JPH09293428A - メンブレンスイッチ - Google Patents

メンブレンスイッチ

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JPH09293428A
JPH09293428A JP10799196A JP10799196A JPH09293428A JP H09293428 A JPH09293428 A JP H09293428A JP 10799196 A JP10799196 A JP 10799196A JP 10799196 A JP10799196 A JP 10799196A JP H09293428 A JPH09293428 A JP H09293428A
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JP
Japan
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sheet
carbon film
lead wires
pair
insulating
Prior art date
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Application number
JP10799196A
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English (en)
Inventor
邦 ▲吉▼沼
Ho Yoshinuma
Hideo Goto
秀雄 後藤
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Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 押圧されていないときの絶縁性及び押圧時の
導電性を良好にすることができると共に、滑らかな押圧
感で常に一定のON荷重を得ることができるメンブレン
スイッチを提供する。 【解決手段】 下部電極用絶縁性樹脂シートの表面上に
は1対の下部電極用リード線が第1方向に離間して平行
にパターン印刷され、更に、このリード線を間に挟ん
で、下部電極用絶縁性樹脂シート上に下部電極用抵抗カ
ーボン膜が印刷されることにより、下部電極シートが形
成されている。一方、上部電極用絶縁性樹脂シートにつ
いても、その表面上に1対の上部電極用リード線が前記
第1方向に直交する第2方向に離間して平行にパターン
印刷されており、更に、このリード線を間に挟んで、上
部電極用抵抗カーボン膜が印刷されることにより、下部
電極シートが形成されている。そして、上部電極用抵抗
カーボン膜と下部電極用抵抗カーボン膜の間に異方導電
性ゴムシートが配置され、相互に接着されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパーソナルコンピュ
ータ、ワードプロセッサ及び携帯情報通信装置(PD
A)等のスイッチ入力装置として適用されるメンブレン
スイッチに関し、特に、押圧されていないときの絶縁性
及び押圧時の導電性が優れており、操作性が向上した周
辺機器用に好適なメンブレンスイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータ等の電子機器に
おけるポインティングデバイスにおいて、特に、パッド
タイプとしては、静電容量方式又は抵抗接触方式のメン
ブレンスイッチが採用されている。
【0003】図3は従来の抵抗接触方式のメンブレンス
イッチの構造を示す模式図である。メンブレンスイッチ
は上部電極シート31と下部電極シート32とを有す
る。PET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム等
からなる下部電極用絶縁性樹脂シート36は、一方の表
面上にAgからなる1対の下部電極用リード線38a及
び38bがパターン印刷され、その上面にリード線38
a及び38bを覆うように下部電極用抵抗カーボン膜3
7が印刷されている。この下部電極用抵抗カーボン膜3
7の表面には、所定の間隔で複数個の絶縁用ドットスペ
ーサ39が印刷塗布されていて、このようにして、下部
電極シート32が構成されている。なお、1対の下部電
極用リード線38a及び38bは、第1方向に離間して
平行に形成されている。
【0004】一方、上部電極シート31についても、そ
の構成は絶縁用ドットスペーサ39以外は、下部電極シ
ート32とほぼ同様である。即ち、PETフィルム等か
らなる上部電極用絶縁性樹脂シート33の一方の表面上
にAgからなる1対の上部電極用リード線35a及び3
5bがパターン印刷され、その上面にリード線35a及
び35bを覆うように上部電極用抵抗カーボン膜34が
印刷されている。この1対の上部電極用リード線35a
及び35bは、前記第1方向に直交する第2方向に離間
して、平行に形成されている。但し、この従来例では、
絶縁用ドットスペーサは上部電極シート31には設けら
れていない。
【0005】そして、上部電極用抵抗カーボン膜34と
下部電極用抵抗カーボン膜37とが整合するように、絶
縁用ドットスペーサ39を間に挟んで、上部電極シート
31及び下部電極シート32が重ね合わされ、相互に接
着されている。
【0006】このように構成されたメンブレンスイッチ
において、上部電極用リード線35aと上部電極用リー
ド線35bとの間、及び下部電極用リード線38aと下
部電極用リード線38bとの間には、常に電圧が印加さ
れている。しかしながら、スイッチの上面から圧力が印
加されていない場合には、上部電極用抵抗カーボン膜3
4と下部電極用抵抗カーボン膜37との間に複数個のド
ットスペーサ39が配置されているので、上部電極用抵
抗カーボン膜34と下部電極用抵抗カーボン膜37とは
接触せず、通電しないようになっている。
【0007】一方、指又はペンにより、上部電極用絶縁
性樹脂シート33を押圧すると、ドットスペーサ39間
の押圧された部分が凹んで、上部電極用抵抗カーボン膜
34と下部電極用抵抗カーボン膜37とが接触すること
により、押圧部分のみが通電する。これにより、リード
線35aとリード線35bとの間の抵抗値が変化するの
で、その変化量から第2方向の押圧位置が認識される。
これと同時に、リード線38aとリード線38bとの間
の抵抗値も変化するので、その変化量から第1方向の押
圧位置が認識される。このように、第1方向の押圧位置
と、これに直交する第2方向の押圧位置とが認識される
ことにより、これらの交点位置を絶縁性樹脂シート33
上の平面内において押圧された位置として、検知するこ
とができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3に
示すメンブレンスイッチにおいては、押圧されていない
ときの上部電極用抵抗カーボン膜34と下部電極用抵抗
カーボン膜37との絶縁性を保持するために、絶縁用ド
ットスペーサ39が使用されており、この絶縁用ドット
スペーサ39が存在する部分において、データの連続性
が失われるという問題点が発生する。即ち、ディスプレ
イ上のカーソルが消失又は点滅したり、カーソルの直線
性が失われて曲がってしまうことがある。
【0009】また、ドットスペーサ39の直上又はその
近接点においては、上部電極用カーボン膜34と下部電
極用カーボン膜37とが接触しにくいため、通電させて
入力を検知させるためには、押圧力を強くする必要があ
る。従って、押圧する位置によって、通電させることが
できる荷重(ON荷重)が変化する。これを解決するた
めには、上部電極用カーボン膜34と下部電極用カーボ
ン膜37との絶縁性を保持すると共に、容易に通電させ
ることができるように、ドットスペーサ39の直径、高
さ及びドットスペーサ39間のピッチ等を厳密に設計す
る必要がある。例えば、容易に通電させるために、ドッ
トスペーサ39間のピッチを広くすると、上部電極用カ
ーボン膜34と下部電極用カーボン膜37とが接触して
しまい、絶縁性を保持することができなくなる。一方、
ピッチを狭くするか又はドットスペーサの高さを高くす
ると、ON荷重が高くなってしまう。
【0010】更に、上部電極シート31の上面を指でト
レースする場合、絶縁用ドットスペーサ39が存在する
場所においては、上部電極シート31の上面においても
突出感があり、滑らかに入力することが困難である。
【0011】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、上部電極シートと下部電極シートとの間に
絶縁用ドットスペーサを配置することなく、押圧されて
いないときの絶縁性及び押圧時の導電性を良好にするこ
とができ、これにより、複雑な設計が不要になると共
に、滑らかな押圧感で常に一定のON荷重を得ることが
でき、連続した直線的なデータ又は軌跡を得ることがで
きるメンブレンスイッチを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願第1発明に係るメン
ブレンスイッチは、第1絶縁性シートと、この第1絶縁
性シートの表面上に第1方向に離間して設けられた1対
の第1リード線と、この1対の第1リード線を間に挟ん
で前記第1絶縁性シートに積層された第1抵抗カーボン
膜と、を有する第1電極シートと、第2絶縁性シート
と、この第2絶縁性シートの表面上に前記第1方向に直
交する第2方向に離間して設けられた1対の第2リード
線と、この1対の第2リード線を間に挟んで前記第2絶
縁性シートに積層された第2抵抗カーボン膜と、を有す
る第2電極シートと、前記第1抵抗カーボン膜及び前記
第2抵抗カーボン膜に接触して前記第1電極シートと第
2電極シートとの間に配置された異方導電性ゴムシート
と、を有することを特徴とする。
【0013】本願第2発明に係るメンブレンスイッチ
は、絶縁性シートと、この絶縁性シートの表面上に第1
方向に離間して設けられた1対の第1リード線と、前記
絶縁性シートの表面上に前記第1方向に直交する第2方
向に離間して設けられた1対の第2リード線と、前記第
1リード線及び第2リード線を間に挟んで前記絶縁性シ
ートに積層された抵抗カーボン膜と、この抵抗カーボン
膜上に配置された異方導電性ゴムシートと、を有するこ
とを特徴とする。
【0014】本願第1発明においては、第1電極シート
と第2電極シートとの間に異方導電性ゴムシートが配置
されている。この異方導電性ゴムシートは、通常時は絶
縁性を有しており、厚さ方向に押圧されることにより、
その押圧部分において表面から裏面に導通するものであ
る。また、第1電極シート及び第2電極シートが有する
1対の第1リード線及び1対の第2リード線には、夫
々、電圧が印加される。
【0015】このようなメンブレンスイッチの上から押
圧すると、押圧された部分の第1抵抗カーボン膜と第2
抵抗カーボン膜とが電気的に導通し、第1リード線間及
び第2リード線間の抵抗値が変化する。1対の第1リー
ド線は第1方向に離間し、1対の第2リード線は第1方
向と直交する第2方向に離間しているので、第1方向及
び第2方向におけるリード線間の抵抗値の変化量を読み
とることにより、押圧位置を検知することができる。
【0016】本願第2発明に係るメンブレンスイッチに
おいては、第1リード線及び第2リード線には交互に電
圧を印加する。そして、異方導電性ゴムシートを指又は
ペンで押圧すると、この押圧部分において、異方導電性
ゴムシートは電気的に導通する。この導電部分が抵抗カ
ーボン膜に接触しているので、その第1方向及び第2方
向における第1リード線間及び第2リード線間の抵抗値
が変化する。そこで、第1リード線に電圧が印加されて
いるときには、第1リード線間の抵抗値の変化を検出
し、第2リード線に電圧が印加されているときには、第
2リード線間の抵抗値の変化を検出する。従って、これ
らの抵抗値の変化量から、押圧位置を検知することがで
きる。
【0017】このように、本発明においては、異方導電
性ゴムシートを利用することにより、抵抗カーボン膜間
に絶縁用のドットスペーサ等を配置する必要がなくなる
ので、ドットスペーサの高さ及び間隔等の複雑な設計を
することなく、押圧されていないときの絶縁性及び押圧
時の導電性を良好にすることができる。また、ドットス
ペーサにより凹凸が形成されることがないので、滑らか
な押圧感で常に一定のON荷重を得ることができ、連続
した直線的なデータ又は軌跡を得ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について添
付の図面を参照して具体的に説明する。
【0019】図1は本発明の第1の実施例に係るメンブ
レンスイッチの構造を示す模式図である。メンブレンス
イッチは、下部電極シート(第1電極シート)3、上部
電極シート(第2電極シート)2及びこれらの間に挟ま
れた異方導電性ゴムシート1を有する。この異方導電性
ゴムシート1は、通常時は絶縁性を有しており、厚さ方
向に押圧されることにより、その押圧部分において表面
から裏面に導通するものである。
【0020】下部電極用絶縁性樹脂シート(第1絶縁性
シート)7は、例えば、PET(ポリエチレンテレフタ
レート)フィルム等により形成されており、その一方の
面上にAgからなる1対の下部電極用リード線(第1リ
ード線)9a及び9bがパターン印刷され、更に、リー
ド線9a及び9bを間に挟んで、下部電極用絶縁性樹脂
シート7上に下部電極用抵抗カーボン膜(第1抵抗カー
ボン膜)8が印刷されている。この1対の下部電極用リ
ード線9a及び9bは、夫々、第1方向に離間して平行
に設けられている。このようにして、下部電極シート3
が形成されている。
【0021】一方、上部電極シート2についても、その
構成は下部電極シート3とほぼ同様である。即ち、上部
電極用絶縁性樹脂シート(第2絶縁性シート)4の一方
の面上にAgからなる1対の上部電極用リード線(第2
リード線)6a及び6bがパターン印刷され、上部電極
用絶縁性樹脂シート4上に、リード線6a及び6bを間
に挟んで上部電極用抵抗カーボン膜(第2抵抗カーボン
膜)5が印刷されている。なお、1対の上部電極用リー
ド線6a及び6bは、夫々、下部電極用リード線9a及
び9bに直交する第2方向に離間して平行に設けられて
いる。
【0022】そして、上部電極用抵抗カーボン膜5と下
部電極用抵抗カーボン膜8に接触するようにして、上部
電極シート2と下部電極シート3との間に異方導電性ゴ
ムシート1が配置され、相互に接着されている。
【0023】このように構成された第1の実施例に係る
メンブレンスイッチにおいて、上部電極用リード線6a
と上部電極用リード線6bとの間、及び下部電極用リー
ド線9aと下部電極用リード線9bとの間には、常に電
圧が印加されている。しかしながら、上部電極用絶縁性
樹脂シート4の上面から圧力が印加されていない場合に
は、上部電極用抵抗カーボン膜5と下部電極用抵抗カー
ボン膜8との間に、異方導電性ゴムシート1が配置され
ているので、上部電極用抵抗カーボン膜5と下部電極用
抵抗カーボン膜8とは絶縁されている。
【0024】一方、絶縁性樹脂シート4の上面から指又
はペンにより押圧すると、異方導電性ゴムシート1の厚
さ方向に圧力が印加されるので、上部電極用抵抗カーボ
ン膜5と下部電極用抵抗カーボン膜8との間で押圧部分
のみが導通する。これにより、リード線6aとリード線
6bとの間の抵抗値が変化するので、その変化量から第
2方向の押圧位置が認識される。これと同様に、リード
線9aとリード線9bとの間の抵抗値の変化により、第
1方向の押圧位置が認識される。このようにして、第1
方向の押圧位置と、これに直交する第2方向の押圧位置
とが認識されることにより、これらの交点位置を絶縁性
樹脂シート4上の平面内において押圧された位置とし
て、検知することができる。
【0025】このように、本実施例においては、異方導
電性ゴムシートの特性を利用することにより、絶縁用の
ドットスペーサ等を使用することなくスイッチ上の押圧
位置を検知することができるので、押圧されていないと
きの絶縁性及び押圧時の導電性を良好にすることができ
る。また、滑らかな押圧感で常に一定のON荷重を得る
ことができ、これにより、複雑な設計が不要となり、連
続した直線的なデータ又は軌跡を得ることができる。
【0026】図2(a)は本発明の第2の実施例に係る
メンブレンスイッチの上部シートの構造を示す裏面平面
図であり、(b)は下部シートの構造を示す平面図であ
る。
【0027】図2(a)に示すように、上部シート12
は異方導電性ゴムシート11の一方の面の周縁部表面に
絶縁層14が形成されたものである。従って、上部シー
ト12の裏面中央部においては、異方導電性ゴムシート
11が露出している。
【0028】また、図2(b)に示すように、下部シー
ト13は、例えば、PETフィルム等により形成された
絶縁性樹脂シート(絶縁性シート)15の表面上に、1
対の第1リード線18a及び18bがパターン印刷され
ている。この1対の第1リード線18a及び18bは、
上部シート12における異方導電性ゴムシート11の露
出部11aに整合する位置において、第1方向に離間し
て平行に設けられている。更に、その表面上には、1対
の第2リード線17a及び17bがパターン印刷されて
おり、これらは上部シート12における異方導電性ゴム
シート11の露出部11aに整合する位置において、前
記第1方向に直交する第2方向に離間して平行に設けら
れている。これらの第1リード線18aと第1リード線
18bとの間、第2リード線17aと第2リード線17
bとの間には、電源回路(図示せず)から、常時、交互
に電圧が印加されるようになっている。
【0029】更にまた、この表面上には、異方導電性ゴ
ムシート11の露出部11aに整合する大きさで、抵抗
カーボン膜16が印刷されている。
【0030】そして、異方導電性ゴムシート11の露出
部11aと抵抗カーボン膜16とが接触するように、上
部シート12と下部シート13とが重ね合わされて接着
されることにより、メンブレンスイッチが形成されてい
る。
【0031】このように構成されたメンブレンスイッチ
において、異方導電性ゴムシート11が押圧されていな
いときには、第1リード線18a及び18b間と、第2
リード線17a及び17b間には、それらの間の距離に
相当する電圧降下が抵抗カーボン膜16に生じている。
【0032】一方、異方導電性ゴムシート11の上面を
指又はペンにより押圧し、異方導電性ゴムシート11の
厚さ方向に圧力を印加すると、その押圧部分において、
異方導電性ゴムシート11が厚さ方向に局所的に導通
し、第1リード線18a及び18b間並びに第2リード
線17a及び17b間の抵抗カーボン膜16の電圧が変
化する。従って、第1リード線18a及び18bのみに
電圧が印加されているときは、抵抗カーボン膜16にお
ける第1リード線18a及び18b間の電圧変化を検出
し、同様に、第2リード線17a及び17bのみに電圧
が印加されているときは、抵抗カーボン膜16における
第2リード線17a及び17b間の電圧変化を検出し
て、これらの電圧変化から、第1方向及び第2方向につ
いての押圧位置が認識される。このように、第1方向の
押圧位置と第2方向の押圧位置とが認識されることによ
り、それらの交点位置を異方導電性ゴムシート11上の
平面内において押圧された位置として、検知することが
できる。なお、異方導電性ゴムシート11は指で押圧し
てもよいし、押圧する道具として、例えば、エボナイト
棒のような絶縁物を使用してもよく、いずれも押圧位置
を検知することができる。
【0033】このように、第2の実施例においても、異
方導電性ゴムシートの特性を利用することにより、絶縁
用のドットスペーサ等を使用することなくスイッチ上の
押圧位置を検知することができるので、押圧されていな
いときの絶縁性及び押圧時の導電性を良好にすることが
できる。また、滑らかな押圧感で常に一定のON荷重を
得ることができ、これにより、複雑な設計が不要とな
り、連続した直線的なデータ又は軌跡を得ることができ
る。
【0034】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
絶縁用のドットスペーサを使用する代わりに異方導電性
ゴムシートを使用しているので、ドットスペーサの高さ
及び間隔等の複雑な設計をすることなく、押圧されてい
ないときの絶縁性及び押圧時の導電性を良好にすること
ができる。また、ドットスペーサにより凹凸が形成され
ることがないので、滑らかな押圧感で常に一定のON荷
重を得ることができ、連続した直線的なデータ又は軌跡
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るメンブレンスイッ
チの構造を示す模式図である。
【図2】(a)は本発明の第2の実施例に係るメンブレ
ンスイッチの上部シートの構造を示す裏面平面図であ
り、(b)は下部シートの構造を示す平面図である。
【図3】従来の抵抗接触方式のメンブレンスイッチの構
造を示す模式図である。
【符号の説明】
1、11;異方導電性ゴムシート 2、31;上部電極シート 3、32;下部電極シート 4、7、33、36;絶縁性樹脂シート 5、8、16、34、37;抵抗カーボン膜 6a、6b、9a、9b、17a、17b、18a、1
8b、35a、35b、38a、38b;リード線 14;絶縁層 39;ドットスペーサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1絶縁性シートと、この第1絶縁性シ
    ートの表面上に第1方向に離間して設けられた1対の第
    1リード線と、この1対の第1リード線を間に挟んで前
    記第1絶縁性シートに積層された第1抵抗カーボン膜
    と、を有する第1電極シートと、 第2絶縁性シートと、この第2絶縁性シートの表面上に
    前記第1方向に直交する第2方向に離間して設けられた
    1対の第2リード線と、この1対の第2リード線を間に
    挟んで前記第2絶縁性シートに積層された第2抵抗カー
    ボン膜と、を有する第2電極シートと、 前記第1抵抗カーボン膜及び前記第2抵抗カーボン膜に
    接触して前記第1電極シートと第2電極シートとの間に
    配置された異方導電性ゴムシートと、を有することを特
    徴とするメンブレンスイッチ。
  2. 【請求項2】 絶縁性シートと、この絶縁性シートの表
    面上に第1方向に離間して設けられた1対の第1リード
    線と、前記絶縁性シートの表面上に前記第1方向に直交
    する第2方向に離間して設けられた1対の第2リード線
    と、前記第1リード線及び第2リード線を間に挟んで前
    記絶縁性シートに積層された抵抗カーボン膜と、この抵
    抗カーボン膜上に配置された異方導電性ゴムシートと、
    を有することを特徴とするメンブレンスイッチ。
JP10799196A 1996-04-26 1996-04-26 メンブレンスイッチ Pending JPH09293428A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007503037A (ja) * 2003-08-21 2007-02-15 フィリップ、ハラルド 異方性タッチ・スクリーン素子

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007503037A (ja) * 2003-08-21 2007-02-15 フィリップ、ハラルド 異方性タッチ・スクリーン素子

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