JPH0929196A - マット洗浄機 - Google Patents
マット洗浄機Info
- Publication number
- JPH0929196A JPH0929196A JP18594795A JP18594795A JPH0929196A JP H0929196 A JPH0929196 A JP H0929196A JP 18594795 A JP18594795 A JP 18594795A JP 18594795 A JP18594795 A JP 18594795A JP H0929196 A JPH0929196 A JP H0929196A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mat
- water
- pressure air
- washing machine
- cleaning water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Cleaning In General (AREA)
- Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 洗浄時におけるマットの寿命および品質の低
下を防止し、かつ洗浄力を向上させたマット洗浄機を提
供する。 【解決手段】 マット洗浄機10にマット11配置用の
テーブル12を設ける。テーブル12の上部にマット1
1挿入用のガイド13を上下可動に設ける。マット11
を高圧空気を用いて水洗浄する洗浄用水の噴射手段14
を設け、洗浄後にマット11を絞るための上下一対の絞
りローラ15aおよび15bを設ける。これらのローラ
は、各中心軸がマット11の進行方向に沿って前後にず
れるように配置される。テーブル12は、これらローラ
のうちマット挿入側に近い方の周方向に沿ってマット1
1の表面が湾曲するような角度で設置される。洗浄用水
の噴射手段14は、湾曲したマット11の伸長される側
の面に対向して設けられ、マット11に対して洗浄用水
を噴射する。
下を防止し、かつ洗浄力を向上させたマット洗浄機を提
供する。 【解決手段】 マット洗浄機10にマット11配置用の
テーブル12を設ける。テーブル12の上部にマット1
1挿入用のガイド13を上下可動に設ける。マット11
を高圧空気を用いて水洗浄する洗浄用水の噴射手段14
を設け、洗浄後にマット11を絞るための上下一対の絞
りローラ15aおよび15bを設ける。これらのローラ
は、各中心軸がマット11の進行方向に沿って前後にず
れるように配置される。テーブル12は、これらローラ
のうちマット挿入側に近い方の周方向に沿ってマット1
1の表面が湾曲するような角度で設置される。洗浄用水
の噴射手段14は、湾曲したマット11の伸長される側
の面に対向して設けられ、マット11に対して洗浄用水
を噴射する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマット洗浄機に係わ
り、特にブラシ洗浄の代わりに高圧水を噴射させること
によってマット洗浄時の磨耗を防ぎ、かつ洗浄力を向上
させたマット洗浄機に関する。
り、特にブラシ洗浄の代わりに高圧水を噴射させること
によってマット洗浄時の磨耗を防ぎ、かつ洗浄力を向上
させたマット洗浄機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車の座席部分において足
元に敷かれるカーマット等を洗浄するためのマット洗浄
機は、ガソリンスタンド等に設置されている。このよう
なマット洗浄機においては、マットが外部から洗浄機内
に引き込まれ、洗浄機内部で水洗いされている。この水
洗いの際に、マットは洗浄機内で複数のブラシの間に供
給され、これらのブラシが自動回転することにより洗浄
される。このように洗浄されたマットはその後、付着し
た水分を取り除くために上下一対となったスポンジ製等
のローラの間を通されて外部に排出される。
元に敷かれるカーマット等を洗浄するためのマット洗浄
機は、ガソリンスタンド等に設置されている。このよう
なマット洗浄機においては、マットが外部から洗浄機内
に引き込まれ、洗浄機内部で水洗いされている。この水
洗いの際に、マットは洗浄機内で複数のブラシの間に供
給され、これらのブラシが自動回転することにより洗浄
される。このように洗浄されたマットはその後、付着し
た水分を取り除くために上下一対となったスポンジ製等
のローラの間を通されて外部に排出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
のマット洗浄機では、マット洗浄時にブラシの回転によ
る摩擦が生じやすい。このためマットの表面が磨耗し、
マットの材質によっては、その品質および寿命が低下す
るという問題があった。また、特に毛足の長いマットを
洗浄する場合には、マットの植毛部分の根元に入り込ん
だ汚れを十分に落とすことができないという問題も生じ
ていた。
のマット洗浄機では、マット洗浄時にブラシの回転によ
る摩擦が生じやすい。このためマットの表面が磨耗し、
マットの材質によっては、その品質および寿命が低下す
るという問題があった。また、特に毛足の長いマットを
洗浄する場合には、マットの植毛部分の根元に入り込ん
だ汚れを十分に落とすことができないという問題も生じ
ていた。
【0004】本発明は上記のような従来技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、洗浄時
におけるマットの寿命低下を防ぎ、かつマットの洗浄力
を向上させたマット洗浄機を提供することにある。
鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、洗浄時
におけるマットの寿命低下を防ぎ、かつマットの洗浄力
を向上させたマット洗浄機を提供することにある。
【0005】より具体的に述べると、本発明の第1の目
的は、高圧空気を利用した水洗浄を行うことにより、十
分な洗浄力を維持するとともに洗浄時のマットの磨耗を
防止することである。
的は、高圧空気を利用した水洗浄を行うことにより、十
分な洗浄力を維持するとともに洗浄時のマットの磨耗を
防止することである。
【0006】本発明の第2の目的は、高圧空気を利用し
た水洗浄を、可能な限り簡素かつ廉価な仕組みを用いて
実現することである。
た水洗浄を、可能な限り簡素かつ廉価な仕組みを用いて
実現することである。
【0007】本発明の第3の目的は、挿入されたマット
表面に対して効果的に曲げの力を与えることにより、洗
浄力をより向上させることである。
表面に対して効果的に曲げの力を与えることにより、洗
浄力をより向上させることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明では、マットを外部より引き
込んで一定方向に進行させながら洗浄した後、外部へ排
出するマット洗浄機において、前記マットの表面に洗浄
用水と高圧空気とを混合してなる高圧水を噴射する洗浄
用水の噴射手段が設けられたことを特徴とする。
めに、請求項1記載の発明では、マットを外部より引き
込んで一定方向に進行させながら洗浄した後、外部へ排
出するマット洗浄機において、前記マットの表面に洗浄
用水と高圧空気とを混合してなる高圧水を噴射する洗浄
用水の噴射手段が設けられたことを特徴とする。
【0009】上記のような請求項1記載の発明によれ
ば、洗浄用水の噴射手段が、供給された高圧空気を利用
してマットの洗浄用水を水滴状に細粒化し、マットの表
面全体に叩き付けるように噴射する。これにより、回転
ブラシを使わなくても、マット表面の塵埃を洗い出す。
この結果、ブラシの回転に起因するマットの磨耗の問題
を解消し、洗浄機全体の構成をより簡略化できる。
ば、洗浄用水の噴射手段が、供給された高圧空気を利用
してマットの洗浄用水を水滴状に細粒化し、マットの表
面全体に叩き付けるように噴射する。これにより、回転
ブラシを使わなくても、マット表面の塵埃を洗い出す。
この結果、ブラシの回転に起因するマットの磨耗の問題
を解消し、洗浄機全体の構成をより簡略化できる。
【0010】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
マット洗浄機において、前記洗浄用水の噴射手段が、前
記マットの進行方向と直交する方向に設けられ、洗浄用
水を供給する給水パイプと、前記給水パイプ内部に挿入
されて高圧空気を供給する高圧空気の供給パイプと、前
記給水パイプにおける前記マットの対向面に前記マット
の幅と略同一の長さに渡って設けられた洗浄用水の噴出
孔と、前記高圧空気の供給パイプにおける前記各洗浄用
水の噴出孔に対応する各位置に設けられた高圧空気の噴
出孔とを具備したことを特徴とする。
マット洗浄機において、前記洗浄用水の噴射手段が、前
記マットの進行方向と直交する方向に設けられ、洗浄用
水を供給する給水パイプと、前記給水パイプ内部に挿入
されて高圧空気を供給する高圧空気の供給パイプと、前
記給水パイプにおける前記マットの対向面に前記マット
の幅と略同一の長さに渡って設けられた洗浄用水の噴出
孔と、前記高圧空気の供給パイプにおける前記各洗浄用
水の噴出孔に対応する各位置に設けられた高圧空気の噴
出孔とを具備したことを特徴とする。
【0011】上記のような請求項2記載の発明によれ
ば、内側を高圧空気の供給パイプ、外側を給水パイプと
する二重構造のパイプにおいて、まず内側の前記高圧空
気の供給パイプへ供給された高圧空気が、前記高圧空気
の供給パイプ表面の噴出孔から、外側に位置する給水パ
イプ内へと噴出する。前記給水パイプへ供給された洗浄
用水は、この高圧空気の圧力と洗浄用水自体の水圧とに
より、前記給水パイプ表面に設けられた噴出孔から噴出
する。このように噴出した洗浄用水は、これら噴出孔に
対向する方向に挿入されたマット表面の幅方向に噴射さ
れる。
ば、内側を高圧空気の供給パイプ、外側を給水パイプと
する二重構造のパイプにおいて、まず内側の前記高圧空
気の供給パイプへ供給された高圧空気が、前記高圧空気
の供給パイプ表面の噴出孔から、外側に位置する給水パ
イプ内へと噴出する。前記給水パイプへ供給された洗浄
用水は、この高圧空気の圧力と洗浄用水自体の水圧とに
より、前記給水パイプ表面に設けられた噴出孔から噴出
する。このように噴出した洗浄用水は、これら噴出孔に
対向する方向に挿入されたマット表面の幅方向に噴射さ
れる。
【0012】請求項3記載の発明では、請求項1記載の
マット洗浄機において、前記洗浄用水の噴射手段が、引
き込まれた前記マットに対向して設けられ、供給された
洗浄用水を溜める貯水部と、前記貯水部における前記マ
ットの対向面に、前記マットの幅方向に少なくとも前記
マットの幅と略同一の長さを有して設けられた開口部
と、前記貯水部に溜められた洗浄用水中に設けられ、前
記開口部をはさんで前記マットの進行方向と直交する方
向に前記マットの幅と略同一の長さに渡って設けられた
高圧空気の噴出孔とを具備したことを特徴とする。
マット洗浄機において、前記洗浄用水の噴射手段が、引
き込まれた前記マットに対向して設けられ、供給された
洗浄用水を溜める貯水部と、前記貯水部における前記マ
ットの対向面に、前記マットの幅方向に少なくとも前記
マットの幅と略同一の長さを有して設けられた開口部
と、前記貯水部に溜められた洗浄用水中に設けられ、前
記開口部をはさんで前記マットの進行方向と直交する方
向に前記マットの幅と略同一の長さに渡って設けられた
高圧空気の噴出孔とを具備したことを特徴とする。
【0013】上記のような請求項3記載の発明によれ
ば、高圧空気が、貯水部に溜められた洗浄用水中に設け
られた高圧空気の噴出孔から噴出する。貯水部に溜めら
れた洗浄用水は、この高圧空気の圧力によって勢い良く
吹き上げられ、貯水部の開口部に対向して挿入されたマ
ット表面の幅方向に噴射される。
ば、高圧空気が、貯水部に溜められた洗浄用水中に設け
られた高圧空気の噴出孔から噴出する。貯水部に溜めら
れた洗浄用水は、この高圧空気の圧力によって勢い良く
吹き上げられ、貯水部の開口部に対向して挿入されたマ
ット表面の幅方向に噴射される。
【0014】請求項4記載の発明では、請求項1記載の
マット洗浄機において、前記洗浄用水の噴射手段が、前
記マットに対向して設けられ、供給された洗浄用水を受
ける水受け部と、前記水受け部における前記マットの対
向面に、前記マットの幅方向に少なくとも前記マットの
幅と略同一の長さを有して設けられた開口部と、前記水
受け部に供給される洗浄用水に対して高圧空気を噴射す
る前記マットの幅と略同一の長さに渡って設けられた高
圧空気の噴出孔とを具備し、前記高圧空気の噴出孔の向
きが、この噴出孔から噴射された高圧空気により、前記
洗浄用水が前記開口部から上方へ跳ね上げられるように
設定されたことを特徴とする。
マット洗浄機において、前記洗浄用水の噴射手段が、前
記マットに対向して設けられ、供給された洗浄用水を受
ける水受け部と、前記水受け部における前記マットの対
向面に、前記マットの幅方向に少なくとも前記マットの
幅と略同一の長さを有して設けられた開口部と、前記水
受け部に供給される洗浄用水に対して高圧空気を噴射す
る前記マットの幅と略同一の長さに渡って設けられた高
圧空気の噴出孔とを具備し、前記高圧空気の噴出孔の向
きが、この噴出孔から噴射された高圧空気により、前記
洗浄用水が前記開口部から上方へ跳ね上げられるように
設定されたことを特徴とする。
【0015】上記のような請求項4記載の発明によれ
ば、高圧空気が、その向きを適切に調整された噴出孔か
ら噴出する。このように設置方向を調整された噴出孔か
ら噴出する高圧空気は、水受け部に供給された洗浄用水
を跳ね上げる。そして、跳ね上げられた洗浄用水が、水
受け部の開口部からこの開口部に対向して挿入されたマ
ット表面の幅方向に噴射される。
ば、高圧空気が、その向きを適切に調整された噴出孔か
ら噴出する。このように設置方向を調整された噴出孔か
ら噴出する高圧空気は、水受け部に供給された洗浄用水
を跳ね上げる。そして、跳ね上げられた洗浄用水が、水
受け部の開口部からこの開口部に対向して挿入されたマ
ット表面の幅方向に噴射される。
【0016】以上述べたように、請求項2から請求項4
までのいずれかに記載の発明によれば、洗浄用水を高圧
空気によって細粒化し、洗浄機内部に挿入されたマット
の表面に噴射する容易かつ廉価な仕組みが得られる。
までのいずれかに記載の発明によれば、洗浄用水を高圧
空気によって細粒化し、洗浄機内部に挿入されたマット
の表面に噴射する容易かつ廉価な仕組みが得られる。
【0017】請求項5記載の発明では、請求項1から請
求項4までのいずれか1つに記載のマット洗浄機におい
て、外部より挿入されたマットを、このマットが排出さ
れる方向に対して曲げるマットの曲げ手段を具備し、前
記洗浄用水の噴射手段が、前記曲げ手段により湾曲した
マットにおいて伸長される面に対向して設けられたこと
を特徴とする。
求項4までのいずれか1つに記載のマット洗浄機におい
て、外部より挿入されたマットを、このマットが排出さ
れる方向に対して曲げるマットの曲げ手段を具備し、前
記洗浄用水の噴射手段が、前記曲げ手段により湾曲した
マットにおいて伸長される面に対向して設けられたこと
を特徴とする。
【0018】上記のような請求項5記載の発明によれ
ば、曲げ手段が、挿入されたマットがその排出方向に対
して一定方向に湾曲するように、前記マットに曲げの力
を与える。このようにしてマットを湾曲させることによ
りマットの一方の面が伸長され、マットの植毛部分が開
いて隙間ができる。前記洗浄用水の噴射手段は、湾曲し
たマットの伸長された側から、この隙間に洗浄用水を噴
射する。このため、毛足の長いマットであっても洗浄用
水がマットの根元まで届き、マットの植毛部分の奥に入
り込んだ汚れを洗い出せる。
ば、曲げ手段が、挿入されたマットがその排出方向に対
して一定方向に湾曲するように、前記マットに曲げの力
を与える。このようにしてマットを湾曲させることによ
りマットの一方の面が伸長され、マットの植毛部分が開
いて隙間ができる。前記洗浄用水の噴射手段は、湾曲し
たマットの伸長された側から、この隙間に洗浄用水を噴
射する。このため、毛足の長いマットであっても洗浄用
水がマットの根元まで届き、マットの植毛部分の奥に入
り込んだ汚れを洗い出せる。
【0019】
(1) 第1の実施の形態…図1〜図3 以下、本発明を適用した第1の実施の形態について図1
および図2を用いて説明する。なお、この第1の実施の
形態は、請求項1、請求項2、および請求項5に記載の
発明に相当するものである。
および図2を用いて説明する。なお、この第1の実施の
形態は、請求項1、請求項2、および請求項5に記載の
発明に相当するものである。
【0020】(1−1) 全体構成 図1は、第1の実施の形態のマット洗浄機の全体構成を
表す断面図である。図1において、まずマット洗浄機1
0には、マット11をマット洗浄機10内部へ引き込む
際に、このマット11をセットするためのテーブル12
が設けられている。このテーブル12の上方には、マッ
ト11をマット洗浄機10内部へ円滑に押し進めるため
のガイド13が、上下可動に設けられている。すなわ
ち、このガイド13は、その基端部が支軸13aに回動
自在に支持され、先端部がマット11の裏面に接触して
いる。また、ガイド13の中間部分には回転するカム1
3bが設けられ、このカム13bによって先端部が上下
動するようになっている。
表す断面図である。図1において、まずマット洗浄機1
0には、マット11をマット洗浄機10内部へ引き込む
際に、このマット11をセットするためのテーブル12
が設けられている。このテーブル12の上方には、マッ
ト11をマット洗浄機10内部へ円滑に押し進めるため
のガイド13が、上下可動に設けられている。すなわ
ち、このガイド13は、その基端部が支軸13aに回動
自在に支持され、先端部がマット11の裏面に接触して
いる。また、ガイド13の中間部分には回転するカム1
3bが設けられ、このカム13bによって先端部が上下
動するようになっている。
【0021】マット洗浄機10には、マット11の表面
に高圧水を噴射して洗浄する洗浄用水の噴射手段14が
設けられている。マット洗浄機10には、さらに、水洗
浄後にマット11を脱水するためのスポンジ製の上下一
対の絞りローラ15aおよび15bが設けられている。
なお、前記テーブル12、ガイド13、および上下一対
の絞りローラ15aおよび15bは、請求項5に記載の
マットの曲げ手段に相当する。すなわち、前記テーブル
12の設置角度が、これら一対の絞りローラ15aおよ
び15bのうち、マット挿入側に近い方の絞りローラ1
5aの周方向にマット11の表面が湾曲するように設定
されている。そして、前記洗浄用水の噴射手段14が、
湾曲したマット11において伸長される側の面に対向し
て設けられている。
に高圧水を噴射して洗浄する洗浄用水の噴射手段14が
設けられている。マット洗浄機10には、さらに、水洗
浄後にマット11を脱水するためのスポンジ製の上下一
対の絞りローラ15aおよび15bが設けられている。
なお、前記テーブル12、ガイド13、および上下一対
の絞りローラ15aおよび15bは、請求項5に記載の
マットの曲げ手段に相当する。すなわち、前記テーブル
12の設置角度が、これら一対の絞りローラ15aおよ
び15bのうち、マット挿入側に近い方の絞りローラ1
5aの周方向にマット11の表面が湾曲するように設定
されている。そして、前記洗浄用水の噴射手段14が、
湾曲したマット11において伸長される側の面に対向し
て設けられている。
【0022】また、第1の実施の形態において、前記上
下一対の絞りローラ15aおよび15bは、各中心軸1
6aおよび16bが水平方向に若干のずれを生じるよう
に、すなわち、これらの中心軸がマット11の進行方向
に沿って前後にずれるように配置されている。
下一対の絞りローラ15aおよび15bは、各中心軸1
6aおよび16bが水平方向に若干のずれを生じるよう
に、すなわち、これらの中心軸がマット11の進行方向
に沿って前後にずれるように配置されている。
【0023】以下、前記洗浄用水の噴射手段14の構成
を、図2および図3を用いて説明する。この洗浄用水の
噴射手段14は、請求項1および請求項2に記載の洗浄
用水の噴射手段に相当する。すなわち、図2に示すよう
に、洗浄用水の噴射手段14は、マット11を洗浄する
ための洗浄用水を供給する給水パイプ21と、この給水
パイプ21の内部に挿入された高圧空気の供給パイプ2
2よりなる二重構造のパイプである。この二重構造のパ
イプの軸方向における断面図を図3に示す。図3に示す
ように、第1の実施の形態では、この二重構造のパイプ
の一端が栓31によって密閉されている。
を、図2および図3を用いて説明する。この洗浄用水の
噴射手段14は、請求項1および請求項2に記載の洗浄
用水の噴射手段に相当する。すなわち、図2に示すよう
に、洗浄用水の噴射手段14は、マット11を洗浄する
ための洗浄用水を供給する給水パイプ21と、この給水
パイプ21の内部に挿入された高圧空気の供給パイプ2
2よりなる二重構造のパイプである。この二重構造のパ
イプの軸方向における断面図を図3に示す。図3に示す
ように、第1の実施の形態では、この二重構造のパイプ
の一端が栓31によって密閉されている。
【0024】前記給水パイプ21は、外部から挿入され
るマット11の進行方向と直交する方向に配置されてい
る。前記給水パイプ21のマット11と対向する表面に
は複数の洗浄用水噴出孔21aが設けられている。ま
た、前記高圧空気の供給パイプ22の表面において前記
複数の洗浄用水噴出孔21aに対応する各位置には、複
数の高圧空気噴出孔22aがそれぞれ設けられている。
これらの噴出孔21aおよび22aは、マット11の幅
全体に洗浄用水が噴射できるように、マット11の幅と
ほぼ等しい長さに渡って設けられている。
るマット11の進行方向と直交する方向に配置されてい
る。前記給水パイプ21のマット11と対向する表面に
は複数の洗浄用水噴出孔21aが設けられている。ま
た、前記高圧空気の供給パイプ22の表面において前記
複数の洗浄用水噴出孔21aに対応する各位置には、複
数の高圧空気噴出孔22aがそれぞれ設けられている。
これらの噴出孔21aおよび22aは、マット11の幅
全体に洗浄用水が噴射できるように、マット11の幅と
ほぼ等しい長さに渡って設けられている。
【0025】なお、図3に示すように、第1の実施の形
態では、前記給水パイプ21の密閉されていない一端が
T字型の分岐パイプ23の一方の袖部と接合され、この
分岐パイプ23の一端が洗浄用水の供給口23aとなっ
ている。また、前記高圧空気の供給パイプ22と分岐パ
イプ23のもう一方の袖部との隙間は、栓32によって
密閉されている。
態では、前記給水パイプ21の密閉されていない一端が
T字型の分岐パイプ23の一方の袖部と接合され、この
分岐パイプ23の一端が洗浄用水の供給口23aとなっ
ている。また、前記高圧空気の供給パイプ22と分岐パ
イプ23のもう一方の袖部との隙間は、栓32によって
密閉されている。
【0026】(1−2) 作用 上記のような構成を有する第1の実施の形態の作用は以
下の通りである。すなわち、まずマット11を、その表
面を下に向けてマット洗浄機10内部に手で差し込む。
このようにしてマット11を挿入しながら、その先端を
マット洗浄機10内部の上下一対の絞りローラ15aお
よび15bの間に噛ませる。すると、これらの絞りロー
ラが自動的に回転し、テーブル12上に配置されたマッ
ト11を引き込んでいく。
下の通りである。すなわち、まずマット11を、その表
面を下に向けてマット洗浄機10内部に手で差し込む。
このようにしてマット11を挿入しながら、その先端を
マット洗浄機10内部の上下一対の絞りローラ15aお
よび15bの間に噛ませる。すると、これらの絞りロー
ラが自動的に回転し、テーブル12上に配置されたマッ
ト11を引き込んでいく。
【0027】マット11は、上下一対の絞りローラ15
aおよび15bと、これらの絞りローラの位置に合わせ
て適切な角度で取り付けられたテーブル12とにより、
マット挿入側に近い絞りローラ15aの周面に沿って湾
曲しながら引き込まれる。この際、ガイド13は、カム
13bの回転によりマット11の上方において上下動す
ることにより、マット11に振動を与え、マット11が
洗浄機10内部へ円滑に挿入されるようにする。
aおよび15bと、これらの絞りローラの位置に合わせ
て適切な角度で取り付けられたテーブル12とにより、
マット挿入側に近い絞りローラ15aの周面に沿って湾
曲しながら引き込まれる。この際、ガイド13は、カム
13bの回転によりマット11の上方において上下動す
ることにより、マット11に振動を与え、マット11が
洗浄機10内部へ円滑に挿入されるようにする。
【0028】前記洗浄用水の噴射手段14は、上記のよ
うにしてマット11が引き込まれている間に、高圧空気
を利用した水洗浄によってマット11の表面を洗浄す
る。すなわち、前記給水パイプ21内へは前記分岐パイ
プ23から洗浄用水が供給される。また、前記高圧空気
の供給パイプ22内へは高圧空気が供給される。
うにしてマット11が引き込まれている間に、高圧空気
を利用した水洗浄によってマット11の表面を洗浄す
る。すなわち、前記給水パイプ21内へは前記分岐パイ
プ23から洗浄用水が供給される。また、前記高圧空気
の供給パイプ22内へは高圧空気が供給される。
【0029】高圧空気の供給パイプ22へ供給された高
圧空気は、前記複数の高圧空気噴出孔22aを通って給
水パイプ21内へ噴出する。給水パイプ21では、通常
の場合でも水圧により洗浄用水が噴出孔21aより吹き
出すが、この高圧空気の噴出によってさらに加圧される
ため、洗浄用水が水滴状に細粒化されて前記複数の洗浄
用水噴出孔21aより勢い良く噴出する。このように噴
出した洗浄用水は、図2に示すように、給水パイプ21
の上方を矢印11aの方向に進行するマット11の表面
に噴射される。前述したように、マット11は湾曲して
おり、毛足の根元に近い部分が露出しているので、洗浄
用水が直接その部分に噴射され、マット11に溜まった
塵埃を叩き出して洗い落とすことができる。
圧空気は、前記複数の高圧空気噴出孔22aを通って給
水パイプ21内へ噴出する。給水パイプ21では、通常
の場合でも水圧により洗浄用水が噴出孔21aより吹き
出すが、この高圧空気の噴出によってさらに加圧される
ため、洗浄用水が水滴状に細粒化されて前記複数の洗浄
用水噴出孔21aより勢い良く噴出する。このように噴
出した洗浄用水は、図2に示すように、給水パイプ21
の上方を矢印11aの方向に進行するマット11の表面
に噴射される。前述したように、マット11は湾曲して
おり、毛足の根元に近い部分が露出しているので、洗浄
用水が直接その部分に噴射され、マット11に溜まった
塵埃を叩き出して洗い落とすことができる。
【0030】(1−3) 効果 上記のように、第1の実施の形態では、高圧空気を利用
することにより、回転ブラシを使用しなくても十分な洗
浄力を得ることができるので、ブラシの回転に起因する
マット表面の磨耗を解消できる。したがって、マットの
寿命低下を防止し、その品質を維持することができる。
することにより、回転ブラシを使用しなくても十分な洗
浄力を得ることができるので、ブラシの回転に起因する
マット表面の磨耗を解消できる。したがって、マットの
寿命低下を防止し、その品質を維持することができる。
【0031】また、第1の実施の形態では、二重構造の
パイプを利用した簡単な仕組みにより、高圧空気を使っ
た水洗浄を実現することができる。このため、洗浄機1
0内に設置する部品の点数を削減して洗浄機10の構成
を簡略化するとともに、その製造コストを低減できる。
パイプを利用した簡単な仕組みにより、高圧空気を使っ
た水洗浄を実現することができる。このため、洗浄機1
0内に設置する部品の点数を削減して洗浄機10の構成
を簡略化するとともに、その製造コストを低減できる。
【0032】なお、第1の実施の形態において利用され
た高圧空気は、エアコンプレッサを利用して容易に供給
することが可能である。エアコンプレッサは、ガソリン
スタンド等においては、タイヤの空気を入れたり、各種
工具を駆動するために常備されている。したがって、こ
のようなエアコンプレッサをマット洗浄用に流用すれ
ば、高圧空気を供給するのに特別な設備を整える必要も
なく経済的である。
た高圧空気は、エアコンプレッサを利用して容易に供給
することが可能である。エアコンプレッサは、ガソリン
スタンド等においては、タイヤの空気を入れたり、各種
工具を駆動するために常備されている。したがって、こ
のようなエアコンプレッサをマット洗浄用に流用すれ
ば、高圧空気を供給するのに特別な設備を整える必要も
なく経済的である。
【0033】さらに、第1の実施の形態では、マット1
1が引き込まれる際に前記曲げ手段によって湾曲するの
でマットの奥深くに入り込んだ汚れを落とすことがで
き、洗浄力をより向上させることができる。
1が引き込まれる際に前記曲げ手段によって湾曲するの
でマットの奥深くに入り込んだ汚れを落とすことがで
き、洗浄力をより向上させることができる。
【0034】特に第1の実施の形態では、その中心軸を
前後にずらした上下一対の絞りローラ15aおよび15
bの位置関係に即してテーブル12の設置角度を設定す
ると同時に、上下動するガイド13によりマット11の
進行を助けるので、より容易かつ効果的にマット11を
曲げる効果が期待できる。
前後にずらした上下一対の絞りローラ15aおよび15
bの位置関係に即してテーブル12の設置角度を設定す
ると同時に、上下動するガイド13によりマット11の
進行を助けるので、より容易かつ効果的にマット11を
曲げる効果が期待できる。
【0035】(2) 第2の実施の形態…図4 図4は本発明を適用した第2の実施の形態における洗浄
用水の噴出手段14の構成を示す斜視断面図である。こ
の第2の実施の形態において、洗浄用水の噴出手段14
は請求項3に記載の発明に相当し、貯水部に蓄えられた
洗浄用水を使用するように構成されている。すなわち、
洗浄用水の噴出手段14には、マット11の幅方向に沿
ってマット11の幅全体をカバーできる長さの開口部4
1aを備えた貯水部41が、マット11に対向して設け
られている。また、前記貯水部41の洗浄用水中には、
複数の高圧空気の噴出孔42aが、マット11の幅全体
に洗浄用水を噴射できるように、マット11の幅とほぼ
等しい長さに渡って並置されている。
用水の噴出手段14の構成を示す斜視断面図である。こ
の第2の実施の形態において、洗浄用水の噴出手段14
は請求項3に記載の発明に相当し、貯水部に蓄えられた
洗浄用水を使用するように構成されている。すなわち、
洗浄用水の噴出手段14には、マット11の幅方向に沿
ってマット11の幅全体をカバーできる長さの開口部4
1aを備えた貯水部41が、マット11に対向して設け
られている。また、前記貯水部41の洗浄用水中には、
複数の高圧空気の噴出孔42aが、マット11の幅全体
に洗浄用水を噴射できるように、マット11の幅とほぼ
等しい長さに渡って並置されている。
【0036】なお、図4に示すように、第2の実施の形
態では、前記高圧空気の噴出孔42aが、高圧空気の供
給パイプ42の表面において設けられており、前記開口
部41aをはさんでマット11の進行方向と直交するよ
うに構成されている。
態では、前記高圧空気の噴出孔42aが、高圧空気の供
給パイプ42の表面において設けられており、前記開口
部41aをはさんでマット11の進行方向と直交するよ
うに構成されている。
【0037】上記のような構成を有する第2の実施の形
態において、前記高圧空気の噴出孔42aから高圧空気
が噴射されると、その圧力によって前記貯水部41内に
溜められた洗浄用水が勢い良く吹き上げられ、前記開口
部41aに対向して挿入されたマット11の表面へ噴射
される。
態において、前記高圧空気の噴出孔42aから高圧空気
が噴射されると、その圧力によって前記貯水部41内に
溜められた洗浄用水が勢い良く吹き上げられ、前記開口
部41aに対向して挿入されたマット11の表面へ噴射
される。
【0038】(3) 第3の実施の形態…図5 図5は、本発明を適用した第3の実施の形態における洗
浄用水の噴出手段14の構成を示す斜視断面図である。
この第3の実施の形態において、洗浄用水の噴出手段1
4は請求項4に記載の発明に相当し、洗浄用水を跳ね上
げてマットの表面に噴射するように構成されている。す
なわち、洗浄用水の噴出手段14には、マット11の幅
方向に沿ってマット11の幅全体をカバーできる長さの
開口部51aを備えた水受け部51が、マット11と対
向して設けられている。また、この水受け部51の底部
には、複数の高圧空気の噴出孔42aが、マット11の
幅全体に洗浄用水を噴射できるように、マット11の幅
とほぼ等しい長さに渡って並置されている。
浄用水の噴出手段14の構成を示す斜視断面図である。
この第3の実施の形態において、洗浄用水の噴出手段1
4は請求項4に記載の発明に相当し、洗浄用水を跳ね上
げてマットの表面に噴射するように構成されている。す
なわち、洗浄用水の噴出手段14には、マット11の幅
方向に沿ってマット11の幅全体をカバーできる長さの
開口部51aを備えた水受け部51が、マット11と対
向して設けられている。また、この水受け部51の底部
には、複数の高圧空気の噴出孔42aが、マット11の
幅全体に洗浄用水を噴射できるように、マット11の幅
とほぼ等しい長さに渡って並置されている。
【0039】なお、図5に示すように、第3の実施の形
態においても、前記高圧空気の噴出孔42aが、高圧空
気の供給パイプ42の表面において設けられており、前
記開口部41aをはさんでマット11の進行方向と直交
するように構成されている。ただし、第3の実施の形態
では、洗浄用水として、前記水受け部51の底部へ流入
する流水が用いられている。そして、前記高圧空気の噴
出孔42aの向きは、この流水の流入方向52に対して
適切に設定され、前記流水が引き込まれたマット11の
表面に跳ね返されるように調整されている。
態においても、前記高圧空気の噴出孔42aが、高圧空
気の供給パイプ42の表面において設けられており、前
記開口部41aをはさんでマット11の進行方向と直交
するように構成されている。ただし、第3の実施の形態
では、洗浄用水として、前記水受け部51の底部へ流入
する流水が用いられている。そして、前記高圧空気の噴
出孔42aの向きは、この流水の流入方向52に対して
適切に設定され、前記流水が引き込まれたマット11の
表面に跳ね返されるように調整されている。
【0040】上記のような構成を有する第3の実施の形
態において、前記高圧空気の噴出孔42aから前記流水
に対して高圧空気が噴射されると、前記流水は前記水受
け部51の開口部51a上方に勢い良く跳ね返される。
このように跳ね返された流水は、前記開口部51aに対
向して挿入されたマット11の表面へ噴射される。
態において、前記高圧空気の噴出孔42aから前記流水
に対して高圧空気が噴射されると、前記流水は前記水受
け部51の開口部51a上方に勢い良く跳ね返される。
このように跳ね返された流水は、前記開口部51aに対
向して挿入されたマット11の表面へ噴射される。
【0041】(4) 他の実施の形態 なお、本発明は第1の実施の形態から第3の実施の形態
までに述べられた構成に限定されるものではなく、以下
のように適宜態様を変えてさまざまに適用することが可
能である。
までに述べられた構成に限定されるものではなく、以下
のように適宜態様を変えてさまざまに適用することが可
能である。
【0042】例えば、第2の実施の形態および第3の実
施の形態では、貯水部41および水受け部51の上部の
一面全体を開口して開口部41aおよび51aとした
が、この上部の一面の一部のみを開口して、開口部41
aおよび51aを部分的に設けてもよい。前述したよう
に、これら開口部41aおよび51aの長さはマット1
1の幅全体をカバーしている。したがって、開口部41
aおよび51aが部分的に設けられていても、マット1
1を絞りローラ15aおよび15bによって引き込みな
がら、これらの開口部の上方を通過させる間に、マット
11の全体を洗浄することができる。
施の形態では、貯水部41および水受け部51の上部の
一面全体を開口して開口部41aおよび51aとした
が、この上部の一面の一部のみを開口して、開口部41
aおよび51aを部分的に設けてもよい。前述したよう
に、これら開口部41aおよび51aの長さはマット1
1の幅全体をカバーしている。したがって、開口部41
aおよび51aが部分的に設けられていても、マット1
1を絞りローラ15aおよび15bによって引き込みな
がら、これらの開口部の上方を通過させる間に、マット
11の全体を洗浄することができる。
【0043】また、第3の実施の形態における水受け部
51を、第2の実施の形態の貯水部41のような貯水型
としてもよい。この場合、第3の実施の形態は、水受け
部51に溜められた洗浄水を利用するように構成され、
前記高圧空気の噴出孔42aは、水受け部51内の洗浄
用水が達する水位よりも上方に適切な向きで設けられ
る。そして、前記高圧空気の噴出孔42aから、高圧空
気が水受け部51内に溜められた洗浄用水の水面に吹き
付けられる。この結果、洗浄用水は、水受け部51の開
口部51aの上方で矢印11aの方向に進行するマット
11の表面幅方向に跳ね返される。
51を、第2の実施の形態の貯水部41のような貯水型
としてもよい。この場合、第3の実施の形態は、水受け
部51に溜められた洗浄水を利用するように構成され、
前記高圧空気の噴出孔42aは、水受け部51内の洗浄
用水が達する水位よりも上方に適切な向きで設けられ
る。そして、前記高圧空気の噴出孔42aから、高圧空
気が水受け部51内に溜められた洗浄用水の水面に吹き
付けられる。この結果、洗浄用水は、水受け部51の開
口部51aの上方で矢印11aの方向に進行するマット
11の表面幅方向に跳ね返される。
【0044】さらに、前記高圧空気の噴出孔42aの設
置形態を、高圧空気の供給パイプ42におけるマット1
1の対向面に設ける以外のものとしてもよい。例えば、
第2の実施の形態において、マット11の幅方向に並べ
て配置した複数の高圧空気の供給管を、前記貯水部41
の底面等からマット11の表面に向けて洗浄用水中へ導
入し、これらの供給管の先端から高圧空気を噴出させて
もよい。また、第3の実施の形態において、前記噴出孔
42aが前記水受け部51の底部あるいは側面部に直接
設けられた構成とすることも考えられる。
置形態を、高圧空気の供給パイプ42におけるマット1
1の対向面に設ける以外のものとしてもよい。例えば、
第2の実施の形態において、マット11の幅方向に並べ
て配置した複数の高圧空気の供給管を、前記貯水部41
の底面等からマット11の表面に向けて洗浄用水中へ導
入し、これらの供給管の先端から高圧空気を噴出させて
もよい。また、第3の実施の形態において、前記噴出孔
42aが前記水受け部51の底部あるいは側面部に直接
設けられた構成とすることも考えられる。
【0045】一方、前記曲げ手段に関しても様々に形態
を変更して構成することができる。例えば、第1の実施
の形態において、マット11を挿入するためのガイド1
3の先端にローラを取り付け、ガイド13の上下動に応
じてこのローラによってマット11を上方から押さえる
ように構成することもできる。また、ガイド13の形状
を、マット挿入側に近い絞りローラ15aの周方向に湾
曲させた板状に形成してもよい。このようにしてガイド
13の構成を工夫することで、マット11を確実に曲げ
ることができる。
を変更して構成することができる。例えば、第1の実施
の形態において、マット11を挿入するためのガイド1
3の先端にローラを取り付け、ガイド13の上下動に応
じてこのローラによってマット11を上方から押さえる
ように構成することもできる。また、ガイド13の形状
を、マット挿入側に近い絞りローラ15aの周方向に湾
曲させた板状に形成してもよい。このようにしてガイド
13の構成を工夫することで、マット11を確実に曲げ
ることができる。
【0046】なお、この場合、マット11を配置するテ
ーブル12の形状を前記ガイド13と同様に湾曲させる
ようにすれば、マット11に対し、より一層確実に曲げ
の力を与えることができる。
ーブル12の形状を前記ガイド13と同様に湾曲させる
ようにすれば、マット11に対し、より一層確実に曲げ
の力を与えることができる。
【0047】
【発明の効果】以上述べたように、本発明では、回転ブ
ラシの代りに高圧空気を利用した水洗浄を行うことによ
り、従来のブラシ洗浄に起因するマットの磨耗や寿命低
下を防止するマット洗浄機を提供することができる。本
発明は、回転ブラシの設置を省略でき、また高圧空気の
供給を容易かつ廉価に実現するので、軽装備で、極めて
実用性が高く、経済的なマット洗浄機を提供することが
できる。また、マットの表面を確実に湾曲させることに
より、より洗浄力に優れたマット洗浄機を提供すること
ができる。
ラシの代りに高圧空気を利用した水洗浄を行うことによ
り、従来のブラシ洗浄に起因するマットの磨耗や寿命低
下を防止するマット洗浄機を提供することができる。本
発明は、回転ブラシの設置を省略でき、また高圧空気の
供給を容易かつ廉価に実現するので、軽装備で、極めて
実用性が高く、経済的なマット洗浄機を提供することが
できる。また、マットの表面を確実に湾曲させることに
より、より洗浄力に優れたマット洗浄機を提供すること
ができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるマット洗浄
機の構成を表す断面図。
機の構成を表す断面図。
【図2】本発明の第1の実施の形態において、マット洗
浄機における洗浄用水の噴射手段の構成を表す斜視図。
浄機における洗浄用水の噴射手段の構成を表す斜視図。
【図3】本発明の第1の実施の形態において、マット洗
浄機における洗浄用水の噴射手段の軸方向おける断面
図。
浄機における洗浄用水の噴射手段の軸方向おける断面
図。
【図4】本発明の第2の実施の形態において、マット洗
浄機における洗浄用水の噴射手段の構成を表す説明図。
浄機における洗浄用水の噴射手段の構成を表す説明図。
【図5】本発明の第3の実施の形態において、マット洗
浄機における洗浄用水の噴射手段の構成を表す説明図。
浄機における洗浄用水の噴射手段の構成を表す説明図。
10…マット洗浄機 11…マット 12…テーブル 13…ガイド 14…洗浄用水の噴射手段 15a、15b…絞りローラ 16a、16b…絞りローラの中心軸 21…給水パイプ 21a…洗浄用水噴出孔 22…高圧空気の供給パイプ 22a…高圧空気噴出孔 23…T字型の分岐パイプ 41…貯水部 41a…貯水部の開口部 42…高圧空気供給パイプ 42a…高圧空気の噴出孔 51…水受け部 51a…水受け部の開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 望月 秀一 静岡県清水市宮加三715番地 株式会社ケ ーイーコーポレーション内
Claims (5)
- 【請求項1】 マットを外部より引き込んで一定方向に
進行させながら洗浄した後、外部へ排出するマット洗浄
機において、 前記マットの表面に洗浄用水と高圧空気とを混合してな
る高圧水を噴射する洗浄用水の噴射手段が設けられたこ
とを特徴とするマット洗浄機。 - 【請求項2】 前記洗浄用水の噴射手段が、 前記マットの進行方向と直交する方向に設けられ、洗浄
用水を供給する給水パイプと、 前記給水パイプ内部に挿入されて高圧空気を供給する高
圧空気の供給パイプと、 前記給水パイプにおける前記マットの対向面に前記マッ
トの幅と略同一の長さに渡って設けられた洗浄用水の噴
出孔と、 前記高圧空気の供給パイプにおける前記各洗浄用水の噴
出孔に対応する各位置に設けられた高圧空気の噴出孔と
を具備したことを特徴とする請求項1記載のマット洗浄
機。 - 【請求項3】 前記洗浄用水の噴射手段が、 引き込まれた前記マットに対向して設けられ、供給され
た洗浄用水を溜める貯水部と、 前記貯水部における前記マットの対向面に、前記マット
の幅方向に少なくとも前記マットの幅と略同一の長さを
有して設けられた開口部と、 前記貯水部に溜められた洗浄用水中に設けられ、前記開
口部をはさんで前記マットの進行方向と直交する方向に
前記マットの幅と略同一の長さに渡って設けられた高圧
空気の噴出孔とを具備したことを特徴とする請求項1記
載のマット洗浄機。 - 【請求項4】 前記洗浄用水の噴射手段が、 前記マットに対向して設けられ、供給された洗浄用水を
受ける水受け部と、 前記水受け部における前記マットの対向面に、前記マッ
トの幅方向に少なくとも前記マットの幅と略同一の長さ
を有して設けられた開口部と、 前記水受け部に供給される洗浄用水に対して高圧空気を
噴射する前記マットの幅と略同一の長さに渡って設けら
れた高圧空気の噴出孔とを具備し、 前記高圧空気の噴出孔の向きが、この噴出孔から噴射さ
れた高圧空気により、前記洗浄用水が前記開口部から上
方へ跳ね上げられるように設定されたことを特徴とする
請求項1記載のマット洗浄機。 - 【請求項5】 外部より挿入されたマットを、このマッ
トが排出される方向に対して曲げるマットの曲げ手段を
具備し、 前記洗浄用水の噴射手段が、前記曲げ手段により湾曲し
たマットにおいて伸長される面に対向して設けられたこ
とを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1
つに記載のマット洗浄機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18594795A JPH0929196A (ja) | 1995-07-21 | 1995-07-21 | マット洗浄機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18594795A JPH0929196A (ja) | 1995-07-21 | 1995-07-21 | マット洗浄機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0929196A true JPH0929196A (ja) | 1997-02-04 |
Family
ID=16179668
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18594795A Pending JPH0929196A (ja) | 1995-07-21 | 1995-07-21 | マット洗浄機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0929196A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002159922A (ja) * | 2000-11-29 | 2002-06-04 | Sharp Corp | 超音波洗浄装置 |
JP2012192656A (ja) * | 2011-03-17 | 2012-10-11 | Seiko Epson Corp | クリーニング方法、及び、液体吐出装置 |
JP2014057924A (ja) * | 2012-09-18 | 2014-04-03 | Nakanishi Mfg Co Ltd | ノズル管ユニットとこれを用いた洗浄装置。 |
JP2015196152A (ja) * | 2014-04-02 | 2015-11-09 | 株式会社中西製作所 | ノズル管ユニットとこれを用いた洗浄装置 |
JP2015196153A (ja) * | 2014-04-02 | 2015-11-09 | 株式会社中西製作所 | ノズル管ユニットとこれを用いた洗浄装置 |
JP2018043039A (ja) * | 2017-12-06 | 2018-03-22 | 株式会社中西製作所 | 洗浄装置 |
-
1995
- 1995-07-21 JP JP18594795A patent/JPH0929196A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002159922A (ja) * | 2000-11-29 | 2002-06-04 | Sharp Corp | 超音波洗浄装置 |
JP2012192656A (ja) * | 2011-03-17 | 2012-10-11 | Seiko Epson Corp | クリーニング方法、及び、液体吐出装置 |
JP2014057924A (ja) * | 2012-09-18 | 2014-04-03 | Nakanishi Mfg Co Ltd | ノズル管ユニットとこれを用いた洗浄装置。 |
JP2015196152A (ja) * | 2014-04-02 | 2015-11-09 | 株式会社中西製作所 | ノズル管ユニットとこれを用いた洗浄装置 |
JP2015196153A (ja) * | 2014-04-02 | 2015-11-09 | 株式会社中西製作所 | ノズル管ユニットとこれを用いた洗浄装置 |
JP2018043039A (ja) * | 2017-12-06 | 2018-03-22 | 株式会社中西製作所 | 洗浄装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5451068B2 (ja) | 乾燥装置およびそれを備えた衛生洗浄装置 | |
US7806128B2 (en) | No water spill automatic steam car wash system | |
KR101156051B1 (ko) | 전동브러시 | |
JPH0929196A (ja) | マット洗浄機 | |
JP5664522B2 (ja) | 洗車機および洗車方法 | |
KR101664332B1 (ko) | 도로 바닥 살수차용 살수구 회전 작동장치 | |
KR100807690B1 (ko) | 산세용 노즐 막힘 방지장치 | |
CN216933041U (zh) | 一种顶部喷蒸汽的地刷装置 | |
JP3861074B2 (ja) | 車両整備用作業具洗浄装置 | |
JP2018184068A (ja) | 洗車機 | |
CN216933042U (zh) | 一种安全性高的地刷装置 | |
CN218087574U (zh) | 一种皮带输送机清洗装置 | |
KR100745632B1 (ko) | 비데의 노즐 장치 | |
CN213328310U (zh) | 一种毛刷式清洁装置 | |
CN214689403U (zh) | 一种汽车车身清洗设备 | |
CN216020818U (zh) | 一种擦拭效果好的表面清洁装置 | |
CN219374510U (zh) | 蒸汽地刷 | |
CN216020819U (zh) | 一种供液效果好的表面清洁装置 | |
CN221737782U (zh) | 一种车辆清洗装置 | |
CN217090589U (zh) | 一种表面清洁设备及其清洁头 | |
JP2875749B2 (ja) | 洗剤注入機構を有する電動床みがき機 | |
JPH0333818Y2 (ja) | ||
JPS61261152A (ja) | 車輛洗浄装置 | |
JP4296806B2 (ja) | トイレ装置 | |
KR19990033760U (ko) | 골프채자동세척장치 |