を有している。無線基地局21 ,22 は、送信端
末から同報通信の要求を受信したら主装置に対して同報
通信である旨を通知し、また、主装置より同報通信の要
求を受信したら自分の配下にある受信端末に子機間直接
通話用のチャネルへ移行するように指示し、主装置に対
して同報通信用の通話メッセージの通話路をつなぐ機能
を有している。
り同報通信の要求を受信したら、その旨をすべての無線
基地局に通知し、各無線基地局の通話路をそれぞれつな
ぐ機能を有している。無線基地局21 ,22 は、送信端
末から同報通信の要求を受信したら主装置に対して同報
通信である旨を通知し、また、主装置より同報通信の要
求を受信したら自分の配下にある受信端末に子機間直接
通話用のチャネルへ移行するように指示し、主装置に対
して同報通信用の通話メッセージの通話路をつなぐ機能
を有している。
【0024】送信端末31a,32bは、自営コードレスシ
ステムの制御チャネルで待機している状態から同報通信
の相手先グループ番号をダイヤルまたはその操作を自動
的に行なうプレストークスイッチを押して、無線基地局
に対してリンクチャネルを確立した後、無線基地局から
の指示に基づいて子機間通話用のチャネルへ移行し、無
線基地局へ同報通信用の通話メッセージを送信し、通話
が終了すると無線基地局とのリンクを切断し、自営コー
ドレスシステムの制御チャネルに戻る機能を有してい
る。
ステムの制御チャネルで待機している状態から同報通信
の相手先グループ番号をダイヤルまたはその操作を自動
的に行なうプレストークスイッチを押して、無線基地局
に対してリンクチャネルを確立した後、無線基地局から
の指示に基づいて子機間通話用のチャネルへ移行し、無
線基地局へ同報通信用の通話メッセージを送信し、通話
が終了すると無線基地局とのリンクを切断し、自営コー
ドレスシステムの制御チャネルに戻る機能を有してい
る。
【0025】受信端末41a1 ,41a2 ,……42b1 ,4
2b2 は、同報グループを識別するグループ番号が登録さ
れていて、自営コードレスシステムの制御チャネルで待
機している状態から、無線基地局より同報通信である旨
を受信し、自分宛のグループ番号であることを確認した
ら、無線基地局からの指示に基づいて子機間通話用のチ
ャネルへ移行し、無線基地局から同報通信用の通話メッ
セージを受信し、通話が終了すると無線基地局とのリン
クを切断し、自営コードレスシステムの制御チャネルに
戻る機能を有している。
2b2 は、同報グループを識別するグループ番号が登録さ
れていて、自営コードレスシステムの制御チャネルで待
機している状態から、無線基地局より同報通信である旨
を受信し、自分宛のグループ番号であることを確認した
ら、無線基地局からの指示に基づいて子機間通話用のチ
ャネルへ移行し、無線基地局から同報通信用の通話メッ
セージを受信し、通話が終了すると無線基地局とのリン
クを切断し、自営コードレスシステムの制御チャネルに
戻る機能を有している。
【0026】送受信端末51 ,52 は、上記送信端末と
受信端末の両機能を備えている。図2、図3は、送信端
末の動作を示す流れ図であって、“S−1”〜“S−1
2”は動作のステップを表わしており、以下の記述中の
同一の表示と対応している。
受信端末の両機能を備えている。図2、図3は、送信端
末の動作を示す流れ図であって、“S−1”〜“S−1
2”は動作のステップを表わしており、以下の記述中の
同一の表示と対応している。
【0027】以下図1〜図3を参照して送信端末の動作
について説明する。図2のS−1で示すように、自営コ
ードレスシステムの制御チャネルにおいて間欠受信状態
で待機中の送信端末31aがあらかじめ設定してあるグル
ープに属する端末(41a1 ,41a2 ,42a1 ,42a2 )
に対して同報通信を行なう場合は、以下の手順にて行な
う。
について説明する。図2のS−1で示すように、自営コ
ードレスシステムの制御チャネルにおいて間欠受信状態
で待機中の送信端末31aがあらかじめ設定してあるグル
ープに属する端末(41a1 ,41a2 ,42a1 ,42a2 )
に対して同報通信を行なう場合は、以下の手順にて行な
う。
【0028】まず、送信者は同報通信を行なうグループ
に対して、あらかじめ設定してあるグループ番号をダイ
ヤルする。若しくは、それらの番号が自動的に通知され
るような機構をもたせたプレストークスイッチを押す
(S−2)。これにより複数ある同報通信グループのう
ち、同報通信を行いたいグループを、選択することがで
きる。
に対して、あらかじめ設定してあるグループ番号をダイ
ヤルする。若しくは、それらの番号が自動的に通知され
るような機構をもたせたプレストークスイッチを押す
(S−2)。これにより複数ある同報通信グループのう
ち、同報通信を行いたいグループを、選択することがで
きる。
【0029】送信端末31aは自営コードレスシステムの
制御チャネルで無線基地局21 に対してリンクチャネル
確立要求を送信する(S−3)。このとき、同報通信で
ある旨を通知する。送信端末31aは無線基地局21 から
使用すべき周波数とTDMAのスロットを受信する。送
信端末31aは指定された子機間直接通話用のチャネルに
移行し(S−4)、無線基地局21 に対して通話チャネ
ルのリンクを確立する(S−5)。
制御チャネルで無線基地局21 に対してリンクチャネル
確立要求を送信する(S−3)。このとき、同報通信で
ある旨を通知する。送信端末31aは無線基地局21 から
使用すべき周波数とTDMAのスロットを受信する。送
信端末31aは指定された子機間直接通話用のチャネルに
移行し(S−4)、無線基地局21 に対して通話チャネ
ルのリンクを確立する(S−5)。
【0030】子機間直接通話用チャネルとは、例えば、
PHS(簡易型携帯電話)において無線基地局を介する
ことなく子機間で直接通話を行なうために割り当てられ
たチャネルであり、PHSでは77キャリア中10キャ
リアが割り当てられている。
PHS(簡易型携帯電話)において無線基地局を介する
ことなく子機間で直接通話を行なうために割り当てられ
たチャネルであり、PHSでは77キャリア中10キャ
リアが割り当てられている。
【0031】応答メッセージを受信し、リンクが確立し
た後、送信端末31aは、上りスロットのみを使用し、送
信端末31aの受信機能を停止する(S−6)。送信端末
31aは同報通信する相手が接続するまでの時間を見込ん
で、T秒間(Tは整数)、送信すべきチャネルにて待機
している(S−7)。T秒後、送信端末31aは、送信者
に通信可能であることを端末上のランプ表示やアラーム
等により知らせる(S−8)。そして通話可能となる
(S−9)。
た後、送信端末31aは、上りスロットのみを使用し、送
信端末31aの受信機能を停止する(S−6)。送信端末
31aは同報通信する相手が接続するまでの時間を見込ん
で、T秒間(Tは整数)、送信すべきチャネルにて待機
している(S−7)。T秒後、送信端末31aは、送信者
に通信可能であることを端末上のランプ表示やアラーム
等により知らせる(S−8)。そして通話可能となる
(S−9)。
【0032】通話を終了するときは、送信端末31aの終
話ボタンを押すか、またはプレストークスイッチを離す
ことにより(S−10)、切断メッセージを無線基地局
21に送信して無線基地局21 とのリンクを切断する
(S−11)。送信端末31aは、元の自営コードレスシ
ステムの制御チャネルに戻り(S−12)、待ち受け状
態となる(S−1)。これにより、同報通信以外の時は
通常の自営サービスを受けることができる。
話ボタンを押すか、またはプレストークスイッチを離す
ことにより(S−10)、切断メッセージを無線基地局
21に送信して無線基地局21 とのリンクを切断する
(S−11)。送信端末31aは、元の自営コードレスシ
ステムの制御チャネルに戻り(S−12)、待ち受け状
態となる(S−1)。これにより、同報通信以外の時は
通常の自営サービスを受けることができる。
【0033】図4は受信端末の動作を示す流れ図であっ
て、“S−1”〜“S−7”は動作のステップを表わし
ており、以下の記述中の同一の表示と対応している。以
下図1および図4を参照して受信端末の動作について説
明する。自営コードレスシステムの制御チャネルにおい
て間欠受信状態で待機中(S−1)の受信端末(ここ
で、説明する受信端末は図1に示す41a1 ,41a2 ,4
2a 1 ,42a2 とする)が同報通信を行なう送信端末31a
からの通話を受信する場合は、以下の手順にて行なう。
て、“S−1”〜“S−7”は動作のステップを表わし
ており、以下の記述中の同一の表示と対応している。以
下図1および図4を参照して受信端末の動作について説
明する。自営コードレスシステムの制御チャネルにおい
て間欠受信状態で待機中(S−1)の受信端末(ここ
で、説明する受信端末は図1に示す41a1 ,41a2 ,4
2a 1 ,42a2 とする)が同報通信を行なう送信端末31a
からの通話を受信する場合は、以下の手順にて行なう。
【0034】受信端末にはあらかじめ同報通信用のグル
ープ番号が登録されている。受信端末は各無線基地局2
1 ,22 から送信されるリンクチャネル確立要求のメッ
セージの中に自分宛のグループ番号であることを確認し
たら(S−2)、子機間直接通話用チャネルのうち指定
された周波数、TDMAスロットのチャネルに移行する
(S−3)。移行した受信端末は、そのチャネルで同期
バーストを受信して各無線基地局21 ,22 とリンクを
確立する(S−4)。このとき、受信端末は各無線基地
局21 ,22 から送信される下りスロットを受信するこ
とによって送信者のメッセージを受信することができる
(S−5)。
ープ番号が登録されている。受信端末は各無線基地局2
1 ,22 から送信されるリンクチャネル確立要求のメッ
セージの中に自分宛のグループ番号であることを確認し
たら(S−2)、子機間直接通話用チャネルのうち指定
された周波数、TDMAスロットのチャネルに移行する
(S−3)。移行した受信端末は、そのチャネルで同期
バーストを受信して各無線基地局21 ,22 とリンクを
確立する(S−4)。このとき、受信端末は各無線基地
局21 ,22 から送信される下りスロットを受信するこ
とによって送信者のメッセージを受信することができる
(S−5)。
【0035】送信端末31aが接続を断ったとき(切断し
たとき)、主装置より各無線基地局21 ,22 に切断メ
ッセージが通知され、各無線基地局21 ,22 から受信
端末に切断メッセージが同報通信される。この切断メッ
セージを受信したら受信端末はリンクを切断するか、若
しくは終話ボタンを押すことによって(S−6)、元の
自営コードレスシステムの制御チャネルの待ち受け状態
に戻る(S−7)。これにより、同報通信以外の時は通
常の自営サービスを受けることができる。
たとき)、主装置より各無線基地局21 ,22 に切断メ
ッセージが通知され、各無線基地局21 ,22 から受信
端末に切断メッセージが同報通信される。この切断メッ
セージを受信したら受信端末はリンクを切断するか、若
しくは終話ボタンを押すことによって(S−6)、元の
自営コードレスシステムの制御チャネルの待ち受け状態
に戻る(S−7)。これにより、同報通信以外の時は通
常の自営サービスを受けることができる。
【0036】図5、図6は自局の配下の送信端末から同
報通信の要求を受けた無線基地局の動作を示す流れ図で
あって、“S−1”〜“S−12”は動作のステップを
表わしており、以下の説明中の記載と対応している。
報通信の要求を受けた無線基地局の動作を示す流れ図で
あって、“S−1”〜“S−12”は動作のステップを
表わしており、以下の説明中の記載と対応している。
【0037】以下、図1および図5を参照して同報通信
を行なうときの無線基地局の動作について説明する。ま
ず、無線基地局21 は自営コードレスシステムの制御チ
ャネルにて送信端末31aより同報通信要求を含んだリン
クチャネル確立要求を受信すると(S−1),(S−
2)、子機間直接通話用のチャネルをスキャンして電波
干渉がない通話可能なチャネルを検索する。
を行なうときの無線基地局の動作について説明する。ま
ず、無線基地局21 は自営コードレスシステムの制御チ
ャネルにて送信端末31aより同報通信要求を含んだリン
クチャネル確立要求を受信すると(S−1),(S−
2)、子機間直接通話用のチャネルをスキャンして電波
干渉がない通話可能なチャネルを検索する。
【0038】通話可能なチャネルを決定したら(S−
3)、その周波数と通話スロットを送信端末31aに通知
する(S−4)。そして、送信端末31aとリンクを確立
する。無線基地局21 はリンクを確立した後、上りスロ
ットのみを使用して送信端末3 1aからの同報通信用の通
話信号を受信する。次に、主装置1に対して同報通信で
ある旨を通知する(S−5)。
3)、その周波数と通話スロットを送信端末31aに通知
する(S−4)。そして、送信端末31aとリンクを確立
する。無線基地局21 はリンクを確立した後、上りスロ
ットのみを使用して送信端末3 1aからの同報通信用の通
話信号を受信する。次に、主装置1に対して同報通信で
ある旨を通知する(S−5)。
【0039】送信端末31aの通話スロットと対になる下
りスロットにおいて受信端末41a1,41a2 とリンクを
確立する(S−7)。無線基地局21 は主装置1を経由
して別の無線基地局と通話路をつなぐことにより別の無
線基地局の配下にある同一グループに属する受信端末に
対して同報通信を行なうことができる(S−8,S−
9)。
りスロットにおいて受信端末41a1,41a2 とリンクを
確立する(S−7)。無線基地局21 は主装置1を経由
して別の無線基地局と通話路をつなぐことにより別の無
線基地局の配下にある同一グループに属する受信端末に
対して同報通信を行なうことができる(S−8,S−
9)。
【0040】無線基地局21 は送信端末31aから切断メ
ッセージを受信したら(S−10)、その旨を主装置1
に通知する(S−11)。これと同時に下りスロットで
受信端末41a1 ,41a2 に切断メッセージを送信して通
信を終了する(S−12)。
ッセージを受信したら(S−10)、その旨を主装置1
に通知する(S−11)。これと同時に下りスロットで
受信端末41a1 ,41a2 に切断メッセージを送信して通
信を終了する(S−12)。
【0041】図7は、他の無線基地局の配下の送信端末
から同報通信の要求が発せられて、これを主装置から知
らされた無線基地局の動作を示す流れ図であって、“S
−1”〜“S−7”等の表示については、先に説明した
他の図の場合と同様である。
から同報通信の要求が発せられて、これを主装置から知
らされた無線基地局の動作を示す流れ図であって、“S
−1”〜“S−7”等の表示については、先に説明した
他の図の場合と同様である。
【0042】以下、図1および図7を参照して当該無線
基地局の動作について説明する。同報通信を行なうとき
の無線基地局22 の手順を以下に示す。無線基地局22
は主装置より同報通信を行なう旨を受信すると(S−
1)、子機間直接通話用の周波数とスロットで電波干渉
がないチャネルを選択する(S−2)。
基地局の動作について説明する。同報通信を行なうとき
の無線基地局22 の手順を以下に示す。無線基地局22
は主装置より同報通信を行なう旨を受信すると(S−
1)、子機間直接通話用の周波数とスロットで電波干渉
がないチャネルを選択する(S−2)。
【0043】受診端末42a1 ,42a2 に、リンクチャネ
ル確立要求を自営コードレスシステムの制御チャネルで
通知する(S−3)。そして同期バーストを送信する
(S−4)。そして、無線基地局22 は主装置を経由し
て無線基地局21 との通話路をつなぐことにより同報通
信を行なうことができる(S−5)。
ル確立要求を自営コードレスシステムの制御チャネルで
通知する(S−3)。そして同期バーストを送信する
(S−4)。そして、無線基地局22 は主装置を経由し
て無線基地局21 との通話路をつなぐことにより同報通
信を行なうことができる(S−5)。
【0044】無線基地局22 は主装置から切断メッセー
ジを受信したら(S−6)、下りスロットで受診端末4
2a1 ,42a2 に切断メッセージを送信して通信を終了す
る(S−7)。
ジを受信したら(S−6)、下りスロットで受診端末4
2a1 ,42a2 に切断メッセージを送信して通信を終了す
る(S−7)。
【0045】図8は、図1に示したシステムにおいて、
同報通信を行なう場合のシステム全体の動作のシーケン
スを示す図であって、〔1〕〜〔13〕は下記の説明に
対応しており、また、英字符号(G)は、自営コードレ
スシステムの制御チャネル、(H)は、子機間直接通話
用のチャネルを用いて行われるものであることを示して
いる。
同報通信を行なう場合のシステム全体の動作のシーケン
スを示す図であって、〔1〕〜〔13〕は下記の説明に
対応しており、また、英字符号(G)は、自営コードレ
スシステムの制御チャネル、(H)は、子機間直接通話
用のチャネルを用いて行われるものであることを示して
いる。
【0046】〔1〕:送信端末31aは自営コードレスシ
ステムの制御チャネル(G)を用いて無線基地局21 に
同報通信用のリンクチャネル確立要求を送信する。 〔2〕:無線基地局21 は同報通信用のリンクチャネル
確立要求を受信すると、自営コードレスシステムの制御
チャネル(G)を用いて送信端末31aにリンクチャネル
割当を送信した後、子機間直接通話用チャネルに切り替
える。
ステムの制御チャネル(G)を用いて無線基地局21 に
同報通信用のリンクチャネル確立要求を送信する。 〔2〕:無線基地局21 は同報通信用のリンクチャネル
確立要求を受信すると、自営コードレスシステムの制御
チャネル(G)を用いて送信端末31aにリンクチャネル
割当を送信した後、子機間直接通話用チャネルに切り替
える。
【0047】〔3〕:無線基地局21 は主装置に同報呼
出信号を送信する。 〔4〕:無線基地局21 は子機間直接通話用チャネル
(H)を用いて送信端末3 1a1に同期信号を送信し、そ
の信号を受信した送信端末31aは子機間直接通話用チャ
ネル(H)を用いて、無線基地局21 に同期信号を送信
する。
出信号を送信する。 〔4〕:無線基地局21 は子機間直接通話用チャネル
(H)を用いて送信端末3 1a1に同期信号を送信し、そ
の信号を受信した送信端末31aは子機間直接通話用チャ
ネル(H)を用いて、無線基地局21 に同期信号を送信
する。
【0048】〔5〕:送信端末31aから同期信号を受信
した無線基地局21 は子機間直接通話用チャネル(H)
を用いて、送信端末31aに応答信号に送信する。 〔6〕:送信端末31aの無線基地局21 からの応答信号
を受信した後にT秒間(Tは整数)のタイマを起動し、
同報通信を行なう受信端末が接続される時間だけ待つ。
また、タイマ起動と同時に送信端末31aは下り信号を拒
否する。
した無線基地局21 は子機間直接通話用チャネル(H)
を用いて、送信端末31aに応答信号に送信する。 〔6〕:送信端末31aの無線基地局21 からの応答信号
を受信した後にT秒間(Tは整数)のタイマを起動し、
同報通信を行なう受信端末が接続される時間だけ待つ。
また、タイマ起動と同時に送信端末31aは下り信号を拒
否する。
【0049】〔7〕:主装置は、同報着呼信号を全ての
無線基地局に通知する。 〔8〕:全ての無線基地局は主装置からの同報着呼信号
を受信すると、自営コードレスシステムの制御チャネル
(G)を用いて呼出信号を送信する。その後、子機間直
接通話用チャネルを用いて同報信号を送信する。
無線基地局に通知する。 〔8〕:全ての無線基地局は主装置からの同報着呼信号
を受信すると、自営コードレスシステムの制御チャネル
(G)を用いて呼出信号を送信する。その後、子機間直
接通話用チャネルを用いて同報信号を送信する。
【0050】
〔9〕:送信端末31aはT秒後に子機間直
接通話用チャネルを使って通話を開始する。 〔10〕:送信端末31aは子機間直接通話用チャネルを
用いて無線基地局21 に無線チャネル切断信号を送信す
る。 〔11〕:無線基地局21 は送信端末31aからの無線チ
ャネル切断信号を受信すると、子機間直接通話用チャネ
ルを用いて送信端末31aに無線チャネル切断完了信号を
送信するとともに主装置に切断信号を送信する。
接通話用チャネルを使って通話を開始する。 〔10〕:送信端末31aは子機間直接通話用チャネルを
用いて無線基地局21 に無線チャネル切断信号を送信す
る。 〔11〕:無線基地局21 は送信端末31aからの無線チ
ャネル切断信号を受信すると、子機間直接通話用チャネ
ルを用いて送信端末31aに無線チャネル切断完了信号を
送信するとともに主装置に切断信号を送信する。
【0051】〔12〕:主装置から全ての無線基地局に
対して切断信号を送信する。 〔13〕:各無線基地局から子機間直接通話用チャネル
を用いて受信端末41a1,41a2 ,42a1 ,42a2 に対
して無線チャネル切断信号を送信する。
対して切断信号を送信する。 〔13〕:各無線基地局から子機間直接通話用チャネル
を用いて受信端末41a1,41a2 ,42a1 ,42a2 に対
して無線チャネル切断信号を送信する。
【0052】図9はTDMA/TDDフレームにおける
通話スロットの使用方法について説明する図である。図
1に示した無線基地局21 および22 は、図9に示すよ
うなTDMA/TDDフレームのスロットを使用し、同
報通信を行なう。
通話スロットの使用方法について説明する図である。図
1に示した無線基地局21 および22 は、図9に示すよ
うなTDMA/TDDフレームのスロットを使用し、同
報通信を行なう。
【0053】同図において、(a)は無線基地局21 の
スロットの使い方を、(b)は無線基地局22 のスロッ
トの使い方を示している。以下、同図、および、図1を
参照して、無線基地局のスロットの使い方について説明
する。
スロットの使い方を、(b)は無線基地局22 のスロッ
トの使い方を示している。以下、同図、および、図1を
参照して、無線基地局のスロットの使い方について説明
する。
【0054】無線基地局21 は、その配下にある複数の
受信端末41a1 ,41a2 、および、その他の受信端末
(図1では、無線基地局21 配下に受信端末が2台しか
ないように示しているが、実際には複数の受信端末が存
在し得る)に対して下りスロット101を用いて同報通
信用の通話信号を送信する。送信端末31aから無線基地
局21 に向けて送信する同報通信用の通話信号は、上り
スロット100を使用する。
受信端末41a1 ,41a2 、および、その他の受信端末
(図1では、無線基地局21 配下に受信端末が2台しか
ないように示しているが、実際には複数の受信端末が存
在し得る)に対して下りスロット101を用いて同報通
信用の通話信号を送信する。送信端末31aから無線基地
局21 に向けて送信する同報通信用の通話信号は、上り
スロット100を使用する。
【0055】また、無線基地局22 は、その配下にある
複数の受信端末42a1 ,42a2 、および、その他の受信
端末(図1では、無線基地局22 配下に受信端末が2台
しかないように示しているが、実際には複数の受信端末
が存在し得る)に対して下りスロット201を用いて同
報通信用の通話信号を送信する。無線基地局22 の配下
には受信端末しか存在しないので上りスロット200は
使用しない。
複数の受信端末42a1 ,42a2 、および、その他の受信
端末(図1では、無線基地局22 配下に受信端末が2台
しかないように示しているが、実際には複数の受信端末
が存在し得る)に対して下りスロット201を用いて同
報通信用の通話信号を送信する。無線基地局22 の配下
には受信端末しか存在しないので上りスロット200は
使用しない。
【0056】また、上記で説明した同報通信グループと
は別のグループ内で同報通信を同時に行なうときには、
上記と同様の方法でスロットを使用する。すなわち、無
線基地局21 は、その配下にあるグループbの複数の受
信端末41b1 ,41b2 、および、その他の受信端末(図
1では、無線基地局21 配下に受信端末が2台しかない
ように示しているが、実際には複数の受信端末が存在し
得る)に対して下りスロット103を用いて同報通信用
の通話信号を送信する。無線基地局21 の配下には受信
端末しか存在しないので上りスロット102は使用しな
い。
は別のグループ内で同報通信を同時に行なうときには、
上記と同様の方法でスロットを使用する。すなわち、無
線基地局21 は、その配下にあるグループbの複数の受
信端末41b1 ,41b2 、および、その他の受信端末(図
1では、無線基地局21 配下に受信端末が2台しかない
ように示しているが、実際には複数の受信端末が存在し
得る)に対して下りスロット103を用いて同報通信用
の通話信号を送信する。無線基地局21 の配下には受信
端末しか存在しないので上りスロット102は使用しな
い。
【0057】また、無線基地局22 は、その配下にある
グループbの複数の受信端末42b1,42b2 、および、
その他の受信端末(図1では、無線基地局22 配下に受
信端末が2台しかないように示しているが、実際には複
数の受信端末が存在し得る)に対して下りスロット20
3を用いて同報通信用の通話信号を送信する。送信端末
32bから無線基地局22 に向けて送信する同報通信用の
通話信号は上りスロット202を使用する。
グループbの複数の受信端末42b1,42b2 、および、
その他の受信端末(図1では、無線基地局22 配下に受
信端末が2台しかないように示しているが、実際には複
数の受信端末が存在し得る)に対して下りスロット20
3を用いて同報通信用の通話信号を送信する。送信端末
32bから無線基地局22 に向けて送信する同報通信用の
通話信号は上りスロット202を使用する。
【0058】このようにTDMA/TDDフレームを用
いることによって、1対1の双方向通信で使用する1チ
ャネル分のリソースで1対Nの同報通信を実現でき、周
波数の有効利用が可能となる。また、1対1の双方向通
信と1対Nの同報通信を同じTDMA/TDDフレーム
構成で共存させることができる。また、グルーブが異な
る1対Nの同報通信を同時にサービス提供することも可
能である。
いることによって、1対1の双方向通信で使用する1チ
ャネル分のリソースで1対Nの同報通信を実現でき、周
波数の有効利用が可能となる。また、1対1の双方向通
信と1対Nの同報通信を同じTDMA/TDDフレーム
構成で共存させることができる。また、グルーブが異な
る1対Nの同報通信を同時にサービス提供することも可
能である。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
双方向通信を用いた同時通話が可能な系と、片方向通話
で良い同報通信の系とを一つのシステムで実現すること
が可能で、利用者は一つの端末で両系のサービスを受け
ることができる利点がある。
双方向通信を用いた同時通話が可能な系と、片方向通話
で良い同報通信の系とを一つのシステムで実現すること
が可能で、利用者は一つの端末で両系のサービスを受け
ることができる利点がある。
【0060】そして、本発明の無線通信システムは、同
一無線周波数チャネルを用いて同報通信用メッセージを
受信側に送信する1対N(Nは整数)の同報通信サービ
ス(送信端末1に対し受信端末N)を提供することが可
能である。そのため、無線端末の台数分の無線周波数チ
ャネルを必要とする従来技術に比べ、周波数の有効利用
を図ることができる。
一無線周波数チャネルを用いて同報通信用メッセージを
受信側に送信する1対N(Nは整数)の同報通信サービ
ス(送信端末1に対し受信端末N)を提供することが可
能である。そのため、無線端末の台数分の無線周波数チ
ャネルを必要とする従来技術に比べ、周波数の有効利用
を図ることができる。
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す図である。
【図2】送信端末の動作を示す流れ図(その1)であ
る。
る。
【図3】送信端末の動作を示す流れ図(その2)であ
る。
る。
【図4】受信端末の動作を示す流れ図である。
【図5】無線基地局の動作を示す流れ図(その1)であ
る。
る。
【図6】無線基地局の動作を示す流れ図(その2)であ
る。
る。
【図7】他の無線基地局の動作を示す流れ図である。
【図8】同報通信を行なう場合のシステム全体の動作の
シーケンスを示す図である。
シーケンスを示す図である。
【図9】TDMA/TDDフレームにおける通話スロッ
トの使用方法について説明する図である。
トの使用方法について説明する図である。
【図10】同一構内に2つの無線通信システムがある従
来の例を示す図である。
来の例を示す図である。
1 主装置 21 ,22 無線基地局 31a,32b 送信端末 41a1 ,41a2 ,41b1 ,41b2 ,42a1 ,42a2 ,4
2b1 ,42b2 受信端末 51 ,52 送受信端末 100〜103,200〜203 タイムスロット
2b1 ,42b2 受信端末 51 ,52 送受信端末 100〜103,200〜203 タイムスロット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平木 真人 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 複数の無線基地局と、 該各無線基地局を統括して制御する主装置と、 前記各無線基地局を介して双方向通信を行なう機能と片
方向の同報通信を行なう機能の両形態の通信機能を備え
た複数の無線端末とから構成され、 前記各無線端末と前記無線基地局間とでTDMA/TD
D通信方式により通信を行なうことを特徴とする無線通
信システム。 - 【請求項2】 各無線端末は同報グループを識別するた
めのグループ番号を複数与えられていて、 無線基地局は、 当該無線基地局の無線エリア内にある無線端末から同報
先のグループ番号を含む同報通信用メッセージを受信し
た際に、 該同報通信用メッセージから前記グループ番号を選出
し、 当該無線エリア内にある前記選出したグループ番号(以
下、選出番号ともいう)の無線端末に対して前記同報通
信用メッセージを送信する機能と、 主装置に対して前記同報通信用メッセージを送信し且つ
前記選出番号を通知する機能を有し、 主装置は、 接続する前記無線基地局以外の無線基地局(以下、周辺
無線基地局ともいう)に対して前記選出番号を通知する
機能と、 前記同報通信用メッセージを前記周辺無線基地局に送信
する機能を有し、 周辺無線基地局は、 当該周辺無線基地局の無線エリア内に位置する無線端末
の内、前記選出番号を有する無線端末に対して前記同報
通信用メッセージを送信する機能を有することを特徴と
する請求項1に記載の無線通信システム。 - 【請求項3】 周辺無線基地局は、同一無線周波数チャ
ネルを用いて、同報通信用メッセージを送信することを
特徴とする請求項2に記載の無線通信システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8112878A JPH09298767A (ja) | 1996-05-08 | 1996-05-08 | 無線通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8112878A JPH09298767A (ja) | 1996-05-08 | 1996-05-08 | 無線通信システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09298767A true JPH09298767A (ja) | 1997-11-18 |
Family
ID=14597800
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8112878A Pending JPH09298767A (ja) | 1996-05-08 | 1996-05-08 | 無線通信システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09298767A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007251526A (ja) * | 2006-03-15 | 2007-09-27 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 無線通信装置 |
-
1996
- 1996-05-08 JP JP8112878A patent/JPH09298767A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007251526A (ja) * | 2006-03-15 | 2007-09-27 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 無線通信装置 |
JP4668819B2 (ja) * | 2006-03-15 | 2011-04-13 | 株式会社日立国際電気 | 無線通信装置 |
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