JPH09296288A - 高圧型高純度水素酸素発生装置の冷却機構 - Google Patents

高圧型高純度水素酸素発生装置の冷却機構

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JPH09296288A
JPH09296288A JP8113458A JP11345896A JPH09296288A JP H09296288 A JPH09296288 A JP H09296288A JP 8113458 A JP8113458 A JP 8113458A JP 11345896 A JP11345896 A JP 11345896A JP H09296288 A JPH09296288 A JP H09296288A
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輝行 森岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高圧型HHOGの冷却機構をシンプルな構成
とし、熱交換器の形式を制限なく自由に選択しうること
によってその冷却効率を向上させること。 【解決手段】 電解セル2を収容したタンク1内の純水
を冷却するための熱交換器7がタンク1の外部に配設さ
れ、且つその入口7aが配管9aによってタンク1にお
けるタンク内純水の水面より下部の純水流出口10に接
続され、熱交換器7の出口7bが配管9bによってタン
ク1における前記純水流出口10より下方の純水流入口
11に接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高圧型高純度水素酸
素発生装置の冷却機構(以下、単に冷却機構という)に
関する。さらに詳しくは、高圧型高純度水素酸素発生装
置における水電解セルを収容したタンク内の純水を冷却
するための冷却機構に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】図6
に示すように、高圧型の高純度水素酸素発生装置(以
下、単にHHOGという)51は、純水電解セル(以
下、単に電解セルという)52が収容された水素酸素発
生タンク(以下、単に純水タンクという)53と、この
純水タンク53に純水Wを供給するための純水供給タン
ク54と、水素ガスH2 から水分を除去するための水素
ガス用気液分離タンク55とを主要構成機器としてい
る。図中56は純水供給ポンプである。純水タンク53
内の電解セル52では、その周囲の純水が電気分解さ
れ、水素ガスH2 と酸素ガスO2 とが発生している。発
生した酸素ガスO2 は直接純水タンク53内の純水内を
通過し、酸素ガス取り出し管57を通して収集される。
一方、発生した水素ガスH2 は純水タンク53内の純水
を通さず、電解セル52から水素ガス取り出し管58を
通して水素ガス用気液分離タンク55に導かれ、そこで
水分を除去して収集される。
【0003】通常、前記純水タンク53内の純水は電気
分解時の発熱によって温度が上昇するが、これは電解セ
ル52を構成する部品等の熱劣化防止の観点から好まし
いものではない。さらに、純水温度が上昇すると、純水
タンク53内の水蒸気量が増加し、発生した酸素ガス中
の水分量も増加するので、除湿負荷が大きくなる。ま
た、装置の作業員にとっても、タンク53の温度が高い
ことは作業上好ましくはない。
【0004】そこで、従来は図6に示すように高圧型H
HOGの純水タンク53は、その中に純水の温度上昇を
抑制するための熱交換器59を設置して純水を冷却する
ように構成されている。したがって、この熱交換器59
には純水タンク53の外部から冷媒を循環させる必要が
あるため、冷媒流通用のパイプ60a、60bが純水タ
ンク53の容器壁を貫通するかたちで冷媒供給源(図示
せず)から熱交換器59まで配管されている。そして、
熱交換器59の入口までの配管60aには冷媒供給用の
ポンプ61が介装されている。
【0005】ところが前記純水タンク53は、電解セル
52を収容し且つ必要な量の純水を注入しておくだけの
容積を有しているのが一般的である。水素・酸素を得る
ため以上に大型にするのは経済効率が低下するからであ
る。したがって、熱交換器59はどうしても小型にせざ
るを得ない。さらに、熱交換器59を電解セル52の上
方に設置すれば電解セル52から発生する酸素ガスの気
泡が熱交換器59の表面に付着して熱交換効率が低下す
るので、どうしても電解セル52の側方、すなわち電解
セル52と純水タンク53の内壁との間隙に設置せざる
を得ない。
【0006】そのため、そのサイズがさらに制限される
ことから、従来では専らチューブ型熱交換器、とくにコ
イル状にされたチューブ型の熱交換器が用いられてい
る。しかしながら、蛇管式の熱交換器は他の形式の熱交
換器に比べるとそのサイズが大きい割りには伝熱面積が
小さいので熱交換効率が低いという問題がある。
【0007】なお、純水タンクの外周面に冷媒ジャケッ
トを形成した二重容器式の純水タンクも考えられるが、
タンク内圧が10kg/cm2 近くになるため、二重高
圧タンクとして製造する場合の製造コストが大幅に上昇
する。さらに、高圧タンク故にタンク肉厚を厚くしなけ
ればならないため、熱交換効率が低いものとなる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願発明はかかる問題を
解決するためになされたものであり、熱交換器を純水タ
ンクの外部に設置するとともに配管によって純水タンク
と連結することによって特別にポンプを必要とせず、い
わば発熱源を内包した純水タンクといわば冷熱源を内包
した熱交換器とからなるループ内を、純水が自然対流に
よって循環しつつ冷却されるシステムを構築した。さら
に、熱交換器を純水タンクの外部に設置したため、純水
タンクを軽量且つコンパクトに形成することが可能とな
り、さらに、熱交換器の形式を使用条件や設置条件に応
じて選択することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の冷却機構は、水電解セル
を収容したタンク内の純水を冷却するための高圧型高純
度水素酸素発生装置の冷却機構であって、前記タンク内
の純水を冷却するための熱交換器がタンクの外部に配設
され、且つその入口がタンク内の純水の水面より下方の
第一部位に接続され、その出口がタンクにおける前記第
一部位より下方の第二部位に接続されてなることを特徴
としている。
【0010】したがって、熱交換器とタンクとこれら両
者の接続手段(配管等)とから構成されるループ内を純
水が自然対流に起因して自然循環することとなる。すな
わち、タンク内の純水は昇温されて上方へ移動し、熱交
換器内の純水は冷却されて下方に移動するため、タンク
内の純水はタンクの第一部位から熱交換器へ流入し、熱
交換器内の純水はタンクの第二部位からタンク内へ流入
する。
【0011】このように、かかる純水循環のためにはポ
ンプはとくに必要とされない。また、循環液体がきわめ
て低粘度の純水であるため、良好に自然循環することと
なる。もちろん、純水を強制循環させるのであれば、ポ
ンプを装備してもよい。
【0012】また、熱交換器はタンクの外部に設置され
るため、純水タンクを従来のものより一層軽量かつコン
パクトに形成することができる。したがって、製造コス
トの低減が可能となるばかりではなく、輸送や据え付け
における取扱が容易となる。さらに、従来技術のよう
に、熱交換器のサイズ、形状および形式等に対するタン
ク容積による制限はない。したがって、HHOGの使用
条件、設置する工場の設備、設置面積等に応じて、種々
の形式の熱交換器を選択することができる。熱交換器の
形式は限定されず、たとえば、プレート型熱交換器また
は種々の管形状を有するシェル・アンド・チューブ形が
主に用いられる。
【0013】また、前記熱交換器がタンクに着脱自在に
取り付けられてなる冷却機構にあっては、予め熱交換器
をタンクに配管して一体装着しておくこともできる。し
たがって、熱交換器とタンクとを一体にして輸送するこ
とができるため、コスト低減に資することとなる。ま
た、この冷却機構を設置する場合にも、一体の状態で据
えつけることができ、しかも、設置現場においてタンク
と熱交換器との配管を行う必要がないため、コスト低減
に資することとなる。さらに、通常はメーカーの工場で
組み立てられるため、従来は設置現場で行われていた漏
洩検査、耐圧検査または気密検査等の各種検査がメーカ
ーの工場で効率よく行われうるので好ましい。
【0014】
【実施例】つぎに、添付図面に示された実施例を参照し
つつ本発明の冷却機構を説明する。
【0015】図1は本発明の冷却機構の一実施例を示す
断面図、図2は本発明の冷却機構の他の実施例を示す一
部断面正面図、図3〜5はそれぞれ本発明の冷却機構の
さらに他の実施例を示す断面図である。
【0016】図1において、1が純水タンク(以下、単
にタンクという)であり、その中の支持台3上に電解セ
ル2が据えつけられている。電解セル2からは発生水素
ガスH2 を取り出すための水素ガス取り出し管4がタン
ク1の壁を貫通して水素ガス用気液分離タンク(図示し
ない)まで延設されている。5は酸素ガスO2 を取り出
すための酸素ガス取り出し管である。6は純水供給管で
ある。
【0017】7は公知のプレート型の熱交換器である。
8は冷媒供給ポンプであり、冷媒供給源(図示しない)
から熱交換器7に冷媒を供給する。冷媒としては冷水や
フロンガス等が用いられる。
【0018】熱交換器7における被冷却流体たる純水の
入口7aは配管9aによってタンク1の純水流出口(特
許請求の範囲でいう第一部位)10に接続されている。
熱交換器7における純水の出口7bは配管9bによって
タンク1の純水流入口(特許請求の範囲でいう第二部
位)11に接続されている。なお、配管9a、9bはフ
ランジ(図示しない)を介して分離可能に接続されてい
る。
【0019】前記純水流出口10はタンク1における純
水流入口11より上方に形成されており、HHOGの運
転中はタンク1内の純水の水面は純水流出口10より上
方となるようにされている。後述のごとく、自然循環に
よって純水を冷却するためにそうする必要があるからで
ある。
【0020】叙上の構成により、熱源たる電解セル2に
よって加熱されたタンク内の純水はタンク内を上昇し、
一方、熱交換器内で冷却された純水は熱交換器内を下降
する。かかる自然対流によって、タンク1、熱交換器7
および配管9a、9bから構成されるループ内を純水が
自然循環することになる。
【0021】熱源たる電解セル2の位置に対する、冷却
された純水流入口11の上下相対位置関係は、タンク内
の純水の温度上昇を効率良く抑制するために、上下方向
にほぼ同一位置とするか、図1〜5に示すように電解セ
ル2より下方に純水流入口11を形成するのが好まし
い。冷却された純水を直接的に電解セル2に供給しうる
からである。
【0022】なお、万一の場合に備えて、気泡となって
上昇する発生酸素ガスが純水流出口10に流入して熱交
換器7に至らないように、図示のごとく、純水流出口1
0のタンク内側部分を下側および横周囲を覆うような酸
素ガス流入防止用のカバー12を純水流出口10の下側
から取り付けておいてもよい。このカバー12の形状
は、ほぼ半球形の容器を縦方向に二分割したものであ
る。かかる形状のカバー12により、純水はカバー12
の内側を純水流出口10に向かって下方に流れ、酸素ガ
ス気泡は浮力によって上方に移動するため、純水の流れ
に酸素ガス気泡が同伴することがない。したがって、熱
交換器7には酸素ガス気泡が流入することもない。本カ
バー12の形状にはとくに限定はなく、下方から上昇し
てくる酸素ガス気泡が純水流出口10近傍を通過するこ
とを妨げうる形状であればよい。
【0023】つぎに、図2に示す冷却機構は、その純水
冷却原理が図1の冷却機構と同じであるが、前記熱交換
器7をタンク1に直接取り付けて一体化したものであ
る。
【0024】本実施例では、熱交換器7をタンク1の架
台13にボルト(図示しない)によって着脱自在に取り
付けている。もちろん、配管9a、9bもフランジ(図
示しない)を介して分離可能に接続されている。
【0025】このような構成としたので架台13にタン
ク1の架台を用いることができ、熱交換器7用の架台を
別途設置する必要がない。また、配管9a、9bの長さ
を短くすることができる。これによって装置をコンパク
トにすることができる。
【0026】なお、タンクと熱交換器の一体化について
は、本発明ではとくに架台によることに限定されること
はなく、たとえば熱交換器7が軽量であれば、前記配管
9a、9bのみによっても支持することが可能である。
【0027】タンク1は高圧で用いられており、タンク
1から純水の漏れを防ぐために、タンク1の配管口は少
ない方がよい。かかる観点から、図3に示す冷却機構
は、熱交換器7からタンク1へ純水を流入させる配管9
bと純水供給管6とが接続されてタンク1へ流入する純
水が合流するようにされたものである。また、熱交換器
7からこの接続点14までのあいだに逆止弁15が介装
されているので、図1において2つあった配管口を1つ
にすることができた。かかる構成により、配管口の数を
減らすことができるのでタンク1のシール性および安全
性が向上する。さらに、純水供給管6を通して図示しな
い供給ポンプによって純水を供給する際に熱交換器7か
らの冷水をも強制的にタンク1へ流入させることができ
る。また、逆止弁15の介装によって冷水が熱交換器7
へ逆流することを防止している。
【0028】図4に示す冷却機構では、図3のものと同
様に、熱交換器7からタンク1へ純水を流入させる配管
9bと純水供給管6とが接続されている。ただし、前記
配管9bにおける熱交換器7からこの接続点14までの
あいだの部分にポンプ16が介装されている点で図3の
冷却機構と異なっている。かかる構成により、配管が簡
略化されることはもとより、熱交換器7によって冷却さ
れた純水を強制的にタンク1内に注入することができ
る。その結果、タンク1内の純水が攪拌され、タンク1
内での冷却効果が向上する。
【0029】図5に示す冷却機構も、図4のものと同様
に、熱交換器7からタンク1へ純水を流入させる配管9
bと純水供給管6とが接続されており、前記配管9bの
接続点14までの部分ににポンプ16が介装されてい
る。ただし、前記配管9bはタンク1に単に接続されて
いるだけではなく、さらにタンク1内に延びて直接電解
セル2に接続されている。すなわち、電解セル2中の純
水供給マニホールド(図示しない)に冷却された純水を
直接供給しうるように構成されている。
【0030】かかる構成により、配管が簡略化されるこ
とはもとより、熱源たる電解セル2を直接冷却すること
が可能となる。その結果、図示しない固体電解質膜やガ
スケット等、電解セル2の部品の熱劣化を効率的に防止
することができる。
【0031】なお、前記配管9bを直接電解セル2に接
続する構成は図5に示す冷却機構だけに限定されず、他
にも図1、図2、図3および図4に示す冷却機構等にも
適用可能である。
【0032】つぎに、叙上のごとく構成された冷却機構
と従来の冷却機構とについて、その冷却効率を比較する
ことによって、本発明の冷却機構をその機能面から説明
する。
【0033】一般に、前記実施例で採用されているプレ
ート型熱交換器の伝熱係数αaは1000〜3000k
cal/m2 /hr(平均を2000kcal/m2
hrとする)であり、従来技術で採用されているコイル
チューブ型熱交換器の伝熱係数αbは200〜1000
kcal/m2 /hr(平均を500kcal/m2
hrとする)である。
【0034】一方、従来技術や実施例における一般的な
電解セルの発熱量Qは、電流値600A、電圧50Vか
ら、25800kcalとなる。
【0035】そして、冷却条件として、被冷却体たる純
水の冷却温度、つまり温度降下ΔTを80℃から50℃
までの30℃とし、冷媒の熱交換器内温度上昇Δtを3
2℃から37℃までの5℃とする。
【0036】そうすると、本実施例(プレート型熱交換
器採用)の熱交換器の必要伝熱面積Aaは、Aa=Q/
αa=25800kcal÷2000kcal/m2
hr=12.9m2 となる。
【0037】一方、従来技術(コイルチューブ型熱交換
器採用)の熱交換器の必要伝熱面積Abは、Ab=Q/
αb=25800kcal÷500kcal/m2 /h
r=51.6m2 となる。
【0038】このように、従来技術に比べると約1/4
という少ない伝熱面積の熱交換器、換言すれば小型(薄
型)の熱交換器を採用することができる。このような小
型、薄型の熱交換器としうるので、タンク1との一体化
も容易となる。このように、自在に熱交換器の形式やサ
イズを選択しうるのは、従来のようにタンク内壁と電解
セルとのあいだという、形状が限定された空間に設置す
る必要がないからである。また、言い換えれば、熱交換
器をプレート型にするとともに、サイズを従来と同程度
にすれば冷却効率を大幅に向上することが可能となる。
【0039】もし、前記熱交換器の伝熱面積を従来技術
と本実施例とを同一にすれば、従来技術における冷媒流
量および被冷却体たる純水の流量を本実施例のそれの約
4倍にする必要があり、非現実的である。
【0040】叙上のごとく本冷却機構では、軽量且つコ
ンパクトで冷却効率の向上が可能となる。
【0041】本実施例では、タンクを縦置き(タンクの
中心軸をほぼ鉛直方向にした設置)にしたものを例示し
たが、本発明ではとくに縦置きに限定されることはな
く、横置き(タンクの中心軸をほぼ水平方向にした設
置)にしてもよい。
【0042】
【発明の効果】本発明の冷却機構によれば、純水を自然
対流によって循環しつつ冷却しうるため、特別な装置を
必要とすることなくシンプルな構成となる。もちろん、
強制循環のための装置(ポンプ等)を装備することも可
能である。しかも、熱交換器をタンクの外部に設置した
ため、タンクを軽量且つコンパクトに形成して製造コス
ト、輸送コストおよび設置工事コストを低減することが
できる。また、熱交換器の形式を、使用条件や設置条件
に応じて自在に選択することができ、冷却効率を向上さ
せることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷却機構の一実施例を示す断面図であ
る。
【図2】本発明の冷却機構の他の実施例を示す一部断面
正面図である。
【図3】本発明の冷却機構のさらに他の実施例を示す断
面図である。
【図4】本発明の冷却機構のさらに他の実施例を示す断
面図である。
【図5】本発明の冷却機構のさらに他の実施例を示す断
面図である。
【図6】従来の冷却機構を備えたHHOGの一例を示す
説明図である。
【符号の説明】
1・・・タンク 2・・・電解セル 7・・・熱交換器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原田 宙幸 東京都練馬区西大泉2−25−43

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水電解セルを収容したタンク内の純水を
    冷却するための高圧型高純度水素酸素発生装置の冷却機
    構であって、前記タンク内の純水を冷却するための熱交
    換器がタンクの外部に配設され、且つその入口がタンク
    内の純水の水面より下方の第一部位に接続され、該熱交
    換器の出口がタンクにおける前記第一部位より下方の第
    二部位に接続されてなることを特徴とする高圧型高純度
    水素酸素発生装置の冷却機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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