JPH09294500A - 魚類用給飼装置 - Google Patents
魚類用給飼装置Info
- Publication number
- JPH09294500A JPH09294500A JP8108940A JP10894096A JPH09294500A JP H09294500 A JPH09294500 A JP H09294500A JP 8108940 A JP8108940 A JP 8108940A JP 10894096 A JP10894096 A JP 10894096A JP H09294500 A JPH09294500 A JP H09294500A
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- JP
- Japan
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- feeding
- fish
- buoy
- feed
- mooring
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- Pending
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/80—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
- Y02A40/81—Aquaculture, e.g. of fish
Landscapes
- Farming Of Fish And Shellfish (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 建設コストが低く、効率よくイケス内の養殖
魚類に給飼することのできる魚類用給飼装置を提供する
ことを目的とする 【解決手段】 この魚類用給飼装置１０は、サイロ、移
送ポンプ及び給飼ホース６からなる魚類用餌の給飼装置
を搭載した給飼浮体１と、前記給飼浮体１を係留する一
点係留ブイ２とからなり前記給飼浮体を前記一点係留ブ
イ２に係留しつつ前記給飼浮体１から前記魚類用飼料
を、給飼ホース６から魚類養殖イケス４へ供給すること
によって、前記魚類養殖イケス４の魚類に給飼すること
を特徴としている。
魚類に給飼することのできる魚類用給飼装置を提供する
ことを目的とする 【解決手段】 この魚類用給飼装置１０は、サイロ、移
送ポンプ及び給飼ホース６からなる魚類用餌の給飼装置
を搭載した給飼浮体１と、前記給飼浮体１を係留する一
点係留ブイ２とからなり前記給飼浮体を前記一点係留ブ
イ２に係留しつつ前記給飼浮体１から前記魚類用飼料
を、給飼ホース６から魚類養殖イケス４へ供給すること
によって、前記魚類養殖イケス４の魚類に給飼すること
を特徴としている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、洋上に設けたイケ
スで養殖している魚類に投飼する給飼装置に関し、詳し
くは人手を要せず又、建設コストの小さい魚類用給飼装
置に関する。
スで養殖している魚類に投飼する給飼装置に関し、詳し
くは人手を要せず又、建設コストの小さい魚類用給飼装
置に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、水産資源の枯渇化を防止し、且つ
需要をまかなう上で海洋魚類を人工的に飼育する所謂養
殖イケスによる魚類の養殖漁業が行われている。このよ
うな養殖漁業では利便性の面から管理のし易い湾内で行
われる湾内養殖が盛んであるが、この結果養殖魚へ投飼
・給飼した大量の飼料の一部や、魚類の排泄物等がイケ
スから流出して、イケスを配設している湾内の海水を汚
染する場合が多い。このような問題の対策として、最近
では、汚染が進む湾内養殖から常に新鮮な海水が流入す
る沖合へ養殖拠点を移し、外洋（外海）養殖へ移行する
傾向にある。
需要をまかなう上で海洋魚類を人工的に飼育する所謂養
殖イケスによる魚類の養殖漁業が行われている。このよ
うな養殖漁業では利便性の面から管理のし易い湾内で行
われる湾内養殖が盛んであるが、この結果養殖魚へ投飼
・給飼した大量の飼料の一部や、魚類の排泄物等がイケ
スから流出して、イケスを配設している湾内の海水を汚
染する場合が多い。このような問題の対策として、最近
では、汚染が進む湾内養殖から常に新鮮な海水が流入す
る沖合へ養殖拠点を移し、外洋（外海）養殖へ移行する
傾向にある。
【０００３】このような外洋養殖が可能になった背景に
は、外洋における速い潮流や荒天時の波浪にも充分耐え
得るイケス設備の開発等がある。この結果、養殖規模も
拡大することができ、例えばイケスの大型化、数の拡
大、魚種の多様化にも対応することができるようになっ
た。
は、外洋における速い潮流や荒天時の波浪にも充分耐え
得るイケス設備の開発等がある。この結果、養殖規模も
拡大することができ、例えばイケスの大型化、数の拡
大、魚種の多様化にも対応することができるようになっ
た。
【０００４】ところで、イケスの中の養殖魚には稚魚か
ら成魚へと魚類の成長過程にあわせて、養殖魚にその飼
料（餌）を与えることが必要となるが、上記のような大
規模の外洋養殖システムになると、この給飼作業が複雑
且つ頻度が高くなり、あるいは、港からの飼料の運搬の
ための遠距離化や、運搬量の増加等給飼面から困難な問
題があった。
ら成魚へと魚類の成長過程にあわせて、養殖魚にその飼
料（餌）を与えることが必要となるが、上記のような大
規模の外洋養殖システムになると、この給飼作業が複雑
且つ頻度が高くなり、あるいは、港からの飼料の運搬の
ための遠距離化や、運搬量の増加等給飼面から困難な問
題があった。
【０００５】このような給飼の困難性を解決する方法と
して、図２に示すような大規模の魚類用給飼装置１００
がある。すなわち、給飼専用としての給飼プラットホー
ム１００は、給飼装置１６を有する給飼浮体１１の底部
に取付けられた４本の脚部１２が、ワイヤー１３によっ
てそれぞれ対応するシンカー（錘）１４と締結されてい
る。このシンカー１４を海底へ固定することによって、
給飼浮体１１が海面上に係留されるように構成されてお
り、海上の風力や潮流によって遠方へ漂流してしまうこ
とがない。
して、図２に示すような大規模の魚類用給飼装置１００
がある。すなわち、給飼専用としての給飼プラットホー
ム１００は、給飼装置１６を有する給飼浮体１１の底部
に取付けられた４本の脚部１２が、ワイヤー１３によっ
てそれぞれ対応するシンカー（錘）１４と締結されてい
る。このシンカー１４を海底へ固定することによって、
給飼浮体１１が海面上に係留されるように構成されてお
り、海上の風力や潮流によって遠方へ漂流してしまうこ
とがない。
【０００６】このようなプラットホーム１００は、ワイ
ヤー１３で締結されていることから、テンションレグプ
ラットホームと称される公知の構築物である。又、この
プラットホーム１００の近傍には複数のイケス２０が配
設されており、上記プラットホームに設けられた給飼装
置１６からそれぞれのイケス２０に連結された給飼ホー
ス１５を介して、イケス２０内の養殖魚類に飼料が投飼
される。これらのイケスも複数個のアンカー２１及びワ
イヤー係留索２２によって海底に固定されており、風力
や潮流の力を回避できる。
ヤー１３で締結されていることから、テンションレグプ
ラットホームと称される公知の構築物である。又、この
プラットホーム１００の近傍には複数のイケス２０が配
設されており、上記プラットホームに設けられた給飼装
置１６からそれぞれのイケス２０に連結された給飼ホー
ス１５を介して、イケス２０内の養殖魚類に飼料が投飼
される。これらのイケスも複数個のアンカー２１及びワ
イヤー係留索２２によって海底に固定されており、風力
や潮流の力を回避できる。
【０００７】イケス２０内の養殖魚類に給飼する場合に
は、給飼浮体１１の給飼装置１６に設けられた餌の貯蔵
用サイロから、飼料を仕分けする分配機によって所定イ
ケス２０に給飼するための予め設定した給飼条件（給飼
時間、量、頻度等）に基づいて自動的に給飼する。養殖
魚の飼料は、ドライペレットが主体で、水（海水）や空
気などを媒体として流体移送が可能となっており、バル
ク状にハンドリングでき、給飼浮体１１における飼料の
貯蔵残量情況に応じて、港等の陸上の補給基地から別の
船舶によって補給することができる。
は、給飼浮体１１の給飼装置１６に設けられた餌の貯蔵
用サイロから、飼料を仕分けする分配機によって所定イ
ケス２０に給飼するための予め設定した給飼条件（給飼
時間、量、頻度等）に基づいて自動的に給飼する。養殖
魚の飼料は、ドライペレットが主体で、水（海水）や空
気などを媒体として流体移送が可能となっており、バル
ク状にハンドリングでき、給飼浮体１１における飼料の
貯蔵残量情況に応じて、港等の陸上の補給基地から別の
船舶によって補給することができる。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなテンションレグプラットホームは魚類への給飼の
みを目的とするため、養殖イケスの近辺に常設させてお
かねばならず、そのために脚部１２を設けて、ワイヤー
１３によってシンカー（錘）１４と締結し、このシンカ
ー１４を海底へ固定して、給飼浮体１１を常時海面上に
係留しておく構成としている。従って、激しい荒天や波
浪に耐える構造とするために、これらの建設部材が大型
化し、又部材点数も多く、建設工期も長期にわたるので
建設コストが莫大になるという欠点があった。
ようなテンションレグプラットホームは魚類への給飼の
みを目的とするため、養殖イケスの近辺に常設させてお
かねばならず、そのために脚部１２を設けて、ワイヤー
１３によってシンカー（錘）１４と締結し、このシンカ
ー１４を海底へ固定して、給飼浮体１１を常時海面上に
係留しておく構成としている。従って、激しい荒天や波
浪に耐える構造とするために、これらの建設部材が大型
化し、又部材点数も多く、建設工期も長期にわたるので
建設コストが莫大になるという欠点があった。
【０００９】本発明は従来の技術の有するこのような問
題点に鑑み為されたものであって、その目的は、建設コ
ストが低く、効率よくイケス内の養殖魚類に給飼するこ
とのできる魚類用給飼装置を提供することにある。
題点に鑑み為されたものであって、その目的は、建設コ
ストが低く、効率よくイケス内の養殖魚類に給飼するこ
とのできる魚類用給飼装置を提供することにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に下記の構成とした。すなわち、本発明の請求項１に記
載の魚類用給飼装置は、サイロ、移送ポンプ及び給飼ホ
ースからなる魚類用餌の給飼装置を搭載した給飼浮体
と、前記給飼浮体を係留する一点係留ブイとからなり前
記給飼浮体を前記一点係留ブイに係留しつつ前記給飼浮
体から前記魚類用餌を、給飼ホースから魚類養殖イケス
へ供給することによって、前記魚類養殖イケスの魚類に
給飼することを特徴としている。
に下記の構成とした。すなわち、本発明の請求項１に記
載の魚類用給飼装置は、サイロ、移送ポンプ及び給飼ホ
ースからなる魚類用餌の給飼装置を搭載した給飼浮体
と、前記給飼浮体を係留する一点係留ブイとからなり前
記給飼浮体を前記一点係留ブイに係留しつつ前記給飼浮
体から前記魚類用餌を、給飼ホースから魚類養殖イケス
へ供給することによって、前記魚類養殖イケスの魚類に
給飼することを特徴としている。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下に本発明の作用について説明
する。本発明の魚類用給飼装置は給飼浮体と一点係留ブ
イとからなり、養殖イケスの魚類に投飼若しくは給飼す
る際には、まず、魚類用飼料を積載しそれの給飼装置を
搭載した給飼浮体である給飼船が、養殖イケスの近辺の
海底に設置固定されている浮体係留装置の一点係留ブイ
に係留される。このようにして一点係留ブイに係留する
ことによって給飼船は投錨せずとも、風や潮流によって
いたずらにイケスから遠方に漂流することがない。更
に、給飼船が一点係留ブイの周りを自在回転するので、
風や潮流に最も安定して抗する海面の位置に係留するこ
とができる。又、一点係留ブイは給飼船からの第１次給
飼を受けて、さらに必要に応じ採用される中継ブイに給
飼することができる。魚類用飼料を各イケスに適宜供給
する飼料分配機及び給飼ホースが必要となるが、ここで
は中継ブイに設けられている。中継ブイを採用しない場
合は、これら必要な機器は給飼船に備えられる。給飼船
からの第一次給飼を受けた一点係留ブイは次ぎの中継ブ
イに第２次の給飼を行うことになる。従って、給飼船、
一点係留ブイそして中継ブイと結ばれた給飼ホースを通
じて、各イケスへ最終の給飼が可能となる。このように
して、給飼船による給飼作業が完了すれば一点係留ブイ
の係留を解いて、自力で基地へ帰港して飼料を再補給し
たり、荒天時には港に待避することもできる。又、給飼
期間が長期にわたる場合には給飼船を一点係留ブイに係
留したままで、港等の基地からの遠隔操作によって無人
で給飼作業を継続することもできる。以上のように、給
飼装置を構成したので建設コストも安く効率のよい給飼
装置が得られる。
する。本発明の魚類用給飼装置は給飼浮体と一点係留ブ
イとからなり、養殖イケスの魚類に投飼若しくは給飼す
る際には、まず、魚類用飼料を積載しそれの給飼装置を
搭載した給飼浮体である給飼船が、養殖イケスの近辺の
海底に設置固定されている浮体係留装置の一点係留ブイ
に係留される。このようにして一点係留ブイに係留する
ことによって給飼船は投錨せずとも、風や潮流によって
いたずらにイケスから遠方に漂流することがない。更
に、給飼船が一点係留ブイの周りを自在回転するので、
風や潮流に最も安定して抗する海面の位置に係留するこ
とができる。又、一点係留ブイは給飼船からの第１次給
飼を受けて、さらに必要に応じ採用される中継ブイに給
飼することができる。魚類用飼料を各イケスに適宜供給
する飼料分配機及び給飼ホースが必要となるが、ここで
は中継ブイに設けられている。中継ブイを採用しない場
合は、これら必要な機器は給飼船に備えられる。給飼船
からの第一次給飼を受けた一点係留ブイは次ぎの中継ブ
イに第２次の給飼を行うことになる。従って、給飼船、
一点係留ブイそして中継ブイと結ばれた給飼ホースを通
じて、各イケスへ最終の給飼が可能となる。このように
して、給飼船による給飼作業が完了すれば一点係留ブイ
の係留を解いて、自力で基地へ帰港して飼料を再補給し
たり、荒天時には港に待避することもできる。又、給飼
期間が長期にわたる場合には給飼船を一点係留ブイに係
留したままで、港等の基地からの遠隔操作によって無人
で給飼作業を継続することもできる。以上のように、給
飼装置を構成したので建設コストも安く効率のよい給飼
装置が得られる。
【００１２】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面にもとづき説明
する。図１は本発明の実施の１形態である。本発明の魚
類用給飼装置１０は給飼浮体１と一点係留ブイ２と中継
ブイ３とからなる。ここで既に述べたように、中継ブイ
３は省略することも可能である。イケス４の養殖魚類に
投餌若しくは給飼する際には、まず、魚類用飼料を積載
しそれの給飼装置を搭載した給飼浮体であって、海上運
航可能な給飼船１が、養殖イケス４の近辺の海底にアン
カー５によって設置固定されている浮体係留装置の一点
係留ブイ２に接近し係留索で係留される。
する。図１は本発明の実施の１形態である。本発明の魚
類用給飼装置１０は給飼浮体１と一点係留ブイ２と中継
ブイ３とからなる。ここで既に述べたように、中継ブイ
３は省略することも可能である。イケス４の養殖魚類に
投餌若しくは給飼する際には、まず、魚類用飼料を積載
しそれの給飼装置を搭載した給飼浮体であって、海上運
航可能な給飼船１が、養殖イケス４の近辺の海底にアン
カー５によって設置固定されている浮体係留装置の一点
係留ブイ２に接近し係留索で係留される。
【００１３】給飼船１の給飼装置はペレット状の魚類用
飼料をバルクで受け入れ、貯蔵、排出するためのサイ
ロ、この餌を単独又は水（海水）若しくは空気を媒体と
して遠方へ移送するためのフィードポンプユニット、制
御装置、給飼ホース、制御信号・電源ケーブル、電源装
置等から構成されている。これらのホース６、ケーブル
７は給飼船１と一点係留ブイ２とに連結されているが、
海上における波浪等によって給飼船１と一点係留ブイ２
とは常に相互に揺動しているために、その連結部は回動
自由な継手であることが好ましい。給飼ホースにおいて
はスイベルジョイント、制御信号・電源ケーブルにおい
てはスリップリングを使用して、ホース及びケーブルの
捻じれやキンクの発生を防止しておくことが望ましい。
飼料をバルクで受け入れ、貯蔵、排出するためのサイ
ロ、この餌を単独又は水（海水）若しくは空気を媒体と
して遠方へ移送するためのフィードポンプユニット、制
御装置、給飼ホース、制御信号・電源ケーブル、電源装
置等から構成されている。これらのホース６、ケーブル
７は給飼船１と一点係留ブイ２とに連結されているが、
海上における波浪等によって給飼船１と一点係留ブイ２
とは常に相互に揺動しているために、その連結部は回動
自由な継手であることが好ましい。給飼ホースにおいて
はスイベルジョイント、制御信号・電源ケーブルにおい
てはスリップリングを使用して、ホース及びケーブルの
捻じれやキンクの発生を防止しておくことが望ましい。
【００１４】給飼船１から水流圧送された飼料は、一点
係留ブイ２を介して、別の係留装置である中継ブイ３に
圧送供給される。この中継ブイ３には、魚類用飼料を各
イケス４に適宜供給する餌分配機及び給飼ホース６を備
えている。従って、給飼船１からの第１次の給飼を受け
た一点係留ブイ２は次ぎの中継ブイ３に第２次の給飼を
行うことができる。中継ブイ３は制御機器により、自ら
の飼料分配機を作動して自装する給飼ホース６を通じて
各イケス４へ最終の第３次の給飼を可能とする。
係留ブイ２を介して、別の係留装置である中継ブイ３に
圧送供給される。この中継ブイ３には、魚類用飼料を各
イケス４に適宜供給する餌分配機及び給飼ホース６を備
えている。従って、給飼船１からの第１次の給飼を受け
た一点係留ブイ２は次ぎの中継ブイ３に第２次の給飼を
行うことができる。中継ブイ３は制御機器により、自ら
の飼料分配機を作動して自装する給飼ホース６を通じて
各イケス４へ最終の第３次の給飼を可能とする。
【００１５】上記実施例においては、給飼船１、一点係
留ブイ２、中継ブイ３、養殖イケス４の順序で経由して
給飼ホースにより給飼したが、これらの機器の配設位置
や相互の距離又は給飼時の天候等によっては、一点係留
２ブイを経由せずに給飼船１、中継ブイ３、養殖イケス
４の順序で給飼しても構わない。この場合でも給飼船１
と一点係留ブイ２とは係留索によって係留しておき、給
飼船１の漂流等を防止しておくことは言うまでもない。
留ブイ２、中継ブイ３、養殖イケス４の順序で経由して
給飼ホースにより給飼したが、これらの機器の配設位置
や相互の距離又は給飼時の天候等によっては、一点係留
２ブイを経由せずに給飼船１、中継ブイ３、養殖イケス
４の順序で給飼しても構わない。この場合でも給飼船１
と一点係留ブイ２とは係留索によって係留しておき、給
飼船１の漂流等を防止しておくことは言うまでもない。
【００１６】又、潮流が一方向のみに安定している場合
は、給飼船１の一点係留ブイ２に係留されていない側
（この場合は船尾）を、更に一点係留ブイ２により係留
してもよい。この場合は中継ブイ３の分配機を給飼船上
に置き、中継ブイ３を使用せずに直接各イケス４に給飼
することができる。
は、給飼船１の一点係留ブイ２に係留されていない側
（この場合は船尾）を、更に一点係留ブイ２により係留
してもよい。この場合は中継ブイ３の分配機を給飼船上
に置き、中継ブイ３を使用せずに直接各イケス４に給飼
することができる。
【００１７】給飼浮体１は船舶であることが望ましい
が、浮体であれば船舶に限定されるものではない。浮体
であれば従来のテンションレグプラットフォームに比較
して海上を移動可能であり、且つ設備が小さくて済むも
のである。
が、浮体であれば船舶に限定されるものではない。浮体
であれば従来のテンションレグプラットフォームに比較
して海上を移動可能であり、且つ設備が小さくて済むも
のである。
【００１８】
【発明の効果】本発明は以上のような構成としたので、
建設コストが低く、効率よく養殖イケス内の養殖魚類に
給飼することのできる魚類用給飼装置を提供することが
できる。
建設コストが低く、効率よく養殖イケス内の養殖魚類に
給飼することのできる魚類用給飼装置を提供することが
できる。
【図１】本発明の魚類用給飼装置の斜視図である。
【図２】従来の魚類用給飼装置の斜視図である。
１、１１ 給飼浮体 ２ 一点係留ブイ ３ 中継ブイ ４、２０ 養殖イケス ５、２１ アンカー ６、１５ 給飼ホース ７ 制御信号・電源ケーブル １０、１００ 魚類用給飼装置 １２ 脚部 １３、２２ ワイヤー １４ シンカー（錘）
Claims (1)
- 【請求項１】 サイロ、移送ポンプ及び給飼ホースから
なる魚類用飼料の給飼装置を搭載した給飼浮体と、 前記給飼浮体を係留する一点係留ブイとからなり前記給
飼浮体を前記一点係留ブイに係留しつつ前記給飼浮体か
ら前記魚類用飼料を、給飼ホースから魚類養殖イケスへ
供給することによって、前記魚類養殖イケスの魚類に給
飼することを特徴とする魚類用給飼装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8108940A JPH09294500A (ja) | 1996-04-30 | 1996-04-30 | 魚類用給飼装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8108940A JPH09294500A (ja) | 1996-04-30 | 1996-04-30 | 魚類用給飼装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09294500A true JPH09294500A (ja) | 1997-11-18 |
Family
ID=14497515
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8108940A Pending JPH09294500A (ja) | 1996-04-30 | 1996-04-30 | 魚類用給飼装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09294500A (ja) |
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| CN111134070A (zh) * | 2020-01-20 | 2020-05-12 | 上海埃威航空电子有限公司 | 基于网箱养殖的干饵料输送装置及其控制方法 |
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1996
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