JPH09297717A - トラブルチケット管理システム - Google Patents

トラブルチケット管理システム

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Publication number
JPH09297717A
JPH09297717A JP8110643A JP11064396A JPH09297717A JP H09297717 A JPH09297717 A JP H09297717A JP 8110643 A JP8110643 A JP 8110643A JP 11064396 A JP11064396 A JP 11064396A JP H09297717 A JPH09297717 A JP H09297717A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
trouble ticket
cmip
trouble
www
information
Prior art date
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Pending
Application number
JP8110643A
Other languages
English (en)
Inventor
Saburo Hanaki
三良 花木
Kinya Kawasaki
欣也 川崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP8110643A priority Critical patent/JPH09297717A/ja
Publication of JPH09297717A publication Critical patent/JPH09297717A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワーク等のトラブルの報告、検索、ト
ラブルの状況変化を管理するシステムにおいて、カスタ
マ側の報告、検索を容易にし、ネットワークサービス提
供者側の管理を容易にする。 【解決手段】 トラブルが発生すると、カスタマはWW
WブラウザAP1〜nでネットワーク0を介して報告す
る。この報告をネットワークサービス提供者側は、WW
Wサーバ/CMIPプロキシー10等を介して受け取
り、受付番号等をカスタマ側へ通知する。カスタマがト
ラブル状況を検索したい時は、前記受付番号等よりトラ
ブルを検索する。トラブル状況が復旧等で変化した場合
は、カスタマに同様に通知される。このようにWWWブ
ラウザAP1〜n、WWWサーバ/CMIPプロキシー
10を介して、やりとりをすることで、専用のAPを不
要とし、トラブルの報告、検索、状況変化時のデータ変
換を容易にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カスタマとネット
ワーク・サービス提供者間のトラブルチケットの管理を
容易にかつ正確に行うことができるようにしたトラブル
チケット管理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】カスタマとネットワーク・サービス提供
者間のトラブルチケットの管理とは、ネットワーク・サ
ービス提供者がカスタマに提供するネットワーク資源や
ネットワークサービスに関するトラブルについて、
(1)カスタマがネットワーク・サービス提供者に対し
て、トラブルチケットでトラブルを報告すること、
(2)カスタマがネットワーク・サービス提供者に対し
て、報告したトラブルの状況を追跡・履歴照会するこ
と、即ち、トラブルチケットの属性値や状態値を検索す
ること、(3)ネットワーク・サービス提供者がカスタ
マに対して、トラブルの状況変化(復旧など)を通知す
ること、即ち、トラブルチケットの生成や削除あるいは
トラブルチケットの属性値や状態値の変化を通知するこ
とである。
【0003】従来のトラブルチケット管理システムに
は、次に示す3つの方法があった。
【0004】従来の第一の方法のトラブルチケット管理
システムは、図15に示すようなものであった。即ち、
カスタマ側のCMIP(Common Managem
ent Information Protocol)
マネージャAP(Application)と、ネット
ワーク・サービス提供者側のCMIPエージェントAP
とトラブルチケット管理オブジェクト(MO:Mana
ged Object)データベースとの組み合わせか
らなる。
【0005】このトラブルチケット管理システムを利用
してトラブルチケットを管理する場合を、図16のCM
IPマネージャAPとCMIPエージェントAP間の通
信シーケンスを用いて説明する。まず、カスタマ側のC
MIPマネージャAPを起動し、トラブルチケットMO
に必要な属性の値を入力し、ネットワーク・サービス提
供者側のCMIPエージェントAPに対して、トラブル
チケットMO生成要求(CMIP管理操作のM−CRE
ATE要求)を送信し、トラブルを報告する。CMIP
エージェントAPはCMIPマネージャAPから送信さ
れたトラブルチケットMO生成要求から、設定されてい
る属性値を取り出し、トラブルチケットMOデータベー
スに登録する。併せて、CMIPマネージャAPにトラ
ブルチケットMOの識別番号などの応答(CMIP管理
操作のM−CREATE要求の応答)を返す。
【0006】カスタマがトラブルチケットMOを検索す
るには、カスタマ側のCMIPマネージャAPからネッ
トワーク・サービス提供者側のCMIPエージェントA
Pに対して、先に得た識別番号をキーにしてトラブルチ
ケットMO取得要求(CMIP管理操作のM−GET要
求)を送信する。ネットワーク・サービス提供者側のC
MIPエージェントAPは、トラブルチケットMOデー
タベースから該当するトラブルチケットMOの属性値や
状態値を検索し、結果をカスタマ側のCMIPマネージ
ャAPに応答(CMIP管理操作のM−GET要求の応
答)として返す。
【0007】一方、ネットワーク・サービス提供者が、
カスタマにトラブルチケットの状況変化を通知するに
は、ネットワーク・サービス提供者側のCMIPエージ
ェントAPが、トラブルチケットMOデータベースの該
当するトラブルチケットMOの属性値や状態値を更新す
ると共に、カスタマ側のCMIPマネージャAPに対し
て、トラブルチケットMOの変化通知(CMIP管理操
作のM−EVENT−REPORT通知)を送る。
【0008】以上のようにして、カスタマとネットワー
ク・サービス提供者間のトラブルチケットを管理してい
た。
【0009】従来の第二の方法のトラブルチケット管理
システムは、図17に示すようなものであった。即ち、
カスタマ側のSNMP(Simple Network
Management Protocol)マネージ
ャAPとネットワーク・サービス提供者間のSNMP/
CMIPプロキシーとCMIPエージェントAPとトラ
ブルチケットMOデータベースとの組み合わせから成る
ものである。
【0010】このトラブルチケット管理システムを使用
してトラブルチケットを管理する場合を、図18のSN
MPマネージャAPとCMIPエージェントAP間の通
信シーケンス用いて説明する。まず、カスタマ側のSN
MPマネージャAPを起動し、トラブルチケットMOに
必要な属性の値を入力し、ネットワーク・サービス提供
者側のSNMP/CMIPプロキシーに対して、トラブ
ルチケットMO設定要求(SNMP管理操作のSET要
求)を送信し、トラブルを報告する。
【0011】ネットワーク・サービス提供者側のSNM
P/CMIPプロキシーは、カスタマ側のSNMPマネ
ージャAPに対してはSNMPエージェントとして動作
し、ネットワーク・サービス提供者側のCMIPエージ
ェントAPに対してはCMIPマネージャとして動作す
る。即ち、SNMP/CMIPプロキシーはSNMPと
CMIPのプロトコル変換を行う。カスタマ側のSNM
PマネージャAPから送信されたトラブルチケットMO
設定要求(SNMP管理操作のSET要求)は、SNM
P/CMIPプロキシーでトラブルチケットMO生成要
求(CMIP管理操作のM−CREATE要求)に変換
され、CMIPエージェントAPに送られる。
【0012】CMIPエージェントAPがトラブルチケ
ットMO生成要求を受け取った後の処理は、第一の方法
のトラブルチケット管理システムと同様であり、CMI
PエージェントAPは、カスタマから報告されたトラブ
ルチケットMO生成要求から属性値等を取り出し、トラ
ブルチケットMOデータベースに登録する。併せて、S
NMP/CMIPプロキシーにトラブルチケットMOの
識別番号などの応答(CMIP管理操作のM−CREA
TE要求の応答)を返す。SNMP/CMIPプロキシ
ーは、CMIPエージェントAPから送られたCMIP
管理操作の応答をSNMP管理操作の応答(SNMP管
理操作のSET要求の応答)に変換して、カスタマ側の
SNMPマネージャAPに送信する。
【0013】カスタマがトラブルチケットMOを検索す
る場合も、カスタマ側のSNMPマネージャAPからネ
ットワーク・サービス提供者側のCMIPプロキシー間
がSNMP管理操作になることを除いて、第一の方法の
トラブルチケット管理システムと同様である。
【0014】一方、ネットワーク・サービス提供者が、
カスタマにトラブルチケットの状況変化を通知する場合
には、ネットワーク・サービス提供者側のCMIPエー
ジェントAPが、トラブルチケットMOデータベースの
該当するトラブルチケットMOの属性値や状態値を更新
すると共に、SNMP/CMIPプロキシーに対して、
トラブルチケットMOの変化通知(CMIP管理操作の
M−EVENT−REPORT通知)を送る。SNMP
/CMIPプロキシーは、それをトラブルチケットMO
の変化通知(SNMP管理操作のTRAP通知)に変換
して、カスタマ側のSNMPマネージャAPに対して送
る。
【0015】以上のようにして、カスタマとネットワー
ク・サービス提供者間のトラブルチケットを管理してい
た。
【0016】従来の第三の方法のトラブルチケット管理
システムは、図19に示すようなものであった。即ち、
カスタマ側の電子メールAPとネットワーク・サービス
提供者間側の電子メールサーバ/CMIPプロキシーと
CMIPエージェントAPとトラブルチケットMOデー
タベースとの組み合わせから成るものである。ここで、
電子メール及び電子メールサーバは、ITU−T勧告の
X.400シリーズの電子メールやIETF(Inte
rnet Engineering TaskForc
e)のRFC(Requests For Comme
nts)で規定されるsmtp(simple mes
sage transfer protocol)の電
子メール等である。
【0017】このトラブルチケット管理システムを使用
してトラブルチケットを管理する場合を、図20の電子
メールAPとCMIPエージェントAP間の通信シーケ
ンスを用いて説明する。まず、カスタマ側の電子メール
APを起動し、トラブルに関する内容、即ち、トラブル
チケットMOに必要な属性の値をカスタマが自由な書式
で項目を書き込んだトラブル報告の電子メールを作成
し、ネットワーク・サービス提供者側の電子メールサー
バ/CMIPプロキシーに対して、電子メールを送信
し、トラブルを報告する。
【0018】ネットワーク・サービス提供者側の電子メ
ールサーバ/CMIPプロキシーは、カスタマ側の電子
メールAPに対しては、電子メールサーバとして動作
し、ネットワーク・サービス提供者側のCMIPエージ
ェントAPに対してはCMIPマネージャとして動作す
る。即ち、電子メールサーバ/CMIPプロキシーは電
子メールとCMIPのプロトコル変換を行う。
【0019】カスタマ側の電子メールAPから送信され
たトラブルチケットMOの設定を要求する内容の電子メ
ールは、電子メールサーバ/CMIPプロキシーで、電
子メールサーバから読み出され、その中から、トラブル
チケットMOデータベースに入力するために必要な項目
を抽出し、トラブルチケットMO生成要求(CMIP管
理操作のM−CREATE要求)に変換され、CMIP
エージェントAPに送られる。電子メールからトラブル
チケットMOに必要な項目を抽出するのは、電子メール
が自由な書式で書かれるために、人手により行なわれて
いた。また、トラブル報告の電子メールに、必要な項目
が記述されていない場合には、ネットワーク・サービス
提供者はカスタマに電子メールで何度も問い合わせを
し、トラブルチケットMOを完成させるようにしてい
た。
【0020】CMIPエージェントAPがトラブルチケ
ットMO生成要求(CMIP管理操作のM−CREAT
E要求)を受け取った後の処理は、第一の方法のトラブ
ルチケット管理システムと同様であり、CMIPエージ
ェントAPはトラブルチケットMOデータベースに、カ
スタマから報告されたトラブルチケットMOを属性値等
とともにトラブルチケットMOデータベースに登録す
る。併せて、電子メールサーバ/CMIPプロキシーに
トラブルチケットMOの識別番号などの応答を返す。電
子メールサーバ/CMIPプロキシーは、CMIPエー
ジェントAPから送られたCMIP管理操作の応答を電
子メールに変換して、カスタマ側の電子メールAPに送
信する。
【0021】カスタマがトラブルチケットMOを検索す
る場合も、カスタマ側の電子メールAPからネットワー
ク・サービス提供者側の電子メールサーバ/CMIPプ
ロキシー間が電子メールになることを除いて、第一の方
法のトラブルチケット管理システムと同様である。但
し、問い合わせの電子メールからトラブルチケットMO
取得要求(CMIP管理操作のM−GET要求)への変
換はトラブル報告と同様に、人手で行なわれていた。
【0022】一方、ネットワーク・サービス提供者が、
カスタマにトラブルチケット状況の変化を通知する場合
には、ネットワーク・サービス提供者側のCMIPエー
ジェントAPが、トラブルチケットMOデータベースの
該当するトラブルチケットMOの属性値や状態値を更新
すると共に、電子メールサーバ/CMIPプロキシーに
対して、トラブルチケットMOの変化通知(CMIP管
理操作のM−EVENT−REPORT通知)を送る。
電子メールサーバ/CMIPプロキシーは、それをトラ
ブルチケットMOの変化通知の電子メールに変換して、
カスタマ側の電子メールAPに対して送る。
【0023】以上のようにして、カスタマとネットワー
ク・サービス提供者間のトラブルチケットを管理してい
た。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】以上に示した従来のト
ラブルチケット管理システムでは、トラブルチケットの
報告や、トラブルチケットの履歴照会、トラブルチケッ
トの変化通知をするには、次のような問題点があった。
【0025】第一の方法のトラブルチケット管理システ
ムでは、カスタマ側のCMIPマネージャAPは、トラ
ブルチケット管理専用のアプリケーションであった。C
MIPマネージャAPは、ネットワーク・サービス提供
者側のCMIPエージェントAPやトラブルチケットM
Oデータベースの構造に合わせて、カスタマ側の端末
(パソコンやワークステーション等)に事前に配布して
おく必要があり、トラブルチケットMOの属性値等、内
容に変更があった場合には、CMIPマネージャAPも
同期をとって変更し、カスタマ側に再配布する必要があ
った。
【0026】また、カスタマ側には、CMIPという特
別なプロトコルの処理を行う通信ソフトウェアも必要で
あった。CMIPは、ネットワーク管理のための専用プ
ロトコルであり、下位にOSI(Open Syste
ms Interconnection)プロトコルス
タックを必要とし、ネットワーク管理以外にカスタマ側
の他のAPでは、ほとんど使用される機会はなかった。
【0027】第二の方法のトラブルチケット管理システ
ムでは、第一の方法のトラブルチケット管理システムと
同様の問題があった。即ち、カスタマ側のSNMPマネ
ージャAPが、トラブルチケット管理専用のアプリケー
ションであり、カスタマ側の端末(パソコンやワークス
テーション等)への事前配布、再配布が必要であったこ
と、また、カスタマ側にSNMPというネットワーク管
理のための専用プロトコルが必要であったことである。
但し、SNMP下位のTCP/IP(Transmis
sion Control Protocol/Int
ernet Protocol)やUDP/IP(Us
er Datagram Protocol/IP)プ
ロトコルスタックは、TelnetやFTP(File
Transfer Protocol)等、SNMP
のネットワーク管理以外のカスタマ側の他のAPでも使
用が可能であった。
【0028】第三の方法のトラブルチケット管理システ
ムでは、第一の方法や第二の方法のトラブルチケット管
理システムで問題であった、カスタマ側のAPが、トラ
ブルチケット管理専用であったり、カスタマ側の端末
(パソコンやワークステーション等)へ事前配布、再配
布する必要があるという問題は特になかった。
【0029】しかし、その代わりに、ネットワーク・サ
ービス提供者側の電子メールサーバ/CMIPプロキシ
ーにおいて、トラブルチケットMOデータベースに格納
や検索するための情報を電子メールから人手で抽出する
必要があるという問題があり、トラブルチケットMOの
数が増えると稼働もそれだけ必要になった。また、情報
を抽出するためには、トラブルチケットMOに関する専
門知識が必要であった。 つまり、従来のトラブルチケ
ット管理システムでは、トラブルチケット管理サービス
にアクセスするための専用のアプリケーションをカスタ
マ側に実装する必要があり、アプリケーションGUI
(Graphic User Interface)の
フォームの変更や再配布が困難であった。
【0030】また、カスタマ側にトラブルチケット管理
専用の通信プロトコルスタックが必要であった。すなわ
ち、トラブルチケット管理サービスにアクセスするため
に、CMIP及びOSI通信プロトコルスタック、ある
いは、SNMP等の特別な通信プロトコルスタックを、
カスタマ側で専用に実装する必要があった。
【0031】さらに、電子メールのようなフリーフォー
マットのアクセス法では、ネットワーク・サービス提供
者側で、トラブルチケットMOデータベース(CMIP
MO等)に整合をとる必要があるが、変換することは
困難で、人手を要するものであった。
【0032】本発明の目的は、上記問題点を解決し、カ
スタマ側にトラブルチケット管理専用のアプリケーショ
ンを必要とせず、また、トラブルチケット管理APのG
UIフォームの変更が容易で、再配布を必要とせず、専
用の通信プロトコルスタックを必要とせず、ネットワー
ク・サービス提供者側のトラブルチケットMOデータベ
ースの登録・検索に難しい変換を要しないトラブルチケ
ット管理システムを提供することにある。
【0033】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明のトラブルチケット管理システムは、ネットワ
ークサービス提供者がカスタマに提供するネットワーク
資源やネットワークサービスに関するトラブルについ
て、カスタマが報告したり、照会するトラブルチケット
管理システムにおいて、WWWのページ上の情報とCM
IPの情報との変換を行うWWWサーバ/CMIP変換
手段と、トラブルチケットに関する管理オブジェクトの
管理を行うトラブルチケットMOデータベースと、前記
WWWサーバ/CMIP変換手段から受信した要求、ま
たは発生した事象に従い、前記トラブルチケットMOデ
ータベースに情報を登録、検索、更新し、または、前記
WWWサーバ/CMIP変換手段に情報を送るCMIP
エージェント手段からなるネットワークサービス提供装
置と、WWWブラウザ手段を有する1つ以上のカスタマ
と、前記1つ以上のカスタマと前記ネットワークサービ
ス提供装置を接続するネットワークからなることを特徴
とするものである。
【0034】また、本発明の請求項2に記載のトラブル
チケット管理システムは、請求項1に記載の構成であっ
て、前記WWWサーバ/CMIP変換手段は、前記1つ
以上のカスタマまたは前記CMIPエージェント手段か
らの要求により、要求された情報内のGDMO定義の属
性とHTML定義の各タグとの規則的な変換を行うWW
W/CMIP変換手段と、トラブルチケットで使用する
各種HTMLページを格納するHTMLファイル手段
と、HTTP通信プロトコル処理を行い、前記HTML
ファイル手段に格納されるHTMLファイルを前記1つ
以上のカスタマと送受信するWWWサーバ手段と、HT
MLページから属性名と内容、値を抽出し、前記WWW
/CMIP変換手段に送り、前記WWW/CMIP変換
手段から情報を受けるCGI手段からなることを特徴と
するものである。
【0035】また、本発明の請求項3に記載のトラブル
チケット管理システムは、請求項2に記載の構成であっ
て前記WWW/CMIP変換手段は、トラブルチケット
処理種別に対応して処理を振り分けるCGI振り分け手
段と、前記CMIPエージェント手段との情報のやり取
りのためのプロトコル処理を行うCMIPマネージャ手
段と、トラブルチケット申告ページに設定された情報を
前記CGI振り分け手段から受取り、この受取った情報
をHTML定義の各タグからGDMO定義の属性に規則
的に変換し、トラブルチケットMO生成要求に必要な属
性を設定し、前記CMIPマネージャ手段に送り、前記
CMIPマネージャから前記トラブルチケットMO生成
要求の応答を受けると、GDMO定義の属性をHTML
定義の各タグに変換し、前記CGI手段に送るトラブル
チケット申告登録処理手段と、トラブルチケット履歴検
索要求ページに設定された情報を前記CGI振り分け手
段から受取り、この受取った情報をHTML定義の各タ
グからGDMO定義の属性に規則的に変換し、トラブル
チケットMO取得要求に必要な属性を設定し、前記CM
IPマネージャ手段に送り、前記CMIPマネージャ手
段から前記トラブルチケットMO取得要求の応答を受け
ると、GDMO定義の属性をHTML定義の各タグに変
換し、前記CGI手段に送るトラブルチケット履歴検索
処理手段と、前記CMIPエージェント手段からトラブ
ルチケット変化通知を受けると、GDMO定義の属性を
HTML定義の各タグに規則的に変換し、前記CGI手
段に送るトラブルチケット情報通知処理手段と、ユーザ
のアクセスの記録を行うユーザアクセス統計処理手段
と、HTMLファイルの保守管理を行うデータベース保
守管理処理手段からなるなることを特徴とするものであ
る。
【0036】従って本発明では、トラブルチケットの報
告時には、カスタマがWWWブラウザ手段により、トラ
ブルチケットMOに必要な属性の値を入力し、WWWサ
ーバ/CMIP変換手段に対してトラブルを報告し、W
WWサーバ/CMIP変換手段は受信した情報をCMI
Pの情報に変換後、この情報をCMIPエージェント手
段へ送信する。次に、CMIPエージェント手段は、ト
ラブルチケットMOデータベースに情報を登録すると共
にWWWサーバ/CMIP変換手段に識別番号などの応
答を返す。次に、WWWサーバ/CMIP変換手段は受
信した情報をWWWページ上の情報に変換後、カスタマ
側のWWWブラウザ手段に識別番号などの応答を送信す
る。
【0037】トラブルチケットの検索時は、カスタマが
WWWブラウザ手段により、トラブルチケットの報告時
に得られた識別番号をキーにしてトラブルチケットMO
に必要な属性の値を入力し、WWWサーバ/CMIP変
換手段に対して、トラブルチケット検索を要求する。次
に、WWWサーバ/CMIP変換手段は受信した情報を
CMIPの情報に変換後、この情報をCMIPエージェ
ント手段へ送信する。次に、CMIPエージェント手段
はトラブルチケットMOデータベースから該当するトラ
ブルチケットMOの属性値や状態値を検索し、検索結果
をWWWサーバ/CMIP変換手段に送信する。次に、
WWWサーバ/CMIP変換手段は、受信した情報をW
WWページ上の情報に変換後、カスタマ側のWWWブラ
ウザ手段に検索結果を送信する。
【0038】トラブルチケットの変化通知時は、CMI
Pエージェント手段がトラブルチケットMOデータベー
スを更新すると共にWWWサーバ/CMIP変換手段に
変化通知を送信する。次に、WWWサーバ/CMIP変
換手段は受信した情報をWWWページ上の情報に変換
後、カスタマ側のWWWブラウザ手段に変化通知を送信
する。
【0039】本発明のトラブルチケット管理システムで
は、以上のようにWWWブラウザ手段とWWWサーバ/
CMIP変換手段とで、カスタマ側とネットワークサー
ビス提供者側でやりとりを行うことにより、カスタマ側
にトラブルチケット管理専用のアプリケーションを必要
とせず、また、トラブルチケット管理APのGUIフォ
ームの変更が容易で、再配布を必要とせず、専用の通信
プロトコルスタックを必要とせず、ネットワーク・サー
ビス提供者側のトラブルチケットMOデータベースの登
録・検索に難しい変換を要しない。
【0040】
【発明の実施の形態】図1に本発明のトラブルチケット
管理システムの構成図を示す。本発明のトラブルチケッ
ト管理システムは、カスタマ側のWWW(World
Wide Web)ブラウザAP1〜nと、ネットワー
クサービス提供者側のWWWサーバ/CMIPプロキシ
ー10とCMIPエージェントAP20とトラブルチケ
ットMOデータベース30から成るものである。
【0041】カスタマ側のWWWブラウザAP1〜n
は、HTML(Hyper TextMarkup L
anguage)言語で書かれた情報をHTMLの仕様
に基づいて表示するアプリケーションである。
【0042】又、WWWブラウザAP1〜nはトラブル
チケット管理システムの専用APではなく、URL(U
niform Resource Locator)で
インターネットの任意のWWWサービスを指定すること
により、インターネット上の情報(リソース)にアクセ
スできるAPであり、WWWブラウザAP1〜nはHT
MLを処理できるものであれば、端末の種別やOS(O
perating System)の種別には依存せず
何でも良い。
【0043】カスタマは、WWWブラウザAP1〜nを
起動し、ブラウザのURL設定機能等を用いて、ネット
ワーク・サービス提供者の下記するWWWサーバ/CM
IPプロキシー10の下記するHTMLファイル部13
内のトラブルチケット申告ページ、あるいは、トラブル
チケット履歴検索要求ページを指定し、トラブルチケッ
トを報告したり、トラブルチケットの追跡・履歴照会を
行う。トラブルチケット申告ページとトラブルチケット
受付ページをカスタマ側のWWWブラウザAP1〜nで
表示したイメージ図を図10(a)、図10(b)に示
す。このように、カスタマは対話的に、トラブルチケッ
トMOに必要な情報項目を入力できる。又、トラブルチ
ケットの変化通知時には、HTMLファイル部13内の
トラブルチケット情報通知ページをHTTPプロトコル
の再表示機能を利用してその内容をWWWブラウザAP
1〜nで表示する。
【0044】尚、WWWとはインターネット上に存在す
るいろいろな情報(リソース)をアクセスするサービス
及び関連する技術である。
【0045】トラブルチケットMOデータベース30
は、属性、状態値等のトラブルチケットに関する管理オ
ブジェクトの管理を行う。
【0046】CMIPエージェントAP20は、受信し
た要求、または発生した事象に従い、前記トラブルチケ
ットMOデータベース30にトラブルの属性、状態値等
の情報を登録、検索、更新し、または、下記するWWW
サーバ/CMIPプロキシー10に登録時の識別番号、
検索時の検索結果、状態変化時のCMIP管理操作のM
−EVENT−REPORT通知等を送る。
【0047】図2に、ネットワーク・サービス提供者側
のWWWサーバ/CMIPプロキシー10の構成を示
す。WWWサーバ/CMIPプロキシー10は、WWW
サーバ部11とCGI(Common Gateway
Interface)部12とHTMLファイル部1
3とWWW/CMIP変換部14からなるものである。
【0048】図3の本発明のデータフローを用いて、W
WWサーバ部11、CGI部12及びWWW/CMIP
変換部14を説明する。
【0049】CGI部12は、下記するWWWサーバ部
11と下記するWWW/CMIP変換部14との間での
情報の受け渡しを行う。
【0050】WWW/CMIP変換部14は、GDMO
(Guideline for Definition
of Managed Object)定義の属性と
HTML定義の各タグとの規則的な変換を行う。この変
換はトラブルチケット管理の処理には依存しない方法で
行なう。
【0051】WWWサーバ部11は、HTTP(Hyp
er Text TransferProtocol)
通信プロトコルの処理を行ない、HTMLファイル部1
3に格納される各HTMLページを作成し、この各HT
MLページをカスタマ側と送受信を行う。つまり、カス
タマ側の前記WWWブラウザAP1〜nからのHTTP
のGET要求等を受け取る(図3(1))と、下記する
WWW/CMIP変換部14、及び、下記するCMIP
エージェントAP20を介して、要求されたリソース、
具体的には、下記するHTMLファイル部13に格納し
てあるHTMLファイルをWWWブラウザAP1〜nに
送り返す(図3(6))。
【0052】一方、カスタマ側からネットワーク・サー
ビス提供者側に情報を送る。即ち、WWWサーバ部11
からWWW/CMIP変換部14に情報を渡すには、カ
スタマ側のWWWブラウザAP1〜nで、HTMLファ
イルの<FORM>タグ内のPOST要求を指定して、
必要な情報を入力し(図3(1))、CGI部12を介
して、必要な情報をWWW/CMIP変換部14に送る
(図3(2))。
【0053】ネットワーク・サービス提供者側からカス
タマ側に情報を送る。即ち、WWW/CMIP変換部1
4からWWWサーバ部11に情報を流すには、WWW/
CMIP変換部14がCGI部12から起動された際
に、HTTPの仕様に基づいて、流したい情報をコンピ
ュータのOS(Operating System)の
標準出力に出力する(図3(5))。但し、情報の先頭
に、流す情報のタイプ等を書いたヘッダを付ける。WW
Wサーバ部11に渡された情報は、ネットワーク0を介
してカスタマ側のWWWブラウザAP1〜nに渡される
(図3(6))。
【0054】WWWサーバ部11と、WWWブラウザA
P1〜nとは、ネットワーク・サービス提供者側とカス
タマ側というように、ネットワーク0を介して別々のコ
ンピュータ上で動作するため、WWWブラウザAP1〜
nとWWWサーバ部11との間の情報のやりとりはネッ
トワークを使った通信となる。一方、WWWサーバ部1
1とWWW/CMIP変換部14は、WWWサーバ/C
MIPプロキシー10の中で、すなわち、同じコンピュ
ータ上で動作し、情報のやりとりをCGI部12が行
う。
【0055】HTMLファイル部13には、トラブルチ
ケット管理システムで使用する各種のHTMLページを
登録している。即ち、 ・カスタマからネットワーク・サービス提供者に、トラ
ブルを報告するためのトラブルチケット申告ページ ・ネットワーク・サービス提供者からカスタマに、トラ
ブル報告の受付を応答するためのトラブルチケット受付
ページ ・カスタマからネットワーク・サービス提供者に、トラ
ブルチケットの履歴照会・追跡を行うためのトラブルチ
ケット履歴検索要求ページ ・ネットワーク・サービス提供者からカスタマに、トラ
ブルチケットの履歴の照会・追跡結果を応答するための
トラブルチケット履歴検索結果ページ ・ネットワーク・サービス提供者からカスタマに、トラ
ブルの状況変化を通知するためのトラブルチケット情報
通知ページ ・ネットワーク・サービス提供者がHTMLファイル部
13及び必要なデータベースを維持する(例えば、アク
セス権のチェックやパスワードの登録などの)ためのユ
ーザ登録ページ等を登録している。
【0056】図4を用いてWWW/CMIP変換部14
の構成を詳しく説明する。WWW/CMIP変換部14
は、CGI振り分け処理部141、トラブルチケット申
告登録処理部142、トラブルチケット履歴検索処理部
143、トラブルチケット情報通知処理部144、ユー
ザアクセス統計処理部145、データベース保守管理処
理部146及びCMIPマネージャ部147からなるも
のである。
【0057】CGI振り分け処理部141は、カスタマ
側のWWWブラウザAP1〜nで指定されたHTMLフ
ァイル部13内にある各トラブルチケット処理に対応す
るページ対応に、次に行う処理を振り分ける。
【0058】トラブルチケット申告登録処理部142
は、図5に示す処理をWWW/CMIP変換部14内で
行う。すなわち、CGI部12がカスタマ側のWWWブ
ラウザAP1〜nで指定されたトラブルチケット申告ペ
ージから抽出した属性名、内容、値をCGI振り分け処
理部141が受け取る。CGI振り分け処理部141が
ページ対応に振り分ける処理を行い、トラブルチケット
申告登録処理部142に振り分ける。次に、トラブルチ
ケット申告登録処理部142は、受け取った属性名、内
容、値をGDMO形式の属性に変換し、この変換後の属
性名、内容、値をCMIPエージェントAP20へのト
ラブルチケットMO生成要求に設定し、この情報をCM
IPマネージャ147に送信する。CMIPマネージャ
147では、トラブルチケットMO生成要求に関する状
態管理を行い、トラブルチケットMO生成要求(CMI
P管理操作のM−CREATE要求)をCMIPエージ
ェントAP20へ送る。
【0059】また、トラブルチケット申告登録処理部1
42は、CMIPマネージャ部147からM−CREA
TE要求の応答の情報を受け取ると、この情報をトラブ
ルチケット受付ページに組み込むため、CGI部12を
介して、WWWサーバ部11に送る。
【0060】トラブルチケット履歴検索処理部143
は、WWW/CMIP変換部14内で次の処理を行う。
CGI部12がカスタマ側のWWWブラウザAP1〜n
で指定されたトラブルチケット履歴検索ページから抽出
した属性名、内容、値をCGI振り分け処理部141が
受け取る。CGI振り分け処理部141がページ対応に
振り分ける処理を行い、トラブルチケット履歴検索処理
部143に振り分ける。
【0061】トラブルチケット履歴検索処理部143
は、受け取った属性名、内容、値をGDMO形式の属性
に変換し、この変換後の属性名、内容、値をCMIPエ
ージェントAP20へのトラブルチケットMO取得要求
に設定し、この情報をCMIPマネージャ147に送信
する。CMIPマネージャ147では、トラブルチケッ
トMO取得要求に関する状態管理を行い、トラブルチケ
ットMO取得要求(CMIP管理操作のM−GET要
求)をCMIPエージェントAP20へ送る。
【0062】また、トラブルチケット履歴検索処理部1
43は、CMIPマネージャ部147からM−GET要
求の応答の情報を受け取ると、その情報をトラブルチケ
ット履歴検索結果ページに組み込むため、CGI部12
を介して、WWWサーバ部11に送る。
【0063】トラブルチケット情報通知処理部144
は、図6に示す処理をWWW/CMIP変換部14内で
行う。すなわち、CMIPマネージャ部147が、トラ
ブルチケットMOの変化通知(M−EVENT−REP
ORT通知)をCMIPエージェントAP20より受け
取り、トラブルチケットMO変化通知に関する状態管理
をCMIPマネージャ部147で行い、トラブルチケッ
ト情報通知処理部144にM−EVENT−REPOR
T受信通知を送信する。トラブルチケット情報通知処理
部144は、トラブルチケット変化通知内のGDMO形
式の属性をHTML定義の各タグに変換し、このHTM
L定義の形式に変換した各タグをCGI部12を介し
て、WWWサーバ部11に送る。
【0064】ユーザアクセス統計処理部145及びデー
タベース保守管理処理部146は、WWWサーバ/CM
IPプロキシー10内でユーザのアクセス記録や保守管
理を行う。
【0065】図7に示すフローチャートを用いて、トラ
ブルチケットの報告・生成時の処理手順を説明する。カ
スタマ側は、WWWブラウザAP1〜nを起動し、トラ
ブルチケットMOに必要な属性の値を入力し、WWWサ
ーバ/CMIPプロキシー10に対して、トラブルチケ
ット申告ページを送信する。次に、WWWサーバ/CM
IPプロキシー部10内のWWWサーバ部11は、HT
TP通信プロトコル処理を行い、前記トラブルチケット
申告ページを受信し、このトラブルチケット申告ページ
をCGI部12に送信する。次に、CGI部12はトラ
ブルチケット申告ページから属性名、内容、値を抽出
し、WWW/CMIP変換部14内のCGI振り分け処
理部141に送信する。次に、CGI振り分け処理部1
41は受信した情報をトラブルチケット申告登録処理部
142に振り分ける。次に、トラブルチケット申告登録
処理部142は受け取った情報をHTML定義の各タグ
からGDMO定義の属性に変換し、トラブルチケットM
O生成要求に必要な属性を設定し、CMIPマネージャ
部147にCMIP管理操作のM−CREATE発行を
要求する。次に、CMIPマネージャ部147は、CM
IPエージェント部AP20に対して、M−CREAT
E要求を発行する。次に、CMIPエージェント部AP
20はカスタマより報告された情報から属性値等を取り
出し、トラブルチケットMOデータベース30に登録
し、併せて、WWWサーバ/CMIPプロキシー10に
トラブルチケットMOの識別番号などの応答を返す。次
に、WWWサーバ/CMIPプロキシー10内のCMI
Pマネージャ部147を介して、トラブルチケット申告
登録処理部142がM−CREATE要求の応答を受信
する。次に、トラブルチケット申告登録処理部142
は、受信した情報をGDMO定義の属性をHTML定義
の各タグに変換しCGI部12に送信する。次に、CG
I部12はWWWサーバ部11を介して、カスタマ側の
WWWブラウザAP1〜nにトラブルチケット受付ペー
ジを送信する。
【0066】図8に示すフローチャートを用いて、トラ
ブルチケットの検索時の処理手順を説明する。カスタマ
側は、WWWブラウザAP1〜nを起動し、トラブルチ
ケットの報告・生成時に得た識別番号をキーにしてトラ
ブルチケットMOに必要な属性の値を入力し、WWWサ
ーバ/CMIPプロキシー10に対して、トラブルチケ
ット履歴検索要求ページ送信する。次に、WWWサーバ
/CMIPプロキシー部10内のWWWサーバ部11
は、HTTP通信プロトコル処理を行い、前記トラブル
チケット履歴検索要求ページを受信し、このトラブルチ
ケット履歴検索要求ページをCGI部12に送信する。
次に、CGI部12は、トラブルチケット履歴検索要求
ページから属性名、内容、値を抽出し、WWW/CMI
P変換部14内のCGI振り分け処理部141に送信す
る。次に、CGI振り分け処理部141は、受信した情
報をトラブルチケット履歴検索処理部143に振り分け
る。
【0067】次に、トラブルチケット履歴検索処理部1
43は受け取った情報をHTML定義の各タグからGD
MO定義の属性に変換し、トラブルチケットMO取得要
求に必要な属性を設定し、CMIPマネージャ部147
にCMIP管理操作のM−GET発行を要求する。次
に、CMIPマネージャ部147は、CMIPエージェ
ント部AP20に対して、M−GET要求を発行する。
次に、CMIPエージェント部AP20はカスタマより
指定された識別番号より、トラブルチケットMOデータ
ベース30を検索し、併せて、WWWサーバ/CMIP
プロキシー10にトラブルチケットMOの検索結果の応
答を返す。次に、WWWサーバ/CMIPプロキシー1
0内のCMIPマネージャ部147を介して、トラブル
チケット履歴検索処理部143がM−GET要求の応答
を受信する。
【0068】次に、トラブルチケット履歴検索処理部1
43は、受信した情報をGDMO定義の属性をHTML
定義の各タグに変換しCGI部12に送信する。次に、
CGI部12はWWWサーバ部11を介して、カスタマ
側のWWWブラウザAP1〜nにトラブルチケット履歴
検索結果ページを送信する。
【0069】図9に示すフローチャートを用いて、ネッ
トワーク・サービス提供者がカスタマに対して、トラブ
ルの状況変化(復旧など)を通知する場合、即ち、トラ
ブルチケットの生成や削除あるいはトラブルチケットの
属性値や状況値の変化を通知する場合(トラブルチケッ
ト情報通知時の処理手順)を説明する。CMIPエージ
ェント部AP20は、トラブルチケットMOデータベー
ス30を更新すると共に、WWWサーバ/CMIPプロ
キシー10にM−Event−Report通知を送信
する。次に、WWWサーバ/CMIPプロキシー10内
のCMIPマネージャ部147を介して、トラブルチケ
ット情報通知処理部144がM−Event−Repo
rt受信通知を受信する。次に、トラブルチケット情報
通知処理部144は受信した情報をGDMO定義の属性
からHTML定義の各タグに変換しCGI部12、WW
Wサーバ部11を介して、カスタマ側のWWWブラウザ
AP1〜nにトラブルチケット変化通知ページを送信す
る。次に、WWWブラウザAP1〜nは、WWWサーバ
/CMIPプロキシー10を介して、応答をCMIPエ
ージェント部AP20に返す。
【0070】図11、図12は、図10(a)のトラブ
ルチケット申告ページを、図13は、図10(b)のト
ラブルチケット受付ページをHTMLファイル部13内
のHTML形式で表現したものである。図11〜図13
が示すようにページ内のHTMLの各タグがWWWブラ
ウザAP1〜nでの表示のGUIフォームを指定してい
るため、GUIフォームの変更がネットワーク・サービ
ス提供者側で容易に実現できる。
【0071】図14は、図11、図12のトラブルチケ
ット申告ページに対応するトラブルチケットMOデータ
ベース30に登録するためのトラブルチケットMOのG
DMO定義のうち一部の属性の定義とHTMLタグとの
対応の例である。図14が示すように、トラブルチケッ
トMOの個々の属性が、HTMLタグで一つ一つの情報
項目に対応することができ、ネットワーク・サービス提
供側のWWWサーバ/CMIPブロキシー10内のCG
I部12で、HTMLページから属性名とその内容・値
が抽出されWWW/CMIP変換部14に渡されるの
で、トラブルチケットMOデータベース30に容易に登
録することができる。
【0072】尚、本発明は、ネットワーク・サービス提
供者のHTMLファイル部13とトラブルチケットMO
データベース30を、トラブルチケット管理のためのも
のから、サービスオーダ(SOD:Service O
rder)の管理のためのものに変更するだけで、カス
タマ側のWWWブラウザAP1〜nはそのままで、サー
ビスオーダ管理システムにも適用が可能である。
【0073】更にまた、本発明は、カスタマ側のWWW
ブラウザAP1〜n、ネットワークサービス提供者側の
WWWサーバ部11とCGI部12とHTMLファイル
部13、及びCGI振り分け処理部141を、HTTP
プロトコルおよびHTML言語のものから、同様なサー
バ・クライアント方式の他のプロトコル、例えば、RP
C(Remote Procedure Call)プ
ロトコルとそのAPI(Application Pr
ogramming Interface)に変更する
だけで、他の管理サービスにも適用可能である。
【0074】
【発明の効果】本発明では、カスタマのWWWブラウザ
手段で表示されるGUIフォームはWWWブラウザ手段
で固定的に、事前にインストールされて、保持されてい
るものではなく、HTML仕様で記述されたページその
ものがGUIフォームの設定情報ファイルであるため、
ネットワーク・サービス提供者側でのGUIフォームの
変更が容易であり、カスタマ側への再配布が不要であ
る。
【0075】また、カスタマがWWWブラウザ手段か
ら、<FORM>タグ等を用いたHTMLページによ
り、対話的に、ネットワーク・サービス提供者のトラブ
ルチケットMOデータベースへ登録したり、検索する情
報項目を入力する。従って、電子メールのような自由書
式で入力された情報を、トラブルチケットMOデータベ
ースの登録・検索用に適した情報項目に変更したり、ネ
ットワーク・サービス提供者側での人手による抽出・変
更処理は不要である。
【0076】更にまた、カスタマ側のWWWブラウザ手
段は、下位の通信プロトコルとしてTCP/IPを必要
とするが、それらはWWWブラウザ以外にもTelne
tやFTP、電子メール(smtp)等、利用範囲が広
い。またWWWブラウザ手段自身もトラブルチケット管
理システムの専用のアプリケーションではないので、本
システム用に特別に用意する必要はなく、ユーザへの負
担が少ない。
【0077】以上のように、本発明のトラブルチケット
管理システムでは、カスタマとネットワーク・サービス
提供者間のトラブルチケットの管理を容易にかつ正確に
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例を示すトラブルチケット管
理システム構成図
【図2】本発明の実施形態例を示すWWWサーバ/CM
IPプロキシーの構成図
【図3】本発明の実施形態例を示すデータフロー図
【図4】本発明の実施形態例を示すWWW〜CMIP変
換部の構成図
【図5】トラブルチケット申告ページ受信時のWWW/
CMIP変換部での処理を示すフロー図
【図6】トラブルチケットMOの変化通知受信時のWW
W/CMIP変換部での処理を示すフロー図
【図7】トラブルチケット申告ページ受信時の通信シー
ケンス図
【図8】トラブルチケット履歴検索要求ページ受信時の
通信シーケンス図
【図9】トラブルチケット情報通知の通信シーケンス図
【図10】(a)は、トラブルチケット申告ページの表
示イメージ図、(b)は、受付ページの表示イメージ図
【図11】トラブルチケット申告ページのHTMLペー
ジ図(1/2)
【図12】トラブルチケット申告ページのHTMLペー
ジ図(2/2)
【図13】トラブルチケット受付ページのHTMLペー
ジ図
【図14】GDMO定義の属性とHTMLのタグの対応
例を示す図
【図15】従来の第一の方法のトラブルチケット管理シ
ステムの構成図
【図16】従来の第一の方法のトラブルチケット管理シ
ステムの通信シーケンス図
【図17】従来の第二の方法のトラブルチケット管理シ
ステムの構成図
【図18】従来の第二の方法のトラブルチケット管理シ
ステムの通信シーケンス図
【図19】従来の第三の方法のトラブルチケット管理シ
ステムの構成図
【図20】従来の第三の方法のトラブルチケット管理シ
ステムの通信シーケンス図
【符号の説明】
0…ネットワーク 1〜n…WWWブラウザAP 10…WWWサーバ/CMIPプロキシー 20…CMIPエージェントAP 30…トラブルチケットMOデータベース

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークサービス提供者がカスタマ
    に提供するネットワーク資源やネットワークサービスに
    関するトラブルについて、カスタマが報告したり、照会
    するトラブルチケット管理システムにおいて、 WWWのページ上の情報とCMIPの情報との変換を行
    うWWWサーバ/CM IP変換手段と、トラブルチケットに関する管理オブジ
    ェクトの管理を行うトラブルチケットMOデータベース
    と、 前記WWWサーバ/CMIP変換手段から受信した要
    求、または発生した事象に従い、前記トラブルチケット
    MOデータベースに情報を登録、検索、更新し、また
    は、前記WWWサーバ/CMIP変換手段に情報を送る
    CMIPエージェント手段からなるネットワークサービ
    ス提供装置と、 WWWブラウザ手段を有する1つ以上のカスタマと、 前記1つ以上のカスタマと前記ネットワークサービス提
    供装置を接続するネットワークからなることを特徴とす
    るトラブルチケット管理システム。
  2. 【請求項2】 前記WWWサーバ/CMIP変換手段
    は、 前記1つ以上のカスタマまたは前記CMIPエージェン
    ト手段からの要求により、要求された情報内のGDMO
    定義の属性とHTML定義の各タグとの規則的な変換を
    行うWWW/CMIP変換手段と、 トラブルチケットで使用する各種HTMLページを格納
    するHTMLファイル手段と、 HTTP通信プロトコル処理を行い、前記HTMLファ
    イル手段に格納されるHTMLファイルを前記1つ以上
    のカスタマと送受信するWWWサーバ手段と、 HTMLページから属性名と内容、値を抽出し、前記W
    WW/CMIP変換手段に送り、前記WWW/CMIP
    変換手段から情報を受けるCGI手段からなることを特
    徴とする請求項1記載のトラブルチケット管理システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記WWW/CMIP変換手段は、 トラブルチケット処理種別に対応して処理を振り分ける
    CGI振り分け手段と、 前記CMIPエージェント手段との情報のやり取りのた
    めのプロトコル処理を行うCMIPマネージャ手段と、 トラブルチケット申告ページに設定された情報を前記C
    GI振り分け手段から受取り、この受取った情報をHT
    ML定義の各タグからGDMO定義の属性に規則的に変
    換し、トラブルチケットMO生成要求に必要な属性を設
    定し、前記CMIPマネージャ手段に送り、前記CMI
    Pマネージャから前記トラブルチケットMO生成要求の
    応答を受けると、GDMO定義の属性をHTML定義の
    各タグに変換し、前記CGI手段に送るトラブルチケッ
    ト申告登録処理手段と、 トラブルチケット履歴検索要求ページに設定された情報
    を前記CGI振り分け手段から受取り、この受取った情
    報をHTML定義の各タグからGDMO定義の属性に規
    則的に変換し、トラブルチケットMO取得要求に必要な
    属性を設定し、前記CMIPマネージャ手段に送り、前
    記CMIPマネージャ手段から前記トラブルチケットM
    O取得要求の応答を受けると、GDMO定義の属性をH
    TML定義の各タグに変換し、前記CGI手段に送るト
    ラブルチケット履歴検索処理手段と、 前記CMIPエージェント手段からトラブルチケット変
    化通知を受けると、GDMO定義の属性をHTML定義
    の各タグに規則的に変換し、前記CGI手段に送るトラ
    ブルチケット情報通知処理手段と、 ユーザのアクセスの記録を行うユーザアクセス統計処理
    手段と、 HTMLファイルの保守管理を行うデータベース保守管
    理処理手段からなることを特徴とする請求項2記載のト
    ラブルチケット管理システム。
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