JPH09292096A - エンジンオイルの劣化判定方法 - Google Patents

エンジンオイルの劣化判定方法

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JPH09292096A
JPH09292096A JP12911096A JP12911096A JPH09292096A JP H09292096 A JPH09292096 A JP H09292096A JP 12911096 A JP12911096 A JP 12911096A JP 12911096 A JP12911096 A JP 12911096A JP H09292096 A JPH09292096 A JP H09292096A
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JP
Japan
Prior art keywords
oil
electric resistance
engine
deterioration
respect
Prior art date
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Pending
Application number
JP12911096A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Kobayashi
章宏 小林
Katsuya Miyamoto
克弥 宮本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TENETSUKUSU KK
Original Assignee
TENETSUKUSU KK
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Publication date
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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンオイルの劣化判定を、オイルの不溶
解分重量%によって行ない、その測定をオイルの電気抵
抗値をパラメータとして採用するのに、不溶解分重量%
の変化に対して電気抵抗値の変化率の少ない範囲の判定
を、変化率の顕著な範囲の関係値から推算することによ
り、判定を正確に行なう。 【解決手段】 オイル使用時間Hの初期値h0に対する電
気抵抗値Rの初期増加量r0を求めこの関係線Aと、予
め求めておいた電気抵抗値Rと不溶解分Wt%との関係
からr0 に対する不溶解分W0を算出し、H−Wt%関係
を比例的と見做して、不溶解分重量%の許容上限値Wu
に対するオイル使用時間(エンジン稼動時間)Hの限界
値huを推計する。これをオイル劣化の許容限度と判定
して判断誤差が少ないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はエンジンオイルの
劣化判定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来エンジンオイルの劣化時期すなわち
要交換時期の判定は、オイルの汚損程度を目視する等の
方法により行なわれており、極めておおまかなものであ
ったが、より適切な判定をするためオイル中の不溶解分
の増加によって判断することが試みられている。しか
し、不溶解分を現地で即時に測定することは困難である
から、オイルの電気抵抗値により不溶解分の量を判断す
る方法が用いられている。これはオイル中の不溶解分の
増加により、電気抵抗値が増加する性質を利用したもの
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、オイルが新し
く不溶解分が重量%で2%程度以下においては、不溶解
分の増加に対して電気抵抗値の増加も顕著であり、電気
抵抗値から不溶解分の重量%を算出することは比較的正
確にできるが、オイルの劣化が進み通常使用限度とされ
る重量%3%近傍においては、電気抵抗値の増加率が少
なく飽和曲線(図1(b)の曲線D部分)のようになっ
てしまうから、この付近で電気抵抗値から正確な不溶解
分重量%を算出することは困難である。従ってオイル劣
化の判定は不正確でバラツキの多いものとなる。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明のオイル劣化判
定方法は、エンジンオイルの使用初期段階における、エ
ンジン稼動の一定時間内又は搭載車両の一定走行距離内
のオイルの初期電気抵抗値増加量を測定し、予め計測し
ておいたオイル中の不溶解分重量%と電気抵抗値との関
係から、初期電気抵抗値増加量に対する不溶解分の増加
重量%を算出し、不溶解分重量%とエンジン稼動時間又
は車両走行距離とを比例関係と見做して、予め特定した
不溶解分重量%の許容上限値に対するエンジン稼動時間
又は車両走行距離の限界値を設定しておき、エンジン稼
動時間又は車両走行距離が前記限界値に達したときを、
オイル劣化の許容限度と判定するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】図1(a) ,(b), (c) によりこの発
明の実施の形態を説明する。まずオイルの使用開始初期
段階において、図1(a)に図示するように、エンジン
オイル使用開始後のエンジン稼動時間H例えば0〜10
0時間=h0 における電気抵抗値Rの初期増加量r0
(R1−R0) を測定する。
【0006】一方、予めオイル使用開始初期段階におい
て、図1(b)のように電気抵抗値Rとオイルの不溶解
分重量%(Wt %)との関係曲線Bを計測し設定してお
き、実測した電気抵抗値R0,R1 から算出した初期電気
抵抗増加量r0に対する不溶解分Wt %W0を求める。
【0007】次に図1(a)のHと図1(b)のWt
との関係を比例的であると見做して図1(c)のWt
−H関係線Cを設定し、オイル劣化の許容上限値とする
不溶解分重量%(Wt %)Wu(例えば3%)に対する
Uをエンジン稼動時間Hの限界値とする。
【0008】エンジンの稼動時間Hがこの限界値hu
達したときをオイル劣化の許容限度として警報器を作動
させるものである。この操作にあたり、エンジンオイル
の電気抵抗値R0,R1の測定は、オイルパン中に対向さ
せて挿入設置した二つの電極間の抵抗として計測し、電
気信号としてマイクロコンピュータに入力して図1
(a)のR−H関係線Aを演算し、予め測定して記憶装
置に入力しておいた図1(b)のWt %−R関係線Bと
比較演算することにより、図1(c)におけるWt%−
H関係線Cの関係からWuに対するhuを演算し、hu
エンジン稼動時間の限界値として設定するものである。
これによりマイクロコンピュータは別に設置した警報器
に信号を出力して作動させる。
【0009】これらの初期データR0,h0の測定、従っ
てr0,W0の演算は、必ずしもエンジン使用開始時から
のデータでなくても例えばオイル使用開始後50時間経
過後150時間までのものでもよい。すなわちエンジン
オイルの使用初期段階とは図1(a)においてR−H関
係線Aの勾配が顕著であり、ほぼ直線的と見なされる範
囲を言うのである。
【0010】この例ではオイル劣化の判定尺度をエンジ
ンの新オイル注入後の稼動時間Hとしたが、これに代え
てこのエンジンを搭載した車両の走行距離を用いてもよ
い。エンジン稼動時間と車両の走行距離とでは、車両の
走行速度等の条件により正確な対応関係は成立しない
が、エンジンオイルの劣化による要交換時期の設定とい
う目的からすれば、実用的にはどちらを尺度としても支
差えない。
【0011】さらにこのオイル劣化判定方法はエンジン
オイルでなく作業機械の作動油等にも応用できるもので
ある。
【0012】
【発明の効果】この発明のオイル劣化判定方法は、汚損
程度の目視等による感覚的判定によらず、オイルの不溶
解分重量%によって判定することとし、これをパラメー
タとしての電気抵抗値に置換するにあたり、両者の関係
が明確で測定誤差が少ない範囲での計測値にもとづいて
演算して不溶解分重量%を推算することとしたので、両
者の相対関係が不明確な範囲での計測値による大きな誤
差の介入を防止することができ、適正なオイル劣化判定
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はオイルの稼動時間−電気抵抗線図、
(b)は電気抵抗−不溶解分重量%線図、(c)は稼動
時間−不溶解分重量%線図である。
【符号の説明】
A R−H関係線 B Wt%−R関係線 C Wt%−H関係線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンオイルの使用初期段階における
    エンジン稼動の一定時間内又は搭載車両の一定走行距離
    内のオイルの初期電気抵抗値増加量を算出し、予め計測
    しておいたオイル中の不溶解分重量%と電気抵抗値との
    関係から、初期電気抵抗値増加量に対する不溶解分の増
    加重量%を算出し、不溶解重量%とエンジン稼動時間又
    は車両走行距離とを比例関係と見做して、予め特定した
    不溶解分重量%の許容上限値に対するエンジン稼動時間
    又は車両走行距離の限界値を設定しておき、エンジン稼
    動時間又は車両走行距離が前記限界値に達したときを、
    エンジンオイル劣化の許容限度と判定するエンジンオイ
    ル劣化判定方法。
JP12911096A 1996-04-25 1996-04-25 エンジンオイルの劣化判定方法 Pending JPH09292096A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005033575A1 (ja) * 2003-10-06 2005-04-14 Sumimoto Scientific Institute Co., Ltd. 二物体間摩擦系における摩耗の抑制方法
JP2017172546A (ja) * 2016-03-25 2017-09-28 マツダ株式会社 エンジンオイル劣化診断装置

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