JPH09295387A - 積層フィルム及びこれを用いた耐煮沸破袋性に優れた包装袋 - Google Patents

積層フィルム及びこれを用いた耐煮沸破袋性に優れた包装袋

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JPH09295387A
JPH09295387A JP11101796A JP11101796A JPH09295387A JP H09295387 A JPH09295387 A JP H09295387A JP 11101796 A JP11101796 A JP 11101796A JP 11101796 A JP11101796 A JP 11101796A JP H09295387 A JPH09295387 A JP H09295387A
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film
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polyamide
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JP11101796A
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Katsuro Kuze
勝朗 久世
Naganari Matsuda
修成 松田
Chikao Morishige
地加男 森重
Tsutomu Isaka
勤 井坂
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Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 煮沸処理やレトルト処理等の熱処理、とりわ
け含気煮沸処理時においても高い耐破袋性を発揮し得る
様なポリアミド系の積層フィルム、および該積層フィル
ムを用いた耐破袋性包装袋を提供すること。 【解決手段】 ポリアミド系基層フィルムの少なくとも
片面に、接着剤層を介してシーラント層が形成された積
層フィルムにおいて、上記ポリアミド系基層フィルムと
シーラント層間の90℃の熱水中で測定した縦方向およ
び/または横方向の接着力エネルギーを15kg・mm
以上とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリアミド系の積
層フィルムおよび該フィルムを用いた包装袋に関するも
のであり、より詳しくは、例えば水分含有食品や薬品等
の包装袋、あるいは沸水処理やレトルト処理等などの過
酷な処理、特に極めて過酷な処理である含気煮沸処理
(気体を含む状態での煮沸処理を意味し、煮沸処理によ
る気体と水蒸気の急激な膨張によって強力な破袋力を受
ける、以下同じ)にも耐える強度特性を備えた積層フィ
ルム、およびこの積層フィルムを用いた包装袋に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】ポリアミド系の二軸延伸フィルムは、強
靭性、耐ピンポール性、耐屈曲性および耐熱性等に優れ
ていることから、様々の用途で広く利用されている。そ
れらのポリアミドフィルムを包装袋として使用する際に
は、通常はその片面もしくは両面に印刷を施してその上
に接着剤層を設け、更にその上にドライラミネート法や
押出ラミネート法によりシーラント層を設けるなどして
ポリアミド系の積層フィルムを製造し、この積層フィル
ムを用いて袋を作製する。そしてこの袋内に内容物を充
填し、開口部をヒートシールすることによって密封包装
体とする。この様な包装袋は、たとえば味噌や醤油など
の調味料、スープやレトルト食品等の水分含有食品ある
いは薬品などの包装用として使用されている。
【0003】また近年、食文化の向上により本物指向が
強くなり、たとえば麺類等のインスタント食品において
も、乾麺タイプから生麺タイプへの切替えが進んでい
る。生麺タイプの場合は、生麺を密封包装した後で加熱
殺菌処理が行われるが、この加熱殺菌処理は、内部に気
体が封入された含気状態で行われるため、熱により密封
体内部の空気および水蒸気が急激に膨張し、シール部に
引き剥し方向の大きな力がかかる。そのため、従来の包
装材料に要求されてきた通常の耐水接着性のみでは耐シ
ール性が不十分であり、含気煮沸処理によって生じる内
圧にも耐え得る高レベルの耐水接着性が必要になってく
る。味覚に対する消費者の要求は益々高度化する傾向が
あり、こうした要求に答えるため、含気煮沸処理条件も
一段と過酷になってきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の様な事
情に着目してなされたものであって、その目的は、煮沸
処理やレトルト処理等の熱処理、とりわけ含気煮沸処理
時においても高い耐破袋性を発揮し得る様なポリアミド
系の積層フィルム、および該積層フィルムを用いた耐破
袋性包装袋を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すること
のできた本発明の積層フィルムは、ポリアミド系基層フ
ィルムの少なくとも片面に、接着剤層を介してシーラン
ト層が形成された積層フィルムにおいて、上記ポリアミ
ド系基層フィルムとシーラント層間の90℃の熱水中で
測定した縦方向および/または横方向の接着力エネルギ
ーが15kg・mm以上であるところにその特徴が存在
する。
【0006】本発明においては、上記縦方向と横方向の
接着力エネルギーの合計が25kg・mm以上であるも
のが特に好ましく、また接着剤層としては、10℃以下
のガラス転移点を有する架橋樹脂を使用することによっ
て、煮沸処理時の耐熱水性に優れた接着剤層とすること
ができるので好ましい。上記接着力エネルギーを確保す
る上で好ましい接着剤層の厚みは1〜3.5g/m2
範囲である。またこの接着剤層を介してシーラント層を
形成するに当たっては、前記ポリアミド系基層フィルム
と接着剤層の間に接着改質層を設けることによって、積
層間の接着力エネルギーを一層高めることができるので
好ましい。
【0007】また本発明の積層フィルムを構成する上記
前記ポリアミド系基層フィルムとしては、90℃の熱水
中で縦方向または横方向に75%伸長させた時の、縦方
向応力および横方向応力のいずれかもしくは両方が6.
5×107 Pa以下である基層フィルムを選択使用する
ことによって、耐煮沸パンク性の一段と優れた積層フィ
ルムを得ることができ、これは本発明の好ましい実施態
様として推奨される。そして、上記積層フィルムのシー
ラント層同士をシールして製袋すると、該袋内に気体を
含んだ状態で被包装物を密封包装して煮沸処理したとき
にも、優れた耐破袋性を示す包装袋を得ることができ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】上記の様に本発明では、ポリアミ
ド系基層フィルムの少なくとも片面に接着剤層を介して
シーラント層を設けた積層フィルムにおいて、上記ポリ
アミド系基層フィルムとシーラント層間の90℃の熱水
中で測定した縦方向および/または横方向の接着力エネ
ルギー(以下、縦・横接着エネルギーということがあ
る)が15kg・mm以上の高い値を示し、より好まし
くは、縦方向と横方向の接着力エネルギーの合計が25
kg・mm以上の高い値を示すところにその特徴を有し
ており、この様な積層フィルムの特性は、接着剤層とし
て、10℃以下のガラス転移点を有する架橋樹脂を使用
し、該接着剤層の厚みを1〜3.5g/m2 の範囲と
し、あるいはポリアミド系基層フィルムとして「90℃
の熱水中で縦方向または横方向に75%伸長させた時
の、縦方向応力および横方向応力のいずれか若しくは両
方が6.5×107 Pa以下」のものを使用することに
よって容易に達成される。
【0009】上記本発明においてポリアミド系基層フィ
ルムとは、ポリアミド系樹脂を主成分とするフィルムで
あり、ポリアミド系樹脂としては、たとえば3員環以上
のラクタム類の重縮合によるポリアミド系樹脂、ω−ア
ミノ酸の重縮合によるポリアミド系樹脂、二塩基酸とジ
アミンとの重縮合によるポリアミド系樹脂が挙げられ
る。
【0010】ここで3員環以上のラクタム類としては、
ω−カプロラクタム、エナントラクタム、カプリルラク
タム、ラウリルラクタム等;ω−アミノ酸としては、6
−アミノカプロン酸、7−アミノヘプタン酸、9−アミ
ノノナン酸、11−アミノウンデカン酸等;二塩基酸と
しては、アジピン酸、グルタル酸、ピメリン酸、スベリ
ン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ウンデカジオン酸、
ドデカジオン酸、ヘキサデカジオン酸、エイコサンジオ
ン酸、エイコサジエンジオン酸、2,2,4−トリメチ
ルアジピン酸、テレフタル酸、イソフタル酸、2、6−
ナフタレンジカルボン酸、キシリレンジカルンボン酸
等;ジアミン類としては、エチレンジアミン、トリメチ
レンジアミン、テトラメチレンジアミン、ヘキサジエチ
レンジアミン、ペンタメチレンジアミン、ウンデカメチ
レンジアミン、2,2,4(または2,4,4)−トリ
メチルヘキサメチレンジアミン、シクロヘキサンジアミ
ン、ビスー(4,4’−アミノシクロヘキシル)メタ
ン、メタキシリレンジアミン等が挙げられる。
【0011】これらを重縮合して得られる重合体または
これらの共重合体としては、たとえばナイロン6、ナイ
ロン7、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン6・
6、ナイロン6・9、ナイロン6・11、ナイロン6・
12、ナイロン6T、ナイロン6I、ナイロンMXD
6、ナイロン6/6・6、ナイロン6/12、ナイロン
6/6T、ナイロン6/6I、ナイロン6/MXD6等
が挙げられる。
【0012】上記ポリアミド系基層フィルムは、目的性
能を損なわない限度で各種の添加剤、たとえば酸化防止
剤、耐光剤、ゲル化防止剤、滑剤、ブロッキング防止
剤、顔料、帯電防止剤、界面活性剤等を含有していても
良い。
【0013】ポリアミド系基層フィルムは、公知のフィ
ルム製造法、たとえばTダイ法、インフレーション法な
どによって製造することができ、このフィルムは単層フ
ィルムであってもよく、また共押出し等により多層構造
としたものであっても勿論構わない。
【0014】本発明における接着剤層は、上記ポリアミ
ド系基層フィルムとシーラント層との接着を目的として
設けられるもので、該接着剤の種類や厚みは、追って詳
述するポリアミド系基層フィルムとシーラント層間の接
着力エネルギーの実現を妨げるものでなければ特に制限
はないが、架橋反応タイプの接着剤を用いるのが好まし
い。その例としては、主剤がポリエステル系樹脂、ポリ
ウレタン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエーテル系樹
脂、あるいはそれらの複合樹脂などが挙げられ、架橋剤
としては、イソシアネート系化合物、オキサゾリン系化
合物、エポキシ系化合物、シラン系化合物、メラミン系
化合物、フェノール・ホルムアルデヒド系樹脂などが挙
げられる。
【0015】これらの中でも特に好ましいのは、ポリエ
ステル系あるいはポリエステルポリウレタン樹脂と多官
能イソシアネートとの組合せである。また該接着剤層
は、ガラス転移点(Tg)が10℃以下、より好ましく
は8℃以下の架橋反応型接着剤が好ましく、Tgが10
℃を超えるものでは、接着剤層が脆くなる傾向があるの
であまり好ましくない。
【0016】上記ポリアミド系基層フィルムと接着剤層
との間には、任意の方式で任意の図柄の印刷層を設ける
ことができる。印刷インキ層を構成する成分としては、
セルロース誘導体をバインダーとするインキあるいは合
成樹脂をバインダーとするグラビアインキが主として使
用される。特に、末端に水酸基などの官能基を有する塩
化ビニル、ポリエステル、ポリエーテル、ポリオール等
をバインダーとするインキに硬化剤を加えたインキは、
好ましいインキ層構成材として推奨される。尚インキ層
は、全面にもしくは部分的に形成し、更には任意の図柄
として形成することができる。
【0017】次にシーラント層の構成樹脂としては、L
DPE(低密度ポリエチレン)、EVA(エチレン−ビ
ニルアセテート共重合体)、アイオノマー、PP(ポリ
プロピレン)等の合成樹脂を好ましいものとして例示す
ることができ、これらの樹脂を、ポリアミド系基層フィ
ルムの少なくとも片面に設けた接着剤層(あるいは、必
要によりその表面に形成される接着改質層)の表面に押
出しラミネート法やドライラミネート法等によって積層
されるが、該シーラント層の種類、組成、厚み、構成等
は特に制限されない。即ちこのシーラント層は、単層あ
るいは2層以上の複層のどちらでもよく、2層構造とす
る場合のベース層とシール層の厚み構成比等も一切制限
がない。
【0018】上記の様にシーラント層の構成は、上記要
求特性を満たし得る限度で任意に選択できるが、最終の
積層フィルムとしたときのシールエネルギーは大きい方
が好ましく、そのためには、例えば、シーラント層にお
けるシール面側のポリマー組成がエチレン含有量2〜8
重量%であるエチレンランダム共重合ポリプロピレン重
合体100重量部に対し、エチレン−プロピレン−ブテ
ンよりなる3元系ランダム共重合エラストマーを0〜7
重量部配合してなるポリプロピレン系無延伸フィルムが
特に好ましいものとして推奨される。
【0019】本発明の積層フィルムは、接着剤層を介し
て接合される上記ポリアミド系積層フィルムとシーラン
ト層間の90℃の熱水中で測定した縦・横接着エネルギ
ーが15kg・mm以上でなければならず、より好まし
くは18kg・mm以上、更に好ましくは20kg・m
m以上であり、また、縦方向と横方向の接着力エネルギ
ーの合計が25kg・mm以上、更には30kg・mm
以上であるものが好ましい。
【0020】そして、この様に90℃での縦・横接着エ
ネルギーを規定することにより、含気煮沸処理時に受け
る膨張力によるシール部の破壊を効果的に抑えることが
でき、それによって初めて高度の耐含気煮沸性や耐煮沸
パンク性を確保することが可能となる。該層間接着力エ
ネルギーを高めるための手段は特に制限されないが、好
ましい方法としては下記の様な方法が非限定的に例示さ
れる。
【0021】その第1の方法は、基層となるポリアミド
系基層フィルムの接着剤層が設けられる面に接着改質層
を設けると共に、該接着改質層が設けられた状態でのフ
ィルム特性として、90℃の熱水中で75%伸長させた
ときの縦方向応力および横方向応力の少なくとも一方の
応力(以下、単に熱水中での伸長応力と略称する)が、
6.5×107 Pa以下であるポリアミド系基層フィル
ムを用いる方法である。熱水中での上記伸長応力の値と
してより好ましいのは6.2×107 Pa以下、更に好
ましくは6.0×107 Pa以下であり、この様な伸長
応力は、該ポリアミド系基層フィルムの製膜条件、例え
ば延伸倍率、熱セット温度、リラックス率などを最適化
することにより達成できる。
【0022】ここで用いられる接着改質層の構成素材
は、耐水接着性を有するものであれば特に制限がなく、
公知の多くの樹脂を使用することができるが、好ましい
例としては、ポリエステル系樹脂をイソシアネート、オ
キサゾリン、メラミン、エポキシ化合物、シラン化合物
等で架橋したもの;アクリル系樹脂、ポリウレタン系樹
脂、ポリエステル系樹脂、あるいはポリウレタン系樹脂
のアクリルグラフト共重合体など、あるいはこれらの樹
脂を多官能性化合物で架橋した架橋樹脂等が好ましい例
として挙げられる。該接着改質層には、本発明の特長を
損なわない範囲で帯電防止剤、無機滑剤、有機滑剤等の
添加剤を含有させても構わない。
【0023】該接着改質層の形成法にも格別の制限はな
く、例えばグラビア方式、リバース方式、ダイ方式、バ
ー方式、ディップ方式など、公知の塗布成形法を任意に
選択して採用することができる。
【0024】ポリアミド系基層フィルムへの上記接着改
質層の形成手段としては、二軸延伸されたポリアミド系
基層フィルムに塗布形成してもよいし、未延伸あるいは
一軸延伸後のポリアミド系基層フィルムに塗布形成した
後、必要により一軸もしくは二軸延伸し熱固定を行なっ
て接着改質層の形成されたポリアミド系基層フィルムと
することも可能である。該接着改質層を塗布形成する際
の好ましい乾燥温度は150℃以上であり、その後に2
00℃以上の温度で熱固定を行なえば、接着改質層が強
固になると共にポリアミド系基層フィルムに対する接着
性も一層向上し、これに接着層を介してシーラント層を
形成することによって得られる最終積層フィルムの層間
接着力エネルギーを更に効果的に高めることができるの
で好ましい。
【0025】尚、接着改質層を形成した後に延伸を行な
う方法を採用するに当たっては、接着改質層用塗膜を塗
布した後に行なわれる乾燥によってその後の延伸性が阻
害されることのない様、塗布後のポリアミド系基層フィ
ルムの水分含有率を0.1〜2.0%の範囲に制御する
ことが望ましい。この場合も、延伸の後200℃以上の
温度で熱固定することにより、接着改質層が強固になる
と共にポリアミド系基層フィルムに対する接着性も飛躍
的に向上する。接着改質層の厚さは特に制限されず、使
用する樹脂の種類等によって変わってくるが、標準的な
のは固形分換算で0.01〜1g/m2 の範囲である。
【0026】この様に接着改質層を設けた状態でのフィ
ルム特性として、90℃の熱水中での縦方向および横方
向の少なくとも一方の伸長応力を6.5×107 Pa以
下とすることにより、該接着改質層の上に接着剤層を介
してシーラント層を積層形成すれば、得られる積層フィ
ルムを製袋してから含水食品を含気状態で密封包装し煮
沸処理した時に、袋の膨張によって生じる応力が抑えら
れてシール部にかかる剥離方向の力も緩和され、前記縦
・横接着エネルギーとも相まって、含気煮沸時の耐破袋
性を一層確実に高めることが可能となる。
【0027】尚、接着改質層を設けた状態でのポリアミ
ド系基層フィルムの熱水中での伸長応力を6.5×10
7 Pa以下とする手段は特に制限されないが、例えば該
フィルムを製造する際の延伸倍率や熱セット温度、リラ
ックス率などの製膜条件を適正に制御する方法が好まし
い方法として推奨される。
【0028】積層フィルムにおけるポリアミド系積層フ
ィルムとシーラント層の該層間接着力エネルギーを高め
るための第2の好ましい手段は、該接着剤層としてガラ
ス転移点(Tg)が10℃以下、より好ましくは8℃以
下の架橋ポリマーを選択使用する方法である。非架橋タ
イプのポリマーでは耐熱・耐水性不足となり、熱水ある
いは煮沸水条件下での接合力が不十分となり、満足のい
く耐含気煮沸性および耐煮沸パンク性を得ることができ
ない。一方、Tgが10℃を超えて過度に高くなると、
接着剤層が脆弱になり却って縦・横接着エネルギーが低
下してくるので好ましくない。
【0029】ここで用いられる架橋ポリマーは、上記好
適Tgを満たすものであれば特に制限されないが、好ま
しいのは主剤と架橋剤とからなる2液タイプの架橋ポリ
マーであり、必要により任意の架橋触媒を併用すること
も有効である。好ましい主剤としては、ポリエステル系
樹脂、ポリウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリアミ
ド系樹脂、ポリエーテル系樹脂など、あるいはこれらの
複合樹脂等が例示される。また好ましい架橋剤として
は、主剤の種類に応じてイソシアネート系化合物、オキ
サゾリン化合物、エポキシ化合物、シラン化合物、メラ
ミン化合物、フェノール・ホルムアルデヒド樹脂などが
適宜選択して使用される。これらの中でも特に好ましい
のは、ポリエステル系樹脂あるいはポリエステル・ポリ
ウレタン系樹脂と多官能イソシアネート系化合物との組
合せは、最も好ましい架橋ポリマーとして推奨される。
尚、接着剤層として用いる架橋ポリマーのTgを10℃
以下にする好ましい手段としては、Tgが低めの樹脂を
主剤として選択使用する方法である。
【0030】接着剤層は、主剤となる上記樹脂と架橋剤
の溶液あるいはエマルジョンを、ポリアミド系基層フィ
ルムの上、あるいはは該フィルムの少なくとも片面に形
成された接着改善層の上に、常法により塗布成形すれば
よい。接着剤層の好ましい厚さは、安定して優れた接着
力エネルギーを発揮させる意味から、1〜3.5g/m
2 、より好ましくは1.5〜3.0g/m2 の範囲と
することが薦められる。
【0031】該接着剤層上に形成されるシーラント層
は、製袋時の接着を目的として形成されるのものであ
り、好ましい素材は、LDPE(低密度ポリエチレ
ン)、EVA(エチレン−ビニルアセテート共重合
体)、アイオノマー、PP(ポリプロピレン)等であ
り、これらは通常の押出しラミネート法あるいはドライ
ラミネート法等によって前記接着剤層上に形成される。
これらの中でも、PP系の無延伸フィルムを使用し、ド
ライラミネート法によってシーラント層を形成する方法
は、最も好ましい方法として推奨される。
【0032】このとき、ポリアミド系基層フィルムある
いは接着改質層と接着剤層の間に印刷層を形成すること
も勿論可能である。印刷層を構成するインキ成分として
は、セルロース誘導体をバインダーとするインキあるい
は合成樹脂をバインダーとするグラビアインキが好まし
く用いられる。中でも好ましいのは、分子末端に水酸基
等の官能基を有する塩化ビニル、ポリエステル、ポリエ
ーテル・ポリオール等を主剤とし、硬化剤を配合したイ
ンキである。
【0033】上記構成からなる本発明の積層フィルム
は、その優れた特性を活かして様々の形態の包装に利用
できるが、その特長が最も有効に発揮されるのは、内容
物を含気状態で密封包装するための包装袋としての利用
である。
【0034】そして本発明の包装袋は、上記積層フィル
ムにおけるシーラント層同士をヒートシール等によりシ
ールし製袋してなるものであり、この袋内に被包装物を
含気状態で密封包装した状態で煮沸処理したときでも、
上記積層間の優れた縦・横接着エネルギーが有効に発揮
され、あるいは更に接着改質層を設けることによって一
段と高められた耐水接着性が有効に発揮され、後述する
含気煮沸パンク試験等においても非常に優れた強度特性
を示す包装袋を与える。
【0035】ここで含気状態での包装とは、内容物を気
体を含んだ状態で密封包装することを意味しており、気
体とは、空気、酸素、二酸化炭素、窒素等の単体、混合
物、化合物等が含まれる。気体の量は内容物の種類によ
っても変わってくるので一律に規定することはできない
が、生麺用包装体では、通常は袋の内容量に対し3体積
%程度以上封入することが多い。
【0036】また上記において煮沸処理とは、熱水ある
いは蒸気中での煮沸処理あるいはレトルト処理を言い、
処理温度や処理時間は特に規定しないが、殺菌を目的と
する場合は70℃以上で行われることが多い。
【0037】この様に、積層間の前記縦・横接着エネル
ギーが15kg・mm以上である本発明の積層フィルム
は、例えば含水食品の包装材料として好適に使用するこ
とができ、また、該積層フィルムのシーラント層同士を
シールし製袋してなる包装袋は、耐含気煮沸パンク性に
おいて非常に優れた特性を発揮する。従って、この袋を
生麺の密封包装に適用した場合、加熱殺菌工程での熱膨
張による破袋を可及的に抑えることができ、最終密封包
装段階での製品歩留りを著しく高めることが可能とな
る。
【0038】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をより具体的に
説明するが、本発明は、もとより下記実施例により制限
をうけるものではなく、前後記の趣旨に適合し得る範囲
で変更を加えて実施することも可能であり、それらはい
ずれも本発明の技術範囲に含まれる。
【0039】なお、本明細書で採用した測定、評価法は
下記の通りである。 (1)熱水中でのポリアミド系基層フィルムとシーラン
ト層との接着エネルギーの測定 積層フィルムを15mm幅に裁断し、その一端のポリア
ミド系基層フィルムとシーラント層の間、即ち接着剤層
の部分を予め剥離しておき、このサンプルを90℃の熱
水中に保持してT型剥離試験を行なう。このとき、10
0mm/分の引張速度で破断するまでの剥離強度と伸び
の関係を記録し、その積によって接着力エネルギーを算
出する。
【0040】(2)ポリアミド系基層フィルムの熱水中
での伸長応力の測定 ポリアミド系基層フィルムを90℃の熱水中で引張試験
に供し、引張速度100mm/分の速度で伸長させ、伸
長度75%のときの応力をもって熱水中での伸長応力と
する。
【0041】(3)接着剤層用の架橋ポリマーのTgの
測定 一液タイプの場合は、接着剤溶液あるいはエマルジョン
を、また二液タイプの場合は、主剤および架橋剤の溶液
あるいはエマルジョン(ラミネート時に架橋触媒を添加
するものでは、同量の架橋触媒を配合したもの)を、テ
フロン板の上に塗布し、50℃で3日間エージングして
架橋反応を起こさせ、該架橋膜を示差走査型熱量計にか
けてサーモグラフを測定し、Tgを求める。
【0042】(4)含気煮沸パンク性の測定 積層フィルムを用いて、内寸130mm×130mmの
三方シール袋に製袋し、内部に水200ccと空気20
0ccを充填して密封する。この密封袋を90℃の熱水
中で60分間煮沸処理し、シール部から破袋したものの
数から下記式によって破袋率を算出する。 破袋率(%)=(破れた密封袋数/試験した密封袋数)
×100
【0043】実施例1 [接着改質層用塗布液の調製]撹拌器、温度計、還流装
置および定量滴下装置を備えた反応器内に、下記組成の
ポリエステル樹脂75重量部、メチルエチルケトン56
重量部およびイソプロピルアルコール19重量部を入
れ、65℃で加熱・撹拌して樹脂を溶解させる。(ポリ
エステル樹脂の組成) ジカルボン酸成分 テレフタル酸:46モル%、 イソフタル酸:10モル% セバシン酸 :40モル% フマール酸 : 4モル% ジオール成分 ネオペンチルグリコール:45モル% ブタンジオール :10モル% エチレングリコール :45モル%
【0044】樹脂が完全溶解した後、メタクリル酸1
7.5重量部とアクリル酸エチル7.5重量部の混合物
と、アゾビスジメチルバレロニトリル1.2重量部を2
5重量部のメチルエチルケトンに溶解した溶液とを、
0.2ml/minの速度で上記ポリエステル樹脂溶液
に滴下し、更に65℃で2時間撹拌を続ける。
【0045】反応溶液から分析用のサンプル(5g)を
採取した後、水300重量部とトリエチルアミン25重
量部を反応溶液に加えて1時間撹拌する。次いで温度を
100℃にまで上げて、メチルエチルケトン、イソプロ
ピルアルコールおよび過剰のトリエチルアミンを留去す
ると、ポリエステル樹脂のアクリルグラフト重合体が得
られる。この水分散体は、白色で平均粒子径300n
m、25℃におけるB型粘度は50cpsであり、固形
分の共重合ポリエステル部を加水分解してGPCにより
ラジカル重合体の分子量を測定したところ、重量平均分
子量は10,000であった。該グラフト重量体の水分
散体を固形分濃度20重量%となる様に水で希釈し、接
着改質層用の塗布液とした。
【0046】[積層ポリアミド系基層フィルムの製法]
ポリカプロアミド樹脂98部、ポリアミドエラストマー
2部よりなる配合物をスクリュー式押出し機で260℃
に加熱溶融し、Tダイより押出して冷却ドラムで冷却し
未延伸シートを得た。この未延伸シートを50℃で3.
1倍に縦延伸を行った。得られたポリアミド系基層フィ
ルムの片面に、前述の接着改質層用塗布液を塗工量が4
g/m2 になる様にグラビア方式で塗布し、この塗布さ
れたポリアミド系基層フィルムの水分含有率が1%にな
る様に乾燥し、120℃で4倍に横延伸した後、横方向
に6%リラックスさせながら215℃熱固定を行い、接
着改質層の形成された厚み25μmの積層ポリアミド系
基層フィルムを得た。該積層ポリアミド系基層フィルム
の熱水中での伸長応力は、縦方向5.2×107 Pa、
横方向12.7×107 Paであった。
【0047】[積層フィルムの調整]上記で得た積層ポ
リアミド系基層フィルムの接着改質面に、厚さ40μm
の無延伸ポリプロピレンフィルム(東洋紡績社製「パイ
レンP1503」)を、主剤が芳香族/脂肪族共重合ポ
リエステルポリオール(Tg:−16℃)、架橋剤がヘ
キサメチレンジイソシアネート三量体からなるポリエス
テルポリウレタン系接着剤(架橋後のTg:5℃)を用
い、接着剤層厚みが2.5g/m2 となる様に常法によ
りドライラミネートして積層フィルムを得た。該積層フ
ィルムの特性を表1に示す。
【0048】この積層フィルムは、ポリアミド系基層フ
ィルムとシーラント層間の熱水中での接着力エネルギー
が高く、例えば含水食品の包装材料として好適に使用す
ることができる。また該積層フィルムを使用し、シーラ
ント層同士をシールして製袋してなる密封包装体は、耐
含気煮沸パンク性においても非常に優れており、この積
層フィルムを生麺用の密封包装袋として使用したとこ
ろ、加熱殺菌処理工程で熱膨張による破袋の発生率は極
めて少なく、実用性の高いものであった。
【0049】比較例1 上記実施例1において、積層ポリアミド系基層フィルム
の製膜条件を下記の様に変更した以外は同様にして積層
ポリアミド系基層フィルムを製造した。 縦方向延伸倍率 :3.2倍 横方向延伸倍率 :4.0倍 横方向リラックス率:3% 熱セット温度 :210℃ 該積層ポリアミド系基層フィルムの熱水中での伸長応力
は、縦方向7.2×107 Pa、横方向12.9×10
7 Paであった。
【0050】この積層ポリアミド系基層フィルムを用い
て、実施例1と同様に接着剤層を介してシーラント層と
のドライラミネートを行ない、得られた積層フィルムの
特性を表1に示した。
【0051】この比較例1で得た積層フィルムは、積層
ポリアミド系基層フィルムとシーラント層間の熱水中で
の接着エネルギーが低く、また該積層フィルムを用いて
シーラント層同士をシールして製袋した密封包装体は、
耐含気煮沸パンク性に劣り、この袋を生麺用の密封包装
袋として使用したところ、加熱殺菌処理工程で熱膨張に
よる破袋の発生率が高く実用性に問題がある。
【0052】比較例2 前記実施例1において、接着剤層としてTgが12℃の
樹脂(主剤のポリエステルポリオールを、Tgが−12
℃の芳香族/脂肪族共重合ポリエステルポリオールに変
更)に代えた以外は全く同様にして積層フィルムを製造
した。この積層フィルムの特性は表1に示す通りであ
り、比較例1の積層フィルムと同様、ポリアミド系基層
フィルムとシーラント層間の接着力エネルギーおよび耐
含気煮沸パンク性のいずれにおいても劣るものであっ
た。
【0053】実施例2 前記実施例1において、ポリアミド系基層フィルムの表
面に形成した接着改質層塗布面に、グラビアインキ(東
洋インキ社製「ラミエース61白」2液タイプ)層を設
けた以外は全く同様にして積層フィルムを製造し、同様
の評価試験を行なった。結果は表1に示す通りであり、
積層フィルムの接着力エネルギー、製袋後の耐含気煮沸
パンク性のいずれにおいても非常に優れており、生麺用
の密封包装袋として使用したところ、加熱殺菌処理工程
で熱膨張による破袋の発生率は極めて少なく、実用性の
高いものであった。
【0054】比較例3 前記実施例2において、接着改質層の設けられた積層ポ
リアミド系基層フィルムの製膜条件を前記比較例1と同
じ条件とした以外は全く同様にして積層フィルムを製造
した。得られた積層フィルムの特性評価結果は表1に示
す通りであり、熱水中での接着力エネルギーおよび耐含
気煮沸パンク性のいずれも不良であった。
【0055】実施例3 前記実施例1において、接着改質層の形成を省略した以
外は全く同様にしてポリアミド系基層フィルムを得た。
該ポリアミド系基層フィルムの片面に、線状ポリエステ
ル樹脂(東洋紡績社製「バイロン300」)およびポリ
イソシアネート(日本ポリウレタン社製「コロネート
L」)を固形分重量比で100:100となる様に混合
し、これを固形分濃度で4%となる様に酢酸エチルで濃
度調整した混合溶液をグラビアコートによって塗布し、
乾燥後40℃で2日間熟成を行なって接着改質層を形成
した。尚この接着改質層には、ブロッキング防止および
滑性付与の目的で不定型シリカ(富士シリシア化学社製
「サイリミア310」)を固形分量で0.5%となる様
に配合した。また、該接着改質層の厚みは、乾燥後で
0.15g/m2 とした。接着改質層の形成された該積
層ポリアミド系基層フィルムの熱水中での伸長応力は、
縦方向が5.2×107 Pa、横方向12.7×107
Paであった。
【0056】この積層ポリアミド系基層フィルムを使用
し、以下も前記実施例1と全く同様にして積層フィルム
を製造し、熱水中での接着力エネルギーおよび耐含気煮
沸パンク性を調べた。結果は表1に示す通りであり、い
ずれの特性においても非常に優れたものであることが確
認された。
【0057】比較例4 上記実施例3において、接着改質層形成後の製膜条件を
前記比較例1と同じにした以外は実施例3と全く同様に
して積層フィルムを製造した。得られた積層フィルムの
特性は表1に示す通りであり、熱水中の接着力エネルギ
ーおよび耐含水煮沸パンク性のいずれも不良であった。
尚この比較例における接着改質層の形成された積層ポリ
アミド系基層フィルムの熱水中での伸長応力は、縦方向
が7.3×107 Pa、横方向が12.8×107 Pa
であった。
【0058】
【表1】
【0059】
【発明の効果】本発明は以上の様に構成されており、ポ
リアミド系基層フィルムに接着剤層を介してシーラント
層が形成され、好ましくは基層と接着剤層との間に接着
改質層を設けた積層フィルムにおける熱水中での層間縦
・横接着エネルギーの値を高めることによって、煮沸、
レトルト処理の厳しい処理、特に極めて過酷な処理であ
る耐含気煮沸パンク性に優れ、生麺をはじめとする水分
含有食品等の様々な物品の包装分野において広く活用す
ることができる。
【0060】また本発明を実施するに当たっては、積層
フィルムのベースフィルムを構成するポリアミド系基層
フィルムとして、90℃の熱水中で縦・横方向伸長時の
応力の小さなポリアミド系フィルムを選択使用すること
により、上記接着力エネルギーを特定した効果が相加的
もしくは相乗的に有効に発揮され、卓越した耐煮沸特性
を与えることができる。そしてこの積層フィルムのシー
ラント層同士をシールし製袋すれば、該袋内に気体を含
んだ状態で被包装物を密封包装して煮沸処理したときで
も、優れた耐破袋性を示す包装袋を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井坂 勤 大阪市北区堂島浜二丁目2番8号 東洋紡 績株式会社本社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリアミド系基層フィルムの少なくとも
    片面に、接着剤層を介してシーラント層が形成された積
    層フィルムにおいて、上記ポリアミド系基層フィルムと
    シーラント層間の90℃の熱水中で測定した縦方向およ
    び/または横方向の接着力エネルギーが15kg・mm
    以上であることを特徴とする積層フィルム。
  2. 【請求項2】 縦方向と横方向の接着力エネルギーの合
    計が25kg・mm以上である請求項1に記載の積層フ
    ィルム。
  3. 【請求項3】 接着剤層が、10℃以下のガラス転移点
    を有する架橋樹脂である請求項1または2に記載の積層
    フィルム。
  4. 【請求項4】 接着剤層の厚みが1〜3.5g/m2
    ある請求項1〜3のいずれかに記載の積層フィルム。
  5. 【請求項5】 前記ポリアミド系基層フィルムは、接着
    剤層の形成面側に接着改質層が設けられたものである請
    求項1〜4のいずれかに記載の積層フィルム。
  6. 【請求項6】 前記ポリアミド系基層フィルムを90℃
    の熱水中で縦方向または横方向に75%伸長させた時
    の、縦方向応力および横方向応力のいずれかもしくは両
    方が6.5×107 Pa以下である請求項1〜5のいず
    れかに記載の積層フィルム。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の積層フ
    ィルムのシーラント層同士をシールし製袋してなり、該
    袋内に気体を含んだ状態で被包装物を密封包装して煮沸
    処理したときに、優れた耐破袋性を示すものであること
    を特徴とする耐煮沸破袋性に優れた包装袋。
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