JPH09293530A - 円筒形電池の製造方法 - Google Patents
円筒形電池の製造方法Info
- Publication number
- JPH09293530A JPH09293530A JP8106720A JP10672096A JPH09293530A JP H09293530 A JPH09293530 A JP H09293530A JP 8106720 A JP8106720 A JP 8106720A JP 10672096 A JP10672096 A JP 10672096A JP H09293530 A JPH09293530 A JP H09293530A
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- JP
- Japan
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- battery
- sealing plate
- battery case
- electrode group
- groove
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/50—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明はアルカリ蓄電池、リチウム電池など
の渦巻状に電極群を構成し、これを電池缶内に挿入して
得られる円筒形電池の製造方法に関するものであり、初
充放電時の漏液を防止することを課題とする。 【解決手段】 電池ケース５の開口部を密閉した後、初
回の充放電を行い、ついで溝６を加圧し座屈させること
により、初回の充放電時には封口板と電極群との距離が
大きく、電解液が封口板７の弁体８を伝わって電池外部
に這い上がり、充放電時に漏液することを防ぐことがで
きる。
の渦巻状に電極群を構成し、これを電池缶内に挿入して
得られる円筒形電池の製造方法に関するものであり、初
充放電時の漏液を防止することを課題とする。 【解決手段】 電池ケース５の開口部を密閉した後、初
回の充放電を行い、ついで溝６を加圧し座屈させること
により、初回の充放電時には封口板と電極群との距離が
大きく、電解液が封口板７の弁体８を伝わって電池外部
に這い上がり、充放電時に漏液することを防ぐことがで
きる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はアルカリ蓄電池、リ
チウム電池などの渦巻状に電極群を構成し、これを電池
缶内に挿入して得られる円筒形電池の製造方法に関する
ものである。
チウム電池などの渦巻状に電極群を構成し、これを電池
缶内に挿入して得られる円筒形電池の製造方法に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】現在、各種の携帯用電源として鉛蓄電
池、アルカリ蓄電池、リチウムイオン電池等が広く使わ
れている。このうち円筒形としては構成されるものとし
て、アルカリ蓄電池やリチウムイオン電池がよく知ら
れ、その中の一つとして密閉形のニッケル−水素蓄電池
がある。この電池は高容量、かつ高信頼性が期待され、
小形軽量化も可能などの理由により主にＯＡ機器や通信
機器の携帯用電源として使われてきた。
池、アルカリ蓄電池、リチウムイオン電池等が広く使わ
れている。このうち円筒形としては構成されるものとし
て、アルカリ蓄電池やリチウムイオン電池がよく知ら
れ、その中の一つとして密閉形のニッケル−水素蓄電池
がある。この電池は高容量、かつ高信頼性が期待され、
小形軽量化も可能などの理由により主にＯＡ機器や通信
機器の携帯用電源として使われてきた。
【０００３】このような円筒形の電池では、電池組み立
て過程において封口板支持部として電池ケースの開口部
近傍に、ケース内側に向かって溝を設けており、この電
池ケースの内側に突出した部分に封口板を載せてかしめ
ることにより、電池を密閉している。その後、この電池
ケースの溝を座屈させ、電池内の極板群の体積が相対的
に占める割合を増すことにより電池の高容量化を図って
いる。
て過程において封口板支持部として電池ケースの開口部
近傍に、ケース内側に向かって溝を設けており、この電
池ケースの内側に突出した部分に封口板を載せてかしめ
ることにより、電池を密閉している。その後、この電池
ケースの溝を座屈させ、電池内の極板群の体積が相対的
に占める割合を増すことにより電池の高容量化を図って
いる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】さて、このような電池
ケースの溝部を座屈させる工程は、電池を封口板によっ
て密閉する工程のすぐ後に行うことが生産設備として効
率がよく、電池の製造工程において、この２つの工程は
続けて行われていた。
ケースの溝部を座屈させる工程は、電池を封口板によっ
て密閉する工程のすぐ後に行うことが生産設備として効
率がよく、電池の製造工程において、この２つの工程は
続けて行われていた。
【０００５】しかし、これらの作業の後、エージングの
ため電池を一定時間、常温で放置する工程がある。この
とき、電池を組み立てた直後であるため注入されたアル
カリ電解液が極板群に十分吸収されておらず、封口板と
電極群上部との距離が非常に近い場合、電解液が封口板
に付着しやすくなる。そのため、初回の充放電を行うま
での常温でのエージング中に、封口板に付着した電解液
が電気毛細管現象により電位的に低い封口板に弁体を伝
わって電池外部に這い上がり、充放電時に漏液してしま
うという課題があった。
ため電池を一定時間、常温で放置する工程がある。この
とき、電池を組み立てた直後であるため注入されたアル
カリ電解液が極板群に十分吸収されておらず、封口板と
電極群上部との距離が非常に近い場合、電解液が封口板
に付着しやすくなる。そのため、初回の充放電を行うま
での常温でのエージング中に、封口板に付着した電解液
が電気毛細管現象により電位的に低い封口板に弁体を伝
わって電池外部に這い上がり、充放電時に漏液してしま
うという課題があった。
【０００６】本発明は、上記課題を解決するものであ
り、円筒形電池の充放電の際の漏液を防止することを目
的とする。
り、円筒形電池の充放電の際の漏液を防止することを目
的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、電池ケースの開口部近傍に設けた封口板支
持部に封口板を載置し、電池ケースの開口部を密閉した
後、初回の充放電を行い、ついで封口板支持部を加圧し
座屈させる構成である。この構成により、初回の充放電
時には封口板と電極群上部との距離が大きく、アルカリ
電解液が電気毛細管現象により電位的に低い封口板の弁
体を伝わって電池外部に這い上がり、充放電時に漏液す
ることを防ぐことができる。
するために、電池ケースの開口部近傍に設けた封口板支
持部に封口板を載置し、電池ケースの開口部を密閉した
後、初回の充放電を行い、ついで封口板支持部を加圧し
座屈させる構成である。この構成により、初回の充放電
時には封口板と電極群上部との距離が大きく、アルカリ
電解液が電気毛細管現象により電位的に低い封口板の弁
体を伝わって電池外部に這い上がり、充放電時に漏液す
ることを防ぐことができる。
【０００８】
【発明の実施の形態】本発明は、電池ケースの封口板支
持部を加圧し座屈させる円筒形電池の製造方法であっ
て、初回の充放電を行った後に封口板支持部を加圧し座
屈させるものである。このように封口板と極板群との距
離を保ったままエージングすると、電解液の封口板への
付着を大幅に減少でき、電解液の這い上がりを防止でき
る。
持部を加圧し座屈させる円筒形電池の製造方法であっ
て、初回の充放電を行った後に封口板支持部を加圧し座
屈させるものである。このように封口板と極板群との距
離を保ったままエージングすると、電解液の封口板への
付着を大幅に減少でき、電解液の這い上がりを防止でき
る。
【０００９】そして初回の充放電に伴うガス発生と内圧
増加等によって、電池ケース内に遊離している電解液が
極板、セパレータに浸透する。また、初回の充放電がな
された後の電池は、封口板の電位が高まって、電解液の
弁体への這い上がりが起きないため、封口板支持部を加
圧し座屈させた後も充放電時に漏液が発生することがな
くなり、初回の充放電時の漏液の発生を防止することが
できる。
増加等によって、電池ケース内に遊離している電解液が
極板、セパレータに浸透する。また、初回の充放電がな
された後の電池は、封口板の電位が高まって、電解液の
弁体への這い上がりが起きないため、封口板支持部を加
圧し座屈させた後も充放電時に漏液が発生することがな
くなり、初回の充放電時の漏液の発生を防止することが
できる。
【００１０】
【実施例】次に本発明の一実施例を図を参照しながら説
明する。
明する。
【００１１】（実施例１）図１において、正極板１と負
極板２をセパレータ３を介して巻回し、極板群４を構成
する。これを電池ケース５内部に収納した後、電池ケー
ス５の開口部近傍に溝６をつけ、弁体７を内蔵した封口
板８を載置し、電池ケース５の開口部をかしめ封口す
る。本実施例において製作した電池は、外形１０ｍｍ、
高さ５０．５ｍｍ、公称容量６５０ｍＡｈのニッケル−
水素蓄電池である。なお、正極板１として発泡状ニッケ
ル基板に粉末活物質を直接充填した非焼結式ニッケル正
極を用いた。同様に負極板２として発泡状ニッケル基板
に水素吸蔵合金粉末を直接充填した水素吸蔵合金電極を
用いた。
極板２をセパレータ３を介して巻回し、極板群４を構成
する。これを電池ケース５内部に収納した後、電池ケー
ス５の開口部近傍に溝６をつけ、弁体７を内蔵した封口
板８を載置し、電池ケース５の開口部をかしめ封口す
る。本実施例において製作した電池は、外形１０ｍｍ、
高さ５０．５ｍｍ、公称容量６５０ｍＡｈのニッケル−
水素蓄電池である。なお、正極板１として発泡状ニッケ
ル基板に粉末活物質を直接充填した非焼結式ニッケル正
極を用いた。同様に負極板２として発泡状ニッケル基板
に水素吸蔵合金粉末を直接充填した水素吸蔵合金電極を
用いた。
【００１２】この後、エージングとして２０℃にて２４
時間の放置を行い、それから初回の充放電を行った。初
回の充放電としては、６５ｍＡの電流で１５時間の充電
を行った後に、６５０ｍＡの電流で４５分間の放電を行
った。その後、電池ケース５の溝６（封口板支持部）を
加圧し溝を完全につぶすように座屈させ、５０．５ｍｍ
であった高さを４９．５ｍｍとした。以上のようにして
得られた電池を電池Ａとする。
時間の放置を行い、それから初回の充放電を行った。初
回の充放電としては、６５ｍＡの電流で１５時間の充電
を行った後に、６５０ｍＡの電流で４５分間の放電を行
った。その後、電池ケース５の溝６（封口板支持部）を
加圧し溝を完全につぶすように座屈させ、５０．５ｍｍ
であった高さを４９．５ｍｍとした。以上のようにして
得られた電池を電池Ａとする。
【００１３】（比較例）また比較例として、電池Ａと同
様にして電池を封口した後、すぐに電池ケース５の溝６
を加圧し座屈させた。その後、エージングとして２０℃
にて２４時間の放置を行い、それから初回の充放電を行
った。これらエージングおよび初回の充放電の条件は電
池Ａと同じである。以上のようにして得られた電池を電
池Ｂとする。
様にして電池を封口した後、すぐに電池ケース５の溝６
を加圧し座屈させた。その後、エージングとして２０℃
にて２４時間の放置を行い、それから初回の充放電を行
った。これらエージングおよび初回の充放電の条件は電
池Ａと同じである。以上のようにして得られた電池を電
池Ｂとする。
【００１４】これらの電池Ａ、Ｂの初回の充放電後の漏
液発生率を表１に示す。
液発生率を表１に示す。
【００１５】
【表１】
【００１６】表１から明らかなように、初回の充放電の
後に電池ケース５の溝６を加圧し座屈させることによ
り、漏液の発生率を大幅に削減することができた。
後に電池ケース５の溝６を加圧し座屈させることによ
り、漏液の発生率を大幅に削減することができた。
【００１７】なお、本実施例では溝６を完全につぶすま
で座屈しているが、電池の総高を調整するため、完全に
はつぶさなくてもよい。本実施例のような大きさの電池
の場合、座屈させる寸法は、０．５〜１．２ｍｍが好ま
しい。
で座屈しているが、電池の総高を調整するため、完全に
はつぶさなくてもよい。本実施例のような大きさの電池
の場合、座屈させる寸法は、０．５〜１．２ｍｍが好ま
しい。
【００１８】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、電池ケー
スの開口部を密閉した後、エージングおよび初回の充放
電を行い、ついで封口板支持部を加圧し、座屈させるこ
とにより、初回の充放電後の漏液発生率を大幅に削減で
きるものである。
スの開口部を密閉した後、エージングおよび初回の充放
電を行い、ついで封口板支持部を加圧し、座屈させるこ
とにより、初回の充放電後の漏液発生率を大幅に削減で
きるものである。
【図１】本発明の一実施例による円筒形電池の半裁断面
図
図
１ 正極板 ２ 負極板 ３ セパレータ ４ 極板群 ５ 電池ケース ６ 溝 ７ 弁体 ８ 封口板
Claims (1)
- 【請求項１】 正極板と負極板をセパレータを介して渦
巻状に巻回して電池ケースに挿入し、この電池ケースの
開口部近傍に設けた封口板支持部に封口板を載置し、前
記電池ケースの開口部を密閉した後、初回の充放電を行
い、ついで前記封口板支持部を加圧し座屈させることを
特徴とする円筒形電池の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10672096A JP3211660B2 (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | 円筒形電池の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10672096A JP3211660B2 (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | 円筒形電池の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09293530A true JPH09293530A (ja) | 1997-11-11 |
| JP3211660B2 JP3211660B2 (ja) | 2001-09-25 |
Family
ID=14440799
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10672096A Expired - Lifetime JP3211660B2 (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | 円筒形電池の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3211660B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999050920A1 (fr) * | 1998-03-26 | 1999-10-07 | Tdk Corporation | Procede de fabrication d'electrode de batterie a electrolyte non aqueux |
-
1996
- 1996-04-26 JP JP10672096A patent/JP3211660B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999050920A1 (fr) * | 1998-03-26 | 1999-10-07 | Tdk Corporation | Procede de fabrication d'electrode de batterie a electrolyte non aqueux |
| US6475554B1 (en) | 1998-03-26 | 2002-11-05 | Tdk Corporation | Method of producing electrode of non-aqueous electrolyte battery |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3211660B2 (ja) | 2001-09-25 |
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