JPH09298162A - 真空式半導体製造装置におけるヒータの冷却方法 - Google Patents

真空式半導体製造装置におけるヒータの冷却方法

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JPH09298162A
JPH09298162A JP13422196A JP13422196A JPH09298162A JP H09298162 A JPH09298162 A JP H09298162A JP 13422196 A JP13422196 A JP 13422196A JP 13422196 A JP13422196 A JP 13422196A JP H09298162 A JPH09298162 A JP H09298162A
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JP
Japan
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heater
vacuum
inner tube
cooling
semiconductor manufacturing
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JP13422196A
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English (en)
Inventor
Nobuaki Itaya
暢昭 板谷
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Shinko Electric Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】真空式半導体製造装置において、インナー及び
アウターの各チューブのメンテナンスを行う際に、本体
装置に設けられている真空排気装置により各チューブを
強制冷却して、そのメンテナンスに要する時間を短縮す
ることである。 【解決手段】ウェハの化学処理の終了後において、真空
排気装置を作動させて、インナーチューブ5の下端の開
口から冷却気体を流入させて、この冷却気体を化学処理
時における不活性ガスと同一経路を通過させて、ヒータ
4を強制冷却する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移載室の上部に配
設されたヒータ内を真空排気する構成の真空式半導体製
造装置において、このヒータの冷却方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】最初に、本発明に係る図面である図1を
参照にして、真空式半導体製造装置の概略構成について
説明する。この半導体製造装置は、移載室1の上方にヒ
ータ収納室2が設けられ、この移載室1には、多数枚の
ウェハを収納したウェハキャリアを保管するキャリアス
テージ(図示せず)、多数枚のウェハを多段状にして保
持するためのウェハボート3などが配設されている。一
方、ヒータ収納室2におけるウェハボート3の直上に
は、ヒータ4が垂直方向に配設されて、該ヒータ4内に
インナーチューブ5とアウターチューブ6とが二重とな
って配設され、ウェハの化学処理(化学的気相成長)を
行う場合には、ヒータ4の下端部に接続して設けられた
マニホールド7のキャップ8を取り外して、多数枚のウ
ェハを多段状にして保持したウェハボート3を前記イン
ナーチューブ5内に挿入して行っている。
【0003】上記した各チューブ5,6内は、真空排気
装置によって、一定の真空状態で保持されており、この
真空状態において、上記したウェハの化学処理が行われ
る。この真空排気装置は、前記マニホールド7に排気管
9が接続され、ブースタポンプ11とドライポンプ12
とから成るポンプユニットUを作動させて、各チューブ
5,6内を真空排気している。なお、排気管9の途中に
は主バルブ13が設けられ、この主バルブ13が設けら
れている排気経路と並列にバイパス経路14が設けら
れ、該バイパス経路14には、コック15と補助バルブ
16とが設けられて、これらの部分でガスボックスBが
構成されており、主バルブ13及び補助バルブ16の調
整と、ガスボックスB内における排気経路の変更とによ
り、排気流量の調整を行っている。
【0004】そして、ウェハの化学処理時においては、
インナーチューブ5の内外の周面とアウターチューブ6
の内周面は成膜され、この成膜された状態で急激にヒー
タ温度を下げると、この成膜部分と各チューブ5,6を
構成する石英管との熱膨張率の差により、この石英管が
破損されることもある。このために、各チューブ5,6
は、定期的に取り外して、成膜部分などを除去するメン
テナンスを行っている。ところが、このチューブ5,6
のメンテナンスを行うために、各チューブ5,6を取り
外すには、ヒータ4が一定温度に低下するまで、待つ必
要がある。従来においては、このヒータ4は自然冷却に
依存していたために、ヒータ4が一定温度にまで低下す
るには、長時間を要しており、各チューブ5,6のメン
テナンスに要する総時間が長く、能率が悪かった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、真空式半導
体製造装置において、インナー及びアウターの各チュー
ブのメンテナンスを行う際に、本体装置に設けられてい
る真空排気装置により各チューブを強制冷却して、その
メンテナンスに要する時間を短縮することを課題として
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の採用した手段は、上記構成の真空式半導体製
造装置において、ウェハの化学処理の終了後に真空排気
装置を作動させて、インナーチューブの下端の開口から
冷却気体を流入させて、該冷却気体を化学処理時におけ
る不活性ガスと同一経路を通過させることにより、ヒー
タを冷却させることである。
【0007】真空式の半導体製造装置に装着されている
既存の真空排気装置を用いることにより、ヒータを強制
冷却できるため、ヒータが一定温度に冷却されるまでの
時間が自然冷却に比較して著しく短くなると共に、既存
装置を利用しているために、ヒータの冷却のための専用
の装置が不要となる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、実施例を挙げて本発明を更
に詳細に説明する。図1は、真空式の半導体製造装置の
模式図である。本発明のヒータの冷却方法の実施に際し
て、この半導体製造装置の改良部分は、ヒータ4の下端
に接続して設けられたマニホールド7とガスボックスB
の間の排気管9を水冷ジャケット17で覆ったことのみ
であり、他の部分は、本来の装置のままである。このよ
うに、排気管9の上記部分を水冷ジャケット17で覆っ
たのは、ヒータ4と熱交換を行って加熱された冷却気体
の通過によって、排気管9の気密接続部に設けられた気
密リングなどが加熱されて損傷されるのを防止するため
である。
【0009】ヒータ4を冷却するには、ウェハの化学処
理を終えた後に、マニホールド7の下端の開口部を覆っ
ているキャップ8を取り外すか、或いはこのキャップ8
を取付けたままで、これに設けられている盲栓8aを外
して、外部から移載室1内に流入した冷却気体(多くの
場合は空気)がインナーチューブ5内に流入可能とす
る。一方、ガスボックスBの部分の排気管9に設けられ
た主バルブ13を閉にし、バイパス経路14のコック1
5を開くと共に、補助バルブ16を開にして、冷却空気
がバイパス経路14を通るようにしておく。このよう
に、バイパス経路14に冷却空気を流すのは、冷却気体
の流量を少なくすることにより、インナー及びアウター
の各チューブ5,6を構成する石英管の急冷を避けて、
この石英管が急激な熱収縮に破損されるのを防止すると
共に、ヒータ4と熱交換して高温となった冷却空気が排
気管9を通過する際に、これの気密部分に設けられてい
る気密リングなどの熱損傷を防止するためである。この
ため、冷却気体の最大流量は、インナー及びアウターの
各チューブ5,6を構成する石英管が熱収縮により破損
されない程度を基準にして定められる。
【0010】上記したように、マニホールド7の下端の
開口部からインナーチューブ5内に冷却気体(多くの場
合は空気)が流入可能にすると共に、ガスボックスBの
部分における冷却気体の通路がバイパス経路14となる
ようにしておいて、ポンプユニットUを作動させて、移
載室1内の冷却気体を吸引してインナーチューブ5に流
入させると、この冷却気体は、図1で矢印で示されるよ
うに、インナーチューブ5内において上方に向けて流れ
て、その頂部の開口からアウターチューブ6内に流入し
た後に、該アウターチューブ6内において下方に向けて
流れて、その下端部のマニホールド7の部分から排気管
9に排気されて、最終的には大気に放出される。ここ
で、冷却気体がインナー及びアウターの各チューブ5,
6を通過する際にヒータ4と熱交換が行われて、該冷却
気体は高温となって排気管9に達する。ここで、マニホ
ールド7の排気部AとポンプユニットUの吸引口Cの部
分の各温度が一定以上とならないように、冷却気体の流
量を定めている。実施例においては、マニホールド7の
排気部Aの温度は150°C以下に定め、ポンプユニッ
トUの吸引口Cの温度は140°C以下に定めて、ヒー
タ4の冷却を行うことにより、排気管9の部分に設けら
れた気密リングなどの熱損傷の防止を図った。
【0011】このようにして、ヒータ4を強制冷却した
場合と、自然冷却した場合とにおける冷却経過時間に対
するヒータ4の温度との実験結果が図2に示されてい
る。この実験結果から分かるように、ヒータ4の温度が
650°Cから100°Cに達するのに要する時間は、
本発明の冷却方法によると、自然冷却に比較して、1/
5程度で済むことが分かる。
【0012】
【発明の効果】このように、本発明は、真空式の半導体
製造装置において、これに装着されている真空排気装置
をそのまま利用して、インナーチューブの下端の開口か
らインナー及びアウターの各チューブ内に冷却空気を流
入させることにより、ヒータを強制冷却しているため
に、各チューブのメンテナンスのためにヒータが一定温
度まで冷却する時間が著しく短くなる。この結果、各チ
ューブのメンテナンスに要する時間が著しく短縮される
と共に、半導体製造装置に備付けの真空排気装置を利用
しているために、ヒータの強制冷却のために上昇する設
備コストは、殆どない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のヒータの冷却方法を実施するための真
空式の半導体製造装置の模式図である。
【図2】本発明の冷却方法と自然冷却とにおける冷却経
過時間に対するヒータの温度を示す図である。
【符号の説明】
U:ポンプユニット 1:移載室 3:ウェハボート 4:ヒータ 5:インナーチューブ 6:アウターチューブ 17:水冷ジャケット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移載室の上部に設けられたヒータの内部
    にアウターチューブとインナーチューブとが二重となっ
    て配設され、各チューブ内を真空排気装置により吸引排
    気することにより、各チューブ内の真空を保持して、多
    数枚のウェハを多段状にして保持したウェハボートを前
    記インナーチューブ内に挿入して、該ウェハの化学処理
    を行う構成の真空式半導体製造装置のヒータを冷却させ
    る方法であって、 上記ウェハの化学処理の終了後に真空排気装置を作動さ
    せて、前記インナーチューブの下端の開口から冷却気体
    を流入させて、該冷却気体を化学処理時における不活性
    ガスと同一経路を通過させることにより、前記ヒータを
    冷却させることを特徴とする真空式半導体製造装置にお
    けるヒータの冷却方法。
  2. 【請求項2】 インナーチューブの下端の開口からの冷
    却気体の流入量は、該インナーチューブ及びアウターチ
    ューブを構成する石英管が熱収縮によって破損されない
    程度の最大量であることを特徴とする請求項1に記載の
    真空式半導体製造装置におけるヒータの冷却方法。
  3. 【請求項3】 マニホールドに接続されている真空配管
    部を水冷ジャケット構造にして、該真空配管部の過熱を
    防止したことを特徴とする請求項1に記載の真空式半導
    体製造装置におけるヒータの冷却方法。
JP13422196A 1996-04-30 1996-04-30 真空式半導体製造装置におけるヒータの冷却方法 Pending JPH09298162A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100480575B1 (ko) * 1997-12-03 2005-05-16 삼성전자주식회사 바이패스라인장착형드라이펌프및이를이용한배관내부의가스배출방법
US20100278999A1 (en) * 2009-05-01 2010-11-04 Tokyo Electron Limited Plasma process apparatus and plasma process method
CN110385006A (zh) * 2018-04-23 2019-10-29 宜兴市宜轻机械有限公司 一种新型冷凝废气去除机构

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