JPH09298377A - 電子装置の冷却構造 - Google Patents

電子装置の冷却構造

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JPH09298377A
JPH09298377A JP8112873A JP11287396A JPH09298377A JP H09298377 A JPH09298377 A JP H09298377A JP 8112873 A JP8112873 A JP 8112873A JP 11287396 A JP11287396 A JP 11287396A JP H09298377 A JPH09298377 A JP H09298377A
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cooling
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の筐体から構成されるコンピュータシス
テムが必要とする風量を低減する。 【解決手段】 筐体1はダクト4を介して熱交換器3に
つながっており、筐体2はダクト5を介して熱交換器3
につながっている。筐体1,2の内部には夫々被冷却物
である電子回路6,7と、電子回路6,7を冷却する役
割を担う冷却ファン8,9とが内蔵されている。熱交換
器3は筐体1から排出されてダクト4を通して送られて
きた空気を冷却し、冷却した空気をダクト5を通して筐
体2に送り込む。冷却器10は筐体1の排気温度を調節
するための冷媒を熱交換器3に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子装置の冷却構造
に関し、特に各々内部に電子回路を搭載する複数の筐体
から構成されるコンピュータシステムの冷却構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のコンピュータシステムに
おいては、複数の筐体各々の内部を冷却する場合、各筐
体毎に吸気口及び排気口を設けて個別に冷却を行うのが
一般的である。
【0003】この場合、筐体数が増えると、それにとも
なって吸気量及び排気量が増加し、これら吸気量及び排
気量の増加によって複数の筐体の周囲温度が高くなる。
この周囲温度が高くなることで、複数の筐体各々の内部
を十分に冷却できなくなる恐れがある。
【0004】特公平3−65679号公報には密閉筐体
を使用して冷却することで、装置が環境に与える影響を
低減し、あるいは環境条件に左右されない冷却構造を作
る方法が開示されている。
【0005】すなわち、この方法においては、図9に示
すように、密閉形キュービクル30に内蔵された各電子
部品33で発生した熱を熱交換ユニット36を使用して
密閉形キュービクル30の外に排出する構造をとってい
る。
【0006】この場合、密閉形キュービクル30内で発
生した熱は当該キュービクルの周囲環境に排出されるた
め、密閉形キュービクル30の周囲の空気を別の方法で
冷却する必要がある。
【0007】密閉形キュービクル30は大きく分けて箱
枠31と、この箱枠31内に収納される熱交換ユニット
36と、内気還流ダクト(図示せず)とから構成されて
いる。箱枠31はその内側に複数段の棚32が設けら
れ、複数段の棚32各々に夫々電子部品33が引出し式
に収納されている。
【0008】また、箱枠31は各電子部品33の収納口
を前面パネル34で塞ぐことにより密閉されている。さ
らに、箱枠31の最下部前面には開口部が形成され、通
常、その開口部はカバー35で塞がれている。
【0009】一方、箱枠31の最上部の棚32には熱交
換ユニット36が引出し式に収納されており、その収納
口は前面パネル37によって塞がれている。この前面パ
ネル37には外気を導入する吸気口(図示せず)が形成
され、その内側には金網38が張られている。
【0010】金網38を越えた内側には入気室R1が形
成され、この入気室R1から複数本の冷却管(図示せ
ず)が排気室R2まで延長して開口している。排気室R
2内には外気流通ファン(図示せず)が設けられ、これ
により外気を導入・排出している。尚、冷却管の上方に
は内気循環ファン39が設けられ、これらによって熱交
換ユニット36が構成されている。
【0011】熱交換ユニット36を箱枠31に収納した
時、排気室R2は箱枠31の仕切り壁40と僅かな隙間
をもって対向する。仕切り壁40には通気口41が穿設
され、この通気口41を囲むように、隙間を埋めるパッ
キング46が排気室R2側あるいは仕切り壁40側に設
けられている。通気口41の外側には上向きに開口する
排気風導42が形成されている。
【0012】箱枠31の最下部前面に形成された開口部
がカバー35で塞がれている部分には配線室43が設け
られており、その配線室43内に収納された配線板44
には配線コネクタ45及び配線47が接続されている。
【0013】このような構造において、外気は前面パネ
ル37の吸気口→金網38→入気室R1→冷却管→排気
室R2→外気流通ファン→通気口41→排気風導42か
らなる外気流路を貫流する。
【0014】これに対し、内気は電子部品33が収納さ
れた箱枠31内→冷却管間→内気循環ファン39→上部
の内気連通口(図示せず)→内気還流ダクト→下部の内
気連通口(図示せず)→配線室43→電子部品33が収
納された箱枠31内からなる内気循環路を一方向に循環
する。
【0015】上記の方法以外にも、複数個並置されたキ
ュービクルに対して並列に冷却空気を強制循環させる密
閉式冷却構造が提案されている。この構造については、
実開昭61−207093号公報に開示されている。
【0016】この密閉式冷却構造においては、図10に
示すように、並置された並置キュービクル55群のほぼ
中央の位置に、熱交換器54を備えかつ並置キュービク
ル55に内蔵された半導体変換装置51の冷却空気を強
制循環させるファン53を内蔵するファンキュービクル
56を配置する。
【0017】半導体変換装置51で発生した熱を含む並
置キュービクル55内の気体は、ファンキュービクル5
6内のファン53によってダクト57からダンパ58を
介して共通ダクト52内に吸い込まれ、ファンキュービ
クル56に集められて熱交換器54によって冷却され
る。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のコンピ
ュータシステムの冷却構造では、筐体周囲の気体を筐体
内部に取込んで筐体内の被冷却物を冷却しているので、
複数の筐体各々の内部を冷却する際に筐体数の増加にと
もなって吸気量が増加して複数の筐体各々を十分に冷却
できなくなることがあり、筐体周囲の気体を設置環境に
用意されているエアコンディショナによって冷却しなけ
ればならない。
【0019】筐体の大きさがパーソナルコンピュータや
ワークステーションのレベルであれば、筐体数の増加に
伴うエアコンディショナの負担増加は問題とはならない
が、筐体がそれ専用の設置場所を要するような汎用コン
ピュータやスーパーコンピュータ等になると、筐体が1
台増える毎に数十〜数百m3 /minの冷却用の空気を
必要とする。
【0020】この場合、筐体の設置場所に備えるエアコ
ンディショナを増設することで対応しているが、筐体が
その設置場所に偏在するような場合にはエアコンディシ
ョナの冷却能力や設置台数、あるいは設置位置について
検討しなければならず、必要な場所に必要な風量を供給
することが難しくなってきている。
【0021】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、複数の筐体から構成されるコンピュータシステム
が必要とする風量を低減することができる電子装置の冷
却構造を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明による第1の電子
装置の冷却構造は、各々内部に電子回路を搭載する第1
及び第2の筐体と、前記第1の筐体内の電子回路で発生
した熱を含みかつ前記第1の筐体から排出される気体を
冷却して前記第2の筐体に供給する熱交換器と、前記第
1の筐体の排気口と前記熱交換器の吸入口とを接続する
第1のダクトと、前記熱交換器の吐出口と前記第2の筐
体の吸気口とを接続する第2のダクトとを備えている。
【0023】本発明による第2の電子装置の冷却構造
は、上記の構成のほかに、前記第1の筐体から排気され
る気体の温度を基に前記熱交換器の熱交換能力を可変制
御する手段を具備している。
【0024】本発明による第3の電子装置の冷却構造
は、上記の構成のほかに、前記第2の筐体に吸気される
気体の温度を基に前記熱交換器の熱交換能力を可変制御
する手段を具備している。
【0025】本発明による第4の電子装置の冷却構造
は、上記の構成のほかに、前記第1のダクトと前記第1
の筐体外部との間に配設されかつ開閉自在な第1の可動
板と、前記第2のダクトと前記第2の筐体外部との間に
配設されかつ開閉自在な第2の可動板とを具備してい
る。
【0026】本発明による第5の電子装置の冷却構造
は、上記の構成のほかに、前記第1の筐体から排気され
る気体の温度を検出する第1の温度検出手段と、前記第
2の筐体に吸気される気体の温度を検出する第2の温度
検出手段と、前記第2の筐体に吸気される気体の風速を
検出する風速検出手段と、前記第1及び第2の温度検出
手段各々の検出結果と前記風速検出手段の検出結果とを
基に前記熱交換器の故障を検出する故障検出手段と、前
記故障検出手段の検出結果を基に前記第1及び第2の可
動板各々の開閉を制御する制御手段とを具備している。
【0027】本発明による第6の電子装置の冷却構造
は、各々内部に電子回路を搭載する第1から第3の筐体
と、前記第1の筐体内の電子回路で発生した熱を含みか
つ前記第1の筐体から排出される気体を冷却して前記第
2の筐体に供給する第1の熱交換器と、前記第2の筐体
内の電子回路で発生した熱を含みかつ前記第2の筐体か
ら排出される気体を冷却して前記第3の筐体に供給する
第2の熱交換器と、前記第1の筐体の排気口と前記第1
の熱交換器の吸入口とを接続する第1のダクトと、前記
第1の熱交換器の吐出口と前記第2の筐体の吸気口とを
接続する第2のダクトと、前記第2の筐体の排気口と前
記第2の熱交換器の吸入口とを接続する第3のダクト
と、前記第2の熱交換器の吐出口と前記第3の筐体の吸
気口とを接続する第4のダクトとを備えている。
【0028】本発明による第7の電子装置の冷却構造
は、各々内部に電子回路を搭載する第1及び第2の筐体
と、前記第1の筐体内の電子回路で発生した熱を含みか
つ前記第1の筐体から排出される気体を冷却して前記第
2の筐体に供給する第1の熱交換器と、前記第2の筐体
内の電子回路で発生した熱を含みかつ前記第2の筐体か
ら排出される気体を冷却して前記第1の筐体に供給する
第2の熱交換器と、前記第1の筐体の排気口と前記第1
の熱交換器の吸入口とを接続する第1のダクトと、前記
第1の熱交換器の吐出口と前記第2の筐体の吸気口とを
接続する第2のダクトと、前記第2の筐体の排気口と前
記第2の熱交換器の吸入口とを接続する第3のダクト
と、前記第2の熱交換器の吐出口と前記第1の筐体の吸
気口とを接続する第4のダクトとを備えている。
【0029】
【発明の実施の形態】まず、本発明の作用について以下
に述べる。
【0030】第1の筐体は内蔵されている発熱部品であ
る電子回路を周囲環境から取込んだ空気で冷却し、この
冷却によって温度上昇した空気を排気口から排出する。
第1の筐体から排出された空気は第1のダクトを通って
熱交換器へと送られる。
【0031】熱交換器では第1の筐体から送られてきた
空気を冷却して第2の筐体の吸気口につながる第2のダ
クトへ排出する。ここで、第1の筐体内で発生した熱量
は熱交換器によって取除かれる。
【0032】第2の筐体は熱交換器から排出された空気
を吸気口から取込み、内蔵されている電子回路をその空
気で冷却する。電子回路を冷却した後の空気は第2の筐
体の排気口から周囲環境に排出される。
【0033】また、第2の筐体の排気を第3のダクトを
用いて他の熱交換器に導き、他の熱交換器にて第2の筐
体内の電子回路に対する冷却によって温度上昇した空気
を冷却し、その空気を第4のダクトにて第1の筐体の吸
気口に送ることで、周囲環境から空気を取込むことな
く、第1及び第2の筐体内の電子回路を冷却することが
できる。
【0034】さらに、3台以上の筐体を冷却する場合に
も、その数に応じて熱交換器及びダクトを用意し、それ
ら熱交換器及びダクトと筐体とを上記と同様につなぐこ
とで、そのシステムが冷却に必要とする風量を低減する
ことが可能となる。
【0035】次に、本発明の実施例について図面を参照
して説明する。図1は本発明の一実施例を示す構成図で
ある。図において、筐体1,2は熱交換器3及びダクト
4,5を介してつながっている。すなわち、筐体1はダ
クト4を介して熱交換器3につながっており、筐体2は
ダクト5を介して熱交換器3につながっている。
【0036】筐体1,2の内部には夫々被冷却物である
電子回路6,7と、電子回路6,7を冷却する役割を担
う冷却ファン8,9とが内蔵されている。熱交換器3は
筐体1からダクト4を介して排出されてきた空気を冷却
し、冷却した空気をダクト5を介して筐体2に供給す
る。ここで、熱交換器3に供給されかつ筐体1の排気温
度を調節するための冷媒は筐体1,2及び熱交換器3が
設置されている場所とは別の場所に設置されている冷却
器10から供給される。
【0037】図2は本発明の一実施例の動作を示す図で
ある。これら図1及び図2を用いて本発明の一実施例の
動作について説明する。
【0038】筐体1は周囲環境から冷却に必要な空気を
吸気口から内部に取込み、取込んだ空気を用いて冷却フ
ァン8の働きによって電子回路6を冷却する。この取込
んだ空気は電子回路6を冷却した後に冷却ファン8の働
きによって排気口からダクト4に排出される。
【0039】筐体1から排出された空気はダクト4を通
って熱交換器3に送られる。熱交換器3にはその空気を
冷却するための冷媒が冷却器10から供給されており、
筐体1内の電子回路6を冷却して温度が上昇した空気を
冷媒によって筐体1の吸気口における温度のレベルまで
下げる。
【0040】この場合、筐体2に内蔵されている電子回
路7の発熱量が電子回路6よりも大きく、冷却条件が厳
しい場合には筐体1から排出された空気を電子回路7の
冷却に必要な温度まで下げることができる程度の冷却能
力を有する熱交換器を用意すればよい。
【0041】熱交換器3によって低温となった空気はダ
クト5を通って筐体2に送られる。筐体2ではダクト5
を通って送られてくる空気を用いて冷却ファン9の働き
によって電子回路7を冷却する。電子回路7を冷却して
温度が上昇した空気は冷却ファン9の働きによって排気
口から周囲環境に排出される。
【0042】熱交換器3内部で筐体1の排気から熱を奪
った冷媒は冷却器10にて冷却され、再度熱交換器3に
送られる。すなわち、冷却器10は電子回路6で発生し
た熱量に対する冷却を行う。尚、3台以上の筐体を冷却
する場合には、その数に応じて熱交換器及びダクトを用
意し、それら熱交換器及びダクトと筐体とを上記のよう
につなぐことで、システムが冷却に必要とする風量を低
減することができる。
【0043】図3は本発明の他の実施例を示す構成図で
ある。図において、筐体1,2は熱交換器3,11及び
ダクト4,5,12,13を介してつながっている。す
なわち、筐体1はダクト4を介して熱交換器3につなが
っており、熱交換器3はダクト5を介して筐体2につな
がっている。また、筐体2はダクト12を介して熱交換
器11につながっており、熱交換器11はダクト13を
介して筐体1につながっている。
【0044】すなわち、本発明の他の実施例による冷却
システムは筐体1,2及び熱交換器3と、それらをつな
ぐためのダクト4,5,12,13とから構成されてい
る閉空間内を流れる空気によって筐体1,2内に夫々内
蔵されている電子回路6,7を冷却するシステムとなっ
ている。
【0045】筐体1の吸気口から入ってきた空気は電子
回路6を冷却した後、冷却ファン8によってダクト4に
送り込まれる。電子回路6を冷却した空気はダクト4を
経由して熱交換器3に入り、電子回路6を冷却すること
で上昇した温度を筐体2内の電子回路7の冷却に必要な
温度まで冷却する。熱交換器3で冷却された空気はダク
ト5を通って筐体2内に送り込まれ、電子回路7を冷却
した後、冷却ファン9によってダクト12に送り込まれ
る。
【0046】電子回路7を冷却した空気はダクト12を
経由して熱交換器11に入り、電子回路7を冷却するこ
とで上昇した温度を筐体1内の電子回路6の冷却に必要
な温度まで冷却する。熱交換器11で冷却された空気は
ダクト13を通って筐体1内に送り込まれ、電子回路6
を冷却した後、冷却ファン8によってダクト4に送り込
まれる。
【0047】このシステムの場合、電子回路6を冷却し
て温度が上昇した空気の冷却処理を熱交換器3が受け持
ち、電子回路7を冷却して温度が上昇した空気の冷却処
理を熱交換器11が受け持っている。
【0048】これによって、周囲環境から冷却用の空気
を補充することなく、システム全体の冷却を行うことが
可能となるため、筐体1,2の設置環境に対する冷却性
能上の制限事項が大幅に緩和される。尚、3台以上の筐
体を冷却する場合には、その数に応じて熱交換器及びダ
クトを用意し、それら熱交換器及びダクトと筐体とを上
記のようにつなぐことで、上記のような効果が得られ
る。
【0049】図4は本発明の別の実施例を示す構成図で
ある。図において、本発明の別の実施例による冷却シス
テムはダクト4内に温度センサ15を設け、この温度セ
ンサ15で検出された温度に応じて能力制御回路14に
より熱交換器3の冷却能力を可変制御するようにした以
外は図1に示す本発明の一実施例と同様の構成となって
おり、同一構成要素には同一符号を付してある。また、
同一構成要素の動作は本発明の一実施例と同様である。
【0050】能力制御回路14は温度センサ15で検出
された筐体1の排気温度が予め設定された所定温度以上
か、あるいは所定温度以下かを判定し、その判定結果に
応じて冷却器10を制御して冷媒の熱交換器3への供給
量を調整する。
【0051】これによって、排気温度が高ければ熱交換
器3の冷却能力を上げ、排気温度が低ければ熱交換器3
の冷却能力を下げることで、熱交換器3から筐体2に供
給される空気の温度を電子回路7を冷却するために必要
な温度とすることができる。
【0052】尚、ダクト4,12に温度センサを配置
し、それら温度センサで検出された温度を基に熱交換器
3,11に対応する冷却器各々を制御するようにすれ
ば、本発明の他の実施例に本発明の別の実施例を適用す
ることができる。
【0053】図5は本発明のさらに別の実施例を示す構
成図である。図において、本発明のさらに別の実施例に
よる冷却システムはダクト5内に温度センサ17を設
け、この温度センサ17で検出された温度に応じて能力
制御回路16により熱交換器3の冷却能力を可変制御す
るようにした以外は図1に示す本発明の一実施例と同様
の構成となっており、同一構成要素には同一符号を付し
てある。また、同一構成要素の動作は本発明の一実施例
と同様である。
【0054】能力制御回路16は温度センサ17で検出
された筐体2の吸気温度が予め設定された所定温度以上
か、あるいは所定温度以下かを判定し、その判定結果に
応じて冷却器10を制御して冷媒の熱交換器3への供給
量を調整する。
【0055】これによって、排気温度が高ければ熱交換
器3の冷却能力を上げ、排気温度が低ければ熱交換器3
の冷却能力を下げることで、熱交換器3から筐体2に供
給される空気の温度を電子回路7を冷却するために必要
な温度とすることができる。
【0056】尚、ダクト5,13に温度センサを配置
し、それら温度センサで検出された温度を基に熱交換器
3,11に対応する冷却器各々を制御するようにすれ
ば、本発明の他の実施例に本発明のさらに別の実施例を
適用することができる。
【0057】図6は本発明のさらにまた別の実施例を示
す構成図である。図において、本発明のさらにまた別の
実施例による冷却システムは可動板18,19と温度セ
ンサ20,21と風速センサ22と開閉制御装置23と
を設けた以外は図1に示す本発明の一実施例と同様の構
成となっており、同一構成要素には同一符号を付してあ
る。また、同一構成要素の動作は本発明の一実施例と同
様である。
【0058】可動板18はダクト4に取付けられてお
り、開閉制御装置23からの電気信号に応じて開閉す
る。可動板19は筐体2の吸気口に取付けられており、
開閉制御装置23からの電気信号に応じて開閉する。
【0059】温度センサ20はダクト4内に配設されて
おり、熱交換器3の吸気口の温度を計測する。温度セン
サ21はダクト5内に配設されており、熱交換器3の吐
出口の温度を計測する。風速センサ22はダクト5内に
配設されており、熱交換器3の吐出口の風速を計測す
る。
【0060】開閉制御装置23は温度センサ20,21
及び風速センサ22各々の計測結果を受取って熱交換器
3の動作状態を監視し、その監視結果に応じて可動板1
8,19を開閉する。
【0061】図7は図6の熱交換器3が正常な時の動作
を示す図であり、図8は図6の熱交換器3が故障した時
の動作を示す図である。これら図6〜図8を用いて本発
明のさらにまた別の実施例の動作について説明する。
【0062】開閉制御装置23は温度センサ20,21
によって熱交換器3の吸気口及び吐出口で計測された温
度の差が予め設定された値よりも大きく、風速センサ2
2によって熱交換器3の吐出口で計測された風速が予め
設定された値よりも大きい場合、可動板18,19を閉
じた状態としておく。よって、筐体1から排出された空
気はダクト4を通って熱交換器3に入り、熱交換器3で
冷却された後にダクト5を通って筐体2に入る(図7参
照)。
【0063】一方、熱交換器3の熱処理を行う部分が故
障した場合、熱交換器3の吸気口と吐出口との温度差が
小さくなる。このとき、開閉制御装置23は温度センサ
20,21によって熱交換器3の吸気口及び吐出口で計
測された温度の差が予め設定された値よりも小さくなる
と、熱交換器3が故障したものと判断し、可動板18,
19を開けた状態とする。よって、筐体1から排出され
た空気はダクト4から周囲環境に排出され、筐体2は周
囲環境の空気を吸気口から吸入して電子回路7の冷却を
行う(図8参照)。
【0064】また、熱交換器3の送風関係の部品が故障
した場合、熱交換器3の吐出口での風速が低下する。こ
のとき、開閉制御装置23は風速センサ22によって熱
交換器3の吐出口で計測された風速が予め設定された値
よりも小さくなると、熱交換器3が故障したものと判断
し、可動板18,19を開けた状態とする。よって、筐
体1から排出された空気はダクト4から周囲環境に排出
され、筐体2は周囲環境の空気を吸気口から吸入して電
子回路7の冷却を行う(図8参照)。
【0065】尚、筐体1,2各々の吸気口及びダクト
4,12に可動板を、ダクト4,12に温度センサを、
ダクト5,13に温度センサ及び風速センサを夫々配置
すれば、本発明の他の実施例に本発明のさらにまた別の
実施例を適用することができる。
【0066】このように、筐体1内の電子回路6を冷却
した空気をダクト4を通して熱交換器3に送り、熱交換
器3で冷却した空気をダクト5を通して筐体2に送り込
むことで、周囲環境から空気を取込むのが筐体1だけと
なるので、筐体1,2に内蔵されている電子回路6,7
を冷却するために筐体1,2に取込む風量を低減するこ
とができる。
【0067】また、筐体1内の電子回路6を冷却した空
気をダクト4を通して熱交換器3に送り、熱交換器3で
冷却した空気をダクト5を通して筐体2に送り込み、筐
体2内の電子回路7を冷却した空気をダクト12を通し
て熱交換器11に送り、熱交換器11で冷却した空気を
ダクト13を通して筐体1に送り込むことで、周囲環境
から冷却用の空気を補充することなく、システム全体の
冷却を行うことが可能となるため、筐体1,2の設置環
境に対する冷却性能上の制限事項が大幅に緩和される。
【0068】さらに、筐体1の排気温度または筐体2の
吸気温度を計測し、この計測結果を基に熱交換器3の冷
却能力を可変制御することによって、熱交換器3から筐
体2に供給される空気の温度を電子回路7を冷却するた
めに必要な温度とすることができる。
【0069】さらにまた、ダクト4及び筐体2の吸気口
に夫々可動板18,19を取付け、熱交換器3の吸気口
の温度と吐出口の温度及び風速とを夫々計測し、その計
測結果により熱交換器3の故障を判定して可動板18,
19を開閉することで、熱交換器3が故障した場合にも
筐体1,2の吸気及び排気を支障なく行うことができ、
電子回路6,7の冷却が可能となる。
【0070】尚、請求項の記載に関連して本発明はさら
に次の態様をとりうる。
【0071】(1)各々内部に電子回路を搭載する第1
から第3の筐体と、前記第1の筐体内の電子回路で発生
した熱を含みかつ前記第1の筐体から排出される気体を
冷却して前記第2の筐体に供給する第1の熱交換器と、
前記第2の筐体内の電子回路で発生した熱を含みかつ前
記第2の筐体から排出される気体を冷却して前記第3の
筐体に供給する第2の熱交換器と、前記第1の筐体の排
気口と前記第1の熱交換器の吸入口とを接続する第1の
ダクトと、前記第1の熱交換器の吐出口と前記第2の筐
体の吸気口とを接続する第2のダクトと、前記第2の筐
体の排気口と前記第2の熱交換器の吸入口とを接続する
第3のダクトと、前記第2の熱交換器の吐出口と前記第
3の筐体の吸気口とを接続する第4のダクトと、前記第
1の筐体から排気される気体の温度を基に前記第1の熱
交換器の熱交換能力を可変制御する手段と、前記第2の
筐体から排気される気体の温度を基に前記第2の熱交換
器の熱交換能力を可変制御する手段とを有することを特
徴とする電子装置の冷却構造。
【0072】(2)前記第1のダクトと前記第1の筐体
外部との間に配設されかつ開閉自在な第1の可動板と、
前記第2のダクトと前記第2の筐体外部との間に配設さ
れかつ開閉自在な第2の可動板と、前記第3のダクトと
前記第2の筐体外部との間に配設されかつ開閉自在な第
3の可動板と、前記第4のダクトと前記第3の筐体外部
との間に配設されかつ開閉自在な第4の可動板とを含む
ことを特徴とする(1)記載の電子装置の冷却構造。
【0073】(3)前記第1の筐体から排気される気体
の温度を検出する第1の温度検出手段と、前記第2の筐
体に吸気される気体の温度を検出する第2の温度検出手
段と、前記第2の筐体に吸気される気体の風速を検出す
る第1の風速検出手段と、前記第2の筐体から排気され
る気体の温度を検出する第3の温度検出手段と、前記第
3の筐体に吸気される気体の温度を検出する第4の温度
検出手段と、前記第3の筐体に吸気される気体の風速を
検出する第2の風速検出手段と、前記第1から第4の温
度検出手段各々の検出結果と前記第1及び第2の風速検
出手段各々の検出結果とを基に前記第1及び第2の熱交
換器各々の故障を検出する故障検出手段と、前記故障検
出手段の検出結果を基に前記第1から第4の可動板各々
の開閉を制御する制御手段とを含むことを特徴とする
(2)記載の電子装置の冷却構造。
【0074】(4)各々内部に電子回路を搭載する第1
から第3の筐体と、前記第1の筐体内の電子回路で発生
した熱を含みかつ前記第1の筐体から排出される気体を
冷却して前記第2の筐体に供給する第1の熱交換器と、
前記第2の筐体内の電子回路で発生した熱を含みかつ前
記第2の筐体から排出される気体を冷却して前記第3の
筐体に供給する第2の熱交換器と、前記第1の筐体の排
気口と前記第1の熱交換器の吸入口とを接続する第1の
ダクトと、前記第1の熱交換器の吐出口と前記第2の筐
体の吸気口とを接続する第2のダクトと、前記第2の筐
体の排気口と前記第2の熱交換器の吸入口とを接続する
第3のダクトと、前記第2の熱交換器の吐出口と前記第
3の筐体の吸気口とを接続する第4のダクトと、前記第
2の筐体に吸気される気体の温度を基に前記第1の熱交
換器の熱交換能力を可変制御する手段と、前記第3の筐
体に吸気される気体の温度を基に前記第2の熱交換器の
熱交換能力を可変制御する手段とを有することを特徴と
する電子装置の冷却構造。
【0075】(5)前記第1のダクトと前記第1の筐体
外部との間に配設されかつ開閉自在な第1の可動板と、
前記第2のダクトと前記第2の筐体外部との間に配設さ
れかつ開閉自在な第2の可動板と、前記第3のダクトと
前記第2の筐体外部との間に配設されかつ開閉自在な第
3の可動板と、前記第4のダクトと前記第3の筐体外部
との間に配設されかつ開閉自在な第4の可動板とを含む
ことを特徴とする(4)記載の電子装置の冷却構造。
【0076】(6)前記第1の筐体から排気される気体
の温度を検出する第1の温度検出手段と、前記第2の筐
体に吸気される気体の温度を検出する第2の温度検出手
段と、前記第2の筐体に吸気される気体の風速を検出す
る第1の風速検出手段と、前記第2の筐体から排気され
る気体の温度を検出する第3の温度検出手段と、前記第
3の筐体に吸気される気体の温度を検出する第4の温度
検出手段と、前記第3の筐体に吸気される気体の風速を
検出する第2の風速検出手段と、前記第1から第4の温
度検出手段各々の検出結果と前記第1及び第2の風速検
出手段各々の検出結果とを基に前記第1及び第2の熱交
換器各々の故障を検出する故障検出手段と、前記故障検
出手段の検出結果を基に前記第1から第4の可動板各々
の開閉を制御する制御手段とを含むことを特徴とする
(5)記載の電子装置の冷却構造。
【0077】(7)各々内部に電子回路を搭載する第1
から第3の筐体と、前記第1の筐体内の電子回路で発生
した熱を含みかつ前記第1の筐体から排出される気体を
冷却して前記第2の筐体に供給する第1の熱交換器と、
前記第2の筐体内の電子回路で発生した熱を含みかつ前
記第2の筐体から排出される気体を冷却して前記第3の
筐体に供給する第2の熱交換器と、前記第1の筐体の排
気口と前記第1の熱交換器の吸入口とを接続する第1の
ダクトと、前記第1の熱交換器の吐出口と前記第2の筐
体の吸気口とを接続する第2のダクトと、前記第2の筐
体の排気口と前記第2の熱交換器の吸入口とを接続する
第3のダクトと、前記第2の熱交換器の吐出口と前記第
3の筐体の吸気口とを接続する第4のダクトと、前記第
1のダクトと前記第1の筐体外部との間に配設されかつ
開閉自在な第1の可動板と、前記第2のダクトと前記第
2の筐体外部との間に配設されかつ開閉自在な第2の可
動板と、前記第3のダクトと前記第2の筐体外部との間
に配設されかつ開閉自在な第3の可動板と、前記第4の
ダクトと前記第3の筐体外部との間に配設されかつ開閉
自在な第4の可動板とを有することを特徴とする電子装
置の冷却構造。
【0078】(8)前記第1の筐体から排気される気体
の温度を検出する第1の温度検出手段と、前記第2の筐
体に吸気される気体の温度を検出する第2の温度検出手
段と、前記第2の筐体に吸気される気体の風速を検出す
る第1の風速検出手段と、前記第2の筐体から排気され
る気体の温度を検出する第3の温度検出手段と、前記第
3の筐体に吸気される気体の温度を検出する第4の温度
検出手段と、前記第3の筐体に吸気される気体の風速を
検出する第2の風速検出手段と、前記第1から第4の温
度検出手段各々の検出結果と前記第1及び第2の風速検
出手段各々の検出結果とを基に前記第1及び第2の熱交
換器各々の故障を検出する故障検出手段と、前記故障検
出手段の検出結果を基に前記第1から第4の可動板各々
の開閉を制御する制御手段とを含むことを特徴とする
(7)記載の電子装置の冷却構造。
【0079】(9)各々内部に電子回路を搭載する第1
及び第2の筐体と、前記第1の筐体内の電子回路で発生
した熱を含みかつ前記第1の筐体から排出される気体を
冷却して前記第2の筐体に供給する第1の熱交換器と、
前記第2の筐体内の電子回路で発生した熱を含みかつ前
記第2の筐体から排出される気体を冷却して前記第1の
筐体に供給する第2の熱交換器と、前記第1の筐体の排
気口と前記第1の熱交換器の吸入口とを接続する第1の
ダクトと、前記第1の熱交換器の吐出口と前記第2の筐
体の吸気口とを接続する第2のダクトと、前記第2の筐
体の排気口と前記第2の熱交換器の吸入口とを接続する
第3のダクトと、前記第2の熱交換器の吐出口と前記第
1の筐体の吸気口とを接続する第4のダクトと、前記第
1の筐体から排気される気体の温度を基に前記第1の熱
交換器の熱交換能力を可変制御する手段と、前記第2の
筐体から排気される気体の温度を基に前記第2の熱交換
器の熱交換能力を可変制御する手段とを有することを特
徴とする電子装置の冷却構造。
【0080】(10)前記第1のダクトと前記第1の筐
体外部との間に配設されかつ開閉自在な第1の可動板
と、前記第2のダクトと前記第2の筐体外部との間に配
設されかつ開閉自在な第2の可動板と、前記第3のダク
トと前記第2の筐体外部との間に配設されかつ開閉自在
な第3の可動板と、前記第4のダクトと前記第1の筐体
外部との間に配設されかつ開閉自在な第4の可動板とを
含むことを特徴とする(9)記載の電子装置の冷却構
造。
【0081】(11)前記第1の筐体から排気される気
体の温度を検出する第1の温度検出手段と、前記第2の
筐体に吸気される気体の温度を検出する第2の温度検出
手段と、前記第2の筐体に吸気される気体の風速を検出
する第1の風速検出手段と、前記第2の筐体から排気さ
れる気体の温度を検出する第3の温度検出手段と、前記
第3の筐体に吸気される気体の温度を検出する第4の温
度検出手段と、前記第3の筐体に吸気される気体の風速
を検出する第2の風速検出手段と、前記第1から第4の
温度検出手段各々の検出結果と前記第1及び第2の風速
検出手段各々の検出結果とを基に前記第1及び第2の熱
交換器各々の故障を検出する故障検出手段と、前記故障
検出手段の検出結果を基に前記第1から第4の可動板各
々の開閉を制御する制御手段とを含むことを特徴とする
(10)記載の電子装置の冷却構造。
【0082】(12)各々内部に電子回路を搭載する第
1及び第2の筐体と、前記第1の筐体内の電子回路で発
生した熱を含みかつ前記第1の筐体から排出される気体
を冷却して前記第2の筐体に供給する第1の熱交換器
と、前記第2の筐体内の電子回路で発生した熱を含みか
つ前記第2の筐体から排出される気体を冷却して前記第
1の筐体に供給する第2の熱交換器と、前記第1の筐体
の排気口と前記第1の熱交換器の吸入口とを接続する第
1のダクトと、前記第1の熱交換器の吐出口と前記第2
の筐体の吸気口とを接続する第2のダクトと、前記第2
の筐体の排気口と前記第2の熱交換器の吸入口とを接続
する第3のダクトと、前記第2の熱交換器の吐出口と前
記第1の筐体の吸気口とを接続する第4のダクトと、前
記第2の筐体に吸気される気体の温度を基に前記第1の
熱交換器の熱交換能力を可変制御する手段と、前記第1
の筐体に吸気される気体の温度を基に前記第2の熱交換
器の熱交換能力を可変制御する手段とを有することを特
徴とする電子装置の冷却構造。
【0083】(13)前記第1のダクトと前記第1の筐
体外部との間に配設されかつ開閉自在な第1の可動板
と、前記第2のダクトと前記第2の筐体外部との間に配
設されかつ開閉自在な第2の可動板と、前記第3のダク
トと前記第2の筐体外部との間に配設されかつ開閉自在
な第3の可動板と、前記第4のダクトと前記第1の筐体
外部との間に配設されかつ開閉自在な第4の可動板とを
含むことを特徴とする(12)記載の電子装置の冷却構
造。
【0084】(14)前記第1の筐体から排気される気
体の温度を検出する第1の温度検出手段と、前記第2の
筐体に吸気される気体の温度を検出する第2の温度検出
手段と、前記第2の筐体に吸気される気体の風速を検出
する第1の風速検出手段と、前記第2の筐体から排気さ
れる気体の温度を検出する第3の温度検出手段と、前記
第3の筐体に吸気される気体の温度を検出する第4の温
度検出手段と、前記第3の筐体に吸気される気体の風速
を検出する第2の風速検出手段と、前記第1から第4の
温度検出手段各々の検出結果と前記第1及び第2の風速
検出手段各々の検出結果とを基に前記第1及び第2の熱
交換器各々の故障を検出する故障検出手段と、前記故障
検出手段の検出結果を基に前記第1から第4の可動板各
々の開閉を制御する制御手段とを含むことを特徴とする
(13)記載の電子装置の冷却構造。
【0085】(15)各々内部に電子回路を搭載する第
1及び第2の筐体と、前記第1の筐体内の電子回路で発
生した熱を含みかつ前記第1の筐体から排出される気体
を冷却して前記第2の筐体に供給する第1の熱交換器
と、前記第2の筐体内の電子回路で発生した熱を含みか
つ前記第2の筐体から排出される気体を冷却して前記第
1の筐体に供給する第2の熱交換器と、前記第1の筐体
の排気口と前記第1の熱交換器の吸入口とを接続する第
1のダクトと、前記第1の熱交換器の吐出口と前記第2
の筐体の吸気口とを接続する第2のダクトと、前記第2
の筐体の排気口と前記第2の熱交換器の吸入口とを接続
する第3のダクトと、前記第2の熱交換器の吐出口と前
記第1の筐体の吸気口とを接続する第4のダクトと、前
記第1のダクトと前記第1の筐体外部との間に配設され
かつ開閉自在な第1の可動板と、前記第2のダクトと前
記第2の筐体外部との間に配設されかつ開閉自在な第2
の可動板と、前記第3のダクトと前記第2の筐体外部と
の間に配設されかつ開閉自在な第3の可動板と、前記第
4のダクトと前記第1の筐体外部との間に配設されかつ
開閉自在な第4の可動板とを有することを特徴とする電
子装置の冷却構造。
【0086】(16)前記第1の筐体から排気される気
体の温度を検出する第1の温度検出手段と、前記第2の
筐体に吸気される気体の温度を検出する第2の温度検出
手段と、前記第2の筐体に吸気される気体の風速を検出
する第1の風速検出手段と、前記第2の筐体から排気さ
れる気体の温度を検出する第3の温度検出手段と、前記
第3の筐体に吸気される気体の温度を検出する第4の温
度検出手段と、前記第3の筐体に吸気される気体の風速
を検出する第2の風速検出手段と、前記第1から第4の
温度検出手段各々の検出結果と前記第1及び第2の風速
検出手段各々の検出結果とを基に前記第1及び第2の熱
交換器各々の故障を検出する故障検出手段と、前記故障
検出手段の検出結果を基に前記第1から第4の可動板各
々の開閉を制御する制御手段とを含むことを特徴とする
(15)記載の電子装置の冷却構造。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、第
1の筐体内の電子回路で発生した熱を含む第1の筐体か
らの気体を第1のダクトを通して熱交換器に送り込み、
その気体を熱交換器で冷却して第2のダクトを通して第
2の筐体に供給することによって、複数の筐体から構成
されるコンピュータシステムが必要とする風量を低減す
ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】本発明の一実施例の動作を示す図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す構成図である。
【図4】本発明の別の実施例を示す構成図である。
【図5】本発明のさらに別の実施例を示す構成図であ
る。
【図6】本発明のさらにまた別の実施例を示す構成図で
ある。
【図7】図6の熱交換器が正常な時の動作を示す図であ
る。
【図8】図6の熱交換器が故障した時の動作を示す図で
ある。
【図9】従来例を示す構成図である。
【図10】従来例を示す構成図である。
【符号の説明】
1,2 筐体 3,11 熱交換器 4,5,12,13 ダクト 6,7 電子回路 8,9 冷却ファン 10 冷却器 14,16 能力制御回路 15,17,20,21 温度センサ 18,19 可動板 22 風速センサ 23 開閉制御装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々内部に電子回路を搭載する第1及び
    第2の筐体と、前記第1の筐体内の電子回路で発生した
    熱を含みかつ前記第1の筐体から排出される気体を冷却
    して前記第2の筐体に供給する熱交換器と、前記第1の
    筐体の排気口と前記熱交換器の吸入口とを接続する第1
    のダクトと、前記熱交換器の吐出口と前記第2の筐体の
    吸気口とを接続する第2のダクトとを有することを特徴
    とする電子装置の冷却構造。
  2. 【請求項2】 前記第1の筐体から排気される気体の温
    度を基に前記熱交換器の熱交換能力を可変制御する手段
    を含むことを特徴とする請求項1記載の電子装置の冷却
    構造。
  3. 【請求項3】 前記第2の筐体に吸気される気体の温度
    を基に前記熱交換器の熱交換能力を可変制御する手段を
    含むことを特徴とする請求項1記載の電子装置の冷却構
    造。
  4. 【請求項4】 前記第1のダクトと前記第1の筐体外部
    との間に配設されかつ開閉自在な第1の可動板と、前記
    第2のダクトと前記第2の筐体外部との間に配設されか
    つ開閉自在な第2の可動板とを含むことを特徴とする請
    求項1から請求項3のいずれか記載の電子装置の冷却構
    造。
  5. 【請求項5】 前記第1の筐体から排気される気体の温
    度を検出する第1の温度検出手段と、前記第2の筐体に
    吸気される気体の温度を検出する第2の温度検出手段
    と、前記第2の筐体に吸気される気体の風速を検出する
    風速検出手段と、前記第1及び第2の温度検出手段各々
    の検出結果と前記風速検出手段の検出結果とを基に前記
    熱交換器の故障を検出する故障検出手段と、前記故障検
    出手段の検出結果を基に前記第1及び第2の可動板各々
    の開閉を制御する制御手段とを含むことを特徴とする請
    求項4記載の電子装置の冷却構造。
  6. 【請求項6】 各々内部に電子回路を搭載する第1から
    第3の筐体と、前記第1の筐体内の電子回路で発生した
    熱を含みかつ前記第1の筐体から排出される気体を冷却
    して前記第2の筐体に供給する第1の熱交換器と、前記
    第2の筐体内の電子回路で発生した熱を含みかつ前記第
    2の筐体から排出される気体を冷却して前記第3の筐体
    に供給する第2の熱交換器と、前記第1の筐体の排気口
    と前記第1の熱交換器の吸入口とを接続する第1のダク
    トと、前記第1の熱交換器の吐出口と前記第2の筐体の
    吸気口とを接続する第2のダクトと、前記第2の筐体の
    排気口と前記第2の熱交換器の吸入口とを接続する第3
    のダクトと、前記第2の熱交換器の吐出口と前記第3の
    筐体の吸気口とを接続する第4のダクトとを有すること
    を特徴とする電子装置の冷却構造。
  7. 【請求項7】 各々内部に電子回路を搭載する第1及び
    第2の筐体と、前記第1の筐体内の電子回路で発生した
    熱を含みかつ前記第1の筐体から排出される気体を冷却
    して前記第2の筐体に供給する第1の熱交換器と、前記
    第2の筐体内の電子回路で発生した熱を含みかつ前記第
    2の筐体から排出される気体を冷却して前記第1の筐体
    に供給する第2の熱交換器と、前記第1の筐体の排気口
    と前記第1の熱交換器の吸入口とを接続する第1のダク
    トと、前記第1の熱交換器の吐出口と前記第2の筐体の
    吸気口とを接続する第2のダクトと、前記第2の筐体の
    排気口と前記第2の熱交換器の吸入口とを接続する第3
    のダクトと、前記第2の熱交換器の吐出口と前記第1の
    筐体の吸気口とを接続する第4のダクトとを有すること
    を特徴とする電子装置の冷却構造。
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