JPH09290473A - 断熱吸音材 - Google Patents
断熱吸音材Info
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- JPH09290473A JPH09290473A JP8323604A JP32360496A JPH09290473A JP H09290473 A JPH09290473 A JP H09290473A JP 8323604 A JP8323604 A JP 8323604A JP 32360496 A JP32360496 A JP 32360496A JP H09290473 A JPH09290473 A JP H09290473A
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- absorbing material
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Abstract
撓性に優れた断熱吸音材を提供することを目的とする。 【解決手段】 無機質短繊維を集積してなる断熱吸音素
材を、その面方向1方向にジグザグに折り畳んで形成さ
れたものであり、前記面方向に対してほぼ垂直方向に延
び、互いに対してほぼ平行な複数の垂直部分と、該垂直
部分の隣合ったものを、上部と下部で交互に接続する複
数の接続部分とを備え、上部における接続部分で上面
を、下部における接続部分で下面をそれぞれ形成して、
ほぼ均一な厚さに形成されているとともに、繊維同士を
結合する結合剤で全体として一体に密着形成されている
ことを特徴とする。
Description
し、更に詳細には、無機質短繊維製断熱吸音材に関する
ものである。
来から知られており、このような断熱吸音材に使用され
る無機質短繊維としては、ガラス繊維、ロックウール、
スラグウール、アルミナ繊維、チタン酸カリウム繊維、
炭素繊維、および金属繊維等が挙げられるが、通常ガラ
ス繊維が用いられている。このような断熱吸音材は、例
えば特開昭59−82454号公報に開示されているよ
うにして製造される。すなわち、溶融ガラスを高速回転
するスピナーに流下させ、スピナーの側壁に設けた細孔
より遠心力により飛ばし、繊維化して(遠心法)、ガラ
ス短繊維を製造する。この後、このガラス短繊維を製造
する装置の下方に設けられた結合剤スプレーノズルによ
って、気流に乗って下方に流れるガラス短繊維に、繊維
同士の結合剤である熱硬化性樹脂例えばフェノール樹脂
を吹き付ける。このフェノール樹脂が吹き付けられた繊
維は、上記気流とともに集綿函方向に進む。この集綿函
には、例えば網目状のコレクションネットからなる集綿
コンベアが移動しており、その裏面は、大気より低い圧
力すなわち負圧となるようにサクションブロアによって
吸引されており、これによって、繊維が集綿コンベア上
に綿状に堆積積層される。このように堆積積層されて、
綿状となった繊維は、上記集綿函を出て、次に上記結合
剤を硬化させつつ製品の厚みを整えるキュアオーブンへ
と移行して行く。このキュアオーブンでは、制御された
温度の熱風を綿の間を通過させて樹脂を硬化させ、繊維
同士を結合させ一定厚みのマット状製品へと成して行
く。更にその後、所望寸法に切断して製品とする。
ようにして製造された断熱吸音材は、繊維が単に積層さ
れているだけであること等から、繊維同士の面方向の結
合強度は大きいが、この面方向と垂直な方向での結合強
度が弱く、層間剥離を生じやすいという大きな問題点を
有している。また、この層間剥離を生じやすいという欠
点から、時間が経つにつれて体積膨張が生じて、有効な
吸音、断熱作用を果たせなくなったり、ひどいときに
は、設置場所から離脱してしまうことがあった。また、
上記従来の断熱吸音材は、面方向の圧縮変形性および可
撓性に乏しく、したがって、設置場所が狭いような場合
には切断して幅を小さくしたり、また設置場所が湾曲し
ていたりした場合には、一方の面に所定の間隔でスリッ
トを入れなければならない等の作業性上の問題点も有し
ていた。そこで、本発明は、上記従来製品の問題点に鑑
み、層間剥離を生じにくく、面方向の圧縮性、可撓性に
優れた断熱吸音材を提供することを目的とするものであ
る。
は、無機質短繊維を集積してなる断熱吸音素材を、その
面方向1方向にジグザグに折り畳んで形成されたもので
あり、上記面方向に対してほぼ垂直方向に延び、互いに
対してほぼ平行な複数の垂直部分と、該垂直部分の隣合
ったものを、上部と下部で交互に接続する複数の接続部
分とを備え、上部における接続部分で上面を、下部にお
ける接続部分で下面をそれぞれ形成して、ほぼ均一な厚
さに形成されているとともに、繊維同士を結合する結合
剤で全体として一体に密着形成されていることを特徴と
するものである。上記断熱吸音材には、上記上面および
下面のうち少なくとも一方の面に表皮材層を形成するこ
とができる。この表皮材層としては、ウレタン層、アル
ミニューム箔層、極細無機質短繊維を集積して形成した
極細無機質短繊維層等を用いることができる。更に、上
記の断熱吸音材の断熱吸音材素材の上面および下面(従
って、ジグザグになっている)のうち少なくとも一方の
面に沿って、少なくとも上記折り畳み方向に延びる無機
質繊維製補強ストリングを配してもよい。
ように面方向に折り畳まれたジグザグ状をなし、しかも
全体として一体に密着成形されているので、従来の製品
のように層間剥離が生ずるようなことがない。また、上
記折り畳み方向には、面方向の圧縮性があり、従って断
熱吸音材の幅が設置場所の幅より狭い場合であっても、
該方向に圧縮することによって、設置が可能となる。更
に、折り畳まれた面方向に優れた可撓性を示すので、設
置場所が湾曲している場合であっても、これに沿わせて
容易に取り付けることができるようになる。
しい実施例による断熱吸音材について説明する。第1図
は、本発明の第1実施例による断熱吸音材1の斜視図で
ある。この第1実施例による断熱吸音材1は、全体とし
て矩形のマット状のものであり、フェノール樹脂をスプ
レーにて付着させたガラス短繊維を集積してなる断熱吸
音素材すなわち綿状体を、その面方向1方向にジグザグ
に折り畳んで形成されたものをキュアオーブンで硬化成
形したものであり、上記面方向に対してほぼ垂直方向に
延び、互いに対してほぼ平行な複数の垂直部分2と、該
垂直部分の隣合ったものを、一組おきに上部で接合する
上部接合部分3、および下部で接合する下部接合部分4
とを備えている。上記上部接合部分3全体で、断熱吸音
材1の上面を構成し、上記下部接合部分4の全体で該断
熱吸音材1の下面を構成し、断熱吸音材1は、全体とし
てほぼ均一の厚さのものとされている。また、この断熱
吸音材1は、繊維同士を結合する結合剤すなわちフェノ
ール樹脂で全体として一体に密着形成されているととも
に、繊維を単に積層して形成した断熱吸音材の対応する
ものと同じ密度に形成されている。従って、本発明によ
れば、従来のものと同じ密度(重量)で、上記したよう
に層間剥離がなく、かつ面の垂直方向の強度の大きい断
熱吸音材を得ることができる。また、この断熱吸音材1
は、例えば、第2図に示したように、列車のボディのよ
うに、壁部材aに断面T字形の補強部材bが設けられて
いるような場合であっても、該当箇所の隣合った垂直部
分2同士の接合を分離することにより、これを跨がせる
ことができ、このような場合であっても断熱吸音材の取
り付け設置が極めて容易に行えるという利点も在る。な
お、結合剤であるフェノール樹脂は、各繊維に施すこと
なく、生ウールを折り畳んで形成されたものの上面およ
び下面に施し、その上で、加熱処理するようにしてもよ
い。第3図は、本発明の第2の実施例による断熱吸音材
10の断面図であり、この断熱吸音材10は、上記第1
実施例の断熱吸音材1と同じ構造の断熱吸音材本体11
の上面および下面に表皮材層12を設けたものである。
この表皮材層12は、装飾のためや、上記断熱吸音材本
体を構成するガラス繊維の径が比較的大きいことから、
人が触るとチクチクしたり、表面から該繊維が離脱した
りするのを防止したりするためのものであり、例えば、
ウレタン層、アルミニューム箔層、上記断熱吸音材本体
を構成するガラス繊維よりは径の細い極細ガラス繊維等
の人が触れてもチクチクしない繊維の集積層等とするこ
とができる。なお、この表皮材層12は、第3図に示し
たように、単に断熱吸音材本体11の表面に施されてい
るものの他、綿状体全体に施されているもの、すなわち
この表皮材層12自体がジグザグに折り畳まれているも
のであってもよい。また、表皮材層を施すのは、一方の
面だけでもよい。第4図および第5図は、それぞれ本発
明の第3の実施例による断熱吸音材20の斜視図、およ
び第4図の線A−Aに沿う断面図である。上記断熱吸音
材20は、綿状体の際に、該綿状体の両方の表面に、該
綿状体の折り畳み方向に延びるように配置され、これを
折り畳むことによって断熱吸音材21中に折り込まれた
補強用ストリング22を備えている。上記断熱吸音材2
1は、第2実施例における断熱吸音材本体11の構造と
同じ構造のものである。一方、上記補強用ストリング2
2は、例えば、ガラス繊維を撚って形成した紐状部材に
フェノール樹脂を施した状態で、綿状体の上下面の所定
位置に延在させ、全体をジグザグに折った後に、加熱さ
れ、断熱吸音材本体とともに硬化されたものである。こ
の補強用ストリング22は、断熱吸音材の一方の面にの
み施してもよいし、また、格子状や網状に施してもよ
い。この実施例の断熱吸音材は、面に垂直方向に特に高
強度を示し、テーブル等の天板等の内部部材として従来
用いられていたハニカム部材の代わりに、構造部材とし
ても用いることができる。従来のハニカム部材は、通常
ペーパ製であったので、燃えやすかったが、本断熱吸音
材を用いれば、難燃性のものとすることができる。
面方向に折り畳まれたジグザグ状をなし、しかも全体と
して一体に密着成形されているので、従来の製品のよう
に層間剥離が生ずるようなことがない。また、上記折り
畳み方向には、面方向の圧縮性があり、従って断熱吸音
材の幅が設置場所の幅より狭い場合であっても、該方向
に圧縮することによって、設置が可能となる。更に、折
り畳まれた面方向に優れた可撓性を示すので、設置場所
が湾曲している場合であっても、これに沿わせて容易に
取り付けることができるようになる。
す説明図
し、更に詳細には、無機質短繊維製断熱吸音材に関する
ものである。
来から知られており、このような断熱吸音材に使用され
る無機質短繊維としては、ガラス繊維、ロックウール、
スラグウール、アルミナ繊維、チタン酸カリウム繊維、
炭素繊維、および金属繊維等が挙げられるが、通常ガラ
ス繊維が用いられている。このような断熱吸音材は、例
えば特開昭59−82454号公報に開示されているよ
うにして製造される。すなわち、溶融ガラスを高速回転
するスピナーに流下させ、スピナーの側壁に設けた細孔
より遠心力により飛ばし、繊維化して(遠心法)、ガラ
ス短繊維を製造する。この後、このガラス短繊維を製造
する装置の下方に設けられた結合剤スプレーノズルによ
って、気流に乗って下方に流れるガラス短繊維に、繊維
同士の結合剤である熱硬化性樹脂例えばフェノール樹脂
を吹き付ける。このフェノール樹脂が吹き付けられた繊
維は、上記気流とともに集綿函方向に進む。この集綿函
には、例えば網目状のコレクションネットからなる集綿
コンベアが移動しており、その裏面は、大気より低い圧
力すなわち負圧となるようにサクションブロアによって
吸引されており、これによって、繊維が集綿コンベア上
に綿状に堆積積層される。このように堆積積層されて、
綿状となった繊維は、上記集綿函を出て、次に上記結合
剤を硬化させつつ製品の厚みを整えるキュアオーブンへ
と移行して行く。このキュアオーブンでは、制御された
温度の熱風を綿の間を通過させて樹脂を硬化させ、繊維
同士を結合させ一定厚みのマット状製品へと成して行
く。更にその後、所望寸法に切断して製品とする。
ようにして製造された断熱吸音材は、繊維が単に積層さ
れているだけであること等から、繊維同士の面方向の結
合強度は大きいが、この面方向と垂直な方向での結合強
度が弱く、層間剥離を生じやすいという大きな問題点を
有している。また、この層間剥離を生じやすいという欠
点から、時間が経つにつれて体積膨張が生じて、有効な
吸音、断熱作用を果たせなくなったり、ひどいときに
は、設置場所から離脱してしまうことがあった。また、
上記従来の断熱吸音材は、面方向の圧縮変形性および可
撓性に乏しく、したがって、設置場所が狭いような場合
には切断して幅を小さくしたり、また設置場所が湾曲し
ていたりした場合には、一方の面に所定の間隔でスリッ
トを入れなければならない等の作業性上の問題点、更に
はこのスリットにより断熱、吸音性能が低下するという
問題点を有していた。なお、湾曲部への設置を容易にす
るものとして、米国特許第3,012,923号公報に
示されるものがある。かかる従来の構成は、断熱吸音素
材をジグザグに折り畳んでマットを形成するとともに、
このマットの片面に表皮材層を設けたものである。しか
し、かかる従来のものは、折り畳んだマットの一方の面
を表皮材層で拘束し、他方の面の広がり力を利用して湾
曲部へ設置するものゆえ、この他方の面にはスリット状
の隙間を生じる。従って、断熱、吸音性能が低下すると
いう問題点を有するものである。
に鑑み、層間剥離を生じにくく、面方向の圧縮性、可撓
性に優れ、特に湾曲した場所に設置する場合であって
も、立ち上げ部分同士が剥離を生じることなくこれに沿
わせて容易に取り付けることができる断熱吸音材を提供
することを目的とするものである。
は、無機質短繊維を集積してなる断熱吸音素材を、その
面方向1方向にジグザグに折り畳んで形成されたもので
あり、前記面方向に対して角度を持たせて立ち上げた複
数の立ち上げ部分と、該立ち上げ部分の隣合ったもの
を、上部と下部で交互に接続する複数の接続部分とを備
え、上部における接続部分で上面を、下部における接続
部分で下面をそれぞれ形成して、ほぼ均一な厚さに形成
されているとともに、繊維同士を結合する結合剤で全体
として一体に密着形成され、前記上面および下面のうち
少なくとも一方の面に表皮材層を形成したことを特徴と
するものである。上記表皮材層としては、ウレタン層、
アルミニューム箔層、極細無機質短繊維を集積して形成
した極細無機質短繊維層等を用いることができる。
ように面方向に折り畳まれたジグザグ状をなし、しかも
全体として一体に密着成形されているので、従来の製品
のように層間剥離が生ずるようなことがない。また、上
記折り畳み方向には、面方向の圧縮性があり、従って断
熱吸音材の幅が設置場所の幅より狭い場合であっても、
該方向に圧縮することによって、設置が可能となる。ま
た、折り畳まれた面方向に優れた可撓性を示すので、設
置場所が湾曲している場合であっても、これに沿わせて
容易に取り付けることができる。そして、この湾曲場所
への設置において、上記上面および下面のうち少なくと
も一方の面に表皮材層を形成しているので、引張力の加
わる面を表皮材層を設けた面とすることによって、立ち
上げ部分同士が剥離することを防止することができる。
しい実施例による断熱吸音材について説明する。第1図
は、本発明の第1実施例による断熱吸音材1の斜視図で
ある。この第1実施例による断熱吸音材1は、全体とし
て矩形のマット状のものであり、フェノール樹脂をスプ
レーにて付着させたガラス短繊維を集積してなる断熱吸
音素材すなわち綿状体を、その面方向1方向にジグザグ
に折り畳んで形成されたものをキュアオーブンで硬化成
形したものであり、上記面方向に対してほぼ垂直方向に
延び、互いに対してほぼ平行な複数の立ち上げ部2と、
該立ち上げ部の隣合ったものを、一組おきに上部で接合
する上部接合部分3、および下部で接合する下部接合部
分4とを備えている。上記上部接合部分3全体で、断熱
吸音材1の上面を構成し、上記下部接合部分4の全体で
該断熱吸音材1の下面を構成し、断熱吸音材1は、全体
としてほぼ均一の厚さのものとされている。また、この
断熱吸音材1は、繊維同士を結合する結合剤すなわちフ
ェノール樹脂で全体として一体に密着形成されていると
ともに、繊維を単に積層して形成した断熱吸音材の対応
とするものと同じ密度に形成されている。従って、本発
明によれば、従来のものと同じ密度(重量)で、上記し
たように層間剥離がなく、かつ面の垂直方向の強度の大
きい断熱吸音材を得ることができる。また、この断熱吸
音材1は、例えば、第2図に示したように、列車のボデ
ィのように、壁部材aに断面T字形の補強部材bが設け
られているような場合であっても、該当箇所の隣合った
立ち上げ部2同士の接合を分離することにより、これを
跨がせることができ、このような場合であっても断熱吸
音材の取り付け設置が極めて容易に行えるという利点も
在る。なお、結合剤であるフェノール樹脂は、各繊維に
施すことなく、生ウールを折り畳んで形成されたものの
上面および下面に施し、その上で、加熱処理するように
してもよい。
熱吸音材10の断面図であり、この断熱吸音材10は、
上記第1実施例の断熱吸音材1と同じ構造の断熱吸音材
本体11の上面および下面に表皮材層12を設けたもの
である。この表皮材層12は、装飾のためや、上記断熱
吸音材本体を構成するガラス繊維の径が比較的大きいこ
とから、人が触るとチクチクしたり、表面から該繊維が
離脱したりするのを防止したりするためのものであり、
例えば、ウレタン層、アルミニューム箔層、上記断熱吸
音材本体を構成するガラス繊維よりは径の細い極細ガラ
ス繊維等の人が触れてもチクチクしない繊維の集積層等
とすることができる。なお、この表皮材層12は、第3
図に示したように、単に断熱吸音材本体11の表面に施
されているものの他、綿状体全体に施されているもの、
すなわちこの表皮材層12自体がジグザグに折り畳まれ
ているものであってもよい。また、表皮材層を施すの
は、一方の面だけでもよい。
第3の実施例による断熱吸音材20の斜視図、および第
4図の線A−Aに沿う断面図である。上記断熱吸音材2
0は、綿状体の際に、該綿状体の両方の表面に、該綿状
体の折り畳み方向に延びるように配置され、これを折り
畳むことによって断熱吸音材21中に折り込まれた補強
用ストリング22を備えている。上記断熱吸音材21
は、第2実施例における断熱吸音材本体11の構造と同
じ構造のものである。一方、上記補強用ストリング22
は、例えば、ガラス繊維を燃って形成した紐状部材にフ
ェノール樹脂を施した状態で、綿状体の上下面の所定位
置に延在させ、全体をジグザグに折った後に、加熱さ
れ、断熱吸音材本体とともに硬化されたものである。こ
の補強用ストリング22は、断熱吸音材の一方の面にの
み施してもよいし、また、格子状や網状に施してもよ
い。この実施例の断熱吸音材は、面に垂直方向に特に高
強度を示し、テーブル等の天板等の内部部材として従来
用いられていたハニカム部材の代わりに、構造部材とし
ても用いることができる。従来のハニカム部材は、通常
ペーパ製であったので、燃えやすかったが、本断熱吸音
材を用いれば、難撚性のものとすることができる。
は、層間剥離を生じにくく、面方向の圧縮性、可撓性に
優れ、特に湾曲した場所に設置する場合であっても、立
ち上げ部分同士が剥離を生じることなくこれに沿わせて
容易に取り付けることができるという効果を奏するもの
である。
す説明図
Claims (6)
- 【請求項1】 無機質短繊維を集積してなる断熱吸音素
材を、その面方向1方向にジグザグに折り畳んで形成さ
れたものであり、前記面方向に対してほぼ垂直方向に延
び、互いに対してほぼ平行な複数の垂直部分と、該垂直
部分の隣合ったものを、上部と下部で交互に接続する複
数の接続部分とを備え、上部における接続部分で上面
を、下部における接続部分で下面をそれぞれ形成して、
ほぼ均一な厚さに形成されているとともに、繊維同士を
結合する結合剤で全体として一体に密着形成されている
ことを特徴とする断熱吸音材。 - 【請求項2】 請求項1記載の断熱吸音材において、前
記上面および下面のうち少なくとも一方の面に表皮材層
を形成したことを特徴とする断熱吸音材。 - 【請求項3】 前記表皮材層がウレタン層であることを
特徴とする請求項1記載の断熱吸音材。 - 【請求項4】 前記表皮材層がアルミニューム箔層であ
ることを特徴とする請求項1記載の断熱吸音材。 - 【請求項5】 前記表皮材層が極細無機質短繊維を集積
して形成した極細無機質短繊維層であることを特徴とす
る請求項1記載の断熱吸音材。 - 【請求項6】 前記断熱吸音素材の上面および下面のう
ち少なくとも一方の面に沿って、少なくとも前記折り畳
み方向に延びる無機質短繊維製補強ストリングを配した
ことを特徴とする請求項1から5の何れか1項記載の断
熱吸音材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32360496A JP3558473B2 (ja) | 1996-11-18 | 1996-11-18 | 断熱吸音材の取り付け方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32360496A JP3558473B2 (ja) | 1996-11-18 | 1996-11-18 | 断熱吸音材の取り付け方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2072139A Division JPH07113185B2 (ja) | 1990-03-23 | 1990-03-23 | 断熱吸音材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09290473A true JPH09290473A (ja) | 1997-11-11 |
JP3558473B2 JP3558473B2 (ja) | 2004-08-25 |
Family
ID=18156576
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32360496A Expired - Lifetime JP3558473B2 (ja) | 1996-11-18 | 1996-11-18 | 断熱吸音材の取り付け方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3558473B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006069370A (ja) * | 2004-09-02 | 2006-03-16 | Nihon Glassfiber Industrial Co Ltd | 車両用内装材 |
JP2019206634A (ja) * | 2018-05-29 | 2019-12-05 | 西川ゴム工業株式会社 | 塗料組成物及び自動車用シール材 |
-
1996
- 1996-11-18 JP JP32360496A patent/JP3558473B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006069370A (ja) * | 2004-09-02 | 2006-03-16 | Nihon Glassfiber Industrial Co Ltd | 車両用内装材 |
JP2019206634A (ja) * | 2018-05-29 | 2019-12-05 | 西川ゴム工業株式会社 | 塗料組成物及び自動車用シール材 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3558473B2 (ja) | 2004-08-25 |
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