JPH09298546A - 赤外線通信ネットワーク - Google Patents

赤外線通信ネットワーク

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JPH09298546A JP80001389A JP80001389A JPH09298546A JP H09298546 A JPH09298546 A JP H09298546A JP 80001389 A JP80001389 A JP 80001389A JP 80001389 A JP80001389 A JP 80001389A JP H09298546 A JPH09298546 A JP H09298546A
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Abstract

(57)【要約】 電子出願以前の出願であるので 要約・選択図及び出願人の識別番号は存在しない。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は一般にデータ通信網の分野及び更に 具体的には多数のパーソナル・コンピュータ及び 周辺装置が相互にあるいは他の関連周辺装置と赤 外線信号で通信できる赤外線通信網に関するもの である。
(従来の技術) パーソナル・コンピュータの使用の普及により、 この種のコンピュータを相互にあるいは各種の周 辺装置と接続する必要が生じている。典型的には、 コンピュータは有線によって周辺装置あるいは他 のコンピュータと接続される。しかし低価格のケ ーブル通信用インタフェース(すなわちパラレル ・プリンタ・ポートあるいはRS−232C シ リアル・ポート)はデータを正確に転送できる距 離に限界がある。更に、同軸ケーブルは、かなり の長距離有線通信に使用せられるが、比較的高価 な端末インタフェースを必要とし、それゆれにコ ンピュータに周辺装置を接続するために使用せら れる範囲が限定される。その結果、周辺装置は通 常ホスト・コンピュータと併置する必要がある。
しかも、端末を作動させる接続用端末に有線方式 を用いると、電気および防火上の所要の安全基準 に適合するようにケーブルを設置するオフィスビ ルの再配線には多額の経費を要するのが通例であ る。
コンピュータの使用者の多くは数種の周辺装置 (たとえば、ディスク・メモリ、モニタ、プロッ タ、プリンタ、モデル、等)に接続できる能力を 必要とするが、同時使用を必要とするわけではな い。たとえば、低品質のプリンタ(たとえば、ド ット・マトリックス)はワードプロセッシングの 文書の草稿作成に使用されるであろうし、一方こ れよりも高級な文字品質のプリンタは最終原稿に 使用されるであろう。また、多数のコンピュータ あるいはワードプロッセッシング端末で分担でき るなら比較的高価格高品質のコンピュータ・プリ ント装置(たとえば、レーザ・プリンタ)は費用 に見合う効果が得られる場合にのみ使用すること ができる。この端末装置分担の必要性によって使 用者は複数のコンピュータと分担端末装置との間 に付加装置を挿入しなければならなくなり更に問 題を生ずる。この分担端末装置の問題点を解決す る従来の有線回線技術では手動操作の選択スイッ チ、パッチ・パネル、を使用したり、あるいは単 に所要に応じてケーブルを手動接続したりする必 要があった。しかしながら、接続問題を手動切り 換えで解決するとしても、更に重要な問題である 伝送制御(すなわち、正確に接続された後初めて データを伝送すること)もまた手動で管理しなけ ればならない。手動の伝送制御管理は困難であり また錯誤を生じ易い。したがって、分担する端末 装置をコンピュータと同じ部屋に使い易く配置し ないかぎり伝送失敗を招く。複合ケーブル有線回 線システムは多額の開設経費を必要とするため限 定されている。また閉鎖系でないと安全の危惧と 美的混乱を招く。そのうえに、各装置は物理的に、 個別に結線され、各インタフェースは機械的にも 電気的にも整合するものであり、各伝送路は専用 であり、それゆえに、仮に総ての付与機能を複合 利用できるとしても限定されたものとなる。
無線回線、情報転送用の変調した赤外線または 無線周波数の信号を用いる単方向データ通信シス テムはその技術が知られていないわけではない。
無線周波数システムは干渉が深刻な問題を引き起 こし、政府の認可および法規上の問題のほか比較 的広帯域の周波数を必要とする。単方向赤外線シ ステムとしては変調赤外線信号を使用する従来技 術が存在する。たとえば、テレビジョン遠隔制御 装置やワイヤレス・ステレオ・ヘッドホーンがあ る。しかしながら、この種の単方向システムに使 用されている技術はコンピュータ・システムや周 辺装置を結ぶ通信に要する高度(すなわち、10 0%)の端末間転送精度に適するものではない。
ある種の双方向赤外線通信システムではシステ ム内の全ての端末装置がホスト・コンピュータに 同期されている技術がよく知られている。従来の 技術で知られているある種の双方向システムは広 範囲の地域を対象とするために多数の衛生局で構 成する。しかしながら、このシステムは別々のダ ウン・リンクとアプ・リンクの副搬送波を使用し 端末装置を適切に作動させるためにはシステムの 集中制御を必要とする。このシステムは主として 端末装置とホスト・コンピュータとの間の通信に 好適であって端末装置と端末装置との間の通信に は適していない。
単方向あるいは双方向のいずれのシステムが使 用される場合においても、従来技術のシステムは 信号電波妨害のため十分な所要時間の信頼性を欠 き誤報率(error rate)を増す点にお いて限界がある。さらに、これらのシステムは伝 送距離に限界がある(50フィートにも満たない ものがある)。また、従来技術のシステムはデー タの保全機能を欠き伝送範囲内の任意の受信装置 でデータ伝送を傍受できる。
(発明が解決しようとする課題) したがって、本発明の一つの目的は、直接的な 光路内の障害に対処できる誤報のない双方向性の 端末装置間データ転送を可能にする優れた低価格 の端末装置間赤外線通信網を提供するにある。本 発明の別の目的は、誤報率を劣化させずに通信相 手に任意の端末と他の任意の単数または複数の端 末を選択するパケット交換プロトコールを使用す る優れた赤外線通信システム提供するにある。
本発明のさらに別の目的は任意の端末を記憶装 置および転送中継装置として機能させることがで きるパケット交換プロトコールを使用する優れた 赤外線通信システムを提供するにある。
(課題を解決するための手段) 要約すれば、本発明の実施例によれば、赤外線 信号を用いて多数のコンピュータまたは端末装置 の間の双方向性の誤報のないデータ転送を可能に する優れた通信システムが提供される。
(実施例) 第1A図は本発明による簡単な赤外線通信シス テム20の一実施例を示す概要ブロック図である。
図からわかるように、赤外線通信システム20に おいて端末装置22は伝送データを赤外線送/受 信装置24(すなわち、回線網インタフェース装 置)に送る。送/受信装置24はアドレス情報に 応じて赤外線通信回線を介してもう一つの送/受 信装置26にデータをコード化し伝送する。送/ 受信装置26は一群の受信情報のアドレスおよび データのコードを解読して、その結果をプリンタ などの周辺装置28に送る。データは周辺装置2 8から端末装置22に向けて反対方向にも伝送で きる。図示するように、要すれば、伝送データは 中継装置として機能する中間送/受信装置30に よって受信されると共に再伝送されることもでき る。さて第1B図は本発明による赤外線通信シス テム40を部屋数の多い事務所に展開した概観図 である。各種の端末局はそれぞれが回線網インタ フェース装置をもち、事務所全域に分散配置され ており、そのなかにはそれぞれがホスト・コンピ ュータに連接している数台のコンピュータ端末装 置(Tc)42、44、46、48、50、周辺 装置(Tp)52、54、56、58、60およ び62に連接している数台の端末装置および他の 装置には連接しておらず中継装置としてのみ機能 する数台の端末装置(Tr)64、66、を含ん でいる。
第1B図の通信回路網40の各端末装置は、そ れぞれが受信、送信、あるいはまた記憶および中 継局として動作できる他の任意の端末装置あるい は端末装置群と通信できる。たとえば、コンピュ ータ端末装置42は周辺端末装置52と直接に通 信できるし、また端末装置64および66を中継 装置として使用して周辺端末装置58に信号を送 ることもできる。 第2A図は本発明による赤外 線通信回線網70に関する可能な端末装置群の一 つを図式的に示す。回線網70の詳細を第2A図 に示すと共に、隣接の回線網80、その内部では 連携する端末装置が回線網70とは無関係に操作 されることになっている、が点線で示されている。
図に示すように、回線網70はそれぞれが回線網 インタフェース装置(NID)82、84、86、 88、と連接する数台のパーソナル・コンピュー タ72、74、76、78、から成る。回線網7 0は単なる中継装置として機能する独立したNI D104のみならずそれぞれがNID98、10 0、102に連接する数台のプリンタ(またはそ の他の出力周辺装置)92、94、96、も包含 する。
もし有線回線を分担周辺装置の手段として使用 するとすれば、第1図に示すような簡単なグルー プは、直接にプリンタなどの周辺装置に結線され た1台のパーソナル・コンピュータとなるであろ う。しかしながら、本発明では赤外線通信リンク を使用するので、端末装置と周辺装置との間の接 続は回線網インタフェース装置を介して形成され る光学的通信路となる。更に、NID装置はデー タ伝送のためのパケット交換プロトコールを使用 して端末装置群の動的指定を可能にする。このよ うに、第2A図は通信回線網70の多数の可能な 状態のうちの単に一例を示すものである。各端末 装置は任意の時刻に通信所要に応じて自由に他の 端末装置をグループで動的に指定したりあるいは 他の端末装置群に指定されたりできる。
可能なグループ化の一実施例として、第2B図 に3台の端末装置から成るグループを示す。この クループ内では、プリンタ端末装置92が回線網 インタフェース装置96、82および84を介し て2台のパーソナル・コンピュータ72、74に 連接されている。このグループ構成では、常にプ リンタ92に連携するNID96は端末装置をグ ループに接続させ得る構成をとることができる。
このようにして、プリンタは任意の時刻に2台の コンピュータのうちの1台だけに割り当てられる ことができる。第2C図はプリンタ92と3台の パーソナル・コンピュータ72、74、76をグ ループにした4端子グループを示し、2台以上の コンピュータがプリンタと通信できるように構成 される。プリンタ92に連携する回線網インタフ ェース装置96が入力データをストアする十分な バッファ容量をもっておれば、同時に2台以上の コンピュータのグループ化要請を受諾する過程に よって、多数のパーソナル・コンピュータがプリ ンタに連携する回線網周辺装置にデータを転送し、 印刷されるまでそこにデータをストアできる。こ の構成においては、プリンタとグループを形成す る第一のコンピュータがまずプリンタを使用し始 める。このようにして、第2C図のグループ構成 においては回線網インタフェース装置によって他 の複数のコンピュータと後刻印刷するデータをバ ッファできる範囲内でグループ化することができ る。 さて第3図では、回線網インタフェース装 置(NID)110の詳細なブロック図を示す。
NID110は従来技術のパラレル・インタフェ ース回路112および/または従来技術のRS− 232CまたはRS−442シリアル通信インタ フェース回路114から成るインタフェース回路 を介して連携する端末装置(図示しない)につな がっている。連携する端末装置からインタフェー ス回路112、114を経て連携するデータは処 理されるまでの間First−In−First −Out(FIFO)バッファ116、118に 連接され、そこにストアされる。NID110が パラレル(Centronics Type)イ ンタフェースを用いて端末装置に接続されておれ ば、端末装置に向かってまた端末装置からパラレ ル・データがパラレル・バス111を経由しパラ レル・インタフェース回路112を通ってFIF Oバッファ116につながる。NID110がシ リアル(RS−232またはRS−422のいず れか)インタフェースを用いて端末装置と接続し ておれば、端末装置に向かうまた端末装置からの シリアル・データがシリアル・バスを経由してF IFOバッファ118に接続するシリアル通信イ ンタフェース回路114につながる。同様にFI FOバッファ120、122は端末装置としてデ ータのストアに用いられ、したがって端末装置は その準備が整っている場合に限って入力データを 取り込むことができる。光学リンク側では、入出 力データ・パケットは同様に制御論理回路128 の制御によってFIFOバッファ124および1 23にバッファされる。
図示した実施例では、制御論理およびFIFO 機能はマイクロプロセッサ(たとえば、インテル 8031)から成るプロクラムされたマイクロコ ンピュータ130、ランダム・アクセス・メモリ (図示しない)、プログラム記憶用のメモリ(典 型的にはリード・オンリイ・メモリ、図示しない) および従来技術の入出力インタフェース回路によ って実現される。このようにして端末制御論理は データ・パケットを形成および分解するに必要な あらゆる機能に関連し、誤動作制御、コード化、 コード解読、受信ビット・エラーの修正および回 線網インタフェース装置と回路網間の総合的な相 互作用の制御(すなわち、プロトコール・パケッ トの実行)を遂行する。データ・パケットはマン チェスター・エンコーディングを用いてシリアル ・ビット流として送受信される。送信の場合は、 エンコーダ113がマンチェスター・モデル13 2の中央論理回路135の制御を受けて1メガビ ット/秒のシリアル・データをFIFOバッファ 124からシリアル出力ライン134に連接する 200メガボウのデータ流に変換する。シリアル ・ライン134にのった2メガボウのデータは赤 外線LEDアレイ138を強度変調するLED変 調器136につながる。その結果、インコヒーレ ントな赤外線搬送波140aがコヒーレントな副 搬送波で変調される。 受信時には、ホトダイオ ード142は変調された受信赤外線搬送波140 bの復調に用いられ、雑音で乱れた送信副搬送波 の修復を行う。図に示すように、この信号はホト ダイオード復調器142から副搬送波受信機14 4に伝えられる。副搬送波受信機144はチャネ ル・ノイズけを十分に除去し、比較的雑音の少な い副搬送波を発生させ復調用のマンチェスター・ モデム132につなぐ。マンチェスター・デコー ダ143の内部では、図示するように、マンチェ スター・モデム132が副搬送波(クロック)周 波数を抽出し、シリアル・ライン144につなが る1メガビット/秒の受信データ流を発生し、副 搬送波を整然と復調する。シリアル・ライン14 6にのった受信データ流はFIFOバッファ12 6にストアされ、制御論理128によって処理さ れる。データ・パケットが修正不能なエラーを含 んでいる場合は、制御論理は修正不能バケット・ エラーを処理する手段をもっているが、これにつ いてはパケット・プロトコールと共に後述する。
データ・パケットは標準フレーム形成であり、 両方向に非同期で送信される。標準フレームはプ リアンブルを先頭に置き、同期語、最終転送先ア ドレス、中間転送先アドレス、起点アドレス、制 御フィールド、パケット番号、情報フィールドお よびCRCチェック・キャラクタ(巡回冗長検査 文字)がその後に続く形成である。プリアンブル は複数の1と0のビットの代わりに101の流れ で構成されている。このプリアンブルの後に語同 期用の11ビットから成る同期語が続く。最終転 送先アドレスは3バイト、中間転送先アドレスは 3バイト、起点アドレスは3バイトから成る。制 御フィールドは3バイト長、パケット番号は1バ イト長、また、情報フィールドは2バイトから成 るCRDチェック・キャラクタを有し、可変長で ある。
送信パケットは転送先端末装置から肯定応答を 受け取らなければならない。適当な時間内に肯定 応答(ACK)または非肯定応答(NAK)が受 信されない場合には、回線網インタフェース装置 は無作為時間の待機後パケットを再送信する。こ の初期接続手順と再送信機構によって一時的な伝 送路妨害を防ぐことができる。通信チャネル資源 を更に保存するために、所要の再送信回数を統計 的に最小化するようにフォワード・エラー制御を 用いてもよい。
第2A図の回線網システム70は端末装置のグ ループ化によって動的に構成される。最小回線網 のグループ構成はたった2台の端末装置で構成さ れる。各端末装置はそれぞれが回線網インタフェ ース機器(NID)に接続されたコンピュータお よび周辺機器で構成される。各NIDは独自のア ドレスの指定を受けており、他のNIDのアドレ スを知っておれば、任意の他のNID、したがっ て任意の他の端末装置との双方向通信を確立でき る。他の端末装置による端末装置の多重アクセス を容易にするには、3成分から成る端末アドレス が用いられる。合成端末アドレス(転送先、中間 または起点のいずれのアドレスでも)はこの場合 3アドレス成分の算術和である。 各合成アドレ スは回線網アドレス成分から構成されている。異 なる回線網アドレスをもつ端末装置は相互に通信 することはできない。第2のアドレス成分は所定 の回線網内の端末装置の独自の固有アドレスであ る。第3の成分はグループ識別子である。回線網 内のあらゆる端末装置は独自のグループ識別子を 指定されている。グループ識別子は相互に通信を 確立したいすべての端末装置との間で既知でなけ ればならない。各端末装置も独自の固有アドレス を有するから、このことは一見冗長にみえるが、 これによって端末装置はメッセージ転送パケット をグループ化の要請と識別することができる。た とえば、第2A図は8台の端末装置から成り、回 線網アドレス1000をもつ回線網70を示す。
各端末装置(T)は独自の固有アドレス(下付け 添字)と独自のグループ識別子(上付け添字)を もっている。たとえは、第2A図ではコンピュー タ−I72は端末装置T として識別され、固有 アドレス2とグループ識別子200をもつ。この 固有アドレスは設置時の各NIDのプログラムに 組み込まれ、回線網使用者が知る必要は全くない。
しかし、グループ識別子に関する固有の番号また は名称は知っておく必要がある。したがって、コ ンピュータ−I72がプリンタ−I92を使用す る(すなわち、グループを形成する)必要が生じ た場合、コンピュータ−I72はまずプリンタ− I92に使用許可を求める。コンピュータ−I7 2がグループを確立するためにプリンタ−I92 にパケットを指向する際に使用する合成最終転送 先アドレスはプリンタ−I72のグループ・アド レス100に回線網アドレス1000を加算して 定められ、その結果グループ要請の表示に関して は0である固有アドレスは合成最終転送先アドレ ス1100になる。 合成起点アドレスは、コン ピュータ−I72がその固有アドレス成分(すな わち、2)を含めることを除けば、同じ方法で計 算される。その結果コンピュータ−I72の起点 アドレスは1202となる。ここでコンピュータ −I72はアドレス1202発という起点アドレ スの標識をもつパケットをアドレス1100に送 る。中間転送先アドレスの目的については、回線 網の記憶およびフォワード特性と共に後述する。
図示した実施例では任意の端末装置がグループ化 要請に際して0になる合成アドレスを識別できる ように、固有アドレスには0になるものを含めて ない。
プリンタ−I92はこのとき最終転送先アドレ ス1202、起点アドレス1101およびプリン タ−I92がグループ化に使用可能か否かを示す 制御フィールド情報を含むパケットによって、コ ンピュータ−I72の要請に応答する。コンピュ ータ−I72とプリンタ−I92がグループを形 成することができれば、続いてプリンタ−I92 とコンピュータ−I72はそれぞれの端末装置の 固有アドレス成分を含むアドレスを用いてパケッ トを交換する。コンピュータ−I72とプリンタ −I92は、コンピュータ−I72がプリンタ− I92にグループ関係を終結してよいと通告する まで、グルーブ構成を保持する。このようにして、 固有アドレス成分を端末装置がグループ化要請と メッセージ転送パケットを識別できるようにする。
全てのパケット通信に対して受容側はエラー・ フリーで受信(ACK)したか、エラー・フリー では受信できなかった(NAK)かを応答する。
起点端末装置がNAKを受信するかあるいは適当 な限度時間内においてACKまたはNAKの応答 を受信し損ねた場合にはパケットを再送信する。
NIDのFIFOバッファーの能力及びパケッ トのアドレス指定方法によっては3台以上の端末 装置のグループを形成することができる。第2A 図では、また、プリンタ−II94、コンピュータ −II74、およびコンピュータ−III76から成る 3端末グループを示す。プリンタ−II94はコン ピュータ−II74とコンピュータ−III76の両方 からのグループ化要請を受容できる。実際にはグ ループ要請を最初に認められたコンピュータが先 にプリンタを使用することになる。しかし、プリ ンタ−II94が十分なバッファー容量を有する場 合は、他の端末装置ともグループをつくることが できる。後続の端末装置からのデータはプリンタ の待ち行列(プリンタ端末装置の場合)に配置さ れ、コンピュータ−II74からのデータの後で印 刷される。パケット・プロトコールで用いられる アドレス形式によっては、プリンタ−II94は受 信する関連パケットが最終転送先アドレス130 0を有しているときグループ化要請に応答する。
プリンタ−II94はグループを形成したことのあ る端末装置全部、ここではコンピュータ−II74 とコンピュータ−III76、のアドレス記録を保有 する。したがって、ここに図示する例のグループ に関しては、プリンタ−II94は最終転送先アド レスが1304または1305であるメッセージ ・パケットのみを受容する。
NID装置にストアおよびフォワード中継局の 機能を果す能力を付与すると、回線網を運営でき る地域を拡大できる。しかし、このためには先ず 中継装置になり、次に回線網の総合的な端末間エ ラ−性能に影響しないようにパケットを中継する 端末装置の選択が必要である。これを実現するた めに、メッセージ通信の一部分ではなく各NID 装置で近隣の全ての装置から発信されるパケット をモニタする。近隣の端末装置とは相互に直接的 双方向光学通信路を開く全ての端末装置である。
モニタするNIDはローカル・ルーチン・テー ブルを更新するために各メッセージ・パケットに 含まれる起点アドレスを記録する。第2A図では、 コンピュータ−IV78はプリンタ−I92とグル ープを形成しようとしている。しかし、コンピュ ータ−IV78は、最終転送先アドレスおよび中間 転送先アドレスとともにプリンタ−I92のグル ープ識別子を含むパケットを受信したことがなけ れば、プリンタ−I92は近接装置には含まれて いないものと推定することができる。近接端末装 置は同一の最終転送先アドレスおよび中間転送先 アドレスを発信する。しかし、コンピュータ−IV 78の近接装置には、たとえば、コンピュータ− I72やコンピュータ−II74があるかも知れな い。したがって、コンピュータ−IV78はコンピ ュータ−I72とコンピュータ−II74のうちど ちらの端末装置を記憶および中継装置として使う か選択することができる。コンピュータ−II74 は当初はどちらの中継装置がプリンタ−I92と 通信できるのか判断できないが、個々の近接端末 装置(たとえば、最初に最も番号の若い端末装置、 すなわち、コンピュータ−I)との試行によって 学習することができる。
このようにして、コンピュータ−IV78はコン ピュータ−I72にグループ化の要請を発信する ことになるが、その際にコンピュータ−I72の 中間転送先アドレス(すなわち、1200)にプ リンタ−I92の最終転送先アドレス(すなわち、 1100)を付加する。コンピュータ−I72ま で進むと、今度はコンピュータ−I72がプリン タ−I92と相互にグループを形成できるか調べ ることになる。プリンタ−I92がコンピュータ −I72とのグループ化を受容すると、コンピュ ータ−I72はコンピュータ−IV78に「グルー プ化了解」パケットを送る。この状態で、コンピ ュータ−I72がコンピュータ−IV78のグルー プに加入することに同意すると、コンピュータ− I72は最終転送先アドレス1101および17 07(すなわち、プリンタ−I92およびコンピ ュータ−IV78のそれぞれ)の記憶および前方中 継装置として機能するようになる。同様の技術は 長距離の記憶および通報用リンクを形成する多段 通信に利用できる。更に、NID装置は記憶およ び前方中継装置として単一機能で動作させること もできる。この種の機器ではその存在を定期的に 放送し、他の端末装置が近接中継装置を分類でき る構成とする。
図示した実施例においては、各端末装置は無制 限に任意の時刻にデータ・パケットを送信できる。
その結果、再転送を要する場合にはパケット間の 競合を生ずる可能性がある。代替策として、各端 末装置に競合検出機能付搬送波選択多重アクセス (CSMA/CD)技術を適用できるかも知れな い。しかし、図示の実施例においては、この手段 は基本的には単一地域(すなわち、近接端末間) の端末装置に対する多重アクセスの促進に有効で ある。同一の回線網に属するが、異なる地域ある いは近接領域(すなわち、一般的直接光学リンク のない領域)ではやはり第三の端末装置との間に 競合を生ずるであろう。
グループ識別子の概念を回線網アドレス成分レ ベルにまで拡張して超回線網アドレス成分を用い れば、異なる回線網の端末装置との間の双方向通 信を実現することも可能である。回線網が同一地 域に共存しない(たとえば、ひとつの建物の異な る階に存在する)ならば、有線回線端末装置を回 線網間の記憶および前方中継装置として動作させ ることができる。回線網の間が有線回線、オプチ カル・ファイバ・ケーブル等の手段によって結合 される場合においても、各回線網の内部にはNI Dを設置する必要がある。
第4A図から第8図まではそれぞれの回線網イ ンタフェース機器の転送および中継操作を説明す る流れ図である。第4A図はブロック300およ びブロック301で示すように、電源投入直後の 赤外線通信システムにおける回線網インタフェー ス機器の初期化に関する方法および構成の順序を 示す流れ図である。各NIDは、電源上昇開始が 発生し全てのアドレスが更新された後、はじめて 通信可能となる。初期化ルーチンで最初に行うこ とは回線網テーブルが完備したことおよびその結 果が肯定であることを確認する点検である。プロ グラム・フローはブロック304(第4C図のブ ロック図に示す)に示すように回線網テーブルの 更新ルーチンに進む。ブロック302の結果が否 定ならプログラム・フローはブロック306に進 み、端末アドレスが入力されているか確認する試 験に進む。その結果が肯定(端末アドレスが入力 されている)なら、プログラム・フローはブロッ ク308に分進し、そこでテーブルの内容が点検 され、テーブルが全てのローカル(すなわち、近 接の)ノードのアドレスを含むことを確認する。
結果が肯定なら、プログラム・フローは第5図に 示すルーチンに分進する。各NIDは使用者が入 力できる固有のアドレスをもち、このアドレスは NID設置時に設定されNIDのアドレス・レジ スタに永久保存するものでなければならない。ア ドレスが設定されていないとブロック302およ び306の結果は否定となり、ブロック312お よび314で使用者に対してノードのアドレスを 入力するように指示が出る。端末アドレス・ビッ トが入力されておれば、プログラム・フローはブ ロック310で示すように第5図のデータ発生操 作の流れ図に直接分進する。ブロック316で使 用者が入力できるアドレスを一度設定すれば、ブ ロック318、320、322および324で図 示するようにそのNIDに指定されたアドレス番 号が独自なものであることを確認する評価が行わ れる。これらの条件に合致しなければ、ブロック 320で示すようにエラー表示が出る。ブロック 324で示すアドレスの独自性を試験するために、 各NIDは他のNID装置にそのアドレスを一斉 送信する。他のあるNIDから同一アドレスで応 答があれば、エラー表示が出る。ブロック326、 328および330また更に詳しくは第4B図に 示すように、事前に設定してある時間を経過した 後、各NIDは「バトン」パケットを一斉送信す る。
第4B図は全NID装置が回線網交通を常時モ ニタし、近接のNID装置間の転送先アドレスお よび中間アドレスを処理解析する更新ルーチンの ルーチン・テーブルに関する方法および構成の流 れを示す流れ図の概要である。これが直接アクセ スが行えない遠隔地のNID装置に対して中間N ID装置を経由してアクセスする手段を更新する 第一段階である。ローカル交通情報が編集され巡 回「バトン」パケットによって各個の回線網テー ブルに送信される。巡回「バトン」パケットは比 較的長時間をかけて回線網テーブル更新情報を送 信し全システムを更新する。このバトン・パケッ トは最終的には全てのNID装置を通過し、受信 域外の遠隔地のNID装置の情報のみでなく、ロ ーカルの近接域内の経路に含まれる各NIDの情 報も伝えることになる。このようにして遠隔のま たは一時的なブロック化NID装置は3台の中間 NID装置と通信する手段のうちから一つを求め ることができる。中間アドレスは近接のNIDか ら発信されるエラー・フリーの比率の高い経路の 蓄積から推定される(第6図参照のこと)。この ようにしてバトン・パケットは、その回線網ノー ド形態および伝搬条件下において、地球的のみな らず局地的にもシステムが頻繁な変化に自動的に 適用する手段をとなる。これらの条件は両方とも 実施例に示すように動的であってよい。
第4B図の背景回線網ルーチン・テーブル更新 ルーチンでは最初に344に示すようにメッセー ジがエラー・フリーで受信されることを確認する 試験の他、340に示す通信チャネルのモニタお よび342に示すモニタした経路利用状況に基づ いて転送先アドレスのストアを行う。メッセージ がエラー・フリーでなかった場合は、346に示 すように登録を減す、他の場合はプログラム・フ ローは348に示すようにシステム累積を更新す る方に進み350に示すようにタイマーの作動間 待機する。このようにして異常なく受信された回 数でメッセージを記録することによってモニタし た経路利用状況を回線網テーブルの情報に変換す る。これは背景処理基準に基づいて実施され、そ の情報はアドレスに無関係に異常なく受信された 全てのパケットの総数で異常なく受信されたメッ セージ・パケットを指標化(数字上では割算)し て強調される。予め設定された時間が経過して通 信路がクリアされた状態になると、各NIDは非 同期で各自のバトン・パケットを一斉送信する。
これをブロック350、352、354、365、 358、360、362および364に示す。転 送先アドレスN000は内部制御メッセージとし てのみ処理されたテーブル更新情報を含むバトン ・パケットであることを全てのシステムNID装 置に報せるものである。ここでNは回線網アドレ ス成分である。他のNIDに対してバトンを一斉 送信する目的の一つは、各NIDがそれぞれ異な った経路と異なった時刻ではあるが更新している ことを確認するためである。これによって、テー ブル更新技術、特に一時的に閉局しているNID 装置の更新、の効率と信頼度が向上する。また開 局している各NIDにテーブル更新送信の責任を 分配することによって、システムが変動する伝搬 および形態に適合する能力はすこぶる高まる。
第4A図のブロック304に示すように、プロ グラム・フローはブロック302から第4C図に 示す回線網テーブル更新ルーチンに進むことがで きる。第4C図は回線網テーブル更新過程が始ま ったときアドレスを増加する手順を示すものであ る。ブロック370、372、および374に示 すように、バトン一斉送信過程は各NIDによっ て中継される。この過程の間に、ブロック376 および378に示すように、あるNIDが過度に 多数回の再試行(すなわち、最大許容再送信数、 NRを越える回数)を受けると、ブロック380 に示すようにエラー・メッセージが表示される。
一度バトン・パケット送信が成功するとブロック 374で肯定結果が得られ、そのつぎの382に 示すように新ホストNIDは送信先アドレスを増 殖し、最終的にはブロック386に示すように全 回線網を一巡する結果になる。非応答ノードは設 置されているが稼働中ではないとみなされる。こ のようなノードは稼働状態に復帰すると、標準の 起点ノード・メッセージの送信が行われる前に、 直ちに所望の送信先ノードからテーブル情報の返 送を得ることによってテーブル更新を要請するこ とができる。回線網テーブル更新が終わると、ブ ロック388に示すように、プログラム・フロー はメッセージの送信および中継に関してシステム 準備完了状態に進む。
第4A図に示すように、プログラム制御は第4 A図のブロック310および334などの数ケ処 から第5図のデータ発生ルーチンに分進できる。
第5図はデータをパケット化し起点および転送先 アドレス、要すれば、相互に直接アクセスできな い2NID装置間の通信用中間アドレス、を指定 する操作過程のルーチンの特殊な実施方法の例を 示す。第5図のルーチンは、ブロック390に示 すように、空チャネルのモニタおよび検出から始 まる。その後で回線網内で適切に準備しメッセー ジ・パケットを送信するために必要な段階のシー クェンスが図示のとおり開始される。送信すべき データおよびアドレスはFIF0バッファに入力 され、処理されて、ブロック392および394 に示すように、メッセージ・パケット内に取り込 まれる。つぎにNIDは、336に示すように、 自己のテーブルで送信先アドレスまた要すれば中 間アドレスを調べメッセージとアドレスを送信レ ジスタにロードする。ついで巡回冗長点検(CR C)エラー・コード、プリアンブル、およびアド レス情報がメッセージ・パケットに付加され、ブ ロック398、400および402に示すように 制御ビットが制御フィールド(これは起点NID の転送先または中間NIDとのグループ化または 連携の要請を表す)に入力される。
そこで受信側がチャネルが空いていることを感 知すると、ブロック404に示すように、メッセ ージ・パケットが送信される。その後で転送先ま たは中間NIDからブロック408に示すように データがエラーフリーで受信された旨の肯定応答 が得られたことを確認する試験が行われ、起点N IDは418および422に示すように入力バッ ファーが空になるまでシークェンスを繰り返す。
一度入力バッファーが空になり、全てのメッセー ジ情報が支障なく送信されると、ブロック420 に示すようにNIDはチャネル・モニタ状態に戻 る。メッセージ・パケットの一つがルーチンでエ ラーを生ずると、転送先又は中間NIDは非肯定 応答(NAK)信号を送信する。許容待機時間内 に返信が得られないかNAK信号を受信すれば、 ブロック408で結果が否定となり、ブロック4 10、412、414および416に示すように 無作為な遅延時間を経過後ブロック410に示す ようにパケットの再送信が起こる。最初の試行で 送信先NIDが支障なくパケットを受信するに至 らなかった場合は、ブロック414に示すように、 予め設定した試行回数の限度を越えるまでこの過 程を続ける。その後でNIDはブロック424に 示すようにリンクが動作不能であることを表示す る。
つぎに第6図に移ると、NIDの受信操作に関 する方法および構成の流れを示す概要流れ図が示 してある。全てのNID装置は出力しないで待機 する時間内には一時的に受信データを蓄積する保 持バッファー(RAM)を有する。同時通信を許 容するシステムでは、しばしば出力装置に割り当 てられる出力NID装置が同一出力装置を使用す るために生ずる待ち時間に数台の発信NID装置 からのデータを蓄積できる動的分割可能のバッフ ァーを持つようにする。
第6図に示すように、ブロック430から受信 操作過程が始まり、ここでメッセージ・パケット が受信され、432でビットおよびワード同期す るための同期操作が実行される。ブロック434 および436に示すように、ビットおよびワード 同期が共に支障なく完成していることを確認する ためにビット同期試験が実行されついでワード同 期試験が実行される。結果が否定なら、ブロック 438および440に示すように、受信機はチャ ネルのモニタを継続して起点NIDからの再送信 を待つ。うまく同期が行えれば、プログラム・フ ローはブロック442に進みここでエラー点検が 実行され、ついで、ブロック444に示すように、 メッセージ・パケットは個別のフィールドに分解 される。各フィールドは定式化されたアドレス、 任意のデータ、制御、情報およびエラー情報を含 んでいる。そしてブロック446および452に 示す試験が実行され、転送先および中間アドレス が受信NIDのものに合致するか確認するほかグ ループ識別子が0か否かを判定する。どちらかの 結果が否定なら、ブロック448および450に 示すように、処理結果が回線網テーブルの累算に 更新用の入力を与え、チャネル・モニタ状態に進 む。受信メッセージ・パケットがローカルNID アドレスに合致し正のグループ識別子条件を有す ることを示す肯定の結果なら、454に示すよう に転送されたデータを受信バッファーにストアし 受信時と同じ順序でNID装置または出力装置に 転送するため待機する。ここで今度はバッファー を試験し、数ケ処の起点NIDからのデータをス トアするために比較的大きいバッファーを有する NID装置に代って、余分のNID装置からのデ ータの蓄積に関してバッファーを割り当てること ができるか確める。結果が肯定なら466、46 8および470の段階が起点NID装置の固有ア ドレスに基づいてデータの動的蓄積を始める。予 め設定された多数のバッファー区画があり、その 中では多数の異なるNID装置を起点とする同一 データを同時に処理できる。段階458でバッフ ァー容量が十分でない場合には、送信先または中 間NIDは起点NIDとのグループ化の要請を拒 否し、パケットにNRQ(要請拒否)信号を付し て返信する。起点ノードは、ブロック460、4 62および464に示すように、この信号を一時 的に話中/全利用の表示と解釈する。
第7図は蓄積および前方中継送受信機の実施例 の手段および構成フローを示す概要流れ図であり、 メッセージが中間アドレスを用いて回線網を通過 する場合に中継機として操作するNID送受信機 の操作を示す。直接アクセス領域外にある所望の 送信先NIDを探すために中間アドレスNIDを 経由してメッセージ・パケットを転送しなければ ならない状況における操作シークェンスが第7図 のブロック480の冒頭に示してある。接続され た端末機器または出力機器を有しない中継専用N IDもある。これらは中間装置として動作する標 準的NIDの特殊例であって、それ自体について は第7図を参照して説明してある。480のデー タ入力後、メッセージ・パケットの転送先アドレ スを近接テーブルと比較対照し、近接の直接アク セス送信アドレスの回線網テーブルに所望の転送 先アドレスが見出せない場合には、482および 484に示すように中間アドレス・テーブル内の 転送先アドレスを調べて所望の転送先アドレスを 捜索する。この捜索で相手方がみつかれば、起点 NIDは最終アドレスおよびグループ要請と共に、 486に示すように、この中間アドレスを中間ア ドレス用に予約しておいたフィールドに設定する。
そこで転送先アドレスが、488に示すように、 中間アドレスとのグループ化に使用可能か否かを 中間アドレスNIDに照合し、併せて最終転送先 に対する2番目のテスト・パケットの送信に備え て、端子間連係を確認するためにテスト・パケッ トが構成される。494に示すように、送信後中 間NIDの受信が起ると、ブロック496に示す ようにエラー点検が実行される。テスト・パケッ トがエラー・フリーだと仮定すると、テスト・パ ケットは、ブロック500に示すように第2送信 行程に備えて中間アドレスが送信先アドレスに変 換される間、498に示すように中間NIDに一 時的にストアされる。エラー・フリーの送出およ びグループ化要請の肯定を仮定すると、肯定信号 が中間ノードを経由して返信されブロック502、 504および506に示すように起点ノードに3 ノード間の経路が確立していることを教える。続 いて正規のメッセージ・データが接続装置を通っ て流れることができるようになる。この時点では、 第1−5図の流れ図に示す標準シークェンスが続 く。唯一の特異点は一時蓄積と起点NIDから中 間NIDに転送後それぞれがアドレス操作を受け ることである。処理過程はブロック508に示す ように起点バッファーの蓄積がなくなるまで続き、 その後に過程制御は510に示すようにチャネル のモニタに戻る。中継専用NIDでは、チャネル 構成に参加していない期間は定期的にテスト・パ ケットを送出し、ブロック490および492に 示すようにチャネルをモニタすれば空き状態であ ることが分るようにする。このようにして、中継 NIDは専用中継装置が比較的長期間にわたって 活用されないと、近接NID回線網テーブル内の 登録状態を更新する。
さて第8図は各NIDにおけるエラー制御処理 に関する手段および構成の流れの概要を示す流れ 図である。エラー制御過程はそれぞれの入力メッ セージ・パケット毎に実行され、ブロック502 に示すように、非同期メッセージ・パケットの検 出で始まる。非同期データが受信されると、ブロ ック522に示すように、CRC/点検合計エラ ー点検が実行され、エラーが検出されると、ブロ ック524および526に示すようにパケット内 で感知されたエラー総数が事前設定のエラー数を 越えているか確認するテストが行われる。ブロッ ク528に示すように、パケット内で感知された エラー総数に応じて、データは部分的に修正され る。エラー数が事前設定数を越える(たとえば、 エラー数が過度の修正所要時間を必要とする)と、 ブロック538に示すようにパケットの再送信を 促すNAK信号が起点ノードに返送されない。エ ラーが検出されなければ、ブロック532に示す ように、パケット・シークェンス数試験が実行さ れ、一連のメッセージ・パケットの順序が正しい ことを確認する。制御フィールド内のデータは現 在のメッゼージ・パケット・カウントを示す序数 を含んでいる。一度受信すると、ブロック532 に示すように、NIDはカウンタを更新して次に 受信するパケットと比較対照し、ブロック534 に示すように、肯定応答を起点NIDアドレスに 向けて送信する。 本発明による優れた赤外線通 信システムの実施例を本発明によって実現され可 能になる手段を説明する目的で記述した。種々の 観点から本発明の変形、改良した適用は本分野の 技術専門家にとって明らかなところであり、本発 明はこの実施例に限定されるものではない。した がって、ここに主張する基本原理の真意とその範 囲に含まれるいかなる変形、改良あるいは同等の 内容も全て本発明に含まれるものと考える。
【図面の簡単な説明】
第1A図は本発明による赤外線通信システムの 一実施例の概要を示すブロック図である。 第1B図は本発明による赤外線通信装置の全体 配置の一例を示す概要図である。 第2A図は本発明によって端末装置群を構成す る赤外線通信システムの一実施例を示す概要図で ある。 第2B図は第2A図の赤外線通信システム内の 3端末装置の一実施例の概要図である。 第2C図は第2A図の赤外線通信システム内の 多重接続できる4端末装置団の一実施例の概要図 である。 第3図は本発明による回線網インタフェース装 置(network interface de vice NID)の一実施例を示す詳細ブロッ ク図である。 第4A、4Bおよび4C図の一組の図は本発明 による赤外線通信システムの一実施例の処理方法 を示す流れ図および処理装置による回線網の初期 化および更新の処理方法を示す構成流れ図である。 第5図は本発明による赤外線通信システムの一 実施例の処理装置によるデータ作成に関する処理 方法および構成過程を示す流れ図である。 第6図は本発明による赤外線通信システムの一 実施例の処理装置によって制御される受信動作に 関する処理方法および構成過程を示す流れ図であ る。 第7図は本発明による赤外線通信システムの一 実施例の処理装置による処理方法および構成過程 を示す流れ図である。 第8図は本発明による赤外線通信システムの一 実施例の処理装置による誤動作制御に関する処理 方法および構成過程を示す流れ図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 10/22

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の端末装置の間のデータ転送用双方
    向通 信システムにおいて、各端末装置が多数の赤外線 送受信機のうちの1台を有し、それに連接し、各 送受信機が次の構成、すなわち 端末装置からのデータを送受信機に連接する 手段であり、データと各アドレスが少なくとも2 個のアドレス成分から成る起点アドレスおよび転 送先アドレスで赤外線信号を変調するための手段 を含む共通の搬送周波数で赤外線信号を送信する ための赤外線送信手段 各送受信機に固有であるアドレス成分を蓄積 する手段 多数の赤外線送受信機の他の1台から共通搬 送波に送出される赤外線信号の検出によって前記 データおよびアドレスを解読するための赤外線受 信手段 肯定応答信号を発生し、蓄積したアドレスに 合致するアドレスに対して応答する肯定応答信号 を選択的に送信する送信手段を始動するための手 段 から成ることを特徴とする通信システム
  2. 【請求項2】 他の1台の送受信機から送信されたデー
    タを 解読したデータを蓄積するための手段を更に含む 請求項1記載の送受信機
  3. 【請求項3】 中間アドレスを発信するための手段を更
    に含 む送信手段を有し、送受信機が中間アドレスに対 応して蓄積データの再送信を立ち上がらせるため の手段を更に含む請求項2記載の送受信機
  4. 【請求項4】 送受信機からそれに連接する端末装置に
    デー タを転送するための手段、および転送先アドレス に対してデータを転送するための手段を休止させ るための手段を更に含む請求項2記載の送受信機
  5. 【請求項5】 送信前にデータおよびアドレスのエラー
    修正 コード化のための手段、および送信後に受信した データおよびアドレスのエラー検出およびエラー 修正のための手段を更に含む請求項1記載の送受 信機
  6. 【請求項6】 同期プリアンブルおよびエラー修正用検
    査文 字を包含して構成される予め設定した形式のデー タ・パケットにデータおよびアドレスを組み込む ための手段を更に含む請求項5記載の送受信機
  7. 【請求項7】 特定の送受信機に向かう赤外線信号の伝
    搬を 妨げる障害を検出する手段、および障害を回避す る伝搬路を形成するために中継装置として機能す る中間送受信機を多数の送受信機の中から他に1 台識別して使用するための手段を更に含む請求項 1記載の送受信機
  8. 【請求項8】 多数の異なる送受信機からの解読データ
    の蓄 積を可能にする動的分割可能なバッファを有する 受信データ蓄積のための手段を有する請求項2記 載の送受信機
  9. 【請求項9】 端末装置から連接され送受信機へ連接さ
    れるデ ータを蓄積するための蓄積バッファを更に含む請 求項2記載の送受信機
  10. 【請求項10】 データ・パケットがプリアンブル、同
    期語、 最終転送先アドレス、中間アドレス、起点アドレ ス、制御フィールド、パケット番号、情報フィー ルド、およびエラー修正検査文字から成る請求項 5記載の送受信機
  11. 【請求項11】 送信手段がコヒーレントデータ副搬送
    波で インコヒーレント赤外線搬送波を強度変調するマ ンチェスタ・エンコーデッド・シリアル・ビット ・ストリーム(Manchester enco ded serial bit stream) のデータ・パケットを送信するための手段を含む 請求項10記載の送受信機
  12. 【請求項12】 予め設定された限度を越える受信デー
    タ内 エラー数に対応して非肯定応答信号の発信を開始 させる手段を更に含む請求項5記載の送受信機
  13. 【請求項13】 データを発信後予め設定された時間内
    に肯 定応答信号または非肯定応答信号を受信できない 事態に対応してデータの再送信を開始するための 手段を更に含む請求項12記載の送受信機
  14. 【請求項14】 それぞれのアドレスが回線網アドレス
    成分、 端末固有アドレス成分およびグループ識別子成分 の総和から成るものを使用する請求項10記載の 送受信機
  15. 【請求項15】 受信手段によって解読されたデータを
    蓄積 した後再送信するための手段を含む請求項1記載 の送受信機
  16. 【請求項16】 直接的光学経路で共通搬送波を送信す
    る他 の送受信機の送信状態をモニタするための手段、 およびローカル・ルーチン・テーブル(loca l routing table)を作成するた めにモニタした送信状態から解読したアドレス情 報を蓄積するための手段を更に含む請求項15記 載の送受信機
  17. 【請求項17】 定期的にアドレス情報を発信し、これ
    によ って専用の蓄積および中継操作を可能にする手段 を更に含む請求項16記載の送受信機
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