JPH09289700A - 5−2−5マトリクス・システム - Google Patents

5−2−5マトリクス・システム

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JPH09289700A
JPH09289700A JP8344137A JP34413796A JPH09289700A JP H09289700 A JPH09289700 A JP H09289700A JP 8344137 A JP8344137 A JP 8344137A JP 34413796 A JP34413796 A JP 34413796A JP H09289700 A JPH09289700 A JP H09289700A
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04SSTEREOPHONIC SYSTEMS 
    • H04S3/00Systems employing more than two channels, e.g. quadraphonic
    • H04S3/02Systems employing more than two channels, e.g. quadraphonic of the matrix type, i.e. in which input signals are combined algebraically, e.g. after having been phase shifted with respect to each other

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステレオ信号をマルチチャネル・サウンドに
デコードし、既存のステレオ機材との互換性を保ったマ
トリクス・システムを提供すること。 【解決手段】 マトリクス・システムは、5つの離散音
響信号を2チャネル・ステレオ記録にエンコードし、記
録済みのステレオ信号を少なくとも5つの個別で独立し
たチャネルにデコードし、個々の独立した音源としての
5箇所以上の所定位置のいずれか1つに特定のサウンド
を配する。こうして、5−2−5マトリクス・システム
が得られる。本システムの一実施例は、左前方、右前
方、中央、左後方、および右後方スピーカ位置に信号を
供給する。本マトリクス・システムは、既存の全ステレ
オ機材および他の既存のサラウンド・システムと用いる
ためにエンコードされた媒体と互換性がある。本システ
ムのために特定してエンコードされた媒体は、他のあら
ゆる既存のデコーディング・システムによって再生可能
であり、しかも望ましくない結果を生じることはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的に、音響サ
ウンド・システムに関し、更に特定すれば、一般的に
「サラウンド」システム(surround system)と呼ばれて
いる、2チャネル・ステレオからマルチチャネル音響を
デコード可能なオーディオ・サウンド・システムに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】ピータ シャイバー(Peter Scheiber)の
米国特許番号第3,632,886号が1960年代に
発行されて以来、多次元サウンド・システムに関する多
くの特許が発行されてきた。これらのシステムは、一般
的に4−2−4マトリクス・システムとして知られてお
り、4つの離散ステレオ信号が2チャネル・ステレオ信
号にエンコードされる。そして、このエンコードされた
ステレオ信号は、デコーダを通じて演奏することができ
る。デコーダは、4つのエンコードされた信号を抽出
し、それらの意図されたスピーカ位置にそれらを供給す
る。
【0003】4−2−4マトリクス構造は、元々197
0年代の4チャネル・サウンド・システムに適用された
ものであるが、近年映画の用途、更により最近になって
ホーム・シアター(home theater)の用途に、非常に普及
しつつある。4チャネル・サウンドの権利譲渡(demise)
に続いて、ドルビー・ラボラトリーズ(Dolby Latorator
ies)のような会社が、長編映画(feature film)に現実性
を付加する試みにおいて、マトリクス方式を映画の用途
に適用した。上述のシャイバー特許、および彼のその後
に取得した米国特許第3,746,792号および第
3,959,590号は、ドルビー・ラボラトリによっ
てドルビー・サラウンド(商標)システムのために引用
された特許である。映画およびホーム・シアターの用途
のために普及したサラウンド・システムは、典型的に、
離散音響信号を4つのスピーカ位置、即ち、左前方、右
前方、中央前方、および背後周囲に供給するものであ
る。背後周囲環境(rear surround environment)は、典
型的に、左および右に配置された少なくとも2つのスピ
ーカによって構成されており、これら各々には、モノラ
ルのサラウンド信号が供給される。
【0004】4−2−4マトリクス・システムに関して
後に取得した特許は、マトリクスの性能向上を試みたも
のである。例えば、元の受動システムは、3dBの隣接
チャネル(即ち、左−中央、中央−右、右−サラウンド
およびサラウンド−左)間分離が可能であるに過ぎず、
したがって、利得制御を内蔵した指向制御システム(ste
ered system)およびチャネル間分離の知覚性を高めた指
向制御ロジック(steering logic)を開発することが望ま
しかった。
【0005】多くの従来技術のサラウンド・システム
は、所与の信号をマルチチャネル出力にデコードするた
めに、可変マトリクスを使用している。かかるシステム
は、ドルビー・ラボラトリーズに譲渡された米国特許番
号第4,799,260号、およびフォスゲート(Fosga
te)からの米国特許番号第5,172,415号に開示
されている。これらの特許は各々、システムのために最
終出力を供給する可変出力マトリクスを開示するもので
ある。ダヴィッド ブラックマー(David Blackmer)から
の米国特許第4,589,129号に示されるような他
の設計は、可変出力マトリクスを含まず、その代わり
に、左、中央、右および周囲のために個々の指向性制御
ブロックを含むシステムを開示している。
【0006】サラウンド・サウンド・システムの発展に
おいては、聴取者の周囲360゜の音場におけるあらゆ
る所望の位置において特定のサウンドを供給できる機能
を音響技術者に可能にする技術を開発するための前進的
な試みを、かかるシステムの開発者が行ったことがわか
る。かかる発展における最近の結果は、ドルビー・ラボ
ラトリーズのAC3システムの開発において見ることが
できる。このシステムは、5つの離散チャネルの音響を
提供する。しかしながら、かかるシステムには、以下の
ような少なくとも2つの大きな欠点がある。まず、
(1)既存の機材と互換性がない(backward compatibl
e)こと、そして(2)デジタル・データの記憶を必要と
し、データのアナログ記録を考慮していないこと(即
ち、音響テープ、ビデオ・テープ等)である。ドルビー
AC3によってエンコードされたデジタル・サウンドト
ラックは、ドルビー・プロ・ロジック・システム(Dolby
Pro Logic System)で再生することができない。
【0007】本発明者による米国特許番号第5,31
9,713号および第5,333,201号は、ドルビ
ー・サラウンド(商標)およびドルビー・プロ・ロジッ
ク(商標)として商業的に知られかつ入手可能となった
システムに対する大きな改良である。これら引用した特
許において主に記載されているのは、後部チャネルに方
向情報を供給する手段、即ち、ドルビー・システムが与
えない構造である。この構造は、音響のみの用途、およ
び音響を映像と同期させる用途(A/V)において非常
に望ましく、先に引用した特許に詳しく説明されてい
る。しかしながら、本発明者の先に引用した特許に記載
されている発明は以前の設計を飛躍的に改良するもので
あるが、これまでに開示されたマトリクスに基づくシス
テムには、デコード時に独立した左および右後部チャネ
ルを得る手段を提供するものはない。
【0008】本発明者の現在係属中の米国特許出願連番
第08/426,055号は、エンコード・プロセス中
に、音響スペクトルの上縁部に1つ以上の通知用(シグ
ナル)トーンの埋め込み(エンベッド)を実施すること
によって、付加的な離散信号を供給する手段を開示する
ものである。これらのトーンは、デコード・プロセス中
に検出してシステムを再構成することができ、左前方、
中央および右前方チャネルを禁止することによって、
左、中央および右にパンニングされる信号を、それぞ
れ、左後方、背後および右後方位置にのみ供給するよう
にしたものである。そして、望ましければ、付加した通
知トーンを検出すると、システム構成をリセットするこ
とができる。このシステムは付加チャネルを生成する手
段を提供し、既存のシステムに対する改良ではあるが、
欠点も伴う。例えば、実際に音響スペクトルの中にトー
ンを組み込むと、それらが聴取者に聴取可能となる可能
性が生じるが、これは受け入れられることではない。加
えて、かかるシステムは、カセット・テープや、35m
mフィルム用光学サウンドトラックのように、元々媒体
に制限があるために、限られた数の記録媒体にしか適用
することができない。
【0009】したがって、5つの離散音響信号を2チャ
ネル・ステレオ記録用にエンコードし、デコード時に、
5箇所以上の所定の位置を別個の独立した音源として、
そのいずれかに特定のサウンドを配置する能力を有する
ことにより、5−2−5マトリクス・システムの生成を
可能とすることが望ましい。かかるシステムの典型的な
実施形態の1つは、左前方、右前方、中央、左後方、右
後方のスピーカ位置に信号を供給することである。当業
者には認められようが、他にも、本発明には、別の可能
なチャネル構成による多数の実施例がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
主要な目的は、1つのステレオ信号を少なくとも5つの
個別で独立したチャネルにデコードする、マトリクス・
システムを提供することである。また、本発明の目的
は、既存のステレオ機材全てと互換性のあるマトリクス
・システムを達成することである。本発明の他の目的
は、他の既存サラウンド・システムで用いるためにエン
コードされた媒体(material)と互換性のあるマトリクス
・システムを提供することである。本発明の更に他の目
的は、本システムのために特定してエンコードされた媒
体を、他のあらゆる既存のデコード処理システムによっ
て再生可能とし、しかも望ましくない結果を生じないマ
トリクス・システムを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、5つの
離散音響信号を2チャネル・ステレオ記録用にエンコー
ドし、記録済みのステレオ信号を少なくとも5つの分離
した独立チャネルにデコードすることによって、個別の
独立した音源としての5箇所以上の所定の位置のいずれ
か1つに、特定のサウンドの配置を可能とすることによ
って、5−2−5マトリクス・システムを生成する、マ
トリクス・システムを提供する。本システムの一実施例
は、信号を左前方、右前方、中央、左後方、および右後
方のスピーカ位置に供給する。本システムは既存の全ス
テレオ機材および他の既存のサラウンド・システムと用
いるためにエンコードされた全ての既存の媒体と互換性
がある。本システムのために特定してエンコードされた
媒体は、他のあらゆる既存のデコード処理システムによ
っても再生可能であり、しかも望ましくない結果を生じ
ることはない。
【0012】本発明のその他の目的および利点は、以下
の詳細な説明を読み、添付図面を参照することによって
より明白となろう。
【0013】尚、本発明は好適実施例に関連付けて説明
するが、それは本発明を当該実施例に限定することを意
図するものでないことは理解されよう。逆に、特許請求
の範囲に規定してある本発明の精神および範囲に含まれ
得る全ての代替物、変更物、および均等物を包含するこ
とを意図するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】まず図1を参照すると、サラウン
ド・システムの一実施形態全体が示されており、ここで
は、左入力信号が入力ノード9Lに印加される。この入
力信号は増幅器10Lによってバッファされ、左前方出
力LOを発生する左操向(指向性)制御回路(left steer
ing circuit)40、ならびに加算増幅器20、差動増幅
器30および操向制御電圧発生器80に供給される。右
入力信号は、入力ノード9Rに供給され、増幅器10R
によってバッファされ、右前方出力ROを発生する右操
向制御回路60、ならびに加算増幅器20、差動増幅器
30および操向制御電圧発生器80に供給される。加算
増幅器20から出力される信号は、中央操向制御回路1
20に供給され、中央操向制御回路120は中央チャネ
ル出力COを供給する。一方、差動増幅器30から出力
される信号は、サラウンド操向制御回路130に供給さ
れ、サラウンド操向制御回路130は、左および右後方
出力LROおよびRROを発生する。操向制御回路40,6
0,120および130は各々操向制御電圧発生器80
によって制御される。
【0015】図2を参照すると、操向制御電圧発生器8
0は、それぞれ高域通過フィルタ82Lおよび82Rを
介して供給される左および右信号LおよびRを受ける。
これらのフィルタは、本発明者の米国特許番号第5,3
19,713号の図4に示されかつ記載されている。こ
の特許の内容は、この言及により本願にも含まれるもの
とする。フィルタ処理後の信号は、次にレベル検出器8
3Lおよび83Rに供給される。これらは、ミシガン州
ローチェスタ・ヒルズのロックトロン コーポレーショ
ン(Rocktron Corporation)から入手可能なRSP206
0ICによって供給されるものと同等である。図2に示
す検出器は全て、RSP2060ICによって供給され
るものと同等であるが、ピーク平均、RMS検出等のよ
うな、他の形態のレベル検出器も実施可能である。検出
された信号は、差動増幅器85に印加される前に、バッ
ファ増幅器84Lおよび84Rによってバッファされ
る。
【0016】右高帯域情報が優勢であると検出された場
合、差動増幅器85から正移行出力が得られる。この正
移行出力は、VCA118Aおよびダイオード87Rを
介して、時定数発生器88Rに供給される。時定数発生
器88Rは、正電圧を生成しコンデンサ88Bによって
記憶される。したがって、増幅器85の出力から印加さ
れた正電圧がコンデンサ88Bのために瞬時充電電流を
生成するので、アタック(動作開始)時定数(attack ti
me constant)は非常に速い。時定数発生器88Rのレリ
ース(解放)特性は、コンデンサ88Rおよび抵抗88
Aによって形成される。抵抗88Aは、コンデンサ88
Bの唯一の放電経路である。コンデンサ88B上の電圧
は増幅器88Cによってバッファされ、次に増幅器88
Cは右後方高帯域電圧出力信号RRHVを発生し、図7に
より詳細に示すサラウンド操向制御回路130に供給す
る。図2に示す時定数発生器は全て、上述の時定数発生
器88Rと同じように動作する。
【0017】逆に、左高帯域情報が優勢な場合は、増幅
器85から負移行出力が得られる。この負移行出力は、
VCA118Aを介した後、反転増幅器86によって供
給され反転されて正移行出力となり、ダイオード87L
および時定数発生器88Lを介して左後方高帯域出力信
号LRHVをサラウンド操向制御回路130に供給する。
【0018】操向制御電圧発生器80に印加されたLお
よびR入力信号は、検出器91Lおよび91Rによって
レベル検出が行われる前に、それぞれ、低域通過フィル
タ90Lおよび90Rも通過する。検出信号は、差動増
幅器93に印加される前に、演算増幅器92Lおよび9
2Rによってバッファされる。右低帯域情報が優勢であ
ることが検出されると、差動増幅器93から正移行出力
が得られる。この正移行出力は、次に、VCA118B
およびダイオード95Rを介して、時定数発生器96R
に供給され、時定数発生器96Rは右後方低帯域出力信
号RRLVを発生し、サラウンド操向制御回路130に供
給する。
【0019】逆に、左低帯域情報が優勢な場合、増幅器
93から負移行出力が得られる。この負移行出力は、V
CA118Bを通じて、反転増幅器94によって反転さ
れて正移行出力が生成され、これがダイオード95およ
び時定数発生器96Lを介して、左後方低帯域電圧出力
信号LRLVが発生され、サラウンド操向制御回路130
に供給される。
【0020】加えて、操向制御電圧発生器80に印加さ
れたLおよびR入力信号には、それぞれ、検出器98L
および98Rによる広帯域レベル検出が行われる。次
に、検出信号は、差動増幅器100に印加される前に、
演算増幅器99Lおよび99Rによってバッファされ
る。左情報が優勢であることが検出された場合、増幅器
100は負移行信号を発生し、反転増幅器101に供給
する。増幅器101からの正出力は、ダイオード102
Lを介して時定数発生器103Lに供給され、時定数発
生器103Lの出力に正移行電圧を生成する。逆に、右
情報が優勢であることが検出された場合、差動増幅器1
00の出力は正移行信号を発生し、ダイオード102R
および時定数発生器103Rに供給する。時定数発生器
103Lおよび103R双方の出力は、加算増幅器10
4に供給されるので、優勢な左または右信号のいずれか
から出力電圧L/RVが得られる。この出力電圧L/RV
は、次にサラウンド操向制御回路130および中央操向
回路120に供給される。
【0021】また、操向制御電圧発生位80は、L+R
入力信号およびL−R入力信号も受ける。これらの入力
信号は、それぞれ、検出器107Fおよび107Bによ
るレベル検出を受け、増幅器108Fおよび108Bに
よってバッファされる。バッファされた信号は、次に、
差動増幅器109に印加される。L+R信号が優勢であ
ることが検出された場合、増幅器109の出力に正移行
電圧が生成され、時定数発生器112Fに向けて送出さ
れる。演算増幅器113は、この信号を負移行電圧に反
転し、次にこれを用いて、図5に更に詳細に示す左操向
制御回路40および図6に更に詳細に示す右操向制御回
路60内の操向制御VCAを制御する。増幅器113
は、利得1の増幅器として構成されており、その「−」
入力と負供給電圧との間に追加の抵抗115が設けられ
ており、増幅器113の出力に正オフセット電圧を発生
する。前方L+R情報も前方L−R情報も存在しない静
止状態では、増幅器113は常に特定の正オフセット電
圧を発生するので、左操向制御回路40および右操向制
御回路60に印加されると、当該回路内の操向制御VC
Aを減衰するための適正な電圧を発生する。したがっ
て、前方情報が検出されなければ、正電圧が常にFV
力に印加される。前方L+R情報が検出されると、増幅
器113の出力は、この前方L+R情報の存在が検出さ
れる以前の正オフセット電圧から、負方向に移行し始め
る。強いL+R情報が存在する場合、増幅器113の出
力が、0ボルトと交差する程負に移行することになる。
増幅器113の出力が0ボルトと交差すると、ダイオー
ド117は逆バイアス状態となり、FV出力にゼロ出力
電圧を発生する。L−Rサラウンド情報が優勢であるこ
とが検出された場合、差動増幅器109の出力に負移行
電圧が生成される。この負移行電圧は反転増幅器110
によって反転されるので、時定数発生器112Bからは
正出力が生成され、左操向制御回路40および右操向制
御回路60内の操向制御VCAを制御するBV出力が生
成される。
【0022】信号BVはスレシホルド(閾値)検出回路
119にも供給される。スレシホルド検出回路119
は、電圧制御増幅器118Aおよび118Bの制御ポー
トにこの信号を供給する。ハードなサラウンド・パン条
件(hard surround-panned condition)の下では、VCA
118Aおよび118Bは、それぞれ、その入力増幅器
85および93の出力の利得を、10の利得まで動的に
上昇させる。VCA118Aおよび118Bは、信号を
サラウンド位置にパンニングするときにのみ利得を発生
し、その他の場合は、全ての他の条件の下で、利得1の
出力を発生する。スレシホルド検出回路119は信号B
Vのレベルを監視し、VCA118Aおよび118Bが
アクティブであるとき、およびどのくらい増幅器85お
よび93の出力を増大させるべきかを判定する。強いサ
ラウンド信号L−Rが検出された場合、信号BVは2ボ
ルトを越える。BVが2ボルトを越えると、スレシホル
ド検出回路119は、正電圧をVCA118Aおよび1
18Bの制御ポートに印加するので、これによって、そ
れらの入力増幅器85および93それぞれからの利得出
力を増大させる。BVが2ボルトのとき、VCA118
Aおよび118Bの利得係数は非常に低い。しかしなが
ら、BVの信号レベルが上昇するにつれ、より強いL−
R情報が入力において検出されて3ボルトに近付き、V
CA118Aおよび118Bの利得は比例して増大す
る。信号BVが3ボルトに達すると、VCA118Aお
よび118Bの利得は、最大利得係数の10に達する。
【0023】高帯域および低帯域レベル検出器83L,
83R,91Lおよび91Rは、入力バランスして、1
0dB当たり1ボルトの応答を発生する。説明を容易に
するために、図8に示すVCA139,140,141
および142は全て、1ボルト/10dB応答を発生す
るように構成することも可能である。したがって、L情
報の利得が1で−R情報が−3dBのハード・サラウン
ドL−R信号が入力において検出された場合、左の方が
3dB優勢であることが検出され、高帯域および低帯域
増幅器85および93の出力は各々−0.3ボルトとな
る。この入力に対してハード・サラウンド・パンが行わ
れるので、信号BVは3ボルトに達し、この−0.3d
BはVCA118Aおよび118Bによって10倍に増
幅され、これによって3ボルトのLRHVおよびLRLVが生
成される。これらの3ボルト信号は、次に、図8に示す
VCA139および141にそれぞれ印加され、それぞ
れの左後方出力に対して30dBだけ操向制御を行う。
【0024】図3を参照すると、典型的な従来技術のエ
ンコーディング方式のブロック図が開示されており、こ
こでは、4つの離散信号、即ち、左、右、中央およびサ
ラウンドが、2チャネル・ステレオ信号にエンコードさ
れる。左入力信号Lは加算増幅器31に供給され、一方
右入力信号Rは別の加算増幅器32に供給される。中央
チャネル入力Cは加算増幅器31および32に等しく−
3dBで供給される。第1の増幅器31の出力は、全域
通過ネットワーク(all-pass network)33に供給され、
このネットワーク33は、線形の位相対周波数応答を発
生する。全域通過ネットワーク33の出力は、次に第3
の加算増幅器36に供給される。第2の増幅器32の出
力は、第1の全域通過ネットワーク33と同様の別の全
域通過ネットワーク35に供給され、ネットワーク35
も線形の位相対周波数応答を発生する。第2の全域通過
ネットワーク35の出力は、次いで第4の加算増幅器3
7に供給される。サラウンド入力信号Sは、直接第3の
全域通過ネットワーク34に供給され、ネットワーク3
4は90゜の位相シフトおよび線形の位相対周波数応答
を発生する。第3の全域通過ネットワーク34の出力
は、第3および第4の加算増幅器36および37に等し
く−3dBで供給される。また、第3の全域通過ネット
ワーク34の出力は、第4の加算増幅器37の反転入力
に供給され、あらゆるRT信号の相殺を防止することも
注記すべきであろう。第3および第4の増幅器36およ
び37は、左および右エンコード出力LTおよびRTを発
生する。
【0025】図4は、位相対周波数のグラフであり、音
響スペクトル全域における、第1および第3の全域通過
ネットワーク33および34の出力間の関係を示すもの
である。いずれの所与の周波数においても、第3の全域
通過ネットワーク34の出力は常に第1の全域通過ネッ
トワーク33の出力とは、90゜位相がずれていること
が分かる。
【0026】図5は、5つの離散信号を受け、それらを
2チャネル・ステレオ信号にエンコードするシステムを
開示するものである。左入力信号Lは加算増幅器150
に供給され、一方右入力信号Rは第2の加算増幅器15
1に供給される。中央チャネル入力Cは、加算増幅器1
50および151に等しく−3dBで供給される。第1
の増幅器150の出力は、全域通過ネットワーク152
に供給され、ネットワーク152は線形の位相対周波数
応答を発生する。次に、全域通過ネットワーク152の
出力は、第3の加算増幅器160に供給される。第2の
加算増幅器151の出力は、第1の全域通過ネットワー
ク152と同様の第2の全域通過ネットワーク155に
供給され、このネットワーク155も線形の位相対周波
数応答を発生する。次に、第2の全域通過ネットワーク
155の出力は、第4の加算増幅器161に供給され
る。左サラウンド入力信号SLは直接第3の全域通過ネ
ットワーク153に供給され、ネットワーク153は9
0゜の位相シフトおよび線形の位相対周波数応答を発生
する。第3の全域通過ネットワーク153の出力は、−
3dBで第3の加算増幅器160に供給されると共に、
VCA157に供給され、VCA157は第4の増幅器
161にこれを供給する。右サラウンド入力信号SRは
直接第4の全域通過ネットワーク154に供給され、ネ
ットワーク154は、90゜の位相シフトと線形の位相
対周波数応答を発生する。第4の全域通過ネットワーク
154の出力は、−3dBで第4の加算増幅器161供
給されると共に、別のVCA156に供給され、VCA
156はこれを第3の増幅器160に供給する。左サラ
ウンド入力信号SLは、レベル検出回路162にも供給
される。同様に、右サラウンド入力SRも別のレベル検
出器163に供給される。検出器162および163の
出力は、第5の増幅器164において加算される。第5
の増幅器164の出力は、別の第1のVCA157の制
御ポートに印加される前に、ダイオード159に供給さ
れる。また、第5の増幅器164の出力は、別のダイオ
ード158に供給され第2のVCA156の制御ポート
に印加される前に、第6の増幅器165によって反転さ
れる。静止状態において、VCA156および157は
各々−3dBの出力を発生する。第3および第4の増幅
器160および161は、左および右エンコード出力L
TおよびRTを発生する。
【0027】かかる構成において、強い左サラウンド信
号SLが第1の検出器162によって検出され、第5の
増幅器164によって反転されるとする。第5の増幅器
164からの負移行出力は第1のVCA157に印加さ
れ、第1のVCA157はその出力を更に3dB減衰さ
せる。また、第5の増幅器164からの負移行出力は、
第6の増幅器165によって反転される。逆バイアスさ
れた第2のダイオード158のために、第2のVCA1
56の制御ポートに印加される電圧はない。したがっ
て、第2のVCA156の出力は−3dBに留まり、左
サラウンド信号SLは、右サラウンド信号SRよりも3d
B高くエンコードされる。逆に、強い右サラウンド信号
Rが第2の検出器163によって検出されると、第5
の増幅器164から正移行出力が生成される。この正移
行出力は第6の増幅器165によって反転され、第2の
ダイオード158を介して、第2のVCA156の制御
ポートに供給され、第2のVCA156の出力を更に3
dB減衰させる。逆バイアスされている第1のダイオー
ド159のために、正移行電圧は第1のVCA157の
制御ポートには印加されない。したがって、第1のVC
A157の出力は−3dBのままであり、右サラウンド
信号SRは、左サラウンド信号SLよりも3dB高くエン
コードされる。
【0028】この技法は、Lが−Rよりも僅かにホット
な(hotter)L−R信号のエンコード処理を可能にするも
のであり、意図的に左後方に特定して指向性制御を行
い、他の全チャネルの指向性を低下させることができ
る。同様に、−R信号を1の利得でエンコードし、L信
号を−3dBでエンコードすることによって、独立した
右サラウンド信号も実現することができる。このよう
に、あらゆるエンコード信号を左前方、右前方、中央、
左後方または右後方チャネルのみに供給可能な、5−2
−5マトリクス・システムを得ることができる。
【0029】次に図6Lを参照する。LおよびR入力信
号は左指向性制御回路40に印加される。入力信号Lは
増幅器42によって反転され、加算ネットワーク46に
供給される。R入力信号は、加算ネットワーク46に供
給される前に、VCA43を通過する。VCAは従来技
術において一般的に知られかつ用いられているものであ
り、当業者は、本発明において示す電圧制御増幅器全て
に適正な機能を与える電圧制御増幅器を、いかにして実
施するかについては理解しているであろう。VCA43
は、その制御ポートに印加される信号FVによって制御
される。VCA43の出力は、18dB/オクターブ反
転低域通過フィルタ45の入力に供給される。当業者
は、かかるフィルタ・ネットワークをどのように設計し
実施するかについては理解しているであろう。また、フ
ィルタ45の出力は、加算ネットワーク46に供給され
る。フィルタ45の出力はVCA43の出力と加算さ
れ、フィルタ45の折点周波数より低い低域情報全てが
差し引かれる。実際には、この折点周波数は典型的に2
00Hzである。増幅器42、VCA43、および低域
通過フィルタ45の出力が加算ネットワーク464にお
いて加算されると、加算ネットワーク46の出力は、左
および右入力間の差を含むことになる。しかしながら、
低域通過フィルタ45の折点周波数より低いロー・パス
情報は影響を受けないので、出力に現われることにな
る。このプロセスは、左出力LO信号からの中央チャネ
ル情報の除去を可能にするものである。VCA43の制
御ポートに印加される信号FVが正に移行すると、VC
A43の出力が減衰し、中央信号L+Rの相殺が少なく
なる。したがって、静止状態において、VCA43の制
御ポートに印加される信号FVは正となり、減衰は生じ
ないことがわかる。中央チャネル情報L+Rが指向性制
御電圧発生器80によって検出されると、信号FVは負
に移行し、最終的には0ボルトに達し、その結果、左出
力LOから中央チャネル信号が完全に除去されることに
なる。
【0030】次に、加算増幅器46の出力が第2のVC
A50に供給され、VCA50は左出力信号LOを発生
する。第2のVCA50は、図2で得られた信号BV
よって制御される。入力において検出されたL−R情報
は正移行電圧を生成し、その結果、第2のVCA50に
おいて減衰が生じる。これによって、強いサラウンド情
報L−Rが左前方出力信号LOにおいて減衰され、エン
コード処理過程の間に印加された激しいサラウンド信号
が左前方から完全に除去され、各後方サラウンド・チャ
ネルにおいてのみ現われるようにすることが可能とな
る。
【0031】図6Rは、右指向性制御回路60を開示す
る。右指向性制御回路60は、入力信号LおよびRが逆
になることを除いて、左指向性制御回路40と同様に動
作し、右出力信号ROを発生する。
【0032】次に図7を参照する。左+右信号(L+
R)が中央指向性制御回路120に入力される。この入
力信号はVCA122を介して供給され、中央指向性制
御回路120の中央チャネル出力COを発生する。VC
A122は指向性制御電圧発生器80からのL/RV
号によって制御される。広帯域左または右パンニングが
正移行L/RV信号をVCA122の制御ポートに生成
するので、左または右広帯域パンニングによって、VC
A122が中央出力COを減衰することが明白になる。
【0033】次に図8を参照する。サラウンド指向性制
御回路130は、L−R信号をその入力で受け、それを
VCA132の入力に印加する。VCA132は、指向
性制御電圧発生器80からのL/RV信号によって制御
される。本システムは、極端に激しい(ハードな)左ま
たは激しい右広帯域パンニングのみが減衰するように構
成されているので、典型的なステレオ状態の下では、最
大左/右方向情報は存在し続ける。VCA132の出力
は高域通過フィルタ137に印加され、2つの駆動指向
性制御VCA139および140に出力される高帯域出
力を生成する。また、VCA132の出力は、低域通過
フィルタ138に印加され、2つの更に他の駆動指向性
制御VCA141および142に出力される低帯域出力
を生成する。フィルタ137および138については、
本発明者の先に引用した’713特許に、高域通過フィ
ルタ31および低域通過フィルタ32として、明確に開
示されかつ記載されている。第1の指向性制御VCA1
39からの高帯域出力は、加算増幅器147において、
第3の指向性制御VCA141からの低帯域出力と加算
される。これら2つの信号を加算することにより、左後
方チャネルに印加される左後方出力信号LROを発生す
る。同様に、第2の指向性制御VCA140からの高帯
域出力は、第4の指向性制御VCA142からの低帯域
出力と加算され、右後方チャネルに供給される右後方出
力信号RROを発生する。指向性制御VCA139,14
0,141および142の制御ポートにそれぞれ印加さ
れる指向性制御電圧LRHV,RRHV,LRLVおよびR
RLVは、左および右後方またはサラウンド指向性を制御
する。マルチバンド指向性制御の基本的動作は、本発明
者の米国特許番号第5,319,713号に記載されて
いる。
【0034】以上の説明から、本発明によれば、先に記
載した目的、狙いおよび利点を完全に満足する5−2−
5マトリクス・システムが提供されたことは明白であ
る。本発明はその特定実施例に関連して説明してきた
が、多くの代替物、変更物および改造物は、これまでの
説明に基づいて、当業者には明白であることは明らかで
ある。したがって、特許請求の範囲の精神に該当する代
替物、変更物および改造物は、本発明に含まれることを
意図するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適実施例のブロック図。
【図2】図1の指向性制御電圧発生器の一部ブロック/
一部構成図。
【図3】従来技術のエンコード処理方法のブロック図。
【図4】図3の全域通過ネットワークの出力の位相対周
波数グラフ。
【図5】本発明のために実施したエンコード処理方法の
ブロック図。
【図6】図6Lは図2の左指向性制御回路の一部ブロッ
ク/一部構成図、図6Rは図2の右指向性制御回路の一
部ブロック/一部構成図。
【図7】図2の中央指向性制御回路の一部ブロック/一
部構成図。
【図8】図2のサラウンド指向性制御回路の一部ブロッ
ク/一部構成図。
【符号の説明】
9L,9R 入力ノード 10L,10R 増幅器 20 加算増幅器 30 差動増幅器 31,32,36,37 加算増幅器 33,34,35 全域通過ネットワーク 40 左操向制御回路 42 増幅器 43 VCA 45 18dB/オクターブ反転低域通過フィルタ 46 加算増幅器 80 操向制御電圧発生器 82L,82R 高域通過フィルタ 83L,83R レベル検出器 84L,84R バッファ増幅器 85 差動増幅器 86 反転増幅器 87L,87RR ダイオード 88A 抵抗 88B コンデンサ 88C 増幅器 88L,88R 時定数発生器 90L,90R 低域通過フィルタ 91L,91R 検出器 92L,92R 演算増幅器 93 差動増幅器 94 反転増幅器 95L,95R ダイオード 96L,96R 時定数発生器 98L,98R 検出器 99L,99R 演算増幅器 100 差動増幅器 101 反転増幅器 102L,102R ダイオード 103L,103R 時定数発生器 104 加算増幅器 107B,107F 検出器 108B,108F 増幅器 109 差動増幅器 110 反転増幅器 112B,112F 時定数発生器 113 演算増幅器 115 抵抗 117 ダイオード 118A,118B VCA 119 スレシホルド検出回路 120 中央操向制御回路 122,132 VCA 130 サラウンド操向制御回路 137 高域通過フィルタ 138 低域通過フィルタ 139,140,141,142 駆動操向制御VC
A 147 加算増幅器 150,151,160,161,164,165
加算増幅器 152,153,154,155 全域通過ネットワ
ーク 156,157 VCA 158,159 ダイオード 162,163 レベル検出回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年1月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 596184384 9901 Allen Road, Clar kston, Michigan 48348, United States of A merica

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2チャネル・ステレオをマルチチャネル・
    サウンドにデコードする音響システムにおいて使用する
    ためのプロセスであって、 第1の入力信号からの第1のdc信号を得るステップ
    と、 第2の入力信号からの第2のdc信号を得るステップ
    と、 前記第1および第2のdc信号の差を求めるステップ
    と、 前記差信号が正のとき予め選択した利得の可変乗算器を
    介して、前記差信号を第1の出力端子に通し、前記差信
    号が負のとき第2の出力端子に通すステップと、 前記第1および第2の入力信号を加算するステップと、 前記加算した第1および第2の入力信号から第3のdc
    信号を得るステップと、 前記第1および第2の入力信号の差を求めるステップ
    と、 前記差を求めた第1および第2の入力信号から第4のd
    c信号を求めるステップと、 前記第3および第4dc信号の差を求め、スレシホルド
    dc信号を生成するステップと、 前記スレシホルドdc信号のレベルを検出し、前記第4
    のdc信号が前記第3のdc信号よりも大きいとき、前
    記スレシホルドdc信号の増減にしたがって増減する制
    御信号を生成するステップと、 前記制御信号を前記可変乗算器に印加して、前記差を求
    めた第1および第2のdc信号に印加する利得を変化さ
    せるステップと、から成るプロセス。
  2. 【請求項2】請求項1記載のプロセスにおいて、前記予
    め選択した利得が1であるプロセス。
  3. 【請求項3】請求項2記載のプロセスにおいて、前記可
    変乗算器の前記利得は、1.0ないし10の範囲で可変
    であるプロセス。
  4. 【請求項4】請求項1記載のプロセスにおいて、前記予
    め選択した利得は、0.501であるプロセス。
  5. 【請求項5】請求項2記載のプロセスにおいて、前記可
    変乗算器の前記利得は、0.501ないし5の範囲で可
    変であるプロセス。
  6. 【請求項6】2チャネル・ステレオをマルチチャネル・
    サウンドにデコードする音響システムにおいて使用する
    ためのプロセスであって、 第1の入力信号に高域通過フィルタ処理を施すステップ
    と、 前記高域通過フィルタ処理した第1の入力信号から第1
    のdc信号を得るステップと、 第2の入力信号に高域通過フィルタ処理を施すステップ
    と、 前記高域通過フィルタ処理した第2の入力信号から第2
    のdc信号を得るステップと、 前記第1および第2のdc信号の差を求め、高帯域dc
    信号を生成するステップと、 前記高帯域dc信号が正のとき、前記高帯域dc信号
    を、予め選択した利得の高帯域信号可変乗算器を介し
    て、第1の高帯域出力端子に通過させ、前記高帯域dc
    信号が負のとき、第2の高帯域出力端子に通過させるス
    テップと、 前記第1の入力信号に低域通過フィルタ処理を施すステ
    ップと、 前記低域通過フィルタ処理した第1の入力信号から第3
    のdc信号を得るステップと、 前記第2の入力信号に低域通過フィルタ処理を施すステ
    ップと、 前記低域通過フィルタ処理した第2の入力信号から、第
    4のdc信号を得るステップと、 前記第3および第4のdc信号の差を求め、低帯域dc
    信号を生成するステップと、 前記低帯域dc信号が正のとき前記予め選択した利得の
    低帯域信号可変乗算器を介して、前記低帯域dc信号を
    第1の低帯域出力端子に通過させ、前記低帯域dc信号
    が負のとき、第2の低帯域出力端子に通過させるステッ
    プと、 前記第1および第2の入力信号を加算するステップと、 前記加算した第1および第2の入力信号から第5のdc
    信号を得るステップと、 前記第1および第2の入力信号の差を求めるステップ
    と、 前記差を求めた第1および第2の入力信号から第6のd
    c信号を得るステップと、 前記第5および第6のdc信号の差を求め、スレシホル
    ドdc信号を生成するステップと、 前記スレシホルドdc信号のレベルを検出し、前記第6
    のdc信号が前記第5のdc信号よりも大きいとき、前
    記スレシホルドdc信号の増減にしたがって増減する制
    御信号を生成するステップと、 前記制御信号を前記高帯域および低帯域可変乗算器に印
    加して、前記高帯域および低帯域dc信号に印加する利
    得を変化させるステップと、から成るプロセス。
  7. 【請求項7】2チャネル・ステレオをマルチチャネル・
    サウンドにデコードする音響システムにおいて使用する
    ためのプロセスであって、 第1の入力信号に高域通過フィルタ処理を施すステップ
    と、 前記高域通過フィルタ処理した第1の入力信号から第1
    のdc信号を得るステップと、 第2の入力信号に高域通過フィルタ処理を施すステップ
    と、 前記高域通過フィルタ処理した第2の入力信号から第2
    のdc信号を得るステップと、 前記第1および第2のdc信号の差を求め、高帯域dc
    信号を生成するステップと、 前記高帯域dc信号が正のとき予め選択した利得の高帯
    域信号可変乗算器を介して、前記高帯域dc信号を第1
    の高帯域出力端子に通過させ、前記高帯域dc信号が負
    のとき、第2の高帯域出力端子に通過させるステップ
    と、 前記第1の入力信号に低域通過フィルタ処理を施すステ
    ップと、 前記低域通過フィルタ処理した第1の入力信号から第3
    のdc信号を得るステップと、 前記第2の入力信号に低域通過フィルタ処理を施すステ
    ップと、 前記低域通過フィルタ処理した第2の入力信号から、第
    4のdc信号を得るステップと、 前記第3および第4のdc信号の差を求め、低帯域dc
    信号を生成するステップと、 前記低帯域dc信号が正のとき前記予め選択した利得の
    低帯域信号可変乗算器を介して、前記低帯域dc信号を
    第1の低帯域出力端子に通過させ、前記低帯域dc信号
    が負のとき第2の低帯域出力端子に通過させるステップ
    と、 前記第1の入力信号から第5のdc信号を得るステップ
    と、 前記第2の入力信号から第6のdc信号を得るステップ
    と、 前記第5および第6のdc信号の差を求め、広帯域dc
    信号を生成するステップと、 前記広帯域dc信号を広帯域出力端子に通過させるステ
    ップと、 前記第1および第2の入力信号を加算するステップと、 前記加算した第1および第2の入力信号から第7のdc
    信号を得るステップと、 前記第1および第2の入力信号の差を求めるステップ
    と、 前記差を求めた第1および第2の入力信号から第8のd
    c信号を得るステップと、 前記第7および第8のdc信号の差を求め、スレシホル
    ドdc信号を生成するステップと、 前記スレシホルドdc信号のレベルを検出し、前記第8
    のdc信号が前記第7のdc信号よりも大きいとき、前
    記スレシホルドdc信号の増減にしたがって増減する制
    御信号を生成するステップと、 前記制御信号を前記高帯域および低帯域可変乗算器に印
    加して、前記高帯域および低帯域dc信号に印加する利
    得を変化させるステップと、から成るプロセス。
  8. 【請求項8】2チャネル・ステレオをマルチチャネル・
    サウンドにデコードする音響システムにおいて使用する
    ためのプロセスであって、 3dB減衰させた第1の離散音響信号と第2の離散信号
    とを加算して、第1の複合信号を生成するステップと、 前記第1の複合信号を、線形の位相対周波数応答を有す
    る第1の全域通過ネットワークに供給するステップと、 前記3dB減衰させた第1の離散音響信号と第3の離散
    信号とを加算して、第2の複合信号を生成するステップ
    と、 前記第2の複合信号を、線形の位相対周波数応答を有す
    る第2の全域通過ネットワークに供給するステップと、 第4の離散音響信号を、線形の位相対周波数応答と90
    ゜の位相シフトとを有する第3の全域通過ネットワーク
    に供給するステップと、 第5の離散音響信号を、線形の位相対周波数応答と90
    ゜の位相シフトとを有する第4の全域通過ネットワーク
    に供給するステップと、 前記第1のネットワークの出力と、前記3dB減衰させ
    た第3のネットワークの出力と、前記3dBないし6d
    B減衰させた第4のネットワークの出力とを加算し、第
    1のチャネル信号を生成するステップと、 前記第2のネットワークの出力と、前記3dB減衰させ
    た第4のネットワークの出力と、前記3dBないし6d
    B減衰させた第3のネットワークの出力とを加算し、第
    2のチャネル信号を生成するステップと、から成るプロ
    セス。
  9. 【請求項9】2チャネル・ステレオをマルチチャネル・
    サウンドにデコードする音響システムにおいて使用する
    ためのプロセスであって、 3dB減衰させた第1の離散音響信号と第2の離散信号
    とを加算して、第1の複合信号を生成するステップと、 前記第1の複合信号を、線形の位相対周波数応答を有す
    る第1の全域通過ネットワークに供給するステップと、 前記3dB減衰させた第1の離散音響信号と第3の離散
    信号とを加算して、第2の複合信号を生成するステップ
    と、 前記第2の複合信号を、線形の位相対周波数応答を有す
    る第2の全域通過ネットワークに供給するステップと、 第4の離散音響信号を、線形の位相対周波数応答と90
    ゜の位相シフトとを有する第3の全域通過ネットワーク
    に供給するステップと、 第5の離散音響信号を、線形の位相対周波数応答と90
    ゜の位相シフトとを有する第4の全域通過ネットワーク
    に供給するステップと、 前記第4の離散音響信号から第1のdc信号を得るステ
    ップと、 前記第5の離散音響信号から第2のdc信号を得るステ
    ップと、 前記第1および第2のdc信号の差を求め、制御信号を
    生成するステップと、 前記第3のネットワークの出力を第1の可変乗算器に供
    給するステップと、 前記第4のネットワークの出力を第2の可変乗算器に供
    給するステップと、 前記制御信号の反転に応答して、前記第1の可変乗算器
    の利得を変化させ、前記第3のネットワーク出力を、3
    dBないし6dBの範囲で減衰させるステップと、 前記制御信号に応答して、前記第2の可変乗算器の利得
    を変化させ、前記第4のネットワーク出力を3dBない
    し6dBの範囲で減衰させるステップと、 前記第1のネットワークの出力と、前記3dB減衰させ
    た第3のネットワークの出力と、前記第1の可変乗算器
    の出力とを加算し、第1のチャネル信号を生成するステ
    ップと、 前記第2のネットワークの出力と、前記3dB減衰させ
    た第4のネットワークの出力と、前記第2の可変乗算器
    の出力とを加算し、第2のチャネル信号を生成するステ
    ップと、から成るプロセス。
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