JPH09293595A - 光源装置 - Google Patents

光源装置

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JPH09293595A
JPH09293595A JP8107319A JP10731996A JPH09293595A JP H09293595 A JPH09293595 A JP H09293595A JP 8107319 A JP8107319 A JP 8107319A JP 10731996 A JP10731996 A JP 10731996A JP H09293595 A JPH09293595 A JP H09293595A
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lamp
noise
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signal
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JP8107319A
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English (en)
Inventor
Isamu Karasawa
勇 唐沢
Sachihiro Okada
祥宏 岡田
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノイズ対策部品を用いずに放射ノイズのレベ
ルを問題無いレベルに抑えることで、装置の小型化、低
価格化を達成できる光源装置を提供する。 【解決手段】 AC入力はSW電源10、スタータ11
を介してキセノンランプ2に供給し、このキセノンラン
プ2を点灯させて、その際放射されるノイズをノイズ検
出コイル4により検出し、ノイズ判別器5によりノイズ
が有りと判断した場合にはSW電源10内の断続手段、
比較器、SW制御器、スイッチング手段、平滑手段など
を介してキセノンランプへの駆動電流を増大させて、放
射ノイズが十分に少なくなる電流値になるように制御す
ることにより、メカニカルなノイズ対策部品を用いるこ
となく、放射ノイズを実用上、問題ないレベルに抑圧し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は発光源となる放電灯
を点灯させる光源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、キセノンランプを用いた光源装置
におけるノイズ対策には、特開昭57−199101号
公報に開示されているようにランプの点灯装置、及びラ
ンプそのものをシールド部材で遮蔽していた。又、ラン
プ、点灯装置用シールド部材に出入りするケーブルは、
そのシールド部材の出口のコア等の線材用ノイズ除去部
材を設けている。
【0003】又、キセノンランプはユーザによる交換を
行う事が多い。その為、交換扉を設けているが、可動部
でありランプのシールド部材の機能を有する構造にする
ために、その交換扉と開口部の接触面には遮蔽機能があ
る弾性導電材、例えばバネ性金属材を用いて構成してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来技術では、ノイズ
対策部品であるコア、シールド部品、フィンガ等の弾性
導伝部材を用いてキセノンランプ、キセノンランプの点
灯装置を電磁気的に遮蔽しなければならず、大型化、高
価格化になってしまう。
【0005】本発明は上述した点に鑑みてなされたもの
で、ノイズ対策部品を用いずに放射ノイズのレベルを問
題無いレベルに抑えることで、装置の小型化、低価格化
を達成できる光源装置を提供する事を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】放電灯へ電力を供給する
点灯装置と、放電灯の動作状態を検出する検出手段と、
前記検出手段の出力に応じて放電灯へ供給する電流値を
調整することにより放電灯が放射するノイズを低減化す
る手段とを設けたことを特徴とする構成である。この構
成により、放電灯の動作状態で放電灯へ供給する電流値
を増減させる制御を行うことにより、ノイズ発生の少な
い状態で点灯させ、ノイズ対策部品を実質的に不必要に
している。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を具体的に説明する。 (第1の実施の形態)図1及び図2は本発明の第1の実
施の形態に係り、図1は第1の実施の形態の光源装置の
全体構成を示し、図2はSW電源の具体的な構成を示
す。
【0008】図1に示すように本発明の第1の実施の形
態の光源装置1Aは観察光を出力する放電灯としてのキ
セノンランプ2と、AC入力をキセノンランプ2の起
動、点灯に適した信号に変換する点灯装置3と、キセノ
ンランプ2が放射するノイズを検出するノイズ検出コイ
ル4と、ノイズ検出コイル4で検出したノイズレベルが
規定レベル以上有るか無いかでH、Lの判断信号を出力
するノイズ判別器5と、キセノンランプ2の前面側に設
けられ、透過光量を制御する絞り6と、キセノンランプ
2の絞り6を介して照射される光の一部を受光する位置
に設けられ、実際に出力される光量を検出する光量検出
器7と、光量検出器7の出力を入力し、一定値以上にな
ると絞りを固定するよう駆動する絞り制限器8と、絞り
制限器8の出力で絞り6を駆動するモータ9で構成され
る。上記点灯装置3は、スイッチング電力を出力するS
W電源10と、キセノンランプ2を点灯させるスタータ
11とで構成される。
【0009】図2に示すようにSW電源10は、AC入
力を直流化する直流化回路12と、高周波パルスに変換
するスイッチング手段13と、スイッチング手段13の
出力信号を直流に変換する平滑手段14と、平滑手段1
4の出力段に設けられ、電流値を検出する電流値検出器
15と、電流値検出器15の出力値が非反転入力端子に
印加される第1の比較器16と、第1の比較器16の出
力信号が入力され、出力信号をスイッチング手段13に
駆動手段として出力するSW制御器17と、第1の比較
器16の反転入力端子にカソードが接続される第1のダ
イオード18と、第1のダイオード18のアノードとグ
ランド間に接続された第1の基準電源19と、電流値検
出器15の出力信号が非反転入力端子に印加され、反転
入力端子に第2の基準電源20を接続した第2の比較器
21と、第2の比較器21の出力信号で起動するタイマ
26と、タイマ26の出力信号が制御端子に印加され、
ノイズ判別器5の出力信号を発振器23に伝達/遮断す
る断続手段22と、断続手段22を介して入力される信
号に応じてパルスを出力する発振器23と、発振器23
の出力信号が入力されるカウンタ24と、カウンタ24
の出力信号がアノードに印加され、カソードを第1の比
較器16の反転入力端子に接続した第2のダイオード2
5とで構成される。
【0010】上記平滑手段14と電流値検出器15の出
力信号はスタータ11にも入力されるようになってい
る。本実施の形態では、放電灯としてのキセノンランプ
2に点灯装置3を介して電力を供給して点灯させ、その
際のノイズ状態を(動作状態の検出手段としての)ノイ
ズ検出コイル4、ノイズ判別器5で検出し、この出力に
応じてキセノンランプ2へ供給する電流値を点灯装置3
内の制御手段により放電灯が放射するノイズが十分低減
化された値となるように手段を設けている。
【0011】より具体的には、本実施の形態では放電灯
としてのキセノンランプ2を点灯させ、その際にキセノ
ンランプ2から放射されるノイズをノイズ検出コイル4
で検出し、この検出されたノイズが予め設定された実用
レベルで問題無い値を越えるか否かをノイズ判別器5で
判別し、このノイズ判別器5の判別結果により、SW電
源10内の断続手段22、発振器23、カウンタ24、
第1の比較器16、SW制御器17、スイッチング手段
13、平滑手段14等を動作させて、キセノンランプ2
に供給される電流値を増減制御して、ノイズ判別器5で
ノイズ無し判断される電流値で点灯状態を維持するよう
に制御する手段を形成し、この手段によりメカニカルな
ノイズ対策部品を不必要にしている。
【0012】次に本実施の形態の作用を説明する。キセ
ノンランプ2は、図示しないSW電源10へのAC入力
を断続するメインスイッチをONすることでSW電源1
0が動作を始め、スタータ10が昇圧を始めキセノンラ
ンプ2の絶縁破壊電圧レベルに達すると、絶縁破壊を生
じる。
【0013】その後、SW電源10からの電力供給でキ
セノンランプ2は放電を行う。SW電源10はノイズ判
別器5の出力が無い場合、定電流制御を行っている。電
流値検出器15から電流値に対応した電圧が出力され
る。この出力信号は第1の比較器16で、基準電源19
と比較され差分に応じたレベルを出力する。
【0014】SW制御器17は第1の比較器16の出力
が正の場合にはデューティを小さく、第1の比較器16
の出力が負の場合にはデューティを大きくしてスイッチ
ング手段13への駆動信号を出力する。その結果、キセ
ノンランプ2へ流れる電流値が規定値より大きくなる
と、第1の比較器16の出力は正となり、SW制御器1
7の出力のパルス幅が小さくなる。
【0015】この為、スイッチング手段13のON期間
が短くなり、平滑手段14へ出力するパルス幅が小さく
なるので平滑手段14からキセノンランプ2へ出力する
電流値は低下する。逆にキセノンランプ2に流れる電流
値が規定値より小さくなると、第1の比較器16の出力
は負となり、SW制御器17の出力のパルス幅が大きく
なる。
【0016】この為、スイッチング手段13のON期間
が長くなり、平滑手段14へ出力するパルス幅が大きく
なるので平滑手段14からキセノンランプ2へ出力する
電流値は増加する。この様に動作するので、キセノンラ
ンプ2に流れる電流値は一定となる。ここでキセノンラ
ンプ2がノイズを発すると、そのノイズ量に対応した電
流がノイズ検出コイル4に発生し、ノイズ判別器5に入
力される。
【0017】ノイズ判別器5は、入力電流を電圧に変換
し積分し、予めノイズの有無を判断するために設定した
ノイズ有無のしきい値と比較し、その比較によりノイズ
の有無の判断に応じてH、Lの判断信号を出力する。そ
して、キセノンランプ2がしきい値以上のノイズを発生
すると、ノイズ判別器5の出力はHとなる。断続手段2
2は、タイマ25の出力がHでないと導通しない。
【0018】このタイマ25は、図示しないメインスイ
ッチがONされ、キセノンランプ2が点灯して電流値検
出器15の出力電圧が発生し、第2の基準電源20の値
を越えることで、第2の比較器21の出力がHになり1
秒後出力をHにする。これは、キセノンランプ2の点灯
直後のイグニッションノイズによる動作を防止する為で
ある。
【0019】断続手段22を介して伝達されたノイズ判
別器5の出力信号がHの場合、発振器23はパルスを出
力する。カウンタ24は、発振器23が出力するパルス
をカウントし、カウント数に応じた電圧を出力する。カ
ウンタ24の出力する電圧レベルは第1の基準電源19
の値を越えると第2のダイオード25がONし、第1の
ダイオード18がOFFする。
【0020】すると、カウンタ24の出力が第1の比較
器16の反転入力端子に入力するので第1の比較器16
の出力はLとなり、SW制御器17の出力するパルス幅
が大きくなり、スイッチング手段13の出力するパルス
のONデューティは大きくなってキセノンランプ2に流
れる電流値はカウント24の出力する電圧レベルに応じ
て増加する。この様にキセノンランプ2に流れる電流値
が増加を続けると、ある電流値でキセノンランプ2のア
ークが安定し放射ノイズレベルが激減する。
【0021】その結果、ノイズ検出コイル4の出力電流
も激減し、ノイズ判別器5の出力はLとなる。すると、
発振器23の出力は停止し、カウンタ24の出力電圧レ
ベルは変化しなくなる。第1の比較器16の反転入力端
子の電圧が一定になると、SW電源10はその電圧値に
応じた定電流動作となる。
【0022】キセノンランプ2の放射ノイズがしきい値
或いは規定値以下となる電流値でランプを駆動する事に
より最大出射光量の差が生じる。これは、次の動作で解
決する。光量検出器7が、キセノンランプ2の出射光量
を検出し光量に比例した電圧を絞り制限器8に出力す
る。
【0023】絞り制限器8は、入力した電圧と基準電圧
とを比較し基準電圧を越えると絞り6を閉じる方向に駆
動するようモータ9へ出力し、基準電圧以下の場合絞り
6を開く方向に駆動するようモータ9に出力する。この
ようにすることで、各光源装置のランプ電流がばらつい
ても、最大出射光量は絞り制限器8内の基準電圧に応じ
た光量になる。
【0024】本実施の形態は以下の効果を有する。ラン
プ電流を制御するだけでランプの放射ノイズ対策が出来
るので、従来のノイズ対策部品であるコア、シールド部
品、フィンガ等の弾性導伝部材の削減による小型化、低
価格化ができる。
【0025】(第2の実施の形態)次に図3を参照して
本発明の第2の実施の形態の光源装置1Bを説明する。
なお、第1の実施の形態と同じ構成要素の説明は省略す
る。
【0026】本実施の形態では第1の実施の形態におけ
るノイズ検出コイル4、ノイズ判別器5の代わりに、S
W電源10の正の出力端子と負の出力端子に差動入力端
子が接続され、入力信号の差分に応じた電圧を出力する
差動増幅器27と、差動増幅器27の出力信号を入力し
高周波帯域成分のみを出力するハイパスフィルタ(HP
Fと略記)28と、HPF28の出力信号を入力し規定
レベル以上有るか無いかでH、Lの判断信号を出力する
ノイズ判別器29とを用いて構成される。その他の構成
は、第1の実施の形態と同じである。
【0027】次に本実施の形態の作用を説明する。この
場合、第1の実施の形態と同じ作用部分の説明は省略す
る。第1の実施の形態と異なる作用は、キセノンランプ
2の放射ノイズ検出作用のみである。
【0028】キセノンランプ2がノイズを発生すると、
SW電源10の出力ラインにもノイズが誘導、又は伝導
により重畳される。差動増幅器27は、SW電源10の
出力電圧及び重畳されたノイズレベルも検出する。この
差動増幅器27の出力は、HPF28に入力されノイズ
成分のみが透過する。
【0029】そして、このHPF28を透過したノイズ
はノイズ判別器29に入力され、このノイズ判別器29
は、ノイズの有無に応じてH、Lを出力する。具体的に
は、このノイズ判別器29は、HPF28の出力を積分
し基準電圧と比較してノイズの有無を判別する。そし
て、この基準電圧の値以上であると、ノイズが有ると判
断して、ノイズ判別器28の出力はHとなり、一方この
値より小さいとノイズが無いと判断して、ノイズ判別器
28の出力はLとなる。
【0030】それ以外の作用は第1の実施の形態と同様
でこのノイズ検出結果を用い、ノイズが有ると判断した
場合にはランプ電流を増大させる。キセノンランプ2の
放射ノイズが、規定値以下になりノイズ判別器28の出
力がLになると、その時点のランプ電流が一定となる。
【0031】本実施の形態は以下の効果を有する。第1
の実施の形態と同様にランプ電流を制御するだけでラン
プの放射ノイズ対策が出来るので、従来のノイズ対策部
品であるコア、シールド部品、フィンガ等の弾性導伝部
材の削減による小型化、低価格化が達成できる。
【0032】(第3の実施の形態)次に図4を参照して
本発明の第3の実施の形態の光源装置1Cを説明する。
なお、第1の実施の形態と同じ構成要素の説明は省略す
る。
【0033】第1の実施の形態と事なる構成は、放射ノ
イズを抑えるためにキセノンランプ2に流れる電流値を
制御することによるキセノンランプ2の最大出射光量の
ばらつきを抑える構成である。
【0034】図1における光量検出器7の代わりにラン
プ電流検出器30をキセノンランプ2への出力ラインに
設け、ランプ電流検出器30の出力信号を入力し、規定
値以上になるとその値に応じて絞り6を絞るように制御
する絞り制限器31と、絞り制限器31の出力信号に応
じて絞り6の開閉を制御するステッピングモータ32と
を用いて構成している。その他の構成は第1の実施の形
態と同じである。ここで云うランプ電流検出器30は、
低抵抗を使った検出器でも、ループコイルを使った検出
器でも良い。
【0035】次に本実施の形態の作用を説明する。この
場合、第1の実施の形態と同じ作用部分の説明は省略す
る。第1の実施の形態とは、放射ノイズを抑えるために
キセノンランプ2に流れる電流値を制御することによる
キセノンランプ2の最大出射光量のばらつきを抑える作
用をすることが異なる。
【0036】ランプ電流検出器30の検出したランプ電
流値に応じた電圧を絞り制限器31に出力する。絞り制
限器31は、ランプ電流値に応じた電圧と基準電圧とを
比較し、その差分に応じた信号を出力する。絞り制限器
31の出力に応じてステッピングモータ32は、絞り6
を絞る。
【0037】ランプ電流検出器30の出力電圧が、基準
電圧以下の場合は絞り6は全開あるが、基準電圧を越え
るとその越えた量に比例した度合いで絞り6を閉じるよ
うステッピングモータ32が動作し、最大出射光量のば
らつきを抑制する。
【0038】本実施の形態は以下の効果を有する。放射
ノイズを抑えるためにランプ電流を制御する事による最
大出射光量のばらつきを抑える。特に、出射光を被写体
へ伝達する光ファイバに照射或いは供給する場合、その
光ファイバの熱損傷を防止するために、規定値以上の出
射光が光ファイバへ照射されないように制限をかけると
云う効果が、簡単な構成で得られる。
【0039】特に第1の実施の形態、第2の実施の形態
の場合、光量を検出する為に受光素子等の部材を位置精
度を持たせて固定させるメカニカルな機構が必要である
のに対して、本実施の形態はランプ電流を光量に換算す
るので光量検出精度は劣るものの、メカニカルな機構を
必要とせず構成が簡単で小型化に適する。
【0040】(第4の実施の形態)次に図5を参照して
本発明の第4の実施の形態を説明する。図5は第4の実
施の形態における点灯装置3Dを示す。なお、第1の実
施の形態と同じ構成要素の説明は省略する。本実施の形
態は、図1の光源装置1Aにおける点灯装置3を構成す
るSW電源10の前段にノイズを抑制するノイズフィル
タ手段33を設けたものである。
【0041】本実施の形態は、ランプの放射ノイズレベ
ルの抑制手段と、さらに、電源ラインを介して外へ漏れ
る伝導ノイズの抑制手段を備えたものである。点灯装置
3Dは、SW電源10と、スタータ11と、SW電源1
0の入力端子側に設けられたノイズフィルタ手段33と
で構成される。
【0042】ノイズフィルタ手段33は、電源コイルの
各々に直列に挿入されるコモンモードチョークコイル3
4と、コモンモードチョークコイル34の両端の電源ラ
イン間に接続されたコンデンサ35、36と、各電源ラ
インと外装間に接続されたコンデンサ37、38と、電
源ラインのアース線と外装間に直列に設けられたチョク
ークコイル39で構成される。
【0043】コンデンサ37、38の接続点はグランド
と導通する外装と接続されている。その他は第1の実施
の形態と同様である。この様な構成にする事で、電源ラ
インを介して外部に漏れる伝導ノイズを低減することが
できる。
【0044】(その他の実施の形態)次に観察用の照明
光を発生するキセノンランプ(HIDランプ)等の第1
ランプと、非常灯としてのハロゲンランプ等の第2のラ
ンプの電源部を共通にして、小型化、軽量化を実現した
光源装置の2つの実施の形態を説明する。
【0045】一方の実施の形態の光源装置を図6に示
す。この光源装置65Aは、AC入力を規定の電圧値に
直流化して出力するSW電源81と、SW電源81の出
力を入力し入力電圧が規定の値を越えると高圧パルスを
出力し、キセノンランプ83を点灯させるスタータ回路
82と、スタータ回路82の出力端に接続されたキセノ
ンランプ83と、SW電源81の出力端に接続された断
続手段84と、この断続手段84の出力端の一方に接続
されたハロゲンランプ85と、断続手段84とハロゲン
ランプ85の接続ラインのどちらか一方に設けられた電
流検出手段86と、SW電源81から出力される電流値
信号と、電流値検出手段86の出力する電流値検出信号
を入力し、SW電源81へ動作禁止信号と、基準値信号
を出力し、断続手段84に制御信号を出力する制御手段
87で構成される。
【0046】SW電源81は、AC入力を直流化する平
滑手段88と、平滑手段88の出力信号が入力されるス
イッチング手段89と、スイッチング手段89の出力信
号が入力される第2の平滑手段90と、スイッチング手
段89と平滑手段90の接続ライン上の電源供給ライン
又はリターンラインに直列に設けられた電流値検出手段
91と、電流値検出手段91の出力する電流値信号と、
制御手段87の出力する動作禁止信号と基準値信号が入
力され、スイッチング手段89へスイッチングパルスを
出力するスイッチング制御手段92とで構成される。
【0047】次に本実施の形態の作用を図7のフローチ
ャートを参照して説明する。電源を立ち上げると、図7
のフローチャートで示すとおり、ステップS1で制御手
段87は基準値信号をキセノンランプ83の定格値にす
る。つまり、制御手段87はスイッチング制御手段92
に基準値信号を出力し、スイッチング制御手段92はこ
の基準値信号に対応したスイッチングパルスをスイッチ
ング手段89に出力可能な状態に設定して、キセノンラ
ンプ83側に供給される値を基準値信号に対応した定格
値に設定する。
【0048】そしてステップS2に示すように制御手段
87は制御信号をLにし、断続手段84を開成する。ま
た、ステップS3に示すように制御手段87は動作禁止
信号をLにし、スイッチング制御手段92の動作禁止を
解除する。従って、スイッチング制御手段92はスイッ
チング手段89にスイッチングパルスを出力し、スイッ
チング手段89をスイッチング動作させ、平滑手段90
等を介してキセノランプ83側に駆動電流が供給される
ようにする。
【0049】この場合、基準値信号はキセノンランプ8
3に定格値の電流が流れている時に電流値検出手段91
が出力する電流値信号に等しいレベルで制御手段87か
ら出力される。また、AC入力は、SW電源81の平滑
手段88で直流化され、スイッチング手段89でスイッ
チング制御手段92が出力するパルスに同期してスイッ
チングされ、高周波パルスに変換される。そのパルスは
平滑手段90で再度直流化される。
【0050】キセノンランプ83に流れる電流は、電流
値検出手段91を流れる電流値に応じた電圧を電流値信
号として出力する事で検出される。この電流値信号は、
スイッチング制御手段92で制御手段87が出力する基
準値信号と比較され、差に応じてスイッチングパルスを
出力する。また、この電流値信号は、制御手段87に入
力され、図7のステップS4に示すように制御手段87
は電流値信号が0であるか否かを判断し、0でない場合
にはさらに0であるか否か監視する。
【0051】電流値信号が基準値信号より大きいと、ス
イッチングパルスのデューティを小さくし、逆に電流値
信号が基準信号より小さいと、スイッチングパルスのデ
ューティを大きくする。このようにすることで、キセノ
ンランプ83に流れる電流値が定格値より大きいとスイ
ッチング手段89の出力する高周波パルスのデューティ
は小さくなり、平滑手段90の出力する直流レベルは低
下していき、キセノンランプ83に流れる電流値は定格
値に等しくなる。
【0052】逆にキセノンランプ83に流れる電流値が
定格値より小さいと、スイッチング制御手段92の出力
するスイッチングパルスのデューティが大きくなりスイ
ッチング手段89の出力する高周波パルスのデューティ
も大きくなり平滑手段90の出力する直流レベルは大き
くなり、キセノンランプ83に流れる電流値は定格値と
等しくなるよう動作する。
【0053】キセノンランプ83の点灯開始時におい
て、点灯するまでは電流が流れないのでスイッチング制
御手段92の出力するスイッチングパルスはフルデュー
ティとなり、その結果、平滑手段90の出力する直流電
圧レベルは最大値となる。この値が入力するスタータ回
路82は高圧パルスをSW電源81の出力に重畳するよ
うに動作する。この高圧パルスでキセノンランプ83の
絶縁は破壊され放電を開始し、点灯する。
【0054】ここで、キセノンランプ83が故障して消
灯すると、電流値検出手段91の出力する電流値信号の
レベルは0になる。すると、図7のフローのステップS
5で示すように制御手段87はスイッチング制御手段9
2に出力する動作禁止信号をHにしてスイッチング制御
手段92の動作を禁止する。スイッチング制御手段92
はスイッチングパルスを出力しなくなりスイッチング手
段89はスイッチング動作を停止する。その結果、平滑
手段90の直流出力は0となる。
【0055】次にステップS6に示すように制御手段8
7は、断続手段84に出力する制御信号をHにして断続
手段84をオンする。制御信号は、初期設定ではLであ
り、断続手段84はオフとなるのでハロゲンランプ85
には電力が供給されない。キセノンランプ83が故障で
消灯すると、SW電源81の出力を一旦、無出力にして
断続手段84をオンにしてハロゲンランプ5に、SW電
源81の出力が供給可能にする。
【0056】断続手段84をオンにした後、ステップS
7に示すように制御手段87は基準値信号をハロゲンラ
ンプ85の定格値に設定し、基準値信号をハロゲンラン
プ85に定格値の電流が流れるときの電流値検出手段9
1の出力信号レベルと等しい値に変えて出力する。
【0057】続いてステップS8に示すように制御手段
87は、動作禁止信号をLにしてスイッチング制御手段
92の動作禁止を解除する。すると、キセノンランプ8
3の点灯時と同様に電流値検出手段91が検出する電流
値、即ちハロゲンランプ85に流れる電流値が定格電流
値となるようにスイッチング手段89が出力する高周波
パルスのデューティを制御することになる。
【0058】ハロゲンランプ85に電流が流れると、電
流値検出手段86はこれを検出して電流値検出信号をH
にして出力する。電流が流れないと電流値検出信号はL
である。そして、ステップS9に示すように制御手段8
7はこの電流値信号がLであるか否かを監視し、Hの場
合には監視を続行し、Lの場合には次のステップS10
に移る。
【0059】このように制御手段87は、断続手段84
をオンにし、基準値信号をハロゲンランプ85の定格値
に対応した値に切り換え、動作禁止信号をLにしてハロ
ゲンランプ85を点灯させる。
【0060】そしてハロゲンランプ85の点灯後、ハロ
ゲンランプ85が故障して電流が流れなくなり電流値検
出手段86の出力信号がLになると、ステップS10に
示すように動作禁止信号をHにしてスイッチング制御手
段92の動作を禁止して、SW電源81の出力を0にし
て、さらにステップS11に示すように制御信号をLに
して断続手段84をオフにする。
【0061】この光源装置65Aは以下の効果を有す
る。ハロゲンランプ85を劣化させるような過大出力を
印加する事無く、ハロゲンランプ85とキセノンランプ
83の点灯装置を一体にして装置の小型化、軽量化を達
成できる。
【0062】図8は図6と同様な目的を達成する光源装
置65Bを示す。尚、図6の光源装置65Aと同じ構成
要素の説明は省く。
【0063】この光源装置65Bは、AC入力を規定の
電圧値に直流化して出力し、又高周波パルスを出力する
SW電源93と、SW電源93の直流出力が入力され、
入力電圧が規定の値を越えると高圧パルスを出力するス
タータ回路82と、スタータ回路82の出力端に接続さ
れたキセノンランプ83と、SW電源93の高周波パル
ス出力部に接続された断続手段84と、断続手段84の
出力部に接続されたハロゲンランプ85と、断続手段8
4とハロゲンランプ85の接続ラインのどちらか一方に
設けられ、ハロゲンランプ85に流れる電流値を検出す
る電流値検出手段86と、SW電源93から出力る電流
値信号と、電流値検出手段86の出力する電流値検出信
号が入力され、SW電源93へ動作禁止信号と、基準値
信号と重畳制御信号を出力し、断続手段84に制御信号
を出力する制御手段94で構成される。
【0064】SW電源93は、AC入力を直流化する平
滑手段88と、平滑手段88の出力信号が入力ピーク値
の異なる2種類の出力を持つスイッチング手段95と、
スイッチング手段95のピーク値の低い出力信号が入力
される第2の平滑手段96と、スイッチング手段95と
平滑手段96の接続ライン上の電源供給ライン又はリタ
ーンラインに直列に設けられ、流れる電流値を検出する
電流値検出手段91と、電流値検出手段91が出力する
電流値信号と、制御手段94が出力する動作禁止信号
と、基準値信号が入力され、スイッチング手段95へス
イッチングパルスを出力するスイッチング制御手段92
と、制御手段94が出力する重畳制御信号が入力され、
スイッチング手段95のピーク値が高い出力を入力して
重畳制御信号に応じて平滑手段96に出力する重畳手段
97で構成される。
【0065】本実施の形態の作用を説明する。電源を立
ち上げると制御手段94は図9のステップS1に示すと
おり、基準値信号をキセノンランプ83の定格値にセッ
トし、ステップS2に示すように制御信号をLにし、断
続手段84をオフにし、さらにステップS3に示すよう
に動作禁止信号をLにしスイッチング制御手段92の動
作禁止を解除する。
【0066】SW電源93の作用は、以下に説明する点
灯時の作用を除き、図6の光源装置65AのSW電源8
1の作用と同じである。よって、点灯時の作用を以下に
説明する。
【0067】キセノンランプ83の点灯時においては、
点灯するまでは電流が流れないのでスイッチング制御手
段92が出力するスイッチングパルスはフルデューティ
となる。又、ステップS3′に示すように制御手段94
は電源投入から数秒間は重畳制御信号をHにし、重畳手
段97がスイッチング手段95のピーク値が大きい出力
を平滑手段96に入力する。
【0068】その結果、平滑手段96が出力する直流電
圧レベルは最大値となる。この値が入力されるスタータ
回路82は高圧パルスを図6のSW電源81の出力に重
畳するように動作する。この高圧パルスでキセノンラン
プ3の絶縁は破壊され放電を開始し、点灯する。
【0069】スイッチング手段95は、図6の実施の形
態と異なりピーク値の大きい出力をフルデューティで平
滑手段96に入力すると、平滑手段96の出力はスター
タ回路2を駆動する電圧レベルになる。この為、ピーク
値の小さい出力は、出力のパルスのデューティがフルデ
ューティからミニマムデューティまで変化させると、平
滑手段96の出力の必要な可変範囲は図6の実施の形態
と同じであるから出力値の制御が図6の実施の形態に比
べてより精度が上がる。
【0070】図9のステップS3′の後、キセノンラン
プ83が点灯する。その後、ステップS4に示すように
制御手段94は電流値検出手段91が出力する電流値信
号が0であるか否かを監視する。
【0071】そして、キセノンランプ83が故障して消
灯すると、電流値検出手段91の出力する電流値信号の
レベルは0になる。すると、図9のステップS5に示す
ように制御手段94はスイッチング制御手段92に出力
する動作禁止信号をHにしてスイッチング制御手段92
の動作を禁止する。
【0072】すると、スイッチング制御手段92はスイ
ッチングパルスを出力しなくなりスイッチング手段95
はスイッチング動作を停止する。その結果、平滑手段9
6の直流出力は0となる。
【0073】次に制御手段94は、ステップS6に示す
ように断続手段84に出力する制御信号をHにして断続
信号をHにして断続手段84をオンする。制御信号は、
初期設定ではLであり、断続手段84はオフとなるので
ハロゲンランプ85には電力は供給されない。キセノン
ランプ83が故障で消灯すると、SW電源93の出力を
一旦、無出力にして断続手段84をオンしてハロゲンラ
ンプ85に、SW電源93の高周波パルス出力を供給可
能にする。
【0074】断続手段84をオンにした後、制御手段9
4は基準値信号をハロゲンランプ85の定格電流が流れ
るときの電流値検出手段91の出力信号レベルと等しい
値に変えて出力する(ステップS7)。
【0075】続いて制御遮断94は、ステップS8に示
すように動作禁止信号をLにしてスイッチング制御手段
92の動作禁止を解除する。すると、キセノンランプ8
3の点灯時と同様に電流値検出手段91が検出する電流
値、即ちハロゲンランプ85に流れる電流値が定格電流
値となるようにスイッチング手段の出力する高周波パル
スのデューティを制御する。
【0076】ハロゲンランプ85に電流が流れると電流
検出手段86はその出力信号としての電流値検出信号を
(電流が流れない場合の)LからHにする。その後、ス
テップS9に示すように制御手段94は電流値検出信号
はLであるか否かを監視する。
【0077】このように制御手段94は、キセノンラン
プ83が故障で電流が流れなくなると、断続手段84を
オンにし、基準値信号をハロゲンランプ85の定格値に
対応した値に切り換え、動作禁止信号をLにしてハロゲ
ンランプ85を点灯させる。そして、このハロゲンラン
プ85の点灯後、ハロゲンランプ5が故障して電流が流
れなくなり電流値検出手段6の出力信号がLになると、
ステップS10に示すように動作禁止信号をHにしてス
イッチング制御手段92の動作を禁止して、SW電源9
3の出力を0にして、さらにステップS11に示すよう
に制御信号をLにして断続手段84をオフにする。
【0078】本実施の形態の光源装置65Bは以下の効
果を有する。ハロゲンランプ85を劣化させるような過
大出力を印加する事無く、ハロゲンランプ85とキセノ
ンランプ83の点灯装置を一体にして装置の小型化、軽
量化が得られる。
【0079】本実施の形態では、ハロゲンランプ85に
供給する電力を断続する手段にハロゲンランプ85には
不必要な過電圧を供給しないようにスタータ回路82を
駆動するための電圧を出力する平滑手段96の手前の高
周波スイッチングパルスを供給するようにしたので、ハ
ロゲンランプ85に供給する電力を断続する手段の耐電
圧レベルは小さいもので済むので、図6の装置よりさら
に小型化、軽量化が達成できる。
【0080】[付記] 1.放電灯へ電力を供給する点灯装置と、放電灯の動作
状態を検出する検出手段と、前記検出手段の出力に応じ
て放電灯へ供給する電流値を制御することにより放電灯
が放射するノイズを低減化する手段とを設けたことを特
徴とする光源装置。 (付記1の作用)放電灯の動作状態で放電灯へ供給する
電流値を増減させる。
【0081】2.前記検出手段は、ノイズレベル測定部
材と、測定したノイズレベルを基準信号と比較する比較
手段とで構成されることを特徴とする付記1記載の光源
装置。 (付記2の作用)放電灯のノイズレベルに応じて放電灯
へ供給する電流値を増減させる。
【0082】3.ノイズレベル測定部材はループコイル
である事を特徴とする付記1記載の光源装置。 (付記3の作用)放電灯の放射ノイズレベルに応じて放
電灯へ供給する電流値を増減させる。
【0083】4.ノイズレベル測定部材は放電灯の端子
間電圧の伝導ノイズを測定する差動増幅器である事を特
徴とする付記2記載の光源装置。 (付記4の作用)放電灯の伝導ノイズレベルに応じて放
電灯へ供給する電流値を増減させる。
【0084】5.点灯装置は検出手段の出力するノイズ
レベルが問題無いレベルかどうかに応じた信号に応じて
放電灯への出力電流値を増減することを特徴とする付記
1記載の光源装置。 (付記5の作用)放電灯へ供給する電流値を増減する事
で放電灯のノイズレベルを問題無いレベルにする。
【0085】6.観察照明用の第1のランプと、第1の
ランプが故障時に用いる第2のランプと、第1のランプ
と第2のランプに電力を供給する点灯装置と、点灯装置
の出力を第1のランプに適した状態又は第2のランプに
適した状態で出力するように点灯装置を制御する制御手
段と、第1のランプが不点灯となると制御手段の出力で
点灯装置の出力を第2のランプに接続する断続手段を設
けた光源装置。
【0086】7.制御手段は、点灯装置の出力を第1の
ランプに適した状態となるように駆動し、第1のランプ
が故障により不点灯となると一旦出力を停止後第2のラ
ンプに適した状態で出力するように点灯装置を制御する
ことを特徴とする付記6記載の光源装置。
【0087】8.制御手段は、第1のランプの不点灯を
検出すると点灯装置の出力を一旦停止後、断続手段が点
灯装置の出力を第2のランプに接続するよう制御するこ
とを特徴とする付記6記載の光源装置。 9.点灯装置は、AC入力を直流化する平滑手段と、平
滑手段の出力を高周波パルスに変換するスイッチング手
段と、スイッチング手段の出力が入力する第2の平滑手
段と、スイッチング手段と平滑手段の接続ライン上の電
源供給ライン又はリターンラインに直列に設ける電流値
検出手段と、電源値検出手段の出力する信号と制御手段
の出力する信号を入力しスイッチング手段を制御するス
イッチング制御手段とで構成される付記6記載の光源装
置。
【0088】10.第1のランプは、HIDランプであ
ることを特徴とする付記6記載の光源装置。 11.第2のランプは、ハロゲンランプであることを特
徴とする付記6記載の光源装置。 12.観察照明用のHIDランプと、HIDランプが故
障時に用いるハロゲンランプと、HIDランプとハロゲ
ンランプに電力を供給する点灯装置と、点灯装置とHI
Dランプの間に設けられHIDランプ点灯の為に高圧パ
ルスを重畳するスタータ回路と、点灯装置の出力をHI
Dランプに適した状態となるように駆動し、HIDラン
プが故障により不点灯となると一旦出力を停止後ハロゲ
ンランプに適した状態で出力するように点灯装置を制御
する制御手段と、HIDランプが不点灯となり制御手段
により点灯装置の出力を一旦停止後、点灯装置の出力を
ハロゲンランプに接続する断続手段を設けた光源装置。
【0089】(付記6〜12の背景)従来の光源装置
は、特公平1−43927に開示されるように照診ラン
プが断線した時に検査を安全に終了できるように照診ラ
ンプの断線を検出すると照診ランプよりも低発光量の非
常灯を点灯するとともに照診ランプの光路上に非常灯を
移動させる方法がある。
【0090】従来技術では、照診ランプの高発光量のラ
ンプとしてキセノンランプを用い、非常灯は照診ランプ
より低発光で空冷も必要としないハロゲンランプを用い
る。キセノンランプは、放電灯であるので放電開始の為
に高電圧印加手段が必要であり、一定光量を出力する場
合は供給する電流値も一定にする必要がある。しかし、
非常灯はそのような特別な手段は必要ない為、コストを
考慮して点灯装置は安価なトランスを用いる場合が多
く、点灯装置は別々な構成である。この為、2つの点灯
装置を用いる事になり、装置の大型化という欠点があっ
た。
【0091】(付記6〜12の目的)照診ランプと非常
灯と点灯装置の共通化を行い、装置の小型化、低価格化
ができる光源装置を提供すること。 (付記6〜9、12の作用) 1)付記6の構成によれば、先ず第1のランプを点灯
し、第1のランプが故障等により不点灯となると第2の
ランプに電力を供給して点灯するように作用する。 2)付記7の構成によれば、先ず第1のランプを点灯
し、第1のランプが故障等により不点灯となると点灯装
置の出力を停止して第2のランプへ出力を接続した後、
第2のランプが点灯するように作用する。
【0092】3)付記8の構成によれば、先ず第1のラ
ンプを点灯し、第1のランプが故障等により不点灯とな
ると点灯装置の出力を停止して第2のランプへ出力を接
続した後、第2のランプが点灯するように作用する。 4)付記9の構成によれば、先ず第1のランプを点灯
し、第1のランプが故障等により不点灯となると点灯装
置の出力を停止して第2のランプへ出力を接続した後、
第2のランプが点灯するように作用する。 5)付記12の構成によれば、先ずHIDランプを点灯
し、HIDランプが故障等により不点灯となると点灯装
置の出力を停止してハロゲンランプへ点灯装置の出力を
接続した後、ハロゲンランプが点灯するように作用す
る。
【0093】(付記6〜12の効果)キセノンランプと
ハロゲンランプの点灯装置を共通にして、キセノンラン
プが故障した時には一旦キセノンランプへの出力を停止
して、出力をハロゲンランプに供給するようにしたので
ハロゲンランプを劣化されることなく点灯装置を共通に
でき装置の小型化、軽量化が達成できる。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、放
電灯へ電力を供給する点灯装置と、放電灯の動作状態を
検出する検出手段と、前記検出手段の出力に応じて放電
灯へ供給する電流値を制御することにより放電灯が放射
するノイズを低減化する手段とを設けているので、放電
灯が放射するノイズをその駆動電流を制御する事で低減
させるようにしたので、ノイズ対策のためのコア、シー
ルド、弾性導電材、例えば金属バネ、導電ゴム、金属メ
ッシュが不要になり、小型化、低価格化という効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の光源装置の全体構
成図。
【図2】SW電源の具体的な構成を示すブロック図。
【図3】本発明の第2の実施の形態の光源装置の全体構
成図。
【図4】本発明の第3の実施の形態の光源装置の全体構
成図。
【図5】本発明の第4の実施の形態における点灯装置の
主要部を示す図。
【図6】2つのランプを共通の電源で駆動する光源装置
の構成を示すブロック図。
【図7】図6の光源装置の動作を示すフローチャート
図。
【図8】図6とは異なる構成の光源装置を示すブロック
図。
【図9】図8の光源装置の動作を示すフローチャート
図。
【符号の説明】
1A…光源装置 2…キセノンランプ 3…点灯装置 4…ノイズ検出コイル 5…ノイズ判別器 6…絞り 7…光量検出器 8…絞り制御器 9…モータ 10…SW電源 11…スタータ 12…直流化回路 13…スイッチング手段 14…平滑手段 15…電流値検出器 16、21…比較器 17…SW制御器 18、25…ダイオード 19、20…基準電源 22…断続手段 23…発振器 24…カウンタ 26…タイマ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放電灯へ電力を供給する点灯装置と、放
    電灯の動作状態を検出する検出手段と、前記検出手段の
    出力に応じて放電灯へ供給する電流値を制御することに
    より放電灯が放射するノイズを低減化する手段とを設け
    たことを特徴とする光源装置。
JP8107319A 1996-04-26 1996-04-26 光源装置 Withdrawn JPH09293595A (ja)

Priority Applications (1)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010000184A (ja) * 2008-06-19 2010-01-07 Fujinon Corp 内視鏡用光源装置
WO2013172411A1 (ja) * 2012-05-16 2013-11-21 オリンパス株式会社 内視鏡の光源用電源装置

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WO2013172411A1 (ja) * 2012-05-16 2013-11-21 オリンパス株式会社 内視鏡の光源用電源装置
JP5458227B1 (ja) * 2012-05-16 2014-04-02 オリンパス株式会社 内視鏡の光源用電源装置とこの内視鏡の光源用電源装置を有する内視鏡システム。

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