JPH09293848A - 固体撮像素子 - Google Patents

固体撮像素子

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JPH09293848A
JPH09293848A JP8131034A JP13103496A JPH09293848A JP H09293848 A JPH09293848 A JP H09293848A JP 8131034 A JP8131034 A JP 8131034A JP 13103496 A JP13103496 A JP 13103496A JP H09293848 A JPH09293848 A JP H09293848A
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JP
Japan
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solid
state image
antireflection film
light receiving
receiving portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP8131034A
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English (en)
Inventor
Takaaki Sarai
孝明 皿井
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受光部周辺における反射率を低減でき、フレ
ア、ゴーストなどの発生を低減することができる固体撮
像素子を提供する。 【解決手段】 固体撮像素子8は、半導体基板1上に形
成されている。受光部2の周囲には、反射防止膜3が設
けられている。また、反射防止膜3を設けた領域4の上
部には、複数の凸部5が設けられている。上記凸部5
は、上方から入射した光および下方で反射した光を乱反
射させることにより、受光部2の周囲における領域4で
の反射率を低減し、反射防止効果を高める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受光部の周囲に入
射した光によるフレアやゴーストを防止する反射防止膜
が形成された固体撮像素子に関する。
【0002】
【従来の技術】固体撮像素子では、受光部周辺からの反
射によるフレアやゴーストなどを抑えるために、特開平
6−292206号公報、特開平6−302793号公
報、特開平4−294583号公報、特開平4−259
256号公報等に開示されているように、受光部上部あ
るいは受光部周辺に反射防止膜を形成することがある。
この反射防止膜は、金属をスパッタしたり、フィルタを
染色したりする方法で作成されている。ここで、図5
は、従来の固体撮像素子の一構造を示す断面図である。
図において、半導体基板1の上部には、中央部に受光部
2が形成され、その周囲に反射防止膜3が形成されてい
る。受光部2および反射防止膜3上の領域4には、平坦
化膜6が形成されており、該平坦化膜6によって受光部
2および反射防止膜3が平坦化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
固体撮像素子では、受光部2の周辺に反射防止膜3を設
ける構造としただけでは、上方から入射する光および下
方で反射した光を反射防止膜3によって完全に吸収でき
ない。このため、反射防止膜3上の領域4からの光が受
光部に入射しまい、フレアやゴーストを完全になくすこ
とができないという問題があった。
【0004】そこで本発明は、受光部周辺における反射
率を低減でき、フレア、ゴーストなどの発生を低減する
ことができる固体撮像素子を提供することを目的として
いる。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明による固体撮像素子は、受光部の周囲に設
けられた反射防止膜上に入射光および反射光を乱反射さ
せる乱反射層を形成したことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0007】A.実施の形態 A−1.実施の形態の構成 図1は本発明の実施の形態による固体撮像素子の構造を
示す断面図であり、図2は、固体撮像素子の上面図であ
る。なお、図5に対応する部分には同一の符号を付けて
説明を省略する。図において、固体撮像素子8は、半導
体基板1上に形成されており、半導体基板1内に設けら
れた受光部2の周囲には、反射防止膜3が設けられてい
る。また、反射防止膜3を設けた領域4の上部には、複
数の凸部5,5,…,5が設けられている。
【0008】上記凸部5,5,…,5は、上方から入射
した光および下方で反射した光を乱反射させることによ
り、受光部2の周囲における領域4での反射率を低減
し、反射防止効果を高めるためのものである。なお、図
2において、領域7は、凸部5,5,…,5が形成され
た領域である。また、変形例として、凸部5,5,…,
5は、フレアやゴーストの程度に応じて、図3に示すよ
うに、領域4の一部(領域7)のみに形成してもよい。
【0009】B.製造方法 次に、上述した固体撮像素子の製造工程について説明す
る。まず、半導体基板1に通常の方法で固体撮像素子を
作成する。次に、受光部2の周囲に、反射防止膜3を形
成する。これは、フィルタを染色する方法を用いればよ
い。そして、受光部2およびそれ以外の部分に、平坦化
膜6を形成する。これは、上述した凸部5,5,…,5
となるオンチップレンズを作成するためのマスクであ
り、受光部2周辺にもパターンを形成しておくことによ
り、工程を増やすことなく実現できる。
【0010】なお、上述した実施形態では、凸部5,
5,…,5として、オンチップレンズを用いたが、受光
部2周辺の平坦化膜6の表面の高さを場所によって変化
させ、乱反射させるような構造とすれば、凸部5,5,
…,5は、どのような形状であってもよい。
【0011】C.表面反射率測定結果 ここで、図4は、反射防止膜上にオンチップレンズがあ
るときとないときの表面反射率測定結果を示す特性図で
ある。図示するように、オンチップレンズである凸部
5,5,…,5がないときの反射率が約100%になる
ように正規化してある。上述した実施の形態によれば、
凸部(オンチップレンズ)5を反射防止膜4上に形成す
ることにより、反射率が約20%、低下することが分か
る。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、受光部の周囲に設けられた反射防止膜上に入射光お
よび反射光を乱反射させる乱反射層を形成するようにし
たことにより、受光部周辺における反射率を低減でき、
フレア、ゴーストなどの発生を低減できるという利点が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による固体撮像素子の構造
を示す断面図である。
【図2】固体撮像素子の上面図である。
【図3】変形例による固体撮像素子の上面図である。
【図4】反射防止膜上にオンチップレンズがあるときと
ないときの表面反射率測定結果を示す特性図である。
【図5】従来の固体撮像素子の構造を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1……半導体基板、2……受光部、3……反射防止膜、
4……領域、5……凸部(乱反射層)、6……平坦化
膜、7……凸部が形成された領域、8……固体撮像素
子。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受光部の周囲に設けられた反射防止膜上
    に入射光および反射光を乱反射させる乱反射層を形成し
    たことを特徴とする固体撮像素子。
  2. 【請求項2】 前記乱反射層は、光学的に光を屈折させ
    る複数の凸部からなることを特徴とする請求項1記載の
    固体撮像素子。
  3. 【請求項3】 前記複数の凸部は、少なくとも、前記反
    射防止膜上の一部に形成されることを特徴とする請求項
    2記載の固体撮像素子。
  4. 【請求項4】 前記複数の凸部は、反射防止膜上に形
    成されたオンチップレンズであることを特徴とする請求
    項2または4記載の固体撮像素子。
JP8131034A 1996-04-26 1996-04-26 固体撮像素子 Pending JPH09293848A (ja)

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