JPH09297006A - 位置ずれ検出装置 - Google Patents

位置ずれ検出装置

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Publication number
JPH09297006A
JPH09297006A JP8309527A JP30952796A JPH09297006A JP H09297006 A JPH09297006 A JP H09297006A JP 8309527 A JP8309527 A JP 8309527A JP 30952796 A JP30952796 A JP 30952796A JP H09297006 A JPH09297006 A JP H09297006A
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JP
Japan
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image
window
ampoule
positional deviation
mirror
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Withdrawn
Application number
JP8309527A
Other languages
English (en)
Inventor
Takakazu Fujii
孝和 藤井
Akio Yunoki
昭夫 柚木
Takashi Nakahara
隆 中原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP8309527A priority Critical patent/JPH09297006A/ja
Publication of JPH09297006A publication Critical patent/JPH09297006A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 注入針から薬品をアンプルに注入する際に、
注入針がアンプルを破損しないように、アンプルの位置
ずれを検出する。 【解決手段】 平面でなる鏡1はアンプル10の後方に
配置され,撮像部2は受光方向が鏡1に対して45゜を
有している。A/D変換部31は、撮像部2がアンプル
10のアナログ信号でなる撮像信号をディジタル信号に
変換して画像データを出力する。位置ずれ検出部33
は、画像メモリ32に格納されているアンプル10の画
像データを2値化処理し、そして、2値化した画像デー
タA中の所定箇所に有する第1ウィンドウ,第2ウィン
ドウおよび第3ウィンドウ中に撮像されたアンプル10
像の画素割りを算出し、アンプル10の位置ずれの割合
を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物体の位置ずれを
検出する位置ずれ検出装置に関し、特に注入針から薬品
をアンプルに充填するに際し、アンプルの位置ずれを検
出する位置ずれ検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】アンプルに薬液を充填する工程では、ア
ンプルがローダーに載せられて送られてくるごとに、注
入針をそれぞれのアンプルの注入口に降ろし、この注入
針を通してアンプル内に薬液を充填している。
【0003】このような工程では、注入針をそれぞれの
アンプルの注入口に正確に降ろす必要があるため、アン
プルの底部をローダーの所定位置に正確に配置し、か
つ、注入針の押下位置を正確にとる必要がある。
【0004】このため、ローダーにはアンプルをセット
するための凹部が設けられ、この凹部の中心点が注入針
の押下位置と一致するように位置決め(機械的位置決
め)されている。
【0005】なお、このようなアンプルに薬液を充填す
る工程では、アンプル相互の間には狭いスペースしかな
いため、アンプルの位置ずれを検知する検知器(セン
サ)を設けることができなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このようなアンプルに
薬液を充填する工程では、上述のようにローダーの凹部
の中心点と注入針とが一致するように機械的に位置決め
されていても、長く使用するに従って、位置決め精度に
狂いが生じ、つまり、アンプルの位置ずれを起こし、そ
の結果、アンプルに注入針がうまく注入口に入らず、ア
ンプルを往々にして破損していた。
【0007】そして、アンプルが破損するたびに、この
薬液を充填する工程を一旦停止し、位置決めを再調整し
けらばならず、その間、この工程を停止することによる
多大な損失が発生するという問題点があった。
【0008】そこで、本発明は上述の問題点に鑑み、注
入針から薬品をアンプルに注入する際に、注入針がアン
プルを破損しないように、アンプルの位置ずれを検出す
る位置ずれ検出装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため、請求項1記載の発明は、撮像されて得た物体の画
像データからこの物体の位置ずれを検出する位置ずれ検
出装置であって、物体の後方に配置された鏡面体と、上
記物体の前方に上記鏡面体と所定の角度を持って配置さ
れた撮像手段と、この撮像手段で撮像されて得た上記物
体の画像データに基づき、物体の位置ずれを検出する検
出手段とを具備することを特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、上記撮像手段で撮像されて得た画像データ
には、上記物体が基準値以上の位置ずれを起こした場合
に、その位置ずれを起こした物体を撮像する複数の画像
領域を有しており、上記検出手段が、上記複数の画像領
域に撮像された上記物体の画素を算出することで、この
物体の位置ずれ量を検出することを特徴とする。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の発明において、上記画像データには、上記物体が
前後左右のいずれの方向に位置ずれしても、この位置ず
れした物体を撮像する画像領域を有することを特徴す
る。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項2記載の発
明において、上記検出手段が、上記物体の径の太さに応
じて、上記画像領域の幅を変更することを特徴とする。
【0013】請求項5記載の発明は、請求項1乃至4の
うち1記載の発明において、上記鏡面体が、物体の後方
に配置された1鏡面でなり、上記撮像手段が、上記物体
の前方に上記鏡面体と所定の角度を持って配置されてい
ることを特徴とする。
【0014】請求項6記載の発明は、請求項5記載の発
明において、上記撮像手段が、その受光方向が上記鏡面
体に対して45゜でなることを特徴とする。
【0015】請求項7記載の発明は、請求項5記載の発
明において、上記撮像手段で撮像されて得た撮像画像に
は、上記物体が前方向に位置ずれした場合に撮像する第
1画像領域と、左方向および後方向に位置ずれした場合
に撮像する第2画像領域と、右方向に位置ずれした場合
に撮像する第3画像領域とを有することを特徴とする。
【0016】請求項8記載の発明は、請求項1乃至4の
うち1記載の発明において、上記鏡面体が、物体の後方
に配置され、2鏡面が互いに所定角で交差しており、上
記撮像手段が、上記物体の前方で、かつ、上記鏡面体の
2鏡面に対して左右対称となる位置に配置されているこ
とを特徴とする。
【0017】請求項9記載の発明は、請求項8記載の発
明において、上記鏡面体が、2鏡面が角度90゜で交差
することを特徴とする。
【0018】請求項10記載の発明は、請求項9記載の
発明において、上記撮像手段で撮像されて得た画像デー
タには、上記物体が前方向に位置ずれした場合に撮像す
る第1画像領域および第4画像領域と、左方向,右方向
および後方向に位置ずれした場合に撮像する第2画像領
域および第3画像領域とを有することを特徴とする。
【0019】請求項11記載の発明は、請求項8記載の
発明において、上記鏡面体が、2鏡面が角度120゜で
交差することを特徴とする。
【0020】請求項12記載の発明は、請求項11記載
の発明において、上記撮像手段で撮像されて得た画像デ
ータには、上記物体が前方向および左方向に位置ずれし
た場合に撮像する第1画像領域と、後方向,右方向およ
び左方向に位置ずれした場合に撮像する第2画像領域お
よび第3画像領域と、前方向および右方向に位置ずれし
た場合に撮像する第4画像領域とを有することを特徴と
する。
【0021】請求項13記載の発明は、請求項1乃至4
のうち1記載の発明において、上記鏡面体の2鏡面が角
度90゜以上で180゜未満の範囲で交差することを特
徴とする。
【0022】本発明によれば、鏡面体の前方に配置され
た物体を、鏡面体と所定角度を持って撮像して得た画像
データに基づき、物体の位置ずれを検出する。
【0023】特に、画像データ中の所定箇所に有する複
数の画像領域に撮像された物体の画素を算出すること
で、物体の前後左右方向に対する位置ずれ量を検出す
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る位置ずれ検出
装置の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0025】<第1実施形態>図1は第1実施形態に係
る位置ずれ検出装置の構成を示すブロック図である。こ
の実施形態の位置ずれ検出装置は、注入針から薬品をア
ンプルに充填する工程において、アンプルの位置ずれを
検出する装置であって、アンプル10の後方に配置され
た平面でなる鏡1,受光方向が鏡1に対して45゜を有
する小型カメラでなる撮像部2および制御部3とから構
成されている。
【0026】制御部3は、A/D変換部31と、後述す
る画像データを格納する画像メモリ32と、位置ずれ検
出部33と、ユーザメモリ34とから主に構成されてい
る。
【0027】A/D変換部31は、撮像部2からのアナ
ログ信号でなる撮像信号をディジタル信号に変換して画
像データを出力するように構成されている。
【0028】位置ずれ検出部33は、画像メモリ32に
格納されている画像データを2値化処理する。
【0029】位置ずれ検出部33は、図2に示すよう
に、2値化した画像データA中、第1の領域W1(以
下、第1ウィンドウという)、第2の領域W2(以下、
第2ウィンドウという)、第3の領域W3(以下、第3
ウィンドウという)に写ったアンプルの像の画素割合を
算出し、アンプル10の位置ずれ量を検出するように構
成されている。
【0030】ここで、これら第1ウィンドウW1,第2
ウィンドウW2および第3ウィンドW3は、画像データ
中の所定箇所に形成されており、アンプル10が前後左
右に所定値以上ずれた場合に、これらのうち少なくとも
1つにアンプル10の像を写すようになっている。
【0031】また、位置ずれ検出部33は、アンプル1
0の径の太さに応じて、第1ウィンドウW1,第2ウィ
ンドウW2および第3ウィンドW3の幅を変更するする
ように構成されている。
【0032】このことを更に詳しく説明すると、位置ず
れ検出部33は、アンプル10がローダーに搬送されて
所定位置にセットされたとき、この搬送されてきたアン
プル10の画像データからアンプル10の径を計測し、
この計測したアンプル10の径から、後述するユーザメ
モリ34に格納されているの処理プログラムを用いて、
第1ウィンドウW1,第2ウィンドウW2および第3ウ
ィンドW3のそれぞれの幅を算出するようにしている。
【0033】ここで、アンプル10の径が太くなればな
るほど、第1ウィンドウW1,第2ウィンドウW2およ
び第3ウィンドW3の幅も大きくなることはいうまでも
ない。
【0034】ユーザメモリ34は、ローダーに載せられ
てアンプル10の径の太さごとに、第1ウィンドウW
1,第2ウィンドウW2および第3ウィンドW3の幅を
指定するプログラムが格納されているものである。
【0035】このような構成でなるこの実施形態の位置
ずれ検出装置における各第1ウィンドウW1,第2ウィ
ンドウW2および第3ウィンドW3の撮像内容を、図3
を参照して説明する。
【0036】ここで、図に示すように、位置ずれがない
正常位置にあるアンプル10をAとし、左方向に位置ず
れしたアンプルをBとし、右方向に位置ずれしたアンプ
ルをCとし、前方向に位置ずれしたアンプルをDとし、
後前方向に位置ずれしたアンプルをEとする。
【0037】この実施形態の位置ずれ検出装置では、図
に示すように、鏡1にアンプルA,B,C,Dの虚像が
それぞれA1,B1,C1,D1生じ、第1ウィンドウ
W1と第2ウィンドウW2とは、鏡1に生じた虚像を撮
像しており、第3ウィンドウW3はアンプルの実像を撮
像している。
【0038】従って、この実施形態の位置ずれ検出装置
では、各第1ウィンドウW1,第2W2および第3ウィ
ンドウW3は、次のようなアンプル10の位置ずれを撮
像する。
【0039】アンプルが正常位置にある場合には、第
1ウィンドウW1,第2ウィンドウW2およびW3に
は、アンプル10の像が写ることがない(図中の(a)
参照)。 アンプル10が左方向にずれた場合には、図中の
(b)に示すように、第2ウィンドウW2にのみその像
が写り、第1ウィンドウW1および第3ウィンドウW3
には像が写らない。 アンプル10が右方向にずれた場合には、図中の
(c)に示すように、第3ウィンドウW3にのみ像が写
り、第1ウィンドウW1および第2ウィンドウW2には
像が写らない。 アンプル10が前方向にずれた場合には、図中の
(d)に示すように、第1ウィンドウW1にのみ像が写
り、第2ウィンドウW2および第3ウィンドウW3には
像が写らない。 アンプル10が後前方向にずれた場合には、図中の
(e)に示すように、第2ウィンドウW2にのみ像が写
り、第1ウィンドウW1および第3ウィンドウW3には
像が写らない。
【0040】なお、図3では示さなかったけれども、前
後斜めに対するアンプル10の位置ずれも、第1ウィン
ドウW1,第2ウィンドウW2および第3ウィンドウW
3の少なくとも1つにおいて撮像されるので、これらの
位置ずれも検出することができることはいうまでもな
い。
【0041】次に、この実施形態の位置ずれ検出装置に
よる位置ずれを検出する動作を、図4を参照して説明す
る。
【0042】アンプル10がローダーに載せられて検査
位置に送られてくると、所定位置に取り付けられた撮像
部2は、鏡面1に対して45゜の角度で撮像し、その撮
像信号をA/D変換器31に出力する(ステップ11
0)。
【0043】A/D変換器31は、撮像部2の撮像信号
をA/D変換(アナログ/デジタル変換)して画像デー
タにし、これを画像メモリ32に格納する(ステップ1
20)。
【0044】位置ずれ検出部33は、画像メモリ32か
らローダーに載せられてきたアンプル10の径を画像デ
ータから計測する(ステップ130)。次に、位置ずれ
検出部33は、その計測したアンプル10の径から、ユ
ーザメモリ34に格納されている処理プログラムを用い
て、第1ウィンドウW1,第2ウィンドウW2および第
3ウィンドウW3の幅を算出する(ステップ140)。
【0045】位置ずれ検出部33は、第1ウィンドウW
1,第2ウィンドウW2および第3ウィンドウW3の幅
を決定すると、これらウィンドウW1、W2,W3に写
っているアンプル10の像の各ウィンドウW1、W2,
W3に対する画素割合いを算出し、アンプル10の位置
ずれの割合を検出し、この割合に基づきアンプル10の
位置ずれ量を検出し、この位置ずれ量を注入針の押下位
置の変更情報として外部に出力する(ステップ15
0)。
【0046】この実施形態の位置ずれ検出装置では、撮
像部2がアンプル10の後方に配置された鏡1に対して
45゜で撮像し、その撮像した画像データA中の第1ウ
ィンドウW1,第2ウィンドウW2および第3ウィンド
ウW3上における撮像状況を画素割合として検出するこ
とで、アンプル10の位置ずれを前後左右に渡り検知す
ることができる。
【0047】<第2実施形態>図5は第2実施形態に係
る位置ずれ検出装置の構成を示すブロック図である。こ
の実施形態の位置ずれ検出装置は、アンプル10の後方
に配置され、鏡面が互いに90゜で交差した鏡1と、ア
ンプル10の前方で、かつ、鏡1に対して左右対称とな
る位置に配置された小型カメラでなる撮像部2と、制御
部3(図示せず)とから構成されている。
【0048】ここで、制御部3は、上述した第1実施形
態と同様な構成を有しているので、その重複部分は説明
を省略し、異なる部分のみを説明する。
【0049】この実施形態の位置ずれ検出33は、図6
に示すように、2値化した画像データA中、第1ウィン
ドウW1,第2ウィンドウW2,第3ウィンドウW3お
よび第4ウィンドウW4上に写っているアンプル10の
像の画素割りを算出し、アンプル10の位置ずれ量を検
出するように構成されている。
【0050】そして、これら第1ウィンドウW1,第2
ウィンドウW2,第3ウィンドウW3および第4ウィン
ドウのそれそれは、図7に示すような位置ずれしたアン
プル10を撮像する。
【0051】ここで、第1ウィンドウW1,第2ウィン
ドウW2,第3ウィンドウW3および第4ウィンドウW
4を必要としたのは、図に示すように、一方の鏡1には
アンプルA,B,C,Dの虚像がそれぞれA1,B1,
C1,D1というように生じ、また、他方の鏡1には同
様に虚像がそれぞれA2,B2,C2,D2というよう
に生じ、さらに、これら虚像により虚像A3,B3,C
3,D3が生じるので、これらの虚像からの光と、アン
プルから直接届く光を考慮する必要があるからである。
【0052】従って、第1ウィンドウW1,第2ウィン
ドウW2,第3ウィンドウW3および第4ウィンドウW
4は、次のようなアンプル10の位置ずれを撮像する。
【0053】アンプル10が正常位置にある場合に
は、第1ウィンドウW1,第2ウィンドウW2,第3ウ
ィンドウW3および第4ウィンドウW4には、アンプル
10の像が写ることがない(図中の(a)参照)。 アンプル10が左方向にずれた場合には、図中の
(b)に示すように、第2ウィンドウW2および第3ウ
ィンドウW3にその像が写り、第1ウィンドウW1およ
び第4ウィンドウW4には像が写らない。 アンプル10が右方向にずれた場合には、図中の
(b)に示す場合と同様、図中の(c)に示すように、
第2ウィンドウW2および第3ウィンドウW3にその像
が写り、第1ウィンドウW1および第4ウィンドウW4
には像が写らない。このように図中の(b)に示す場合
と同様に撮像するのは、2つの虚像が左右対象に形成さ
れるためである。 アンプル10が前方向にずれた場合には、図中の
(d)に示すように、第1ウィンドウW1および第4ウ
ィンドウW4に像が写り、第2ウィンドウW2および第
3ウィンドウW3には像が写らない。 アンプル10が後前方向にずれた場合には、図中の
(e)に示すように、第2ウィンドウW2および第3ウ
ィンドウW3に像が写り、第1ウィンドウW1および第
3ウィンドウW3には像が写らない。なお、第2ウィン
ドウW2および第3ウィンドウW3に写った像は、左方
向にずれた場合および右方向にずれた場合の像の位置が
それぞれ反対側に撮像される。
【0054】この実施形態の場合は、第1実施形態と同
様、図7では示さなかったけれども、前後斜めに対する
アンプル10の位置ずれも、第1ウィンドウW1,第2
ウィンドウW1,第3ウィンドウW3および第4ウィン
ドウW4の少なくとも1つにおいて撮像されるので、こ
れらの位置ずれも検出することができることはいうまで
もない。
【0055】また、この実施形態の位置ずれ検出装置
は、第1実施形態の場合と同様、位置ずれ検出部33
が、第1実施形態と同様、アンプル10の径の太さ応じ
て、位置ずれを起こした物体を撮像する画像領域の幅を
変更するするように構成されている。
【0056】この実施形態の位置ずれ検出では、撮像部
2が、鏡面が互いに120゜で交差した鏡1の前方に配
置されているアンプル10を、このアンプル10の前方
で、かつ、鏡1に対して左右対称となる位置から撮像
し、その撮像した画像データA中の第1ウィンドウW
1,第2ウィンドウW2,第3ウィンドウW3および第
4ウィンドウW4上における撮像された像の画素割合を
検出することで、アンプル10の位置ずれを前後左右に
渡り検知することができる。
【0057】<第3実施形態>図8は第3実施形態に係
る位置ずれ検出装置の構成を示すブロック図である。こ
の実施形態の位置ずれ検出装置は、アンプル10の後方
に配置され、鏡面が互いに120゜で交差した鏡1と、
アンプル10の前方で、かつ、鏡1に対して左右対称と
なる位置に配置された小型カメラでなる撮像部2と、制
御部3(図示せず)とから構成されている。
【0058】ここで、制御部3は、上述した第1実施形
態および第2実施形態と同様な構成を有しているので、
その重複部分は説明を省略し、異なる部分のみを説明す
る。
【0059】この実施形態の位置ずれ検出33は、図示
しないが第2実施形態と同様、2値化した画像データA
中には、第1ウィンドウW1,第2ウィンドウW2,第
3ウィンドウW3および第4ウィンドウW4を有してお
り、これらのウィンドウW1,W2,W3,W4上に写
るアンプル10の像の画素割合を算出し、アンプル10
の位置ずれ量を検出するように構成されている。
【0060】これら第1ウィンドウW1,第2ウィンド
ウW2,第3ウィンドウW3および第4ウィンドウのそ
れそれは、図9に示すような位置ずれしたアンプル10
を撮像する。
【0061】この実施形態の位置ずれ検出装置でも、第
1ウィンドウW1,第2ウィンドウW2,第3ウィンド
ウW3および第4ウィンドウを必要としたのは、第2実
施形態と同様、図に示すように、一方の鏡1にアンプル
A,B,C,Dの虚像がそれぞれA1,B1,C1,D
1が生じ、また、他方の鏡1に同様に虚像がそれぞれA
2,B2,C2,D2が生じ、これらの虚像からの光
と、アンプル10から直接届く光を考慮する必要がある
からである。
【0062】なお、実施形態の位置ずれ検出装置は、第
2実施形態で生ずる虚像により生ずる虚像が生じること
がない。
【0063】これら第1ウィンドウW1,第2ウィンド
ウW2,第3ウィンドウW3および第4ウィンドウW4
は、次のようなアンプル10の位置ずれを撮像する。
【0064】アンプルが正常位置にある場合には、第
1ウィンドウW1,第2ウィンドウW2,第3ウィンド
ウW3および第4ウィンドウW4には、アンプル10の
像が写ることがない(図中の(a)参照)。 アンプル10が左方向にずれた場合には、図中の
(b)に示すように、第1ウィンドウW1,第2ウィン
ドウW2および第3ウィンドウW3にその像が写り、第
4ウィンドウW4には像が写らない。 アンプル10が右方向にずれた場合には、図中の
(c)に示すように、第2ウィンドウW2,第3ウィン
ドウW3および第4ウィンドウW4にその像が写り、第
1ウィンドウW1には像が写らない。 アンプル10が前方向にずれた場合には、図中の
(d)に示すように、第1ウィンドウW1および第4ウ
ィンドウW4に像が写り、第2ウィンドウW2および第
3ウィンドウW3には像が写らない。 アンプル10が後前方向にずれた場合には、図中の
(e)に示すように、第2ウィンドウW2および第3ウ
ィンドウW3に像が写り、第1ウィンドウW1および第
3ウィンドウW3には像が写らない。
【0065】この実施形態の場合は、第1実施形態およ
び第2実施形態と同様、図9では示さなかったけれど
も、前後斜めに対するアンプル10の位置ずれも、第1
ウィンドウW1,第2ウィンドウW1,第3ウィンドウ
W3および第4ウィンドウW4の少なくとも1つにおい
て撮像されるので、これらの位置ずれも検出することが
できることはいうまでもない。
【0066】また、この実施形態の位置ずれ検出装置
は、第1実施形態の場合と同様、位置ずれ検出部33
が、第1実施形態と同様、アンプル10の径の太さに応
じて、位置ずれを起こした物体を撮像する画像領域の幅
を変更するするように構成されている。
【0067】この実施形態の位置ずれ検出では、撮像部
2が、鏡面が互いに120゜で交差した鏡1の前方に配
置されているアンプル10を、このアンプル10の前方
で、かつ、鏡1に対して左右対称となる位置から撮像
し、その撮像した画像データA中の第1ウィンドウW
1,第2ウィンドウW2,第3ウィンドウW3および第
4ウィンドウW4上における撮像された像の画素割合を
検出することで、アンプル10の位置ずれを前後左右に
渡り検知することができる。
【0068】なお、この実施形態の位置検出装置は、鏡
1に生じる虚像によりさらに虚像を生じることがないた
め、第2実施形態より虚像の数が1つ少ないので、第1
ウィンドウW1,第2ウィンドウW2,第3ウィンドウ
W3および第4ウィンドウW4ウィンドウの位置の選択
幅が広く取ることができる。
【0069】この上述した実施形態の位置ずれ検出装置
は、アンプルの位置ずれを検出する場合について説明し
たが、アンプル以外の物体の位置ずれを検出することに
も適用できる。
【0070】以上、上述した2鏡面が90°で交差する
場合および120°で交差する場合についての実施形態
を述べたが、2鏡面1が90°未満の場合には、図9
(a)に示すように、アンプル等の被検査物体10が図
中のL−L線とL1−L1線間に配置されると、カメラ
ではとらえられない像があるので、被検査物体10をL
−L線よりも上側(鏡面1の内側)に配置しなければな
らない。
【0071】そうすると、図10(b)に示すように、
被検査物体10を左右に動かした場合には、被検査物体
10が鏡面1に衝突してしまう。
【0072】それに対して、2鏡面1が90°以上にな
ると(180°未満)の場合には、図10(c)に示す
ように、被検査物体がL−L線よりも下側(鏡面1から
離れる側)にあっても、その反射像をカメラでとらえる
ことができる。
【0073】従って、被検査物体を例えばコンベアに載
せて動かしながら検査することができる。
【0074】
【発明の効果】上述の発明によれば、鏡面体の前方に配
置された物体を、鏡面体と所定角度を持って撮像して得
た画像データに基づき、さらに詳しく説明すれば、この
画像データ中の所定箇所に有する複数の画像領域に撮像
された物体の画素を算出することで、前後左右の方向に
対する物体の位置ずれを検出するため、従来、例えばア
ンプルに薬液を注入する工程のように、センサが取り付
けできなくてアンプルの位置ずれを検出することえがで
きない箇所でも、容易に位置ずれを検出することができ
るという効果がある。
【0075】このため、検出した位置ずれ値に基づき、
注入針の押下位置を変更させることで、この注入針がア
ンプルを破損するということを無くすことができる。従
って、従来、アンプルが破損するたびに、この薬液を充
填する工程を一旦停止し、位置決めを再調整するという
こともなくなり、この工程を停止することによる多大な
損失の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る位置ずれ検出装置の構成を
示すブロック図。
【図2】第1実施形態に係る位置ずれ検出装置がウィン
ドウを説明する説明図。
【図3】図2中のウィンドウがアンプルの位置ずれで撮
像する内容を説明する説明図。
【図4】第1実施形態の位置ずれ検出装置の動作を説明
するフローチャート。
【図5】第2実施形態に係る位置ずれ検出装置の構成を
示すブロック図。
【図6】第2実施形態に係る位置ずれ検出装置がウィン
ドウを説明する説明図。
【図7】図6中のウィンドウがアンプルの位置ずれで撮
像する内容を説明する説明図。
【図8】第3実施形態に係る位置ずれ検出装置の構成を
示すブロック図。
【図9】第3実施形態に係る位置ずれ検出装置のウィン
ドウがアンプルの位置ずれで撮像する内容を説明する説
明図。
【図10】2鏡面の交差角度が90°を境にして像の結
像状態の変化につての説明図。
【符号の説明】
1 鏡 2 撮像部(小型カメラ) 3 制御部 10 アンプル 31 A/D変換部 32 画像メモリ 33 位置ずれ検出部 34 ユーザーメモリ(UM) A 画像データ W1 第1ウィンドウ W2 第2ウィンドウ W3 第3ウィンドウ W4 第4ウィンドウ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像されて得た物体の画像データからこ
    の物体の位置ずれを検出する位置ずれ検出装置であっ
    て、 物体の後方に配置された鏡面体と、 上記物体の前方に上記鏡面体と所定の角度を持って配置
    された撮像手段と、 この撮像手段で撮像されて得た上記物体の画像データに
    基づき、物体の位置ずれを検出する検出手段と、 を具備することを特徴とする位置ずれ検出装置。
  2. 【請求項2】 上記撮像手段で撮像されて得た画像デー
    タには、上記物体が基準値以上の位置ずれを起こした場
    合に、その位置ずれを起こした物体を撮像する複数の画
    像領域を有しており、 上記検出手段は、上記複数の画像領域に撮像された上記
    物体の画素を算出することで、この物体の位置ずれ量を
    検出することを特徴とする請求項1記載の位置ずれ検出
    装置。
  3. 【請求項3】 上記画像データには、上記物体が前後左
    右のいずれの方向に位置ずれしても、この位置ずれした
    物体を撮像する画像領域を有することを特徴する請求項
    1または2記載の位置ずれ検出装置。
  4. 【請求項4】 上記検出手段は、上記物体の径の太さに
    応じて、上記画像領域の幅を変更することを特徴とする
    請求項2記載の位置ずれ検出装置。
  5. 【請求項5】 上記鏡面体は、物体の後方に配置された
    1鏡面でなり、 上記撮像手段は、上記物体の前方に上記鏡面体と所定の
    角度を持って配置されていることを特徴とする請求項1
    乃至4のうち1記載の位置ずれ検出装置。
  6. 【請求項6】 上記撮像手段は、その受光方向が上記鏡
    面体に対して45゜でなることを特徴とする請求項5記
    載の位置ずれ検出装置。
  7. 【請求項7】 上記撮像手段で撮像されて得た撮像画像
    には、上記物体が前方向に位置ずれした場合に撮像する
    第1画像領域と、左方向および後方向に位置ずれした場
    合に撮像する第2画像領域と、右方向に位置ずれした場
    合に撮像する第3画像領域と、 を有することを特徴とする請求項5記載の位置ずれ検出
    装置。
  8. 【請求項8】 上記鏡面体は、物体の後方に配置され、
    2鏡面が互いに所定角で交差しており、 上記撮像手段は、上記物体の前方で、かつ、上記鏡面体
    の2鏡面に対して左右対称となる位置に配置されている
    ことを特徴とする請求項1乃至4のうち1記載の位置ず
    れ検出装置。
  9. 【請求項9】 上記鏡面体は、2鏡面が角度90゜で交
    差することを特徴とする請求項8記載の位置ずれ検出装
    置。
  10. 【請求項10】 上記撮像手段で撮像されて得た画像デ
    ータには、上記物体が前方向に位置ずれした場合に撮像
    する第1画像領域および第4画像領域と、左方向,右方
    向および後方向に位置ずれした場合に撮像する第2画像
    領域および第3画像領域と、 を有することを特徴とする請求項9記載の位置ずれ検出
    装置。
  11. 【請求項11】 上記鏡面体は、2鏡面が角度120゜
    で交差することを特徴とする請求項8記載の位置ずれ検
    出装置。
  12. 【請求項12】 上記撮像手段で撮像されて得た画像デ
    ータには、上記物体が前方向および左方向に位置ずれし
    た場合に撮像する第1画像領域と、後方向,右方向およ
    び左方向に位置ずれした場合に撮像する第2画像領域お
    よび第3画像領域と、前方向および右方向に位置ずれし
    た場合に撮像する第4画像領域と、 を有することを特徴とする請求項11記載の位置ずれ検
    出装置。
  13. 【請求項13】 上記鏡面体の2鏡面が角度90゜以上
    で180゜未満の範囲で交差することを特徴とする請求
    項1乃至4のうち1記載の位置ずれ検出装置。
JP8309527A 1996-03-04 1996-11-20 位置ずれ検出装置 Withdrawn JPH09297006A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016161321A (ja) * 2015-02-27 2016-09-05 東レエンジニアリング株式会社 検査装置
CN107622600A (zh) * 2017-09-21 2018-01-23 深圳怡化电脑股份有限公司 图像镜像数据的生成方法、装置及自动柜员机

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JP2016161321A (ja) * 2015-02-27 2016-09-05 東レエンジニアリング株式会社 検査装置
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