JPH09298522A - 高速信号と低速信号の多重方法 - Google Patents

高速信号と低速信号の多重方法

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JPH09298522A
JPH09298522A JP12924396A JP12924396A JPH09298522A JP H09298522 A JPH09298522 A JP H09298522A JP 12924396 A JP12924396 A JP 12924396A JP 12924396 A JP12924396 A JP 12924396A JP H09298522 A JPH09298522 A JP H09298522A
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speed signal
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low
multiplexing
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Application number
JP12924396A
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English (en)
Inventor
Tomotaka Toda
智香 戸田
Takeshi Miyakoshi
健 宮越
Masao Aoki
正夫 青木
Shinichi Higuchi
信一 樋口
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】空き情報を伝送せず低速信号による遅延が小さ
く高速信号と低速信号とを多重化して高速伝送できる多
重方法を提供すること。 【解決手段】入力した主情報11と監視制御情報12と
をフレームに多重化して伝送する主情報11と監視制御
情報12の多重方法であって、主情報11の予め定めら
れた一定の位置ごとに主情報11を監視制御情報12に
置き換えて多重化し、該監視制御情報12が多重化され
た主情報/監視制御情報13を主情報11の速度で伝送
するようにしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高速信号と低速信
号とを多重通信する多重通信システムにおける多重方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高速信号と低速信号とを多重通信
する多重方法としては、特開平1−204541号に記
載されたものが知られている。図7はかかる従来の多重
方法において高速信号として主情報を低速信号として監
視制御情報を多重化して伝送する場合の多重方法を示す
図である。以下、図7に基づき従来の多重方法について
説明する。
【0003】図7において、61は主情報、62は監視
制御情報、63は主情報/監視制御情報であり、それぞ
れその構成を詳細に示す。主情報/監視制御情報63に
おいて、64はATMセルヘッダ、65は主情報用ビッ
ト部、66は監視制御情報用ビット部、67は主情報セ
ル、68は監視制御情報セル(以下、オーバーヘッドセ
ルともいう)である。主情報セルは、図に示すように、
ATMセルヘッダ64と主情報用ビット部65とから構
成され、オーバーヘッドセル68はATMセルヘッダ6
4と監視制御情報ビット部66とから構成される。ま
た、69は主情報61と監視制御情報62とを入力して
多重化し、主情報/監視制御情報63を出力する多重化
装置である。
【0004】次に、同じく図7を参照して、上記従来の
多重方法の動作について説明する。上記のような図7に
示す多重方法を用いた多重化装置69においては、伝送
する主情報61を入力し、また、監視制御情報62が入
力されると、それをオーバーヘッドセル68の監視制御
情報用ビット部66に書込み、主情報セル67と多重化
して、主情報/監視制御情報63として伝送するように
している。
【0005】上記のように、従来の高速信号と低速信号
とを多重通信する場合の多重方法においては、監視制御
情報等の低速信号はオーバーヘッドセル68を用いて主
情報等の高速信号と多重化して伝送するようにしてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の多重方法においては、低速信号を伝送するためにオ
ーバーヘッドセルを構成するため、高速信号と低速信号
とを同時に伝送するときには伝送情報量が大きくなり、
高速信号と等しい速度で伝送することはできないという
問題があった。
【0007】また、1または複数チャンネルの高速信号
と1チャンネルの低速信号とを伝送する場合には、1チ
ャンネル分の低速信号でオーバーヘッドセルを構成す
る。低速信号のビット数が少ない場合には、空きビット
を挿入してオーバーヘッドセルを構成しなければならな
いため、伝送効率が悪くなるという問題があった。
【0008】さらに、1または複数チャンネルの高速信
号と複数チャンネルの低速信号とを伝送する場合には、
オーバーヘッドセルを構成するに十分なビット数が確保
されるまで各チャンネルからの低速信号のビット列を格
納し、セル化する回路を実装しなければならなかった。
そのため、低速信号の遅延が大きくなるとともに、多重
化回路の回路量も大きくなるという問題があった。
【0009】本発明は、上記従来の問題を解決するため
になされたもので、空きビットを伝送しないで高速信号
と低速信号とを効率よく伝送することができ、また回路
量が少なく、低速信号の遅延が小さい高速信号と低速信
号とを多重通信することができる多重方法を提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による多重方法
は、高速信号の予め所定の位置(固定位置)を低速信号
に置き換えて多重化するようにしたものである。
【0011】本発明によれば、空きビットを伝送しない
で高速信号と低速信号とを効率よく伝送することがで
き、また回路量が少なく、低速信号の遅延が小さい高速
信号と低速信号とを多重通信することができる多重方法
を得ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、入力した高速信号と低速信号とをフレームに多重化
して伝送する高速信号と低速信号の多重方法であって、
高速信号の予め定められた所定の位置ごとに高速信号の
情報を低速信号の情報に置き換えて多重化し、該低速信
号が多重化された高速信号を高速信号の速度で伝送する
ようにしたものであり、高速信号の速度と等しい速度で
高速信号及び低速信号を同時に伝送することができる高
速信号と低速信号の多重方法を実現しうるという作用を
有する。
【0013】本発明の請求項2に記載の発明は、入力し
た高速信号と低速信号とをフレームに多重化して伝送す
る高速信号と低速信号の多重方法であって、高速信号の
予め定められた所定の位置ごとに高速信号の情報を低速
信号の情報に置き換えて多重化し、該低速信号が空きの
場合は高速信号との置き換えは行わず、前記低速信号が
多重化された高速信号を高速信号の速度で伝送するよう
にしたものであり、空きビットを挿入せずに、効率よ
く、高速信号の速度と等しい速度で高速信号及び低速信
号を同時に伝送することができる高速信号と低速信号の
多重方法を実現しうるという作用を有する。
【0014】本発明の請求項3に記載の発明は、入力し
た高速信号と低速信号とをパケットに多重化して伝送す
る高速信号と低速信号の多重方法であって、前記高速信
号から所定のビット数の情報を抽出し、該所定のビット
数の情報のうち予め定められた位置の情報を前記低速信
号の情報と置き換えて多重化し、前記低速信号が多重化
された高速信号によりパケットを構成し、該パケットを
高速信号の速度で伝送するようにしたものであり、パケ
ット通信において、高速信号の速度と等しい速度で高速
信号及び低速信号を同時にパケット伝送することができ
る高速信号と低速信号の多重方法を実現しうるという作
用を有する。
【0015】本発明の請求項4に記載の発明は、入力し
た高速信号と低速信号とをパケットに多重化して伝送す
る高速信号と低速信号の多重方法であって、前記高速信
号から所定のビット数の情報を抽出し、該所定のビット
数の情報のうちパケットヘッダにより定められた位置の
情報を前記低速信号の情報と置き換えて多重化し、前記
低速信号が多重化された高速信号によりパケットを構成
してパケットヘッダを付加し、該パケットを高速信号の
速度で伝送するようにしたものであり、パケットヘッダ
の制御により低速信号の情報量に合わせた高速信号に対
する低速信号の多重位置の設定が可能であり、高速信号
の速度と等しい速度で高速信号及び低速信号を同時にパ
ケット伝送することができる高速信号と低速信号の多重
方法を実現しうるという作用を有する。
【0016】本発明の請求項5に記載の発明は、入力し
た高速信号と低速信号とをフレームに多重化して伝送す
る高速信号と低速信号の多重方法であって、前記フレー
ムに付加される情報格納領域ヘッダに含まれているシー
ケンス番号に対応する高速信号の位置ごとに該高速信号
の情報を低速信号の情報に置き換えて多重化し、該多重
化された情報に情報格納領域ヘッダを付加して情報格納
領域を構成し、前記低速信号が多重化された高速信号か
らなる情報格納領域を高速信号の速度で伝送するように
したものであり、ATMセル57の情報格納領域ヘッダ
に書き込まれているシーケンス番号を低速信号の多重位
置のオフセットとして使用することにより、信号のずれ
のために生じるジッタがない低速信号の伝送が可能とな
り、高速信号及び低速信号を効率よく伝送することがで
きる高速信号と低速信号の多重方法を実現しうるという
作用を有する。
【0017】本発明の請求項6に記載の発明は、前記低
速信号の情報は監視制御情報が含まれる第1のマルチフ
レームから抽出され、前記高速信号の情報は主情報が含
まれる第2のマルチフレームから抽出されて主情報/監
視制御情報フォーマットが形成され、該主情報/監視制
御情報フォーマットにより情報格納領域が構成されるよ
うにしたものであり、空きビットは挿入せず、高速信号
及び低速信号を効率よく伝送することができる高速信号
と低速信号の多重方法を実現しうるという作用を有す
る。
【0018】以下、添付図面、図1乃至図6に基づき本
発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明の第
1の実施の形態における多重方法による主情報と監視制
御情報との多重構成を示す図、図2は本発明の第2の実
施の形態における多重方法による主情報と監視制御情報
との多重構成を示す図、図3は本発明の第3の実施の形
態における多重方法による主情報と監視制御情報との多
重構成を示す図、図4は本発明の第4の実施の形態にお
ける多重方法による主情報と監視制御情報との多重構成
を示す図、図5は本発明の第5の実施の形態における多
重方法において主情報/監視制御情報マルチフレームの
多重構成を示す図、図6は本発明の第5の実施の形態に
おける主情報/監視制御情報マルチフレームの多重方法
においてATMセル構成を示す図である。
【0019】まず、図1を参照して、本発明の第1の実
施の形態における多重方法により構成される伝送情報の
構成について説明する。図1は高速信号としての主情報
と低速信号としての監視制御情報とを時分割多重フレー
ム内に多重構成した伝送情報の構成図である。図1にお
いて、11は一定の固定速度で連続して入力する主情報
の構成、12は主情報の8分の1の速度で連続して入力
する監視制御情報の構成、13は主情報に監視制御情報
が組み込まれた(主情報が監視制御情報に置き換えられ
た)情報を主情報と同じ速度で伝送するよう出力される
主情報/監視制御情報の構成を示し、10は主情報11
と監視制御情報12とを入力して多重化し、主情報/監
視制御情報13を出力する多重化装置である。
【0020】尚、図1に示す伝送情報は8ビット並列
(オクテットを構成)で伝送される場合の例であり、そ
の監視制御情報12及び主情報/監視制御情報13の網
かけ部は監視制御情報の存在を示し、本実施の形態で
は、監視制御情報12は主情報11の1オクテット毎に
1ビット伝送することはできるが、速度が主情報11の
8分の1であるため、8オクテット伝送される毎に(時
間的に8ビット)1ビット伝送することができる。
【0021】次に、同じく図1を参照して、上記の第1
の実施の形態における多重方法に従って構成される伝送
情報の構成方法または動作について説明する。上記の構
成において、主情報11と監視制御情報12とが同時に
伝送される場合、多重化装置10は主情報11の予め定
められた所定の位置(TTCの規定による)、すなわ
ち、本実施の形態においては、最も重要でないビット位
置(図1の構成では、主情報11の並列8ビット構成
(オクテット)のうち8番目のビット位置、その他どの
ビット位置でもよい)に監視制御情報12の1ビットを
書込み、図の主情報/監視制御情報13に示すように、
最初の8ビット並列伝送情報の内、7ビットの主情報と
1ビットの監視制御情報の8ビット構成となるよう多重
を繰り返し、主情報/監視制御情報13に構成した後、
伝送路に対し出力する。従って、監視制御情報12は1
オクテットの8番目のビット位置において、時間的に8
ビット伝送される毎に1ビットづつ伝送されることにな
る。
【0022】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、主情報の中に監視制御情報を組み込むようにしたの
で、主情報(高速信号)を伝送することにより主情報と
ともに監視制御情報(低速信号)も同時に伝送されるよ
うにして、高速信号及び低速信号を効率よく伝送するこ
とができる多重方法を実現することができる。
【0023】次に、図2を参照して、本発明の第2の実
施の形態における多重方法により構成される伝送情報の
構成について説明する。図2は高速信号としての主情報
と低速信号としての監視制御情報とを時分割多重フレー
ム内に多重構成した伝送情報の構成図である。図2にお
いて、21は一定の固定速度で連続して入力する主情報
の構成、22は主情報の8分の1の速度で連続して入力
する監視制御情報の構成、23は主情報に監視制御情報
が組み込まれた(主情報が監視制御情報に置き換えられ
た)情報を主情報と同じ速度で伝送するよう出力される
主情報/監視制御情報の構成を示す。
【0024】また、図2に示す伝送情報は8ビット並列
(オクテットを構成)で伝送される場合の例であり、そ
の監視制御情報22及び主情報/監視制御情報23の網
かけ部は監視制御情報の存在を示す。また、本実施の形
態においては、監視制御情報22の第1番目のビットと
第9番目のビットとに監視制御情報が存在し、第2番目
乃至第8番目のビットは空きビットであるものとする。
また、本実施の形態における多重化装置10(図1)に
よる伝送情報の構成方法または動作は以下に示すように
して行われる。
【0025】次に、同じく図2を参照して、上記の第2
の実施の形態における多重方法に従って構成される伝送
情報の構成方法または動作について説明する。上記の構
成において、主情報21と監視制御情報22とが同時に
伝送される場合、多重化装置10は予め定められた所定
の位置、すなわち、本実施の形態においては、主情報2
1の第1オクテットの最も重要でないビット位置(図2
の構成では、8番目のビット位置、その他どのビット位
置でもよい)に監視制御情報22の1ビットを書き込
み、図の主情報/監視制御情報23に示すように、7ビ
ットの主情報と1ビットの監視制御情報の8ビット構成
にして多重を繰り返し、主情報/監視制御情報23に構
成した後、伝送路に対して出力する。
【0026】本実施の形態の場合、空きビットを挿入し
ないようにするため、第2オクテットから第8オクテッ
トまでの主情報21には監視制御情報22を書き込ま
ず、次の第9オクテットの最も重要でないビット位置
(本実施の形態では8番目のビット位置)に次の監視制
御情報22を書き込むようにした。しかし、第2乃至第
8オクテット間に空きでない監視制御情報ビットがあれ
ば、他のオクテット(例えば、第5オクテット)でも監
視制御情報22を書き込むようにしてもよい。
【0027】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、主情報21の中に監視制御情報を組み込むように
し、その際、空きビットを挿入しないようにしたため、
主情報21(高速信号)を伝送することにより主情報と
ともに監視制御情報(低速信号)も同時に伝送されるよ
うにして、高速信号及び低速信号を効率よく伝送するこ
とができる多重方法を実現することができる。
【0028】次に、図3を参照して、本発明の第3の実
施の形態における多重方法により構成される伝送情報の
構成について説明する。図3は高速信号としての主情報
と低速信号としての監視制御情報とをパケットに多重構
成した伝送情報の構成図である。図3において、31は
一定の固定速度で連続して入力する主情報の構成、32
は主情報の8分の1の速度で連続して入力する監視制御
情報の構成、33は主情報(8ビット)に監視制御情報
(1ビット)が組み込まれた(主情報が監視制御情報に
置き換えられた)主情報/監視制御情報フォーマットの
構成、34はパケットヘッダが付加され伝送路上に出力
されるパケットの構成を示す。尚、本実施の形態におけ
る多重化装置10(図1)による伝送情報の構成方法ま
たは動作は以下に示すようにして行われる。
【0029】次に、同じく図3を参照して、上記の第3
の実施の形態における多重方法に従って構成される伝送
情報の構成方法または動作について説明する。上記の構
成において、主情報31と監視制御情報32とが同一パ
ケットで同時に伝送される場合、多重化装置10は主情
報31から長さ8ビットの主情報を抽出し、監視制御情
報32から監視制御情報(1ビット)を抽出する。抽出
された主情報の8ビットのうち、最も重要でないビット
位置(図3の構成では、抽出された主情報の8ビット構
成のうち、1番目のビット位置、その他どのビット位置
でもよい)に抽出された監視制御情報32の1ビットを
上書きする。
【0030】抽出された主情報の残りの7ビットは変更
しない。このようにして、8ビットの主情報/監視制御
情報フォーマット33を構成する。そして、主情報/監
視制御情報フォーマット33をパケットペイロード(伝
送信号が格納された部分)とし、パケットヘツダを付加
してパケット34を構成した後、伝送路に対して出力す
る。
【0031】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、パケット通信において、主情報31の最初のビット
にのみ監視制御情報32を書き込み、その後空きビット
は挿入しないようにして監視制御情報32を書き込まな
いようにしたため、効率よく高速信号及び低速信号を伝
送することができる多重方法を実現することができる。
【0032】次に、図4を参照して、本発明の第4の実
施の形態における多重方法により構成される伝送情報の
構成について説明する。図4は高速信号としての主情報
と低速信号としての監視制御情報とをパケットに多重構
成する伝送情報の構成図である。図4において、41は
伝送するパケットに付加するパケットヘッダ、42は主
情報(8ビット)に監視制御情報(1ビット)が組み込
まれた(主情報が監視制御情報に置き換えられた)主情
報/監視制御情報フォーマットの構成、43はパケット
ヘツダが付加され伝送路上に出力されるパケットの構成
を示す。尚、図4において、固定速度で連続して入力さ
れる主情報の構成及び主情報の8分の1の速度で連続し
て入力される監視制御情報の構成については、上記第3
の実施の形態に示したものと同様のため、その図示は省
略してある。
【0033】また、パケットヘッダ41内には低速信号
(監視制御情報)の多重位置を示す情報が含まれてお
り、本実施の形態における多重化装置10には、パケッ
トヘッダ41内に含まれている低速信号の多重位置を示
す情報を読み取るパケットヘッダ処理回路が設けられて
おり、多重化装置10による伝送情報の構成方法または
動作は以下に示すようにして行われる。
【0034】次に、同じく図4を参照して、上記第4の
実施の形態における多重方法に従って構成されるパケッ
ト伝送情報の構成方法または動作について説明する。上
記の構成において、主情報と監視制御情報とが同一パケ
ットで同時に伝送される場合、多重化装置10は主情報
から長さ8ビットの主情報を抽出し、監視制御情報から
1ビットの監視制御情報を抽出する。
【0035】多重化装置10内のパケットヘッダ処理回
路においてパケットヘッダ41から読み取られた低速信
号の多重位置を示す情報に従い、抽出された主情報の8
ビットの何れかに対し、監視制御情報の多重位置を決定
する。そして、主情報8ビットのうち、決定された多重
位置(図4の構成では、抽出された主情報8ビット構成
のうち、1番目のビット位置、その他どのビット位置で
もよい)に監視制御情報1ビットを上書きする。
【0036】それ以外の抽出された主情報の残りの7ビ
ットは変更しない。このようにして、主情報/監視制御
情報フォーマット42を構成する。そして、主情報/監
視制御情報フォーマット42をパケットペイロードと
し、パケットヘツダ41を付加してパケット43を構成
した後、伝送路に対して出力する。
【0037】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、パケット通信において、パケットヘッダ41内に含
まれている低速信号の多重位置を示す情報の制御により
低速信号(監視制御情報)の多重位置を決定するように
したため、低速信号の情報量に合わせた多重位置の設定
が可能となり、効率よく高速信号及び低速信号を伝送す
ることができる多重方法を実現することができる。
【0038】次に、図5及び図6を参照して、本発明の
第5の実施の形態における多重方法により構成される伝
送情報の構成について説明する。図5及び図6は高速信
号としての音声信号と低速信号としての監視制御情報と
を時分割多重フレーム内に多重構成する伝送情報の構成
図であり、図5には主情報/監視制御情報マルチフレー
ムの構成を示し、図6にはATMセル構成の手順を示
す。
【0039】図5において、51は8オクテットからな
る監視制御情報用タイムスロットの構成、52は1フレ
ームの伝送情報(タイムスロットTS0〜TS31で構
成)に対し8オクテットの監視制御情報用タイムスロッ
ト(TS0)を組み込んだ(主情報(チャンネルCH1
〜CH30)はタイムスロットTS1〜TS31にあ
る)主情報/監視制御情報フレームの構成、53は8個
の主情報/監視制御情報フレーム52(F1〜F8)か
らなる主情報/監視制御情報マルチフレームの構成を示
す。
【0040】また、図6において、54は主情報/監視
制御情報マルチフレーム53に示すような監視制御情報
を有する第1マルチフレームと各タイムスロットが8オ
クテットからなる主情報の第2マルチフレームとを有す
る主情報/監視制御情報マルチフレームの構成、55は
第2マルチフレームから8オクテット抽出されたチャン
ネルCHiの主情報に対し第1マルチフレームのチャン
ネルCHiからの監視制御情報ビットを組み込んだ(主
情報が監視制御情報に置き換えられた)主情報/監視制
御情報フォーマットの構成を示す。
【0041】また、56は8オクテットごとに監視制御
情報ビットを組み込んだ伝送情報に情報格納領域ヘツダ
を付加した情報格納領域(ペイロード)の構成、57は
情報格納領域にATMヘッダを付加したATMセルの構
成を示したものである。尚、本実施の形態における多重
化装置10(図1)による伝送情報の構成方法または動
作は以下に示すようにして行われる。
【0042】次に、図5及び図6を参照して、上記の第
5の実施の形態における多重方法に従って多重フレーム
に構成される伝送情報の構成方法または動作について説
明する。上記の構成において、まず、例えば、監視制御
情報用タイムスロット51(TS0)と各チャンネルC
H1〜CH30からなるタイムスロットTS1〜TS3
1とにより主情報/監視制御情報フレーム52が構成さ
れ、例えば、8個の主情報/監視制御情報フレーム52
(F1〜F8)により主情報/監視制御情報マルチフレ
ーム53が構成される。
【0043】そこで、多重化装置10は主情報/監視制
御情報マルチフレーム54の第1マルチフレームを分解
して、各チャンネル(CHi)の監視制御情報をタイム
スロット(8オクテット)ごとに抽出して保持する。次
の第2のマルチフレームを受信すると、長さ8オクテッ
トの主情報を抽出する。主情報8オクテットのうち第1
オクテットのもっとも重要でないビットに監視制御情報
を上書きする。
【0044】第2オクテット〜第8オクテットの主情報
は変更しない。このようにして、主情報/監視制御情報
フォーマット55を構成する。そして、主情報/監視制
御情報フォーマット55を47個、合計376オクテッ
ト並べて情報格納領域56を組み立てる。その後、情報
格納領域56に情報格納領域ヘッダ及びATMヘッダを
付加してATMセル57を構成する。
【0045】また、ATMセル57の情報格納領域ヘッ
ダには、各ATMセル57のシーケンス番号(例えば、
0〜7を反復)が書き込まれており、そのシーケンス番
号を監視制御情報の多重位置のオフセットとして、すな
わち、多重位置の位置のずらしを示す数として用いるこ
とができる。例えば、情報格納領域56において、シー
ケンス番号が0であれば、監視制御情報はそれに対応し
てまずオクテット0の多重位置に組み込まれ、それから
8オクテットごとに(次はオクテット8)組み込まれ
る。同様に、次はシーケンス番号は1であるから、監視
制御情報はその数に対応してオクテット1の多重位置に
組み込まれ、それから8オクテットごとに(次はオクテ
ット9)組み込まれ、以下同様とする。
【0046】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、ATMセル57の情報格納領域ヘッダに書き込まれ
ているシーケンス番号を監視制御情報など低速信号の多
重位置のオフセット(多重位置の位置のずらしを示す
数)として使用すれば、情報格納領域ヘッダを除きシー
ケンス順に並べられた監視制御情報は等間隔で伝送され
るため、信号間にずれがなく、信号のずれのために生じ
るジッタがない低速信号の伝送が可能となり、高速信号
及び低速信号を効率よく伝送することができる多重方法
を実現することができる。
【0047】
【発明の効果】本発明による多重方法は、以上説明した
ように構成し、特に、高速信号のある一定の位置(固定
位置)を低速信号に置き換えて多重化するようにしたこ
とにより、空きビットを伝送しないで高速信号と低速信
号とを効率よく伝送することができ、また回路量が少な
く、低速信号の遅延が小さい高速信号と低速信号とを多
重通信することができる多重方法を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における多重方法に
よる主情報と監視制御情報との多重構成を示す図
【図2】本発明の第2の実施の形態における多重方法に
よる主情報と監視制御情報との多重構成を示す図
【図3】本発明の第3の実施の形態における多重方法に
よる主情報と監視制御情報との多重構成を示す図
【図4】本発明の第4の実施の形態における多重方法に
よる主情報と監視制御情報との多重構成を示す図
【図5】本発明の第5の実施の形態における多重方法に
おいて主情報/監視制御情報マルチフレームの多重構成
を示す図
【図6】本発明の第5の実施の形態における主情報/監
視制御情報マルチフレームの多重方法においてATMセ
ルの構成を示す図
【図7】従来の多重方法において高速信号として主情報
を低速信号として監視制御情報を多重化して伝送する場
合の多重方法を示す図
【符号の説明】
10、69 多重化装置 11、21、61 主情報 12、22、62 監視制御情報 13、23、63 主情報/監視制御情報 31 主情報 32 監視制御情報 33、42 主情報/監視制御情報フォーマット 34、43 伝送路上のパケット 41 パケットヘッダ 51 監視制御情報用タイムスロット 52 主情報/監視制御情報フレーム 53、54 主情報/監視制御情報マルチフレーム 55 主情報/監視制御情報フォーマット 56 情報格納領域 57 ATMセル 64 ATMセルヘッダ 65 主情報用ビット部 66 監視制御情報ビット部 67 主情報セル 68 オーバーヘッドセル(監視制御情報セル)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 樋口 信一 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力した高速信号と低速信号とをフレーム
    に多重化して伝送する高速信号と低速信号の多重方法で
    あって、高速信号の予め定められた所定の位置ごとに高
    速信号の情報を低速信号の情報に置き換えて多重化し、
    該低速信号が多重化された高速信号を高速信号の速度で
    伝送する各工程からなることを特徴とする高速信号と低
    速信号の多重方法。
  2. 【請求項2】入力した高速信号と低速信号とをフレーム
    に多重化して伝送する高速信号と低速信号の多重方法で
    あって、高速信号の予め定められた所定の位置ごとに高
    速信号の情報を低速信号の情報に置き換えて多重化し、
    該低速信号が空きの場合は高速信号との置き換えは行わ
    ず、前記低速信号が多重化された高速信号を高速信号の
    速度で伝送する各工程からなることを特徴とする高速信
    号と低速信号の多重方法。
  3. 【請求項3】入力した高速信号と低速信号とをパケット
    に多重化して伝送する高速信号と低速信号の多重方法で
    あって、前記高速信号から所定のビット数の情報を抽出
    し、該所定のビット数の情報のうち予め定められた位置
    の情報を前記低速信号の情報と置き換えて多重化し、前
    記低速信号が多重化された高速信号によりパケットを構
    成し、該パケットを高速信号の速度で伝送する各工程か
    らなることを特徴とする高速信号と低速信号の多重方
    法。
  4. 【請求項4】入力した高速信号と低速信号とをパケット
    に多重化して伝送する高速信号と低速信号の多重方法で
    あって、前記高速信号から所定のビット数の情報を抽出
    し、該所定のビット数の情報のうちパケットヘッダによ
    り定められた位置の情報を前記低速信号の情報と置き換
    えて多重化し、前記低速信号が多重化された高速信号に
    よりパケットを構成してパケットヘッダを付加し、該パ
    ケットを高速信号の速度で伝送する各工程からなること
    を特徴とする高速信号と低速信号の多重方法。
  5. 【請求項5】入力した高速信号と低速信号とをフレーム
    に多重化して伝送する高速信号と低速信号の多重方法で
    あって、前記フレームに付加される情報格納領域ヘッダ
    に含まれているシーケンス番号に対応する高速信号の位
    置ごとに該高速信号の情報を低速信号の情報に置き換え
    て多重化し、該多重化された情報に情報格納領域ヘッダ
    を付加して情報格納領域を構成し、前記低速信号が多重
    化された高速信号からなる情報格納領域を高速信号の速
    度で伝送する各工程からなることを特徴とする高速信号
    と低速信号の多重方法。
  6. 【請求項6】前記低速信号の情報は監視制御情報が含ま
    れる第1のマルチフレームから抽出され、前記高速信号
    の情報は主情報が含まれる第2のマルチフレームから抽
    出されて主情報/監視制御情報フォーマットが形成さ
    れ、該主情報/監視制御情報フォーマットにより情報格
    納領域が構成されることを特徴とする請求項5記載の高
    速信号と低速信号の多重方法。
JP12924396A 1996-04-26 1996-04-26 高速信号と低速信号の多重方法 Pending JPH09298522A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011211718A (ja) * 2000-01-14 2011-10-20 Ericsson Ab 通信システム内のデータ通信方法

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