JPH09292841A - ランプ装置,表示ユニット,およびこれらを用いた大形表示装置 - Google Patents

ランプ装置,表示ユニット,およびこれらを用いた大形表示装置

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JPH09292841A
JPH09292841A JP8302176A JP30217696A JPH09292841A JP H09292841 A JPH09292841 A JP H09292841A JP 8302176 A JP8302176 A JP 8302176A JP 30217696 A JP30217696 A JP 30217696A JP H09292841 A JPH09292841 A JP H09292841A
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JP
Japan
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lamp
display unit
lamp device
display
outer container
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Application number
JP8302176A
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English (en)
Inventor
Tadashi Niizawa
正 新澤
Koichi Honda
宏一 本多
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Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 十分な防水効果と冷却効果を得ること。 【解決手段】 ランプ装置31は外容器34内に収納さ
れる。外容器34の後端には開口部45,46が形成さ
れている。例えば、開口部45を介して支持体36の開
口部47から空気が流入する。この空気は、外容器34
内を循環して開口部46から支持体36の開口部48を
介して排出される。この吸排気の過程で放熱が行われ
て、ランプ装置31が冷却される。吸排気用の開口部4
5,46は外気に面していないので、雨水の侵入を防止
することができる。また、外容器34には雨水を導く凹
部39が形成されており、外容器34外部の雨水は凹部
39に導かれて流れ、外容器34内に侵入することはな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文字や映像などの
画像を表示する大形表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の大形表示装置としては、白熱ラン
プ,放電ランプ,発光ダイオード等の発光素子からなる
表示素子をマトリクス状に多数配設して表示面を形成し
たものが知られている。このような従来の大形表示装置
は、例えば、野球場,競技場のスコアボードや各種の表
示用または屋外広告用として用いられている。
【0003】このような従来の大形表示装置は、図24
に示すような表示ユニットを縦横方向にマトリクス状に
多数配置されて構成される。図24は従来の表示ユニッ
トを示す斜視図である。
【0004】図24に示すように、表示ユニット1は、
箱状の筐体2の前面に、絵素を構成するランプ装置3が
縦横方向にマトリクス状に多数配置されて(図24では
16個)構成される。
【0005】ランプ装置3は前面及び側面が外気に面し
ており、これらの面を介してランプ装置3において発生
する熱の放出が可能であるが、さらに十分な放熱を行う
ため、表示ユニット1の筐体2の背面側に冷却用ファン
15を設け、筐体2内およびランプ装置3内に強制的に
通気させランプ装置3の前面から外に排気させるように
なっている。
【0006】ところで、大形表示装置は屋外で使用され
ることがあり、こうした場合には雨水等を考慮した防水
処理を行う必要がある。しかしながら、ランプ装置3の
外容器には排気用の開口が設けられており、雨水の浸入
口となりやすいという問題があった。
【0007】そこで、特開平2−143291号公報に
示すように、排気用の開口が前面側に形成されていない
表示ユニットから構成された大形表示装置が知られてい
る。この表示ユニットはユニット内部の電源基板,発光
素子を空冷し、ユニットの背面側から排気を行うもので
ある。上記大形表示装置は、表示ユニットの前面側に排
気用の開口を設けないので、雨水などの浸入が抑制で
き、ユニット内部の電気部品に与える影響を低減するこ
とができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の大形表示装置は、発光素子が冷却フィンを介して放
熱されているため部品数が多くなってコストが高くなる
とともに、冷却フィンの配置スペース分だけユニットが
大形化してしまうという問題がある。
【0009】また、この種の表示装置は表示面の一層の
高精細化が求められているので、発光素子の高密度実装
化が検討されている。したがって、点灯中の発光素子の
温度がさらに上昇すると考えられ、冷却フィンを用いる
よりもさらに効率的な放熱構造の検討が必要である。
【0010】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされた
ものであって、十分な防水効果を得ると共に、簡単な構
成で十分な放熱効果も得ることができるランプ装置,表
示装置(ユニット)及びこれらを用いた大形映像表示装
置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よるランプ装置は、前面に画素が構成されたランプ本体
と;前記ランプ本体を収納し後端に吸排気用の少なくと
も2つの開口部を有する外容器と;を具備していること
を特徴とするものであり、請求項2に記載の発明による
ランプ装置は、請求項1に記載のランプ装置において、
前記開口部は前記外容器後端の左右に少なくとも1つ設
けられていることを特徴とするものであり、請求項3に
記載の発明によるランプ装置は、請求項1に記載のラン
プ装置において、前記開口部は前記外容器後端の上下に
少なくとも1つ設けられていることを特徴とするもので
ある。
【0012】上記発明において、画素は1つまたは複数
であってもよい。例えば、赤,緑,青の各色に発光する
3画素を1つの絵素としたもので、この絵素を複数配設
したものでもよい。ランプ本体としては、点灯時に発熱
量の大きいものであれば適用可能であり、例えば蛍光ラ
ンプ,白熱電球,LED,CRT,プラズマ放電素子な
どが挙げられるが、これらに限られるものではない。
【0013】また、上記記載の発明によるランプ本体
は、外容器内に収納され、外容器の後端には吸排気用の
少なくとも2つの開口部が形成されており、これらの開
口部の1つから外気が流入し、他の開口部から流出す
る。この空気の吸排気の過程で放熱が行われる。外容器
の前側は外気に面しているが、外容器の後端は外気に面
しておらず、開口部から雨水等が侵入することはない。
【0014】請求項4に記載の発明によるランプ装置
は、請求項1ないし3のいずれか一記載のランプ装置に
おいて、各画素毎に対応した複数のアノード電極、単数
または複数のカソード電極、前記複数のアノード電極に
各々電気接続され前記各画素背面の相対向する2辺に1
列づつ配設されたアノード端子を有するランプ本体と;
両端が前記ランプ本体のアノード端子に電気接続される
とともに、中間部に折り曲げ部を有し、この折り曲げ部
近傍にコネクタ側配線パターンが形成されたフレキシブ
ルプリント配線基板と;前記ランプ本体を収納し後端に
吸排気用の少なくとも2つの開口部を有する外容器と;
を具備していることを特徴とするものである。
【0015】上記発明において、フレキシブルプリント
配線基板は1枚成形されたものに中間部で折り曲げ形成
したものが製造上好ましいが、2枚に成形されたものの
一端それぞれを貼り合わせて折り曲げ部としてもよく、
折り曲げ部には補強板が挟まれていてもよい。また、フ
レキシブルプリント配線基板には、ランプ本体の点灯を
制御する回路部品が搭載されていてもよい。
【0016】一方、上記記載の発明によるランプ装置
は、例えば、折り曲げ部を形成することで、コネクタ側
配線パターンを有するコネクタが形成される。そして、
2つの接続部に形成された表示素子側配線パターンを表
示素子の2列の端子列にそれぞれ接続することで、表示
素子にコネクタ付きの配線接続基板が取り付けられる。
そこで、駆動制御回路側の雌型コネクタにカードエッジ
コネクタを挿入結合すれば、駆動制御回路と表示素子と
が接続されるように構成されている。このため、フレキ
シブルプリント配線基板によって、表示素子と駆動制御
回路との接続する構成なので、装置全体が小形となる。
また、1つの表示素子中の全ての端子が1つのコネクタ
によって駆動制御回路に接続されるので、接続がワンタ
ッチとなって極めて容易である。
【0017】請求項5に記載の発明によるランプ装置
は、請求項4に記載のランプ装置において、前記アノー
ド端子側の両端からコネクタ側配線パターンに近づくに
連れ、前記フレキシブルプリント配線基板の上下の間隔
を徐々に狭めるようにガイドするガイド手段が前記外容
器に設けられたことを特徴とするものである。
【0018】上記記載の発明によるランプ装置は、外容
器背面側(表示素子の反対側)開口部より流入する冷却
風を、ガイド手段等により変形されたフレキシブルプリ
ント配線基板,並びに表示素子の両方に冷却風を効率的
に吹き付ることができる。また、フレキシブルプリント
配線基板に電子部品が搭載されている場合には、冷却風
をフレキシブルプリント配線基板の電子部品搭載側と、
搭載していない表示素子側とに分けて(フレキシブルプ
リント配線基板の両側面に)流入するようできる。
【0019】請求項6に記載の発明による表示ユニット
は、請求項1ないし5のいずれか一記載の少なくとも1
つ以上のランプ装置と;前記少なくとも1つ以上のラン
プ装置を前面に保持して表示面を形成するとともに、前
記ランプ装置の外容器に設けられた開口部にそれぞれ対
向する位置に通気口が形成された筐体と;を具備してい
ることを特徴とするものである。
【0020】上記記載の発明による表示ユニットは、ラ
ンプ本体が収納された外容器は筐体前面に保持され、筐
体の前面には、外容器に設けた少なくとも2つの開口部
に対応した位置に開口部が形成されており、筐体内と外
容器内とは、筐体前面の開口部及び外容器後端の開口部
を介して連通しており、これらの開口部を介して外容器
において空気の吸排気が行われて放熱が行われる。
【0021】請求項7に記載の発明による表示ユニット
は、請求項1ないし5のいずれか一記載の少なくとも1
つ以上のランプ装置と;前記少なくとも1つ以上のラン
プ装置を前面に保持して表示面を形成するとともに、前
記ランプ装置の外容器に設けられた開口部にそれぞれ対
向する位置に通気口が形成され、前記少なくとも1つ以
上のランプ装置に通気口に対して通気可能な吸気経路お
よび排気経路が形成された筐体と;を具備していること
を特徴とするものである。
【0022】上記記載の発明による表示ユニットは、筐
体に設けた吸気経路を介して流れた空気は、筐体前面の
開口部及び外容器後端に設けた開口部を介して外容器内
に流入し、その過程で吸収した熱は再び筐体内に取り込
まれ筐体に設けられた排出孔より最終的に放出される。
【0023】請求項8に記載の発明による表示ユニット
は、請求項6または7に記載の表示ユニットにおいて、
前記通気口に送風する送風用のファンが前記筐体に設け
られたことを特徴とするものである。
【0024】上記発明において、ファンは筐体内に設け
られた温度センサーなどによってオン/オフや送風量な
どの調整のための回転数が制御される構成であってもよ
い。また、ファンはユニット内およびランプ本体の冷却
用に限らず、回路基板の熱を利用した寒冷時の保温用と
して用いてもよい。
【0025】一方、上記記載の発明による表示ユニット
は、筐体に設けられたファンによって、強制的に外気が
取り込まれ、取り込まれた空気は、吸気経路を介して筐
体前面に流れ、筐体前面の開口部および外容器後端の開
口部を介して外容器内に流入し、その過程で吸収した熱
は再び筐体内に取り込まれ筐体に設けられた排出孔より
最終的に放出される。
【0026】請求項9に記載の発明による表示ユニット
は、請求項8に記載の表示ユニットにおいて、前記ファ
ンは、その回転方向を所定時間毎に切り換える手段を備
えていることを特徴とするものである。
【0027】上記記載の発明による表示ユニットは、冷
却風の流れる方向を所定の時間間隔で変化させることに
よりランプ装置間の温度差を小さくすることができ、こ
れにより、複数のランプ装置を連結して冷却を行う冷却
構造において、各ランプ装置内における温度並びに各ラ
ンプ装置内に設けられた表示素子等の温度差を極力減ら
すことができ、各表示素子の明るさを均一化させて、表
示素子の温度差に起因した輝度ムラの発生を極力抑える
ことができる。
【0028】請求項10に記載の発明による表示ユニッ
トは、請求項6ないし9いずれか一に記載の表示ユニッ
トにおいて、前記筐体には、前記外容器に設けられた排
気用の開口部からの排気を、前記筐体外に直接排出する
ための排気経路が形成されていることを特徴とするもの
である。
【0029】上記記載の発明による表示ユニットは、フ
ァンより供給された冷却風は、1つのランプ装置に流入
した後、他のランプ装置に流入することなく、前記排気
経路を介して表示ユニットの背面より排出される。これ
によって、前記ファンより供給された冷却風が始めに流
入するランプ装置と、次段以降に流入するランプ装置と
で温度差が発生し、後段のランプ装置に流入する冷却風
程高温の冷却風が流入することによる、表示素子の温度
差に起因した輝度ムラが発生したり、あるいはランプ装
置内に組み込まれた回路部品等の温度マージン等の問題
が発生するのを防止できる。
【0030】請求項11に記載の発明による表示ユニッ
トは、請求項6ないし10いずれか一に記載の表示ユニ
ットにおいて、ランプ装置のランプ本体と外容器との間
およびランプ装置と筐体との間に防水手段が施されたこ
とを特徴とするものである。請求項12に記載の発明に
よる表示ユニットは、請求項6ないし11いずれか一に
記載の表示ユニットにおいて、筐体内にランプ本体の点
灯用電源回路基板が収容されていることを特徴とするも
のである。
【0031】請求項13に記載の発明による大形表示装
置は、請求項6の表示ユニットと;前記表示ユニットの
表示面が面状に配設されるように筐体を支持する支持部
材と;を具備していることを特徴とするものである。
【0032】請求項14に記載の発明による大形表示装
置は、請求項7から12のいずれか一記載の少なくとも
2つ以上の表示ユニットと;前記表示ユニットの表示面
が面状に配設されるように筐体を支持するとともに、前
記筐体に設けられた吸気経路および排気経路のうち少な
くとも一方の通気が上下方向に通気路を形成するように
構成された支持部材と;を具備していることを特徴とす
るものである。
【0033】上記記載の発明による大形表示装置は、表
示ユニットの背面部より排出される前記表示素子および
搭載部品等の冷却に貢献した(温まった)冷却風を、前
記表示ユニット間を連結するおよび支持する送風用ダク
トを兼ねた連結支持部材を介し、前記ダクトの最上端よ
り排出することにより、前記表示ユニットの背面部より
排出された冷却風(空気)を前記冷却ファンにより再び
表示ユニット52内部に取り込むことが防止でき、表示
素子(大形表示装置)外部に効率的に放出することがで
きる。
【0034】また、前記送風用ダクトを兼ねた連結支持
部材を前記表示ユニットの重心部付近に設けることによ
り、表示面(表示素子)側の垂れ下がりを低減でき、表
示面の均整化が容易となり、表示板の強度を低減でき低
コスト化が図れる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明の表示装置
(ランプ装置31及びその支持体36)における実施の
形態を示した斜視図である。
【0036】図1において、ランプ装置31は、例え
ば、前面に16個の画素(発光部)32を構成するラン
プ本体(表示素子)33と、ランプ本体33を収納して
保護する外容器85とにより構成されている。このラン
プ本体33は画素32が、例えば縦8列横2行に配列さ
れていて、表示面は横長の長方形を形成している。外容
器85は略々立方体の形状を有し、ランプ本体33の表
示面に対応して水平方向には十分な空間を有している。
これにより、外容器85は内部において水平方向に空気
の循環が容易な形状となっている。
【0037】また、外容器85は、前面側に略々直方体
収納部38を有し、後端側が支持体36(以降ランプ装
置支持棚ともいう)の装着部37と嵌合する嵌合部35
を有している。嵌合部35の前端には突当て部40が形
成され、突当て部40と収納部38との間には外容器8
5の周囲に凹部39が形成されている。凹部39は外容
器85の上面及び底面では、突当て部40から収納部3
8に向かって傾斜している。
【0038】支持体36は水平及び垂直方向にマトリク
ス状に整列された複数の装着部37を有し、各装着部3
7はランプ装置31の嵌合部35に対応した形状を有し
ている。支持体36の後端側は図示しない表示ユニット
筐体に取り付けられていて、装着部37の前面には開口
が設けられていて、この開口からランプ装置31の嵌合
部35を装着部37に挿入して、ランプ装置31を支持
体36に装着するようになっている。
【0039】さらに、前記支持体36は図示しない表示
ユニット筐体に取り付けられ、これらの支持体36の各
装着部37に装着される複数のランプ装置31及び表示
ユニット筐体によって、表示ユニットが構成されるよう
になっている。
【0040】この表示ユニット筐体内には、ランプ装置
31を点灯させるのに必要な電気部品が設けられてい
る。ランプ装置31はその背面に端子(図示せず)を有
し、この端子はランプ装置31の装着時に、表示ユニッ
ト筐体から支持体36の前面側に突出したコネクタ43
と係合することにより、ランプ装置31と表示ユニット
筐体内部の電気部品とを電気的に接続するようになって
いる。
【0041】ところで、ランプ装置31の外容器85の
嵌合部35には、後端の左右端部に冷却用の吸排気口と
しての開口部(通気口)45,46が形成されている。
本実施の形態においては、冷却用の開口部は外容器85
の嵌合部35の後端側にのみ設けられている。一方、支
持体36の後端の外容器85の開口部45,46に夫々
対向する位置にも吸排気用の開口部(通気口)47,4
8が設けられている。さらに、表示ユニット筐体の前面
にも開口部47,48に対向する位置に開口部(通気
口)が設けられている。これらの開口部45,47と開
口部46,48とは、吸排気用のいずれに用いてもよい
が、必ず一方が吸気用、他方が排気用となる。
【0042】なお、ランプ装置31を支持体36に装着
した状態では、ランプ装置31は突当て部40よりも前
側の部分のみが外気に面するようになっている。
【0043】このように、複数のランプ装置31の嵌合
部35を、図7に示すように、表示ユニット筐体の前面
に取り付けられた支持体36の各装着部37に挿入し
て、表示ユニット筐体が構成される。
【0044】このような場合(構成)には、ランプ装置
31の突当て部40よりも前の部分のみが外気に面す
る。即ち、本実施の形態においては、外気に面する部分
において冷却用の開口部(通風口)は形成されていな
い。従って、冷却用の開口部からの雨水の侵入を防止す
ることができる。
【0045】一方、冷却用の空気は、ランプ装置31の
後端側、即ち、図示しない表示ユニット筐体の背面から
流入する。表示ユニット筐体は、前面に設けた開口部、
支持体36の後端に設けた開口部47,48及びランプ
装置31の外容器85後端に設けた開口部45,46を
介して外容器85内部と連通している。
【0046】表示ユニット筐体内に流入した空気は、筐
体前面の開口部、支持体36の開口部47又は48及び
ランプ装置31後端の開口部45又は46を介して外容
器85内に流れ込む。更に、外容器85内に流入した空
気は、外容器85内を循環して開口部46又は45を介
して外容器85から流出し、開口部48又は47及び表
示ユニット筐体前面の開口部を介して再び筐体内に流れ
込む。外容器85内への空気の吸排気の過程で、外容器
85内のランプ本体33等が冷却される。このような冷
却方式は、外容器85同士のすき間が極めて小さくなる
ような高密度の配置をしたときなど、空気面に対して十
分な熱の放出が得られないような場合に有効である。
【0047】ところで、冷却用の空気はランプ装置31
の後端側、即ち、図示しない表示ユニット筐体の背面か
ら流入するようになっている。このため、後述するが、
表示ユニット筐体の構造に伴って、支持体36の下段に
取り付けられたランプ装置31より上段の方に取り付け
られたランプ装置31の方が高温になり易く、そのた
め、支持体36の下段に取り付けられたランプ装置31
と上段に取り付けられたランプ装置31とにおいて、輝
度ムラが発生する。そこで、前記開口部47,48の面
積を支持体36の上段程大きくなるように構成すること
により、支持体36の下段より上段の方がより高効率で
外容器85内のランプ本体(表示素子)33等が冷却さ
れ、支持体36の下段に取り付けられたランプ装置31
と上段に取り付けられたランプ装置31とにおいて、輝
度ムラが発生防止に有効である。
【0048】一方、図2は輝度ムラの発生防止方法の他
の例であるランプ装置31の構造を示した図である。前
述の輝度ムラの発生防止方法は、支持体36の開口部4
7,48の面積を、例えば、高さは一定で、横方向の長
さを変えることにより変化させるよう構成することで、
表示ユニット筐体内に流入した空気が、ランプ装置31
後端の開口部45又は46を介して外容器85内に流れ
込む量を、支持体36の上段と下段とで異なるようにす
るものである。
【0049】これに対し、図2における輝度ムラ発生防
止方法では、ランプ装置31後端に設けられた開口部4
5又は46の面積を、例えば、高さは一定で、横方向の
長さを変えることにより変化させるよう構成すること
で、表示ユニット筐体内に流入した空気が、支持体36
の上段または下段に嵌合された、それぞれのランプ装置
31の外容器85内に流れ込む量を異ならせるようにし
たものである。
【0050】図2(a)は、支持体36の上段に嵌合さ
れるランプ装置31を示していて、ランプ装置31後端
に設けられた開口部45又は46の面積が大きくなるよ
うになっていて、これに伴いランプ装置31の外容器8
5内に流れ込む空気量が多く(冷却能力が大きく)なる
ように構成されている。一方、図2(b)は、支持体3
6の下段に嵌合されるランプ装置31を示していて、ラ
ンプ装置31後端に設けられた開口部45又は46の面
積が小さくなるように構成されていて、これに伴いラン
プ装置31の外容器85内に流れ込む空気量が少なく
(冷却能力が小さく)なるように構成されている。
【0051】一方、前述の通り、開口部45,46は、
外気(空気)に面していない嵌合部35の後端のみに設
けており、他に雨水の侵入経路が設けられていないの
で、雨水の侵入を確実に防止することができ、電気部品
等への悪影響を除去することができる。さらに、外容器
85を水平方向に細長い形状に形成しているので、外容
器85内の空気の循環が容易である。
【0052】しかしながら、前述の構成によれば、外容
器38の前端側の突当て部40よりも前の部分は外気
(空気)に面し、外容器85同士のすき間が極めて小さ
くなるような高密度の配置となっている。このため、外
容器38同士の間には雨水が溜まりやすい構造となって
しまう。しかしながら、本実施の形態では、突当て部4
0と収納部38との間に凹部39を形成し、さらに、そ
こに設けられた斜辺によって雨水の排出経路50が形成
されているため、雨水を積極的に排出することができる
ようになっている。図3は雨水の流れを説明するための
説明図である。
【0053】図3に示すように、上下左右に配設された
ランプ装置31同士の凹部39と、そこに設けられた斜
辺によって雨水の排出経路50が形成されている。ラン
プ装置31同士の隙間から侵入した雨水は、図の矢印A
に示すように、後部側の凹部39に流れ込む。更に、凹
部39に流れ込んだ雨水は、雨水の排出経路50に導か
れて、凹部の前方に集められたのち水平方向に流れ、同
じく外容器34の左右に形成された凹部39を伝わっ
て、図の矢印Bに示すように、雨水は垂直下方に流れ
て、最下端のランプ装置31から外部に排出される。
【0054】このように、凹部39とそこに設けられた
斜辺によって雨水の排出経路を形成しており、外容器3
4が外気に面していても、雨水の侵入を確実に防止する
ことができる。
【0055】ところで、このような大形表示装置(表示
ユニット)に対して、画素32により構成されるランプ
本体33の表面に直接外光(直射日光等)が当たらない
ように、或いは目的の方向にのみ前記ランプ本体33か
らの光が届くようにするために、例えば、図4(a)に
示す如くに遮光ルーバー6(遮光ユニット10)が設け
られる場合がある。尚、図4はランプ装置31に遮光ユ
ニット10が設けられた状態を示した図である。
【0056】図4(b)に示す如くに、遮光ユニット1
0は、例えば、ランプ装置31が横並びに2から4個収
納可能な大きさで構成されている。このような遮光ユニ
ット10が設けられることにより、遮光ルーバー6を固
定するための支柱や遮光ルーバー6の延伸部8が、前記
ランプ本体33あるいはランプ装置31を伝わり、凹部
39に設けられた排出経路50を介して下方へ排出され
る従来の雨水の流れを阻害することになる。
【0057】そこで、本発明では、同図に示す如くに、
遮光ユニット10を構成する延伸部8の表示ユニット5
1側、即ち、前記凹部39の上方に、すり鉢状の排水穴
9を設ける。これにより、前記延伸部8上部に溜まった
水、並びに上方のランプ本体(表示素子)33或いはラ
ンプ装置31から伝わってきた水は、前記すり鉢状に設
けられた排水穴9に導かれ、ランプ装置31に形成され
た排出経路50を介して下方へ排出されることになる。
また、前記排水穴9をすり鉢状に形成したことにより、
排水性の向上が図れる。さらに、前記排水穴9を所定の
位置、例えば、隣り合ったランプ装置31の間に形成す
ることにより、ランプ装置31の定位置化(整列)を図
れる。
【0058】ところで、上記の説明で前記延伸部8は、
前記ランプ装置31の上部全体を覆うように前記遮光ル
ーバー6から表示装置(ユニット)52まで延伸してい
るものとして説明したが、必ずしも全体を覆っている必
要はない。
【0059】次に、図5は強制的な冷却構造によって冷
却効率を一層向上させた、本発明における表示装置(表
示ユニット52)の実施の形態を示す斜視図である。
【0060】表示装置(ユニット)52は、前面側に支
持体36に装着された複数のランプ装置31を有し、後
端側はランプ装置31を点灯させるのに必要な電気部品
等(図示せず)が設けられた表示ユニット筐体53を有
している。図5において、支持体36は、例えば、縦8
列横4行の32個のランプ装置31を装着することがで
きるようになっている。これにより、表示ユニット52
は、表示画面として垂直16×水平32=512の絵素
を有する。なお、以上のような表示ユニット52を縦横
多数配置して、大画面を構成する。
【0061】既述したように、ランプ装置31の外容器
85の嵌合部35には、後端に冷却用の吸排気口として
の開口部45,46が形成されており、この支持体36
に嵌合されたランプ装置31の外容器85の嵌合部35
後端の開口部45,46に対向する位置にも吸排気用の
開口部47,48が設けられている。さらに、表示ユニ
ット筐体53の前面には、開口部47,48に夫々対向
する位置には、例えば高さは一定で、横方向の長さを変
えることで支持体36の上段程開口面積が大きくなるよ
うに構成された開口部55,56が設けられている。こ
れらの開口部45,47,55と開口部46,48,5
6とは、吸排気用のいずれに用いてもよいが、必ず一方
が吸気用、他方が排気用となる。尚、本実施の形態で
は、ランプ装置31の外容器85の後端における吸排気
用の開口部45,46及び前記開口部45,46に対向
する、支持体36に設けられた吸排気用の開口部47,
48の開口面積は全て同一である場合を示している。
【0062】一方、表示ユニット筐体53の背面には、
冷却用のファン57が設けられている。ファン57は回
転することにより、空気を表示ユニット筐体53内に強
制的に吸入することができるようになっている。
【0063】更に、本実施の形態においては、表示ユニ
ット筐体53は冷却用の空気の送風経路を形成するため
の仕切板58,59が設けられている。仕切板58は、
コ字状に形成されて上端は表示ユニット筐体53の上面
に当接し下端は表示ユニット筐体53の底面に当接し、
隣接するランプ装置31同士の隣接する開口部45,4
6に夫々対応する開口部55,56を覆うように設けら
れて、表示ユニット筐体53内の空間と開口部55,5
6に面した空間(以下、反転経路という)60とを間仕
切る。
【0064】なお、ランプ装置31が配列されている4
列を左から夫々ランプ列L1 乃至L4 とすると、図5の
例では、仕切板58はランプ列L1 ,L2 の境界及びL
3 ,L4 の境界位置に設けられる。
【0065】また、平板の仕切板59は、表示ユニット
筐体53内の空間を左右方向に分割することができ、表
示ユニット筐体53の左右端部に設けられた開口部5
6,55に面した空間(以下、流出経路という)61と
ファン57の取り付けられた空間62とを間仕切る。流
出経路61は表示ユニット筐体53の背面において開口
している。
【0066】また、仕切板の形状及び配置方法は、ラン
プ装置の数及び配列方法、表示ユニット筐体の大きさ並
びにファンの配置等の表示ユニットの構成に応じて種々
様々の変形が考えられることは明らかである。
【0067】このように構成された本発明における実施
の形態においては、複数のランプ装置31の嵌合部35
を支持体36の各装着部37に挿入すことにより、複数
のランプ装置31が組込まれた複数の表示ユニット52
を縦横多数配置して大画面を構成する。
【0068】本実施の形態においては、強制的な吸排気
によって、冷却効率を向上させることができる。即ち、
冷却用のファン57によって、表示ユニット52の背面
外部から表示ユニット筐体53内部に流入した空気は、
図4の矢印に示すように、筐体53内を通過して、左右
方向中央のランプ列L2 ,L3 に配設された各ランプ装
置31の中央側の開口部45,46に対応した筐体53
前面の開口部55,56方向に流れる。
【0069】例えば、開口部56に流れた空気は、支持
体36の開口部48及び外容器85の開口部46を介し
て外容器85内に流れ、外容器85内を循環して(矢印
C)開口部45,47を介して開口部55から表示ユニ
ット筐体53側に流出する。本実施の形態においては、
ランプ列L2 に対応した開口部55と隣接したランプ列
L1 の開口部56とは仕切板58によって筐体53内部
と間仕切られており、ランプ装置31から開口部55を
介して流出した空気は、矢印Dに示すように、反転経路
60によって隣接する開口部56に導かれ、ランプ列L
1 の装着部37の開口部48及び外容器85の開口部4
6を介して外容器85内に流入する。
【0070】ランプ列L1 の各外容器85内に流入した
空気は、外容器85内を循環して、他方の開口部45,
47,55を介して流出経路61に流出する。流出経路
61は仕切板59によって表示ユニット筐体53内で間
仕切られており、ランプ列L1 のランプ装置31から排
出された空気は、流出経路61を介して筐体53背面の
開口から外部に流出される。
【0071】なお、左右方向中央から左側のランプ列L
2 ,L1 においては、開口部56,48,46は吸気用
として用いられ、開口部45,47,55は排気用とし
て用いられる。また、ランプ列L3 ,L4 においては、
開口部55,47,45は吸気用として用いられ、開口
部46,48,56は排気用として用いられる。
【0072】このように、本発明の実施の形態において
は、外気(空気)を取り込む冷却用のファンを用いると
共に、空気を流れやすくする反転経路及び流出経路を形
成しているので、冷却効率を一層向上させることができ
る。
【0073】また、前述したように例えば、表示ユニッ
ト筐体53の前面の、開口部47,48に夫々対向する
位置に、高さは一定で、横方向の長さを変えることで支
持体36の上段程開口面積が大きくなるように構成した
開口部55,56を設けることにより、上段程、前記外
気を取り込む冷却用のファン57から送られてくる空気
を多量に前記ランプ装置31の外容器85内に流入する
ようになり、表示ユニット筐体53の前面の下段に取り
付けられたランプ装置31より上段の方に取り付けられ
たランプ装置31の方が高温となり、その結果支持体3
6の下段に取り付けられたランプ装置31と上段に取り
付けられたランプ装置31とにおいて、輝度ムラが発生
することを防止することができる。
【0074】さて、前述したとおり、前記仕切板の形状
及び配置方法は、ランプ装置31の数および配列方法、
表示ユニット筐体53の大きさ並びにファン57の配置
等による表示ユニット52の構成に応じて種々様々の変
形が考えられるが、その一例について以下に説明を行
う。図6はランプ装置を冷却した冷却風が他のランプ装
置の冷却に使用されないように排気ダクトを構成して冷
却効率を一層向上させた、本発明における表示装置(表
示ユニット52)の実施の形態を示す斜視図である。
【0075】前記図5に示した発明の実施の形態による
と、ファン57より供給された冷却風(吸気12)は、
ランプ装置31の左右に形成された開口部55,56の
内の一方である吸入口より前記ランプ装置内に流入し、
表示素子等を冷却した後、前記開口部55,56の内の
一方である排気口より排出される。また、この排出され
た前記冷却風は、仕切板58によって形成された反転経
路60を介して前記前記ランプ装置31と隣接した他の
ランプ装置の同じく左右に形成された開口部の内の一方
である吸入口よりランプ装置内に流入し、表示素子等を
冷却した後、同じく前記開口部55,56の内の一方で
ある排気口より排出される。そして、このように複数の
ランプ装置を介し、表示ユニット52の背面より排気さ
れる。
【0076】ところで、このような複数連結されたラン
プ装置の冷却では、表示ユニット52の背面に設けられ
たファン57より供給された冷却風(吸気12)が、始
めに流入するランプ装置と、次段以降に流入するランプ
装置とで温度差が発生してしまう。即ち、後段のランプ
装置に流入する冷却風程、高温の冷却風が流入すること
になる。これにより、場合(条件)によっては、前記表
示ユニット52に設けられた表示素子の温度差に起因し
た輝度ムラが発生したり、あるいはランプ装置内に組み
込まれた回路部品等の温度マージン等の問題が発生する
恐れがある。
【0077】これを解決したものが、前記図6に示した
本実施の形態である。この構成に因れば、表示ユニット
52の背面に設けられたファン57より供給された冷却
風(吸気12)から、ある1つのランプ装置に流入した
冷却風は、他のランプ装置に流入することはなく、排気
ダクト17を介して表示ユニット52の背面より排出さ
れる。
【0078】即ち、図6に示す如くの構成において、表
示ユニット52の背面に設けられたファン57より供給
された冷却風(吸気12)は、例えば、ランプ列L1お
よびランプ列L2における各ランプ装置背面に設けられ
た吸入口(開口部55aおよび開口部56b)より前記
各ランプ装置内に流入し、各ランプ装置背面に設けられ
た排気口(開口部56aおよび開口部55b)より排出
される。そして、排出された前記各冷却風は、各ランプ
装置背面に設けられた前記排気ダクト17(ダクト構
造)を介して表示ユニット52の背面より排出される。
尚、図6に示す如くに、前記ダクト構造は重なり合う表
示モジュールの排気口に対して一括に設けられている。
【0079】次に、前記図5に示した発明の実施の形態
による問題点を解決するための他の方法について説明を
行う。図7は冷却風の流れる方向を所定の時間間隔で変
化させることによりランプ装置間の温度差を小さくする
ことにより冷却効率を一層向上させた、本発明における
表示装置(表示ユニット52)の実施の形態を示す図で
ある。
【0080】図7に示す本発明の実施の形態によれば、
複数のランプ装置を連結して冷却を行う、例えば、前記
図5に示す冷却構造において、前記各ランプ装置内にお
ける温度並びに各ランプ装置内に設けられた表示素子等
の温度差を極力減らすことができ、これにより、各表示
素子の明るさを均一化させ、表示素子の温度差に起因し
た輝度ムラの発生を極力抑えることができる。
【0081】図7における表示装置(ユニット)は、前
記図5に示した表示ユニット52の構成に加え、ファン
57を制御するファン電源回路14と、ファン電源回路
14の極性を制御して前記ファン57のモーターの回転
方向をタイマ制御する正負タイマ回路16とにより構成
される。
【0082】以上の構成において、前記表示ユニット5
2および各ランプ装置内における冷却風の流れについて
以下に説明を行う。尚、本実施の形態においては左右対
称であるため、ランプ列L1およびL2側における説明
のみを行いランプ列L3およびL4側の説明は省略す
る。
【0083】前記表示ユニット52および各ランプ装置
内における冷却風の流れは、各ランプ装置内における温
度並びに各ランプ装置内に設けられた表示素子等の温度
が飽和しない程度の時間にて前記正負タイマ回路16の
タイマを設定し、その時間においてファン電源回路14
をコントロールし、前記ファン57のモーターの正負回
転方向を制御することにより行われる。
【0084】即ち、前記正負タイマ回路16により、例
えば前記ファン57が正回転するように制御されている
場合には、図7(a)に示す如くに、表示ユニット52
の背面に設けられたファン57より、冷却風(吸気1
2)の吸気が行われ、ランプ列L2における各ランプ装
置背面に設けられた吸入口(開口部56b)より、前記
ランプ列L2における各ランプ装置内部に冷却風が吸入
される。前記吸入口(開口部56b)より吸入された冷
却風は、ランプ列L2における各ランプ装置内部並びに
各ランプ装置内部に設けられた表示素子等を冷却し、吹
出口(開口部55b)より排出される。吹出口(開口部
55b)より排出された冷却風は仕切板58によって形
成された反転経路60を介して前記ランプ列L2におけ
る各ランプ装置と隣接したランプ列L1における各ラン
プ装置内部に吸入される。前記吸入口(開口部56a)
より吸入された冷却風は、ランプ列L1における各ラン
プ装置内部並びに各ランプ装置内部に設けられた表示素
子等を冷却し、吹出口(開口部55a)より排出され
る。吹出口(開口部55a)より排出された冷却風は表
示ユニット52に設けられた通風路11を通り、表示ユ
ニット52の背面より表示ユニット52の外部に排出さ
れる。
【0085】一方、前記正負タイマ回路16により、例
えば、前記ファン57が負回転するように制御されてい
る場合には、図7(b)に示す如くに、表示ユニット5
2の背面に設けられたファン57より、前記表示ユニッ
ト52に設けられた通風路11,ランプ列L1における
各ランプ装置背面に設けられた吸入口(開口部55
a),ランプ列L1における各ランプ装置内部,吹出口
(開口部56a),前記ランプ列L1における各ランプ
装置と隣接したランプ列L2における各ランプ装置背面
に設けられた吸入口(開口部55b),ランプ列L2に
おける各ランプ装置内部,並びに吹出口(開口部56
b)を介して冷却風(排気13)の排気が行われる。
【0086】以上のように、前記正負タイマ回路16の
タイマ設定値に基づき、前記ファン57により、表示ユ
ニット52内部への吸排気(反転)が行われることによ
り、前記送風経路(表示ユニット52に設けられた通風
路11,ランプ列L1における各ランプ装置背面に設け
られた開口部55a,ランプ列L1における各ランプ装
置内部,開口部56a,ランプ列L1における各ランプ
装置と隣接したランプ列L2における各ランプ装置背面
に設けられた開口部55b,ランプ列L2における各ラ
ンプ装置内部,開口部56b,並びにファン57)の先
段と後段に位置する各ランプ装置に発生する温度差が緩
和され、温度により左右されるランプ列L1とランプ列
L2における前記各ランプ装置内部に設けられた表示素
子33の明るさを平均化させることができる。
【0087】また、前述の通り、各ランプ装置内におけ
る温度,並びに各ランプ装置内に設けられた表示素子等
の温度が飽和しない程度の時間にて、前記正負タイマ回
路16のタイマ値が設定されているため、ランプ装置内
に組み込まれた回路部品等の温度マージン等における問
題の発生を防止することができる。尚、タイマ回路以外
にも、例えば、温度センサを用いてファン57の回転制
御を行うようにしてもよい。
【0088】次に、上述の表示ユニット52に複数設け
られるランプ装置31の詳細について、即ち、主として
フレキシブルプリント配線(FPC)基板79と外容器
(筐体)34とにより構成されるランプ装置31の内部
構造およびその冷却構造について説明を行う。先ず、前
記フレキシブルプリント配線(FPC)基板79と外容
器(筐体)34とにより構成されるランプ装置31の一
例について、図8,図9,並びに図10を用いて説明を
行う。
【0089】図8はランプ装置31を構成する配線接続
基板付き表示ユニット(表示素子)1の一例を示した斜
視図である。尚、簡単のため、ランプ装置31の外容器
34の形状は直方体であるとして説明を行う。また、図
9は配線接続基板付き表示素子33の斜視図である。さ
らに、図10は表示素子用接続配線基板の展開平面図で
ある。
【0090】ランプ装置31内部に設けられた表示素子
33は、例えば共通陰極を有する多色発光形蛍光ランプ
であり、蛍光体層が形成された図示しない発光室がマト
リクス状に配列されて形成されている。したがって、図
9に示すように、発光室のためのアノード端子24と、
共通カソード端子77を裏面に備える。アノード端子2
4は、表示素子33の裏面の上下2辺近傍より複数本が
突出形成され、直線上に2列設けられている。カソード
端子77は、表示素子33の裏面中央の左右2個所に2
本づつ突出形成されている。
【0091】駆動制御回路と各表示素子33とを接続す
る接続構造としては、表示素子用接続配線基板78が用
いられている。この接続配線基板78は、フレキシブル
プリント配線(FPC)基板79よりなり、図10の展
開平面図に示すように、略中央部に位置する屈曲部81
と、この屈曲部81が折り曲げられることにより近接す
る2辺に位置する第1の接続部25とが所定の切り込み
Cを入れられることにより略H字形状に形成されてい
る。そして、フレキシブルプリント配線(FPC)基板
79の略H字形状をなさない残余部分には、屈曲部81
とこの屈曲部81に直交する部分とに切り込みCが入れ
られて4つの放熱部29が形成され、これらの放熱部2
9のうちの2つには切り込みCが入れられて2つの第2
の接続部71が形成されている。これらの放熱部29及
び第2の接続部71は、屈曲部81と第1の接続部25
との間の折り返し部Tで折り返される。
【0092】ここで、第1の接続部25には、表示素子
33のアノード端子24に接続される第1の表示素子側
配線パターン26がパターン形成されている。また、第
2の接続部71には、表示素子33のカソード端子77
に接続される第2の表示素子側配線パターン72がパタ
ーン形成されている。そして、屈曲部81を挟んだ両側
には、第1の表示素子側配線パターン26及び第2の表
示素子側配線パターン72に所定の対応関係を持って接
続されるコネクタ側配線パターン75がパターン形成さ
れている。ここで、これらの第1の表示素子側配線パタ
ーン26,第2の表示素子側配線パターン72及びコネ
クタ側配線パターン75は、それぞれ図示しない駆動I
Cを介して接続され、表示素子33に設けられた複数個
の発光素子がマトリクス駆動されるように構成されてい
る。さらに、放熱部29には、前述した各パターン2
6,72,75と十分な絶縁距離をもって絶縁される銅
箔パターン82が形成されている。
【0093】このような接続配線基板78は、屈曲部8
1の位置で折り曲げられ、2つの接続部25にそれぞれ
形成された第1の表示素子側配線パターン26が表示素
子33の2列のアノード端子24にそれぞれ接続され
る。また、第2の接続部71が折り返し部Tで折り返さ
れ、2つの第2の接続部71にそれぞれ形成された第2
の表示素子側配線パターン72が表示素子33のカソー
ド端子77にそれぞれ接続される。アノード端子24に
対する第1の表示素子側配線パターン26の接続及びカ
ソード端子77に対する第2の表示素子側配線パターン
72の接続は、半田付けによりなされる。そして、4つ
の放熱部29もそれぞれ折り返し部Tで折り返され、フ
レキシブルプリント配線基板79の弾性力によって表示
素子33に当接状態となる。
【0094】さらに、折り返し部81で折り返された部
分は、所定の厚みを持つ補強板83を介在させて互いに
接着され、これによって、前述したカードエッジコネク
タ74が形成される。こうして、表示素子33に接続配
線基板78が取り付けられた配線接続基板付き表示素子
27が完成する。そこで、カードエッジコネクタ74を
駆動制御回路を構成する前記表示ユニット筐体53の支
持体36に設けられた雌型コネクタ43に挿入結合させ
ることで、表示素子33が駆動制御回路に電気的に接続
される。尚、カードエッジコネクタ74は、例えば、外
容器34bに設けられた突起22b,23bが、カード
エッジコネクタ74に設けられた穴22a,23aと嵌
合することにより、外容器34に固定される。
【0095】このような構成において、駆動制御回路の
駆動によって表示素子33中の各発光素子が選択的に発
光し、多数個の表示素子33がマトリクス状に配列され
ることにより構成される表示板に所定の文字や画像が描
かれる。つまり、駆動制御回路を構成する前記表示ユニ
ット筐体53の支持体36に設けられた雌型コネクタ4
3の図示しない接続ピンから供給供給電力と制御信号と
が出力される。これにより雌型コネクタ43に挿入結合
されて接続されたカードエッジコネクタ74を介して接
続配線基板78に供給電力及び制御信号が入力される。
すると、接続配線板78に実装された駆動ICによって
マトリクス駆動信号が生成され、表示素子33の各発光
素子が選択的に駆動されて発光する。尚、発光素子の発
光によって表示素子33が発熱するが、この発熱は接続
配線基板78に形成された放熱部29によって放熱され
る。この際、放熱部29に形成された銅箔部82は、放
熱作用を高める効果を有する。
【0096】一方、以上のように構成された配線接続基
板付き表示素子27は、上側カバー34aと下側カバー
34bとが合わせられることにより形成され、配線接続
基板付き表示素子27を収納して保護する外容器(筐
体)34により覆われて、ランプ装置31を構成する。
【0097】図11は外容器(筐体)34により覆われ
たランプ装置31を冷却(放熱)するための外容器(筐
体)34内の空気の流れを示した図である。
【0098】前記図8において、ランプ装置31のカー
ドエッジコネクタ74側には、上側カバー34aの切り
欠き部45a,46a並びに下側カバー34bの切り欠
き部45b,46bにより、それぞれ開口部45,46
が形成されている。そして、この開口部45,46のう
ち何れか一方から空気(風)A1をランプ装置31内部
に送り込み、他方からランプ装置31冷却(放熱)する
ことにより暖められた空気(風)A2が吹き出される。
図12は、その1例を示したもので、例えば、開口部4
5から図示しない冷却ファンよりランプ装置31内部に
送り込空気(風)A1は、発熱源であるランプ本体33
等に吹き付けられることによりランプ本体33等を冷却
(放熱)する。そして、発熱源であるランプ本体33等
を冷却(放熱)することにより暖められた空気(風)A
2は開口部46よりランプ装置31の外部に放出され
る。これにより、ランプ装置31内部の温度は一定の値
以下に保たれることになる。
【0099】ところで、このような上記ランプ装置31
の内部のフレキシブルプリント配線(FPC)基板79
は、図12に示す如くにランプ装置31の外容器(筐
体)34内に配設されている。図12はランプ装置の外
容器(筐体)34内に配設されているフレキシブルプリ
ント配線(FPC)基板の一例を示した図である。
【0100】図12(a)は、ランプ装置のフレキシブ
ルプリント配線(FPC)基板79と外容器(筐体)3
4とを分離したところを示した図であり、図12(b)
は、上記のようなフレキシブルプリント配線(FPC)
基板79と外容器(筐体)34とにより構成される、ラ
ンプ装置における発熱源であるランプ本体33等の冷却
(空冷)の様子を示した図である。尚、説明の簡単のた
め、本図においては、前記図8における放熱部29,並
びに第2の接続部71は省略している。
【0101】このランプ装置31の外容器(筐体)34
内へのフレキシブルプリント配線(FPC)基板79の
配設は、例えば、フレキシブルプリント配線(FPC)
基板79の搭載部品76を片面(部品面87)に実装
し、部品面87側に表示素子33と電気的接続を行う半
田面(第1の表示素子側配線パターン26)を、フレキ
シブルプリント配線(FPC)基板J79の2つの端部
(接続部25)にそれぞれ形成し、前記表示素子33の
上下部に整列配置したアノード端子24に、前記第1の
表示素子側配線パターン26をそれぞれ半田付けして構
成される。また、このとき、フレキシブルプリント配線
(FPC)基板79は、表示素子33の背面側(例え
ば、開口部45)から流入する冷却用の風が表示素子3
3に吹き付けられるのを極力妨げないように、図12
(b)に示す如く外容器34内に配設されている。
【0102】しかしながら、このような、上記ランプ装
置31の外容器(筐体)34内へのフレキシブルプリン
ト配線(FPC)基板79の配設によると、フレキシブ
ルプリント配線(FPC)基板79の部品面87に搭載
された搭載部品76の表面に直接冷却用の風が当たら
ず、搭載部品76を十分に冷却できない。
【0103】次に、このような問題を解決したランプ装
置31の一例を以下に示す。図13は本発明におけるラ
ンプ装置31の外容器(筐体)85内に配設されている
フレキシブルプリント配線(FPC)基板79の配置の
一例を示した図である。
【0104】図13(a)は、本発明におけるランプ装
置31のフレキシブルプリント配線(FPC)基板79
と、外容器(筐体)85とを分離したところを示した図
であり、図13(b)は、上記のようなフレキシブルプ
リント配線(FPC)基板79と外容器(筐体)85と
により構成される本発明におけるランプ装置31の発熱
源であるランプ本体33等の冷却(空冷)の様子を示し
た図である。尚、説明の簡単のため、本図においては、
前記図8における放熱部29,並びに第2の接続部71
は省略している。
【0105】本発明におけるランプ装置31の外容器
(筐体)85内へのフレキシブルプリント配線(FP
C)基板79の配設は、フレキシブルプリント配線(F
PC)基板79の搭載部品76を片面(部品面87)に
実装し、部品面87側に表示素子33と電気的接続を行
う半田面(第1の表示素子側配線パターン26)を、フ
レキシブルプリント配線(FPC)基板79の2つの端
部(接続部25)にそれぞれ形成し、前記表示素子33
の上下部に整列配置したアノード端子24に、前記第1
の表示素子側配線パターン26をそれぞれ半田付けして
構成される。
【0106】また、このとき、表示素子33の上下に接
続されたフレキシブルプリント配線(FPC)基板79
は、表示素子33の背面側(例えば、開口部45)から
流入する冷却用の風が、表示素子33並びにフレキシブ
ルプリント配線(FPC)基板79上の搭載部品76の
両方に吹き付けられるように、表示素子33の上下に接
続されたフレキシブルプリント配線(FPC)基板79
を、表示素子33の背面側からケースの開口部45,4
6に近ずくほど、フレキシブルプリント配線(FPC)
基板79と外容器(筐体)85との間隔が広くなるよう
図13(b)に示す如くに、例えば、ボス88等を用い
(図では上下2本ずつ計4本)、傾斜を設けて構成され
ている。
【0107】このようにランプ装置31の外容器(筐
体)85内にフレキシブルプリント配線(FPC)基板
79を配設することによって、ランプ装置31の発熱源
であるランプ本体33等,並びにフレキシブルプリント
配線(FPC)基板79の部品面87に搭載された搭載
部品76の表面に、直接冷却用の風を当てることができ
る。
【0108】図14は表示ユニット52に設けられた支
持体36の装着部37にランプ装置31が装着されると
ころを示した図である。ところで、前述の複数のランプ
装置31は、既述した表示ユニット52の前面に略格子
状に形成された支持体36(ランプ装置支持棚)に設け
られた複数の装着部37に各々挿入され、前記ランプ装
置31と支持体(ランプ装置支持棚)36との接続は、
一般に、電気的接続と機械的接続を兼ね備えた導電性を
有する金属等の接続部材によりなされている。
【0109】しかしながら、このような導電性を有する
金属等の接続部材による接続では、例えば、電気的接続
部分が多極になった場合電極部の加工が面倒となる。ま
た、前記図13で示したランプ装置31のような、ガラ
スエポキシ基板等の端部(カードエッジコネクタ74)
をこれと対向するコネクタへ直接差し込む等の方法もあ
るが、このような接続方法では、例えば、機械的な接続
に精度が要求される場合、あるいは接合面に対して常に
外部荷重が働いている場合などにおいて、強度(耐久
性)等の観点から見て不適である。
【0110】図15は本発明の表示ユニットにおけるラ
ンプ装置31と支持体36との接続部分の支持体36側
の構造(構成)の一例を示した分解図である。図15
(a)に示す如くに、支持金具17は、支持体36の各
装着部37内部のコネクタ挿通口96に設けられた支持
金具取付用突起97に取り付けられていて、前記支持金
具取付用突起97(支持体36)に取り付けられた支持
金具17を前記図15(a)に示した矢印Eの示す方向
から見ると、図15(b)に示す如くとなる。このよう
に取り付けられた支持金具17が前記支持金具取付用突
起97(支持体36)に取り付けられた状態において、
図15(c)に示すごとくに、支持体36の背面である
表示ユニット52側からコネクタ18をコネクタ挿通口
96にはめ込み、ネジ90により支持金具17と一緒に
前記支持金具取付用突起97(支持体36)に固定する
ことにより、図16に示す如くの前記ランプ装置31と
支持体36との支持体36側の接続部分が形成される。
尚、図16は前記ランプ装置31と支持体36との接続
部分の支持体36側における組立後の構造を示した図で
あって、図16(a)はその斜視図を、図16(b)は
前記図16(a)に示した矢印Fに示す方向から見た図
を、図16(c)は前記図16(a)に示した矢印Eに
示す方向から見た断面図をそれぞれ示している。
【0111】一方、図17は本発明の表示ユニットにお
けるランプ装置31と支持体36との接続部分のランプ
装置31側における構造(構成)の一例を示した分解図
である。また、図18は前記ランプ装置31と支持体3
6との接続部分のランプ装置31側における組立後の構
造を示した図である。図17において、表示ユニット5
2の装着部37を構成する支持ケース93は3つの開口
部47,48,96を有するように合成樹脂で一体成型
されている。そして、このランプ装置31’を支持ケー
ス93の装着部37と嵌合すると、前記接続部は図19
に示す如くとなる。尚、図19は前述の通り、表示ユニ
ット52の装着部37とランプ装置31’が嵌合された
ときの前記接続部の状態を示した断面図である。
【0112】以上のような構成とすることにより、表示
ユニット52の支持体36(装着部37)に設けられた
支持金具17と、ランプ装置31’のランプ装置ケース
93に設けられた支持金具係合溝94とがかみ合うこと
で、より確実にランプ装置31と装着部37とを嵌合す
ることができ、特に上下方向の揺動を抑止することが可
能となり、前述のようにランプ装置31と支持体(ラン
プ装置支持棚)36との接続を、ガラスエポキシ基板等
の端部(カードエッジコネクタ74)とこれと対向する
コネクタへ直接差し込む等の方法により行った場合で
も、確実な電気的接続と機械的接続を実現できる。
【0113】なお、上記実施の形態ではランプ装置31
の嵌合部35に、Oリング95および支持金具係合溝9
4の設けられたランプ装置ケース93をかぶせ、このラ
ンプ装置ケース93と表示ユニット52の支持体36
(装着部37に設けられた支持金具17)とを嵌合する
ことにより確実な電気的接続と機械的接続を実現すると
したが、前記ランプ装置31の嵌合部35に、前記ラン
プ装置ケース93と同様な加工を施し、この嵌合部35
と前記表示ユニット52の支持体36(装着部37に設
けられた支持金具17)とを嵌合することにより前記と
同様の効果、即ち確実な電気的接続と機械的接続を実現
することも勿論可能である。
【0114】また、前記Oリング95により、ランプ装
置と筐体との間に防水効果が得られる。尚、ランプ本体
と外容器との間は、シリコーン接着剤などを用いて防水
処理を施してある。
【0115】ところで、上記ランプ装置31では、嵌合
部35の左右に設けられた前記開口部45,46のうち
何れか一方から空気(風)A1をランプ装置31内部に
送り込み、発熱源であるランプ本体33等に吹き付け冷
却(放熱)し、これにより暖められた空気(風)A2を
開口部45,46のうち何れか一方から放出することに
よりランプ装置31を冷却(放熱)するものであるが、
既述したとおり前記発熱源であるランプ本体33は横長
の長方形を形成している。そのため、ランプ装置31を
貫流する冷却風は比較的長い距離を通るため、場合(条
件)によっては前記表示ユニット52に設けられた横長
のランプ本体33(表示素子)における冷却風の吸入側
表示素子と放出側表示素子とに温度差が発生し、それに
起因した輝度ムラが発生することがある。
【0116】図20は本発明のランプ装置31の外容器
(筐体)85内に配設された冷却構造を有するフレキシ
ブルプリント配線(FPC)基板を示した図である。図
20(a)に示す本発明の実施の形態によれば、表示素
子33の上下に設けられたアノード端子24と電気的に
接続された、前記ランプ装置31の上下に位置するフレ
キシブルプリント配線(FPC)基板79における、前
記ガラスエポキシ基板の端部(カードエッジコネクタ7
4)近傍の部品の搭載されていない部分に少なくとも上
下2ヶ所に通風口99を設ける。
【0117】そして、例えば、同図(b)に示す如く
に、ランプ装置31後方のフレキシブルプリント配線
(FPC)基板79の下方に設けられた前記通風口99
を介して冷却風A1をランプ装置31内に送り込み、前
記表示素子33等を冷却する。一方、前記表示素子33
等を冷却することにより暖められた空気(冷却風)A2
は前記フレキシブルプリント配線(FPC)基板79の
上方に設けられた前記通風口99を介して、ランプ装置
31外部に放出される。以上によりランプ装置31の冷
却が行われる。
【0118】上記冷却方法によれば、既述した冷却方法
による冷却風の貫流ルートに比べて比較的短い貫流ルー
トを形成できる。これにより、長い冷却風の貫流ルート
故に発生する、既述のランプ装置31における前記表示
素子33に発生する冷却風の吸入側と放出側とにおける
温度差を低減させることができ、この温度差に起因する
表示素子33の輝度ムラの発生を防止若しくは低減する
ことができる。
【0119】ところで、以上述べてきたように複数のラ
ンプ装置31により構成される前記表示ユニット52
は、これらを複数組み合わせる(縦横方向に複数並べ
る)ことにより、さらに大きな画面、即ち大形表示装置
が構成される。次に、本発明におけるこれら大形表示装
置の冷却構造について説明を行う。
【0120】図21は本発明のランプ装置および表示ユ
ニットにより構成された大形表示装置における冷却構造
の実施の形態を示した図である。図21に示す大形表示
装置106は、例えば、前記図7に示す如くの表示ユニ
ット52に設けられた通風路11の排気口側(表示ユニ
ット52’の背面側)終端またはその途中に上下部への
開口部107を設けると共に、前記開口部107より前
記排気口側の通風路11を塞いだ構成とした前記表示ユ
ニット52’を複数、段重ねして構成される。尚、図で
は簡単のため2段重ねとしている。また、この段重ねさ
れた大形表示装置106を横方向に複数並べることによ
り、さらに大きな表示装置とすることが可能である。
【0121】以上のような大形表示装置106におい
て、各表示ユニット52’の背面側に設けられた冷却フ
ァン57により各表示ユニット52’の内部に冷却風が
流入され、さらに、この表示ユニット52’に設けられ
たランプ装置の一方の開口部(吸入口)を介してランプ
装置内部に流入され、この流入された冷却風により表示
素子33および搭載部品等が冷却され、前記ランプ装置
の他方の開口部(排気口)より流出(排出)され、各表
示ユニット52’に設けられた通風路11に排出され
る。そして、この通風路11に排出された前記冷却風は
前記各表示ユニット52’の通風路11の排気口側(表
示素子33の反対側)終端またはその途中の上下部に設
けられた、前記開口部107を段重ねすることにより形
成されたダクト100を介して、例えば、最上部に位置
する表示ユニット52’の開口部107(ダクト100
の最上端)より排出される。
【0122】即ち、本発明の実施の形態によれば、前記
表示ユニット52’の背面部より排出される、前記表示
素子33および搭載部品等の冷却に貢献した(温まっ
た)冷却風を、前記表示ユニット52’を段重ねするこ
とにより形成されたダクト状の送風路である前記ダクト
100を介し、ダクト100の最上端より排出されるこ
とにより、前記図7に示した表示ユニット52の背面部
より排出された冷却風(空気)を前記冷却ファン57に
より再び表示ユニット52内部に取り込むことが防止で
き、前記表示素子33および搭載部品等の冷却に貢献し
た(温まった)冷却風を大形表示装置106の外部に効
率的に放出することができる。尚、前記冷却ファン57
は、表示ユニット52内部から冷却風(空気)を排出よ
うな構成としても勿論良い。これは、例えば、冷却ファ
ン57の近傍に電源回路等の発熱部がある場合に有効で
ある(以降の実施の形態においても同様)。
【0123】図22は本発明のランプ装置および表示ユ
ニットにより構成された大形表示装置における冷却構造
の他の実施の形態を示した図である。図22に示す大形
表示装置106’は、例えば、前記図7に示す如くの表
示ユニット52を複数並べて構成される。尚、図では簡
単のため2台の表示ユニット52を横に並べ、各表示ユ
ニットを連結するための連結部材としての機能を兼ね備
えたダクト103,並びに各表示ユニットと各表示ユニ
ットを支持する棚または柱等のユニット支持部材101
とを連結するための連結部材としての機能を兼ね備えた
ダクト102によって前記2台の表示ユニットを支持す
ることにより、前記大形表示装置106’を構成してい
る。また、この横並びにされた大形表示装置106’を
縦(上下)方向に複数段積みすることにより、さらに大
きな表示装置とすることが可能である。
【0124】以上のような大形表示装置106’におい
て、各表示ユニット52の背面側に設けられた冷却ファ
ン57により、各表示ユニット52の内部に冷却風が流
入され、さらに、この表示ユニット52に設けられたラ
ンプ装置の一方の開口部(吸入口)を介してランプ装置
内部に流入され、この流入された冷却風により表示素子
33および搭載部品等が冷却され、前記ランプ装置の他
方の開口部(排気口)より流出(排出)され、各表示ユ
ニット52に設けられた通風路11に排出される。そし
て、この通風路11の表示ユニット52背面側より排出
された前記冷却風は、前記各表示ユニット52間を連結
するダクト103,並びに表示ユニット52と前記ユニ
ット支持部材101とを連結するダクト102を介し、
例えば、表示ユニット52の上部に排出される。
【0125】即ち、本発明の実施の形態によれば、前記
表示ユニット52の背面部より排出される、前記表示素
子33および搭載部品等の冷却に貢献した(温まった)
冷却風を、前記表示ユニット52間を連結する送風用ダ
クトを兼ねた連結手段(ダクト103),並びに表示ユ
ニット52と前記ユニット支持部材101とを連結する
送風用ダクトを兼ねた連結手段(ダクト102)を介
し、ダクト102およびダクト103の上部より排出す
ることにより、前記図7に示した表示ユニット52の背
面部より排出された冷却風(空気)を前記冷却ファン5
7により再び表示ユニット52内部に取り込んでしまう
のを防止でき、前記表示素子33および搭載部品等の冷
却に貢献した(温まった)冷却風を大形表示装置10
6’の外部に効率的に放出することができる。
【0126】図23は本発明のランプ装置および表示ユ
ニットにより構成された大形表示装置における冷却構造
のさらに他の実施の形態を示した図である。図23に示
す大形表示装置106”は、表示ユニット52”の重心
部付近まで背面部の幅を狭めた表示ユニット52”と、
表示ユニット52”背面部の幅を狭めた部分で左右の表
示ユニットを連結すると共に前記表示ユニットを段積み
することによりダクト構造を形成する連結材104と、
表示ユニット52”背面部の幅を狭めた部分で左右の表
示ユニットを支持し、整列配置するダクト構造を有する
支柱105とにより構成される。
【0127】以上のような大形表示装置106”におい
て、各表示ユニット52”の背面側に設けられた冷却フ
ァン57により各表示ユニット52”の内部に冷却風が
流入され、さらに、この表示ユニット52”に設けられ
たランプ装置の一方の開口部(吸入口)を介してランプ
装置内部に流入され、この流入された冷却風により表示
素子33および搭載部品等が冷却され、前記ランプ装置
の他方の開口部(排気口)より流出(排出)され、各表
示ユニット52”に設けられた通風路11に排出され
る。そして、この通風路11に排出された前記冷却風は
前記ダクト構造を有する連結材104および支柱105
を介して、例えば、連結材104および支柱105の最
上部の開口部より排出される。
【0128】即ち、本発明の実施の形態によれば、前記
表示ユニット52”の背面部より排出される、前記表示
素子33および搭載部品等の冷却に貢献した(温まっ
た)冷却風を、前記表示ユニット52”の重心付近に設
けられたダクト構造を有する連結材104および支柱1
05の最上端より排出されることにより、前記通風路1
1の表示ユニット52”背面部側端部より排出された冷
却風(空気)を前記冷却ファン57により再び表示ユニ
ット52内部に取り込むことが防止でき、前記表示素子
33および搭載部品等の冷却に貢献した(温まった)冷
却風を大形表示装置106の外部に効率的に放出するこ
とができると共に、前記表示ユニット52”の重心付近
に支持部が設けられることにより、表示面(表示素子3
3)の垂れ下がりを低減でき、表示面の均整化が容易と
なり、表示板108の強度を低減でき低コスト化が図れ
る。
【0129】
【発明の効果】請求項1から3に記載の発明によれば、
外容器内での吸排気の過程でランプ本体の放熱が行われ
るので、外容器の前側は外気に面しているが、外容器の
後端は外気に面しておらず、開口部からの雨水等の侵入
を防止できるとともに効率的な冷却を行うことができ
る。
【0130】請求項4に記載の発明によれば、ランプ装
置は、折り曲げ部を折り曲げることでコネクタ側配線パ
ターンを有するコネクタが形成される。そして、2つの
接続部に形成された表示素子側配線パターンを表示素子
の2列の端子列にそれぞれ接続することで、表示素子に
コネクタ付きの配線接続基板が取り付けられる。そこ
で、駆動制御回路側の雌型コネクタにコネクタを挿入結
合すれば、駆動制御回路と表示素子とが接続されるよう
に構成されている。このため、フレキシブルプリント配
線基板によって、表示素子と駆動制御回路と接続する構
成なので、装置全体が小型となる。また、1つの表示素
子中の全ての端子が1つのカードエッジコネクタによっ
て駆動制御回路に接続されるので、接続がワンタッチと
なって極めて容易である。
【0131】請求項5に記載の発明によれば、外容器背
面側(表示素子の反対側)開口部より流入する冷却風
を、ガイド手段等により変形されたフレキシブルプリン
ト配線基板,並びに表示素子の両方に冷却風を効率的に
吹き付ることができる。また、フレキシブルプリント配
線基板に電子部品が搭載されている場合には、流入する
冷却風をフレキシブルプリント配線基板の電子部品搭載
側と、搭載していない表示素子側とに分けて(フレキシ
ブルプリント配線基板の両側面に)流入するようにでき
る。
【0132】請求項6に記載の発明によれば、ランプ本
体が収納された外容器は、筐体前面に保持され、筐体の
前面には、外容器に設けた少なくとも2つの開口部に対
応した位置に開口部が形成されており、筐体内と外容器
内とは、筐体前面の開口部及び外容器後端の開口部を介
して連通しており、これらの開口部を介して外容器にお
いて空気の吸排気が行われ、効果的に放熱を行うことが
できる。
【0133】請求項7に記載の発明によれば、筐体に設
けた、吸気経路を介して流れた空気は、筐体前面の開口
部及び外容器後端に設けた開口部を介して、外容器内に
流入し、その過程で吸収した熱は再び筐体内に取り込ま
れ筐体に設けられた排出孔より最終的に放出されるた
め、効率的に放熱を行うことができる。
【0134】請求項8に記載の発明によれば、筐体に設
けられたファンによって強制的に外気が取り込まれ、取
り込まれた空気は、吸気経路を介して筐体前面に流れ、
筐体前面の開口部及び外容器後端の開口部を介して外容
器内に流入し、その過程で吸収した熱は再び筐体内に取
り込まれ筐体に設けられた排出孔より最終的に放出され
るため、効率的に放熱を行うことができる。
【0135】請求項9に記載の発明である表示ユニット
によれば、冷却風の流れる方向を所定の時間間隔で変化
させることによりランプ装置間の温度差を小さくする事
ができ、これにより、複数のランプ装置を連結して冷却
を行う冷却構造において、各ランプ装置内における温度
並びに各ランプ装置内に設けられた表示素子等の温度差
を極力減らすことができ、各表示素子の明るさを均一化
させて、表示素子の温度差に起因した輝度ムラの発生を
極力抑えることができる。
【0136】請求項10から12に記載の発明によれ
ば、ファンより供給された冷却風は1つのランプ装置に
流入した後、他のランプ装置に流入することなく、前記
排気経路を介して表示ユニットの背面より排出される。
これによって、前記ファンより供給された冷却風が始め
に流入するランプ装置と、次段以降に流入するランプ装
置とで温度差が発生し、後段のランプ装置に流入する冷
却風程高温の冷却風が流入することによる、表示素子の
温度差に起因した輝度ムラが発生したり、あるいはラン
プ装置内に組み込まれた回路部品等の温度マージン等の
問題が発生するのを防止できる。また、特に請求項11
に記載の発明によれば、上記効果に加え、ランプ本体と
外容器との間およびランプ装置と筐体との間から雨水等
の浸入を防止できる。
【0137】請求項13または14に記載の発明によれ
ば、表示ユニットの背面部より排出される前記表示素子
および搭載部品等の冷却に貢献した(温まった)冷却風
を、前記表示ユニット間を連結するおよび支持する送風
用ダクトを兼ねた連結支持部材を介し、前記ダクトの最
上端より排出することにより、前記表示ユニットの背面
部より排出された冷却風(空気)を前記冷却ファンによ
り再び表示ユニット52内部に取り込むことが防止で
き、表示素子(大形表示装置)外部に効率的に放出する
ことができる。また、前記送風用ダクトを兼ねた連結支
持部材を前記表示ユニットの重心部付近に設けることに
より表示面(表示素子)側の垂れ下がりを低減でき、表
示面の均整化が容易となり、表示板の強度を低減でき低
コスト化が図れる。
【0138】さらに、上記請求項毎の効果に加え、本発
明によれば、ランプ装置の外容器背面側(表示素子の反
対側)開口部より流入する冷却風を、ガイド手段等によ
り変形されたフレキシブルプリント配線基板を境とし
て、前記フレキシブルプリント配線基板の電子部品搭載
側と、搭載していない表示素子側とに分けて(フレキシ
ブルプリント配線基板の両側面に)流入するようにした
ので、前記フレキシブルプリント配線基板上の電子部
品,並びに表示素子の両方に冷却風を吹き付ることがで
きると共に両方を冷却することが出来る。また、前記電
子部品を搭載するフレキシブルプリント配線基板を、流
入する冷却風をフレキシブルプリント配線基板の電子部
品搭載側と搭載していない表示素子側とに分けるための
偏向板として使用することにより、ランプ装置に使用さ
れる部品点数を増加させることなく、電子部品の冷却を
行うことができる。また、外容器に加工を施すことによ
り、前記ランプ装置に対して電気絶縁構造,冷却構造,
並びに防水構造を持たせるようにしたので、前記ランプ
装置に使用される部品点数を増加させることなく電気絶
縁構造,冷却構造,並びに防水構造を構成することが可
能である。
【0139】そして、ランプ装置の外容器に設けられた
第1の開口部又はこの開口部に対向する表示ユニットの
前面に設けられた第2の開口部の何れか一方に形成され
た開口部の開口面積を下段から上段にかけて段々に広く
取ることにより、上段に設けられたランプ装置内への空
気の流入量と、下段に設けられたランプ装置内への空気
の流入量とを変えている。これにより、表示ユニット内
において、温度上昇が大きい上段に設けられたランプ装
置内への送風量を多くし、温度上昇が比較的小さい下段
に設けられたランプ装置内への送風量を少なくして、表
示ユニット内の上段又は下段に設けられたランプ装置の
温度差を小さくすることが可能となり、前記ランプ装置
の輝度ムラを低減することが出来る。また、これによ
り、隣接する前記ランプ装置間の輝度ムラ、即ち、表示
装置全体の輝度ムラを低減させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の表示装置(ランプ装置31およびその
支持体36)における実施の形態を示した斜視図であ
る。
【図2】輝度ムラの発生防止方法の他の例であるランプ
装置31の構造を示した図である。
【図3】雨水の流れを説明するための説明図である。
【図4】ランプ装置31に遮光ユニット10が設けられ
た状態を示した図である。
【図5】強制的な冷却構造によって冷却効率を一層向上
させた、本発明における表示装置(表示ユニット52)
の実施の形態を示した斜視図である。
【図6】ランプ装置を冷却した冷却風が他のランプ装置
の冷却に使用されないように排気ダクトを構成して冷却
効率を一層向上させた、本発明における表示装置(表示
ユニット52)の実施の形態を示した斜視図である。
【図7】冷却風の流れる方向を所定の時間間隔で変化さ
せることによりランプ装置間の温度差を小さくすること
により冷却効率を一層向上させた、本発明における表示
装置(表示ユニット52)の実施の形態を示す図であ
る。
【図8】ランプ装置31を構成する配線接続基板付き表
示ユニット(表示素子)1の一例を示した斜視図であ
る。
【図9】配線接続基板付き表示素子33の斜視図であ
る。
【図10】表示素子用接続配線基板の展開平面図であ
る。
【図11】外容器(筐体)34により覆われたランプ装
置31を冷却(放熱)するための外容器(筐体)34内
の空気の流れを示した図である。
【図12】ランプ装置の外容器(筐体)34内に配設さ
れているフレキシブルプリント配線(FPC)基板の一
例を示した図である。
【図13】本発明におけるランプ装置31の外容器(筐
体)85内に配設されているフレキシブルプリント配線
(FPC)基板の配置の一例を示した図である。
【図14】表示ユニット52に設けられた支持体36の
装着部37にランプ装置31が装着されるところを示し
た図である。
【図15】本発明の表示ユニットにおけるランプ装置3
1と支持体36との接続部分の支持体36側の構造(構
成)の一例を示した分解図である。
【図16】ランプ装置31と支持体36との接続部分の
支持体36側における組立後の構造を示した図である。
【図17】本発明の表示ユニットにおけるランプ装置3
1と支持体36との接続部分のランプ装置31側におけ
る構造(構成)の一例を示した分解図である。
【図18】ランプ装置31と支持体36との接続部分の
ランプ装置31側における組立後の構造を示した図であ
る。
【図19】表示ユニット52の装着部37とランプ装置
31’が嵌合されたときの前記接続部の状態を示した断
面図である。
【図20】本発明のランプ装置31の外容器(筐体)8
5内に配設された冷却構造を有するフレキシブルプリン
ト配線(FPC)基板の構造を示した図である。
【図21】ランプ装置および表示ユニットにより構成さ
れた大形表示装置における冷却構造の実施の形態を示し
た図である。
【図22】本発明のランプ装置および表示ユニットによ
り構成された大形表示装置における冷却構造の他の実施
の形態を示した図である。
【図23】本発明のランプ装置および表示ユニットによ
り構成された大形表示装置における冷却構造のさらに他
の実施の形態を示した図である。
【図24】従来の表示ユニットを示す斜視図である。
【符号の説明】
31 …ランプ装置 32 …画素 33 …ランプ本体 35 …嵌合部 36 …支持体 38 …収納部 39 …凹部 40 …突当て部 43 …コネクタ 45〜48…開口部(通気口)

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前面に画素が構成されたランプ本体と;前
    記ランプ本体を収納し後端に吸排気用の少なくとも2つ
    の開口部を有する外容器と;を具備していることを特徴
    とするランプ装置。
  2. 【請求項2】前記開口部は前記外容器後端の左右に少な
    くとも1つ設けられていることを特徴とする請求項1に
    記載のランプ装置。
  3. 【請求項3】前記開口部は前記外容器後端の上下に少な
    くとも1つ設けられていることを特徴とする請求項1に
    記載のランプ装置。
  4. 【請求項4】各画素毎に対応した複数のアノード電極、
    単数または複数のカソード電極、前記複数のアノード電
    極に各々電気接続され前記各画素背面の相対向する2辺
    に1列づつ配設されたアノード端子を有するランプ本体
    と;両端が前記ランプ本体のアノード端子に電気接続さ
    れるとともに、中間部に折り曲げ部を有し、この折り曲
    げ部近傍にコネクタ側配線パターンが形成されたフレキ
    シブルプリント配線基板と;前記ランプ本体を収納し後
    端に吸排気用の少なくとも2つの開口部を有する外容器
    と;を具備していることを特徴とする請求項1ないし3
    のいずれか一記載のランプ装置。
  5. 【請求項5】前記アノード端子側の両端からコネクタ側
    配線パターンに近づくに連れ、前記フレキシブルプリン
    ト配線基板の上下の間隔を徐々に狭めるようにガイドす
    るガイド手段が前記外容器に設けられたことを特徴とす
    る請求項4に記載のランプ装置。
  6. 【請求項6】請求項1ないし5のいずれか一記載の少な
    くとも1つ以上のランプ装置と;前記少なくとも1つ以
    上のランプ装置を前面に保持して表示面を形成するとと
    もに、前記ランプ装置の外容器に設けられた開口部にそ
    れぞれ対向する位置に通気口が形成された筐体と;を具
    備していることを特徴とする表示ユニット。
  7. 【請求項7】請求項1ないし5のいずれか一記載の少な
    くとも1つ以上のランプ装置と;前記少なくとも1つ以
    上のランプ装置を前面に保持して表示面を形成するとと
    もに、前記ランプ装置の外容器に設けられた開口部にそ
    れぞれ対向する位置に通気口が形成され、前記少なくと
    も1つ以上のランプ装置に通気口に対して通気可能な吸
    気経路および排気経路が形成された筐体と;を具備して
    いることを特徴とする表示ユニット。
  8. 【請求項8】前記通気口に送風する送風用のファンが前
    記筐体に設けられたことを特徴とする請求項6または7
    に記載の表示ユニット。
  9. 【請求項9】前記ファンは、その回転方向を所定時間毎
    に切り換える手段を備えていることを特徴とする請求項
    8に記載の表示ユニット。
  10. 【請求項10】前記筐体には、前記外容器に設けられた
    排気用の開口部からの排気を、前記筐体外に直接排出す
    るための排気経路が形成されていることを特徴とする請
    求項6ないし9いずれか一に記載の表示ユニット。
  11. 【請求項11】ランプ装置のランプ本体と外容器との間
    およびランプ装置と筐体との間に防水手段が施されたこ
    とを特徴とする請求項6ないし10いずれか一に記載の
    表示ユニット。
  12. 【請求項12】筐体内にランプ本体の点灯用電源回路基
    板が収容されていることを特徴とする請求項6ないし1
    1いずれか一に記載の表示ユニット。
  13. 【請求項13】請求項6の表示ユニットと;前記表示ユ
    ニットの表示面が面状に配設されるように筐体を支持す
    る支持部材と;を具備していることを特徴とする大形表
    示装置。
  14. 【請求項14】請求項7から12のいずれか一記載の少
    なくとも2つ以上の表示ユニットと;前記表示ユニット
    の表示面が面状に配設されるように筐体を支持するとと
    もに、前記筐体に設けられた吸気経路および排気経路の
    うち少なくとも一方の通気が上下方向に通気路を形成す
    るように構成された支持部材と;を具備していることを
    特徴とする大形表示装置。
JP8302176A 1995-12-28 1996-11-13 ランプ装置,表示ユニット,およびこれらを用いた大形表示装置 Pending JPH09292841A (ja)

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JP4181096 1996-02-28
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010021188A1 (ja) * 2008-08-22 2010-02-25 シャープ株式会社 表示装置及びテレビ受信装置
JP2019512748A (ja) * 2015-12-18 2019-05-16 ディーエスティー イノベーションズ リミテッドDst Innovations Limited 表示デバイスと装置

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