JPH09290777A - トラックリンク、並びに、弾性履帯 - Google Patents

トラックリンク、並びに、弾性履帯

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JPH09290777A
JPH09290777A JP10945796A JP10945796A JPH09290777A JP H09290777 A JPH09290777 A JP H09290777A JP 10945796 A JP10945796 A JP 10945796A JP 10945796 A JP10945796 A JP 10945796A JP H09290777 A JPH09290777 A JP H09290777A
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JP
Japan
Prior art keywords
track
link
crawler belt
core metal
plate part
Prior art date
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Pending
Application number
JP10945796A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadao Adachi
忠夫 足立
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組付工数の短縮化、走行円滑性の担保を一挙
に図り得るとともに、さらに、磨耗によるガタツキの発
生を防止し得るトラックリンク及び弾性履体を提供す
る。 【解決手段】 左右リンク6L,6Rとトラックブッシ
ュ7とゴムパット内に埋め込まれる芯金8とを一体に備
えるトラックリンク4に、ゴムパット5を加硫成形して
なる多数の履帯構成部品2を、着脱自在な連結ピン3に
より順次連結することで無限軌道体を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バックホー等のク
ローラ式建設機械、作業車輌などのクローラ走行体に巻
装される弾性履帯と、それを構成するトラックリンクに
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば実開平5−3086号公報に記載
されるように、従来のトラックリンクは左右別体に構成
されて、左右のトラックリンクは連結ピンを介して連結
されているとともに、この連結ピンに左右リンクとは別
体のトラックブッシュが外嵌されている。そして、この
左右のトラックリンクにクローラシューがボルトにより
着脱自在に取付けられており、シューが磨耗した際には
該シューのみを着脱交換し得るようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成では、
履帯を組立てるとき、特に連結ピンの組付時には、左右
のトラックリンクが2組と、トラックブッシュとの計5
部材のピン挿通孔を合わせなければならず、作業性が悪
いためにこれらの組付作業に長時間を要する。さらに、
トラックリンクの組付け後にトラックシューの取付け作
業も必要となる。
【0004】また、左右リンクが別体であると、左右リ
ンクが相対回動してトラックリンク全体が拗れるように
変形して、円滑な軌道走行を阻害することが生じ得る。
さらに、トラックブッシュと左右リンクとの相対回動に
よりこれら相互の接触部分が磨耗し、ガタツキが発生す
る。そこで、本発明は、組付工数の短縮化、走行円滑性
の担保を一挙に図り得るとともに、さらに、磨耗による
ガタツキの発生を防止し得るトラックリンクを提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、左右リンクとゴムパット内に埋め込ま
れる芯金とを一体に備えてトラックリンクを構成した。
また、左右リンクとトラックブッシュとゴムパット内に
埋め込まれる芯金とを一体に備えてトラックリンクを構
成した。
【0006】従って、組付作業時には、互いに連結すべ
き2つのトラックリンクを取り扱えばよく、従来5部材
を組付けなければならなかった作業を2部材乃至3部材
の組付け作業に簡素化でき、組立工数が短縮される。ま
た、左右リンクは芯金を介して一体連結されることとな
るから、左右リンクが相対回動することはなく、従って
各連結ピンの軸心を平行に保つようにすることができ
て、軌道走行の円滑性が担保される。さらに、トラック
ブッシュと左右リンクとが一体であれば、従来のように
これらの接触部分の磨耗によるガタツキの発生がなく、
耐久性及び強度の向上が図られる。
【0007】このトラックリンクにより弾性履帯を構成
するには、トラックリンクの芯金にゴムパットを加硫成
形してなる多数の履帯構成部品を着脱自在な連結ピンに
より順次連結することで無限軌道体を構成することがで
きる。かかる弾性履帯によれば、ゴムパットが磨耗又は
破損したときには、該ゴムパットが固着されているトラ
ックリンクをピンの着脱により交換することで補修する
ことができ、損傷した履帯構成部品は、そのトラックリ
ンクの芯金に再度ゴムを加硫成形して再利用でき、資源
の有効利用、コスト低減を図ることができる。
【0008】なお、トラックリンクを鋼材により一体成
形して強度向上し、切損等を少なくして耐久性を向上す
ることができる。また、トラックリンクを鋳鋼又はダク
タイル鋳鉄により一体成形するとともに、トラックブッ
シュに熱処理を施して、小型化を図りつつも強度を確保
し、破損防止をするとともに、生産性の向上、コスト低
減を図ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】図3〜図6に示す実施の形態にお
いて、無端帯状の弾性履帯(弾性クローラ)1は、多数
の履帯構成部品2を連結ピン3により順次回動自在に連
結することで無限軌道体を構成してなるものである。履
帯構成部品2は、図1及び図2にも示すように、トラッ
クリンク4と、該トラックリンク4に加硫成形すること
で固着されたゴムパット5とから主構成されている。
【0010】トラックリンク4は、左右リンク6L,6
Rと、駆動スプロケット及び従動スプロケット(図示せ
ず)に係合されるトラックブッシュ7と、ゴムパット5
内に埋め込まれる芯金8とを、鋳鋼又はダクタイル鋳鉄
により鋳造一体成形してなる。左右リンク6L,6Rは
略板状であって、前後両側の連結板部9F,9Rにピン
挿通孔10が形成されている。なお、前後のピン挿通孔
10の軸心は平行となされている。
【0011】また、前後方向中央には厚肉板部11が形
成されており、該厚肉板部11は連結板部9F,9Rよ
りも肉厚に形成されており、本実施形態では略2倍の肉
厚となされている。厚肉板部11の前後方向幅は、左右
リンク6L,6Rの前後方向全長の3分の1よりも若干
小さくなされており、この厚肉板部11の上下中央部に
は、厚肉板部11の前後方向全長に亘る泥抜き孔12が
設けられている。
【0012】前側の連結板部9Fは厚肉板部11の前端
の左右外端部から前方に延出されており、これらの左右
外面は略面一となされている。また、該連結板部9Fの
左右外側面には、ピン挿通孔10周りにボス部13が形
成されており、連結ピンの保持強度を向上している。後
側の連結板部9Rは厚肉板部11の後端の左右内端部か
ら後方に延出されており、これらの左右内面は略面一と
なされている。
【0013】前記トラックブッシュ7は、この左右の後
側連結板部9R,9R間に配設され、これら連結板部9
R,9Rとトラックブッシュ7とが一体連結されてお
り、また、トラックブッシュ7のピン挿通孔14と連結
板部9Rのピン挿通孔部10とは合致されている。な
お、トラックブッシュ7は、駆動スプロケット及び従動
スプロケットに履帯が巻掛けられる際にスプロケット歯
が係合して駆動力を履帯に伝達する部位である。
【0014】また、トラックブッシュ7は、鋳造後に熱
処理が施されており、スプロケットへの係合による磨耗
に対する耐久性や、応力破損の防止が図られている。こ
のような熱処理としては、焼きなまし、焼き入れ、焼き
戻しなど、所要の目的に応じた処理をすることができ
る。前側の左右連結板部9F,9Fの左右外側面間寸法
は、後側の左右連結板部9R,9Rの左右内側面間寸法
よりも若干大きく設定されており、前方の他のトラック
リンクの後側の左右連結板部9R,9R間に、これに連
結されるトラックリンク4の前側連結板部9F,9Fを
嵌め込み得るようになっている。そして、前側連結板部
9Fに形成されたピン挿通孔10と、他のトラックリン
クの後側連結板部9Rに形成されたピン挿通孔10とを
連通せしめて連結ピン3を挿通固定することによって、
トラックリンク4同士が相対回動自在に連結されてい
る。
【0015】かかる連結ピン3の取付構造を図3〜図6
を参照しつつ説明すると、連結ピン3の一端部には挿通
孔10よりも幅広の頭部15を有し、該頭部15がボス
部13に設けた凹溝16に嵌合することで、ボス部13
に対するピン3の回動が規制されている。この連結ピン
3の先端部は、左右連結板部9F,9Fのピン挿通孔1
0を貫通して他方側のボス部13から外方に突出され、
このピン3先端部には抜止めピン17が着脱自在に取付
けられている。この抜止めピン17は軸中途部で屈曲さ
れており、この屈曲部分によって連結ピン3から抜脱す
ることが防止されている。
【0016】このように、連結ピン3とボス部13との
相対回動を阻止することによって、抜止めピン17の着
脱方向を一様に揃えておくことができ、連結ピン3の着
脱作業の容易化、迅速化を図り得るとともに、抜止めピ
ン17の破損防止にもなる。この左右リンク2R,2L
の上面側にクローラシューの芯金8が一体鋳造されてい
る。この芯金8は、左右方向に延びる翼部を有してお
り、芯金8の左右方向幅はトラックリンク4の左右方向
幅よりもかなり大きくなされている。なお、芯金8の中
央部分にはスプロケット歯の逃がし孔兼泥抜き孔となる
開口18が形成されている。
【0017】以上のように鋳造一体成形されたトラック
リンク4の芯金8にゴムパット19を加硫成形すること
によって、一つの履帯構成部品2が製造される。本実施
形態によれば、前側の幅広の左右連結板部9Fと、後側
の幅狭の左右連結板部9Rと、これら連結板部9F,9
Rの間に設けた厚肉板部11とにより左右リンク6L,
6Rを構成しているので、左右リンク6L,6Rを形成
する材料の削減を図りながらも中央を厚肉板部とするこ
とにより強度確保でき、該厚肉板部11上にクローラシ
ューの芯金8を一体的に設けたので、構造の簡素化が図
られるとともに芯金8を安定的に支持できる。
【0018】また、幅狭の後側連結板部4R間にトラッ
クブッシュ7を設けたので、該ブッシュ7の軸方向長さ
を小さくでき、強度の向上が図られる。本発明は、上記
実施の形態に限定されるものではなく、適宜設計変更す
ることができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のトラック
リンクでは、左右のリンクと芯金とを一体に備えている
ので、組付工数の短縮化、走行円滑性の向上、磨耗によ
るガタツキ発生の防止を一挙に達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る履帯構成部品を示
し、(a)は左側面図、(b)は後側面図、(c)は正
面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】多数の履帯構成部品を連結ピンにより順次連結
してなる弾性履帯の一部を拡大して示す背面図である。
【図4】同後側面図である。
【図5】同右側面図である。
【図6】同左側面図である。
【符号の説明】
1 弾性履帯 2 履帯構成部品 3 連結ピン 4 トラックリンク 6L 左リンク 6R 右リンク 7 トラックブッシュ 8 芯金

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右リンク(6L,6R)とゴムパット
    内に埋め込まれる芯金(8)とを一体に備えるトラック
    リンク。
  2. 【請求項2】 左右リンク(6L,6R)とトラックブ
    ッシュ(7)とゴムパット内に埋め込まれる芯金(8)
    とを一体に備えるトラックリンク。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のトラックリンク
    (4)の芯金(8)にゴムパット(5)を加硫成形して
    なる多数の履帯構成部品(2)を着脱自在な連結ピン
    (3)により順次連結することで無限軌道体を構成して
    なる弾性履帯。
JP10945796A 1996-04-30 1996-04-30 トラックリンク、並びに、弾性履帯 Pending JPH09290777A (ja)

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