JPH09294343A - 電気機器鉄心 - Google Patents

電気機器鉄心

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JPH09294343A
JPH09294343A JP10307596A JP10307596A JPH09294343A JP H09294343 A JPH09294343 A JP H09294343A JP 10307596 A JP10307596 A JP 10307596A JP 10307596 A JP10307596 A JP 10307596A JP H09294343 A JPH09294343 A JP H09294343A
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JP
Japan
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tongue
projection
iron core
shaped
punched
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Pending
Application number
JP10307596A
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English (en)
Inventor
Katsumi Mizutani
克己 水谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 積層鉄心で、突起の成形と挿入をより合理
的に行って、背圧を大きくせずに結束力を強化する。 【解決手段】 根元広幅形舌状突起26の成形により折
曲部Rの両側面がストレート部より幅広となったもの
を、容易に打ち抜かれた舌状突起穴15に圧入できるよ
うに、根元広幅形舌状突起26の形状を三角ロートとし
たものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転電機の積層鉄
心に舌状の成形突起を設け、これを打抜く型内で順次自
動的に結束させる自動結束法の結束力の強化に関する。
【0002】
【従来の技術】回転電機で電動機は一般に固定子と回転
子から構成され、それぞれ電磁鋼板をプレス打抜きした
ものを所定枚数積層固定している。固定の手段としてピ
ンかしめや溶接等が古くから使われているが、積層後の
歪みが少なく精度の優れた型内の自動結束法が、多用さ
れるようになってきた。この方法は、外径抜きされた電
磁鋼板のダイ内の舌状の成形突起を圧入して相互に係合
させるものである。外径を打抜きするときに用いたポン
チとダイのクリアランスに相応して生ずる締代により、
外周のダイとの接触面での側圧をうける。この側圧に応
じた摩擦力が発生し、ダイ内の電磁鋼板が成形突起の圧
入力を支える力(背圧という)を出している。
【0003】このような方法で自動結束させる場合、舌
状突起の位置がどの位置にあるか或いは電磁鋼板の大き
さなどが結束の可否に影響を持つ。即ち、突起の位置が
外周に近く、かつ電磁鋼板の打抜径が小さいほど、側圧
によるダイ内での反り(バックリング)が少ない為、安
定した強固な結束が得られる。この為に一般に0.5mm
前後の薄板の用いる自動結束法は、これを採用するのに
寸法制限があり、外径が100mmを越えるものには、非
常に困難が伴い結束力も不安定であった。
【0004】ここでは、誘導電動機の回転子鉄心の結束
を例に取り説明する。回転子鉄板1は図6に示したごと
く、外周部に複数個のスロット2を有し、内周側に複数
個の舌状突起3を同心円状に設けてある。これを図示し
ない打抜きプレス装置のダイ内で所定枚数打抜き積層・
結束させ、図7に示したような回転子鉄心4とする。こ
の時、ダイは一枚打抜きごとに微小角度づつ回転し、回
転子鉄心4となった時にスキュー角θが付与される。電
磁鋼板材料から回転子鉄心4とするには、図示しない順
送り型と呼ばれる打抜き型の型内を数ステーションに分
け、一定のピッチで材料を送りながら順次打抜きをす
る。
【0005】自動結束型の場合は舌状突起3の成形ステ
ーションと、突起3を成形しないで舌状突起3と同じ大
きさの穴を打抜く瀬切りステーション、さらに図8に示
す外径を打抜くダイ5に押し込みながら舌状突起3を係
合させる打抜き結束ステーションが従来の順送型に追加
されている。前記成形ステーションは図7に示したごと
く、成形角γで舌状突起3が切り起こし成形される。成
形ポンチ6と成形ダイ7で剪断と曲げ成形をされた舌状
突起3は、バネ8の力によりノックアウト9でダイ7か
ら上方に押し出され、リフターピン(図示せず)の働き
で材料はダイ7の上面からリフトアップされて1ステー
ション送られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図10(a),(b)
は突起成形された回転子鉄板1の結束ステーションで、
図10(a)は1枚目の回転子鉄板1が打ち抜かれて、
ダイ5の内面からの背圧により反り角αで凸状に挿入さ
れている。(鉄板1を示す図12は図6のA−A断面を
表している。)ここへ2枚目の鉄板となる舌状突起3が
成形された材料の順送り位置決めされ、材料の上面と舌
状突起3の上面に接触し、外径打抜き動作が始まる時点
を示す。
【0007】図10(b)は上型が下降し、ポンチ10
が噛み合わせ寸法Fだけダイ5の上面から入り込んだ下
死点の状況で、次の瞬間からポンチ10は上方へ移動す
る。1枚目の鉄板1が反り角αで変形している状態で
は、突起穴11は反り角αに相当しただけ傾いている。
ここへ2枚目の舌状突起3が位置決めされ外径抜きされ
ながら、ポンチ12で押し込み圧入をする。そして舌状
突起3と突起抜き穴11の間には、突起成形時の刃物ク
リアランスから生じる適正な締代(圧入代)に加えて、
反り角αによる競りt・αが生じている。(tは材料の
板厚、αはラジアン)。従って、2枚目の舌状突起3は
図10(b)の如く、1枚目の抜き穴11に対して完全
に圧入されないで、隙間εだけ残している。
【0008】ε≧tの場合は、回転子鉄板1は積層・結
束しないでバラバラ状態でダイより落下する。ε<tの
とき結束はできるが、隙間εの値が材料の板厚tに近づ
くにつれ、隣接の回転子鉄板1間では結束力は急に低下
し、ダイ内から抜け落ちる時点で回転子鉄心4となった
自重を保持できず、回転子鉄板1間では結束分離をす
る。
【0009】図10(b)の如く不完全結束が生じる原
因は、上述した以外にも図11に拡大図で示した如く、
舌状突起3の成形により折り曲げ部の両側面13の突起
幅fは、ストレート部の幅bより大きくなる。よって両
側面13は予め設定した締代(圧入代)以上の値にな
る。さらに突起抜き穴11は、舌状突起3の先端部の逃
げ穴14に近付くほど、舌状突起3の圧入に対しての抗
力は小さく、逆に折り曲げ根元側は圧入抗力が大きいこ
とと重なり、両側面13の圧入抗力は非常に大きい。こ
の状態で、図7に示した突起成形ポンチ6と同一形状の
押込みポンチ12(図8参照)で押し当て挿入を行うた
め、図10(b)の様に隙間εが生じる。回転子鉄板1
の外径が大きくなるにつれ、ダイ内の回転子鉄板1の耐
バックリング強度は低下する(板厚は同一)ので、反り
角αは大きく、また反り方向も不安定となり結束力が弱
くかつ不安定である。本発明は、突起の成形と挿入をよ
り合理的に行って、背圧を大きくせずに結束力を強化す
る回転電機の積層鉄心を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、プレス成形に
より鉄板に成形されこの鉄板を結束積層させる舌状突起
を有する電磁鋼板を積層毎に円周方向に所定角度移動し
結束して成る電気機器鉄心において、前記舌状突起の形
状を、舌状の胴部は両辺が平行な形状で形成し、舌状の
根元は胴部より広幅形状に形成した根元広幅形舌状突起
を複数固有する電磁鋼板を複数枚積層して形成した電気
機器鉄心である。このように根元広幅形舌状突起形状を
三角ロートとすることにより、舌状突起の折曲げにより
折曲げ部が幅広となっても、受け側の穴が幅広となって
いるため、締代が少なくなり容易に圧入される。このこ
とにより結束しないでバラバラ状態でダイより落下する
ことがなくなりスムーズに生産ができるものとなった。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例について図面を
参照して説明する。舌状突起形状の一部について、抜き
板平面を上面より見た図を図1に示すように形状を三角
ロートとしている。平行部幅b1 (三角ロート脚部)と
角度成形部根元幅d1 (三角ロート上部)とし、b1 <
d1 の幅関係としている。また、成形による曲げ部をR
平行部の近傍位置にとって、根元広幅形舌状突起26を
形成する。
【0012】次に広幅形舌状突起26の成形により曲げ
部の幅広となったものを、容易に先に打抜かれた舌状突
起穴15へ圧入できるようにした状態図を図2に示す。
先に打抜かれた舌状突起穴15の平行部15aとテーパ
ー部15bの交点P2、次に打抜かれた舌状突起穴16
の平行部16aとテーパー部16bの交点P1、および
舌状突起の平行部とテーパー部の交点Q1、又、先に打
抜かれた舌状突起穴15と次に打抜かれた舌状突起穴1
6の位置関係は、所定スキュー付けするために一枚あた
りのずれ量としてδが与えられている。以下この様に順
次打抜き自動的に積層結束させる。図4に本発明の回転
子鉄板18を示す。
【0013】次に根元広幅形舌状突起26の作用につい
て説明する。図2において、先に打抜かれた舌状突起穴
15の三角ロートの三角部と脚部の交点(平行部とテー
パー部の交点)P2は所定スキュー角θの一枚あたりの
ずれ量δ分だけずらしている。そして、次に打抜かれた
舌状突起穴16の三角ロートの三角部と脚部の交点(平
行部とテーパー部の交点)Q1が先に打抜かれた舌状突
起穴15の三角ロートの三角部と脚部の交点(平行部と
テーパー部の交点)P2より成形による折曲げ部側に逃
げていれば、次に打抜かれた舌状突起の折曲げ部Rは、
先に打抜かれた舌状突起穴16の広い箇所に圧入される
ことを示している。(図3(a),(b)に、その断面
図と平面図状態を示している。)即ち、図3(b)に示
すように先に打抜かれた舌状突起穴15は圧入するため
に下方へ押圧されるので、矢印Z方向に移動して交点P
2は交点P2´へ移行し、押圧前後の交点P2,P2´
部分では隙間をε0 が形成される。次いで、舌状突起1
6の平行部16aも同様にして打抜かれ且つ押圧され
て、先の舌状突起15との嵌合部では隙間ε1 が2つの
突起間(15と16)で形成される。この隙間ε1 が2
つの突起15,16の積層嵌合時の緩衝部となって、折
曲部R1 が隙間ε1 に逃げて突起16の交点P1´に接
触することがなくなるので、正常な嵌合状態となって所
定の結束力が得られる。よって折曲げにより折曲部が幅
広となっても締代が少なくなり、容易に圧入される回転
電機の積層鉄心が形成される。
【0014】(他の実施例)根元広幅形舌状突起形状の
一部につき抜板平面を上面より見た状態を図5に示した
が、形状を平行部幅b2 と角度成形部根元幅d2 とし、
b2 <d2 の幅関係として、途中にテーパー部を設け、
このテーパー部の中央部に成形による折曲げ部を配置し
ている。
【0015】
【発明の効果】根元広幅形舌状突起形状を三角ロートと
することにより、舌状突起の折曲げにより折曲げ部が幅
広となっても、受け側の穴が幅広となっているため、締
代が少なくなり容易に圧入される。このことにより結束
しないでバラバラ状態でダイより落下することがなくな
りスムーズに生産ができるものとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の根元広幅形突起の平面図、
【図2】根元広幅形舌状突起部積層の部分拡大斜視図、
【図3】(a)は図2の断面図で(b)は平面からの緩
衝説明図、
【図4】本発明の回転子鉄板の平面図、
【図5】根元末広形舌状突起の変形例を示す図1相当
図、
【図6】従来の回転子鉄板の平面図、
【図7】回転子鉄心の側面図、
【図8】従来の突起結束を示す断面図、
【図9】突起の成形を示す断面図、
【図10】従来の突起結束を示し(a)は押込み寸前、
(b)は押込み直後を示す夫々の断面図、
【図11】従来の舌状突起部の部分拡大斜視図、
【図12】従来の突起平面図。
【符号の説明】 1,18…回転子鉄板、 3…舌状突起、
4…回転子鉄心、 11,15,1
6…突起穴、26…根元広幅形舌状突起、 R
…折曲部、b…三角ロート脚幅(突起平行部幅)、d…
三角ロート上部幅、θ…スキュー量、
ε…隙間。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレス成形により鉄板に成形されこの鉄
    板を結束積層させる舌状突起を有する電磁鋼板を積層毎
    に円周方向に所定角度移動し結束して成る電気機器鉄心
    において、前記舌状突起の形状を、舌状の胴部は両辺が
    平行な形状で形成し、舌状の根元は胴部より広幅形状に
    形成した根元広幅形舌状突起を複数固有する電磁鋼板を
    複数枚積層して形成したことを特徴とする電気機器鉄
    心。
  2. 【請求項2】 前記根元広幅形舌状突起を、胴部は両辺
    が平行な形状で形成し、胴部の折曲部がテーパ形状で広
    くなり、それより根元は両辺が平行に形成された請求項
    1記載の電気機器鉄心。
  3. 【請求項3】 前記根元広幅形舌状突起を、胴部の折曲
    部より根元が末広形とする請求項1記載の電気機器鉄
    心。
JP10307596A 1996-04-25 1996-04-25 電気機器鉄心 Pending JPH09294343A (ja)

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JP10307596A JPH09294343A (ja) 1996-04-25 1996-04-25 電気機器鉄心

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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