JPH09292961A - データ表示処理システム - Google Patents
データ表示処理システムInfo
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- JPH09292961A JPH09292961A JP8102406A JP10240696A JPH09292961A JP H09292961 A JPH09292961 A JP H09292961A JP 8102406 A JP8102406 A JP 8102406A JP 10240696 A JP10240696 A JP 10240696A JP H09292961 A JPH09292961 A JP H09292961A
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- JP
- Japan
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- importance
- display
- processing system
- meaning
- user
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- User Interface Of Digital Computer (AREA)
- Digital Computer Display Output (AREA)
- Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
- Controls And Circuits For Display Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】構造情報を表示するデータ表示処理システムに
関し,重要度に応じて魚眼的な表示を行う場合の意味重
要度を,ユーザの操作情報に基づいて自動的に決定する
ことにより,ユーザに対して大規模な構造情報を効果的
かつ効率的に見せることができるようにする。 【解決手段】意味重要度管理部14は,ユーザ操作処理部
11を介して得たユーザの操作情報をもとに操作対象とな
った要素の意味重要度を計算し,意味重要度記憶部19に
格納された要素ごとの意味重要度を更新する。この意味
重要度を利用して重要な要素が目立つように表示装置3
に表示する。
関し,重要度に応じて魚眼的な表示を行う場合の意味重
要度を,ユーザの操作情報に基づいて自動的に決定する
ことにより,ユーザに対して大規模な構造情報を効果的
かつ効率的に見せることができるようにする。 【解決手段】意味重要度管理部14は,ユーザ操作処理部
11を介して得たユーザの操作情報をもとに操作対象とな
った要素の意味重要度を計算し,意味重要度記憶部19に
格納された要素ごとの意味重要度を更新する。この意味
重要度を利用して重要な要素が目立つように表示装置3
に表示する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,表示装置にデータ
の構造情報を図にして表示するデータ表示処理システム
に関する。
の構造情報を図にして表示するデータ表示処理システム
に関する。
【0002】インターネットなどの普及により世界的規
模の構造情報が簡単に入手できるようになってきてい
る。また情報処理システムの進展に伴い,個人的なロー
カルなシステムや各種サービスを提供するシステムにお
いても情報の大規模化が進んできている。従って,この
ような大規模な情報を人間にいかに効率的かつ効果的に
提示し認識そして理解させるかが,現在の重要な問題と
なっている。本発明は,ユーザの操作という人間の自然
な振舞いの蓄積により,このような大規模構造を効率的
かつ効果的に見せることが可能となる発展的なデータ表
示処理システムである。
模の構造情報が簡単に入手できるようになってきてい
る。また情報処理システムの進展に伴い,個人的なロー
カルなシステムや各種サービスを提供するシステムにお
いても情報の大規模化が進んできている。従って,この
ような大規模な情報を人間にいかに効率的かつ効果的に
提示し認識そして理解させるかが,現在の重要な問題と
なっている。本発明は,ユーザの操作という人間の自然
な振舞いの蓄積により,このような大規模構造を効率的
かつ効果的に見せることが可能となる発展的なデータ表
示処理システムである。
【0003】本発明は,例えばファイルディレクトリの
表示,図書分類情報や会社組織等の階層的な情報の表
示,文書の章・節・項といった文書構造の表示,地下鉄
路線図のようなノード(駅)を結ぶ構造情報の表示,ハ
イパーテキスト構造の表示などの各種構造化された情報
に関する検索のための表示に利用することができる。
表示,図書分類情報や会社組織等の階層的な情報の表
示,文書の章・節・項といった文書構造の表示,地下鉄
路線図のようなノード(駅)を結ぶ構造情報の表示,ハ
イパーテキスト構造の表示などの各種構造化された情報
に関する検索のための表示に利用することができる。
【0004】
【従来の技術】計算機の処理能力,記憶能力,通信能力
の向上に伴って,計算機で扱いたい情報はますます大規
模になってきている。それに対して,人間とのインタフ
ェースの一つであるディスプレイの画面は限られてい
る。
の向上に伴って,計算機で扱いたい情報はますます大規
模になってきている。それに対して,人間とのインタフ
ェースの一つであるディスプレイの画面は限られてい
る。
【0005】一方,計算機システムにおける情報の表示
形態として,図は複雑な構造や関係を全体的かつ直接的
に表現するのに適していることから,構造情報などを表
示するために,図による表示がしばしば利用される。し
かしながら,図は一覧性が特に重視されるにも関わら
ず,表示装置の画面の限られたサイズと解像度では,大
きな図の全体を詳細に表示することが困難であるという
問題がある。
形態として,図は複雑な構造や関係を全体的かつ直接的
に表現するのに適していることから,構造情報などを表
示するために,図による表示がしばしば利用される。し
かしながら,図は一覧性が特に重視されるにも関わら
ず,表示装置の画面の限られたサイズと解像度では,大
きな図の全体を詳細に表示することが困難であるという
問題がある。
【0006】小さい画面において,大きい図を表示する
際には,詳細を見たいという要求と全体を見たいという
要求が競合することが多い。このような問題に対して,
魚眼レンズを通して対象となる図を見るように,着目点
の近傍は拡大し,それ以外の周辺は縮小しながらも広い
範囲を見せる「魚眼表示」と呼ばれる方式がいくつか開
発されている。それらのうち技術的な文献として最初の
ものが下記のFurnusによるものである。
際には,詳細を見たいという要求と全体を見たいという
要求が競合することが多い。このような問題に対して,
魚眼レンズを通して対象となる図を見るように,着目点
の近傍は拡大し,それ以外の周辺は縮小しながらも広い
範囲を見せる「魚眼表示」と呼ばれる方式がいくつか開
発されている。それらのうち技術的な文献として最初の
ものが下記のFurnusによるものである。
【0007】〔文献1〕Furnus,G.W.: Generalized Fis
heye Views, Proceedings of CHI'86, Human Factors i
n Computing Systems, pp.16-23 (1986). この〔文献1〕では構造の構成要素それぞれに対するユ
ーザの関心の程度(すなわち「関心度」)を数値的に与
える「関心度関数」と呼ばれるものが提案されている。
関心度関数の与える関心度に基づいて関心度の高い要素
だけを見せることで,ユーザの関心に沿った形で画面に
対して効率よく情報を表示することが可能になる。
heye Views, Proceedings of CHI'86, Human Factors i
n Computing Systems, pp.16-23 (1986). この〔文献1〕では構造の構成要素それぞれに対するユ
ーザの関心の程度(すなわち「関心度」)を数値的に与
える「関心度関数」と呼ばれるものが提案されている。
関心度関数の与える関心度に基づいて関心度の高い要素
だけを見せることで,ユーザの関心に沿った形で画面に
対して効率よく情報を表示することが可能になる。
【0008】ただし,どの程度ユーザの関心に忠実に沿
うかは,関心度関数の定義の仕方に依存する。Furnusの
与えた関心度関数は,基本的には各要素に先験的重要度
が与えられているものとし,ユーザが着目している要素
からの距離を先験的重要度から引くことで関心度を与え
ている。この定義は単純かつ一般的であり,先験的重要
度が適切に与えられれば有効な関心度を与えるものと考
えられる。
うかは,関心度関数の定義の仕方に依存する。Furnusの
与えた関心度関数は,基本的には各要素に先験的重要度
が与えられているものとし,ユーザが着目している要素
からの距離を先験的重要度から引くことで関心度を与え
ている。この定義は単純かつ一般的であり,先験的重要
度が適切に与えられれば有効な関心度を与えるものと考
えられる。
【0009】この方式を拡張し,図の表示に応用したも
のが,次の文献に示されている。 〔文献2〕三末和男:図の概略化と発想支援への応用,
情報処理学会ヒューマンインタフェース研究会,90-HI-
31-1 (1990). 〔文献3〕特開平6-130921号公報(データ表示処理シス
テム). これらの文献では,構造の構成要素それぞれに「重要
度」という数値を与える「重要度関数」と呼ばれるもの
を提案している。重要度関数では,先験的な重要度に対
応するものを情報の構造を基に形式的に計算できる「構
造重要度」と,それ以外の各要素固有の「意味重要度」
とに分離していることが一つの特徴である。つまり,重
要度関数は,各要素に対して,例えば構造的な重要度
(構造重要度),意味的な重要度(意味重要度),
ユーザの視点に依存した重要度(視点重要度)という三
つの基本重要度に基づいて表示重要度を与える。そし
て,それぞれの基本重要度に重みを付けて組み合わせる
ことで,多様な表示重要度を得ることが可能になってい
る。重み付けの仕方によっては,ユーザの視点に必ずし
も依存しない重要度を得ることもできることから,関心
度とは異なる性質の値を得ることができる。
のが,次の文献に示されている。 〔文献2〕三末和男:図の概略化と発想支援への応用,
情報処理学会ヒューマンインタフェース研究会,90-HI-
31-1 (1990). 〔文献3〕特開平6-130921号公報(データ表示処理シス
テム). これらの文献では,構造の構成要素それぞれに「重要
度」という数値を与える「重要度関数」と呼ばれるもの
を提案している。重要度関数では,先験的な重要度に対
応するものを情報の構造を基に形式的に計算できる「構
造重要度」と,それ以外の各要素固有の「意味重要度」
とに分離していることが一つの特徴である。つまり,重
要度関数は,各要素に対して,例えば構造的な重要度
(構造重要度),意味的な重要度(意味重要度),
ユーザの視点に依存した重要度(視点重要度)という三
つの基本重要度に基づいて表示重要度を与える。そし
て,それぞれの基本重要度に重みを付けて組み合わせる
ことで,多様な表示重要度を得ることが可能になってい
る。重み付けの仕方によっては,ユーザの視点に必ずし
も依存しない重要度を得ることもできることから,関心
度とは異なる性質の値を得ることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上のような方式にお
いて重要な問題が,先験的重要度や意味重要度が表現す
べき各要素の固有の重要度をいかにして与えるかであ
る。上記〔文献1〕で示された実例の一つにおいては,
先験的重要度は木構造のルートからの距離(すなわち,
深さ)で与えられている。このように構造から形式的に
求めることができる値を利用することにすれば特に問題
はない。
いて重要な問題が,先験的重要度や意味重要度が表現す
べき各要素の固有の重要度をいかにして与えるかであ
る。上記〔文献1〕で示された実例の一つにおいては,
先験的重要度は木構造のルートからの距離(すなわち,
深さ)で与えられている。このように構造から形式的に
求めることができる値を利用することにすれば特に問題
はない。
【0011】しかしながら,この方法では,各要素が構
造やユーザの視点とは独立に持つ固有の重要度を表現す
ることができないため,ユーザの関心に忠実に沿った表
示が得られるとは限らない。一方,〔文献2〕で示され
た方法では,意味重要度が構造重要度とは区別されてい
るので,意味重要度を構造などから形式的/自動的に与
えることはできない。
造やユーザの視点とは独立に持つ固有の重要度を表現す
ることができないため,ユーザの関心に忠実に沿った表
示が得られるとは限らない。一方,〔文献2〕で示され
た方法では,意味重要度が構造重要度とは区別されてい
るので,意味重要度を構造などから形式的/自動的に与
えることはできない。
【0012】また,各要素が持つ数値的なデータを利用
できる場合を除いて,大規模な構造情報に対して,各要
素の固有の重要度(意味重要度)を個別に与えることは
大変な作業である。必要であれば,システム開発者ある
いは情報提供者が行わなければならない作業であろう。
同じ情報でも,ある人にとっては重要であるが別の人に
とっては重要でないという状況も少なくない。さらに深
刻な問題は,そのような意味重要度がそのデータを利用
するユーザに依存する場合である。意味重要度(あるい
は先験的重要度)を自動的に計算する方法がない限り,
このような場合には,ユーザ自身が各要素に対して意味
重要度を与えるしかない。
できる場合を除いて,大規模な構造情報に対して,各要
素の固有の重要度(意味重要度)を個別に与えることは
大変な作業である。必要であれば,システム開発者ある
いは情報提供者が行わなければならない作業であろう。
同じ情報でも,ある人にとっては重要であるが別の人に
とっては重要でないという状況も少なくない。さらに深
刻な問題は,そのような意味重要度がそのデータを利用
するユーザに依存する場合である。意味重要度(あるい
は先験的重要度)を自動的に計算する方法がない限り,
このような場合には,ユーザ自身が各要素に対して意味
重要度を与えるしかない。
【0013】本発明は上記問題点の解決を図り,ユーザ
が構造化された情報を見るために行う操作,すなわち,
各要素の選択,ある要素から別の要素への移動などの操
作あるいはその操作系列に基づいて,各要素の意味重要
度を自動的に決定し,事前に各要素に対して意味重要度
を定義しなくても,操作履歴に基づく意味重要度に応じ
て,重要な情報をユーザが容易に視認し把握できるよう
にすることを目的とする。
が構造化された情報を見るために行う操作,すなわち,
各要素の選択,ある要素から別の要素への移動などの操
作あるいはその操作系列に基づいて,各要素の意味重要
度を自動的に決定し,事前に各要素に対して意味重要度
を定義しなくても,操作履歴に基づく意味重要度に応じ
て,重要な情報をユーザが容易に視認し把握できるよう
にすることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。図中,1はCPUおよびメモリ等からなる処
理装置,2はキーボードやマウス等の入力装置,3は表
示装置,11はユーザ操作処理部,12は表示データ管
理部,13は表示データ記憶部,14は意味重要度管理
部,15は重要度計算部,16は重み付け描画処理部,
17は表示制御部,18は意味重要度設定処理部,19
は意味重要度記憶部を表す。
図である。図中,1はCPUおよびメモリ等からなる処
理装置,2はキーボードやマウス等の入力装置,3は表
示装置,11はユーザ操作処理部,12は表示データ管
理部,13は表示データ記憶部,14は意味重要度管理
部,15は重要度計算部,16は重み付け描画処理部,
17は表示制御部,18は意味重要度設定処理部,19
は意味重要度記憶部を表す。
【0015】入力装置2は,構造情報である表示データ
を見るためのキーボードやマウスなどの入力装置であ
る。ユーザ操作処理部11は,入力装置2を用いて入力
されたユーザの操作に応じた各種処理を行うとともに,
表示データ管理部12,意味重要度管理部14または意
味重要度設定処理部18に操作情報を伝える処理を行
う。ユーザの操作としては,構造情報中の要素の選択,
他の画面または他の要素への表示の移行等,各種存在す
るが,ここでは特に表示データの要素を対象とする操作
が意味重要度管理部14による処理対象となる。
を見るためのキーボードやマウスなどの入力装置であ
る。ユーザ操作処理部11は,入力装置2を用いて入力
されたユーザの操作に応じた各種処理を行うとともに,
表示データ管理部12,意味重要度管理部14または意
味重要度設定処理部18に操作情報を伝える処理を行
う。ユーザの操作としては,構造情報中の要素の選択,
他の画面または他の要素への表示の移行等,各種存在す
るが,ここでは特に表示データの要素を対象とする操作
が意味重要度管理部14による処理対象となる。
【0016】表示データ管理部12は,表示データ記憶
部13に記憶された表示データを表示装置3に表示する
ために管理し,表示データを意味重要度管理部14,重
要度計算部15,重み付け描画処理部16に渡す。表示
データ記憶部13は,表示装置3に表示する表示データ
を記憶する手段である。
部13に記憶された表示データを表示装置3に表示する
ために管理し,表示データを意味重要度管理部14,重
要度計算部15,重み付け描画処理部16に渡す。表示
データ記憶部13は,表示装置3に表示する表示データ
を記憶する手段である。
【0017】意味重要度管理部14は,ユーザ操作処理
部11から渡されたユーザの操作情報と各要素ごとの意
味重要度を管理し更新する処理手段である。重要度計算
部15は,意味重要度管理部14から渡される意味重要
度およびその他のあらかじめ定められた重要度に基づい
て,その時点での各要素の表示重要度を計算する手段で
ある。
部11から渡されたユーザの操作情報と各要素ごとの意
味重要度を管理し更新する処理手段である。重要度計算
部15は,意味重要度管理部14から渡される意味重要
度およびその他のあらかじめ定められた重要度に基づい
て,その時点での各要素の表示重要度を計算する手段で
ある。
【0018】重み付け描画処理部16は,表示データ管
理部12から渡される表示データを,重要度計算部15
が計算した表示重要度を利用して図として描画する手段
である。表示制御部17は,図として描かれた構造情報
の表示データを表示装置3に表示する制御を行う。
理部12から渡される表示データを,重要度計算部15
が計算した表示重要度を利用して図として描画する手段
である。表示制御部17は,図として描かれた構造情報
の表示データを表示装置3に表示する制御を行う。
【0019】意味重要度設定処理部18は,ユーザのど
のような操作情報を意味重要度の決定に用いるか,意味
重要度をどのような関数により計算するか,意味重要度
に応じた表示スタイルをどのようにするかなどを選択す
るための設定を行う手段であり,意味重要度に応じた表
示をユーザがカスタマイズするための処理手段である。
意味重要度記憶部19は,意味重要度を記憶する手段で
ある。この意味重要度記憶部19は,各ユーザ毎に意味
重要度を記憶することも,複数のユーザに対して共通に
意味重要度を記憶することもできる。
のような操作情報を意味重要度の決定に用いるか,意味
重要度をどのような関数により計算するか,意味重要度
に応じた表示スタイルをどのようにするかなどを選択す
るための設定を行う手段であり,意味重要度に応じた表
示をユーザがカスタマイズするための処理手段である。
意味重要度記憶部19は,意味重要度を記憶する手段で
ある。この意味重要度記憶部19は,各ユーザ毎に意味
重要度を記憶することも,複数のユーザに対して共通に
意味重要度を記憶することもできる。
【0020】ユーザが表示データを見るために入力装置
2を用いて行う操作は,ユーザ操作処理部11で処理さ
れ,その操作に従ってデータを表示するために表示デー
タ管理部12へ情報が渡される。表示データ管理部12
は必要に応じて表示データ記憶部13に記憶されている
表示データにアクセスする。
2を用いて行う操作は,ユーザ操作処理部11で処理さ
れ,その操作に従ってデータを表示するために表示デー
タ管理部12へ情報が渡される。表示データ管理部12
は必要に応じて表示データ記憶部13に記憶されている
表示データにアクセスする。
【0021】意味重要度管理部14は,ユーザ操作処理
部11から渡されるユーザの操作情報と表示データ管理
部12から渡される表示データをもとに意味重要度を更
新し,意味重要度記憶部19に格納する。重要度計算部
15は,表示データ管理部12から渡される表示データ
と意味重要度管理部14から渡される意味重要度とに基
づいてその時点での各要素の表示重要度を計算する。
部11から渡されるユーザの操作情報と表示データ管理
部12から渡される表示データをもとに意味重要度を更
新し,意味重要度記憶部19に格納する。重要度計算部
15は,表示データ管理部12から渡される表示データ
と意味重要度管理部14から渡される意味重要度とに基
づいてその時点での各要素の表示重要度を計算する。
【0022】そして,重み付け描画処理部16は,表示
データ管理部12から渡される表示データを重要度計算
部15が計算した表示重要度を利用して,図として描画
する。表示制御部17は図として描かれた表示データを
表示装置3に表示する。
データ管理部12から渡される表示データを重要度計算
部15が計算した表示重要度を利用して,図として描画
する。表示制御部17は図として描かれた表示データを
表示装置3に表示する。
【0023】本発明は,データ表示処理システムにおい
て,「ユーザの操作情報」に基づいて意味重要度を管理
更新する意味重要度管理部14を備えることを最も主要
な特徴とする。
て,「ユーザの操作情報」に基づいて意味重要度を管理
更新する意味重要度管理部14を備えることを最も主要
な特徴とする。
【0024】本システムが意味重要度を決定する際にと
る基本的な動作は次の通りである。全要素に対して意味
重要度の初期値が与えられているとする。ユーザが何か
操作をする度に,その操作に応じて要素の意味重要度が
更新される。いずれかの要素の意味重要度が変化する度
に意味重要度に従って要素を描き替える。
る基本的な動作は次の通りである。全要素に対して意味
重要度の初期値が与えられているとする。ユーザが何か
操作をする度に,その操作に応じて要素の意味重要度が
更新される。いずれかの要素の意味重要度が変化する度
に意味重要度に従って要素を描き替える。
【0025】意味重要度を更新するユーザの操作情報と
して,例えば要素の選択を利用することにより,選択回
数の多い要素の意味重要度を大きくし,構造情報の図の
表示において,その要素を目立つように表示する。これ
によって,ユーザは,頻繁にアクセスされる重要な要素
を画面上で容易に把握できるようになる。
して,例えば要素の選択を利用することにより,選択回
数の多い要素の意味重要度を大きくし,構造情報の図の
表示において,その要素を目立つように表示する。これ
によって,ユーザは,頻繁にアクセスされる重要な要素
を画面上で容易に把握できるようになる。
【0026】また,意味重要度を更新するユーザの操作
情報として,先行する選択から次の選択までの時間を利
用することができる。ある要素を選択している時間が長
いということは,その要素がユーザにとって意味的に重
要であると考えられる。
情報として,先行する選択から次の選択までの時間を利
用することができる。ある要素を選択している時間が長
いということは,その要素がユーザにとって意味的に重
要であると考えられる。
【0027】また,意味重要度を更新するユーザの操作
情報として,先に選択された要素と次に選択された要素
との間の構造上の距離を利用することができる。構造上
の距離とは,表示対象である木構造や網構造等の構造情
報における要素間の距離であり,例えば次の要素の選択
が比較的に近い距離の要素である場合には,その要素は
重要であると判断することができる。
情報として,先に選択された要素と次に選択された要素
との間の構造上の距離を利用することができる。構造上
の距離とは,表示対象である木構造や網構造等の構造情
報における要素間の距離であり,例えば次の要素の選択
が比較的に近い距離の要素である場合には,その要素は
重要であると判断することができる。
【0028】また,意味重要度を更新するユーザの操作
情報として,表示すべき構造が向きを持つ場合,先に選
択された要素から次に選択された要素への向きを利用す
ることもできる。例えば,木構造の構造情報において,
上位の要素から下位の要素への探索を行う,または逆に
下位の要素から上位の要素へ戻るというような操作情報
である。一般に,上位から下位へ要素の探索を進める場
合には,その要素の意味的な重要度は大きいと考えられ
る。
情報として,表示すべき構造が向きを持つ場合,先に選
択された要素から次に選択された要素への向きを利用す
ることもできる。例えば,木構造の構造情報において,
上位の要素から下位の要素への探索を行う,または逆に
下位の要素から上位の要素へ戻るというような操作情報
である。一般に,上位から下位へ要素の探索を進める場
合には,その要素の意味的な重要度は大きいと考えられ
る。
【0029】ここで,先に選択された要素から次に選択
された要素までの向きと構造上の距離の両方を意味重要
度の決定に利用することもできる。以上のようなユーザ
の操作情報から得られた値を,そのまま意味重要度とす
ることも,また,ユーザの操作情報から得られた値に上
限,下限,あるいはそれらの両方を設けて意味重要度と
することもできる。
された要素までの向きと構造上の距離の両方を意味重要
度の決定に利用することもできる。以上のようなユーザ
の操作情報から得られた値を,そのまま意味重要度とす
ることも,また,ユーザの操作情報から得られた値に上
限,下限,あるいはそれらの両方を設けて意味重要度と
することもできる。
【0030】さらに,ユーザの操作情報から得られた値
に対数関数,指数関数または冪乗関数を適用することに
よって,重要度の増加の仕方を緩やかにあるいは激しく
することができる。
に対数関数,指数関数または冪乗関数を適用することに
よって,重要度の増加の仕方を緩やかにあるいは激しく
することができる。
【0031】意味重要度設定処理部18により,ユーザ
に意味重要度を計算するための関数や関数のパラメータ
などの計算方法を選択させることによって,意味重要度
の計算の仕方を変更することもできる。
に意味重要度を計算するための関数や関数のパラメータ
などの計算方法を選択させることによって,意味重要度
の計算の仕方を変更することもできる。
【0032】意味重要度管理部14では,ユーザの操作
情報と時間情報とを併用して意味重要度を計算すること
がきる。時間情報を併用することにより,最近選択され
た要素の意味重要度を,かなり以前に選択された要素の
意味重要度よりも大きくすることができる。また,ユー
ザごとに別々の意味重要度を管理し記憶することも,複
数のユーザが意味重要度を共有するように意味重要度を
管理し記憶することもできる。
情報と時間情報とを併用して意味重要度を計算すること
がきる。時間情報を併用することにより,最近選択され
た要素の意味重要度を,かなり以前に選択された要素の
意味重要度よりも大きくすることができる。また,ユー
ザごとに別々の意味重要度を管理し記憶することも,複
数のユーザが意味重要度を共有するように意味重要度を
管理し記憶することもできる。
【0033】さらに,表示重要度として,本発明に係る
意味重要度に,要素の内容に応じてあらかじめ人間が定
めた意味重要度,構造重要度,視点重要度またはそれら
の複数を組み合わせることもできる。
意味重要度に,要素の内容に応じてあらかじめ人間が定
めた意味重要度,構造重要度,視点重要度またはそれら
の複数を組み合わせることもできる。
【0034】重み付け描画処理部16による図の描画で
は,例えば次のような描画が考えられる。 表示重要度を引数とする関数の値を倍率として要素
を描画する。
は,例えば次のような描画が考えられる。 表示重要度を引数とする関数の値を倍率として要素
を描画する。
【0035】 表示重要度を引数とする二つの関数の
値を縦横のサイズとして要素を描画する。 表示重要度を引数とする関数の値が,ある閾値より
も大きい要素だけを描画する。
値を縦横のサイズとして要素を描画する。 表示重要度を引数とする関数の値が,ある閾値より
も大きい要素だけを描画する。
【0036】 表示重要度を引数とする関数の値があ
る閾値よりも大きい要素を大きく,それ以外を小さく描
画する。 表示重要度を引数とする関数の値の大きい方から一
定個数の要素だけを描画する。
る閾値よりも大きい要素を大きく,それ以外を小さく描
画する。 表示重要度を引数とする関数の値の大きい方から一
定個数の要素だけを描画する。
【0037】 表示重要度を引数とする関数の値の大
きい方から一定個数の要素だけを大きく,それ以外を小
さく描画する。 これらのうち,どの描画方法を用いるかをユーザに選択
させる手段を設けることにより,ユーザに適したさらに
有効な表示を可能とすることもできる。
きい方から一定個数の要素だけを大きく,それ以外を小
さく描画する。 これらのうち,どの描画方法を用いるかをユーザに選択
させる手段を設けることにより,ユーザに適したさらに
有効な表示を可能とすることもできる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下,本発明の実施の形態を図を
用いて説明する。 〔1〕基本的な実施の形態例 要素の内容を確認するなどの手段として,ユーザが表示
データの要素をマウスなどを用いて選択するシステムを
想定する。初め,表示データの全要素の意味重要度を同
一(例えば「1」)としておく。ユーザが要素を選択す
る度にその要素の意味重要度を一定値(例えば「1」)
ずつ増加させる。いずれかの要素の意味重要度が変化す
る度に,意味重要度に依存した(例えば正比例した)サ
イズで要素を描き替える。選択回数が多い要素ほど元の
サイズより大きく表示される。
用いて説明する。 〔1〕基本的な実施の形態例 要素の内容を確認するなどの手段として,ユーザが表示
データの要素をマウスなどを用いて選択するシステムを
想定する。初め,表示データの全要素の意味重要度を同
一(例えば「1」)としておく。ユーザが要素を選択す
る度にその要素の意味重要度を一定値(例えば「1」)
ずつ増加させる。いずれかの要素の意味重要度が変化す
る度に,意味重要度に依存した(例えば正比例した)サ
イズで要素を描き替える。選択回数が多い要素ほど元の
サイズより大きく表示される。
【0039】図2〜図4は,基本的な実施の形態におけ
る表示データ(構造情報)の表示例を示す図である。図
2は,初期の表示データの全要素の重要度(初期状態=
1)が等しい状態で描画された構造情報の表示例を示し
ており,全要素が同じ標準サイズで描画されている。
る表示データ(構造情報)の表示例を示す図である。図
2は,初期の表示データの全要素の重要度(初期状態=
1)が等しい状態で描画された構造情報の表示例を示し
ており,全要素が同じ標準サイズで描画されている。
【0040】図3は,その後,要素AABが2回選択さ
れた結果,AABの重要度だけが3となった状態で描画
された表示例を示している。要素AABが他の要素の3
倍の大きさで描画されている。ここで,長さが3倍とな
るように表示する,または面積が3倍になるように表示
するというような種々の表示形態をとり得る。
れた結果,AABの重要度だけが3となった状態で描画
された表示例を示している。要素AABが他の要素の3
倍の大きさで描画されている。ここで,長さが3倍とな
るように表示する,または面積が3倍になるように表示
するというような種々の表示形態をとり得る。
【0041】図4は,図3と異なり,初期状態からラベ
ルにBを一つだけ含む要素がそれぞれ1回だけ選択され
た状態で描画された表示例を示している。AAAB,A
AB,AABA,AB,ABA,ABAAの要素が,他
の要素の2倍の大きさで描かれている。
ルにBを一つだけ含む要素がそれぞれ1回だけ選択され
た状態で描画された表示例を示している。AAAB,A
AB,AABA,AB,ABA,ABAAの要素が,他
の要素の2倍の大きさで描かれている。
【0042】この方式では意味重要度が減少しないた
め,図示する要素の表示サイズがどんどん大きくなる一
方である。そこで,実際にはユーザの操作などによって
意味重要度が減少する仕組みを組み合わせたり,画面に
表示する際に縮小して重要度の大きい要素の相対的な大
きさだけを表示する方法が必要である。
め,図示する要素の表示サイズがどんどん大きくなる一
方である。そこで,実際にはユーザの操作などによって
意味重要度が減少する仕組みを組み合わせたり,画面に
表示する際に縮小して重要度の大きい要素の相対的な大
きさだけを表示する方法が必要である。
【0043】図5〜図7は,図2〜図4に示した構造情
報をそれぞれ表示装置の画面サイズに合わせて縮小して
表示した例を示している。 〔2〕ユーザの操作情報 上述した基本的な実施の形態では,ユーザの操作情報と
して「選択の回数」を利用したが,その他にも次のよう
なユーザの操作情報を,意味重要度の決定に利用するこ
とができる。
報をそれぞれ表示装置の画面サイズに合わせて縮小して
表示した例を示している。 〔2〕ユーザの操作情報 上述した基本的な実施の形態では,ユーザの操作情報と
して「選択の回数」を利用したが,その他にも次のよう
なユーザの操作情報を,意味重要度の決定に利用するこ
とができる。
【0044】 連続した選択の回数。 選択から次の選択までの時間。 現在選択している要素から次に選択する要素への構
造(木構造または網構造等)上の距離。
造(木構造または網構造等)上の距離。
【0045】 選択要素から次の選択要素への構造上
のルート向きの移動回数。例えば,構造が木構造の場
合,現在の選択要素に対して次の選択要素が親あるいは
祖先のときに移動前の要素の意味重要度を+1(または
−1)する。
のルート向きの移動回数。例えば,構造が木構造の場
合,現在の選択要素に対して次の選択要素が親あるいは
祖先のときに移動前の要素の意味重要度を+1(または
−1)する。
【0046】 選択要素から次の選択要素への構造上
のリーフ向きの移動回数。例えば,構造が木構造の場
合,現在の選択要素に対して次の選択要素が子あるいは
子孫のときに移動前の要素の意味重要度を+1(または
−1)する。
のリーフ向きの移動回数。例えば,構造が木構造の場
合,現在の選択要素に対して次の選択要素が子あるいは
子孫のときに移動前の要素の意味重要度を+1(または
−1)する。
【0047】 選択要素から次の選択要素への構造上
のルート向きの距離。例えば,構造が木構造の場合,現
在の選択要素に対して次の選択要素が親あるいは祖先の
ときにだけ距離を加減する。
のルート向きの距離。例えば,構造が木構造の場合,現
在の選択要素に対して次の選択要素が親あるいは祖先の
ときにだけ距離を加減する。
【0048】 選択要素から次の選択要素への構造上
のリーフ向きの距離。例えば,構造が木構造の場合,現
在の選択要素に対して次の選択要素が子あるいは子孫の
ときにだけ距離を加減する。
のリーフ向きの距離。例えば,構造が木構造の場合,現
在の選択要素に対して次の選択要素が子あるいは子孫の
ときにだけ距離を加減する。
【0049】 選択要素から次の選択要素への木構造
における深さの差(例えば,構造が木構造の場合におけ
るルートからのレベルの差)。なお,ここで木構造の例
として,ファイルのディレクトリ,図書分類,会社等の
職制,文書における章,節,項等の構造が挙げられる。
また,網構造の例としては,地下鉄路線図のようなもの
やハイパーテキスト構造等が挙げられる。もちろん,構
造情報はこのようなものに限られるわけではない。
における深さの差(例えば,構造が木構造の場合におけ
るルートからのレベルの差)。なお,ここで木構造の例
として,ファイルのディレクトリ,図書分類,会社等の
職制,文書における章,節,項等の構造が挙げられる。
また,網構造の例としては,地下鉄路線図のようなもの
やハイパーテキスト構造等が挙げられる。もちろん,構
造情報はこのようなものに限られるわけではない。
【0050】図8は,表示データの各要素ごとの操作情
報および意味重要度を格納する管理テーブル(図1に示
す意味重要度記憶部19)の構成例を示す図である。要
素IDが付された要素ごとに意味重要度が設定される。
図8の例では,意味重要度を決定するユーザの操作情報
として,要素の選択回数が利用されている。さらに,選
択時間(先行する選択から次の選択までの時間)および
移動距離(先に選択された要素と次に選択された要素と
の間の構造上の距離)を利用することもできる。
報および意味重要度を格納する管理テーブル(図1に示
す意味重要度記憶部19)の構成例を示す図である。要
素IDが付された要素ごとに意味重要度が設定される。
図8の例では,意味重要度を決定するユーザの操作情報
として,要素の選択回数が利用されている。さらに,選
択時間(先行する選択から次の選択までの時間)および
移動距離(先に選択された要素と次に選択された要素と
の間の構造上の距離)を利用することもできる。
【0051】要素IDは,表示データの各要素に対して
あらかじめユニークに付与された番号である。この例で
は,選択回数が大きい要素ほど意味重要度が大きくなる
ようにしている。他に,選択時間が長いほど意味重要度
が大きくなるように設定したり,また移動距離が1以上
でかつ1に近いほど意味重要度が大きくなるように設定
したりすることもできる。また,これらを組み合わせる
こともできる。
あらかじめユニークに付与された番号である。この例で
は,選択回数が大きい要素ほど意味重要度が大きくなる
ようにしている。他に,選択時間が長いほど意味重要度
が大きくなるように設定したり,また移動距離が1以上
でかつ1に近いほど意味重要度が大きくなるように設定
したりすることもできる。また,これらを組み合わせる
こともできる。
【0052】図8の例は一例であり,上述したユーザの
操作情報〜のいずれによって意味重要度を管理して
もよい。また,それらのうちのいくつかを組み合わせて
意味重要度を管理することもできる。
操作情報〜のいずれによって意味重要度を管理して
もよい。また,それらのうちのいくつかを組み合わせて
意味重要度を管理することもできる。
【0053】これらからの操作情報は数値で表すこ
とができるので,そのまま意味重要度として利用するこ
ともできるが,次に説明する方法で変形して利用するこ
ともできる。
とができるので,そのまま意味重要度として利用するこ
ともできるが,次に説明する方法で変形して利用するこ
ともできる。
【0054】〔3〕意味重要度の求め方 ユーザの操作情報として得られた値xをもとにし,関数
fを用いて一般的にf(x)を意味重要度とする。関数
fとしては次のようなものが考えられる。
fを用いて一般的にf(x)を意味重要度とする。関数
fとしては次のようなものが考えられる。
【0055】 f(x)=x :そのまま意味重要度
とする場合である。 f(x)=min(x,a) :意味重要度の上限をa
に設定する場合である。
とする場合である。 f(x)=min(x,a) :意味重要度の上限をa
に設定する場合である。
【0056】 f(x)=max(x,b) :意味重要
度の下限をbに設定する場合である。 f(x)=max(min(x,a),b) :意味重要度の
上限と下限を同時に設定する場合である。
度の下限をbに設定する場合である。 f(x)=max(min(x,a),b) :意味重要度の
上限と下限を同時に設定する場合である。
【0057】 f(x)=log(x+a) :意味重要
度の増加の仕方を徐々に緩やかにする場合である。 f(x)=ex (e:自然対数の底) :意味重要
度の増加の仕方を急激にする場合である。
度の増加の仕方を徐々に緩やかにする場合である。 f(x)=ex (e:自然対数の底) :意味重要
度の増加の仕方を急激にする場合である。
【0058】 f(x)=ax (a>1) :上と同
様に意味重要度の増加の仕方を急激にする場合である。
この場合,パラメータaによって意味重要度の増加の仕
方を容易に変更できる。
様に意味重要度の増加の仕方を急激にする場合である。
この場合,パラメータaによって意味重要度の増加の仕
方を容易に変更できる。
【0059】 f(x)=xa :0<a<1とする
と意味重要度の増加の仕方が徐々に緩やかになり,a>
1とすると逆に増加の仕方が急激になる場合である。し
たがって,パラメータaによって意味重要度の変化の仕
方を容易に変更できる。
と意味重要度の増加の仕方が徐々に緩やかになり,a>
1とすると逆に増加の仕方が急激になる場合である。し
たがって,パラメータaによって意味重要度の変化の仕
方を容易に変更できる。
【0060】 上記〜の関数を適当に組み合わせ
た関数を用いる。 〔4〕時間の併用 さらに,全体的に時間によって意味重要度を徐々に変化
させることも考えられる。すなわち,ある基準時刻(例
えば,データを作成した時刻,システムを起動した時刻
など)からの時間tとその時刻における意味重要度mに
よって定まる値g(t,m)を,次の時刻t+δtにお
ける新しい意味重要度とする。例えば,g(t,m)=
m−a(a>0とする)とすることで,意味重要度を徐
々に減少させることができる。また,一定時間ごとに,
新しい意味重要度mを,m/b(b>1とする)とする
ことによって,意味重要度が操作情報の累積によって極
端に大きな値になることを防ぐこともできる。
た関数を用いる。 〔4〕時間の併用 さらに,全体的に時間によって意味重要度を徐々に変化
させることも考えられる。すなわち,ある基準時刻(例
えば,データを作成した時刻,システムを起動した時刻
など)からの時間tとその時刻における意味重要度mに
よって定まる値g(t,m)を,次の時刻t+δtにお
ける新しい意味重要度とする。例えば,g(t,m)=
m−a(a>0とする)とすることで,意味重要度を徐
々に減少させることができる。また,一定時間ごとに,
新しい意味重要度mを,m/b(b>1とする)とする
ことによって,意味重要度が操作情報の累積によって極
端に大きな値になることを防ぐこともできる。
【0061】このように時間を併用することで,同じ回
数選択された要素でも最近選択されたものの意味重要度
をより高くすることができる。 〔5〕意味重要度の利用法 先に説明した方法で動的に計算される意味重要度の利用
の仕方として,次のようなものが考えられる。
数選択された要素でも最近選択されたものの意味重要度
をより高くすることができる。 〔5〕意味重要度の利用法 先に説明した方法で動的に計算される意味重要度の利用
の仕方として,次のようなものが考えられる。
【0062】 ユーザごとに意味重要度を保存する。
これにより,ユーザごとにそれぞれの好みなどに応じた
適当な表示を得ることができる。例えば,個人データベ
ースなどでは,ユーザごとの好みを反映できるほうが望
ましく,各ユーザの操作履歴の収集や意味重要度の設定
により,各ユーザの好みに細かに対応させた表示を行う
ことが可能になる。
これにより,ユーザごとにそれぞれの好みなどに応じた
適当な表示を得ることができる。例えば,個人データベ
ースなどでは,ユーザごとの好みを反映できるほうが望
ましく,各ユーザの操作履歴の収集や意味重要度の設定
により,各ユーザの好みに細かに対応させた表示を行う
ことが可能になる。
【0063】 複数のユーザで意味重要度を共有す
る。例えば,日本語ワードプロセッサにおいて漢字や単
語の変換辞書に変換候補を学習させるのと同様に,数多
くの操作を行うことで意味重要度を適切なものへと学習
させる必要がある場合,複数のユーザで意味重要度を共
有することにより,この学習を速めることができる。ま
た,複数のユーザで意味重要度を共有する方法は,数多
くの人が関心を持っている要素を検索する場合にも有効
である。例えば,映画や各種催物の案内というようなガ
イド情報を検索する場合などである。
る。例えば,日本語ワードプロセッサにおいて漢字や単
語の変換辞書に変換候補を学習させるのと同様に,数多
くの操作を行うことで意味重要度を適切なものへと学習
させる必要がある場合,複数のユーザで意味重要度を共
有することにより,この学習を速めることができる。ま
た,複数のユーザで意味重要度を共有する方法は,数多
くの人が関心を持っている要素を検索する場合にも有効
である。例えば,映画や各種催物の案内というようなガ
イド情報を検索する場合などである。
【0064】 意味重要度を上記〔文献2〕,〔文献
3〕で示された方法に従って,所定の意味情報や構造重
要度や視点重要度と組み合わせて利用する。 〔6〕重要度を反映した表示法 図3や図4では,意味重要度に比例したサイズで表示デ
ータの要素を描画する場合の例を示したが,その他に
も,意味重要度あるいは構造重要度や視点重要度と組み
合わせた総合的な重要度を表示に反映する方法として,
次のようなものがある。ここで,意味重要度あるいは総
合的な表示重要度をiで表す。
3〕で示された方法に従って,所定の意味情報や構造重
要度や視点重要度と組み合わせて利用する。 〔6〕重要度を反映した表示法 図3や図4では,意味重要度に比例したサイズで表示デ
ータの要素を描画する場合の例を示したが,その他に
も,意味重要度あるいは構造重要度や視点重要度と組み
合わせた総合的な重要度を表示に反映する方法として,
次のようなものがある。ここで,意味重要度あるいは総
合的な表示重要度をiで表す。
【0065】 関数sを用いて,元のs(i)倍のサ
イズで描く。 関数sx ,sy を用いて,縦をsy (i),横をs
x (i)のサイズで描く。
イズで描く。 関数sx ,sy を用いて,縦をsy (i),横をs
x (i)のサイズで描く。
【0066】 関数hと閾値h1 を用いて,h(i)
>h1 の要素だけを描き,他の要素は表示しない。 関数hと閾値h1 を用いて,h(i)>h1 の要素
だけを大きく,他の要素は小さく描く。
>h1 の要素だけを描き,他の要素は表示しない。 関数hと閾値h1 を用いて,h(i)>h1 の要素
だけを大きく,他の要素は小さく描く。
【0067】 関数hを用いて,h(i)の値が大き
いものから,システムまたはユーザからパラメータとし
て与えられたk個の要素だけを描き,他の要素は表示し
ない。
いものから,システムまたはユーザからパラメータとし
て与えられたk個の要素だけを描き,他の要素は表示し
ない。
【0068】 関数hを用いて,h(i)の値が大き
いものからk個の要素だけを大きく,他の要素は小さく
描く。 サイズの代わりに色,明度,彩度,濃度,輝度ある
いは線種,線幅を利用する。例えば,大きくする代わり
に色を明るくする,濃くする,あるいは線を太くする。
いものからk個の要素だけを大きく,他の要素は小さく
描く。 サイズの代わりに色,明度,彩度,濃度,輝度ある
いは線種,線幅を利用する。例えば,大きくする代わり
に色を明るくする,濃くする,あるいは線を太くする。
【0069】 上記〜の方法を適当に組み合わせ
る。 〔7〕意味重要度のユーザ設定 以上説明した表示データの表示に利用するユーザの操作
情報,意味重要度関数,表示スタイル等について,ユー
ザが自由に設定することができる手段を設けることによ
り,ユーザが自分の好みに合った意味重要度に応じた表
示のカスタマイズを行うことができる。
る。 〔7〕意味重要度のユーザ設定 以上説明した表示データの表示に利用するユーザの操作
情報,意味重要度関数,表示スタイル等について,ユー
ザが自由に設定することができる手段を設けることによ
り,ユーザが自分の好みに合った意味重要度に応じた表
示のカスタマイズを行うことができる。
【0070】図9は,ユーザの操作情報,意味重要度関
数および表示スタイルの設定処理における設定入力画面
の例を示す図である。図9(a)は,操作情報として検
出する操作対象を設定するメニュー画面の例を示してい
る。ユーザは,図9(a)に示すメニュー項目の一つま
たは複数を選択することによって,どのような操作を意
味重要度に反映させるかを設定することができる。複数
の検出操作が選択された場合には,意味重要度の決定の
ために,図8に示す管理テーブル上に複数の選択された
検出操作に関する情報が収集される。または,すべての
検出操作に関する情報を,事前に図8に示すような管理
テーブル上に収集しておき,意味重要度の決定の際に,
図9(a)のメニュー項目で指定された検出操作だけを
使用した計算を行うようにしてもよい。
数および表示スタイルの設定処理における設定入力画面
の例を示す図である。図9(a)は,操作情報として検
出する操作対象を設定するメニュー画面の例を示してい
る。ユーザは,図9(a)に示すメニュー項目の一つま
たは複数を選択することによって,どのような操作を意
味重要度に反映させるかを設定することができる。複数
の検出操作が選択された場合には,意味重要度の決定の
ために,図8に示す管理テーブル上に複数の選択された
検出操作に関する情報が収集される。または,すべての
検出操作に関する情報を,事前に図8に示すような管理
テーブル上に収集しておき,意味重要度の決定の際に,
図9(a)のメニュー項目で指定された検出操作だけを
使用した計算を行うようにしてもよい。
【0071】また,図9(b)は意味重要度を求める意
味重要度関数を設定するメニュー画面の例を示してい
る。このメニュー画面によって各検出操作ごとに意味重
要度関数を選択することにより,表示データの要素を画
面に表示する際に,意味重要度の影響の仕方を変更する
ことができる。
味重要度関数を設定するメニュー画面の例を示してい
る。このメニュー画面によって各検出操作ごとに意味重
要度関数を選択することにより,表示データの要素を画
面に表示する際に,意味重要度の影響の仕方を変更する
ことができる。
【0072】図9(c),(d)は表示スタイルを設定
するメニュー画面の例を示している。このメニュー画面
により,表示データの要素の表示スタイルとして,例え
ばサイズ,色,線種,線幅のうちのどれを重要度に応じ
て変化させて表示するかを選択することができる。例え
ば,図9(c)で,「色」を選択すると,さらに図9
(d)に示すように,色のうち,明度,彩度,濃度のど
れを変化させて表示するかを設定することができる。サ
イズや線種や線幅についても,同様に階層的なメニュー
によって表示スタイルを詳細に設定することができる。
するメニュー画面の例を示している。このメニュー画面
により,表示データの要素の表示スタイルとして,例え
ばサイズ,色,線種,線幅のうちのどれを重要度に応じ
て変化させて表示するかを選択することができる。例え
ば,図9(c)で,「色」を選択すると,さらに図9
(d)に示すように,色のうち,明度,彩度,濃度のど
れを変化させて表示するかを設定することができる。サ
イズや線種や線幅についても,同様に階層的なメニュー
によって表示スタイルを詳細に設定することができる。
【0073】図10は,本発明の実施の形態における処
理手順を示している。ステップS1では,表示装置に指
定された表示データを表示する。ステップS2では,ユ
ーザからの入力を待つ。
理手順を示している。ステップS1では,表示装置に指
定された表示データを表示する。ステップS2では,ユ
ーザからの入力を待つ。
【0074】ステップS3では,ステップS2の入力が
終了命令であるかどうかを判定し,終了命令であれば表
示処理を終了する。終了命令でなければ,次のステップ
S4へ進む。
終了命令であるかどうかを判定し,終了命令であれば表
示処理を終了する。終了命令でなければ,次のステップ
S4へ進む。
【0075】ステップS4では,入力されたユーザの操
作に対する処理を行う。ステップS5では,意味重要度
を変更する必要がある操作かどうかを判定する。意味重
要度を変更する必要がある操作であれば,ステップS6
の処理へ移り,意味重要度を変更する必要がなければス
テップS8へ進む。
作に対する処理を行う。ステップS5では,意味重要度
を変更する必要がある操作かどうかを判定する。意味重
要度を変更する必要がある操作であれば,ステップS6
の処理へ移り,意味重要度を変更する必要がなければス
テップS8へ進む。
【0076】ステップS6では,操作履歴情報を更新
し,意味重要度をあらかじめ選択された関数によって変
更する。ステップS7では,意味重要度に応じて,必要
であれば構造重要度や視点重要度と組み合わせることに
より表示重要度を算出し,表示重要度に応じて表示デー
タの各要素の表示サイズやスタイルを決定する。
し,意味重要度をあらかじめ選択された関数によって変
更する。ステップS7では,意味重要度に応じて,必要
であれば構造重要度や視点重要度と組み合わせることに
より表示重要度を算出し,表示重要度に応じて表示デー
タの各要素の表示サイズやスタイルを決定する。
【0077】ステップS8では,表示に際し,再レイア
ウトが必要かどうかを判定する。再レイアウトが必要で
あればステップS9の処理を行い,再レイアウトが不要
であればステップS10へ進む。
ウトが必要かどうかを判定する。再レイアウトが必要で
あればステップS9の処理を行い,再レイアウトが不要
であればステップS10へ進む。
【0078】ステップS9では,表示データ全体が画面
内に収まるように表示データの再レイアウトを行う。ス
テップS10では,表示装置へ再表示が必要かどうかを
判定し,再表示が必要であればステップS11の処理を
行い,再表示が必要でなければステップS2の処理へ戻
る。
内に収まるように表示データの再レイアウトを行う。ス
テップS10では,表示装置へ再表示が必要かどうかを
判定し,再表示が必要であればステップS11の処理を
行い,再表示が必要でなければステップS2の処理へ戻
る。
【0079】ステップS11では,表示データを再表示
する。
する。
【0080】
【発明の効果】本発明は,情報を図として表示する際,
魚眼的な表示法を用いる場合に必要な,あるいは有効で
ある表示データの各要素固有の重要度を,ユーザの操作
に基づいて決定するものである。ユーザの自然な操作を
利用することで,システム開発者や情報の提供者が各要
素に対してあらかじめ重要度を与える必要がない。ま
た,ユーザ自身も要素への重み付けを意識する必要がな
い。
魚眼的な表示法を用いる場合に必要な,あるいは有効で
ある表示データの各要素固有の重要度を,ユーザの操作
に基づいて決定するものである。ユーザの自然な操作を
利用することで,システム開発者や情報の提供者が各要
素に対してあらかじめ重要度を与える必要がない。ま
た,ユーザ自身も要素への重み付けを意識する必要がな
い。
【0081】このことから,大規模な構造情報を効果的
に表示するシステムを効率的に構築することが可能にな
る。また,このようにして重要度の与えられた情報を持
つシステムでは,大規模な構造情報に対して効率的かつ
効果的な表示や探索が可能になる。
に表示するシステムを効率的に構築することが可能にな
る。また,このようにして重要度の与えられた情報を持
つシステムでは,大規模な構造情報に対して効率的かつ
効果的な表示や探索が可能になる。
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の実施の形態における表示データの表示
例を示す図である。
例を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態における表示データの表示
例を示す図である。
例を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態における表示データの表示
例を示す図である。
例を示す図である。
【図5】図2に示した構造情報を表示装置の画面サイズ
に合わせて縮小した表示例を示す図である。
に合わせて縮小した表示例を示す図である。
【図6】図3に示した構造情報を表示装置の画面サイズ
に合わせて縮小した表示例を示す図である。
に合わせて縮小した表示例を示す図である。
【図7】図4に示した構造情報を表示装置の画面サイズ
に合わせて縮小した表示例を示す図である。
に合わせて縮小した表示例を示す図である。
【図8】管理テーブル(意味重要度記憶部)の構成例を
示す図である。
示す図である。
【図9】操作情報,意味重要度関数,表示スタイルの設
定画面の例を示す図である。
定画面の例を示す図である。
【図10】本発明の実施の形態における処理手順を示す
図である。
図である。
1 処理装置(CPU/メモリ) 2 入力装置 3 表示装置 11 ユーザ操作処理部 12 表示データ管理部 13 表示データ記憶部 14 意味重要度管理部 15 重要度計算部 16 重み付け描画処理部 17 表示制御部 18 意味重要度設定処理部 19 意味重要度記憶部
Claims (12)
- 【請求項1】 データの構造情報を図にして表示する際
に,構造情報を構成する各要素の表示重要度に基づい
て,各要素の表示態様を変えて表示するデータ表示処理
システムにおいて,ユーザの操作情報を入力する入力手
段と,前記ユーザの操作情報に従い操作対象となった要
素に対する処理を実行するユーザ操作処理手段と,表示
データを管理する表示データ管理手段と,各表示データ
の要素ごとに意味重要度を管理し,前記ユーザの操作情
報に基づいて操作対象となった要素の意味重要度を更新
する意味重要度管理手段と,前記意味重要度を用いて計
算した表示重要度に従って,要素の表示態様を変化させ
た表示データを表示装置に表示する制御を行う手段とを
備えることを特徴とするデータ表示処理システム。 - 【請求項2】 請求項1記載のデータ表示処理システム
において,前記意味重要度管理手段は,意味重要度の更
新に用いるユーザの操作情報として,表示データの要素
の選択,先行する要素の選択から次の要素選択までの時
間,先に選択された要素と次に選択された要素との構造
上の距離,または表示される構造情報に向きが存在する
場合に先に選択された要素から次に選択された要素まで
の向きのいずれか一つまたは複数の組み合わせを利用し
て該当する要素の意味重要度を更新することを特徴とす
るデータ表示処理システム。 - 【請求項3】 請求項1記載のデータ表示処理システム
において,前記意味重要度管理手段は,前記ユーザの操
作情報から得られた値をそのまま,または前記ユーザの
操作情報から得られた値に下限,上限もしくはその両方
を設けて意味重要度とすることを特徴とするデータ表示
処理システム。 - 【請求項4】 請求項1記載のデータ表示処理システム
において,前記意味重要度管理手段は,前記ユーザの操
作情報から得られた値に対数関数,指数関数または冪乗
関数を適用して意味重要度を決定することを特徴とする
データ表示処理システム。 - 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
載のデータ表示処理システムにおいて,入力装置からの
指示入力により,意味重要度の更新に用いるユーザの操
作情報の種別を選択し設定する意味重要度設定処理手段
を備えることを特徴とするデータ表示処理システム。 - 【請求項6】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
載のデータ表示処理システムにおいて,入力装置からの
指示入力により,意味重要度を算出する計算方法を,複
数の計算方法の中から選択し設定する意味重要度設定処
理手段を備えることを特徴とするデータ表示処理システ
ム。 - 【請求項7】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
載のデータ表示処理システムにおいて,入力装置からの
指示入力により,意味重要度または表示重要度に応じた
表示データの要素の表示態様を,複数の表示態様の種別
の中から選択し設定する意味重要度設定処理手段を備え
ることを特徴とするデータ表示処理システム。 - 【請求項8】 請求項1記載のデータ表示処理システム
において,前記意味重要度管理手段は,ユーザ毎に別々
の意味重要度を管理することを特徴とするデータ表示処
理システム。 - 【請求項9】 請求項1記載のデータ表示処理システム
において,前記意味重要度管理手段は,複数のユーザに
対して共通の意味重要度を管理し,複数のユーザに意味
重要度を共有させることを特徴とするデータ表示処理シ
ステム。 - 【請求項10】 請求項1記載のデータ表示処理システ
ムにおいて,前記表示重要度として,前記ユーザの操作
情報から得た意味重要度と,各要素の内容に応じてあら
かじめ定められた重要度,要素間の関係から得られる構
造に関する重要度,ユーザの画面上における視点から得
られる重要度またはこれらの中の複数の重要度とを組み
合わせた重要度を用いることを特徴とするデータ表示処
理システム。 - 【請求項11】 請求項1記載のデータ表示処理システ
ムにおいて,前記表示重要度に従って,表示データ中の
要素の表示サイズを変更した表示,表示重要度が所定の
閾値より大きい要素だけの表示,表示重要度が大きいほ
うから所定の個数だけ選択した要素の表示,または表示
重要度が所定の閾値より大きい要素を大きいサイズとし
所定の閾値より小さい要素を小さいサイズとした表示を
行う手段を備えることを特徴とするデータ表示処理シス
テム。 - 【請求項12】 請求項1記載のデータ表示処理システ
ムにおいて,前記表示重要度に従って,各要素の色,各
要素に関する線種または各要素を表す線幅を変えた表示
を行う手段を備えることを特徴とするデータ表示処理シ
ステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8102406A JPH09292961A (ja) | 1996-04-24 | 1996-04-24 | データ表示処理システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8102406A JPH09292961A (ja) | 1996-04-24 | 1996-04-24 | データ表示処理システム |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006058860A Division JP4221007B2 (ja) | 2006-03-06 | 2006-03-06 | データ表示処理システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09292961A true JPH09292961A (ja) | 1997-11-11 |
Family
ID=14326565
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8102406A Pending JPH09292961A (ja) | 1996-04-24 | 1996-04-24 | データ表示処理システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09292961A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001209474A (ja) * | 2000-01-28 | 2001-08-03 | Seiko Epson Corp | 情報表示方式及び方法 |
JP2002189754A (ja) * | 2000-12-21 | 2002-07-05 | Ricoh Co Ltd | 文書検索装置及び文書検索方法 |
JP2006113534A (ja) * | 2004-09-16 | 2006-04-27 | Ricoh Co Ltd | 画像表示装置、画像表示制御方法、プログラム及び情報記録媒体 |
US7631274B2 (en) | 2004-07-20 | 2009-12-08 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Information processing apparatus |
US10187271B2 (en) | 2013-11-13 | 2019-01-22 | Nec Corporation | Network-diagram rendering system, network-diagram rendering method, and network-diagram rendering computer readable medium |
-
1996
- 1996-04-24 JP JP8102406A patent/JPH09292961A/ja active Pending
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JP2002189754A (ja) * | 2000-12-21 | 2002-07-05 | Ricoh Co Ltd | 文書検索装置及び文書検索方法 |
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US10187271B2 (en) | 2013-11-13 | 2019-01-22 | Nec Corporation | Network-diagram rendering system, network-diagram rendering method, and network-diagram rendering computer readable medium |
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